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2017年12月10日 (日)

バルミューダファンってわけじゃないんだけど BALMUDA The Range

バルミューダ家電、絶賛発売中です。一番近いところの大ヒットと言えば、アレですね。アレ。えっと。ほらパンを焼くやつ。おお。オーブントースター。いやもうこの頃言葉が出てこなくてねえ。あれがあれするやつ、みたいな。もうそれだけでブログ書いてやりましょうかね。あれがあれだから、つまりなんだこうするとああいう問題があるけれど、まあそれはそれで。

 ダメですね。知ってます。

 我が家のバルミューダ家電と言えば、第一号のグリーンファン。扇風機です。これは、確かほらあの情報番組、アノマロカリスが海の中を泳いでいる、そう、それ。カンブリア宮殿。カンブリア宮殿で特集をやってたのを見て、起業家スピリッツに共感し、買おう、とね。思った訳なんですけど。まあものは悪くない。たぶんいい。いいんだけど。不満はあります。変な癖がありましてね。安全対策だと思いますが、一定時間で自動的に電源が切れます。10時間くらいかすら。でね。この自動停止になった後、電源が入らないんですよ。うちのは。なぜかコンセントを変えると復帰する。それも違う場所のコンセントです。

 これはもう再現率100%。いや実は一度修理に出したんですが、その当時は条件が絞れなくて、結局、交換品も同じ状態だったので諦めて使ってました。長年の検証で、これか、と。ですから、タイマーを設定して4時間で電源が切れるようにしておくか、ちゃんとねる前に電源を切ると問題がないです。面倒くせえです。

 その後は、無印良品にOEMで出している空気清浄機を使ったんですが、これもねえ。相性が良くなかった。

 メーカーのコンセプト自体は嫌いじゃない。シンプルなデザイン、過剰な機能を排して、必要な機能をブラッシュアップする。そういう意味で、トーストを焼くことに特化したスチームオーブントースターという発想はすごく良かった、と思います。買ってないけどね。だってあんまりパン食わないし。オーブントースター、置く場所ないし。デロンギのオーブンあるし。ねえ。そんな、これがあればちょっと良くなるよ、ってものをいちいち買ってたら、キッチン家電ばかり増えてしまって、料理がしづらくなるっての。ねえ。

 そういう意味で、ホットプレートも買ってないし、イワタニのやきまる君も買ってないんですけどね。あればいいんだろうけどねえ。置く場所がねえ。マンションはねえ。もう年寄りだしねえ。持ち物を整理しなきゃねえ。

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でもね。買い換えなきゃいけないものもあるんです。これ。オーブン電子レンジ。気がついたら10年選手。なんか調子悪い。900Wの出力があるはずなのに、どうも600W程度しか出力出てないんじゃないかな、とかね。ターンテーブルがちゃんと回ってるのかな、とかね。怪しいんですよ。買い換えかしらねえ。

 これって、かなりシンプルなオーブン電子レンジでね。てか機能がシンプルなのはまあいいんですけど、出力的に物足りなかったんです。が、当時これしか買えなかった。貧乏だったので。嘘です。問題は置き場所で。このオーブンが入ってる棚は、20年くらい前にキッチンに作り付けたオーダー品でね。当時持っていた家電製品のサイズを参考にして、棚の広さを決めたわけです。ところがです。その頃の電子レンジってそんなに大きくなかったのね。でだ。その小さいサイズで作っちゃったもんだから、今風の大きいオーブンレンジなんかとても入らないんですよ。最大横幅470mm。これが限度です。

 似たような問題は、実は他の場所にもありまして。冷蔵庫置き場です。ここもやっぱり昔の冷蔵庫に合わせたら、巨大化していく最近の冷蔵庫が入らない。次の買い換えもまずサイズ優先です。

 忠告します。今ある家電製品に合わせて、家をリフォームしちゃいけません。家電は長くて10年でダメになりますが、リフォームは少なくともその倍のスパンになりますぞ。ぴったりサイズより若干の余裕を見ておくことです。

 でだ。オーブンレンジね。買い換えようと思ったら、10年前にレンジを買ったときより更に選択肢がなくなってます。まずターンテーブルを止めたかったんですよ。ターンテーブルって、安い機種にありがちなんですが、当然内部の温めムラみたいなことがあるからターンテーブルなわけで。フラットな庫内の方が安定してるはず、と。お掃除も楽ですしね。それからドア。横開きと他手開きがあるんですが、スペース的に広く開く横開きは避けたい。それから出力。900W程度は欲しい。となるとねえ。ほとんどない。あることはあるけど、安い。安いのはいいんですけど、作りまで安っぽい。これがねえ。もうへたしたら人生最後の電子レンジ(←これAVセンターの時も言った)かもしれません。満足するものがほしい。が、存在しない。

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そこで、バルミューダです。このタイミングで、バルミューダの商品発表がありました。ソリッドなデザインで機能もシンプル。これがいいか。お値段は、43,500円(税抜き)。うんまあね。シンプル機能にしてはちょっとお高めだけど、高機能機種に比べりゃ安いと言えなくもない。うん、まあいいか。

 色は。白と黒と。ステンレスと。ほうほう、これはステンレスで行こうかな。え?値段が違う。54,500円。何が違うんだろう。えーっとえーっと。違わない。なにも違わない。違うのは塗装かステンレスか、だけだ。ステンレス高いのかあ。でもねえ。気に入ったものを買わないと、もう人生最後の(以下略。

 一応奥さまにも尋ねてみましたが、私の奥さまだけあって、値段よりも気に入るかどうかを基準にしよう、と。やはりね。ということで発注したのが1ヶ月前。当然、楽天ポイント残額を注ぎ込みましたので、40,000円程度で購入できましたが、別に得をしてるわけではありません。

 でだ。このバルミューダザレンジ。何がこれまでのオーブンレンジと違うのか。スチームオーブントースターのように、レンジの概念を吹き飛ばすような圧倒的な優位性があるはず。バルミューダだから。そう。秘密の機能があります。

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いいですか。ここが一番肝心なところです。バルミューダならでは。バルミューダにしかできない。それがこのキャッチフレーズ。「キッチンを楽しくするオーブンレンジ」、これです。どう楽しくなるか。うん。音が鳴ります。楽器の音。チーンとかいう無機質なアレではありません。なんと。ギターの音が。鳴るんです。ええ。レンジだけど。

 バカじゃねえの。バルミューダ、きみ間違ってるよ。まあ知ってて買ったけどさ。しかも一番高いやつを買ったけどさ。うん、まあギターの音が鳴るのは面白いけどさ。でもねえ。

 開発動機が、社長の「家の中に置きたいデザインのレンジがなかった」ってことなんだそうですが。まあそれは同意します。実際、うちはそれで選択したわけだけど、どれだけの層がつきあえるんだろう。一定の需要はあるのはわかるけど。ギターの音より、手動設定800Wの出力を1000Wにして欲しかったなあ、という実用上の願いはあります。まあだからって、それで電子レンジが売れるかってえと、そりゃ違うかもしれません。

 要するにですなあ。やはり熟成した製品なんですよ。オーブンレンジってのは。シャープのスチームオーブン、バルミューダのスチームオーブントースターのような、新しい分野ってのはそうそう出ない。苦渋の策として、使い心地の新しさを謳ったんでしょうが、さてねえ。どうなるか。

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ちなみに某商品テスト誌で今年高評価だったバルミューダの暖房機バルミューダ・ザ・ヒーター。発売中止になったみたいです。「台所家電に注力するため」などとありましたが、それ、ほんとうかなあ。

 ってことで使ってみるわけですが。が。

 一番の売りであるギターとドラムの音ですけどね。慣れりゃあ慣れるんだろうけど、警告音というか注意喚起音としては弱いですよ、やっぱり。温め完了に気づきにくい。温めの設定も、マニュアルの場合は毎回出力(100W500W600W800W)を選んで、ダイヤルタイマーくるくるまわして時間を設定、ってのはまだるっこしい。だいたい500W600Wの使い分けって、必要だとは思えないんですよね。解凍と温めの二択でいいんじゃねえの、と感じます。私の使い方なら、もう800W で使っていきますけどね。シンプル操作の「必要な機能を素早く」ってことになってないんじゃねえの、とね。

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全体の質感は悪くないですけど、ハンドルの中に仕込んだLEDライトが、なんだかサレオツな厨房の見えるレストラン的な演出をしていて、あざといです。LEDは余分ですな。演出としてやり過ぎた感があります。

 総評として言うと、今回バルミューダ、お洒落な電子レンジを作ろうとして、お洒落な電子レンジを作ったな、という感じです。機能美、ではないんだよなあ。100点満点でいうと70点くらいの満足度。でもなあ、それでもこれを選ぶしかないようなのが、今の電子レンジなんですよなあ。

2017年12月 3日 (日)

Pioneer AVレシーバー SC-LX901に未来を感じる

 混乱の極みからようやく立ち上がりました。

 前回、ケーブルつないで音場セッティングまでやった、という話でしたわね。当然、その後、ソースをつないで映像や音がちゃんと出るかってことを試したんですが。うまくいかなかったんですよ。ハードウェア的な接続はしたんですが、アンプのソフト内での入出力設定が、よくわからん。なんでわからんかってえと、これが今時の流行なんですかねえ。簡易マニュアルはあるものの、アドバンスドマニュアルってんですか、要するにちゃんとしたマニュアルはPDFのダウンロード版になってるんです。

20171203_174837_554 面倒くさかったので、適当に設定したら、はい、やっぱり上手く動きません。とりあえずTVは映ります。Videoも映ってますが、TVの入力設定が今までと違うためか、今までできていたTVVIERA)とBDレコーダー(DIGA)の連携がうまくいきません。更にAmazonFireTVがどの入力系統を選んでも映らない。加えて、出力系ではプロジェクターに映像信号が行ってない。映らない。もう夜の10時を回ってましたしね。もういいやあ、ってなったんです。

 とりあえずTVの音をLX901から出力してみると、これはいいんじゃないでしょうか。ぼかぁAVマニアじゃなくて、AV機器ファンに過ぎないので、音の善し悪しは判らんですし、ましてもともとのソースがTVの音声なんで、いいも悪いもないはずです。が。いいんです。繋がりがいい、というかまとまってるというか。

 もともとテレビのスピーカーは相当劣悪ですから、音がこもってよく聞こえない。体調がいいときはいいんですが、酒を飲んで耳が遠くなると、とたんに何を言ってるか判らない。音量の問題ではなくて、音の明晰さの問題です。ですから、酒を飲みながらTVを観るときは、いつもAudioシステムに出力させていたんです。このAVアンプVSA-AX10も相当にいいアンプ(のはず)ですから、質的に落ちるわけではないはず。が。しかし。LX901のほうが明らかに柔らかく、明らかに明瞭に聞こえる。優しい気持ちいい音が出ます。これって、つまりセッティングの問題じゃないか、と思います。

 VSA-AX10も音場セッティングの機能はありましたが、この15年で、その辺りのデジタルな処理の能力は飛躍的に向上しているはず。そこの違いじゃないかと、素人なりに推察します。知らんけど。まあ、とにかくいいんだから、いい。そういうことにしてください。

20171203_175837_000 問題は、まだTV以外が観られんことですわね。しょうがない。アドバンスドマニュアルをダウンロードして、作業は翌日に繰り越しです。

 さて翌日。もう一度セッティングの見直しです。やはりキモとなるのはHDMIケーブルの接続です。HDMI端子は1本で映像も音声も、機器コントロールの信号も送られてますから、どの端子にどの機材をつなぐかで、動作が変わるんです。例えばメインの出力端子にはARCって書いてありましてねAudioReturnChannelってんですって。これは1本でテレビ側に映像を送りつつ、テレビの音声をアンプ側に送ることもできるったら言う、だからそれがどういう意味があるんだっ、ってことから考えなきゃならない機能が付いてます。ちなみにこの機能はTV側にも付いてないと対応しないです。だから、なによ。ですがね。

 ともかく。アドバンスドマニュアルを見ながら、もう一度設定を確かめていきます。ああ、このケーブル、ひょっとしたら余分かも、ってのが2本ありました。この端子はここじゃないね、ってのも1カ所ありました。てへ。

 それからプロジェクター側への出力。実は昨日、プロジェクターに画が出るかどうかも試したんですが、全く出ず。疲れた脳で、原因はやっぱりケーブルかなあと諦めかけてたんですけどもね。この点は、LX901の出力設定で、メインとサブ両方に出力するって設定を選ばなきゃならないってことがわかりましたんで、まずそれを確かめます。

 これで一通り、できたはずです。はず。まあできてないかも。できてないを前提に、進めましょう。

 で。TVのスイッチをon、っと。あれ。AVレシーバー、電源入った? 入った。ほうほう、連動するのか。音声っと。あれ。音声の表示、これ見たことないぞ。ひょっとしてアンプ側のボリュームか? ボリュームだ。アンプ側の。連動するのか。ほうほう。ってことは、これまでテレビ点けてアンプから音を出そうとしたときに、テレビon、アンプon、アンプのセレクタをテレビに、ってしてた一連の動作が要らないんだ。おおっ。

 よし。BDレコーダー側に切り替えるか。これまで通り、TVDIGAとの連携メニューを呼び出しとDIGAが、おし、立ち上がった。うん。あ。アンプのセレクタが切り替わってる。音がちゃんとDIGAの音になってる。おお。

 よし。じゃあAmazonFireTVだ。えっと、どこから選べばいいんだろう。とりあえずAmazonFireTVのホームボタンを押して。と。おお。テレビに画が出た。となると、ほらやっぱりアンプのセレクターがSTRBOXに切り替わってる。

 ちょっと待てよ。じゃあもう一回テレビに戻して。あ、ちゃんと戻る。ってことは。ってことはですよ。基本、アンプのコントロールも含めて、テレビのリモコンだけあれば一通りの基本的な操作ができるってことじゃねえですか。AmazonFireTVのリモコンもいるけど。これすげくね?すげくね?マジやばくね?ハンパなくね?

 失礼いたしました。さて。でもまだ問題は残ってますからね。一番の問題。てか目的。AmazonFireTVのストリーミング放送をプロジェクターで見ることができるようにする。てか、シアターシステムで観られるようにする。これだ。昨日、画が出なかったしね。

 で。プロジェクターのスイッチオン。ランプが点くまで、しばし待ちます。昨日はここでなにも出なかったんだよなー。お、点いた。画が出てんじゃーん。出てんじゃーん。すげくね?これすげくね(以下略

20171125_164546_146 スクリーンを下ろして、照明を消して映像をチェックします。ちゃんとHD画質で落ちているのか。ちょうどAmazonPrimeVideoに「ジェイソン・ボーン」が出てたので、これでチェックしましょう。おお、いいね。うん、いいじゃん。いいねえ。うん。あれ。あれれ。ちょっと待て。これ、諧調が粗くなってるぞ。暗い部分が多い画面で、諧調が飛んでる。あれれ。マジか。それってヤバくね?(さっきの「ヤバくね」の反対の意味)

 ふむ。他の映像を観てみるか。こないだ見かけていたスターシップトゥルーパーズのCGアニメ版。これで、っと。ほう。ほうほう。うん。おや。こちらだと問題がないぞ。ふーん。暗い画面がダメみたいです。明るい画面では気になるものはない。サーバー側の転送速度の問題か、お家の中のWi-Fiの速度の問題か。あるいはケーブルの問題か。こんだけだと何とも言えません。

20171203_174753_941 一応、HDMIケーブルの信号が弱いせいではないか、ってのを検証するために、間にHDMIブースターを噛ませてみましたが、状況は変わらず。Wi-Fiの速度を計ってみましたら、一応は30Mbps 程度は出ている。アンプの出力設定は、特にいじれるところもないし、プロジェクターの方は特に変えてもいない。となると、次はケーブル自体の問題を疑うしかないか。ケーブル替えるのはおお仕事です。とりあえず後回し、です。

 ネットワークと言えば、SC-LX901にはネットワーク機能がありまして、お家のMusicサーバーにアクセスして音楽ファイルを流したり、Bluetooth機器の音楽ファイルを聞いたりとかもできるみたいですが、興味ねえです。音楽わかんねえです。インターネットラジオも聴けます。けども、普通にAMFMラジオも聴けます。聴かねえですけど。

20171203_174708_322 ちなみにSC-LX901のコントロール部の表示画面ですが、とってもあっさり。普段は入力ソースとボリュームしか表示されてません。サラウンドモードなどは画面を切り替えて表示します。基本、オートで聴いてくれよってことなんですかね。ちょっと見た目が寂しいです。まあでも、ささいな不満です。

 15年ぶりのAVセンターの買い換えでしたが、思った以上に使い勝手が向上してて、いい買い物をしたと思います。お安く買えたしね。ただ、今でさえ接続やら設定やらにこれだけ悩みますから、次の15年先に、こんなもんは買わないでしょうなあ。てか生きてるのかなあ、ってことですね。

しかし。問題は、プロジェクターですよなあ。絵こそ出るようになったものの、諧調が飛んじゃうんじゃ、集中できない。原因がわかればなあ。ここら辺が専門的な知識も技術もない半可通の悲しいところです。

2017年11月26日 (日)

AVアンプにラジオが付いたからってAVレシーバーと言うんだそうだが、そこまでラジオの存在感がない Pioneer SC-LX901の話②

そもそもなんで買い換えることにしたかってことなんです。

 言っときますが、ってえばることじゃねえですけど、音なんざわかりゃしねえんです。じゃあそもそもAVマニアでもファンでもねえじゃん、ってことなんですが。そうなんですよ。実は、私はAV機器ファンであってAudioファンでもVisualファンでもない。みたいな気がします。

 ああ。映画は観ます。おそらく日本人の平均よりはかなり多く。でも、映画ファンの平均よりはかなり少なく。映画館に行くのは月1位の割合ですかね。テレビは普通に。でも12時間も観てれば飽きます。音楽は昭和歌謡から一歩も進んでません。車のHDDに録音されてるCDの数は、ここ数年変わってません。音楽ファイルをiPhoneに入れて聞いたこともありません。ふむ。

20171126_175654_828 けどね。テレビという機材は好きなんです。その大型であるプロジェクターも好きなんです。そんなわけで、ウチには天吊りでプロジェクターも設置されてたりしてるんですが、じゃあこれで何を見るか、です。

 まあ概ね映画ですわね。以前は家で映画を観ると言えば、ブルーレイディスクを購入するか、TSUTAYAで借りてくるかくらいしか選択肢がありませんでしたが。最近はAmazonPrimeVideoなんて選択肢もあります。てか、これからの世の中、そっちのネットストリーミングが主流じゃねえですか。AmazonPrimeVideoをスクリーンで観たいよ、と。考えたわけです。

 ところがですね。プロジェクターにその信号をどうやって入力するかで、ぱたっと作業が停まってしまったわけです。

 AmazonPrimeVideoを観ることができるセットボックスAmazonFireTVってのは出力系統がHDMI1系統しか存在しません。テレビでも観たい、プロジェクターでも観たいってときに、1系統しかない出力をどうするかって問題があります。

 しょうがねえ。と思いました。じゃあAmazonFireTV2セット買ってやるよ、と。ところがAmazonFireTVHDMI端子しかないってことは、AmazonFireTVをプロジェクターに直刺ししたら、音声がとれないってことになります。プロジェクターにHDMI端子で入力された音声信号をAVアンプに戻す方法が思いつきません。うぐぐぐ。

 しかたがないので、これまではAmazonPrimeVideoHDMI接続されたテレビでだけ観ていたわけです。プロジェクターで観るのは、レンタルしてきたBDHDDレコーダーに録画されたTV番組に限定されます。でもね。これからのご時世、はっきり言っていつまでもレンタルBDじゃねえだろう、と。TSUTAYAもリアル店舗がいつまでもつかわかんないですよ。

 実際、レンタルが始まったばかりのBDは借りられていてなかなか借りられないことも多いですし、仮に在庫があったとしても、平日に返却しに行くのが大変で日曜日に観ることを諦める、なんてこともあります。AmazonFireTVをプロジェクターで観たい。

20171114_215105_p1020480 とすれば。こうです。AmazonFireTVHDMI信号をAVアンプにぶち込んで、AVアンプから音声も映像も出力されるようにすればいい。うん。なるほど。ところがこれまで使っていたVSA-AX10i-N15年くらい前の機種なんで、HDMI入力がない。ないんですよー。これが。ですから、いわゆるAVセンターとして機能させるのに無理が出てたんですね。Audioセンターとしてなら機能します。Videoセンターとしての機能がない。

 つまり買い換えではなく、AVセンターを新しく導入した、ということであります。うん、じゃあやむを得ないな。やむを得ない。

 しかし問題がひとつあります。以前、複数の録画機器を使っていたときのことなんですが、プロジェクターに入力するために、間にHDMIセレクターを咬ませたことがあるんです。Videoセンターですね。ところがこれがダメで。ってのは、プロジェクターの出力がモノクロになってしまってまともに映らない。うちの場合、プロジェクターへのHDMIケーブルは15mあります。信号減衰が大きいんでしょう。間に機器をかませたことで、トラブルが出たと考えられます。ここ。これがねえ。SC-LX901をかませて、果たして問題なく映るか、そこなんですよね。

 こういうものは相性問題がありますから、やってみないとわかんねえことが多々あり。やってみましょう。と。ダメなら。うんダメならね、間にHDMI信号のブースターを咬ませるとか、あるいはケーブル自体を変えるとか、そこらへんを試すしかないです。やあねえ。とはいえ以前HDMIケーブルを導入したときに比べ、長いHDMIケーブルの選択肢も増えました。当時5万円くらいしたのかな。今だと安いものだと5,000円を切っているものもあります。試せる値段ですね。別に試したいわけじゃねえです。

20171114_205705_455 で。注文から出荷まで1週間くらいってことでしたが、在庫があってWEBに掲載されている商品だけあって、翌日の夕方には発送されてました。おやおや。平日に来ることになるのね。うーん。まあいいか。セッティングに時間がかかるので、休日の方がいいかと思ったんですが、のんびりやることにします。

 で。その翌日には届きました。箱、でかいし、重い。18.2kgと書いてありますな。でも思ったよりは軽い。これまで使ってたVSA-AX10の重さ31kg。とんでもねえ。オーディオファンは重量が性能を決めると思っているところがあり、この重さもステイタス。でもね、異動とかセッティングとか死にそうになりますから、ほどほどに軽い方が実際はありがたいです。

 ラックから古いアンプを(腰が死にそうになりながら)引き出して、SC-LX901を収めます。ケーブル類を外すときに、どのケーブルがどこにつながっていたか、テープに書いて貼ると後が楽です。一手間が後の作業のやりやすさを決める。仕事の基本であります。さて。で? 何をどうつなげばいいんだい? 

 あ。忘れてた。大事な作業があった。引き出したラックの後ろは、普通のお家でも埃だらけでしょうが、猫のいる家は更に大変なことになっています。後ろに入るときは、ライトと掃除機とモップとぞうきんが必須です。掃除しながら接続していくって感じですな。

20171116_195238_p1020487 で。ようやく接続に入る。これがねえ。いや、決してこういう作業をしたことがないわけではないんですけど、昔のようにinput-outputを押さえておけばいい、というものではないんですよ。例えば、HDDレコーダーからの映像入力を入れる端子にしても、コンポーネント端子、HDMI端子、音声もアナログ、HDMI、光、同軸と4系統ありますしね。テレビからの音声入力なんかHDMIの出力端子が入力も兼ねるとか。えっとTVって書いてあるのはわかるしSATって書いてあるのはサテライトか。でSTRMBOXはストリーミングボックスの略か?AmazonFireTVはここにつなぐのかい? じゃあCBLはなんなんだよ。ひょっとしてケーブルか?わけわかんねえ。

 出力にしてもスピーカーケーブルだって10系統あるわけだ。えっと。えっと。

 しかもですね。これらは物理的に接続してるだけですから、まだわかりやすい。この後、ソフト側の設定で、どの端子をどう表示するか、有効にするかみたいな設定もやるんですよ。自分がつないだ端子がどれだったか怪しいもんです。ここからは一つずつ、マニュアル片手に潰していくような感覚です。

 ともかく。つないだ。つないだぞお。電源ケーブル。電源をつなごう。言うまでもなく、電源ケーブルは最後につなぎます。ショートさせたくないですからね。感電もしたくない。で。テレビの前に回って、電源オン。と。

 と。テレビ側の入力設定で、アンプからのHDMI入力を選びます。あ。なんか始めるかって言ってる。最初にアンプの電源を入れると、初期設定画面から始まります。この辺りはもうコンピューターですよな。Audioというよりは。で。このアンプ、というかVSA-AX10からの機能で、音場の自動設定ということをやってくれるんです。ってのはですね、アンプが設置されるお家の環境ってそれぞれ違うじゃないですか。大きな部屋から小さな部屋まで。よく反響する部屋から少ない部屋、左右のスピーカーから同じ大きさの音を出したら、バランスが悪いこともあるわけです。そこで、このアンプはマイクを設置して、自分で音を出し、自分で音を聞いて、各スピーカーの設定をどうするかを自分で設定してくれるんです。耳のいい人ならそんな機能がなくても自分で調整できてしまうでしょうが、おじちゃん音痴ですからね。機械の方が100倍性能がいいはずです。

20171115_213448_p1020485 で。設定を開始。10分もかかんないくらいですかね。アンプがそれぞれのスピーカーから音を出して設定を進めていきます。注意事項としては、マイクがその音を拾って測定してますからエアコンなんかを切っておくことです。これ、一度やってる途中で気がついて、やり直しました。

 音場セッティングはこれで終わりですが、こっから先は自分で機材の選択なんかをして、ちゃんと動くかどうかを確かめていきます。ここまで。箱を開けて2時間。今日はもういいか、って感じになりました。続きます。

 

2017年11月18日 (土)

Pioneer AVレシーバーSC-LX901を人生最後のAVアンプと言い訳をしつつ、いくらなら出すって話

20171114_215143_p1020481 購入しました。希望小売価格442,800円(税込み)。敢えて値段を先に出す。これをいくらで買ったか。219,800円(税込み)。半額です。これ、買ってもいいよね。って同意してくれる人は少ないかもしれないけど、たぶんいるはず。もう、だってさ。人生最後の高級AVアンプと思ってさ。うん。前のアンプVSA-AX1015年以上は使ったんだから、そろそろ更新したってさ。ねえ。つうか換えたいと思った理由はもっとあるんですが、今回の話はお金の話で。

 ロードバイクに乗る人なら、20万のホイールは、まあまあお手頃という価格ですよ。カメラをやる人でもこのくらいなら、って価格ですよ。うん、そもそも趣味だからね。いくらとかの話じゃなくてさ。欲しいと思えるかどうかでしょ。うん。たぶん。

 なんでこんなに安いのかってえと、ヤフオクではないです。SC-LX901、実は発売が去年の夏で、既に1年が経っております。そろそろ後継機種が出てもおかしくありません。下位機種のSC-LX501は後継の502が出ましたからね。そんなこんなもあって、市場価格は概ね26万円前後まで落ちています。でもねえ。26万円は高いよなあ。

20171114_215350_p1020483 このAVアンプ、かなりのラインアップで、一番高いLX90141万円(税抜き)、LX80135万円、そこより更にお手頃のLX701だと23.3万円。LX50118.5万円。予算に合わせて選べるわけですね。ああ、これらは希望小売価格ベースですから、実売はずっと安いですよ。でね。LX80122万円くらいの市場最安価格で出てるんです。LX901801の違いは、アンプのチャンネル数、LX90111chなのに対し、LX8019ch。後はよくわかりません。多少のチューンナップはしてるようですが、スペック上は大きく変わらない。

 今のアンプでは5.1chを作っていますが、7chにしても、11chにしてもスピーカーを増設しなければならいですな。やりたい気持ちはありますが、天井に埋め込む工事をする予算もないですし、スタンド型のスピーカーの設置もすぐにはできない。どうせ5chでやるなら801で十分かなあ、と考えてました。

 もっと安い701501には、心動かなかったんです。今まで使っていたVSAAX10も発売当時の定価が458000円のハイエンドアンプです。もうずっとこれなので、これを基準に耳ができているでしょう。実際に判るかどうかは別にして、なんか劣っているような気がしたらイヤ、と思うじゃないですか。ねえ。特にですよ。今は仕事もしていて収入もそれなりにありますから、そこそこのものは買えます。が、次にアンプを買い換えるかもしれない15年後は、もはや定年後の老後です。言わばこれが人生最後の高級アンプかもしれないわけじゃないですか。最後と思って買い換えたアンプに不満がある、としたら、超イヤ。でしょ。

 って、似たようなことはあれやこれやの買い換えの時に思いますな。要するに心配性なんスよ。ま、ともかく。

 そういう心配性の私ですが、使いもしない11chのアンプより5万くらい安い7chのアンプで十分じゃん、という良識は持ってます。更に言えば、どうせ音の違いは私なんかにゃ判らんよ、と言う程度に自分のことも知ってます。よし。SC-LX801、これで行こう。決定。さて、どこで買いましょうかね。

 白物家電はネットと家電屋、家電屋さんはヤマダかビッグカメラか、その辺りで買うことが多いですね。設置を必要とする大型家電は問題が起きたときに責任の所在を明らかにしやすい家電屋さんで。設置を自分で行うものは、最安を探して買います。ビデオカメラにしてもAVアンプアンプにしても、どこで買っても結局サービスはメーカーがやりますからね。家電屋さんに持ち込む必要もないですし。

20171101_165803_084 自転車は自転車屋さんで。これは揺るがない。揺るぎません。サービスをお願いするところにお金を落とす。ここをちゃんとしないと、商売が成り立たず、お店の商売が成り立たないというのは結局、自分のところに還ってきます。

 今でも時々、自転車屋さんに他所で買った自転車を修理に持ち込んだら断られた、ふざけんな俺は客だぞ的なクレームがネットに流れます。でも大抵そういうのはネットや激安店で買った、つまり商品の状態もわかんないようなものを自転車屋にもちこんだ人です。この、金さえ払えば客なんだから何でも言うことを聞けよ的なクレーム、もういい加減に消えて欲しい、と思いますな。客も店も立場が違うだけで、同じ人として上でも下でもない。頼む権利もあれば断る権利もある。

 激安で買った自転車は、激安パーツを激安コストで組み上げます。それを数百円だか数千円で修理しろってこと、完全に安心して使える自転車として保証し提供しろ、ということがどれだけ無茶か考えるべきです。

 それはともかく。製品の信頼性をメーカーが保証してくれる家電製品の場合は、どこで買っても同じです。ただし地域の電気店を守りたいからそこで買う、それはありです。それは大いにアリです。もうこうなってくると信念の問題ですけどね。それはともかく。でしたね。うん、えっと。SC-LX801をどこで買おうかとネットで検索しておりましたら、まあだいたい同じような値段です。218,000円前後。最安値はほぼ変わんないです。ところがカカクコムの書き込みに、NTT-Xというストアで、箱が一部壊れた商品が178,000くらいで買った、という記載があったんですね。調べると確かにNTT-Xはそういう箱が壊れた商品を台数限定で時々販売しているようです。おお。これだ。

 ところが箱壊れ品というのは、当然のことながら、いつでもあるというわけではないです。てか、サイトを見に行ってもかけらもない。ああ、こりゃ無理だ。そう思って諦めました。諦めつつも、時々はチェックしてたんですね。そうしたところ、LX801はなかったんですが、LX501LX701LX901が箱壊れ品の在庫に出てたんですよ。ああ残念。801はないのかあ。901ねえ。残念。オーバースペックだしねえ。いくらなんでしょう。229,800円かあ。なるほどねえ。801があったらもっと安かっただろうにねえ。残念。しょうがない、他の店で801買うかあ。

 って、ちょっと待てよ。他の店でLX801を最安で買っても219,000円。箱壊れ品のLX901を買っても229,800円。うん?で、更にサイトを見ます。そうすると、会員登録すると今だけ使えるクーポンが1万円。うん?ってことは219,800円。え?えーっと、箱が壊れてるけどLX901LX801と同じ値段で買えるの。え、っと。

 しばらく訳がわからなくなって悩みましたが、どう考えてもLX901を買う方がお得です。ということで、SC-LX901、お買い上げであります。たぶんもう少ししたら後継機が出るでしょうが、現時点でのハイエンドAVアンプがこのお値段で買えるなら、相当に満足感が高い。うむ。よし買おう。

 と思ってクレジットカード情報を入力しておりましたら、ポイントを集約してるカードが通らなくて、いらっとしたのはいい思い出です。ありがとうございました。

20171114_215207_p1020482 あ。ちなみに激安品の理由、「箱壊れ」なんですが。これね、心配でしょ。まあものにも寄るんでしょうが、ひでえ、って壊れ方をしてるものはまずない、と考えていいみたいです。ウチに来た箱壊れ品、どこが壊れてるんだろうってしばらく眺め回して、ここの凹みのことかなあ、でもこんなんなあ、って程度でした。たぶんここ。他に思い当たるところがないです。

 ということで、箱壊れ品、もし欲しいものが出ていれば、買いだ、と言っておきましょう。保証はしません。

2017年11月12日 (日)

革新的というiPhoneXは期待してなかったが、実は地味にいい

ということで。まだ世間的にはiPhoneXは旬のネタと言ってもいいでしょう。とはいえ、それはこの原稿を書いている時点のことであって、読む人が西暦2019年頃に読まれている場合は旬でもなんでもなく、えっとつまりなんというか書く人と読む人の同時性がうんちゃらかんちゃら。

20171103_134530_559 はい。でだ。へっへっへ。113日のiPhoneXに手に入れた、通称勝ち組です。実のところ、勝つも負けるもねえんですけどね。今回は待ちかねていた感があったので、一刻も早く手に入れたかった。ってのは。実は今まで使ってたのがiPhone6なんですよ。3年前の機種です。もうみなさんおわかりでしょうが、なんか最近のスマホはバッテリーという名の交換タイマーが組み込まれておりまして、2年もフルに使うとバッテリーの劣化が激しい。加えてOSの肥大化だかなんだかわかんねえですけど、動作ももっさりしてくる。3年もよく使ったなあ、ってことです。

 これ、せめてバッテリーを自分で交換できるようにしてくんねえかなあ、などと思いつつ、はいはい知ってますよ。小型化防水化を進める上でユーザーが蓋を開けるような仕組みなんか作りたくねえんですよね。いやいや実際は2年で交換させるための言い訳だろう、などと妄言を吐きつつ、とにかくそろそろ新型が欲しかった。です。

 iPhone8という選択肢もありましたが、せっかく3年も待ったのに、iPhone6とそんなに変わんない外見と機能じゃ、大金をはたく意欲がわかない。でしょ。もうそう考える人が圧倒的に多かったようで、iPhone8はそれほど売れず、一方Xに人気が集まり争奪戦となった、と。ふむ。でね。iPhone8がそれでも買う人がいるのは、逆にXの新しい機能、操作性が評価されてないものだから、不安、というか安定性をとったということだと思ってます。それはそれで、スマートフォンに面白がりやこだわりがないのなら、ありです。

 じゃあ。Xの操作性や面白さって点で、おじちゃんが使ってみてどうなんだ、ってことですね。基本、お年寄りは新しい機能に弱い。なにしろ新しいことを覚える記憶力が弱く説明書を読む視力も衰え、面倒くさがりになっておる。わしものう、衰えを感じることがよくあるのですじゃ。そういう前提で使ってみてどうかって話です。

20171103_141011_171 iPhoneXの新しい機能、前面がフル画面になって、指紋認証がなくなり、フェイスIDという顔認証になりましたね。これね、そうとう便利です。私の場合、実は今まで指紋認証は使ったことがほとんどない。ほとんどタッチIDというパスワード入力です。ってのは、指紋ってけっこう認識するまで待つ感覚があり、これがイヤだったってことと、指紋を当てるときの指、手首、持ち方がなんとなく億劫になるような不自然さを感じてたんです。ちょっと指を反らす感じ、これが嫌いで。ならちゃっちゃと入力した方が気楽じゃん。とね。

 ところがフェイスID、これって認証を通すためのステップを踏んでるという感覚がない。iPhoneを使おうかなって持ち上げて、画面を見た瞬間にロックが外れてます。まだ画面自体はロック画面と同じなんですが、実際は鍵が外れて、画面を指で下からしゅっと刷り上げると、はいもう操作画面。

 実はその前にも1ステップ、自動的にクリアしてる段階がありましてね。今までだったらタッチIDで数字を入力するために、スリープ状態のiPhoneを起動するために電源ボタンをクリックする必要がありました。ところがiPhoneXでは、持ち上げて少し傾けるだけで画面が起動するんです。つまり、置いてあるiPhoneを持ち上げて画面を見た瞬間に、ロックが外れているということは、ロックされていることを意識する必要がない、ということです。これね、圧倒的に楽、というわけではないんですけど、地味に快適なんです。

 で。画面がオープンする。画面はこれまでの液晶と違い、有機ELディスプレイですな。この生産が遅れたせいでiPhoneXの製造・発売が遅れたとの噂がありますが、よくわかんねえです。一説にはフェイスID用のカメラシステムのせいともいい。ユーザーにはどっちゃでもええですけど。とにかく有機ELディスプレイ。これはね。これも地味にいい。最近の液晶は質が高いので、単純に有機ELのほうが画質が良い、とは言えません。ただ鮮やかさという点では確かに優れてると感じます。が、だからって液晶のiPhone6が劣っている、とまでは感じない。その程度に優れてます。微妙だな。

20171112_211705_362 うん、でもね。Phone6と比べて画面サイズが大きくなってます。今回8じゃなくてXを購入することにしたのは、この画面サイズの問題が大きいです。目が弱くなっているおじちゃんは、実はiPhone6の通常サイズの文字が読めなくなっており、読めなくはないけどかなり気合いがいるので面倒くさい。そこでiOSの補助機能を使って、「文字を太くする」という設定にしてました。フォントの美しさは失われますが、背に腹は替えられない。

 でもね。これでさえ厳しいと思うことが多々アリ。ええ、若いお方にはおわかりにならないでしょうよ、ええ、ええ。どうせ年寄りですよ。ふん。

 ところがです。iPhoneXにしてから、明らかに視認性が向上しました。すげえ楽。今までTwitterとか見るの、iPhoneだと面倒くさくてiPadを開いていたのが、ふと気がつくとiPhoneで読むことが増えてます。WEBサイトも、そりゃiPadの方が見やすいですが、見られなくもない。これはかなりのアドバンテージ。

 新しい機能として顔認証を使ったアプリ、アニ文字なんてものも話題ですが、ありゃオモチャです。すぐ飽きる。AR技術なんてえのも聞きますが、今のところ敢えて使いたいほどではない。

 ホームボタンがなくなったことによる操作性の変更は、思ったほど抵抗がないです。ものの1日もしないうちに、自然に操作ができるようになります。あ、もちろんその前に、どうすればどうなる、という基本の動きを知識として知っておく必要がありますが、全然多くないので、おじちゃんでもすぐに覚えられます。

 iPhone6からの移行で便利になったのは、防水機能とApplePayですかね。まあこれはiPhone7からでしたっけ。目新しくはないですけど、地味に嬉しい。ApplePayに手持ちのカードを登録したら、QuickPayが使えるようになりました。モバイルSuicaも導入したので、都会なら現金を持たずに買い物ができます。自転車乗りとしては心強いですな。

 ただですね。自転車乗りというか粗忽者としては、背面もガラス仕様のiPhoneをとてもむき出しで使う気にはなりません。以前のiPhoneはそこそこごっつい完全防水ケースに入れており、これは相当ハードな落とし方をしても安心でしたが、今回はiPhoneX自体がもう防水ということもあり、そこまでのハードなケースは使いたくありません。お高いですしね。

20171105_085801_p1020475 今回のケースはiPhoneをすっきりと見せる透明TPUのケースです。が。実際落としたらどうかしらね。というチェックをする気にはなりません。Jenuosというメーカー。これを選んだのは、ストラップホールが付いているから。これね。意外と少ないんですよ。もう皆さんはストラップなんか使わないんでしょうねえ。でも指先もおぼつかないおじちゃんとしては、ちょっと手先にストラップ巻き付けて、いざというときに備えたいので、ストラップは必須です。お値段1,388円。

 この値付けも絶妙です。こういう機能を売り物に下製品って、安すぎると機能に疑いを持っちゃうんですよね。高いと売れないし。700円くらいのTPU製のは買う気がしません。が、性能がそれほど違うとも思ってないんですよね。わかってるのに、少し高い製品を買ってしまう。微妙な消費者心理です。サイズ感は微妙に大きい感じ。ちょっとがたつきを感じます。でも、ストラップホールのある透明ケースが他に見つけられず、当面はこれでいきます。

20171105_085730_p1020474 前面の保護ガラスはNimasoというメーカーのガラスフィルム、2枚で999円。安いじゃん。機能は大丈夫なのかよ、という突っ込みはさておいて、まあそんなに変わらないでしょうと、さっきちょっと高いのを選んだ反動で安いのを選択。でもこれ、悪くないですよ。貼り付けをするためのガイドも付属してまして、この縁みたいなケースをiPhoneXにはめると、くりぬき部分がぴったりガラスを貼り付ける場所になってまして、位置決めがすごく楽です。

 ってことで。結論としていえば、本当に革新的って言えるような新しさは意外と少ない。てか、そもそもスマートフォンにそんな全く新しい機能が要るのかってことでもあります。よくなれたSNSツール、カメラ、ウェブブラウザ、電話。これらを快適に使えるようにする改善。この積み重ねじゃないですかね。今回のiPhoneX、そいういう意味で、おじちゃんにもより使いやすくなったiPhoneとして、おじちゃんにこそお勧めであります。

2017年11月 6日 (月)

GARMIN GPSサイコン Edge1030 は待ってた甲斐があった

20171020_185027_360 さて。

 Garmin Edge1030という自転車用のGPSサイコンを購入しましたのでね。レポしますよ、と。言っとくが役に立たねえぞ、と。

 さて。えーっとねえ。このサイコンの前はEdge810Jというモデルを使っておりましてね。ここんとこトラブル続きで、もうそろそろ買い換えたいよぅ、と半年以上前から思ってましてね。でもEdge810の後継機820が出て、もう1年以上経ちますよね。上位機種の1000に至っては2年。となると。そろそろ1000の後継機が出るんじゃねえの。と予測しまして、ひたすら耐えていました。

 いずれにしても次に買うなら800シリーズでなくて1000シリーズと決めてたんですが。何故に。と言うと、まあようするに老眼ですわ。んー。正確に言うと老眼だけでなく目が悪いんですけど、とにかく細かいものがよく見えん。普段、生活する場面では眼鏡なくても困らないんですけど、細かな文字のようなものは厳しい。これって、今後も改善する見込みないですもんな。よくネットではEdge820なんていらないよ、500で十分じゃん、というご意見がございますが、はいあの小さな画面が見えるとは、爺には思えませんのじゃよ。

20171101_145518_732 ということで1030Edge1030。画面が大きい。まずね、もう結論言っておきますので、その結論から先は読む必要ないです。そこからは話が大きくぐだぐだになる予定です。

 結論。すっげえ見やすい。明るくても暗くても。とにかく。見やすい。まず画面サイズが大きいですわね。ディスプレイサイズ3.5インチ。1000に比べても0.5インチ拡大しています。このサイズは対角ですから、面積はその差の自乗に比例して大きくなっております。つまり長さが2倍になると面積は4倍。と。

 ってことで、すげえ文字が大きくなります(810J比)が、それだけではないです。画面が見やすいんですよ。まず810Jはバックライトの明るさ設定がありまして、例えば昼間の明るいときはバックライトを切って液晶画面を読みます。夜になるとバックライトを点けて読み取る。ただね、山の中、林道を走っているようなときは木漏れ日がちらちらしてとても見えづらくなります。それを防止するには、バックライトを最大光量にしておくとよろしい。日陰に入ってもこれなら見える。

 問題は。この設定にしていると、あっという間にバッテリーが消耗するんです。まあ古い機種でバッテリーも劣化しているのかもしれませんが、ものの4時間ほどでバッテリーが切れる。山の中を朝から夜まで走っているようなときは、後半バッテリーが切れてしまうので、モバイルバッテリーを外付けにして、充電しつつ使用する、なんて工夫が求められます。

 ところがです。1030をいろいろいじっているのですが、バックライトの設定が見つからねーんです。見つけてないだけかもしれません。でもとにかく見つからない。しょうがないので、そのまま使うことにします。が。不思議なことに暗いところではちゃんとライトが点いてるのに、明るいところでは点いてないように見えるんですよね。オートライトなのかしら。と思って。ちゃんとマニュアル見ようよ、ってことなんですがね。

20171106_213224_000 これがね。マニュアルねーです。ねーんですよ。あのね、810Jの時は分厚すぎるマニュアルが入ってまして、それはそれで見やすいものではなかったんですが、今回もアレかあ、と思ってましたら、それが入ってない。ごく薄っぺらいスターターマニュアルが入っているだけで、これは起動の仕方とかが書いてあるだけで、詳しい機能や設定が書いてないんです。じゃあどうすんだよこれ、って思うでしょ。

 そこで時代はインターネッツですよ。インターネッツからダウンロードして下さいってなことを言うております。おお。なるほど。納得した。確かに分厚すぎるマニュアルを入れてもらっても、なくしたりしてしまうとかなり哀しいですからな(810Jのマニュアルなくした)。ダウンロードダウンロード。ほい。ん?どこだこのサイト。これさ、本国サイトじゃねえ?言語なんだ?ん、とりあえず英語か。日本語ねえか日本語。

 ない!やっぱり日本のガーミンサイトか。うん、サポートから製品を選んで、マニュアルをクリック、と。ねえ!はあ? 本国サイトにも日本サイトにもないって。じゃあどこあるんだよ、と。しょうがねえ。ガーミンジャパンに電話して聞いてやろう。で、電話しました。

 ってえと。ああ、やっとわかりました。これね、PC用サイトでないと見られないゾーンです。PC用サイトで、製品を開いて、タブの右側にある「関連サイト」の中、マニュアルダウンロードをすると、落とせます。iPadで読もうとしていたのでiPadで見ていたんですが、iPadではその選択肢すら出てこねえんです。ともかく、これでようやくマニュアルを見られるようになりました。

20171106_193148_000 これによると、基本は自動設定になってるようです。もちろん手動に変えることもできるようですが、暗くなると自動で明るくなるのは確かに便利です。それにライトを消し忘れて電池を消耗するってのを避けられるって言う意味でも、自動にしておいて問題ないかな、と思います。バッテリーは公称20時間もつことになってますが、これってバックライト自動の設定なのかな、それとも全消灯、全点灯、うむ。まあ全点灯ってこたあないですわね。バッテリーの消耗はバックライトの他、GPS信号の受信の頻度でも変わりますんで、単純に20時間はOKって言えないですね。

 こないだの初ライドでは8時間くらい走って、60%くらい残ってましたから、自動に設定してる場合で20時間はもつのかもしれません。しれません、ですからね。実際に20時間は走ってないです。まあでも拡張バッテリーパックもありますから、ブルベなんかやられる方はこちらをお持ちになると、かなり安心ですかね。200kmまでは本体のみで問題なく、300600kmをやられる方は、拡張バッテリーパック一つでなんとか、という感じですか。絶対やんねえですけど。

20171101_105026_879 ブルベ、やんねえですよ。年寄りの身体は壊れやすく回復しづらい。200kmくらいまでなら休み休み行けばできるでしょうけど、その後のダメージが半端ねえですから。今のところ150km程度が(疲れるけど)楽しいって限界点です。

 それはともかく。今まで(810J)だったら、少しロングを走るって時は、念のためのモバイルバッテリー必須だったのが、これなら朝出て夜還ってくるってライドなら大丈夫かなって思えます。満充電にしてれば、ですよ。

 マニュアル見ないでいろいろ試している段階なので、失敗も多くて、うまくいってないのが操作ミスなのか、機種の問題なのか切り分けられてませんが、ほとんどは操作ミスです。たぶん。外部から読み込んだコースライドを途中でキャンセルをしようとして、走行データを消してしまったのも操作ミスです、たぶん。まあ過去のデータ自体は残っているんでしょうけど、まだ確かめることすらできてません。

 ただね。ひとつ言えることは、Edge1030に限ったことではないんですが、デジタルガジェットの発売当初は、ソフトが安定しません。よくあることです。Edge1030も何度かハングアップしてます。起動直後に操作を受け付けなくなったことが何度か、走行中に、画面がおかしくなったことが1度あります。走行中、というかコースを設定してのライド中に、画面に配置してるデータ表示を変えようとしても、画面に選択肢が現れない、メニューの表示が現れない、となったことがあります。

 こういう場合はリセットするしかないのですが、リセットは電源ボタン長押し10秒。らしいです。この操作を初めてしたときは、まだマニュアルを見てなかったので、たぶん電源の長押しでなんとかなるだろうと見当を付けての操作ですが、10秒って長いですよね。なんかもうリセットもできないんじゃないかってくらい、長いです。不安になるのには十分な長さでした。リセットくらいハードウェア的なボタンがあるといいのにな、と思いますが、その辺りは好みでしょうか。

 あとはですねえ。今の段階で気付いたことは、Edge1030を自転車に着けるアウトフロントマウントですが。これ、本体が大きい分、アーム部も長くなります。シンプルな自転車に着けると、なんだか大仰な気がします。クロモリバイクなんかに着ける場合は、もう一つ付属のハンドルステムマウントを使った方がいいかもしれません。ただその場合、若干見づらくなり、拡張バッテリーも付けられないというデメリットはあります。

 今ある2台のバイクにそれぞれセンサーとアウトフロントマウントを着けるために追加購入しましたら、追加で2万円ほどかかってしまいました。マメな方ならセンサーもマウントも着け外して使うかもしれません。ただ、特にセンサーはゴムバンドで止める仕組みになってますので、着け外すウチにバンドの劣化が進むことは必定。走行中にセンサーを無くすリスクを減らそうと思ったら、それぞれに着けちゃってもいいかなあ、とか思います。

 アウトフロントマウントは、まだ1030の拡張バッテリーに対応する社外品がないので、社外貧Edge1000用の安いものを買うという手もあります。ふむ。

 とりあえずEdge1030を購入してからまだ1度しか使えてないので、何ヶ月か使ってみて、またぐだぐだと書きたいと思いますが、今日のところはこんなもので。

2017年10月29日 (日)

ご飯つくろうか 義春刃物 ミートソフター イエロー

20160123_185606_20160123_185606_2 えーっとね。ごはん作りましょう。作りますよね。作らない人もいるか。ぼかぁ子供の頃から食い意地が張ってましたんで、けっこうご飯を作るのが好きで。と言っても、所詮男の料理というか、作りたいから作るという趣味の延長みたいなもんでね。概ね、こういう飯を作る男というのはタチが悪い。

 まず材料に凝る。凝るもんだから冷蔵庫に何が残ってるかなんか気にしないで、レシピブックに載っている材料を買ったりするもんだから、ネギが残ってるのにネギ買ってきたりする。で、余らせる。なす買ってきたのはいいけど、1本しか使わないから4本余らせる。あるあるです。

 さらに。美味いものを作ろうという力みがありますから、いい材料を買おうとする。牛丼作るのに前沢牛を買ってきたりとか。いったい一食いくらかかるんだい、ってね。

 一番タチが悪いのが、作り終えた後に、キッチンの流しが汚れてる。使った調理器具が散乱してる。こんだけやって、奥さまに、どやうまいやろ、って言っても、そりゃダメだ。奥さまの不機嫌の理由は、そこにあるんだけどな、ってことになってしまうわけです。

 まあね。そういうことを知ってる人たちは、実はもっとタチが悪くて、こういうことをクリアした上で、さりげなく褒めてもらいたいという、面倒くさい性格でこれはこれで問題があります。テレビで食通とか料理上手で出てくる芸人さんとか、そういう方が多いんではないかと思いますが。まあ、私なんかもその端くれであります。知ってます。はい。

 一番いいのは、こういうことを知識ではなく育ちの中で学んできて、さらっと当たり前にやっちゃう方ですな。まあ、憧れますけど、今更無理なので、次善の策として、買い物に行く前に冷蔵庫の中を確認し、無駄が出ない食材をスーパーで安く買い、後片付けをしっかりし、残った食材も使い切るようにする、と。心がけてはおります。

20170819_183933_p1020200_2 でね。安いお肉を買うことが多い。なんちゃら牛と名前が付くもので、一番買うことが多いのはアンザス牛とかオージービーフとかですよ。いや、これはこれで悪くないんです。つか米沢牛とかの高級A5ランク肉は、食ったことがあります。食うんですけどね。食えねえです。脂が多くて、もたれる。脂、いらんのです。赤身がいい。安いオージービーフでいい。アンザス牛もいい。米国産は成長ホルモンがどうちゃらという問題もあるんですけど、オージービーフは肉の牧草臭がちょっと強くなくねえですか。まあでも、とか悩みながら、スーパーで安い肉を買います。

 っでだ。問題は、この安い赤身のお肉、時々妙に硬かったりします。特に筋なんか入ってるとね。高級肉と違うんで、そういう切り方は雑です。まあ、若い頃はそ れでもかみ切れたんですけど、徐々にねえ。歯も悪くなりましてねえ。かみ切るのが辛いってことも出てくるんですよ。

 で、そういうときのために、肉は調理する前に筋切りをします。筋のある場所に包丁を入れて、筋を切っておくんですね。ところがね。これがけっこう面倒で。ビーフだけでなく、ポークなんかでも、こう肉質を柔らかくするために、事前に串のようなもので何回も刺しておく、とかやるわけです。ちなみに筋切りしておくと、肉を焼くときに反り返ったりしにくくなります。ふむ。

 でも、めんどくさいんですよ。包丁で何度も突き刺すのも面倒だし、串だと筋は切れないし。そこで、一気に筋を切る道具、ミートソフターとかミートテンダライザーとかいう製品があります。ようするに剣山みたいなもので、一気に串刺しにしちゃえ的な道具。

20170819_183957_p1020201_2 今回購入したのは、義春刃物 ミートソフター イエロー、Amazon1200円。これね。なかなか店舗では売ってないです。スーパーでも百貨店でも、ショッピングモールにある調理器具関係のショップでも。なかなか見ない。ネットで検索かけて買うのが一番楽です。そんなにメジャーな調理器具じゃないってことですね。

 ミートソフターに限らないんですけど、専用の調理器具って、あったら確かに便利なんだけど、調理器具に埋もれてしまって整理が付かない、とか、その調理器具を使った料理をしなくなって、調理器具が眠ったままになるとか、あるあるです。まあだからなんだ、言うときますけど、ミートソフターを買った方がいいかどうかは、よく考えましょう。

20170819_184041_p1020204_2 でね。このミートソフター。剣山みたいなものと何が違うかってと。まず刃です。串のような形でなく、彫刻刀のような刃の形になってます。つまり串を突き刺すのではなく、彫刻刀をいっぺんに何本も突き刺して、切っていく、という感じ。まさに筋切りってことですか。やり過ぎると、肉がちぎれていくような感覚がありますので、やり過ぎないようにしましょう。

 細かくやると柔らかくはなるんですが、内部から肉汁が出てしまいやすくなります。つまり旨みが抜ける、と。肉汁ってなんなんですかね。ハンバーグなんかから出る肉汁ってのは、肉の脂がとけたもの、それと肉の細胞自体が溜めている水分。そんなところですか。旨みたっぷりの肉汁、なんて喜んでると、実はそのほとんどが脂だったりすることもあるので、肉汁には要注意ですよ。小籠包的なものを作るときに、ラードを刻んだものを混ぜたりしてですね。

 ま、ともかく。ミートソフター。一番簡単なつくりにすると、土台に刃を埋め込むだけというものですが、これだと収納にも困る危険なむき出しの刃物になってしまいます。そこで、この製品は両端にガイドを付けて、そこで刃を出し入れする構造になってます。うまく説明できんのですが。刃を保護する部分、ここを肉に押しつけると中から刃が飛び出す、と。ちょいと横に置いたときも刃がむき出しにならない安全構造。なるほど。

 ただ構造が複雑になると、使い終わった後の片付けが面倒です。刃やパーツに付いた肉汁、というか血や脂ですね。そういったものをきれいに、簡単に清掃できないと、あっという間に細菌が繁殖するのは目に見えてます。実際、単なる剣山を肉に突き刺すと、どうやったって剣山の中を掃除しきれないことは明らかですな。そこで、この製品は分解することができます。分解した後は、食洗機でも洗えますし、たわしのようなもので洗うこともできます。これなら、清潔を維持するのは簡単ですな。

20170819_190321_p1020206_2 で。肉を切る。というか筋切りをする。肉に押し当て、ざくざくと。切れ味がいいので、ざくざくという感覚はあまりないです。それよりは押しつけるときの抵抗、肉の抵抗ではなくて、ガイド部分を支えるバネの圧ですな。それを感じます。しかしよく切れてます。が。ちょっと気になるのは、かなりしっかり押しつけなければいけないので、肉を押しつぶすようなところがあるんです。

 私はけっこう厚切りステーキの類いが好きなので、分厚い肉を買うことが多いんですが、せっかくの分厚い肉が、少し薄く広がってしまいます。まあしょうがないので、それは筋切りが終わった後で、肉を周りから寄せ集めるようにして、整形します。

20170819_193121_p1020207_2 ふむ。焼きましょう。塩胡椒をして。ああ、ステーキとかトンテキとか、チキンもですけど、美味しく焼くポイントの一つは、「調理の前に肉を常温に戻す」ってのがあります。冷えた素材をそのまま火にかけると温度のムラができやすいんです。あ、卵焼きもそうだわ。調理の30分くらい前に冷蔵庫から出しておくのがよろしいかと。出し忘れたら。うんもうそれはそれでしょうがないわ。そんなん気にしてたら晩ご飯に間に合いません。

 ミートソフター、そんなに高くないし、お手入れも簡単だし、よく切れるし、いい。いいんだけど、実は買ってから1ヶ月以上たつのに使ったのは3度ほど。そんなに出番があるわけではない、ってことです。わかってたけどね。

2017年10月15日 (日)

ICT技術は人生を豊かにするのだ スマートロックQrio  Smart Lock Q-SL1

例えばなんですけど、奥さんがでかけていてね、私が先にうちに帰るってとき。家の中には入れなかったら、かなり哀しいでしょう。まあ奥さんの出先がそんなに遠くなきゃ、まだいいんですけどね。奥さんが里帰りなんかしてるときに、まあそうですね。あ、鍵がない。マンションの前で気がついたときの絶望感と言ったらもう。例えばですよ。例えば。

Img_9252 今日は早く会社を出られたから、家でのんびりと酒でもかっくらいましょうかね、的なことを考えて、マンションの数十メートル手前で、鞄の中を漁る。あれ。鍵、見つからないぞ、と。まあ例えばですけどね。朝は持って行った。それは確かだ。となると、会社か?会社かもな。それ以外にあるとしても探しようがない。会社のロッカーが怪しい。となると、どうするんだ。えっと。マンションのエントランスはオートロックだけど、ご近所さんについて行けば、実は入れる。ただ問題は家の錠前だわね。

 ウチの錠前は二重化してありましてね。一つはボタン式の暗証キー、もう一つは普通の鍵で開けるタイプ。これも昔ピッキングが簡単だって話題になったタイプのものを交換してあります。ふむ。この錠前を開ける鍵がないわけだね。マンションの中に入っても。とすると、例えば隣の家のピンポンを押してですね。隣の家からベランダを越えていくという手も考えられますけどね。7階のベランダの外を渡る。いい歳してそんなことを、普段付き合いのないお隣さんに頼む。あり得ねえですね。

 ここまで、鍵を漁りながら、一瞬で頭の中をぐるぐる回るわけです。結論。とりあえず会社に戻ろう。通勤時間1時間半。今から戻れば7時半頃には会社に戻れて、それから帰っても、まあ普段とそんなに変わんない時間だよ、と。でもねえ、一往復半するってこと自体がとても辛い。さっきまで楽しく歩いてきた道を、なんだか押しひしがれたような気分で戻るわけですよ。で。会社に戻ると、残業してた連中が、あれ、どうしたんスか、などと聞く。まあこうなったら変に隠すより明るく、いや鍵を忘れちゃってさあ、等といった方がいいかしら、などのシミュレーションをするわけですね。

 しかもね。会社のロッカーになければどうするんだろう。いやもう会社に泊まってもいいけど、奥さんが里帰りから帰ってくるのは3日後。猫死んじゃうよね。そうなると、鍵を破壊してはいるしかない。もちろん自分じゃできないから、鍵屋さんを呼ぶしかないよね、などと電車の中で考えるわけです。ようやく見つけてほっとしても、なんてバカなことをやってるんだろうねえ、とまた落ち込む。

 まあ、あくまでもたとえばの話ですよ。そのほかのたとえばの話で言うと、家を出るときに鍵を持たずに出てしまい、奥さまより早く帰ったときには、もう仕方ないから、ご近所さんにくっついてマンションの中に侵入し、階段に座り込んで奥さまの帰りを1時間以上待つ、とかね。

 そういうことが起こりうるわけじゃないですか。今の世の中、何があるかわかんないでしょ。だからね、私は奥さまが里帰りするときは、念のために家の鍵を封筒に入れて、ポストの中に入れてました。まあ、あまり勧められたことじゃありません。かなりセキュリティ的には怪しいです。ただまあマンションのポストは、外からはアクセスができないですし、ポスト自体にダイヤルロックが付いてますから、まあなんとか。実際、これにお世話になったことはないんですけど、たぶん、でも、あるだけでずいぶん気が楽になりました。

 しかしね。そうはいっても、セキュリティ的にどうなの、って問題はあるじゃないですか。そもそも鍵の入った封筒をポストに入れてないとき、普段の日ですね。そういうときには助けにはならない。マンションの階段で奥さまを待ってなきゃならないのは変わらない。奥さまが飲み会だったりした日にゃ、そりゃもう泣きそうですよね。

 そこでだ。この家の鍵をなんとか解決できないかってことで。要するにですね。常に鍵のバックアップを持ち歩けばいいんですよ。それも鞄に付けておけばいい。そうなんだけどさ。問題は、ウチの鍵が防犯性の高いものだからさ。1本複製作るのに4000円かかるんですね。更に。鞄を持ち替えるごとにバックアップの鍵を付け替えるような、そんなマメさや正確さがあるなら、そもそも鍵を忘れない。だとしたら、全ての鞄に鍵を付ければいい、ってことになるんですけどね。それねえ。無理だよね。紛失のリスクも高くなるし。

20170912_202912_p1020340 しかし、バックアップの鍵。欲しい。無くさないもの、いつでももって歩けるように、どうすればいいだろう。そこで。そこで、スマートロックです。スマートロックってのは、今流行のICT技術を活用しましてですね。要するにスマホアプリの遠隔操作で解錠ができる鍵と錠前のシステムです。いろんなメーカーが出してますが、今回購入したのはQrio Smart Lock Q-SL1というものです。SONYWiLというベンチャーが共同で開発したものらしい。一応ね、セキュリティのものだから、SONYが関わってるというのは安心できます。たぶん一番の売れ筋じゃないかな、と思います。Amazon17,671円。安くはない。

説明書はないです。つうのはスマホがあるのが前提なので、これを付ける前にまずアプリを入れるんですね。このアプリ自体が取り付けの説明になっているので、スマホ片手に操作しつつ、設置する、という流れになります。まあこれはわかりやすいです。

20170912_204805_p1020344 取り付けは、既存の錠前のサムターン側に、位置を合わせて両面テープでくっつけるだけ。両面テープが取れないように、ドアの接着面の油分をよく拭き取っておきましょう。がたつきがないよう、多少の位置合わせは必要です。

 けっこう大きなものです。それも道理。中にモーターと基盤と電池が入っていて、スマホの信号を受信して、モーターがサムターンを回すという、特に解錠の仕組みは原始的っちゃ原始的な。ただ信号の受信がICT。スマホの持ってるBluetooth通信機能で、要するにBluetooth接続してるわけです。アプリで信号を送れば、モーターが回って、サムターンを回す、と。ふむ。つまりスマホが鍵になる。

 ところがね。問題がひとつ。私の問題として、鍵を忘れたときにどうすんのよ、スマホも含めて。ってことがあり得る。つまり要するになんだ、私は私自身を信じられないので、私がバックアップを持ってることはバックアップにならんのです。そこでだ。奥さま。奥さまなら完璧です。奥さまがスマートロックを遠隔操作して、鍵を開けてくれればいい。そうすれば、スマホがなくても鍵がなくても、家には入れる。うん。

20170912_214646_p1020349 実はそのためにはオプション品を買う必要があります。Qrio Hub Q-H1というもの。スマートロック近くの電源に設置します。Qrio HubはスマートロックとBluetoothで接続し、かつ家の無線LANと接続します。つまり外部から自分の家にアクセスして、QrioHubを経由してスマートロックを操作するわけです。スマホにはQrioHubにアクセスするためのアプリを入れます。ちょこちょこ設定するのは、まあ面倒ではありますが、それほど難しくもない、と思います。たぶん。

 QrioHubを入れると、スマホとスマートロックが直にBluetoothでやりとりすることがなくなるようですなあ。スマホのアプリがQrioのサーバーにアクセスし、サーバーを経由して無線LANからQrioHub、そしてスマートロックを開ける、と。うーん仕組みがよくわからん。とにかく、Qrioのサーバーが落ちると、この遠隔操作はできなくなるらしいですが、その場合はBluetooth接続で開けられるそうなので、まあいいか的な。

 でね。実際どうなの使い心地は。ってことですけどね。普通に鍵使った方が早いです。スマートロックを使う場合は、まずiPhoneのロックを外し、アプリを立ち上げ、アプリの解錠ボタンを押し、そこから解錠まで10秒くらいは待ちます。使い勝手は悪くないですが、手間がかかります。日常使いには向いてません。鍵があるなら鍵を使え、という感じです。購入してからの1週間ほどは頑張ってアプリ使って開けてみましたが、今は普通に鍵で開けます。

20170912_204933_p1020345 ただね。これを買ったのは、そもそも鍵を無くしたときのバックアップ、更には遠隔操作を奥さんにもやってもらえるというバックアップのバックアップが用意できるってことなので、日常での実用性が高くないことは、全く問題がありません。少なくともこれにしてからは、奥さまが里帰りしたときにも、ああ鍵を無くしたらどうしよう、などと心配することがなくなったので、安心料です。

 ところで、解錠や施錠をすると、アプリがその情報を通知してくれるんですが、この法則性がよくわからんです。自分が外にいる時間帯に奥さんが解錠して外に出て施錠する、ということをしたときに、解錠したという通知が来るんですが、そのあと施錠したという情報が来ない。これはちょっと気持ち悪い。

ということで、こいつが必要かそうでないかってことで言えば、人によります。うちの場合、というか私の場合は必須、的な感じで。もうほんとに心安らぐ。多少気持ち悪い部分はありますが、そんでも安心が一つ増える的な感じで。いやあICT技術、素晴らしいじゃないですか。たぶんね。

2017年10月 6日 (金)

まえばし赤城山ヒルクライム大会2017は楽しかったなあ

20170924_045901_p1020195 当日です。スタート会場はホテルから4km。車で15分ほどのところにあります。ちょっと遠いですけど、会場まで走ることがアップになるので、ちょうどいい、というのはハルヒルの時に学びました。ただハルヒルと違って、この時期の午前4時半は真っ暗です。ホテルでおにぎりを2個と補給ゼリーを食って、用も足して、前後のライトを付けて出発します。

 ちなみに奥さまは、ホテルの食事が6時からなので、それを食べてからタクシーで現地入りします。コンフォートホテル前橋の朝ご飯、ビジネスホテルとしてはけっこうちゃんとしていて野菜もたくさんあり、美味しかったそうです。タクシーも順調で、会場のすぐそばまで入ることができたそうです。楽々だったので、奥さまのご機嫌も上々です。

 私の方は真っ暗い中走っていると、ハルヒルより会場が近いためでしょうが、少し走ると出場者があちこちから現れて合流します。ライトを付けてない人もいますが、ありゃあ危ない。軽量化より安全をとってくださいよ、と思います。

20170924_050546_p1020196 会場には5時ちょっと過ぎに付きます。まだ暗いなか、スタッフが準備をしています。下山用荷物を持っていくサービスは5時スタートです。工事用の照明が煌々と点いて、ちゃんとお金をかけてるなあ、と感心します。それに比べて富士ヒルは(略 まあ富士ヒルは出てないんですけど。乗鞍にしろ富士ヒルにしろ、環境だけで人が集まるところは勘違いしちゃうのですなあ。とか思うです。個人の感想です。

 荷物を預けたら、所定の位置に並びましょう。と言っても、まだ誰も並んでいない。案内図はあるんですけど、広くて入り組んでいて、わかりづらい。迷っていると、案内スタッフが来て、たぶんボランティアの女子高生がプラカードを持って立っていてくれます。このスタッフの数が本当に心強い。近くには仮設のトイレが並んでいます。男性用の大きいのが5個、小用が5個。女性用が、えーっと数は数えなかったけど5個以上はあったでしょう。まだガラガラです。まあ選手自体がいませんからね。5時だと。

 6時くらいになると、相当に並び始めます。7時頃には100人くらいは並んでいたんじゃないんでしょうか。女性用はガラガラなんですけど、男性用がね。厳しい。圧倒的に弾性が多いスポーツですから、これはもう少し男性用を増やして欲しいところです。ホテルで済ませてきたはずの私もなんだかおしりがむずむずしてきましたが、この行列では諦めるほかない。と思っていたら、奥さまから電話があり、少し離れた公園付近にチャリダーのスタッフがいて、その公園のトイレが穴場でほとんど並んでないよ、と。ほうほう、ならば行こう、念のために。

20170924_070648_p1020421 NHKのチャリダーチームもいましたが、レース前はご遠慮しました。みんな仕事中だからね。トイレは、5人くらい。ただ一基なので、それなりに時間がかかります。まあでも、まだ時間があるしさ。と思っていたら、後ろに並んでた若い男の子が、一番最初スタートのチャンピオンクラスだそうで。「ああ間に合わない」って悲痛な声を上げてたので、順番を譲りました。こっちはまだ先ですからね。もひとつ問題が。紙が切れたんですよ。3人くらい前に。みんなでティッシュを融通し合ってたんですけどね。そうしてるウチにスタッフがロールを5個くらい持ってきてくれました。これもね。すごいと思いました。こんだけの大きいイベント中に、トイレットペーパーのロールをチェック、補給することまで事前に組み込んでいる。よほどの気配りがないとできないことです。おかげで、レース前最後の軽量化も無事終了しました。

 で。735分のスタート。直前で、やっぱりブレーキが片効きになっていて一瞬慌てましたが、少しブレーキを解放気味にして余裕を持たせることにしました。ガーミンの速度表示も一応ちゃんとしてるっぽい。心拍もとれてます。ただ走り出してわかったんですが、距離表示が出ねえ。速度もケイデンスも表示されてるのになぜ距離表示が出ねえのか。考えてもしょうがないので、気にしないことにします。路側にある赤城山HC用の距離表示を見る。そういうことにしました。

 さて。レースですが。ハルヒルと同じ、申告タイム順でのスタート。今回私は初参加でタイムが読めなかったこともあって、かなり後からのスタートです。でも、このタイム順ってのはけっこう好きです。単純な年代別だと、走力に差がありすぎてしまって、スタート後の混雑がひどい。タイム順だと緩やかに集団がほぐれて再形成されるので、安全面でもよく考えられたシステムだと思います。心配りのハルヒルでも同じようにしてるってのが、いろんなことを考えて運営してるってことの証明のような気さえしますな。

 というわけで、同じようなタイムの人たちでゆるゆるスタート。が。集団の先頭にいるまま、後ろから抜いてくる人がいません。これはちょっと自分のペースの方が速いのかな、と考えつつ、同じように横を走ってる、おそらくは60代の方。この人が安定して速い。よし。と。この人に付いていこう。なにしろ私より年上っぽい。この方をわが目標としようぞ、と。まあ要するにコバンザメ的に付いていくんです。小さな声で、後ろ入りまーすと呟くように声をかけて、後ろに入ります。声をかけないのは失礼ですよな。けど人見知りなんで、声小さめです。

 ところがね。この方が速い。最初の方は45%と斜度緩めとはいえ、25km/hくらいで、重いギアを踏んで、どんどん行きます。こっちは風をよけて楽してるはずなのに、付いてくのがやっとです。5kmも走ったか走らないかで脱落。情けないですが実力です。その後は微妙な速度差の方をマークして、少しくっついていっては千切れる、ということを繰り返します。

20170924_083858_p1020206 まあしかし。街道沿いの応援の方が多い。ハルヒルもそうでしたけど、通り沿いのお店の方やら、近くの親子、太鼓を打つ方、がんばれーって声をかけてくれます。こっちは生活道路を占拠して遊ばせてもらってるのに、応援までしてくれてねえ。本当にありがたい。

 10km地点を越えた辺りでタイムは40分を少し上回る。おや、このペースで行くと、後半がキツくなるとしても1時間半を切れるかも、という希望が湧いてきます。でも乗鞍の時はここから更に1時間15分かかっちゃったんですよね。逆を言うと。今回の赤城山HCで、そこまでタレなければ、前回の乗鞍2時間って記録は、マシントラブルと言ってもいいんじゃないか、ということですな。よし。と。負けないぞ、と。回していきます。

20170924_083726_p1020204 ハルヒルと似てるのは、抜いても抜いても、前に大集団がいることです。逆に、その集団を抜く、というモチベーションが維持しやすい。やはり私は後方スタートが合っているようです。来年のハルヒルも遅めタイム申告で行きましょう。などと考えながら。心拍数は最大で183程度、最低で172程度、いい感じで追い込んでいる気がします。だんだん坂が急になってきますが、と言っても10%程度です。

 ゴール前1kmの表示が出た辺りで、左脚ふくらはぎが攣り始めました。ふくらはぎに目をやると、痙攣するするえくぼが見えます。こりゃだめだ。踏み込めん。このタイムだと1時間30分を切るか切らないか微妙なんだが。とは言っても、完全に攣ってしまったら走れなくなります。少しペースを落としても完走しなきゃ、です。痛みの少ない右脚に負荷をかけて走りきることにします。

 ゴール前200m。恐る恐るスタンディングに入ります。そして踏み下ろす。大丈夫そうです。痛いけど、もう少しはもちそうです。回せ。と最後の上りを踏み込んでいきます。手元タイムで92分を少し切るあたり、まあこんなところか。正確なタイムは下山してからですね。

 さて。下山するためにはゴールを通り過ぎて、4kmくらい先の大沼まで行かねばなりませんが、この辺りはお気楽なサイクリングで、天気が良いのでとても気持ちいい。ただ油断すると下山ラッシュに巻き込まれて、1時間くらい待機になったりしますからね。

20170924_092746_p1020213 Img_3987 ところがね。赤城山HCのすごいところは、下山荷物の受け取り、下山待機誘導がこれでもかってくらいスムーズなことなんです。待機列に並んでいる間にも、スタッフが紙コップに入れた味噌汁を配り、飲み終えたタイミングでゴミ回収スタッフが回る。そうしている間にも、先行グループが下山をどんどん進めている。待つ、というほどの待機がないんです。恐ろしいほどのスタッフ投入、手順の効率化です。乗鞍運営に爪の垢を(略

 下山中にもたくさんの地元の方が手を振ってくれます。いつものように、スタッフ全員にお礼を言う。タイムがどうであれ、これができれば自分のヒルクライムは勝ちだ、と決めているので、ここはがんばります。95点くらいはもらえると思います。みんな生活道路借りてるんだから、ぜひお礼言って帰ろうよぅ。

20170924_095126_p1020218 下山もとにかく誘導が丁寧で、事故を起こすようなバカ走りをする隙がほとんどありません。ほらよくいる下山で高速ダウンヒルやっちゃうお調子者。これは、集団の中にパトロールと書いたジャンパーを着た選手が混じっていて、この人たちを抜くことが、心理的にできないからですね。ちなみに、このジャンパーは待機場所でボランティアを名乗り出た選手に配られてました。

 さて。会場に戻り、タイムを見ます。うん、手元時計とちょっと差があるけど、誤差の範囲です。これなら、極端に衰えたとまでは言わなくても良さそうな気がします。うむ、これなら、もう少しはヒルクライムを走っていられそうです。ああ、スタート会場に戻ると、たくさん出店があってね。ここもお祭りになってるんです。つまり終わったから勝手に帰ろう、ではなくて。しばらく残って楽しみたい、って感じ。おもてなし券を使ってカレーを食いましたが、これもねえ。ちゃんと美味いんだ。

20170924_114707_p1020222 来年の乗鞍、出るかどうかは迷ってます。遠いし、宿が取れないし、なにより運営が疎かなんだもの。赤城山とハルヒルは出ます。楽しかったから。運営や地元の人が親切だから。それに一緒に行く奥さんが、楽しかったと言ってくれましたしね。乗鞍がいいのがロケーションだけなら、別にレースに出る必要はないですもんね。などと思ってますよ。

 ああ、ふくらはぎの痛みがとれるまで、その後まる1週間かかりました。やっぱり歳です。

2017年9月29日 (金)

まえばし赤城山ヒルクライム大会は運営の志が見えるイベントであった

ということかな。えっとですね。まえばし赤城山ヒルクライム大会、長いので赤城山HCと略しますが。いいイベントでした。何故にいいイベントか。同行してくれてる奥さまが、大変楽しかった、と言ったからです。ではその辺りの話を。走る話は次回に。

 赤城山HCの会場は三つに分かれてます。これは正直わかりにくかった。なぜ3カ所にわけるのか、と。行けばそれなりに納得します。まず大会の前日受付をしなければなりません。ここは前橋駅から少し離れた中央イベント広場、というアーケード街の中程にある小さな公園のようなところです。近くには有料駐車場もありますが、何百台も入るようなスケールではありません。ですから、事前の案内には「駐車場はありません」と書いてあります。まずはここを目指します。

20170923_090801_p1020354 我々(私と奥さま)がついたのは午前8時30分頃。前橋市はうちから比較的近いのです。高速通って1時間半ほど。日帰りできる距離感です。駐車場がないとは聞いてましたが、街中だからコインパーキングくらいはあるだろう、と探りに行きます。ナビの案内で着いた現地には、そこそこの台数が止められる駐車場があります。しかもすかすか。余裕ですな。全然平気じゃん。と思いますが、受け付け開始が10時からなので、ある意味当たり前です。逆に。開始までの居場所はありません。アーケード街の中なんですが、典型的なシャッター街で、しかも朝。カフェのかけらもありません。5分以上歩いたところに、ジョイフルってファミレスがあったので、そこで時間を潰します。

 10時前に受付会場に戻ると、はい。近隣は大渋滞。全然動かなくなってます。車の待機列ができてるんですが、これは動きません。ウチもそうなんですが、受付をした後、近くで開催されるクリテリウムの開始を待つ人が多いからです。しかもですね。この辺り駐車料金が安いんですよ。24時間停めて600円。慌てて車を出す必要がないんですね。早めに入れない人は、受付会場近くの駐車場は諦めた方がいいですな。

_000_35 受付をして、ゼッケンやら記念品やらを受け取ります。記念品はホイールカバーですか。ホイールカバーねえ。どうなんですか。これは嬉しいんでしょうか。ヒルクライムをやる方は、高めのホイールをいくつか買ったことがあるでしょうし、そうなるとホイールカバーは付いてくる。うーん。私は、必要ない派です。Tシャツも困るんですけどね。蛍光カラーのロゴTシャツなんか、着る機会もないですしねえ。乗鞍のようなタオルも、毎年同じようなのが溜まるってのもありますし。いっそピンバッジみたいな、コレクションができるものの方が嬉しい気がします。個人的にはね。


20170923_090259_p1020353_2 で。受付会場には用品関係の出店がいくつもあります。街中にテント立ててジャージとか売ってると、まるでバザー会場のような雰囲気ですが、がやがやした雰囲気は悪くないです。ここには食べ物は一切ないです。食べ物があるのは、ここから10分ほど歩いたところの前橋公園にある出店会場。

 出店会場には屋台的な食べ物のお店、地元のJAやレストランが出店するお弁当屋さん、お菓子屋さんなどの食べ物のお店が並んでます。どこにでもある屋台みたいなのは、まあなんつうか味もそこそこ、お値段高めだったりしますが、地元の方が出してるお店は、値段も良心的だし、美味しいものが多い。ハルヒルもこんな感じですよね。地元の人が支える祭り、的な。なんか楽しくなります。

 それに比べると、このところのマウンテンサイクリングin乗鞍。そもそも食べ物屋さんがひどく少ない。食べ物屋さんだけでなく、用品関係の出店もどんどん少なくなってる気がします。9000円の運営費はどこに使われているんでしょうか。赤城山HCの参加費8,000円のうち、1,000円は、会場と前橋市で使えるおもてなし券という金券でキャッシュバックされますから、実質7,000円。金券1,000円は地元に必ず入ります。

 乗鞍の出店が少ないのは、結局儲からないんでしょう。つまり選手や家族がお金を使わない。それはなぜか、ってことです。楽しくないもの。楽しくなる仕掛けをしてないもの。乗鞍はコースのすばらしさに胡座をかいて、工夫をしていないです。出店もそうですし、トイレもそうです。仮設トイレも設置してない。あるのかな、でもあるのかどうかわかんない設置のしかたですよね。2個しかないトイレに大行列。9,000円も取っておいて。仮設のトイレすら設置しない。またあとで乗鞍運営の悪口言いますけどね。とりあえず赤城山HCの話です。

20170923_103704_p1020357 20170923_103700_p1020356 前橋公園の出店会場には巨大なプラズマモニターが、クレーンで設置されてます。ここでクリテリウムの実況も見ることができるんですね。まあクリテリウムは、公園のすぐ横で開催されてますから、現場を見た方が楽しいですが、お弁当を食べながらそういうものを見てると、気分が上がります。9,000円も運営費を取る乗鞍は、そういうものも一切ないですけどね。あ、乗鞍ガールとかのお姉ちゃんは来てますけどさ。

20170923_120029_p1020371 20170923_115932_p1020370 付き添いに来てくれる家族がいる人には、絶対にこういうお祭り空間が必要ですよ。ここで食べたステーキ串が美味しかったなあ。普通、ステーキ串って言うと、高速のSAにあるようなガチガチのありきたりを想像するでしょ。ここでは地元のステーキ屋さんが出店してましたので、肉質がとてもよかった。それは美味しゅうございましたよ。


20170923_105415_p1020363 あ、忘れちゃいけない。前橋東照宮さんが巫女さん二人で出店してまして。店じゃないんでしょうけど。またこの巫女さんお二人がとてもかわいい。明らかに狙って採用してるよね的な。まあそれはいいとして。自転車お守りをいただきました。ということで、受付会場と出店会場で、会場が2つ。もう1つは明日行く予定のスタート会場ですが、この日は一切スタート会場に行く必要はありません。

 さて。なんだっけ。あ、クリテリウムね。実は私、自転車歴はそこそこあるんですが、人のレースを見に行くことがない。今回が初めてです。そもそも公道を止めてレースを開催するってのは相当にハードルが高い。ですよね。ヒルクライムレースだって、だから早朝からお昼までで終わりにしますしね。それがこんな街中で、レースをする。これはねえ。よほど地元の理解、行政の意識がないとできないことです。公道を封鎖するスタッフの数、会場運営のスタッフの数、これはもう桁外れです。圧倒的なスタッフの数で、安全と快適を維持してます。それに比べて会費を9,000円もとる乗鞍(以下略。

20170923_143021_p1020403 クリテリウムは一般参加のチャレンジ、チャンピオンの二つのコースと、実業団E1P1の2クラスがあります。よく知らんけど。当然あとの人の方が速い。チャレンジ、チャンピオンは申し込みがうまくいけば誰でも出られる。まあレース経験者って条件は付きますけど。何百人だか何千人だかの観客の前を、街中の公道レースで走ることができる。これ、すごいなあ。もちろん私は申し込みませんよ。逆に、晒しもんですからね。いくらチャレンジといえども、速さもいろいろで、それなりのプロトンもできれば、脱落も見えますから、相当にハートが強くないと。でも、出たら面白いだろうなあ。絶対出ませんけど。

 で。実業団ともなると、更に速い。クリテリウムだから、周回コースを短いインターバルで何回も通る。さっき飛び出してた選手が、折り返してきた時点で集団に吸収されている、なんてのを見ながら、声を出して応援する。もちろん名前もチームもわかんねえんですけど、ジャージの色とかですね。そういうのを見ながら応援する。ずっと見てても飽きないですよ。もうお祭りです。

20170923_163115_p1020414 ということで。今回のお宿、コンフォートホテル前橋にチェックインして。荷物を確認します。コンフォートホテル前橋は全館禁煙なので、たばこ臭くないのはありがたい。部屋はまあ標準的なビジネスホテルで、バスルームも狭いですが、ホテルから歩いて数分のところにスーパー銭湯があるので、入浴はこちらで。ちなみに前橋駅前は本当に閑散としてまして。実は荷物整理をしてたら、パンツと靴下を忘れたのを発見しました。駅前に行けばパンツくらいあるよね、と思いましたが。ない。駅ビルがそもそもない。あったんですけど、廃墟と化してます。ビルに入ってるのは居酒屋やレストランが数店舗。ほぼがらんどうです。ユニクロすらない。これまた典型的な地方都市。駅前の空洞化ですなあ。しょうがない。コンビニでパンツを調達し。ジャイアントストアでソックスをゲットしました。

20170923_160613_p1020412 ん。ジャイアントストアなら駅前にありますよねえ。コンビニがあるんですから。ねえ。え? ジャイアントストア? はい、そうなんですねえ。なぜか前橋駅近には、駅ビルはないけどジャイアントストアがあるんです。すげえ異質な空間。でも、ありがたい。助かりました。しかし営業成り立つのか、という心配はありますけどね。

 夜ご飯です。近くにそこそこ、小さな居酒屋さんがあります。こういうイベントでは地元にお金を落とすのはマナーだと思っておりますので、やむをえず御酒をいただくことにしましたあ。やむを得ないです。地域活性化のイベントなので。地域貢献なので。やむを得ないです。

_001_9 ホテルの前の17代鶴吉。小さな焼き鳥屋さんですが、メニューがかなり個性的。それにお酒が妙に安い。ハイボールに至っては100円ですよ。時間限定とかではなく。そこそこうまいハイボールです。そして食い物も安い。超美味い、ではないけど、このバリエーションでこの値段は、そうそうない。鳥貴族的な値段設定を個人店でやってる感じです。

 インド人の唐揚げ、というものがありましてな。要するにカレー味。ではない。カレー味の唐揚げは、カレーあじの唐揚げとして別にあります。インド人の唐揚げは、スパイシーな唐揚げです。辛い、というのとは違います。スパイシー。これ580円くらいで、このお店としては高い方です。が、うんまいので許す。というかありがたい。

_000_36_2 本当ならもっと飲んだくれていたいところですが、ヒルクライムに来たので、3杯で止めましょう。と。こんな調子で、奥さまにとってもそれなりに楽しめるイベントになっているのですが。さてレース本番はどうなんでしょうね。続く。

 

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