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2018年6月 8日 (金)

スバル 新型フォレスターX-BREAKを買うことにしたよ①

なんかあっという間ですねえ。車の買い替え時期が来るのって。え、もう替えるのって言われることもあります。そうなんですよねえ。もう、なのか。

 私たちおじちゃんの世代、バブル世代なんスか。よくわからんのですけど、そもそもバブル時代っていつからいつよ、ふむ。なるほど。198612月から19913月。なるほど。ああ、そうか。私はこの時代、世間がどうあれ個人的にはあまり収入が多くない時期だったんですよ。テレビでは明石家さんまさんが40畳ほどもリビングがある湾岸のマンションで、友達集めてパーリーしてましたけどね。あれ完全にドラマとして見てましたもん。高度経済成長期ごろの白黒テレビで観たアメリカドラマ「奥さまは魔女」とかと同じレベル。自分とは全く関係のない世界。

 バブルによる景気の影響って、あまりなかったんですねえ。とはいえ。とはいえですよ。スキーやってましたからね。スキーブーム。土曜日半ドンで仕事を終わらせて、友達の車にスキーを積んで苗場を目指すわけです。ああっ、原田知世さんっ。可愛かったなあ。ユーミンの曲を聴きながらね。当然、スキーウエアは毎年買い替えるのが当時の常識。スキー板だってね、3シーズン使えば長いほうじゃないですか。なんかみんな、夢中になって「最新」ってのをお互いチェックしあってましたねえ。やっぱりバブルか。儲けた記憶がないけども、消費した記憶は残ってます。結局貧乏になってましたがね。

 で。その当時、スキーに行くにもやっぱり車がないとね、ってんで、車も買いました。でね。スキーウエアを毎年買い替えなきゃ恥ずかしい、って時代ですよ。となると、消費全般がそういう流れであった。うん。車もですよ。だいたい車検の時期に合わせて買い替える、そういうもんだと思ってました。だってみんなそうしてたんだもん。そうだと思ったんだもん。そうじゃないと都会人じゃないって思われると思ってたんだもん。悪くないもん。

 実際問題として3年で売っても、まあ毎年5000㎞程度しか走らないですからね。走行距離は2万㎞行ってない。車の状態もおおむね良い。となると中古での売値も新車価格の6割くらいで売れるわけです。で、この残債をローンで組む。そっから、ホンダシビック、日産プリメーラ、スバルレガシィ、トヨタハリアー、スバルフォレスター、三菱アウトランダー、三菱D:5、そして現在のフォレスターに至る、と。

 で。ハリアーあたりまではバブルの雰囲気を引きずっていたので3年で乗り換えていたんですが、フォレスターからは、いやちょっと3年はキツイわ。というか、3年ってあっという間すぎるじゃん、って思ったんですね。私も大人になった。うん。で。3年目の車検前ではなくて5年目の車検前に売る。というか乗り換える。その乗り換えでも新車価格の5割くらいはとれますからね。追い金払いつつローンで150万とか100万とか。5年間で払い続ける、というね。かつかつの生活をしてるわけですよ。ほんとに。ローン払うために生きている、みたいな。

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まあだから、現在乗ってるフォレスター、4代目フォレスターですな。これももう5年近く乗っています。あっという間やねえ。前回乗り換えた時の記事読んでると、ちょうどテントを使ってのオートキャンプをやめるって決めたときでした。そうかあ、あれから5年。テント泊もしてないのかあ。あっという間やねえ。体力的に、設営やら撤収やらが大変になってきたなあ、って思ったんですがね。あれから5年。5歳も年を取ったの。えええええええ。じじぃじゃん。そうですよ。その通りですよ。相変わらずヒルクライムレース出てますけどね。むしろ走る距離やレースの数は増えてますけどね。ええ、もういい歳ですよ。いや5年前もいい歳だったんだけども。

 でね。4代目フォレスター、なかなかいい車でねえ。なんつってもやっぱりアイサイト。うちのはVer2.0なんですけどもね。現行アイサイトに比べると機能的には劣るものの、比べなきゃ圧倒的な安全性と利便性。すげえですよ。高速道路でも一般道でも、気が緩んだ時にぶつかるのを大幅に軽減してくれるって安心感。高速道路なら前車に速度追従してくれるので、ブレーキアクセルから脚を離せます。これが疲労の軽減にどんだけ貢献してるか。

 例えば、高速道路を3時間走るとするじゃないですか。アイサイト以前、私がまだ若かった頃ですがね、2時間過ぎたあたりから辛くなってくるんです。眠気も。疲労も。ところがアイサイトでは、もちろん途中休憩は入れますけどね、でも入れなくても平気ってくらい、疲労が少ない。前車との車間の調整に気を使わなくていい。これはすごいことです。

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D:5に乗ってキャンプに行ってた頃は、だいたい途中で奥さんに運転を代わってもらいました。そろそろ危ないなってお互いに思うんですね。奥さん、運転嫌いだけど、そんなことは言ってられないですもんね。ところが、アイサイト付きのフォレスターにしてから、ほとんど奥さんに交替してもらわなくていい。それでいてむしろ以前より疲弊しない。

 これはねえ。これはもう次に乗り換える車に期待しちゃうな。ということですよ。アイサイトVer2.0114/hまでの速度追従と30/hまでの衝突回避、それ以上の速度でも衝突軽減。高速道路でレーンをはみ出したときの警告。でしょ。次の世代は、レーンキープもできるよねえ。それって高速道路だとほぼ自動運転だよねえ。ってことですよね。いや、違うよ。違うけどさ。あくまでも運転補助だけどね。でもね。

 今までだと疲れて横にふらついたりしたこともあるけど、それもなくなるわけです。すげえ。次もアイサイトついてるやつにする。って決めたんですね。まあ、他社さんがアイサイト並みの衝突回避・軽減システム作ってくれるなら、それも視野に入れるけどさ。で。ああ、そろそろ買い替えだなあ。となった昨今。もうねテスラとかは自動運転って言ってますけどね。あるいは高級舶来車とかですねえ。そんなもんはねえオラには身にすぎるってもんだよ。なあ、いかんぞ。過ぎたるは及ばざるがごとしってなあ。身の程知らねえとなあ。うん。

 でね。国産他社さん。状況を見ると、日産セレナとか。そのあたりは単眼カメラですが、イスラエルの軍事技術を使ったなんチャラってんで、これはたぶん(使ったことないけど)アイサイトに迫ってるようです。トヨタとかホンダとかの大手、何してるんだろう。一昨年マツダのディーラーに行ったとき、マツダは機械に任せるって思想はない、って聞いたし。あくまでも機械は支援、って言ってたなあ。今はわかんねえです。

 現状、やっぱりスバル。アイサイトの実績、自分で使ってきた安心感。現状がさらに良くなるという確信。スバルでしょう。スバリストだね、もう。ということで、乗り換えるなら、フォレスターが5代目に変わった節目だな、と考えていたんです。去年の春辺りから。実際去年の春には、車雑誌の予想には「この夏発売」とかの予想が出ていたんですよ。

 ところがね。そっから進まなくなった。あれって情報コントロールなんですかね。一昨年の暮くらいに17年春、とか夏とか言ってたのが、また車情報誌に、秋ごろ、とか載って18年の春、とかね。ずれていくわけです。あとちょっと待とうかな、って引っ張りやがられました。で、今年の年明けくらいの車雑誌にまた6月発表、とかの記事が出始めたわけです。で。ディーラーに聞いたら、ディーラーもそこらへんは固い。情報を漏らさない。ただ、出るっぽい感じがしないこともないですねえ、くらいの匂わせ方はするわけですよ。

 概ね、ディーラーが情報くれるより車情報誌が出す方が早い。実際には車情報誌だって、産業スパイみたいなことをして情報を盗んでいるのではなくて、いや非合法だからできないよ、ってのは当然として。こういう商売は持ちつ持たれつなわけですから、この情報は出していいよ、ってもらってスクープ!ってやるんでしょうしね。それはディーラーの1セールスマンが漏らしていいって考えたとしても、今やあっという間にTwitterに上げられちゃう。処分ものですよね、きっと。となると昔みたいにディーラーがこっそり教えてくれる、なんてのはもう無理。時代の流れです。

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ま、ともかく。セールスさんが教えてくれたのは、メーカーが出していいよって言った直後。それはもう本当に直後でね。まだ写真資料もディーラーに送られてない時期。ホームページに公開された当日です。で。その日のうちにセールスさんが自宅まで来てくれてですね。とりあえずの値段表と、とりあえずの車の諸元データを見せてくれて。受注開始が5月の18日でしたかね。それに合わせて選んでおきましょう、ってことになったわけです。ただ、これはあくまでも事前予約ってもんなので、もちろん現物はどこにもない。試乗車もない。そういう状態で良ければ、事前予約を受け付けますよ、ってシステム。正式な予約開始は618日でしたっけ。このころには試乗車はともかく、もう少し丁寧な資料くらいはあるでしょう。でも、今は何もない。信頼するしかないんです。

 スバルもねえ。こないだまたなんかやらかしてたって新聞に出てましたけどね。いいんです。些末なことです。そんなもんでスバルの車づくりの精神が揺るぐわけがない。マスコミもねえ。鬼の首とったように言いすぎなんですよねえ。スバリストなので。

 で。今は契約を済ませて、納車待ちなんですが、たぶん7月中旬以降。まだ正式な納車は決まってません。第1号車、というわけにはいきませんが、最初のロットになるんでしょうねえ。人柱、とも言います。いいんです。不具合あれば直してくれればいい。100点満点なんて期待しちゃいない。でも、スバルだから。スバリストなので。ということで、次回はその選択を。

2018年6月 3日 (日)

あかん。

 ブログが全然進まない。歳なのか。歳なんだろうなあ。ってか、生活スタイルが変わってきているってことが大きいのかもしれませんな。

 そもそも新しいものを、新しいという理由だけでほしいと思うことがなくなってきた。いわゆるデジタルガジェット的な。全く革新的なものなら、それは楽しいだろうと思うんですがね。進化形のものって、これを導入したときに生活がどうなるか、わかるじゃないですか。てか、進化形だから置き換え。多少は使い勝手がよくなるにしてもね。

 それに、まあ切ない話なんですけどね。終活じゃねえですけど、人生をこの先どう生きていくかってことを考えると、新しいものをどんどん入れていくって気持ちにならないのかもしんないです。だって墓場にまで持っていけねえだろう、ってね。思うわけですよ。まあまだ当分入んねえ予定ですけど。

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例えばTV。そろそろ買い替えかなあって思ってます。つうか昔ならもう勢いで買ってた。4K、8K、有機EL。魅力的ですよなあ。もちろんまだチューナーとか放送自体が、とかの問題はあるんですけど、いずれにせよそろそろ買ってもいい時期に入りつつあります。が。今一つ購買意欲がわかない。そもそもそんなにTV見ねえもん。

 いやね、こないだネットフィリックスに入ったんです。AmazonPrimeにも入ってますけど、なんかやたらと面白そうな海外ドラマとかオリジナルアニメとか、やってるみたいじゃないですか。でね。観てるんですよ。私の好きなSFだとかヒーロー物とか。ところがね。根気が続かない。だいたい3話で挫折する。そもそもぼーっとテレビを見る時間がないのに、そんな1話が40分、1シーズンが24話、それが3シーズンとかって、いったいどれだけTVに時間をささげなきゃならないのよ、と。考えちゃうんですよねえ。

 いやそれにそもそも、主人公が理不尽に追い詰められる場面が苦手なんですよ。映画ならいい。2時間の映画の中で、苦しいのなんて20分程度。あとは立ち上がるでしょう。それがTVドラマだと1話丸々苦しかったりするじゃないですか。耐えられない。なんでそんな切ない思いをしながら観なきゃならんのか、と。映画なら2時間たてば、一応すっきりするじゃないですか。いやまあいろいろありますけどね。おいそこで終わるんかい、みたいな。それはまああるとしても、基本はすっきりする。ところがTVドラマはほとんど、毎回次に続くもやもやが残る。これが耐えがたいみたいで。ええ、メンタル弱いんです。

 Netflix、入ってる意味ないのかなあ。と新たな疑問もわいてきましたが。ま、ともかくTV買ってもそんなにみないよなあ、と考えちゃうんですよね。有機ELの4Kデモ動画みるとねえ、きれいだなあ、って思うんですけど、そんな番組放送されてないしね。されてたとしても、ビルの夜景や南国の花や南極の棚氷ばっかり観てるはずねえもん。

 でも、そのうち買うと思うけどね。そのうち。今欲しいってわけじゃねえです。でね。たぶん50万円くらいしますよね。50万かあ、って思うわけです。大金じゃん。以前なら借金して買ったってよかった。働いて返しゃあいい。けどね。働ける年限もある。いつまでもお給料をいただけるわけじゃない。貯金しろよ、ってことですよ。老後資金ですよ。ねえ。

 いやどうなんだろう。老後の生活って。とか考えちゃいますよね。物を持っていても仕方ねえよなあ。と。

 そう考えると、もともと自分で買って使ったもののことを書こうと思って始めたこのブログも、やってられるのはもう何年もないかなあ、とね。思ったりするわけです。

 とりあえず、今書いているけど、完成が危ぶまれている記事。

AACR桜のライド記事、ハルヒルのヒルクライム記事、ゴールデンウィークのキャンプ記事、ああ、どれも「もの」じゃあねえなあ。

 とりあえず今日は生きてることだけはお伝えする記事であります。

2018年5月 6日 (日)

有馬峠ヒルクライム③パンク地獄に現れた菩薩群

大型連休も終わりまして、キャンプ場で隣り合わせたコテージの家族連れからは、もうゴールデンウィークが終わっちゃううううう、という男の子の叫びが聞こえてきた今日この頃です。

 私が愚考しますに、世界に神様がいらっしゃるとしても、人間の及びもつかないところで世界の安寧を実現されようとしているに違いありません。愚民どもの皆様がいくら大型連休が永遠に続くように願っても、平日という名の現実が怒涛のように押し寄せてくるのでありますよ。願っても無駄。などと愚にもつかないことを考えつつ、キャンプ地から帰ってきて、先週のCAFE KIKI走行会の記録を続けるのであります。 

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さて。前回、有馬峠ヒルクライムにゴールしたところまでお伝えしました。先行した4名の方と後続を待っていたのですが、なかなか次が見えません。おそらく一番速い人で12㎞を1時間程度、私も1時間10分ほどでゴールしているはずですが、これだけの距離があると、そこそこのタイム差はつきます。もしかしたら1時間近い差が出るかもしれません。じゃあその間をどうするかってことですよ。

 まあ普通に待っていてもいいのですが、基本、休日にわざわざ坂を上るために集まってきているような人種ですから、ただそこで雑談をして待っているというようなことができるはずもありません。私がフィニッシュしてから10分ほどは雑談をして誤魔化していましたが、若者がムズムズするのを誤魔化しきれなくなっております。

 んじゃあ、あれやりますかね。ムスタング。ってことになり若者が先行してムスタングに入りました。ムスタングってのは要するにお迎えです。一定の距離先行したグループがいったん戻って、後続のグループの後ろまで戻り、更に追いつく、という集団のペースを合わせるスタイルです。なぜにムスタングというのかという詳しい説明については、鬼頭莫宏氏の「のりりん」というコミック第6巻をお読みください。

 さて。若者たちのムスタング先行を、若いねえと見ていたおじさんグループですが、数分もすると自分たちも時間を持て余し、しょうがねえなあと、何がしょうがないのか全く分かりませんが、しょうがねえなあといいながら、自分たちも坂を下っていきます。

 後続グループとすれ違い、あと何人と数えるわけですね。どうやら最後尾、また8さん、体調を崩して、脚が動かなくなってしまったようです。また8さんは前日のコース整備をマスターと一緒にやってくれた方です。完全に脚が攣ってしまった、ということで歩いて足を休めて、ちょっと乗る、という感じです。これ、わかるなあ。脚が攣るとどうにもこうにもならないんですよね。無理して乗ると反対側の脚まで攣ったりして、もうこうなると動きようがない。

 明日は我が身。調子の悪い方が一人になってしまうのもマズいので、また8にペースを合わせて、フィニッシュ地点に向かいます。残り100mほどでしたかね。あの先がゴールですねって言った瞬間に、バシュッという音を立てて前輪がみるみる萎んでいきます。嫌な音だなあ。パンクかあ。山でパンクしたのは初めてだなあ、修理キット持ってきてよかったなあ、ゴールしてからパンク修理すればいいや、って考えるしかないですよね。

 フィニッシュ地点には全員揃っています。パンクしたのはどうやら私だけのようです。あのですね。これ、これがこのコース最大の問題点なんですよ。林道ってのは一般の国道、県道ほどには整備が入っていません。木の枝、小石、穴。整備が行き届かないのは仕方ないです。まあだから、どこの林道に入るにしても、最低パンクやチェーン切断に対応できる簡易の工具は必要です。もちろん、それを使う最低のスキルも。

 加えて有馬峠の小石なんですけどね。これ多分、結晶片岩とか、そういうもんでしょう。知らんけど。要するに破片が素晴らしく鋭利な形に剥離してるアレ。これがあちこちに散らばっている。踏んづけた場合、タイヤに穴が開くんじゃなくて、タイヤが切られるんです。いわゆるカットパンクってやつ。針のようなものを刺してできる普通のパンクの場合、穴が小さいため空気が徐々に抜けますが、カットパンクの場合、穴が広いので、一気に抜けます。バシュっと。

 これ、やるとタイヤも切り裂かれるため、チューブの交換だけでは済まなくなることがあります。まいっちゃうよね。しゃあねえ。修理するか。修理と言っても実際にはチューブ交換です。普通の自転車でやる、パッチを当てる修理は、ロードバイクの場合はあまりやりません。高圧の空気を入れるため、パッチだと信頼性が下がるからです。

 ここんとこ、パンクさせたことはほとんどないとはいえ、タイヤ交換やチューブ交換自体は年に何度かやる機会がありますから、そこそこはできます。しょうがねえなあ、と言いながら、衆人環視の中でパンクを修理します。これ結構な圧力ですよ。幸い、タイヤを外すのも嵌めるのも一発でうまく決めることができました。ああよかった。

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CO2インフレーターでエアを入れます。あ、この使い方忘れたわ、ってあたふたしてるところに、少しばかりエア漏れを起こしてしまいましたが、ああそうか、いったん緩めるんだって思い出して再注入。うん。うまく行った。よし。っと。おやおや。私のパンク修理待ちで、皆さんを待たせてしまいました。修理が終わったところで、マスターが声をかけて全員で記念写真をとります。こういうのは、みんなで走る楽しさの一つでしょうなあ。

 さて。帰ります。今日はこの後、CAFE KIKIに集合して、食事&交歓会です。お腹すいたよねえ。

 下りもなんとなく集団をばらして、適当に5人ずつぐらいの集団になりつつ下山します。手信号、ブレーキ、追い抜き禁止は集団下山のルールです。また帰りも、CAFE KIKIステーションでの休憩は義務であります。これですね。ロードバイクやんない人は、帰りは下りだから楽でしょう、って言うんですけどね。実は上りより神経を使います。上りはスピード出過ぎて止まらないなんてことはないんですが、下りはブレーキかけ続けないと、あっという間にコントロールできなくなります。曲がれない、止まれない、まして今回のように路面が荒れていると、コントロールはもっと大変です。ブレーキのかけ続けで手の握力がなくなってしまうほどです。

 車や障害物を知らせる手信号や声かけは必須です。とはいえCAFE KIKIステーションでの補給もできましたしね。残り5㎞もないかな、と。今日はパンクしたのは私だけかあ。悪目立ちしちゃうよなあ。一人だけパンクすると。誰かほかにも1人くらいパンクしないかなあ、などと悪いことを考えて下っております。5人くらいで走っていたら、また一段と大きな音で、バシュンって聞こえました。え、何? パンク? 私? 私じゃないよね。私はさっきやったからね。違うよね、誰よ。

 私でした。ええええ。さっきのは前輪。今度は後輪です。まあこれは不幸中の幸い。ってのは同じ前輪だと、さっきの修理が下手くそでパンクすることもあるわけですよ。後輪ってことは全く新しいパンクだよね、ってことです。ああ、しかし。修理かあ。修理。でも交換用のチューブもCO2インフレーターに使うボンベも、もう予備はありません。ここは皆さんにおすがりするしか。

 ああ、いいですよ、使ってください、と差し出された1本のチューブ。今日二度目のチューブ交換です。これ、さっきと同じようにうまくいくかなあ、とタイヤの中にはめ込みますが、このお借りしたチューブ、妙に長い。思いっきり余ります。タイヤからはみ出るんですよ。押し込むんですが、押し込んだところに捻じれができてます。やだなあ。しわが入ってるよ。これ、もしかしたらここの捻じれが原因でパンクするかもなあ。やだなあ。

 一応、パンク修理したことのない方のために言っておきますと、タイヤを自転車のホイールに嵌めるのって、けっこう難しい。かなりの力技でね。タイヤとホイールの組み合わせにもよりますが、手の皮がちぎれるかと思うくらい、固かったりします。それを二度目。二度目ようやく入れましてですね。エアを入れていくんです。おお、入る。つまり最初の段階ではチューブを破って入れたりはしてない、ということになります。CO2ボンベはないので、サポート隊のじょーくんに借りた手押しポンプで空気を入れて。おお。いけるかも。半分ぐらい入れたところで、ぱあああんって。破裂しました。

 ああ、やっぱりあのしわのところだ。割れるかもと思ったんだでもどうにもできなかったんだおれにはもうどうにもならないどうしようもないんだおれなんか

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心折れました。チューブ1本無駄にしました。もう一本、ほかのメンバーに貸していただいて、再挑戦、しようかと思ったんですけどね。1日に2回もパンクさせて、しかも2回目の修理は失敗しているので、心が折れてしまって。そこで、傍らで見守っていたじょーくんに素直にお願いすることにしました。やってください、よろしくお願いします。じょーくんは好青年なので、にこやかに、さっさとタイヤを外し(しかも素手で!)、チューブを入れて、タイヤを嵌めなおし(しかも素手で)、手押しポンプでリズミカルに空気を入れていきます(しかも素手で!)。よっしゃ完成。ものの数分で、爽やかなじょーくんが見事に修理を完成させて、よしっと、空気の入ったホイールをポンと叩いた瞬間。ぱあああああああんって派手な音が鳴り響きました。今日4回目のチューブが破裂した音です。

 一緒にいたメンバーの顔が、だんだんと暗くなってきました。これはこのまま何度でもこうなるんじゃないか、という悪夢のような予感が漂いだしたのです。メンバーの持っているチューブの残りも少なくなってきています。私はもう完全に心折れて、このまま担いで下りる、と言いそうになりました。いやそれはやっぱりいやだわ。しかしじょーくんの心は折れなかった。後で聞いたら折れそうだったって言ってましたけど。ほかのメンバーが新しいチューブを差し出します。もはやこのチューブはただのチューブではない。これはCAFE KIKI走行会メンバーの魂のチューブであります。そして、またじょーくんが再度のチャレンジに挑んでくれます。おじちゃんは完全に心折れてましたので。

 そこにCAFE KIKIマスターが車で登場。どうやらあまりにも我々が遅いので、いったん車で戻ってきてくれたようです。じょーくんがほぼ交換を終わらせてくれていたとはいえ、いざとなったら回収車に乗れるというのは、大きな支えになりました。CAFE KIKI走行会、サポートは完璧であります。

 タイヤが徐々に膨らんでいきます。じょーくんの手が止まります。顔を上げます。「ちょっと圧を下げておきましょうか。」 さきほどの悪夢がよみがえったのは、じょーくんだけではありません。当然私も、周りのメンバーもです。こうなったらとにかく降りるだけです。下りることさえできればいい。ああ、そういえば、後輪の修理、カットパンクのためにタイヤに裂けめが見えてたので、裂けめを補修するタイヤブートというものも使っていますが、説明が長くなるので割愛してます。もちろん、タイヤ表裏ともに異物が残ってないかは、私も確かめましたし、メンバー何人もが確かめてくれています。

今回、じょーくんのお名前しか覚えられなかったので、名前を出していませんが、何人ものメンバーが助けてくれました。ありがとうございました。もうね、みなさん菩薩様のように見えました。いやほんとに。

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そろりそろりと走り出し、集合場所に向かいます。集合場所に全員揃ったのを確かめて、そこからCAFE KIKIさんに。CAFE KIKIさんではマスターの心づくしの昼食が用意され、メンバー同士の交歓会が開かれたのであります。


一番のお荷物になってしまったおじちゃんとしては、まずもって今日のお詫びとお礼を申し上げましてね。お借りしたチューブをお返しするためにお名前を、と申し上げましたら、あちこちから一斉に、いいですよ、きにしないでとの温かいお言葉。まさに菩薩のようなお心であります。

夕方の営業の始まる3時には、買いもお開きになり、体力の有り余ったメンバーは声を掛け合って、そのあとも坂を上りに行かれたらしいのですが、私はね。とにかくウチまで帰らないとね。またパンクしたんじゃ目も当てられない。

 おうちに帰りまして、直ちに楽天さんにぽちっと。タイヤ2本とチューブ6本。予備も含めてお買い上げ。消耗品ですからしょうがないんですけどねえ。カットされてなきゃまだ使えるタイヤだったから、痛い出費でした。

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多少の痛い思いをしましたが、そのことで申し上げられるのはひとつ。人を呪わば穴二つと申しましてなあ。誰かもう一人ぐらいパンクしないかなあなんてことを考えちゃいけませんぜ、ってことです。有馬峠、面白かったです。CAFE KIKI走行会、もし機会があれば、みなさんもご参加になりませんか。CAFE KIKIマスターを始めとする菩薩の皆様にお会いできるかもしれません。

2018年5月 4日 (金)

有馬峠ヒルクライム②

マスターにこの先のルートを確認し、先に進みます。とにかく先行逃げ切りがどこまでできるかわかりませんが、ってかできないだろうと知ってますけどね。悔しいので、少しでも差を広げておきましょう。追い抜かれる時間を少しでも先送りします。ゆるポタ宣言をしたヤングメンは、少なくとも当初は速度を抑えるでしょう。いつまでも我慢できるわけではないでしょうが。

 マスターの言によれば、有馬峠は距離8~9㎞。いったん上り始めたら10%程度の坂が延々と続きますが、激坂というほどのことはない、と。なるほど10%程度であれば、シッティングを中心に、出力を維持していこう。パワー計ないので、あくまでもイメージです。

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有馬ダムまでの数百メートルは、少し休んだ脚をいきなり回すのにはちょっと大変な9%程度ですか。まあ回すというよりも、ここは短いのでパワーで上ります。パワー計ないので、あくまでもイメージです。有馬ダム過ぎて名栗湖周遊道路は平坦ですから、ここは速度を上げていきます。が。ゴールデンウィーク中なので、そこそこ人はいます。思いっきり回すというわけにはいきません。

 名栗湖の奥まで行くと、いよいよ上りかな、と思いきや、そこからまた短い区間の平坦が出てきます。このあたり、ちょうど観光バーベキュー場もあり、帰ってくるときには混雑が予想されますな。気を付けましょう。

 観光バーベキュー場を抜けると、いよいよ本格的な上りが始まります。ようやく開通した有馬峠ですが、路面状況はかなり良くなくて、前日にマスターとまさ8さんが掃除をしてくれたということですが、たった二人で全域を完璧に仕上げることなどできるはずもなく、そこここに小石が落ちています。とはいえ、そこそこ走れるのは、お二人の準備があってのことです。この整備をする前に走った人たち、かなりの確率でパンクしていたみたいです。ここに落ちている石は結晶片岩とか言うんですかね、かなり鋭利な破片になっていまして、カットパンク多発地帯のようです。ようです…。ようです…。

 まだこの辺りでは、単独1位を維持してます。おや、これはほんとにみんなゆっくり走るのかな、疑ってごめんよ、なんてことはないです。きっちり後ろから自転車の気配が追いかけてきます。しかし坂は10%を越えて、1112と斜度を上げてきます。ずっと10%って嘘やん。最大で14%まで上昇します。距離はそれほど長くないですが、きっちり脚を削ります。荒い息遣いも聞こえることなく、余裕の声が聞こえます。「きっついっすねえ」

 そういいながら軽々と抜いていくんですよねえ。しゃあねえなあ。おじちゃんもう脚が回んねえよ。なんでこんなことしてるんだろう。こんなんで、美ヶ原にエントリーしようかなんて無理じゃん。やめたほうがいいじゃん。てか、今やめたい。もう別にレースじゃねえからいいじゃん、などと思いつつ。

 前半の途中、まだ舗装工事の途中と思われるところが一か所。固められてはいますが、ダートです。しかもコーナー。帰りの下りが怖いポイント。あちこち、コーナーに砂が浮いてますし、小石もごろごろ。こええなあ。

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コース前半、5㎞地点の辺りに、CAFÉ KIKIさんが補給ポイントを用意してくれていました。バナナ、ミネラルウォーター、チョコ駄菓子、クーラーバッグにいれたコーラ。ここで一息入れることになってます。途中追い抜いていった3人が脚を止めて補給しています。ここで止まらずに行けば抜ける、と思いましたけどね。まあこの性能差でいうとそれをしてもすぐ抜き返されますからね。もう諦めた。バイクにつけてきたボトルもほぼ空になってますから、マスターのご厚意に甘えて、ミネラルウォーターをボトルに補給します。

 こういうイベントに出るのは初めてなんですが、普通はここまでやんないらしいですよ。だって、これをするってことは、お金の問題だけじゃなく、手間と時間がかかります。ツアーを商売にしてるならともかく、カフェのマスターがそこまでやるってのは、相当思い入れがないとできないことですよ。

 ああ、ちなみに参加費は3,000円ですが、この中に保険代と、この補給、それに走行会後の食事も含まれています。儲けられる値段ではない、というのは自転車イベントに参加したことのある方ならわかると思います。

 ともかく。補給はしますけど、あんまり休むと脚が動かなくなる。バナナをいただいたらすぐに出ます。この後、キツイのぼりでちょっとバナナがこみ上げてきましたけど、そのあとやっぱりおなかが空いていたので、補給は正解だったということですな。

 ここでだいたい5㎞。マスターの言葉によると、コースは89㎞、そうすると残り34㎞。もう済んだようなもんですよ。追い込めっ。峠に近いところは平坦が少しある、とも言ってられましたな。よし。

 坂が続きます。今8㎞。そろそろ平坦来るか? こねえ。まだ坂だ。9㎞。平坦来るか?こねえ。まだ坂だ。あれ、これコース間違えたかな。いや一本道だし、先行した若者たち、見えないし、先に言ったとしか考えられないし。行くしかない。おや、少し平坦が出てきたか。これがゴール前の平坦か。ってことは、あの先がゴールか。えっと。ええ? 下りが入ったぜ? ずっと上りなんじゃないの?なにここ、コース間違えたかな。いやしかし分岐なかったし、先行した若者たち(略

 行くしかねえ。

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結局この平坦と下りを合わせた尾根道がしばらく続き、12㎞程度のところで、ゴールしました。CAFE KIKI有馬峠壮行会、年代別1位です。年代別出場者数1名でしたけど。気持ちは、速く走るって言ったでしょう。うん、だからいいんです。202名、301名、401名に大差を付けられてしまいましたが、まあ面白かったのでよしとしましょう。

スタート地点を正確に把握できてないので、距離も時間もいい加減ですが、今回スタートした有馬ダム入口のトイレがある地点から、グーグルマップの経路案内によると15.2㎞。これをだいたい1時間20分くらいで上ったのだったかな。ほんと計測がいい加減で。役に立たない。

 ただ、途中少しばかりの平坦があったとは言うものの、これだけのレベルの坂がこれだけの長さ続くというのは、この辺りでは貴重です。ハルヒル程度の強度はあるのかな、と思いますけどね。問題が起きなかったわけではないです。次回はそのあたりを中心に。続きます。

 

2018年5月 3日 (木)

飯能CAFE KIKIさんの主催する走行会で、有馬峠に上ってきた

まだAACRのブログができてない…。いや、書くつもりってか途中まで書いてんですがね。転勤後のバタバタが落ち着かなくて、てんでダメです。年を取って、対応力が落ちてるのか。いやまあ落ちているんだけどね。つまりですねえ。感性が錆びちゃってるんじゃないか、と。内なる叫びが、もはや枯渇しているのではないか、と。ああ、いつかもうこうして朽ちていくのね、的な。そんな余生を送っております。

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さて。せんだって、飯能市名栗方面のCAFÉ KIKIのマスターが主催した走行会に初参加しましたんで、その話をちょいと。

 CAFÉ KIKIというのは、ロードバイク好きのマスターがやっているカフェでして。2年位前からTwitterで、CAFÉ KIKIに行っただの、フレンチトーストを食っただのってツイートを見ていたんですよ。ほうほう。子ノ権現辺りに行った時の補給所、休憩所として大変居心地がよろしい。ということで、たびたびお邪魔しております。

 で。CAFÉ KIKIのマスター、自転車を楽しむ人がもっと増えてほしい、ロードバイクってものが人生を豊かにする道具として、マナーや安全意識とともにもっと広がってほしいと、いろんな活動をしていらっしゃる。例えば、名栗地域の公共施設に、自費でロードバイク用のスタンドを設置して回ったり、近隣のヒルクライムコースとなっている林道を整備したりとかですな。またTwitterを通して、安全意識やマナーの啓発も進めていらっしゃる。

 そうした活動の一つとして、初心者にロードバイクの楽しさを伝えるために、またロードバイク乗り同士の繋がりを作り、もっと楽しく走る経験を広げる走行会というイベントを実施しているんですよ。場所はお店を中心とした名栗、飯能の林道が中心です。これまでも何度か参加表明したんですが、いつも仕事の予定と重なってしまい、諦めていました。

 が、ね。まあ一人で走るのも楽しいんですが、人と一緒に走るのも悪くない。というか、楽しいかも、と。実は、3人以上で走るのは、イベントやレースを除いては、これが2度目です。しかも1度目は自転車屋さんの走行会で、コースが物足りず途中離脱したので、実際最後までお付き合いしたことはないです。

 今回は、名栗湖の奥から有間峠に向かうヒルクライムコースです。ここは2年ほど前から落石や、落石の処理が終わったと思ったら積雪だとかで、ずっと閉鎖されていたルートだったこともあり、自分では一度も走ったことがないのです。今年もオープンはしたものの、この後すぐに道路の補修工事のために閉鎖になるということだったので、いい機会だから走行会に参加して、走ってみようと。

 今回の集合場所は、有馬ダムの入り口、県道53号から少し入った公衆トイレのある場所です。ここに8時半。うちからだと1時間じゃ無理だな。いや行けなくもないですけど、脚を使い切っちゃいます。アップになる程度に走って1時間10分から20分。逆算すると7時に出ると、余裕のはずです。うん。さらに余裕見て、650分ぐらいに出ましょうかね。一通りの準備はできているので、後は靴を履くだけです。

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よしっと。シマノのBOAシステムを使った最高級ロードレース用シューズ、SH-RC900WE。これは靴を履くときにBOAってシステムが、要するにダイヤル式で靴紐代わりのワイヤーを巻き上げて、ぴったりと足に合わせてフィットさせてくれるという、実に優れたシステムで、簡単にセットも解除もできるという素晴らしい最高級シューズ。うん。よし足を入れた。ダイヤルを回して。フィット。フィット?ッフィイットオオオオ?しねえ。

 どうなってる。逆に回したのかな、うっかりさんだからな、ぼかあね。うん、どれどれ、おやワイヤーが見えないぞ。うん、どうしたのかな老眼がさらに進んだのかな。しょうがないなあ老眼鏡をかけましょうねえ。うん?見えないぞ。これはなにか、あの高級素材、愚か者には見えない不思議な糸。それか、うん。などとしばらくぼーっと見ておりまして、おいっ。ワイヤーがないじゃん。切れてんじゃん。靴、履けねえじゃん!どうすんだよこれ、でかけられないぞ。

 あ、そうだ。前にはいてた靴、まだあるはず。あれにしよう。あれもね旧モデルとはいえ、一応かつてのフラッグシップモデル。デザインはナニだけど。まあそれは比較の問題であってだなあ。とにかく要は足りる。よし、これだ。あったぞ。っと。おいっ。クリート、完全に摩耗してるじゃねえかよ。おいどうすんだこれ。

 あ、そうだ。確かクリートの予備、在庫で持っていたはず。それだ。それを使う。この時点で既に午前7時を過ぎております。工具箱からクリートと六角レンチを取り出して、交換にかかります。まあこれはものの10分もかからない。てか必死。ここで遅れたら、その後、現地に行くまでに足を使い切ってしまいます。とにかく710分までに出られれば、遅れることはないはず。よし。行こう。忘れ物はないかな。うん。

シマノの名誉のために言っときますと、切れたと思ったワイヤー、よく見ると下のフックが外れて、ワイヤーを巻き込んだだけでした。焦るといかんですねえ。

 有馬ダム入り口に向かいます。天気がいいので、自転車乗りも多い。すでに対面から下りてくる人々。これらの方は何時ごろヒルクライムってたのでしょう。まあいいや。それどころじゃねえ。急げ。CAFÉ KIKIの前も通過します。と、自分的にはかっとんでいる私の横をすいーっと抜いていくロードバイク。しかもでっかいデイパックをしょってます。あれ、きついんだよなあ。いやねロードバイクの姿勢で、荷物を背負うって相当きついんですよ。あんなんでとても走れたもんじゃねえぞ。と思いますが、現実には追い抜かれました。ふんっと、おじちゃん奮起します。ついてってやれ。こっちのエンジンが貧弱でも、後ろについていけば空気抵抗分、楽に走れます。コバンザメです。弱者の作戦であります。いや、こっちはもういい歳なんだから、それくらいのハンディくれよ、などと前にいる自転車乗りの脳に向けて発信し、許しを得ます。脳の中に許すという返事が聞こえた気がしたので、そのまま着いていきます。ここ、緩やかとはいえ上り基調。1~2%の坂がずっと続く中、30/h程度の速度を維持して、集合地点に向かいます。なんとなく、この自転車乗りの方も同じ参加者の気がしてきました。うむ。ならばきっと許されるはず。

 集合場所には、820分ほどに到着しました。あぶねえ。やっぱり前にいた方も参加者でした。ありがとうございました。おかげで時間に間に合いました。いやまあほら仲間だしぃ。

 集合場所のベンチにはマスターがいます。考えてみると自転車ジャージを着ているマスターにお会いするのは初めてで、マスターと認識するのに数秒かかりました。マスターの対面にはお若い女性も二人。こちらはすっと目をそらします。いいですか。いい年をしたおっちゃんは若い女性に声をかけるだけも、そりゃもうセクハラ案件ですよ。このごろ、とみに自重しております。若い女性に声をかけてもセクハラにならないのは、マスターみたいな志の高いダンディなおじちゃんだけですよ。

 総勢15名の参加者が自己紹介を簡単にした後、マスターがグループ分けに入ります。「速く走りたい人と、ゆっくり行きたい人とに分けます」ってね。手を挙げることになりました。速く行きたい人って言われてあげたのは、私だけです。って、おい。目の前のスリムな20代好青年くん、きみ、明らかに私より速いよね。こん中で私が一番速いってのは絶対ないよね。それおかしいよね。こういうのを、ゆるポタ詐欺と言います。ゆっくりって言って、絶対抜いていかれるよね。まあしょうがない。もうおじちゃんには人生の先があまりないからね。謙遜している余裕もないからね。性能はともかく、速く走りたいって気持ちだけはあるぞ、気持ちだけはね。と。

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ゆるポタ詐欺によってグループ分けが崩壊したので、適当に間隔を置いてスタートすることになりました。マスターが先頭を切ります。私は、性能はともかく、速く走りたいグループなので、マスターにすぐついて行きます。

 集合場所から有馬ダム、名栗湖までは10%程度の坂がありますが、名栗湖まで行くと平坦になります。ここで差を付けなきゃ、若い連中に勝てるはずがありません。勝つ気でいたのかという点は突っ込まないでいただきたい。無理と知ってても、男には挑戦しなければならない時があるのですよ。ええ。そういうわけで、続く。

2018年3月11日 (日)

スギ花粉症治るかもね 舌下免疫療法を試す1年目

Img_6940 春ですなあ。ここ数年ですね。このブログは、もう花粉症がひどくて生きてるのが辛いって嘆きで始まる記事が必ず入ってます。そりゃあそうだ。鼻づまりによる呼吸困難、鼻水、くしゃみ、目の痒み、発熱、全身の倦怠感。この苦労から逃れるためならと、マスク着用は当然のこととして、外出後に家に入るときには全身にブラッシングをして花粉を落とし、部屋の中には強力な空気清浄機。当然、治療のために抗アレルギー剤を一年中服用してますが、それでこんだけつらいなら、薬を飲んでなきゃ、アレルギー反応で死んじゃうよぅ、ってくらい。ハードに追い込まれます。よく言われる「目ん玉取り出して洗いたい」はまごうことなき実感であります。

 花粉症、もはや全国民の半分が花粉症で、更に増加中とも言われております。当然、皆さん何とかしたいと、藁にもすがる思い。まあ一番は医者に行けってえことなんですが、世の中の新聞とかテレビとか見ると、花粉症に効く!って情報が溢れてるわけじゃないですか。あれね。信じちゃう。信じたくなっちゃうんだよね、心が弱くなっている時って。辛いもの。

 でね。ヨーグルト食えとか甜茶飲めとかね。青魚食えとか芋食えとか。いやあ、そのね単品ダイエットじゃないんだから、そんなもんばかり食ってられない。てかね。そもそも効く!ってほどの薬効があるんなら、それ薬品化されとるわ、ってことなんですよ。絶対儲かるそんな薬効のある成分、製薬会社がほっとくわけなかろうもん、ってことなんですよ。

 ダイエットもそうなんですけどね。体調を整えるって意味で、あるいは体質改善って意味で、効果はあるんだと思いますけど。そんなん今調子悪いのをどうこうするって話じゃないでしょう。つうか少なくとも私は効かなかった。

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で。花粉症が発症してから20年。たぶん。それくらい。耳鼻科の先生にお世話になってます。基本は抗アレルギー剤のアレジオンとゼスランの投薬、医師による痰の吸引、ネブライザー。そんなもんです。これだって通院した日と翌日くらいは軽減しますが、続くもんじゃありません。これに加えて、鼻づまりを改善するステロイドの鼻炎スプレー。とにかくアレルゲンを体内に入れないことだって、マスク。これが一番ですわね。ってことでした。

 しかしねえ。自転車乗り にはマスクは厳しい。暑いし息苦しいし。息苦しいのはトレーニングと思えば我慢できなくもないですが、暑いのはダメ。マスクが汗と呼気でびしょびしょに濡れて気持ち悪いことおびただしい。マスクが耳を圧迫して気持ち悪いってのもありますしね。

 そこでです。そこで、スギ花粉症自体を抜本的に解決したい。そんな手があるんですよ、実は。それが舌下免疫療法、とか舌下減感作療法とか呼ばれてる治療法です。

 でね。結論から言うと、これが効く。ヨーグルトとかのはったりじゃなく、ちゃんと効く。

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まあ舌下免疫療法ってワードで検索をかければ、詳しい医療情報はたくさん溢れてますんで、正確なところはそっちをご覧下さい。難しい言葉を読むのが面倒だって方のために概略をおはなししますね。

 まず、花粉症の仕組み。これはもう皆さんご存じ。スギ花粉のような原因物質が身体に入ってきたときに、花粉を異物と判断してしまうと、身体が異物を必死に排除しようとしてしまうんです。で。鼻水、くしゃみ、涙、発熱等。とにかく花粉を追い出そうとしてるらしい。まあ病原菌ならそれでいいんですけどね。花粉ぐらい受け入れてもいいぜって思ってるのに、身体は反応しちゃう。

 そこで、まあ花粉くらい入ってもどうってことないんだから、症状だけ抑えちゃおうぜってのが、アレジオンとかゼスランとか。症状を抑える薬です。しかし、反応自体を根本的になくしてるわけではないんで、薬が切れると元の木阿弥。ふむ。

 民間療法や食事療法は、花粉に反応しちゃう体質自体を変えようとしているんですが、まあこれは当たるも八卦当たらぬも八卦に近い期待であります。

 じゃあ舌下免疫療法って何かってと、スギ花粉を飲んで、花粉に身体を慣らしてしまい、身体が異物として捉えないようにしちゃえ、ってことらしいです。ただし、ただしです。ここすごく大事。じゃあスギの枝から花粉を取ってきて飲めばいいんじゃないか。それはダメ。下手したら死んじゃう。アナフィラキシーって強烈な、心臓も止めちゃうようなアレルギー症状が出ちゃうことがあります。だって、アレルギーの元なんだもの。そんなもん直接大量に入れたら、ダメに決まってるじゃん。

 じゃあなんで舌下免疫療法は大丈夫なのよ、ってことですね。うん、だから実用化に時間がかかった。舌下免疫療法で使うスギ花粉は、シダトレンって名前の薬品に加工されてます。どう加工されてるのかは企業秘密でわかりませんが、アレルギー物質の量が厳密にコントロールされています。しかも、それを医師の監視下で、身体に異常がないかを見ながら投与して、少しずつ馴らしていく。だから、治療なんです。

 最初の2週間は、ごく微量から初めて、徐々に身体を慣らしていきます。第1回目の摂取の時は耳鼻科で、アナフィラキシーを起こさないか観察されます。ても、ずっとお医者さんが見てるわけじゃありません。シダトレン摂取後、別室で待機するだけです。

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シダトレンは、最初はプッシュ型のスプレーで、舌の下、裏側ですな、ここにワンプッシュ。とろりと甘い味がします。舌の下に入れた状態で2分間キープして、飲み込みます。その後5分間は、名にも食べちゃいけませんが、どっちにしてもあっという間です。それが2日目にはツープッシュ、そして3日目には、と増えていって、2週目に入ると、もう少し濃度の高いスプレーをワンプッシュ、ツープッシュ、と増やしていきます。2週間後に、ドクターが異常のないことを確かめて、1回毎に使い切りのパッケージになります。

 で。私が治療を始めたのが11月の下旬でしたかね。そこから花粉シーズンの現在に至る。でね。例年だと、わりかし早い時期に、目が痒かったり鼻水が出たりして、周りの人に「ねえねえ、ひょっとして花粉飛んでない?」って聞いて回るんですが、「うん、飛んでる飛んでる。」って言われて同病相憐れむ的に安心する。安心しても別に症状が軽くなるわけではありませんけど。

 その時期から1週間ほどすると、アレルギー症状全開となり、目は痒いわ、くしゃみは際限ないわ、ティッシュボックス持ち歩くくらいの鼻水は出るわ、頭は痛いわ。もうこの状態が1ヶ月以上続くなんて信じられないっっ。ってことになってます。ここ10年くらいは、やっぱりマスクをすると圧倒的に楽になることを覚えたので、マスクをしてますが、問題は自転車に乗るとき。いろいろ自転車用のマスクは買いましたが、暑いときは無理なんですよ。気持ち悪い。

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そこでマスクを外して走るんですが、走ってる間は、花粉症の症状は出ません。ヒスタミンによるアレルギー反応って、アドレナリンが出てると止められちゃいます。止めるってか、ヒスタミンによる反応をマイナスとすればアドレナリンはプラスの作用が有り、相殺されるってことらしいです。だから走ってる間は平気。でもヒルクライムだと杉山の中を走るので、大量のスギ花粉を体内に摂取してしまいます。当然、走り終えたらアドレナリンの放出は止まり、体内には大量のスギ花粉が残る。で、一気に反動が来るというか、アレルギー症状が爆発します。私の場合、顔がぱんぱんに腫れ上がるほどの炎症が起きます。熱も出ます。まあ、しゃあないって割り切って、山の中に入るんですけどね。

 ところが。こっからが本題。ところがですよ。今年。花粉シーズンが始まりました。そういや、なんとなく鼻づまりの感じがするなあ、ってしばらく思ってました。ときどき目をこすりたくなることもあります。痒みって認識するほどの違和感ではないです。舌下免疫療法の注意点に、「花粉のシーズンになったら、これまで通りマスクを使用して下さい」ってあったので、マスクをするようにはしています。でもね。そもそもマスクをしなきゃいけないような不快感、切迫感を感じないので、つい忘れてしまいます。

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更に、花粉だらけの奥武蔵グリーンラインに、ヒルクライムったわけです。ここで、あの「顔ぱんぱん」が出なきゃ、これは本格的にシダトレンによる舌下免疫療法が効いてるってことだぞ、と。いわばテスト、いわば人身御供的な。人体実験的な。チャレンジをしました。

 でね。もう予想は付いてると思いますが、見事に症状が出ない。走り終えた後、いつもなら数十分後には目も鼻も大変なことになり、顔がぱんぱんになるのに、一切そういう感覚がない。まあ、風呂に入ってる間に大きなくしゃみが2回くらい出て、その後、鼻水垂れてきたので、1回鼻をかみました。そんだけです。これってもしかしたら、効いてるのかも。

 その後もですね。世間的には天気予報で「今日の花粉:非常に多い」なんて日がちょくちょくありますが、軽く鼻が乾いてる感じはするものの、たまにくしゃみが出るものの、たまに目が痒いかなって思ったりはするものの、基本的にはてんで平気。これ、すごくなくないですかー。すごいですー。20年くらいは悩んできた花粉症、ひょっとしたら治るのかもって感じがしてきました。

 ちなみにあちこち検索かけると出ているように、効き方には個人差があるようです。1年目から明らかに効果があるって人も多いようですが、2割くらいは3年続けても効果が出ない場合もあるらしい。更に、3年続けて、一応治ったってことになっても、何年かしたらまた身体がスギ花粉のことを忘れてしまうので、再度治療を始めなきゃならん、みたいなことも言われました。それに治療費は毎月3000円くらいかかる。

 でもね。仮にそうだとしても、デメリットはお金くらい。3000円って市販薬のアレジオン飲んでたら、同じくらいかかります。しかも、アレジオン飲んでても、ここまで楽にはならない。あ、まあ一年中ずっと忘れずに飲まなきゃいけないってのもデメリットっちゃデメリット。でもね。こんだけ楽になるかもしれない可能性があるなら、チャレンジした方がいい、と思います。

 あ、今から耳鼻科に行ってもダメですよ。微妙でも花粉が飛んでる12月後半から6月ごろまで、新規の治療は始められません。次に始められるのは、花粉が収まる6月以降ですかね。いかがですか。来シーズン、おひとつ。

 

2018年2月25日 (日)

12年ぶりの里帰り 和歌山県太地町に行く

20180102_103605_064 ってことで。もう完全に日記。日記ですよぅ。それもお正月の。役に立たないこと夥しい。知ってます。役に立つブログではないんです。

 えっとね。正月の2日に田舎で同窓会をやるってんです。ええっ正月に、って感じで都会の皆様は仰るわけですが。うちはねえ、本当に和歌山の端っこの田舎ですからねえ。人がいないんです。盆と正月くらいしか帰らないって人も多いので、盆と正月以外で同窓会を開いても人が集まらない。しかもお盆休みって、ある程度分散するじゃないですか。そうなると正月。正月になるんですがね。これがまあ、大変なんですよぅ。

 まず新幹線で新大阪まで2時間半。そして新大阪から特急に乗って、今回の新年会が開かれる太地町というところまで向かいます。パンダがごろごろいる白浜を過ぎ、更に本州最南端の串本町を過ぎ。新大阪から4時間かかります。距離で言うと東京から新大阪までの1/3のところに倍近い時間がかかるわけですね。

20180101_150851_000_2 これに東京駅まで向かう1時間半を加えると、8時間。8時間ってハワイに行けるわっ。いやまあ手続きとかあるからそれは無理だけど、台湾はもちろんいけるし、グアムくらいならねえ。というくらい遠い。しかもですよ。田舎居住のみなさんならご存じでしょうが、元旦に店なんかやってねえ。飯を食うところすら危ない。元々普段から夜の6時くらいには真っ暗になるわけですから、ましてや正月。ねえ。覚悟しましょうよ。

 今回やっと確保できた宿は、朝食のみ付くプランしか残っておらず。こりゃ最悪、夜ご飯食いっぱぐれるぞ、と。東京駅で鯖の棒寿司を買い込んでおきます。命の鯖寿司であります。みんな、田舎に行くときは鯖の棒寿司、買っとけ?

 新幹線の席を取るなら、進行方向むかって右側取るんだよ。静岡辺りで富士山が見えるからね。まあいいんだけどね。新幹線、たまにしか乗らないけど、快適ですよねえ。新大阪辺りに行くなら敢えて飛行機を使う意味は感じない。まあ30分くらいは短縮になるはずなんで、そこはタイムイズマネーでしょう。今回は新大阪からの乗り継ぎもあるんでね。こっちの方が楽です。

 さて。新大阪。あのねよく言われるのが、大阪と東京ではエスカレーターで立つ位置が、右と左で異なる、って。そうなんですよね。大阪は右側に立って左を開ける。東京は逆。ところがね。新大阪の新幹線乗り場からのエスカレーターは、関東の人と関西の人が混在するので、両方に立ってます。みんな迷ってるよねえ。と思いながら、自分はとりあえず右側に。郷に入れば郷に従えですよ。

 紀勢本線の特急くろしおへの乗り換えは10分しかありません。急げ急げ。大阪の情緒を味わう暇もなく、駆け込みます。昔はねえ。紀勢本線もディーゼルで、だから「電車」って言い方が通じなかったんです。「列車」や「汽車」って言ってました。ねえ。でももう電車です。すっかりかっこいい特急になっちゃってねえ。ああ、喉渇いた。車内販売でなんか飲み物を。こっから4時間ありますからねえ。

 来ねえ。車内販売来ねえ。あのね。紀勢本線の特急、車内販売、ないです。電車の中に自販機もないです。えええ。そうなの。4時間。喉が渇いたって感じてから4時間、なにもないの。えええ。ちょっと泣きそうです。それはさあ、知ってる人はいいけど、知らない人には過酷よねえ。車掌さんにどっか駅で買えるところないかって聞いたけど、停車時間が短いので無理です、って哀しい顔で言われ ました。はあ。田舎は過酷。覚えてるつもりだけど、舐めてました。

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さて。太地町。ここは正確には私が住んでたムラの隣町。鯨の町です。グリーンピースやらの欧米独善的自然至上主義者によって不当に貶められたこともある町です。ゆるさん。日本古来から続く捕鯨は歴史で有り文化であります。私は鯨の味があまり好きではないんで、食わないんですけどね。他人の文化に乗り込んできて、野蛮だの自然破壊だの振り回すその独善が、そもそも鯨を絶滅寸前まで追い込んだんじゃあっ。ってまあ、本論とは違うんですけどね。



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まあともかく。昔は駅員さんがいた太地町の駅も当然無人化されています。さて。宿に向かいましょう。と。駅前には当然タクシーの影もあるわけはなく。しかし電車の到着に合わせて町内循環バスが走っているというので、それに乗りましょう。時刻はすでに日暮れ時を迎えております。そして宿。念のために、宿で簡単な食事でもとれないか、と尋ねますが、期待はしません。まあ自販機で酒が買えればそれでいい。その通りでした。ふう。ちなみにコンビニは峠を越えた隣村にあるそうですよ。まあ昔はコンビニなんてなかったもんなあ。なくても平気。

20180101_171919_894 20180101_172006_838 お部屋ね。うん、こんな感じ。まあよくある感じ。ちょっと寂しい感じが何とも言えず、いい。お風呂は温泉だしね。うん。空には月がかかって、海に光の道を作ってる。元日の夜としては、まあこんなこともあるかな、一生のうちにって感じです。そして棒寿司。鯖。鯖の棒寿司一本。これはねえ。いいよ。腹が一杯になります。自販機でレモンサワーを買って、小さなテレビをのぞき込むように正月番組を見る。ふむ。何とはなしに夜は更けていき、まあねえ。うん。そんな感じ。明日は同窓会だねえ。

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で。朝。朝ご飯は付いてるからね。ちゃんとした朝ご飯。むしろ普段よりちゃんとしてる。これを食って、同窓会までの時間をどう過ごそうか、とね。そこで、レンタサイクルですよ。このお宿には電動のレンタサイクルがある。ふむ。これだ。ほら自転車乗りですから。隣村まで峠を越えるヒルクライム、やってやろうじゃん。ってことです。

 都会の人にはわからん感覚。この辺りはムラとムラの間が離れてますから、子供の頃は隣村は完全に異国だったんです。ムラに何軒かある駄菓子屋さんで駄菓子を買ったり玩具や花火を買ったりして遊ぶんですが、自分のムラと隣村の駄菓子屋さんでは品揃えが違うわけです。うちのムラではベーゴマを扱ってる店が1軒もなかったので、うちの小学校では誰もベーゴマができなかったけど、隣の太地町には売っていたので、太地町にはベーゴマの文化があったりしたわけです。そこで。学年が上がるとですね。自転車に乗って冒険の旅に出るわけです。

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大変ですよ。隣村の小学生に見つかったりすると、ひょっとしたら対決になるかもしれません。駄菓子屋のばあちゃんに「おまえどこのもんだ」って咎められるかもしれない。言わば、特攻隊みたいなもんですよ、峠を越えるってことは。ここからここまでが、おれらのムラって、見えないけど明確な縄張りが存在してる。そんな時代であり、地域であった、と。あ。実際には隣村の小学生に会っても対決にはなりませんでしたよ。まあそんな気分で隣村の駄菓子屋さんに向かったってことです。

 電動ママチャリ、すごいね。軽く踏み込むとぐいっと加速するのね。ほうほう。気持ちいい。考えてみると、自転車初乗りですよ。そしてこれが初ヒルクライム。最初の坂は6%くらいかな、9%はないな。電動チャリすごいな、と思った瞬間、3つあった電池レベルが1個減りました。あかんやん。こんな上り始めで、もう減ったら、この後のサイクリングもたんやん。てことで。電源切ります。電源を切ると電動ママチャリは重いだけのママチャリになる、と言います。ま、でもね。走行してる分には重さは気にならんです。まあこの程度の負荷ならね。うんヒルクライマー舐めるなよ、と誰にともつかず呟きます。Twitterにも呟きます。そんで慌てて、や、ごめんヒルクライマーじゃないや、ゆるクライマーだと訂正をかけておきます。その程度でヒルクライマーかいって言われないための自己防衛SNSマナーであります。

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小さな峠を一つ抜けると、あれ、確かあと一つの峠で終わりだよね。てか、これをそもそも峠って言っていいのか、って疑念が湧くくらい、短い坂を上ります。距離にして1kmもない。昔は大冒険だったんだけどなあ。いやしかし、このおじちゃんの体力も捨てたもんじゃないわね。などと。呟きつつ海にでも行きましょうかねえ。海、とんでもなくきれいです。

 と。続く。と。思ったんですけどね。ったんですけどね。この後、もう一本書くほどのネタがない。引っ張れない。さすがにブログで同級生とぐだぐだになって飲んだくれて訳のわかんない話をしていたことを書いても、しょうがない。

 ただまあ、それはそれで面白かった、と。この歳になると落ち着いた大人であることを求められますからな、いくら脳みそが子供のままでも、世間が許してくれません。バカ騒ぎしてると、大人げないと言われますが、同級生といる分にはガキの頃に戻っても誰も文句を言いませんからね。10時間くらい飲み続けて、翌日の朝一番の特急で帰ります。無理です。起きることができません。世界がぐるぐる回っています。しょうがない、少し予定を遅らせて帰りましょう。

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さて、指定券の変更をするためにはJRみどりの窓口に行かねばならないんですけどね。まず地元の駅は無人駅。そこから紀伊勝浦駅に向かったわけですが。正月2日の那智勝浦町を舐めてはいけません。てか平日でもそうなんですけど、電車が走ってない。厳密に言うと、とても本数が少ない。1時間に1本って話じゃない。3時間に1本って話。これはもうしょうがないですよね。紀伊勝浦駅のみどりの窓口に行ったら、もう指定券はとれないってんで、自由席に変更。せめて座席が確実に取れる新宮市まで移動しようと思ったら、つぎは3時間後。3時間後って、もう特急来ちゃう。新宮市まで行く意味がない。

 巷間年寄りの運転による交通事故が話題になりますが。ほんと田舎は無理。公共交通機関がなさ過ぎる。お店も少ない。死活問題です。文字通り。死んじゃう。昼飯を食おうにもファストフードもないから、どうにもなんない。紀伊勝浦から新宮市まで1時間に1本くらいバスが出ていると聞いてバス移動します。これ、それにしてもあのバス路線をつないで田舎を旅行する番組がありますけどね、これだって本当に厳しいですよ。なんかつなげた先がとんでもない行き止まりになりそうで。ともかく今回はちゃんと新宮市に向かったわけです

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新宮市まで出て、駅の観光案内にご飯を食べるところを聞いて、ようやくご飯にありつきます。手打ちうどん「ます屋」さん。観光案内の人は「美味しいですよ」って言ってましたけどね。どうなんだろ、田舎の話だし、正月2日からやってるんだから逆にたいしたことないんじゃないの、と甚だ舐めた考えで向かいます。

 なかなかの佇まい。メニュー看板にも勢いがあります。これは意外といいかも、と。店の中。座敷。おばあちゃんちみたいな、いろんな飾り物がごちゃごちゃとあって、流行らなくなった温泉旅館の入り口のような。しかし、これが飯屋だとそれなりに好き。


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さて、何を食いましょう。うどん屋さん。しかも関西。関西と言えばきつねうどん。って思ったんですがね。どうもなんか雰囲気が違う。看板にもカレーうどん推しだったりして、これはカレーうどんを食ってみたい。おばちゃんにオーダーします。しばらく待って出てきたのがこれ。

 ん? カレー。カレーライス。え。しかももやしまで入ってる。それに白菜? え。ばあちゃんが適当に作ってくれたカレーライスか。いや、嫌いじゃないけど。でも頼んだのカレーうどんだし。すみません、これ頼んだのカレーうどんなんですけど。って言うとおばちゃんがうちのカレーうどんはご飯が入ってるんですよ、って。ああ。ああ、えーっとなるほど。

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箸を入れて、持ち上げる。おお。うどんが。白菜に見えたのはタマネギか。でももやしに見えたのはもやし。あー、つまりあれか。カレーうどんの汁が残ったやつに、追い飯を注文して、カレー雑炊のようにして食うやつ、あれをあらかじめ仕込んでいるのか。なるほど。しかし量が。追い飯まで食うと量が多いんだよなあ。

 とりあえずうどんだ。どんなもんかね。ああ、ほう。大阪にある腰のない柔らかいうどんではなくて、しっかりとした腰がある手打ちうどん。カレー汁は見た目のばあちゃんっぽさと違い、スパイシーでしっかり辛い。もやしはもやしだが違和感はない。ほう。辛い。美味い。ほう。おや、うどんがもうないぞ。ああ、そうか、ご飯の分の腹を残しておくって訳だ。

 うむむ。うどんでもう少ししっかり食いたい気持ちと、白飯を混ぜて食いたい気持ちが混在して微妙ですな。しかし、大飯喰らいの人なら、うどん一人前に白飯でもいいんでしょうが、それほどの大飯くらいでない私としては、喰ってる途中は物足りないくらいですが、食い終わって数分経つと満腹感が出てきます。ちょうどいい。そして美味い。1,000円。ここは田舎の名店ですぞ。新宮市、おそるべし。

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満腹になって特急くろしおで新大阪に向かったのであります。ちなみに、紀伊勝浦駅には、特急車内には自販機も車内販売もない旨きちんと表示がありました。いやあしかし、新大阪駅に表示がないんだもん。たのむよJR紀勢本線。乗る前に教えてくれよ、と。帰りの新幹線では、適当に買った牛カツどろそぼろ重という弁当を食いましたが、いやはや駅弁恐るべし、という。はい。美味しゅうございました。

 あっという間の里帰りでしたけどね。まあできれば、もっとのんびりしたかったとか思いつつも、いやいやそれはそれで退屈とかしちゃうんだろうなあ、等と思いつつ、埼玉の片田舎に帰ったのでありますよ。

2018年2月12日 (月)

リンナイ ココットプレートって意外といいよ グリルパン的なもの

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なんか名前、かわいくねえスか。ココット。ちょこっとかわいい。うん、なんでしょうね。よくわかんないけど、ガスレンジ台にあるグリル、魚焼き器の中に入れるフライパンみたいなものです。なーんだ、って感じですな。こんなもん、何に使うんでしょう。

 だいたいね、グリルって要するに魚焼き器でしょ。サンマ焼いたり塩サバ焼いたり。網でいいじゃん。別に。ね。わざわざフライパンみたいなものを乗っけて、肉とか焼かなくてもフライパンでいいじゃん。オーブンでいいじゃん。ねえ。

 つうか、そもそもグリルの使い道というか特性を考える必要があります。昔の、とか今でも普及機レベルのガスレンジに付いてるグリルは、庫内の上からしかガスが出なくて、魚を焼くときに途中で裏返したりする必要がありました。正直これは面倒くさい。だいたい焼き色見るにしたって、グリルの庫内に入ってるだけで見にくいのに、更にひっくり返すなんてねえ。じゃあ網で焼くよ、と言いたいところですが、網焼きだとどうしても煙が出ます。外でやるなら網焼き最高なんですが、家の中だとなかなかそうはいきません。

 そこで魚焼き器、グリルなんですけどね。問題はお掃除。ただでさえ焦げ付きってお掃除が面倒くさいのに、グリル庫内の掃除の面倒くささと来たらどうしようもない。ある程度、見える部分は拭くとしても、見えない部分は見ないようにする。それしかない。更に、昔のグリルは、焼いている途中で魚から出た油に火が燃え移るのを予防するために、受け皿に水を張らなければならなかった。これは汚れを落としやすくもなる代わりに、どうしても魚の表面がからっと焼き上がらないという欠点がありました。

 要するに、グリルっていろいろと面倒くさい。魚しか焼けないくせに手間がかかる。魚、食わなくてもいいじゃん、ってことになりかねないくらい、どちらかと言えばあまり使わない場所です。

 で。そこに入れるココットプレート。なんでこんなものにコストをかけなきゃならん。滅多に使わないグリルなのに。安くはないんですよ。7,000円くらいする。いや、というか必要なものなら後付けでなく最初から付けとめばいいじゃん、って思いましたよ。ところが、最近、ホームセンターでグリルパンってよく見るようになったんですね。TVショッピングがはしりなのかな。アレって、また騙されてるぞ、ってのと同時に、ひょっとしてすげえんじゃねえの、ってのがありますよね。試してみたいなあ。でもね、TVショッピングのってやっぱり、なんか嘘くさい。ホームセンターで扱ってるグリルパン、これでいいかなって思ったんですがね。

 きょう日、なんも調べずに買うってのはかしこい消費者じゃねえ。やはりそこは検索、検索ぅ。と。あら。なんとうちで使ってるリンナイのコンロ。これ専用品があるじゃないですか。ココットプレート。

 さっき言ったとおり、なんでこんなもんに7,000円ってのはある。けどね。ポイントがね。うん。楽天ポイントがね。期間限定ポイントがね。使わないとね。うん。買おう。よし。

 専用品なので、ガスコンロ台の品番によって適合するものが違います。うちの場合はワイドタイプってのが適合します。ご覧の通り、パンの部分とそれにかぶせる穴あきの蓋。ふむ。これがあるからどうだっての、ってことですね。

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とりあえず使ってみましょうか。ココットプレートを乗せるためのフレームを魚焼き網の代わりにおいて、その上にココットプレートを乗せます。何を焼きましょうかね。とりあえず魚だろう。これで魚がうまく焼けるものかい?ってことです。とりあえずサバ。塩鯖。サバ美味いよね。うん、ぼかぁねは世界中から鰻とマグロがいなくなっても諦めますが、サバがなくなったら嘆き悲しみますね。いや、鰻もマグロもなくなっちゃあかんよ。でもそれくらいサバが好き。だいたいね、サバ偉大。塩サバ美味いし、みりん干しも美味い。刺身もいいけど、しめ鯖にしたらもっと美味い。味噌煮もありだし、寿司にしても美味い。竜田揚げも捨てがたい。ねえ、こんな魚、他にありますかってくらいですよ。サバ偉大。

 で。サバを焼きます。塩サバ美味いんだけどさ。脂がのってると、煙もくもく出るし、グリルの中が脂だらけになるし、後片付けがたいへん。ね。そこでココットプレート。ココットプレートを乗せると、グリルの下火は魚にあたるのではなくて、プレート全体を温めます。上火は、そのまま直に当たると、強すぎて表面を焦がしてしまったりするんですが、蓋がある。ここで直火がほどよくやわらげられつつ、蓋に大きなスリットがあるせいで湿気が籠もらない。

 網焼きのようにひっくり返す必要もないから、身が崩れない。身から出た脂は、底面のでこぼこのおかげで適度に流れ出る。グリル付属のタイマーで、ココットプレートがないときと同じ設定で焼くと、やはり少し焼き色が薄い。けれども、焼き締められないでふっくらと焼き上がります。これはいい。

 ただちょっと問題は、蓋をどうやって外すかってことです。蓋を外す道具が付いて来ないので、オーブン用の手袋や持ち手など自分で工夫する必要があります。ここはちょっと使いづらい点ですな。

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プレートはフッ素樹脂加工してあるので、たわしでちょっとこすれば、脂の焦げ付きもすぐ取れます。全体がラウンドしているので、洗うのは楽です。どこぞのTVショッピングに出てくるフライパンのように、ほら一拭き、とまではいきませんが、そもそもフッ素樹脂加工だってそんなもんでしょう。

 網で魚を焼いた場合は、網を洗い、グリルの受け皿を洗い、冷えてからグリル庫内をふき掃除し、とやるわけですから、それにくらべたらこれはだいぶ楽です。

 ふむ。ついでにじゃあ何か他にも使えませんかね。ってことで、買ってきたお総菜の鶏の唐揚げを温めてみましょう。鶏の唐揚げ、最高です。うん、ぼかぁね世界中から牛肉と羊肉がなくなっても諦めますが(以下略)。というくらい、鶏の唐揚げが好きなようです。自分ちで作る鶏の唐揚げは美味いですが、買ってきたお総菜のジャンクな味もたまらん。が、これね、電子レンジで温めると、衣が油っぽくなって、むしろあまり美味しくない。冷えてた方がまだマシってことがあります。そこで、ココットプレート。

 

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でココットプレートに並べます。そして適当にタイマーをセット。出来上がり。うん、これはいい。あのね、電子レンジと違ってココットプレートだと衣から温め始めるから、余計な油が落ちる。そして衣がバリッとする。中の火の通りは、電子レンジのように中から温めるわけではないから、それなりだけど、火を通しすぎると硬くなるだろうから、これはこれでよし。

 ふむ。周りがぱりっとするのはいいね。よし。と気をよくして、今度は冷凍お好み焼き。冷凍お好み焼きも結構美味いんだけど、電子レンジの宿命でぱりっと感は出ない。そこでココットプレート。これは絶対に美味いはず。

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うん。あのね。冷凍していたものを冷凍してないものと同じ時間で焼いちゃダメ。解凍できるだけになっちゃう。うー。9分だと中がほどよく解けて、冷たい。しかも、もうソースやらマヨネーズ塗っちゃったので焼き直しできない。うん、これは私が悪いね、こんど再挑戦します。火の通りが良い冷凍たこ焼きは、周りがぱりっと中がとろっと、美味しくできました。ソーセージも焼いてみる。これも表面の衣がぱりっと。良いですね。この調子で、鶏肉もそのままやけそうですわね。

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ん? これって。ああこれって、要するにグリルをオーブンとして使うための道具、と考えていいんじゃないかなあ。ガスグリルの方が電気オーブンより熱の立ち上がりが圧倒的に早い。それは知ってる。だからグリルをもっと使いましょう、みたいなお料理記事を読んだことがあります。ところがやってみると、それって逆に火の周りが早くて難しい。グリルって上火と下火があっても、火の回り方が上と下で違います。それを調整するのが意外と大変。

 ところがココットプレートを乗せたグリルを使うと、電気オーブンに比べて、圧倒的に熱の立ち上がりが早く、プレートが熱を均一化するので焼きムラができにくい。熱の上下動も少ない。煙も、グリルだから出ない。わりといいことずくめなんです。

 敢えて問題点を言えば、グリルの庫内に収まるサイズの問題です。プレートの中に入るのは、厚みがせいぜい4cmくらい。それ以上だとココットプレートの蓋が閉まりません。浮いてしまいます。そうなると、やっぱり丸のままの鶏を焼くのは無理です。ケーキを焼くのも無理ですね。

 でも、これ、7,000円の出費で新しいグリルを買ったくらいの革新が起きます。なかなか。感心しました。リンナイの専用品でなくても、似たような商品がいろいろと出ています。構造も難しいものではないので、おそらくそれほど違いはないでしょう。グリルパンとかグリルオーブンとか書いてある製品で、蓋付きのものを選ぶといいと思います。てか。蓋がないとあまり意味がないような気がします。スリットのある蓋付き、これがお勧めであります。お試し下さい。上手く焼けなくても、まあそういうこともあるでしょうな。へへ。

 

 

2018年2月 5日 (月)

キャンプの快適に一番大切なのはマットレスです コールマン コンフォトマスター インフレーターマット

20171227_140011_749 何でも揃うかずさオートキャンプ場ですが。がが。ないものがあります。てか、バンガロータイプのコテージにはほとんどないと言っていい。寝具であります。

 そもそもキャンプってのは、家のベッドの心地よさを再発見するのが目的だって言うくらい、寝心地は悪い。てか、最近の寝具の寝心地が良すぎるんですよ。ベッドとか。もうね、ベッド最高ですよ。フランスベッドのマットレスLT-750とか、もう天国。まさに天国、いや極楽かもしれん。かつて不眠を煩ったこの私が、わずか数分で寝付いてしまうくらいの天国。いやまあそれだけが理由じゃないけどね。でも天国。

 でね。この天国に比べると、キャンプは地獄とは言わない。まあでも、人界ですよ。だってね。そもそものキャンプなんて、まず下が砂なら御の字、土でもいい。石ころならけっこう悲惨だけど、さらに傾斜地なんてなるとね。もう夜じゅう身体の置き場を探して寝返りを打ち、更には目覚めは身体をごきごき鳴らしながら起きてくる。もちろん少しでも軽減するためのテントマットやら銀マットやらがあるんですがね。

 銀マット一枚敷いたからって、地べたに転がる石っころのごりごり感を感じないわけじゃない。てか、尖ってないだけで当たるよ。地べた、痛いし冷たいし。そう冷たいよね、冬場なんか特にさ。少しでも和らげようと、マットの下に毛布敷いたり段ボール紙いたりするんだけどね。けどねえ。ちっとは変わるけど、天国が再現できるわけじゃない。

 そこで。地べたを離れようと、コットを買ったこともありました。コットを買ったコットも…ぅ。いや。でもね。コットは確かに地べたのごつごつは拾わない。しかし。じゃあ起き抜けに身体の調子がいいかってえと、そうはいかない。コットの問題は、二つありまして。意外と冬、寒い。寝床が布一枚だから、下から熱がどんどん逃げていく。しかしまあこれはコットに上に毛布を敷いたり銀マットを置くことで解決します。

 問題はもう一つ。コットは、フレームの中にポケット状に布が張られます。これはいくらテンションをかけても構造的にしょうがないです。このポケットに身体が収まりますから、姿勢が固定されるんです。寝返りが打てない。で。結果的に身体がごりごりに凝る。と。地べたの石ころのごつごつは拾わないけど、身体が痛いことには変わりないわけです。

 その点、コテージの木の床なんて天国みたいなもんですよ。フラットだし。傾いてないし。ねえ。ここに銀マットと毛布を敷いて寝ましょうよ、ほらふかふか。ねえ。ところがですねえ。座ったときにふかふかのように思えても、これね。寝るとそうでもない。手で押したぐらいだと、床がフラットだから、硬さに気付かないんだけど、体重がかかると、床に当たるところと浮いてるところがわかる。結果、あちこち身体が痛い。もちろん地べたよりはずっと楽なんですがね。

 そこでだ。これはつまりもっとマットレスの厚さがいるわけだよ、と至極当然の結論に達したわけです。マットレスだマットレス。フランスベッドのマットレスを持っていけばええやん。無理でしょ。それ無理でしょう。となると、厚みのある、携帯できるマットレス。となるとね。インフレータブルマットになるんですねえ。

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インフレータブルマットは、空気を入れて膨らませるマットです。とはいえ、エアマットとも少し違う。エアマットは要するに浮き輪みたいなものですが、インフレータブルマットは中にスポンジ的なものが仕込まれています。圧縮して空気を抜くとコンパクトになりますが、栓を開けるとスポンジが広がる力で、自動的に空気が入る!という謳い文句であります。謳い文句であります。

 実はこのタイプ、オートキャンプを始めたばかりの頃に使ってました。10年くらい前ですわ。

 これ、良かったんですよ。イヤ実に。ただね。問題点ってことじゃないですが、この後で買ったコット。コットの方がいいんじゃないかって思ってしまって、コットに走ったんですよ。ええ、回り道しました。インフレータぶるマットからコットにいき、そしてまたインフレータブルマットに戻る、みたいな。ですね。

 要は使ってみなきゃ判らんっちゅうことです。インフレータブルマット、たたむのがちょっと面倒だったんですよねえ。その辺りは今回も同じなんですが、まあ後でお話ししましょうねえ。うん。

 でね。重複するものもあるんですが、昔の記事を読んで貰えるかどうかわからんので、しょうがない。でね。自動的に空気が入る!からの続きなんですが。実際には使用するまでに問題なく入るかどうかってえのは、うん、無理。ちょっと空気を補充した方がいい。そこまで強烈に中のスポンジに復元力があるわけではないです。

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えーっと、どんな具合に膨らむかというとですねえ、今さっき、西原理恵子氏の「ダーリンは72歳」Kindle本を読んでおりまして、大変に下品な喩えしか浮かびません。西原先生強烈すぎます。ですからこの際、喩えは省略しまして、なんとなく膨らんだんかいって程度だって言っておきます。じゃあ。しょうがない、もう少し空気を補充しましょう。ぱんぱんにするには、かつて肺活量4800mlを誇った私が貧血を起こしそうになるまで、補充するって感じです。

 これは本当に年寄りには危険なのでお勧めしません。ぱんぱんにしたい場合は、足踏みポンプとか、最近TV通販で売ってるモーター式の空気入れを使って下さい。空気孔のアタッチメントは各自ご用意下さい。ですが。ですがね。ものにはほどほどというものがあります。ぱんぱんであればいい、というのは大間違いでした。昔、どうしてたっけな。忘れました。とにかく、ぱんぱんにしちゃうと、反発力が強すぎて、むしろ硬い。というか身体のカーブにマッチしなくて、フローリングの床に寝てるのと大差ありません。手のひらで押して、ぐっと沈んでしまうくらいまで空気を抜くのがお勧めです。

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この上にシュラフを敷いて寝るのが標準使用法だと思われますが、私はこの上に毛布を敷いて、その上にシュラフを敷きます。ねえ、みなさん。銀マットとかだとよくわかるんですが。特に暑い時期とか、マットの上に結露と言えないくらい大量の水分がたまりませんか。たぶん身体から出た水分、蒸気、汗だと思います。銀マットは通気性がゼロなので、そんなことが起きるのかなあ、と思います。インフレータブルマットも通気性はありませんから、あったら空気が抜けちゃいますわね。ありませんから、同じように結露するんじゃないか、と思っただけです。実証も理論もないので、実際がどうなのか、わかりません。

 でだ。寝る。うん。やっぱりだ。やっぱりキャンプ用のマットレスの中で、インフレータブルマット最高。まあ今回買ったコールマン コンフォトマスター インフレーターマット、厚さ6cm。以前使ってたL.L.Beanの通販で買ったマットレスは10cm。たぶん厚い方が快適です。ただね。いろいろ探したんですけど、こんな分厚いインフレータブルマットは見つかんなかったんですよ。いろいろ探し回って、一番分厚かったのが、これだった、と。や、ネット検索ではサーマレストの製品で10cmというのが合ったんですけどね。22,000円。コールマンのが9,800円。う。そりゃね。うん。6cmあればいいじゃん、ってことにしました。

 このマット、裏と表で色が違います。デザインってこともあるんでしょうが、裏と表で硬さを変えているようです。個人的には赤の柔らかい方が楽な気がしますけど、お好みでしょう。空気圧自体も身体が自然に沈む程度に調整をしておきますが、あまり抜きすぎると、寝返りをうったときに、床の硬さが染みいります。

 もちろん、うちのフランスベッド製マットレスの脚元にも及びません。しかし、悪くない。悪くないぞ。という寝起きであります。奥さまは、えっとやっぱり身体が痛いって言ってました。従って、あくまでも個人の感想で有り実際の効能を保証するものではございません。で。まあ二晩泊まって、帰りましょう。問題はお片付けです。実は以前のL.L.Beanのマットでうんざりしたのは、この片付けでありました。これね厚みがあるから、くるくる巻いて空気を抜くのが、意外と大変です。

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ポイントは一回で仕上げようとしないことですね。1回目、体重かけながら巻いていく。まあ少し空気が残ります。でもだいぶ抜けた。それで1回目を良しとして栓を閉め、いったん広げて、もう一度端から巻いていく。まあ2回でだいたい行けます。始めからそのつもりでやると、気が楽です。

 まあ年に二回の、それもコテージを使ったゆるゆるキャンですが、だからこその快適性を求めてるわけです。どんどん年寄りになりますからなあ。もう苦労はしなくてもいいや。苦労は十分したものな。などと言いつつ、自転車はのっておるんですから、人間ってのは矛盾したもんなんですよ、と。

2018年1月28日 (日)

冬のゆるキャンには暖房器具 イワタニ風暖(KAZEDAN) CB-GFH-1 は防災用品として買った

20130101_074356_p1010039 ま、ともかく。

 暖房器具です。冬のオートキャンプ。暖房持参はマストといっても過言ではない。過言ですけど。しかし、かずさオートキャンプ場、エアコン完備です。だからますます暖房器具なんかなくったって過ごせます。が。室外で過ごすなら、焚き火だけじゃちょっと薄寒いこともあるので、屋外用ストーブがあったほうがいい。てことで、屋外用のイワタニストーブ愛用中です。

 これをですね。前面を焚き火、そしてケツをストーブで温めて完璧。


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とまあ、外の暖房はこれ以上はいまのところ望めません。が、ね。室内。まあテントでもいいですよ。私なんざ数年以上前から、冬のキャンプは電源必須で過ごしてきました。軟弱ですから。ゆるキャンですから。テント内に暖房を持ち込む。うむ。必須であります。だがね。当然のことながらテント内は火気厳禁。そこで小さなセラミックヒーターを導入したんですが、これが壊れた。最近はテントではなく、コテージの補助暖房として活躍してくれた、と言えば聞こえはいいですけど、ちょっと過負荷だったですかねえ。壊れました。


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しょうがないんで買い換えます。今回のコテージでも、メインの部屋には暖房がありますが、バスルームが寒い。これは年寄りにはよろしくない。いわゆるヒートショックちゅうやつ、ねえ。あぶない。危険が危ない。ダメ絶対。というわけで。Panasonicのセラミックヒーターを。まあ可もなく不可もなくです。機械自体、別に特段優れているわけではないです。ただね、やはりバスルームが暖かいって大事ですよ。いやほんと。やっぱりヒートショックってほどじゃなくても、寒いバスルームに入ったらぞわぞわするじゃねえですか。あれやっぱり心臓にも脳にも負担がかかってるんですね。もしみなさんのお宅が戸建てで、トイレが寒くて、うちみたいにいい歳になってるんだったら、トイレ、温めるの大事な選択ですよ、と。

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それでだ。ここはまあ良しとして。もう一つ、実は3年前から欲しいけど、と思っていた暖房器具を買いました。イワタニ カセットガスファンヒーター風暖(KAZEDAN) CB-GFH-1。カセットガスを使うファンヒーターです。これの面白いところはファンヒーターにもかかわらず電源が要らないってことです。

 関東より東に住む方なら、あの震災の記憶はまだそう薄れてないと思います。電気がなくなった時用の暖房は必要だなあって、思いますよね。そうなると一番いいのは石油ストーブ。安いし、電源もいらない。ただ問題は燃料です。灯油は長期保存に向きません。年を越した灯油は処分しましょう、ってことですもんね。じゃあどうする、ってんで、イワタニからカセットガスを使うストーブが出ている。うん、それ持ってる。パネルヒーター型のやつね。ところがこれ、遠赤外線の効用で光に当たっているところは温かいけれども、部屋全体を温めるにはあまり向いてないです。

 そこで、風暖(KAZEDAN) CB-GFH-1。これね、なかなか画期的です。まず種火を熾す。その熱を熱発電モジュールに当てて発電する。発電した電力を使ってファンを回す。内部的に電源がなく、ガスさえあれば温かい風が出てくるという製品です。

 サイズ的にそれほど大きな部屋が暖められるわけではありません。発熱量:約2.0kW (1720kcal/h相当) 、連続燃焼時間()1時間43分と、連続燃焼時間もそれほど長いわけではない。どの程度温かくなるかってえのは、外気温や部屋の構造、広さが大きく影響するので、一概には言えないです。

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そこそこがんばるじゃん、って感じ。ですかね。連続燃焼1時間43分ってのは正直物足りない。ここはボンベを2本並べて燃焼時間を確保して欲しい。ちょっと慌ただしい気がします。ただね、こうも考えられる。ガス燃焼器具じゃないですか。室内で使うには当然寒気が必要になるわけですよ。1時間に1回くらいは。正直1時間に1回てのは面倒くさい。そこでガスがキレるタイミングで、ああ換気しなきゃ、って。そう思うようにすると、事故を避ける意味で、連続運用が短いのかもしれません。

 正直、キャンプでこれを持っていく意味はあまり感じません。セラミックファンヒーターやガスヒーターだけで十分しのげます。が。ががが。これ防災用に買いました。防災用ですので。ですので。必要になる場面が一生ない方がいい。そういうものです。一生使いたくない買い置きの携帯用トイレと一緒にしまっておきましょう。あ。そういやそろそろ備蓄の水を入れ替えなきゃです。

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