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2021年1月25日 (月)

35年前に買ったリバーライトの北京を磨いてUNILLOYフライパンを買った話

_000-5 まず、ユニロイでなくて、35年以上使ったリバーライトの北京鍋の話をしますよ。

リバーライト社のウェブサイト見ると、創業43年って書いてますね。たぶん発売して、そんなに間もない頃から使ってます。まだ若い頃でねえ。というか結婚祝いに友達にねだって買ってもらったものですから、結婚生活=リバーライトと言っても過言ではない。若い、お金のない時代にこんなものを買ってくれた友人に感謝です。今となっては音信不通なのですが、それでも北京鍋を使うたびに彼のことを思い出します。

 

ということで、みなさん、結婚のお祝いには北京鍋を贈りましょう。

 

で。リバーライトの北京鍋、鋼板でできてます。だからこそ35年も持っているわけですが、お手入れ方法としては錆を防ぐために、きれいに洗った後、北京鍋を温めて薄く油を塗ります。薄く塗るんですが、35年も塗り続けていたら、薄い皮膜も厚くなります。

 

あれ、小汚い町中華のお店で、換気扇のところが真っ黒になってるじゃないですか。油が長年の間に樹脂化しちゃったやつ。あれですね。毎回洗っていても少し残っている油分に油を重ねていくわけで、それが樹脂化してこびりついているんです。これは焦げとは違います。

 

さすがにこうなってくると、熱効率も悪くなってそうだし、美しくない。こんだけ油の樹脂がこびりついていたら、捨てるしかない。いやいや。鉄のフライパンなら再生できるんですよ。一回、樹脂を削り落として、フライパンを磨き、鉄の層を出したところで、再度、油膜を作る、と。そんだけです。簡単です。言葉では。

 

_001-4 _002-3 こないだ、やりました。まあこれが重労働で。まず樹脂が取れない。えー、そりゃもう取れない取れない。ステンレスたわしなんかてんで歯が立たない。クレンザーなんか粒子が細かすぎて問題外。180番の耐水サンドペーパーも無理でした。60番くらいならいけるかもですが、樹脂が薄いところが削れ過ぎそう。結局、金属へら使いました。ガリガリと。力業を1時間以上続けて、更に大体の樹脂が取れたところで、サンドペーパー180番、320番と目を細かくしていって。汗だくですわ。

 

これね、ここまでの作業は、よほどの根性と根気がないと、買い替えた方が楽です。

 

でだ。だいたい磨きが終わったら、ガスコンロで色が変わるまで空焼きします。焼くことによって、鉄の表面に酸化被膜を作って錆止めをします。いったん冷ました後、油を入れて熱し、酸化被膜の上に油のコーティングをする。油のコーティングは2,3度重ねた方がよいでしょう。

 

_005-1 ということで、これで一応、新品の頃と同じ状態に戻せます。お金があったら買い替えた方が楽ですけど、愛着という点ではなかなか満足感が高いです。空焼きして油慣らしをするこの作業、シーズニングと言いますが、鉄製のフライパンを新品で買ったときに必ずやる作業です。でした。

 

リバーライトも買ったときはそうして使い始めたんですが、実は今回ユニロイのフライパンの記事を書くために調べていて、おやっと思ったことがあるんですわ。「空焼きをする必要はありません」って書いてあるんですよ。えー。えー。そうなの? それでリバーライトのホームページも見てみたら、おや。リバーライトのフライパンも空焼きしなくていいと書いてあります。おや?

 

今現在リバーライトで製造しているフライパンは「極JAPAN」というシリーズ、どうやら昔のものとは違うようです。昔の、というか今も多くのフライパンは出荷時に錆防止のために全体をクリアラッカーでコーティングしてます。熱するとクリアラッカーは有害物質を出すので、使う前に焼き切るという作業が必要でした。ところが今の極JAPANシリーズはクリアラッカーでなく窒化処理というのをしているようです。これはそのまま使い始められるコーティングなので、空焼きの必要がありません。進化してる! 

 

35年も経てば鉄のフライパンも進化するんですなあ。しかし今回再処理したリバーライト、また後35年くらい活躍してくれるでしょう。

 

_000-4 ということで、最近鉄の北京鍋使うようになってまして、鉄のフライパンもいいなあと思うようになってました。順序から言うと、北京鍋使用頻度上がってきた→鉄のフライパンも欲しいなあ→ユニロイぽちっと→北京鍋きれいにしよう!→ユニロイキタ!です。

 

鉄のフライパンを買うなら、どうせなら鋳物がいいなあ。もうずいぶん前から「魔法のフライパン」という名前を聞くようになりました。蓄熱性のいい鋳物ですが、問題は重さ。キャンプ用のダッジオーブンとかスキレットとかね。使って行くうちに油が鍋肌になじんで、いいテカリを出してくれます。ただ問題は重さ。スキレットの大きいのなんか、何キロあるんだろう。片手では持てないくらいの重さがあります。いくら良くても、そんなの使う気になれません。

 

そこで、錦見鋳造株式会社さんが、持てる技術をつぎ込んで、薄い鋳物のフライパンを作りました。それが魔法のフライパン。人気です。あまりに人気過ぎて、26㎝1万円のフライパンが現在納品まで3年6か月待ち。え? 

 

実は楽天やAmazonで、即納で買うこともできます。27,800円で。え? 

 

うん、つまり転売だね。絶対買わねえ。いやいいもんなんだろうけど、別に本当に魔法がかかってるわけではなし、メーカーさんが付けてる1万円なりのちゃんとしたフライパン。転売業者が買い占めて、Amazonや楽天で売る商材にされてます。買っちゃいけません。

 

上手く使えれば鋳物のフライパン、いいだろうと思います。ただ実際に魔法がかかってるわけではないから、どんな使い方をしても料理がおいしくなるわけではない。薄い鋳物にすることで、軽いというメリットは出ますが、蓄熱性はある程度犠牲になります。バランスの問題。薄いアルミパンよりはずっといいだろうけど、熱周りがいいだろうから、火加減も大事。魔法のフライパンだから27,800円の価値がありますよ、みたいな詐欺商法に引っかかっちゃいけません。錦見鋳造さんも悔しいところでしょうねえ。

 

で、しょうがない。錦見鋳造さんの技術はすごいけど、そうやって先駆者がいれば日本には他にもきっと技術者がいます。

 

最近、鋳物フライパンで話題になったのは石川鋳造株式会社さんの「おもいのフライパン」。これは商品コンセプトにもはっきり打ち出されていますが、スキレットほどではないけども、しっかりした厚みを確保した「重い」のフライパンです。これはねえ。いい。いいけど重いよ。日常的に誰でもが使えるかってえと、難しいかもしれませんねえ。だって26㎝で1.8㎏あるんだもの。うちで買ったら、奥さんは絶対に使わないでしょう。

 

それに17600円とお高めなのに、やはり人気の商品なので届くまで90日待ちです。やめとこ。

 

他にも鋳物のフライパンはありますが、ほぼスキレット。重さが2㎏を越えるようなものが多いです。やはり、1㎏を下回る魔法のフライパンの技術はすごいですねえ。

 

ちなみに、ちょっと検討したのがバーミキュラの鋳物+ホーロー加工のフライパン。これはホーロー加工というあたりが、どうしてもデリケートな扱いを要求されそうで、パスしました。

 

_001-3 そんな中見つけたユニロイフライパン、1.3㎏。ユニロイというのは燕三条にある三条特殊鋳工所が作った鋳物のフライパンです。正直、今回いろいろ調べてみて初めて知ったブランドだったんですが、決定したのは納期です。1か月半。3年半待ちなんてあり得ないし、90日待ちだっていやだ。ユニロイはまだそれほど知られてないせいか、比較的早く手に入りそうです。ちなみに僕が買ったときは1か月半待ちでしたが、さっき見たら3か月待ちになってました。

みんななんでそんなにフライパン好きなん?

 

ユニロイのコーティングは魔法のフライパンのような窒化被膜ではなく、シリコン耐熱被膜を使っているそうで、やはり空焼きの必要がないようです。シリコン皮膜は使っているうちに取れてくるそうですが、その頃には油も馴染んで特に問題がないでしょう。たぶん。

 

この頃、北京鍋とか鉄の鍋を使っていて、しごく当たり前のことなんですが、火加減って大事だなあと思ってます。よく中華屋さんが業務用のガス台でガンガン火を入れているのを見てて、ついつい強火で手早くなんてことを思っちゃいますが、強いだけの火だと焦がしてしまうのが関の山、火の弱めどころ、止めどころをちゃんと使えることが大事なんだなあ。このフライパン、熱の周りが速いため、強火のままにしておくとあっという間に温度が高くなりすぎるみたいなのです。オムライス焦がしました。

 

_002-4 温まったら中火、うん。わかったよ。なんでもほどほど。ちゃんと使い方勉強しなきゃだめだね。35年目にして思うのですよ。

 

ユニロイに早く慣れようっと。

 

 

 

2021年1月18日 (月)

30年越しでホームシアターが完成したよ VPL-VW575

_000-3 と言うことで、VPL-VW575インストールの最後の章です。

 

 フルオーダー天吊り金具ね。今となっては大仰で無用の長物とした自作天吊金具。これを撤去して、シンプルな天吊金具を設置しましょう。

 

ある意味、無駄っちゃ無駄な出費です。機能的には今までの金具でも何の問題もなく映画が観られるわけですから、あくまでも見た目の問題の解消です。でも、それってインテリアとして考えるとね。まあ、ありですよ。お部屋をすっきりとさせる。暮らしていく上で大事なことです。

 

たぶん。

 

でね。この金具を取っ払って、代わりに入れるのがキクチ科学のSPCM500という製品。専用品としてソニーが出している金具もあるんですが、お高くて、かつ支柱が短い。これならいらんなあと思っていましたが、調べていくうちに汎用の金具というものがあることを発見しました。

 

汎用金具ではありますが、とてもよくできています。吊り下げの柱の部分は共通で、ここにそれぞれのプロジェクターごとの専用アタッチメントを付けることで、スッキリさせています。さすがキクチ、プロジェクターのプロ。的な。

 

SPCMにはSPCMF、SPCMⅡという兄弟製品があります。それぞれ柱の長さの違いで180、500、1000、1500、2000(㎜)という数字がつきます。

 

ぼくが欲しいのは500㎜。見ため的には180㎜くらいのほうがバランスいいんですが、上から投影する形になって、画質に影響がでる(理論的には。違いが判るとは言ってない)。

 

SPCM500はだいたい4万円、SPCMⅡは5万円、SPCMFは7万円くらいとなっています。この違いは首の調整のしやすさ、ということのようです。当然お高い方が調整が楽。この差をどう考えるかですねえ。調整は、設置がすめば基本的にいじることのない部分です。一番シンプルなSPCM500を買って、調整の時に苦労して取り付けた。その苦労分を1万円または3万円と考えると、あー、こりゃ一番安いやつにするべきだわ、となりました。作業をがんばります。

 

よし、これ購入ね。どうやって取り付けるのかしらね。WEBの説明書読んでみます。ふむ、天井からM10ボルトを下ろして、そこに底板を固定するのね、うんなるほど。っておい、天井に穴を開けるのはいいけど、どうやってボルトを通すんだよ。天井の裏側からボルト通さなきゃならないじゃん。これ、天井工事している時ならできるけど、今やろうとしたら天井に腕を突っ込める穴を開けなきゃできないじゃん。職人さんならできるんだろうけどねえ。自分でやることも考えたんですが、だいぶ苦労するのは見えてます。

 

 

うーん、職人さんに頼んだら、いくらかかるかなあ。1日でできる工事ではあるから、まあ日当として5万円くらい見りゃいいのか。5万円か。5万円。うーん。家のリフォームをやってくれた春光建設さんなら、なんでもできそうだから来てくれるかなあ。

 

いや、だったらドルビーアトモスとかのスピーカーもついでに。いやいや。それは無理だなあ。そもそも天井や壁に埋め込むとなると大工事になってします。流石にそこまでのことはできないです。

 

話はちょっとずれますが、リフォーム時にケーブルを壁の中に埋め込むのは、見栄えがいいですけど、発展性ということを考えたらなかなか厳しいです。うちはまだ5.1chが標準だった20年くらい前にリアスピーカーのケーブルを埋め込みましたが、その後7.1chだの9.1chだのが標準になってきました。いや、標準ではないな。提唱はされているけど実際問題として普通のうちに9.1chなんか入れられないもの。専用AVルームのような箱でないと無理ですよね。

 

ただそれにしたって5.1chの時に作った完璧な箱は、7.1chには対応させられないし、9.1chにも無理。その都度壁を剥がすなんでできないもの。

 

そういう意味では壁掛けTVとか、もっというと壁埋め込みテレビなんて全然厳しい。今の規格できっちりと寸法合わせちゃうと、将来の拡張に耐えられないってことです。まあテレビ買い替えるたびに家の内装を換えられるくらいの財力のある方は別でしょうけど。

 

_001-2 ま、とにかくリフォームを頼んだ春光建設さんに来てもらいます。工事は現存する天吊金具の撤去と、新しい金具の設置、それに合わせてHDMIケーブルと電源ケーブルを金具の位置に合わせて、天井からの突き出し位置を変えてもらいます。

 

ケーブルの移動をするためには天井裏に手を入れなければならないので、天井には作業口を開ける必要がありますわね。どの程度開けて、開けた作業口をその後どう処理するか。この辺りがプロに頼む所以です。あ、まあ電源の移動も電気工事士の資格が要りますからね。ふーむ。

 

自分でやることも考えたんですが、やっぱりねえ。職人さんにやってもらう仕事とは仕上がりが違います。SPCM500、せっかく買ったSPCM。ケーブルも隠して、カッコ良いホームシアター作りましょうよ。うん。キクチSPCM500かっこいいよ。

 

というわけで工事です。天井に設置したレールで移動できる天吊り金具。デザインはぼくがやりましたが、製作と設置は春光建設さんにお願いしました。が、なにしろ20年くらい前の工事なので、春光建設さんも、これどうやってつけてるんだろう、って状態です。とにかくがっちりついているので、外れない。レールの固定なんか10cm間隔でビスを打ってるくらい。ビスを外した後も固定の両面テープが取れなくて、諦めそうになりました。無理矢理剥がしましたが、壁紙も取れてしまったので、ここは後ほどマスキングテープで隠します。

 

_004-1 一人でやろうとしなくて良かった。途中で泣きが入ってたところでしたね。こんなに頑丈に作ったの、誰だよって春光建設さんが言ってましたが、間違いなくあなたですよ。20年前の。

 

金具の撤去だけで2人がかり2時間もかかってしまいました。

 

さて、SPCM500の設置です。まず位置ぎめ。20年前に金具を設置したときは、壁からメジャーで測って中心を取りましたが、今回はレーザーを使って平行と垂直を取りつつ、きっちり中心を合わせてもらいます。が、前回アナログで取った中心と1cmもずれておらず、意外と前回の設置が優秀だったことが判明しました。

 

自分でできたかも、ですけどね。やっぱり素人がやると自信がないじゃないですか。やった後もいつまでも不安が残るというか。位置決めしたら天井に穴を開けるわけですけども、それだってねえ。失敗したらとか。そういうのも躊躇なくやってもらえるし。

 

_001-1 穴を開けたら、SPCMの台座を天井にボルトで留めるんですが、そのためには天井の裏側からボルトを下に通さなきゃならない。てことは天井の裏側に手を入れることになるんですが、マンションなんで天井裏なんて物はない。ここが自分でやろうと思った時に、難しいと考えてた部分です。それも、やはり職人の腕と根性で、小さな配線口から手を突っ込んで、ボルトを止めていきました。天井から出していた電源とHDMIケーブルを天井の中に収めて、SPCMの隠し配線ダクトを通します。

 

vw575側に接続のためのVPプレートをつけて、天井から吊り下げたSPCM500に噛み合わせます。この工程はとても簡単でよく考えられています。ただ、そこからの調整には、少し時間がかかりました。レンチでプロジェクターを固定するボルトを緩めて角度を決め、ボルトを締め直すわけですが、1箇所のボルトで3軸を調整することになるので、微調整が難しい。

 

やはりSPCMⅡなりSPCMFなりの高いやつを買えば、ここら辺はずいぶん軽減されるはずです。お金のある人にはそちらを勧めますよ。ただしもう一度言いますが、その機構を使うのは基本的には一度だけなんですがね。

 

_002-1 というわけで、一応の設置完了です。見た目、かなりシンプルになりました。ちょっとプロジェクターが下に降りすぎてる気もするんですが、これはまあしょうがない。これより短いSPCM180だと、かなりプロジェクターを下に振って、レンズシフトもギリギリにする必要がありますし、そうなると画質にも影響が出ないはずがない。はず。のはず。

 

改めて映画を映してみます。昼間のチェックだったので、完全遮光のカーテンを締めても、隙間からそこそこ光が入ってきます。部屋の様子が普通にわかるくらいには明るい。それでも、VPL-VW575、1800lm。全体が白っぽくなるのは最低限に抑えられてて、色の鮮やかさは失われず元々の黒の沈み込みもしっかりとわかります。これなら、昼間にさっとカーテンを閉めて映画を見るという選択肢も実用になりそうです。

 

もちろん夜ともなると、本当に美しい。実はこないだワンダーウーマン1984を近くのシネコンに観に行ったんですが、まああまり人気のある映画ではなかったため、小さい劇場だったんですね。当然、スクリーンも小さい。始めに取った席が真ん中より後ろの方だったので、スクリーンがとても小さく感じられ、他にほぼお客さんがいないこともあって前の方に移動して観てました。この解像度と絵の美しさ、画面サイズなら、もうわざわざ映画館に行かなくてもいいじゃん、というレベルに近づいてます。

 

最初にプロジェクターを導入して20年以上が経ちますが、ようやくこのレベルに立ちました。機材も良くなったし、ソースもそれに見合うものが入手できるようになった。コロナの時代ではありますけどね、定年退職を前にようやくここまで来られたなあ、と感慨深いものがあります。

2021年1月10日 (日)

風呂を楽しむ プライベート・ビエラ 防水タイプ ブラック UN-15N10-K

新しいお風呂テレビを買いましたよ。という話。

 

8年くらい前におうちのリフォームをした後で、綺麗になったお風呂でテレビが見られたらいいなあ、と思って買ったのがVIERA SV-ME7000-W。録画機のDIGAとLAN接続して、DIGAにある映像ソースを転送する、というもの。

 

ちょいちょいは使ってきたんですが、いまいち使い勝手が良くない。まずテレビを見るのが実用的ではない。お風呂の中で見るために内蔵アンテナ伸ばしても電波が弱いからワンセグになってしまいます。もう一つ方法があって、DIGAに一旦テレビ番組を録画して、その録画したソースを転送する「お部屋ジャンプリンク」という仕組みがあります。これ使うと画質はいいんですが、一旦録画するため、ぽんぽんチャンネルを変えることができない。DIGA側で録画を停止して、また別のチャンネルの録画を始める、という動きをするんだから仕方ない。

 

普通にDIGAに録画したものを再生することはできますが、これも反応が良くない。もちろんYouTubeも見られないし、Amazon primeもダメ。Netflixも無理です。まあアニメを適当に流しているくらいなら使えるけど、操作性悪いなあ、と思いながら使ってきました。音が小さいとか、バッテリーの持続時間が短い、なんて不満もありました。

 

ところでこの頃、テレビを見るよりYouTubeを見ることの方が増えてきた。真面目に一本のアニメを見るより、ザッピング的にあちこち見る方が楽になってきましたね。買い替えたいなあ。うん、買い替えよう。退職前に(こればっかり)。

 

_002 で、買ったのばVIERAの後継機インターネット動画対応 プライベート・ビエラ 防水タイプ ブラック UN-15N10-K。アマゾンで42745円。

 

たまたまなんですが、こないだから下調べしているときに、ビッグカメラの店頭品で6万ぐらいしたんですよ。えー、高い。と思ってて、でも欲しいなとAmazon見てたら42,745円(税込)、安いじゃん。古い機種かなと調べてみるけど、どう見ても最新機種。安いじゃん。ぽちっ。今もう一回Amazon見てきたら54,800円になってる。えー。なんかたまたま瞬間風速的に安くなってたみたい。

 

こういうことが時々ありますよね。幸運の女神の前髪を掴んだ感じ。ついでに別売のリモコン買っておきましょう。UN-15N10-Kはタッチパネルで操作できますが、大体こういうものって濡れた手で触ると感度が落ちたり、誤動作したりするものだと思っているので、物理的なボタンがあった方がいい。2,227円。ちなみにこれは今も同じ値段。

 

防水VIERA、現行は10インチと15インチの二つの画面サイズがありますが、今回は15インチを選択。テレビの画面は大きい方がだいたい正解です。

 

さらにグレードが2つあります。ブルーレイも見られるし、内蔵HDD録画もできるUNー15TD10と、ブルーレイ再生機能と内蔵HDDのない15N10。いや、今もうBlu-rayとか見ないよ、と。録画機能もいらないなあ。アニメを見るなら、以前と同じようにDIGAと連携できますしね。DIGAがあるなら、DIGA本体に録画されてるものを転送してみる「お部屋ジャンプリンク」機能が使えます。わざわざ2台の録画機で取り分けるのは無駄です。DIGAない人は15TD10が欲しいかもしれませんけど、ぼくはいらない。

 

というわけで、数日後にAmazonの荷物が届きました。奥さんには言ってなかったので、不審な顔をしてます。でもね、ほら。前のやつ、使いづらかったし。

 

_0001 今回のモデルは、チューナー部とディスプレイが分離しています。外部アンテナを接続したチューナーとディスプレイは無線LANでつながります。だからお風呂に持ち込んでも、電波が弱いってことはなくなる。うん。

 

おうちに無線LANルーターがある場合は、チューナーから無線LANルータを経由してモニターにつながっているらしいです。モニターは無線LANルータを経由してチューナーにも繋がってるし、インターネットにもつながる。WEBブラウザはありますが、文字入力が手間なので常用したい感じではないです。実用になるのはYouTubeやHulu、paravi、dTV、U-NEXT、DAZNだけですね。

 

_0021 メジャーのAmazon prime、Netflixには対応してないのは残念だけど、ぼくの使い方、お風呂で使うってだけならそれほど困らない。だいたいYouTubeが見れたら十分な感じです。とはいえ、なんで対応してないのよ、という思いはありますわ。ソフトウエア的なもので解決できるなら、バージョンアップで対応してくれたら、かなりPanasonicの株が上がるんですがねえ。

 

連続使用時間は3時間ということになっていますが、実際はそこまで使ったことがないので、よくわからないです。すまんです。バッテリーを長持ちさせるためのエコモードというのがあるんですが、これを使うと2時間ちょいまで短くなる計算。まあそれでも映画一本分は見られますし、風呂で映画見たらふやける。とにかくぼくの入浴時間は30分で長い方なので、十分です。

 

ちなみにエコモードというのは、バッテリーの充電の時にフル充電にせず、80%までで充電を止めるんだそうです。バッテリーというのはカラっけつまで使うのと、満充電で保管するの、使い切る前に小まめに再充電していると短寿命化するらしい。

 

いや、なら始めから残り10%くらいになったら電源オフになるような仕様にしとけ。充電も80%以上充電できないようにしとけ。って思いません? その容量を使用容量として表すようにしよううよ。と。

 

ま、これは充電池メーカーへの文句でもありますがね。

 

充電繋がりで言うと、充電の仕方は以前のものの方が、ぼくには良かったです。以前のものは、充電プラグの部分がマグネットになっていて、端子に近づけただけでカチッとはまるようになってました。UN-15N10-Kは、充電端子が蓋の中に入っていて、一旦蓋を取ってプラグを差し込むようになっています。ちょっと面倒。それを解消するために別売でクレードルがあります。

 

充電プラグ差し込むのが面倒という方には、そちらを使いましょ。でも、うちだとこのテレビは寝室の壁掛けテレビにしちゃってるので、クレードルが使えないんですね。まあしょうがない。一応、対策はあるので、あとはそれを選択するかどうかは、ユーザーの使い方次第ということになりますかね。

 

でね。今回のモデルのいいところはスタンド。床置きする時にはスタンドになるけど、これをくるんと回転させると持ち手になります。何がいいって、これだと壁にフックをつけるとぶら下げることができるんです。みなさんご存知の通り、浴室の壁は鋼板が入っているので、磁石が付きます。マグネットフックで、簡単に浴室の壁にテレビをかけることができます。

 

今までのモデルは浴槽の縁に置いてたんですが、それだと音がこもって聞こえにくくなった。音量最大にしても換気扇を回していると音がよくきこない。新しいのだと音がくっきり聞こえます。ほっほう。これはいい。

 

あ、マグネットフックは錆びにくいものを選びましょうね。これはステンレスのフックになってます。

 

テレビをつけると、まず電源部の蓋がちゃんと閉まってるかという確認があります。うん。怖いね。ここ開いてると故障の原因です。この警告は消すことができます。何回か見たら消してしまえ。はい。まあ後は普通のテレビとして、リモコンで操作できます。もちろんタッチでもできるんですが、なんか面倒、というか画面が濡れるのが嫌。見づらくなる気がします。

 

_000-1 ただ、このリモコン、別売ですけどね。おまけに、ちょっと年寄りには優しくない。一つ一つのボタンが分離されているわけではなくて、シート状の膨らみを押す仕様なので、しっかりとどこを押すか見なきゃならない。だけど文字が小さい。老眼だとツラい。これは前のモデルの方が使いやすかった。でも機能が増えてボタンが増えているから仕方ないのかな。

 

リモコンがあると、お湯に浸かったまま、手を画面に伸ばさずに操作できるのが楽なので、やっぱりあった方がいいですねえ。

 

あと、前に使っていたモデルに比べて、圧倒的に起動が速くなりました。前のモデルは基本が「お部屋ジャンプリンク」を使った接続だったので、DIGAと接続するのに時間がかかっていました。UN-15N10-Kの場合は、無線LANルータを経由しているからか、接続がやたらと早い。ストレスがなくなりました。

 

_001 15インチというサイズも、持ち運んで浴室の中で使うのにちょうどいい感じがします。寝室の壁掛けテレビとしては、だいぶ小さい。まあねえ、寝室はできれば48インチくらいの有機TVを入れたいんですが、実際問題として寝室ではほとんどテレビ見ないんでねえ。以前、寝室には22インチのテレビを壁掛けにしてたんですが、10年間でトータルでたぶん3時間も見てない。だって起きてる間はリビングで見るし、わざわざ寝室でテレビ見るなんてねえ。と寝室テレビの存在を全て否定した後で、寝室にまた壁掛けしてます。

 

いやほら、奥さんのお客さんとかが来て、リビングで過ごしているときに、寝室で見るかもれないじゃないですか。いや、10年くらいお客さん来てないけど。

 

ま、それはともかく、このテレビ、相当満足度が高い、というか生活改善がありました。お風呂でテレビ見たいって人なら、買っても損はしないです。

 

これでまた隠居後の楽しみが増えたってもんです。

 

2020年12月 2日 (水)

ホームシアターらしくなってきたぞ VW575

さて、いよいよお楽しみです。
昔、ってってもちょっと前。4Kテレビなんかいらねーじゃん、もうどうせさ放送だってNHKがちょっと流すくらいで、民放が4Kにできるのなんか10年先だよ、などと言っておりました。その通り、今、テレビでやってる民放の4Kなんかゴミです。ほとんどHDのアップコンバージョンで4K放送だなんて名乗るのやめてほしいですよね。
といいつつ、やはり今は4Kですよ。特に大画面は。と思うのですね。Amazon prime、Netflix、YouTube。むしろテレビよりそうした動画配信の方がよほど自由です。映画だってUHDのディスクなんて買っていたら6,000円くらいはしちゃいますが、動画配信なら新作でも600円くらいで4K見られますもんね。無料のものも多いし。
そういう背景があって、今回のプロジェクター更新では4Kプロジェクターが欲しい、ということになったのですけども。とはいえHW15のHD画質だって捨てたものじゃありません。不満点といえば、光量がやや低いことと暗部の黒沈みが今ひとつだということです。画像の精細感とか色合いとか、十分に暗い部屋で見たら、ハッとするほどのものです。
最近は1万円とか5万円とかで、お手軽に部屋で見られる製品をテレビなんかで扱っていますが、アレは映画を鑑賞するものではないです。子供がTVアニメを見たり、適当な動画を映しておく程度ならいいんでしょうけども。ただお手軽さでは圧倒的なんで、それはそれでアリでしょうけどね。
Img_0541あ。そう言えば、前機種HW15を使っていた時に気になったことで、Amazon primeの映画を観ていて、バンディングが酷かった、ということがあります。バンディングというのは画像のグラデーション部にできる濃淡の縞、段差ノイズのことです。滑らかなグラデーションにならずに、階段状のグラデーションになる。こちらはネットで検索して出てくるサンプルです。問題あるなら消します。すみません。
いろいろ先達に教えてらって調べましたが、データ圧縮時に色情報が抜けてし待っているからではないか、ということになりました。要するに、Amazon prime側のデータ自体の問題で、どうにもならない。のじゃないか。
ただ、この問題、世間的にはあまり問題になってない。世間にはぼくなんかよりずっと目の肥えたマニアな方がいるわけで、そういう方たちがあまり問題にしてない。ということは、うちの環境にも依存している部分があるんじゃないか、という思いもありました。
でね。今回の入れ替えの前に、いろいろ環境を変えています。まずデータを送ってくる無線LANルータはこのタイミングで交換しています。さらにAVセンターからプロジェクターに信号を送るHDMIケーブルもメタルから光に交換してます。ただこれだけの交換で、HW15で映画を見た時はあまり効果はありませんでした。でも更に機材を変えているので、もしかしたらと思って、以前からチェック用につかってるAmazon primeの映画を観てみます。
渡辺謙さんの出るハリウッド版ゴジラ、冒頭謙さんが洞窟に入るシーン、暗闇の階調部分。ここが一番はっきりしてます。黒からグレー、白まで思いっきり段差の大きい階段になって、それがジラジラと動くので、物語よりそっちが気になってしまうという場面。
ところがこれが、どうも以前とは違う。ジラジラが…。見えないよ…あれ…、これ改善されたんと違うかな。全く滑らかになっているわけではないけど、注意して見ないとわからない程度ですな。これ、圧縮時の問題と違ったんかな。
それともたまたまこのタイミングで、Amazonが圧縮のやり方を変えたとか(ナイナイ
まあ良くなっているのでよしとしましょう。今後、いろんな映画を見ていく中で確かめます。さて、じゃあいよいよAmazon primeの4K映画から。ただ大人の事情で映画の画像は出せません。
まずはライオンキング。言わずと知れた、ディズニーの実写と見紛うばかりの高精細アニメ。それからイン・トゥ・ザ・スカイ。残虐系とかホラー系とかつらいのは、この頃全然あかん。穏やかに見られるものがいいねえ。ジョーカーとか絶対に見ねえ。
まずね。当たり前にきれいですね。あ、ボカァあね、AVマニア的な立ち位置にあるお金の注ぎ込み方をしてますが、実は分析的な見方、解析的な見方は全然できねえですので、真のAVマニアの皆さんの参考には全くならないです。絵でも音でもです。すげえかすげくないかくらいの見分け方しかできませんからね。
で、これはすげえですから。いや超すげえですから。感覚的には有機ELテレビが110インチサイズに拡大したのかと思うくらい、くっきり鮮やかです。画面が明るいんですよ。今までのHW15は1000ルーメンだったのが1800ルーメンですから、その差は歴然としてます。
ある程度明るいところでも使うことを想定したビジネス用データプロジェクターだと2000ルーメン、3000ルーメンは当たり前でしょうが、映画用となると簡単に明るさだけを上げるわけにはいきませんわね。単純に明るさを上げたら、黒の部分まで浮いてしまいます。黒をしっかり黒として表現しつつ明るい部分は明るく輝かせたい。その工夫にお金がかかるんでしょうなあ。HW15も色と精細感はなかなかのものでしたが、どうしても全体が暗い。いや、暗闇で見ている分には暗いと感じなかったんですが、VW575と比べると画面のパワーが違う。
細部までビシッと合ったフォーカス感、自然に見える色合い、奥行きまで見えてくるような鮮やかさ、と言うんですかね。映画の中に入っていくような臨場感。
これはアレだ。おうち映画館。うむ。人生60年、子供の頃に星新一さんの短編集のイラスト描いてた真鍋博さんの絵を見て、未来ってこんなんかー、って思いました。壁一面がテレビになっているやつ。あれがここにあるんですよ。
4KばかりじゃなくてHD画質のものも観てみます。アベンジャーズインフィニティーウォー。中身を忘れてしまっているから見直しです。奥さんは途中で離脱。まあガーッとなってバーンとなって、ドーンみたいな映画なのでねえ。
有機ELのDZ2000のHDソースを観ていて、時々これって4Kだっけって思うことがあるんですよ。4K映像に切り替えると4Kの方が高精細感、鮮やかさも増すんですが、じゃあFHDの画像が美しくないかってえとそんなこともない。ソースがいいとFHDでも入り込んじゃうくらい美しかったりします。
で、VW575の映像でもそれに近い感覚があります。解像感は当然落ちますけど、逆に言うとそれ以外は変わらないので、色あいやコントラスト、画面の明るさなど4K映画だろうがFHDだろうが同じように楽しめてしまうのです。ううむ、感性が鈍いって便利(ちがう)。
_000画面が明るいってのはいいもんなんだなあ。ダイニングの明かりを点けても、ちょっとながら見程度なら十分に見えます。VW775だとレーザー光源になって2000ルーメン。さらにすごいんだろうなあ…。いやいや、人間身の丈ってもんがありまさぁ。そんなお大尽さまじゃああるまいし。上を見たらキリがない。うん。
もちろん、明るきゃいいってもんではないです。暗くした部屋で映画を観るって目的なら4000ルーメンも必要ないでしょうし、むしろ明るすぎて疲れる。とはいえ1800lmでは昼間にテレビの替わりにすることはできませんわな。まあだから、暗い部屋で映画を観るなら、かなり明るいってことです。
バンディングも気にならなくなったし、とりあえずこれで安心して映画を観られる。いい時代になりましたなあ。4K映画がネットでダウンロードして観られる。
となると、次に気になってきたのは、天吊金具。これをなんとかしたくなってきましたなあ。(多分なんとかする)

2020年11月22日 (日)

VPL-VW575を設置する お楽しみはこれからだ

ということで、まずHW15を撤去します。というか、これは大した苦労ではない。ちょっと重いけど支えてる間に、奥さんにねじを外してもらうだけなので、すぐに終わります。終わるはずです。すぐ緩めて!早く!ああ、手がプルプルしてきた!

 

Img_1577  問題は、HDMIケーブルの撤去です。今使ってるHDMIケーブルは、10年前の規格なので、おそらく4K信号の伝送ができません。運が良ければできるかもしれません。できない可能性の方が高い。今の規格のものに換えておいた方が無難でしょう。ダメだったら、それからAmazonに注文して買い替えるってのが頭いいと思いますが、実はケーブルは去年買ってあるんです。去年のうちにやがてプロジェクターを買い換える!という目標を立ててケーブルだけは買っておきました。

 

プロジェクターへの配線は、壁の中のCD管を通しているので10m以上あります。これって実はHDMI規格の限界を超えてるらしく、モノによっては信号の減衰が起きて絵が出ないらしい。まして4K対応となると、下手なものを買うと無駄になります。ここは光ケーブルで行こう。光ケーブルなら15mも余裕のはずです。

 

光ケーブルと昔のHDMIケーブルを比べると太さが全然違う。光ケーブルのが断然細い。光ケーブルだけに断線が怖いっちゃ怖いですけど、取り回しはすごく楽です。CD管も問題なく通せます。ただ問題は、逆に今あるHDMIケーブルが抜けるのかって話です。

 

Img_1579 うちの壁の中に通したCD管は径が25㎜。ちょっと細い。昔は十分かと思ったんですけどねえ。このリフォームしたのは20年くらい前なので、こんな太いケーブルを通すと思いませんでした。かなり苦労しました。山用の細引きにケーブル結んで、引っ張ったんですが、当然なかなか通らず、CD管の中にシリコンスプレー吹き込んで、滑りをよくして通しました。

 

今引っ張ったら、ピクリともしない。しかし、動くはずです。再度シリコンスプレーを大量に送り込みましょう。更に引っ張るだけでなく、反対側からも押し込んでもらいます。とても一人では無理。でもちょっと押し込んでもらうだけで、するすると動きました。シリコンスプレー、大事です。

 

ただし、引き抜くだけではない。引き抜くHDMIケーブルには細引きを結び付けておきます。HDMIケーブルを抜くと、CD管の中に細引きが残る。これに新しいHDMIケーブルを結び付けて引っ張れば、あたらしいケーブルが通る、ということになります。これをしなくても通せる方法はありますが、1ステップ増えます。参考までに説明すると、ティッシュを丸めてミシン糸を結びつけます。管の片方にティッシュを詰めて、反対側に掃除機を当てます。掃除機で吸い込めばあら不思議。あっという間に糸が通ります。あとはここに細引きを結びつけるだけですね。

 

Img_1578 敢えてポイントを言えば、細引きを使うことです。タコ糸やらそこらの荷造り紐では強度が足りないかもしれないので。てか、家の中にCD管通してる人、あまりいないか。

 

光HDMIケーブルは細いのでするする通ります。長さに余裕見て買っているので、相当余ってしまいますが、まあしょうがない。ぎりぎりで処理すると後がきついときがあります。

 

ここまで、プロジェクターが届く前日にやっておきました。で。本体が届きました。昨日の午前中に頼んでの今日。現金商売は強いですな。普段、クレジット払いしかしない(できない)ので、今回のように現金一括払いは稀です。

 

HW15より箱はひと周り大きいです。つうか10年も前の箱をちゃんと取ってあるってすごくなくない? 梱包材も。10年前にもヤフオクは使っていたので、元箱の有り難さを知っております。箱を開けると、少し前よりもずんぐりとした本体、HW15はピカピカのミラー仕上げでしたが、VW575はマットな仕上げとなっています。

 

レンズ部分は中に引っ込んだ形になっているのは、ズームやフォーカスが電動になっているからですね。重さは12kg、まあなんとか持ち上げられますが、1人で天吊するのはちょっとつらい。ここは奥さまのお手伝いをいただきます。

 

Img_1594 この天吊金具は以前使ってたプロジェクターの投射距離に対応するために可動式となっていますが、投射距離が確保できるようになった今となってはもはや長大重厚、戦艦大和的なものなっております。いずれもっとコンパクトなものにしたいところです。が。今はさておき。

 

プロジェクターを持ち上げて金具のボルト穴に合わせ、上からボルトを閉めるというなんの工夫もないシンプルな構造。つまり力技。持ち上げる人の体力勝負的な。ですがさすがに還暦となると、下から持ち上げ続けるも無理があり、死にそうになりました。棚に本を積み上げて土台としことなきを得ましたが、あー、やっぱりこの金具、替えたいなあ。そのうちそのうち。

 

電源とHDMIケーブルを繋いで電源を入れます。位置決めをしなければなりませんが、まずは上下反転の設定をする必要があります。あ、そのためにはフォーカスを合わせておかないとメニューが読めませんわ。とはいえここはまだそんなに追い込む必要はありません。ざっくりメニューが読めればいい。

 

リモコンのFOCUSボタンを押して、スクリーンに映った文字を見ます。この時点では天地が逆になっています。プロジェクターは置いて設置するのが標準なので、天吊して機体がひっくり返る場合は、画面の天地を変えなきゃいかんのです。

 

この辺りの操作はマニュアルを見ながらやることになるんですが、このマニュアルがですねえ。DVDーROMに入ってるんですよ。見にくいことこの上ない。だいたい世の中にはPC持ってない人だっているし、持ってたって今時のPCにはドライブがついてないことだって珍しくないんですからね。80万もする製品のマニュアルくらい、ちゃんと紙ベースのものを作って出せよ、と思います。ユーザビリティって意味で大きな減点です。

 

フォーカスとレンズシフトを合わせれば、もうこれで見られます。もちろん設定項目はいろいろあって、やり始めたら際限がないですけど、標準の設定は十分きれいなので特に不満はないですね。というかある程度見ていかないと基準ができないです。

 

あとはケーブルを少し目立たないようにしまって、一応完成。やっぱり取り付け金具、替えたいなあ。取り付け金具は専用のものもありますが、キクチ科学からも出ています。お値段的にも、デザイン的にもなかなかの優れもの、これをそのうち入手したいと思います。

 

さて、次回はいよいよ画を出してみましょう。

2020年11月15日 (日)

SONYプロジェクター VPL-VW575 老後の投資とはいえ思い切ったよなあ

更新が滞っておりますが、今後もさらに、事実上の休眠状態となるでしょうなあ、などと思い。

そもそも、サイト主であるぼくが高齢化して気力が衰えてきて、つうかたぶん飽きている。さすがに10年も続くと無駄口にも飽きますわね。それと、いろんなものが整ってきて、新しいものを買う必要がなくなってきている。

 

ま、年一くらいは更新するでしょうが、それも記録として残しておくくらいのつもりですので、ご理解ください。

 

と言いつつ、老後に備える大きな買い物、もう最後と言いつつなんだかんだ、あるなあ。自転車と並んでお金をつぎ込んできた趣味、AVです。プロジェクターの記事をしばらく更新していきます。

 

Img_8643 プロジェクターは概ね10年に一度くらいのスパンで買い替えています。今回が最後になるかなあ。なるよなあ。ちょっといいもの買いましょう。

 

今まで使ってきたものがSONYだったので、SONYで交換。SONYは台座を同じ規格で作っているから、買い替えするとき楽なんです。ちなみにうちの台座は、昔使っていたプロジェクターの当社距離に合わせるために、オリジナルで作っています。まあ今となっては無用の機能が付いてるんですけどね。使いまわします。

 

で、プロジェクターを選びます。SONY現行のモデルはHW60が25万、VW255が50万、VW575が80万、VW775が135万、VW855が…。いやもう現実的じゃないからいい。このうちHW60は安いけど、今使ってるHW15の後継機種で4Kに対応してないので替える意味があまりないです。

 

Img_1623 VW255かVW575の二択でしたが、ここは奮発してVW575で。奮発の限界がここ。135万するVW775はなんぼなんでも無理。VW255と575、比較の上で重視したのは明るさとコントラスト。今まで使っていたHW15の明るさが1000ルーメンだったのに対し、255が1500ルーメン、575は1800ルーメン。明るきゃいいってものではないですが、液晶の性質上、どうしても黒浮きします。その時に、コントラストが高くて明るいと、相対的に黒に対して明るい部分が光り、黒が沈みます。たぶん。

 

観なきゃわからん違いではあります。前機のHW15だって、その前に使ってた機種から変えた時には明るくなったなあと思ったんですから。とは言え有機ELの輝きを日常観てると物足りないのは確かです。が、実物を見なきゃわからん。見ましょう。どこに行けばいい?

 

有機ELなら近所のヤマダで見られますが、さすがにプロジェクターは都会に行かなきゃなりませんな。ビッグカメラやヨドバシにもあるかもしれませんが、残念ながら家電店の視聴環境はよろしくない。しっかり観たい場合は予約して銀座のソニーストア。ただ、ここは予約がなかなか取れません。電話がつながらないんです。今日行きたいから今日ってわけにはいきません。となると、次は専門店のアバック新宿本店。こちらの方が予約は取りやすい、というかフラッと言っても少し待てば見せてもらえる感じでしょう。

 

アバック新宿総本店はさすがの専門店。ビクターのDLV-V7なんかも常設してます。が、見ない。VW775も見ない。高いの見ても買えないから。買わないから。買うのだけ見る。

 

アバックさんの視聴室はさすがの専門店(二度言った)。真っ暗です。VW575は水銀ランプなので、転倒した直後は明るさが安定しませんが、徐々に明るくなってきます。ここらへん、VW775のレーザー光源だとすぱっと明るくなるのかな、見ないけど。

 

始めのうちはぼやっと白っぽい絵ですが、徐々にくっきりしてきました。有機ELと比べるのは酷と思いながらも、ソースをYouTubeの4KHDR環境画像、都会の夜景にしてもらいます。これが意外といい。暗部の浮はないわけじゃないです。光の当たってないところに比べれば確かに白っぽさはある。けれども街の明かりが鮮やかに浮かび上がってくると、黒の浮がほとんど目立たなくなります。

 

実際に家で見ることになる映画では、ということで今度4KUHDのグレイテスト・ショーマン。薄暗く赤いような場面です。なるほど、これはいいかもしれない。というか、いいな。もっといいプロジェクターもあるんだろうけど、少なくとも現状のHW15よりはずいぶんいい。HW15だってずいぶんいいんだから、超ずいぶんいいと言っていいだろう。うん。よし。

 

とりあえず帰ろう。帰るんかい。うん。衝動買いはあかんよ。こんな高いものをポンと。いや買えるけどね。そのために貯金してきたんだから。買えるけどさ。もう少し、実際に使ってる人の感想とかしっかり聞かないとさ。あとから後悔しても買い替えはできないよ、と。

 

ところがですね。レビューがないんだわ。10月9日発売で、しかもそんなに売れるものではない。まして最近は個人ブログも下火。価格.コムにもまだ購入報告もないありさまで。見つかるのは販売サイトばかりです。しゃあない。もう自分の感覚を信じるしかないです。あ、あとSONYと。

 

あとはどこで買うか、ですが、ここは視聴させてもらった義理でアバックさんですかねえ。まあ実際にアバックの値段設定はかなりお安いです。アバック楽天、アバック通販、アバック新宿本店などの選択肢はあります。ただアバック楽天はポイント還元がある分、少し高めの設定になってますね。アバック通販と新宿本店は値段設定が同じですが、少しでも安く買うため、アバック本店で現金払い、クレジット手数料分も引いてもらえるかチャレンジしましょう。

 

というわけで、アバック新宿本店さんと値段交渉です。と言っても、あまり押しの強い交渉はしない主義です。

 

まずベースがアバックさんは792,000円。この時点で大手家電量販店の提示よりはかなり安いです。大手量販店もアバックさんの値段をもっていけば対抗してくれるかもしれませんが、アバックさんはさらにここから交渉ができます。まず、今アバックさんではメーカー協賛の下取りセールというのをやってるようで、下取り品があれば5万円の値引きができます。これは下取りの値段ではなくて、下取りがあればプラスの値引きということです。下取りに出すHW15は残念ながら古くて値段が付きません。状態はいいんですけどね。ただ、値段が付かない代わりに引き取りもいらないというので、こちらは更にメルカリにでも出しましょう。これで742,000円。

 

だいぶ安いですが、さらに現金購入でクレジット手数料分の値引きをお願いしてみます。こういうとき貯金のおかげで手元金があるのはありがたい。じゃあということで、727,000円まで引いてもらえました。

 

これでHW15が何万かの値が付けば、税送料込みでおよそ70万円。相場よりかなりお得に買えたと言ってもいいのではないでしょうかね。現時点では。そのうち値が下がるでしょうけども。あとは納期ですけども。在庫を見てもらうとアバックさんの倉庫に1台あるということで、今日の午前中に振り込めば、明日の夜には届くと。ほう。振り込みはスマホですぐにできます。いい時代ですねえ。

 

Img_1622 ということは、明日の夜には新しいプロジェクターが届きます。おやおや。HW15を今日には外して、明日の夜にはVW575のインストールができそうです。なかなか速い展開ですわね。衝動買いはアカンのと違ったんかい。

 

まあ高い買い物はどっかで思いきらんといつまでも買えんですよ。次は撤去とインストールだけで、1記事にしますよ。高いネタなので、何回かに分けてかないともったいない。

2020年9月 5日 (土)

いい道具を使え 気に入らない道具を使う人生がもったいない 無印良品とプロキッチンの計量スプーン

最近、やかんを捨てることにしました。結婚して35年経ちますが、その間にやかんを2個買いました。1個目は25年くらい使った後、持ち手のプラスチック部分が割れて使えなくなりました。2個目は10年くらい使ってるわけです。

 

でね。やかんって、日常的にどのくらい使うよ、って話です。まあ人それぞれでしょうね。で、うちはほとんどお茶を飲まないんです。コーヒーはよく飲みます。炭酸水はもっとよく飲みます。でもお茶は、週に1回くらい、奥さんが和菓子を食べるときに、パックのお茶を入れるくらい。となると、やかんを使うこともまずないわけですね。

 

ところが、やかんってあの形状から、戸棚の中にしまうにはおさまりが悪い。そこでレンジ台の端に寄せておいて置くんですが、これがね。汚れるんですよ。料理の時の油はねと言うか油煙というか、微粒子がこびりついて、レンジの熱でそれが乾き、こびりつく。ろくにつかってもいないのに、焦げだけはやたらとつきやすく、年に何度かクレンザーで何10分かかけて磨く羽目になる。

 

そこで気が付いた。この手間は必要か? やかんは必要なのか。この問いに気が付くまで35年くらいかかったんですが、ちょっと試しにやかんを仕舞って、お湯を沸かしたいときには雪平鍋を使ってみようじゃないか。うん。以来、1か月。何の問題もありませんでした。なんだかなあ。この35年間の苦労は何だったんだろうね。

 

道具っていったん買うと、10年20年使うの、当たり前で、当たり前に慣れちゃうと見えなくなることがあるんだなあ。

 

Img_0926  で。最近、キッチン周りの道具を見直してます。一番最近に買って、お気に入りの道具はこれ。無印良品の柄の長い計量スプーン。大290円と小190円。これを2本ずつ買いました。

 

計量スプーンって、計量だけに使うわけではなくて、調味料入れた時にそのまま鍋をかき混ぜたり、味見のとりわけをしたりと、調理の時によく使います。もちろん、そういう作業に普通のディナースプーンを使ってもいいんですけど、ちょっともったいない。きれいに磨かれたスプーンは、使えば使うほど、洗えば洗うほどどうしたって曇りがでてしまいますからね。

 

で、計量スプーンを多用するようになったんですが、そうするとあの100円ショップで売ってるような、3本1セットのぺなぺなの計量スプーンは、ちょっと物足りない。弱いんですよ。煮物をちょっと混ぜたりしようとすると、曲がりますよね。まあ計量スプーンだしね。

 

ところがこの無印の計量スプーンは、ステンレスの厚みがしっかりあって、しかも柄が長いので調理用のスプーンとしても使いやすい。スプーンのボウルの中には、半量を表す刻みも入っていて、大匙1/2も見やすい。ちなみにこの刻みを、奥さんは「無印の計量スプーンの刻みは、ここまでで1さじというしるしなんだ」と言い張りました。お店の人にも聞いてきたら、やはり同じことを言います。でもホームページを見たら、この刻みは1/2量。実際に他の大匙と比べて測ってみても、やはり摺り切りで、大匙1です。この店員さんもそう思ってる「無印の計量スプーンの刻みは、ここまでで匙1つ分」伝説はどこからきたのでしょう。

 

さて。ともかく100円ショップの計量スプーンセットよりはだいぶ高い無印の計量スプーンですが、高いと言っても290円と190円。2本ずつ買っても1000円しない。これは、何十年か使って行くとしたら、かなり満足度の高い投資だと思いますよ。

 

Img_0928 ところで実はこの計量スプーンを買う前に買っていたのがこちら。楽天のプロキッチンというショップで扱っている工房アイザワの計量スプーン大978円、小770円。これは奥さんが見つけてくれたものですが、これを買ってみて、ほう、計量スプーンって100均的なもの以外の高品質ってあるんだ、と目を開かれた商品。すごく品質がいい。とはいえ高いですけど。無印の3倍。これを買った後、無印の商品を見ると、やたらと安く感じます。

 

カップ部分と柄の部分に角度が付いているために、液状のものをすくった後、保持しやすい。というかまあそれは持ち方の部分であるので、好き好きというか、気にいる人もいるしそうでない人もいる。工房アイザワと無印、どっちもいい品物です。

 

それから、こちら。同じくプロキッチンで買った家事問屋の下ごしらえボウル11㎝1210円と9㎝990円。これも奥さんが見つけました。ちょっとお高い。けれど、いい。ステンレスの重みと質感が、大変によろしい。以前は下ごしらえ用の小さなボウルには小さな耐熱ガラスボウル、たぶんハリオだったと思う、を使ってたんですが、これがぼく的には使いづらくて、代わりになるものを探してました。

 

Img_0875 ガラスボウル、薄くて軽いのは、ぼく的にはデメリットでして、扱いに気を遣いました。こういうものに使うくらいだからかなり強いガラスで、割れたことは一度もなかったんですが、やっぱり割れる素材なので、気を遣う。それから、食洗器の中に入れて洗うときに、軽すぎて洗っている途中にひっくり返ってしまう。洗い終わった後に食洗器の中で汚れた水をためたまま、ということが時々ありました。

 

一方このステンレスのボウルは重みがあるために安定していて、洗うときももちんですが、食材やソースを入れている時にも安定してます。無印の計量スプーンを突っ込んでも、カップが倒れることがないので、相性がいい。

 

Img_0882_20200905155201 それにステンレスの質感もいいので、ちょっとしたサラダ的なものを入れる小鉢としても使えます。

 

ただ、問題点としては、電子レンジで火を通したいソース類なんかは、これではできないですよね。別の、そうした時に使う用の小さな下ごしらえボールは必要です。

 

実はこれを買う前に、ニトリでステンレス下ごしらえボウル、3個で190円くらいのやつを買ったんですよ。これでもいいか、ってね。良くなかったです。ガラスのボウルと違って割れることこそないですが、薄くて軽いので、食洗器で洗えませんでした。これでもいいか、って買い方はダメですね。

 

ボウルと言えば、8年くらい前に、チェリーテラスのオールラウンドボウルズ、というボウルのセットを買ったんですよ。これ、まだ現行の人気商品です。セットで2万円とかなりお高いボウルセットですが、たぶん死ぬまで使います。壊れる要素ってないものね。ちなみに35年前に西友かダイクマで買ったボウルもザルも残ってます。なんか気に入らねえなあと思いながら35年。だから、いいものを買っておけって話です。

 

無印良品の計量スプーンはいい。ただ、無印良品のボウルとセットのザルは、どうもなあ、評価できないんです。

2020年8月18日 (火)

道央-道東サイクリング2泊3日の旅④使って良かったものいろいろ

Img_0139 じゃあ今回の旅で使ってよかったものの話、しますね。旅慣れた人には当たり前のことでしょうが、いくつになっても発見は面白い。順不同です。

 

まずPEKOさん謹製ウルトラ軽量縦型輪行袋。薄くて強い。扱いやすい。軽い。国内飛行機輪行ならもう十分。飛行機から降りた後も、荷物になるということがないから、ずっと持っていて、いざというときのエスケープルートになる。オーストリッチ製の輪行袋も持っているけど、L-100の1/4以下の体積しかない。とにかく持っていることが負担にならないというのが圧倒的です。

 

Img_0201_20200818221301 オルトリーブ9901シートパックL。これは良かった。防水性、安定性、使いやすさ。さすがの製品。値段なりの価値があります。ただ1点、空気抜きのバルブですが、バルブ自体を引っ張って開放、押し込んでロックというものなんですけど、この引っ張るってのがとても指先の力がいります。力の弱い人には絶対無理、ってレベル。バルブの突起に穴が開いてるので、ここにフックか、あるいは小さいカラビナを付けちゃえばクリアできると思います。

 

良かったもの3つ目。当たり前っちゃ当たり前なんですが、SPDシューズとペダル。普段使ってるSPD-SLペダルと交換してSPDにしたんですが、これは正解。SPDシューズだとそのまま観光地を歩いたり飛行機に乗ったりできますから、とても楽。SPD-SLにして軽いサンダルを持っていくって人もいるようですけど、正直メリットがわかんない。荷物が増えるし、履き替えも面倒だし。パワーの伝導効率なんて、素人レベルじゃわかんないですからね。

 

Img_0296 まあそれを言えば、フラットペダルで行くってのもありかな。ただ、クリートでペダルに脚が付いている状態に慣れていると、フラットペダルってなんか不安定感が強いかな。ぼくがフラットペダルをもってないだけで、フラットペダルがあるなら、ツーリングにはいいかもです。

 

その4。パールイズミのカジュアルジャージ。やっぱり何日か続く旅行でも自転車で行くとなれば荷物は最小限にしたい。速乾性のウエアなんで、宿で洗濯して毎日同じものを着る、ということになります。じゃあどのジャージを着ていくかってことで、普段来ている体にフィットするジャージではなくて、少し緩めフィットのカジュアルジャージ。これだと、ご飯を食べるお店に入るにしてもセコマに行くにしても、ちょっと普段着っぽい。ご飯を食べてもお腹が即座にぽっこりするってほどではない。緩緩した感じが、旅にはいいと思います。などと言いつつ、買ったときは、いつもフィットしたものしか来たことがなかったので、ゆるゆる感に驚いて、間違ったと後悔してましたが。や、良かったわ。

 

ついでに、パンツも普段履いてるビブショーツではなくて、ハーフパンツにインナーパンツの組み合わせ。自転車を降りた時に普段着に近いってのもあるし、もし転んでパンツが裂けるような状況があった時に、ビブだと残り期間をお知り出して走ることになりますからね。その点、ハーフパンツにインナーの組み合わせだと、いざというときにも心強い。

 

Img_0245 その5。ビジネスホテル。通称ビジホ。ビジホと言ってもピンキリで、いいところもあれば良くないところもある。狭かったりくさかったり。ただこれまでもビジホは使ってきましたが、今回は違う視点で、ビジホっていいじゃん、って思った話。洗濯機がある。これね、普段の旅ではほとんど洗濯機なんて使わなかった。何か洗う必要があっても部屋で洗って、部屋に干す。その程度です。

 

ところが今回は、毎日来ていたものを洗って、翌日には確実に乾いていてほしい。速乾素材ばかりなので乾きは早いというものの、手絞りでは水分が大量に残ってしまう。化学繊維だから乾燥機はいらないけど、脱水機が欲しい。脱水機があればなんとかなる。

 

ビジホって出張族の連泊も当たり前ですから、たいてい洗濯機や乾燥機があります。これがとてもありがたかった。ひだか高原荘はビジホではないけど、連泊想定の宿なので、洗濯機も乾燥機もあります。

 

逆に、普段泊まるのにちょっといい宿、いわゆるシティホテル、今回で言うとANAクラウンホテルは洗濯を自分でするなんて想定がないので、ランドリーサービスになってしまいます。これは逆に困りましたね。ホテル自体は快適でも、自転車旅行には向いてない。

 

まあ自転車旅行の場合、民宿というのもいい選択だなあ、と思います。ご飯を食べる場所がないようなところはそもそもビジネスホテルもないでしょうけど、疲れて宿について、どこか外に食べに行くってのも面倒くさいよね。ご飯を出してくれる民宿は、いいなあ。北海道の民宿ってご飯がおいしいってイメージがあります。いやまあピンキリなんでしょうけども。

 

Img_0198 6つめですが、めだたんぼー。これは今やSNS自転車界を席巻していると言っても過言ではない製品。自転車乗りは、どっか出かけると写真に自転車を残したい。ところがロードバイクってスタンドがない。自立しない。でも自転車には立っていてほしい。

 

そこでいくつかの方法があります。壁やガードレールなどにもたれかけさせる。これが一番安定します。ただ壁もガードレースもどこにでもあるってわけではないし、それに見た目がよくない場合も多々ある。

 

ちょっとだけ高等技になるんですが、ヘルメットや段差を利用して、ペダルを固定して止めるって方法もあります。ただ、あまり安定しないのと、ヘルメットでこれを多用すると、ヘルメットに結構傷が入ります。

 

さらに高等技で、ペダルの付け根、クランクシャフトって場所に穴が開いてるんですが、ここに棒を差し込んで立てるって方法もある。ただこれもあまり安定しませんし、ちょうどいい長さの棒がない。持って歩くには少し長めの棒でないと、うまく立たない。普通はそこで諦めるんですけどね。

 

りょうちんさんという方が、もうちょっといいものを作ろうってことで作った、アクリル製のスタンドです。これの秀逸なところは中継ぎ式にしてコンパクトにしたことと、透明なアクリル製にして、スタンドがぱっと見には見えなくしたことです。で、実はもっとすごい着想だなと感心しているのが、このスタンドを使うときに、付属のベルクロテープを使ってブレーキを効かせた状態で固定する、ということを使用法として明確にしたことです。これは気づかなかった。棒を差し込んで立てるにしろ、ヘルメットで支えるにしろ、あるいは壁に立てかけた場合でも、少しでも自転車が動いてしまうとあっという間に倒れてしまいます。ブレーキをかけただけで、これが飛躍的に安定する。それをベルクロテープって方法で簡単に実現した。ここが成功の大きな鍵じゃないですかね。

 

実は昔、ぼくもアクリル棒で自作したんですけど、あっという間に倒れてしまって、こんなんダメじゃん、でヘルメット固定派になったんですね。それがすっかりめだたんぼー派。素晴らしい。

 

Img_0771 Img_0772 で、最後にこれ。ブラックダイヤモンドのシラス9ってバックパック。バックパックなんですよこれが。握りこぶしの半分もない、卵くらいの大きさにまとまるバックパック。広げたときの容量9L。重さ30g。いやね、荷物は背負わない旅っていいましたけどね、いざってときがあるじゃないですか。コンビニで補給食ちょっと買って、でもシートパックにはもう詰めたくない、ってことがある。今回もひだか高原荘に泊まる前にセコマで夕食を買い込んだものの結構かさばって、ってことがありました。

 

そんなときにこれ。広げるとちゃんとしたバックパック。ショルダーストラップの長さ調節もできるし、チェストベルトも付いている。山に行くメインザックには使えないけど、アタックザックくらいの使い方なら十分です。普段はオルトリーブのシートパックにお守りのようにぶら下げておいて、必要なときにさっと広げる。ちょっとお高いですけど、なかなかの実用性かと。

 

あまりにコンパクトでなくしそうなので、Tileって落とし物タグをつけて、いざというときにはこれを鳴らします。万が一、バッグごと持っていかれるようなことがあっても、Tileついているので見つけやすい、という防犯上の意味もありますがね。

 

まあほかにもちょろちょろあるんですが、説明したいのはこんなものか。旅はね。行く前の準備であれやこれや考えるのが好きです。そこも含めての旅の楽しみかなあ。

 

旅の後半は、奥さんと一緒に道東を車で回りましたが、実はそっちのプランニングは奥さん担当。これはこれで、何があるのかサプライズがあって、楽しみましたけどね。気力があったら、そっちの記事も作りましょう。

2020年8月16日 (日)

還暦直前記念 祝328㎞走破 道央-道東サイクリング2泊3日の旅③釧路に来たらスパカツ食え

  Img_0257 さて3日目であります。ここにいたって体の不調はどこにもない。というかむしろ快調であります。

 

まあでも言うたらなんですけどね、還暦がだれでもいつでもそう行けるかっちゅうたら、そんなことがあるはずもなく、考えてみるとかなりの備えをしております。

 

まずですね。そもそも1日に100㎞くらいを走るのはそんなに負担ではない、という自転車乗りとしての経験があります。それに加えて、この1年くらいはずっと、週に3日以上、時間にして少ない時で20分、多い時で1時間くらいローラーに乗っています。特にこの4月くらいからはZWIFTを本格的に始めて、かなり負荷を上げて乗ってきました。基礎体力はかなり上がっております。

 

とはいえ、3日連続して100㎞以上を走る経験はないので、筋肉痛や各部の炎症が起きる可能性がありました。そこであらかじめ、炎症止めと痛み止めとして、ロキソニンを朝と夕方に飲んでいます。

 

体に負担がかかりにくいように、荷物を背負わなかったのも正解でしょう。もちろんしっかり飯を食った。飯はね。飯は大事ですよ。

 

ということで、ドーミーイン帯広の朝食です。ドーミーイン帯広の朝食のご飯は、白飯と豚丼が選べます。そりゃ豚丼食うでしょう。昨日も食ったけどさ。でも豚丼だよ。豚丼選ぶよねえ。選んだ。うまい。

 

Img_0272 さて出発です。今日は曇り。雨でないだけいいか。とはいえこっから釧路まで、というか釧路付近は例年ならば、3日のうち2日は霧が出ます。いや、5日のうち4日は霧が出るというくらい、お日様には縁がないので、帯広で曇りならばずっとこんな感じですなあ。まあいい。

 

出ましょう。帯広の街を出たあたりから、いわゆる北海道的な風景が広がってきます。緑の牧草地と刈り取られて茶色くなっている牧草地がマス目上になっているなだらかな丘。あれ。あの感じ。松山千春の歌、果てしない大空と広い大地の、ってそこばかり口ずさむやつ。道がまっすぐまっすぐ、ずーっと地平までまっすぐ続く。

 

昔、学生の頃オートバイで北海道を走っていたころ、まっすぐ続く道路だと眠くなって、半分意識飛んでしまってたことがありましたな。今回も来る前に、道がまっすぐだと飽きるんじゃないのかなあと思ってましたが、飽きないねえ。自転車だと飽きない。

 

Img_0274 緑があって、川があって、橋があって、朽ちた倉庫があり、草に埋もれたバス停があり、日差しがあって、木陰があって、キタキツネがいて、牛がいて、牛がいなくて、キタキツネがいなくて、何も変わらないまっすぐな道のようでいて、変わっていくんです。

 

5㎞走るとゴールが5㎞近づく。ゴールに近づくことが目的でなく、走っていること自体が目的なので、もう5㎞減っちゃった、あと60㎞しかない、あと55㎞しかない。2時間とちょっとで終わってしまう、もう少しで終わってしまう。そんなことを考えてしまいます。

 

快調なんですよ。なんかこのまま永遠に走っていられそう。うそ。いや実は疲れてないわけではない。でもね、たぶんこのまま4日とか5日とか走っていたら、どこか痛くなってくるかもしれないという予感はある。けれども少なくとも今は、快調。走れるんだ。

 

なあ。60歳になろうとしていても、まだ走れるんだ。へーえ、って感じ。

 

さて、走ってる間のことはあんまり覚えてないです。や、今回に限らずだけど、いつも走っていてふと我に返ると、さっきまで走っていたところのことを覚えてない。でもそれって意識が飛んでたわけではなくて、その瞬間瞬間、風景や風や光が、体を通り抜けていって自分の後ろに残っているような、そんな感じ。瞬間をきちんと受け止めているけど、通り過ぎていく。

 

ま、即物的に言えば、五感を通して脳に入った情報は海馬に送られ、大部分は瞬時に消える感覚記憶として処理され、残りのほとんども短期記憶として数十秒で消えているんでしょうね。残っているのは、気持ちよかったなあ、という記憶やよほど意識した出来事や光景。葉っぱのきらきらしたのとか、風が通り抜けるのとか、地面の凸凹とか、そういうものすべては、気持ちよかったなあに変換されちゃってるんでしょうなあ。

 

Img_0277 いろんな風景や事象を見るのがサイクリングの楽しみという人もいるんでしょうが、ぼくは感覚的にただ受け止めていくのが好きな性分なんでしょう。

 

でだ。何が言いたいかというと、直線を延々と走っていても楽しいって言ったじゃん。たぶん言った。で、走ってる間のことを覚えてないって言ったじゃん。いま言った。それって、覚えてなくても、直線の中にあるいろんな自然の変化を楽しんでいるんだよねってことでね。これが本当に変化がないと、やっぱり飽きるのよ。ってことなんです。

 

帯広から南下して、浦幌町に。浦幌町で東進します。このあたり山間部という感じで、トンネルが出てきます。トンネル怖いよぅ。

 

この山間部を抜けると、海岸線が近づいてくるんですがね。いよいよ夏の道東に入るわけですよ。夏の道東の気候と言ったら、まあおよそ内地の人がイメージする北海道の夏とは程遠い。一言でいうと、冷涼、と。なにしろ8月の平均気温が20度を割ってます。ばかじゃねえのか。このところ連日40℃近い気温が関東地方は続いておりますが、釧路市の気温25℃です。これはかなり暑い。異常気象と言っていい。夏でも朝夕にストーブ炊くのは珍しくないです。

 

なんでこんなに寒いのかってえと、夏、あったかくなるじゃないですか。釧路も夏だから温かくなりたいわけです。ところが釧路のそばの海にはオホーツク海から流れ込んでくる海流、親潮って寒流がありましてね。これが冷たい。冷たい海に温かい空気が入り込むことによって、一気に霧、海霧が発生するんです。暖かくなればなるほど霧が発生し、霧が発生することで太陽が遮られ、気温が上がらない。きっと海上は晴れているんでしょうが、そこで発生した海霧は、道東を一気に冷涼な気候に包み込んでしまうと。

 

なにが言いたいのか。

 

Img_0278 つまりですね。浦幌町を超えると、海風が届くようになります。つまり、霧が届くんです。こっからさき、釧路市内に入るまで、ずっと霧の中です。釧路市の周りの自然は、十勝地方と違って泥炭の湿地帯になりますんで、植生もがらっと変わります。自転車で走っていても、これまでと違う湿原の美しい植物が目を楽しませてくれます。

 

見えればね。

なんにも見えねえ。日勝峠も霧の中だったけれども、1時間も走らないうちに抜けることができました。浦幌町抜けて釧路市まで60㎞はあるのかな、もっとあったな。その間ね、ほぼ真っ白。たまに視界が開けて100m。ひどくなると10m。真っ白い壁の中を、道路にひかれた白いラインだけを手掛かりに、延々と走るわけです。家の中で壁を見ながらローラーやっているようなもんで、まあ何も見るべきものがない。

 

や、まあ多少はね。例えば海の匂いがしてきたり、波の音が聞こえたり、対向車のライトが見えたり、まあそのくらいはね。しかしほぼ道路しか見えない。これはね、これはつまらない。今回初めて、思わず、「飽きたあ」と声に出してしまいましたよ。でね。改めて思ったわけです。普段えんえんと自転車に乗ってて何も覚えてないって言ったって、何も受け止めてなかったわけじゃないんだ、と改めてここで気づいた、って話です。

 

Img_0279 帯広を出たのが8時前、音別町辺りに入ったのが、お昼ごろだったかな。ずっと真っ白な中でね、何を考えてたかってえと、昼に何を食おうかと。今日、釧路で食うものは決めているんです。レストラン泉屋のスパカツ。うん。たぶんあれは1500Kcalくらいはあるよな。釧路に着くのはたぶん2時ごろになるだろう。2時にスパカツを食うとなると、老いたぼくの胃は夜ご飯を受け付けない。第一カロリー的にどうなんだ。

 

よし。ここはもう最後のセコマ飯だ。セコマでおにぎり買おう。セコマは北海道飯。セコマで気になってたおにぎり、ザンギマヨ食うべ。ここでようやくサイクリストに出会いました。しかし若い。ヤングです。声かけるのもなんか申し訳ないので目礼だけして、店頭でザンギマヨおにぎりを食います。還暦前のおっちゃんがこんなお行儀の悪いことで申し訳ない。せいぜい端っこで目立たないようにしました。

 

さ、釧路行くべ。釧路。スパカツ食うべ。スパカツ。こっから40㎞くらいかあ。もう終わっちゃうなあ。今日の走行距離はざっくり120㎞くらい。お尻はだいぶ擦れてきた感があるものの、まだ走れるよなあ。てか、根室まで釧路から120㎞かあ。根室くらいまで行きたいよなあ。いやいや、明日には奥さんが釧路に来るからね。根室なんかいってたらレンタカーも宿も無駄になって、あかんあかん。

 

Img_0314 Img_0321 ここにきてなんか変なアドレナリンが出始めてる感じです。

釧路まであと10㎞くらいのところで、霧が晴れてきました。おおう。夏の釧路で霧が晴れるなんて、もうありえないくらいの幸運です。原野は見られなかったけどさ。釧路の街はよく見える。予定の2時過ぎには釧路市街に入りました。ホテルのチェックインまではまだ時間があります。ちょっくら街の象徴ともいえる幣舞橋で記念撮影しますかね。

 

幣舞橋の広い歩道の真ん中にカメラと自転車をセットして、自撮りします。とりあえず還暦を目の前にして328㎞走れた喜びを表現しないとね。うほっ。こんなことして何度も写真を取り直しても、だれの迷惑にもならないのが、釧路市の現状であります。寂しいもんだ。

 

そして宿。宿には着替えやらなにやらの一式をあらかじめ送ってあります。シャワーを浴びてさっぱりして。さあ泉屋に行って祝杯を上げちゃうよ。

 

Img_0326 Img_0332 見て。これが釧路が誇るB級グルメ、スパカツであります。アツアツの鉄板にたっぷりの油で炒めたパスタ、薄めのカツ、そしてたっぷり濃厚なミートソース。食べているうちにも鉄板に当たるスパゲティが油でどんどんカリっとなっていく。柔らかい麺とカリっとしたアツアツの麺、濃厚なミートソースが変化に富んで、ぐいぐい行きます。ビールが合わないわけがない。中生2杯頼んじゃったね。

 

高崎のシャンゴにもシャンゴ風って似たようなメニューがありますが、食った感じはだいぶ違う。あちこーこーなこっちのほうが、ぼくは好きです。

 

ぼかあね、スパカツを食うために328㎞走ったんだよ。スパカツ万歳。

 

2020年8月14日 (金)

峠はいつも霧に包まれる 道央-道東サイクリング2泊3日の旅②日高町から帯広まで

Img_0194  おお、晴れてる。どうもこのところの予報は当てにならない。まあ難しいんでしょうねえ。過去のデータが参考にならない気象条件が出ているってことか。曇り時々晴れ、ところによって一時雨とか言われてもねえ。ま、ここは素直に晴れを喜びましょう。

 

さ、朝ご飯。ひだか高原荘、日曜日の晩御飯はやってなかったけど、朝ご飯は出してくれるって。とはいえ、朝ご飯の予約をしてるのは2人だけっていうから、まあ期待しないでね。エネルギーだけ確保できたらいいじゃん。ねえ。と思って行った食堂、おばちゃんが一人でセッティングしていて、出してくれた朝ご飯がこれ。おおぅ。さらに、別の場所にはピッチャーに牛乳やオレンジジュース、ごはんのあてもいろいろ揃えていて、大ご馳走です。丁寧に作ったお惣菜が並びます。これはうれしい。さわやかに一日が始まる感じ。なーんかうっれしいなあって気持ちが盛り上がりますわ。

 

今日のコースは日勝峠を越える80㎞、獲得標高1200mか。峠はね。やはりゆるクライマーとしてはどうしても入れたかったコース。とはいえご老体には、110㎞走った翌日のヒルクライム、正直経験がないので、自信もない。まあ行けるだろうと思ってはいますが根拠がないのでねえ。まあ行ける。行こう。

 

Img_0197  ところでね、今回の旅のお供、オルトリーブのシートパックL。これね、すごくいい。まず完全防水なので雨の心配をしなくていい。ロールアップで蓋の開け閉めをするのはちょっと面倒なんですが、そのおかげで、荷物が多少増減しても、蓋の巻き数で容量を調整できるので、荷物のがたつきがない。これは空気抜きバルブの恩恵もあります。空気を抜いてピチッと固めてしまうことで、よりに荷物が固定されます。

 

がたつき防止って点では、今回ミノウラのシートバッグスタビライザーって製品もサドルにつけてます。これはバッグを挟み込むような形になるので、圧倒的にブレがなくなります。

 

Img_0201 ただね。こんだけではない。実は地味に良かったのがオルトリーブバイクパッキング サポートストラップという製品。まあただのストラップなんですが。これがいい。シートパックに荷物をたくさん積めると、シートパックの全長は長くなります。まあそう。でね。シートパックはサドルポストを支点として固定し、サドルレールにぶら下がっていますわね。そうすると、サドルから離れる部分はどうしたって落ちてくるんですよ。下手すればリアタイヤに接触するくらい。

 

エア抜きバルブを活用して、荷物をカチッと固めても、パックの中に芯が通っているわけではないから、長く走っているうちにどうしたって、こう長い荷物が中折れ状態になるわけですわ。で、バイクパッキング サポートストラップ。シートパックの下側にフックをひっかけて、サドルレールにストラップを回す。締め上げると、パックの後ろ側が持ち上げられるという寸法です。これはいい。紐一本で、かっちり巻き上げることができる。

 

でね。実はこのストラップ、もう一つ使い方があって、輪行するときにサドルバッグって邪魔でしょ。サドルバッグを持つと、片手がふさがっちゃう。そこでこのシートパックをサドルバッグに通すと肩掛け紐に!肩にかけて持てるんです。まあ正規の使い方でないけど。オルトリーブシートパックLを買うなら、ストラップも併せて買うように、ということであります。

 

さて。走る話か。今日は日高町を抜けたら日勝峠を降りて清水町に入るまでは補給点がないことが分かっているので、セイコーマートで予備のペットボトルを2本、それから補給食としてアンパン一つを仕入れます。順調にいけば2時前には帯広に入っている計算になるので、まあ十分でしょう。ゼリーの類は3つくらいバッグに入ってますしね。バッグが膨らんでますが、ストラップのせいでたれ落ちたりはしませんよ。

 

Img_0207 日高町から日勝峠までは、ずっと沙流川沿いに走っていきます。特に始めの10㎞くらいは割合と周りも開けてますし、緑も川もきれいで、内地の新緑の季節の田舎を走っているような感じですね。日差しは強いけどさわやか。ただ、やっぱり車の速度が速い。なんかところどころ、ここは自動車専用道路なんじゃないか、と錯覚させるような道路の作りになってます。だってねえ。二車線の道路の真ん中の中央分離帯に、こんながっつりしたガードレールが延々と続いてるんですよ。内地の田舎の高速道路よりよほど分離がしっかりしてる。

 

ただこれがあるせいで、トラックに追い抜かれる際に結構ぎりぎりを抜けていく車があって、風圧で引き込まれそうになりますわ。助けてくれ。でも、明らかにスピードを落としてくれている車もあり、そういうときには手を挙げてあいさつします。

 

あ。挨拶といえば、新千歳からこっち、サイクリストには一切あっていません。北海道をツーリングするサイクリストなん幻想じゃねえのかってくらい、サイクリストがいません。なんならオートバイもそんなにいないし、オートバイの皆さんが自転車にもヤエーをしてくれるとかいう話でしたけど、ヤエーしてくれるバイク乗りはいませんでしたねえ。さみしい。

 

Img_0218 だんだんと山が近づいてきます。んが。山の上から雲が流れてくるのが見えます。んーと。これはあそこに突入するってことだよなあ。雲の中って、要するに霧雨の中に突入するってことなんですよねえ。まあしょうがない。突入する以外選択肢がないんだから、突入しましょう。幸い気温は相当高い。少しくらい濡れたって体を冷やしてくれるくらいでしょう。

 

日勝峠辺りは霧が晴れてくれるといいんだけどなあ。などと甘いことを考えます。ここまでだいたい3%程度の緩い坂、このあたりから6%超えてきます。緩いけれども長く続くので、徐々に疲れてきます。少し休みたいので、ダンシングというか立ち漕ぎに切り替えるんですけどね。あ、あかん。シッティングの時にはほとんど荷物の存在を感じないんですが、ダンシングで車体を振ると、もろに荷物の重さがかかってきます。片一方に車体を振って戻す動きになったときに、荷物の重さで慣性が働いて、戻すのが2テンポくらい遅れます。ダンシングのリズムに乗れないんです。かえってすごく疲れる。

 

こうなってくると7%程度の坂でも、ずっと続くので、かなり厳しい。おまけに霧はどんどん濃くなる。30mも視界があるかないか。車は少ないですが、こんな霧の中、メンタルが削られます。少しでも目立たにゃなりません。装備してるライトを全部、最大光量に上げます。シートステイに2個、ハンドルエンドに2個、ヘルメットに1個。前照灯も点けましょう。 うんとこしょ。うんとこしょ。

 

霧の中に日勝峠の表示が見えました。うん、霧の中だね。そうだよねえ白いよね、うん、まあこんなもんだよ。峠ってのはね、山の一番高いところにあるわけじゃないんだ。山と山の間にある一番低いところを峠にしないと、上るのが大変だからねえ。そういうところは往々にして風の抜ける道でもあり、霧の流れる場所でもあるからねえ。しょうがないねえ。

 

Img_0212 Img_0225 日勝峠にはトンネルがあるので、ここを抜けると風景が変わる可能性があります。よし、行こう。トンネル怖いけど、行くしかないもんねえ。ライトいっぱいつけてるし。行こう。抜けた先に青空が待ってるかもしれないもの。

 

はい。抜けました。ほらさっきと風景が違う。さっきまでは30mは視界があったのに、視界20m切ったわ。雨粒も大きいわ。ここからたぶんずっと下り。もうびしょ濡れ決定。雨装備出すかあ。シューズカバー、ヘルメットカバーを装着して、レインウエアの上着だけ着ます。気温はそこそこ高いので、パンツまではくとかなり蒸れそう。体温を下げすぎないように、上着だけ。

 

そして延々と続く霧のダウンヒル。ここはどこなんだろうねえ。以前走った渋峠も霧の中だったねえ。渋峠も日勝峠も風景は全く変わらないねえ。真っ白だもんねえ。はい。清水町に入るまではずっと霧の中でした。

 

Img_0242 Img_0243 もうここまで来たら帯広でお昼ご飯を食べましょう。帯広といえば豚丼。清水町にもあればそこだっていいんですが、まあ清水町から帯広のお中心街まで1時間もかからないから、帯広に行っちゃうか。道路がどんどん広くなり、都会に入ります。

 

帯広の豚丼はぶたいち。なんか超有名店もあるみたいですが、何時間か並んだ、なんて話も聞きますので、それはいらんわ。とそこそこの人気店に向かいます豚丼はバラ肉とロースの相盛りを選んで、そんだけではちょっと絵的にばえないので、半熟卵を追加トッピング。うん、まあ豚丼だ。おいしいですよ。おいしい。ただ好みとしては、ぼくは秩父のちんばた派ですがね。肉が柔らかすぎるというか、ちんばたのように少し肉の食感ががっしりしてる方が好みです。あくまでも好みの問題です。

 

さ、もう3時。今夜の宿は帯広のビジネスホテル、ドーミーイン。ドーミーインはね。いいんですよ。大浴場があって、ベッドも広くて、朝ご飯もうまい。ビジネスホテルのあの狭い風呂って大嫌いでねえ。いっそもうシャワールームにしてくれよって思うんですが、それを実現しているのがドーミーイン。部屋のバスルームには浴槽がなく、シャワールームだけ。この割り切りが素敵。

 

ここの大浴場にはサウナもあって、しかもサウナの中にテレビがついてるおじさん好みの仕様.

これはいい。サウナに入って水風呂に入ってすっきりですよ。温泉よりむしろサウナが好き派です。

 

Img_0247 Img_0250 ビジネスホテルなんで、晩御飯はない。近くに店を探しましょう。何喰うべか。うん。基本帯広は内陸だからね。いわゆる北海道名産ってもので探すと、ジャガイモトウモロコシ、いやそれはごはんにならない。あとは豚肉。豚肉さっき食ったしなあ。とりあえずグーグルで探していると、帯広のソウルフード、インディアンカレーというものを見つけました。ああ、カレー。カレーはいいな。カツカレーにビール付けよう。最高じゃん。

 

ほら見てえ。ごはんの上にカツを乗せて、ドロリとしたカレーが全面を覆うタイプ。見た目はね、カツが見えないくてさみしいんだけど、ルーがたっぷり乗っているから、ルーとカツとごはんをバランスよく食べられる。しかもこれ切り方がね、普通に縦に切った後、横にも包丁を入れているから、カツが小さくなって、スプーンに乗せやすい。辛さを調整できるのもいい。1(普通)から6(極辛)まで。当然6ですよ。ぼくはね。ココイチで10辛を食べる男ですよ。極辛を選ばなくてどうするって話ですよ。

 

最近の辛いものチャレンジメニューと違って、昔からある店の一番辛いメニューというのは良識の範囲内にあるので、大丈夫です。チャレンジメニューは、あかん。あれはゲームだ。

 

とてもおいしくいただきました。ただね。問題がひとつ。メニューにビールがねえ。しょうがないので、ホテルでビールだけいただきました。

 

あ。そうだ。着替えなんですが、持って行ったジャージは着ている1セットだけです。ホテル用には薄いTシャツとパンツ、下着とズボンですね。当然毎日汗だくの塩吹き状態なんで、毎日洗います。そういう点でも、洗濯機があるビジネスホテルはありがたい。ひだか高原荘にも洗濯機、ありました。脱水までかけておくと、速乾性の高いジャージは数時間で乾きます。

 

よし、これで明日の準備は整った。きょうもよく食べたなあ(ちがう

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