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2017年3月22日 (水)

おふとぅん...。ベッドだけどな フランスベッドマットレス LT-750N

20170322_192006_p1010304 実は。

 ベッドを買い換えました。思い起こすこと数十年前、高度経済成長期における日本の農村での生活は、まさに西洋化への傾倒を進めていたわけでありますが、とはいえそれらの習慣はTVや週刊誌で見る程度のもでしかなかったのです。

 確か高校生までは、和室に布団を敷いて寝ておりました。浪人生となって一人受験に向けた夜通しの受験勉強をしておったときに初めて3畳ほどの個室を貰い、そこをベッド化したわけでありますが、ベッドと言っても当時そんなものを買う余裕もなく、ビールケースを敷き詰めて作った寝台に布団を敷いた、ベッドもどきであったわけです。その生活は大学まで続きました。ベッドは寝台に布団を敷いたもの、敷き布団必須です。

 まあそれでも布団の下に空間ができますから、布団を敷きっぱなしにした時のような、カビが生えるようなことがなくなりますので、不精な若者には便利なものです。なにより、自作とは言えベッド。洋風な、アメリカンライフであります。ちなみにこの頃、町の雑貨店で売ってた、ネオン管で作ったバドワイザーの看板など、置きたがる学生多々あり。まあそういうものを買う経済的余裕もありませんでしたが、いいなあ、と思ってみてたものです。この頃買ったペンギン型のライトは、未だに捨てられず置いてあります。電球は入ってないです、もう。

 さて。独り立ちして就職し、結婚した後もしばらくは布団暮らしでした。まあ貧しかったのでね。そうそう広い家を借りることもできませんでしたので、片付ると部屋が広くなるお布団は重宝しました。が。敷きっぱなしにできるベッドがいいなあ、という憧れはね、うん常にありましたよ。

 そして今のおうちに引っ越してきたわけですけど、ここはもう気がつくと軽く10年以上住んでいます。このおうちはちゃんと寝室にできる部屋もありましたんでね。ベッドを買いました。ちゃんとしたベッドは人生初めてです。そりゃあもう感動しましたね。そもそもベッドというのは、布団とは違うんだ、ってことが初めて分かった瞬間です。

 和式の布団というのは、基本は敷き布団を置き、その上に掛け布団を置く。間に挟まって寝る、という単純なものです。しかしね、これはよほど敷き布団が分厚くないと、背中が痛い。いつの頃からか、敷き布団の下にスポンジでできたマットレスが敷かれるようになりました。また掛け布団の間にタオルケットや毛布という季節に合わせた工夫もされるようになりました。たぶんね。これが布団の構造です。おそらく床が多少とも弾力のある畳の上だからこそ成り立つ構造のような気がします。板の間では、硬いなあ。昔の人は大変だったでしょうね。

20170322_192154_p1010308_3 ではベッド。まずベッドの基本はマットレスです。マットレスというのは布団とは構造が全く違う。布団は中まで綿や羊毛などがびっちり詰まっております。その厚みで、弾力性を確保します。一方、マットレスは、中は空気です。もちろん空気だけでは潰れてしまうので、空間を保持する構造物、例えばスプリングだとかスポンジだとかをいれます。

 布団に直で寝ると、身体から出る汗は布団に吸収され、布団はじっとりと重くなります。敷きっぱなしにしているとカビが生えるゆえんです。一方マットレスは中がスプリングなどで支えられた空気ですから、湿気が籠もりにくい。さらに通気性を良くするために、木などのフレームで作った寝台を置き、その上にマットレスを乗せます。こうすることで更に通気性は向上し、少々のことでは黴びることはありません。たぶん。

 さて。問題は寝心地なんですが、ベッドの寝心地はマットレスの中にあるスプリングによって決定しますな。例えばですよ、スプリングコイルを4隅にだけ入れて直方体を作る。形はマットレスになっていても、寝られたものじゃありません。真ん中ずどんと落ちてしまう。もう少し増やしましょう。ということで。スプリングの数が多いほど、寝心地は向上するはずですが、無限に入れると鉄の塊のようになってしまいますので、そこはもう限度というものをわきまえていただきたい。誰がわきまえるかというと、もちろんマットレスのメーカーさんです。コイルの数、並べ方、コイルの反発力、そうしたものをコストとバランスをとりながら、設計していくわけですね。

 なるほどな。ということで、当時、まだ元気だった頃の大塚家具さんで、あれが良いかこれが良いかを悩んだわけです。そのころ、まだね世間も布団からベッドに移行している真っ最中だったのか、布団信仰のようなものがありました。つまり、「ベッドは布団に比べて柔らかすぎて腰が悪くなる」というものです。硬いベッドのほうが腰に良いと信じられていたのです。ですからウチが買ったマットレスも、ソフト、ミディアム、ハード、スーパーハードと四段階くらいあったうちのスーパーハード。手で押すとぽんぽんと返ってくるような反発力がありました。

 これがベッド。おお、なんというハイカラな。

 ところがですね。どんなものにも寿命があります。およそマットレスの寿命は10年と言われています。10年使ったから即座にダメ、というものではなく、徐々に性能が落ちていく。毎日寝ていますから、その変化に身体が慣れてしまいます。なかなか寿命に気がつかない。しかしね、10年の寿命説に対して、ウチのマットレスは軽くそれを越えています。10年くらい。いやいくらなんでもダメだろ。と。なんぼなんでもあかんやろ、と。言うわけで、ベッドを替えることにしました。

 どんなベッドにしようかなあ、と考えたとき、柔らかいベッドにしたい、というのがありました。まあね、年をとって海外も含めあちこち旅行をして歩くようになりまして、台北のシェラトンでしたかね。ふわりと柔らかいベッドに包み込まれるような感覚。ああいいなあ。お姫様だあ。と。柔らかくても良いんだねえ。と。いつかはこういうベッドを入れたいねえ、と思っていたわけですよ。

20170322_192430_p1010313 そこで今回、どこでベッドを買おうかなあ、とやほーでねいんたーねっとというものを検索していたら、ウチからそう遠くないところに、フランスベッドの工場があり。そこで工場直売セールをやっている、と言うではありませんか。これね。ある意味あやしい。検索サイトのトップに上がってる広告なんてねえ。広告費を打ちまくってトップを確保してるわけじゃないですか。そう考えると、あまり信用したくない気もします。とはいえ工場で販売してるわけですから、定価もわかって保証もしっかりしてる。それに家具店と違って、マットレスに特化した話が聞ける、と。まあね。騙されてやる、ではないですけど、乗っかっても良いかなあ、ということで、フランスベッド工場直売セールに行くことにしました。

 結論から言うと、セールと銘打った常設展みたいな感じです。ずーっと毎週のようにセールをやってるようです。まあ、それはいいんですけどね。別に変なものを売ってるわけではありませんから。家具屋さんがフランスベッドとタイアップした企画を、フランスベッドの工場を借りてやってる、ということですか。まあでも、逆にフランスベッドの工場でやる以上、品質も売価もちゃんとしてる、ということはありますから。最安ではないでしょうけど、その分、説明などもしっかりしてるし、フランスベッドに限れば、全製品の扱いがある。なるほど、それならいいか。と自己完結的に納得して行きました。良いのかどうかは知りません。もう買っちゃったので、言い聞かせる必要があります。

 フランスベッドの標準的なマットレスは、値段の安い順にLT-300LT-500LT-750LT900というラインナップ。それぞれにハード、ミディアム、ソフトがあります。それぞれのランクで2万円ぐらいずつ値段が上がります。まあどれを選んでも、そうそう変なものはない、そこがブランドのしっかりした製品を買う安心感です。実際そうかどうかは、知りませんよ。上から2番目のLT-750を選択します。特上、上、中、下とあった場合、上を買ってしまうのは人情です。

 そうしますとね、昔買った大塚家具のコイルスプリングのベッドの表面が板バネのようですらあったのに対して、今のは、今のはああああァ。ふんわりしてる。ふんわりしてるんです。ちなみにソフトとミディアム、ハードの違いはスプリングの堅さではなく、表面のマット部分の柔らかさだそうです。ということは、ソフトを選んでも沈み込んでしまうというわけではない、ということですね。なら、ソフトだ。ソフトな表面でベッドに包まれましょう。うん。セールスのおじさんが、体重に合わせてミディアムを勧めてきたのを無視して、ソフトを選びます。

20170322_192154_p1010306_2 マットレスの上には、ベッドパッドを敷きます。これはまあ、汗、汚れ対策です。マットレス自体は選択できませんからね。猫がおしっこしやがったり吐いたりしたときにも大変有効です。ベッドパッドは必須です。

 ということで、ベッドシリーズ第一弾終了。第一弾? はい第一弾。

2017年3月16日 (木)

KUOTA KAHNがやってくる。かな。

File_000_3_2 さて。何を買おうか。ということですね。選択の基準なんですけどね。前回まとめたことに尽きるわけです。欲しいモノを買え。です。今回、バイク選定に入る話ですが、要するに個人の好みを語るだけになります。あれやこれやメーカーの製品を語っておりますが、これはこう感じるという、まさに個人の感想であります。優劣は一切語っておりませんので、ご容赦ください。

 ロードバイクに限らんのでしょうが、趣味のモノというのは、次から次にクラスアップしたくなるものです。実用品なら、必要にして十分ということで満足できますが、そこに少しでも趣味性が入ると、もっとかっこいいモノ、もっとかわいいモノという欲望が湧いて参ります。かつて車をもつことが趣味の時代にあった、よりよい車への乗り換え、なんてものもそうですな。もちろんメーカーさんもその心理を熟知して、微妙にいいものや変わったモノをすくってくるわけですな。シーズン毎のモデルチェンジってのは、そのためです。

 逆にですよ。満足してしまうと、新しいものには目が行きません。実はBMC SLR01に乗っていたときがそうです。新しいバイクへの興味が一切なくなりました。自転車雑誌を見る気力さえない。つまりですね、それまでのバイクよりずっといいはずの自転車を買ったけど、飛躍的に性能が上がるわけではない。かつ、こんだけのお値段のバイクをほいほいと買える財力もない。100万を超えるバイクを買ったところで、老境の自転車乗りの能力が上がるわけもない、という悟りの境地でありますよ。

 それにSLR01、相当に気に入ってましたしね。新たに何十万もの投資をしたいという意欲が湧かなかった。実際、しばらく資金が涸れ果てていた、ということもありますがね。そんなこんなで、最近の自転車情報にはずいぶん疎くなっております。

 さて。何を買えばいいのか、と。本当はBMC SLR01がいいんです。いいんですけどねえ。同じモノに買い換えるってなんかつまんない。この先、自転車を新しくすることもそうそうないかもしれない。新しい機種に乗りたいなあ、と。ここらへん、ちょっと矛盾してます。先に言ったように、違う機種に乗り換えたからと言って、そうそう変わるわけではない、とも思ってはいるのですよ。ま、人間は論理だけで動くものではございません。

 それにね。SLR01の現行モデルは、カラーリングが気に入らない。私が好きなのは2014年型の、マットブラックに細い赤のラインが入ったアレなんであって、くっきりした赤ラインや白や、まして黄色のBMCなんてのは、全く好みではありません。ともかく、BMCは今回は外します。

 では、どうするかってえと。やっぱり見た目ですよな。見た目。それ最重視。で、どんな条件かってえと、まず全体のフォルムはホリゾンタルに近い、トップチューブ。トップチューブが曲線とか斜めってるとかは、ダメです。あ、好みですからね。人が乗る分には全然嫌いじゃないです。ルックとかのトップチューブがステムまで伸びるようなデザインもダメです。実は、これだけで相当絞られてしまいます。最近はスローピングや湾曲はむしろメイン。ホリゾンタルにこだわりたがるのは、おっちゃんだけです。知らんけど。

 見た目デザインとともに、メーカーのイメージデザインとかもありますな。例えば、大手自転車屋さんでママチャリと同じような並びに、置いてある自転車メーカーは、初心者くせえと思われるんでないか、という見栄が出てくるのも、おっちゃんならではです。元々は伝統あるメーカーで、今もツール出場チームをサポートしているようなメーカーであっても、です。例えばビアンキ、メリダ、ジャイアント、最近ではコルナゴなどですかね。この辺りはほんとに歴史ある一流メーカーなんですが、それ故にほんとの通か、初心者さんか、購買層が分かれそうな気がします。気、ですよ?

 ちなみに、今、カーボンのフレームは、ほとんど台湾のジャイアントがOEMで作ってるらしいですから、製造技術で言うとジャイアントが一番、ということになるんでしょうね。そういう意味では、ジャイアントを選ぶ方は質実剛健、通です。入門者用の低価格帯のバイクを出しているブランドは、ファンを増やしやすいのと、高級ブランドイメージを維持しにくいのと、天秤にかけてるんでしょうなあ。コルナゴも、某大型チェーン店で扱うようになったってのは、販売の升を大きくしたいと言うことなんでしょうが、短期的には高級志向のユーザーが選択を迷う材料にはなっているようです。

 アンカーはいい。若い人に勧める一台です。なんと言っても日本ブランド、日本製という安心感がありますし、カラーオーダーシステムも、個性的なバイクが欲しい人には比較的お手頃で手に入れるチャンスです。ただ、日本ブランドってのは、質実剛健、ガチの自転車乗りというイメージがあります。へたれたオジサンが、能力に見合わない無駄金を使う、という私の趣旨から外れます。ちなみにカーボンフレーム製造は、おそらく台湾か中国です。

File_000_2 やはりここは無駄に高いバイクに乗ってへろへろ走ってるところを、若者に「あのおっさん、金を注ぎ込みゃいいってもんじゃねえところを見せてやるよ」って勢いで、ぶち抜かれて、「ざまあみやがれってんだ」って思っていただく。それがおっさんの本懐でありましょう。自虐おっさんここにあり、です。

 となると、TIMEか。タイムに行くか。タイムはなんでもロードバイク乗りの究極の憧れ、と言う方もいるらしい。確かにお高いフレームです。いっときは、これにしようかなあ、と検討していたんですけど、個人的な思い入れがないので、憧れもない。どうも気合いが入らない。フレームセットだけで60万から。BMCのパーツを流用しても80万円は軽く越えますな。うーん、そこまで欲しいかなあ、と考えてて気付きました。既に欲しいモノを買え、という原則から外れてます。高いから買う、になりかけてます。そこまでお大尽じゃねえ。うむ、タイム、なしね。

 キャノンデール。おっさんには昔懐かしアルミBMXバイクメーカーイメージ。カリフォルニアな感じ。ほら、最初の文字がCで始まるし。ロードバイクはやっぱりイタリアだよなあ、とスイス製BMCに乗ってたおっさんは思います。トレック。エモンダとか。軽いし。トレック、アメリカだしメジャーすぎてえ。ジャイアントに並ぶ超大手だけに、性能、コストパフォーマンス、サポート態勢も最高。まっとう過ぎます。なんつうんですかね、真面目に自転車に向き合ってる感じが、いい加減なおっさんには辛い。

 なるほど。超メジャーは好みじゃないんだわね。もちろんまだまだ挙げてないメーカーはあるんですけど。ブランドでは決められないな、ってことです。

 見た目だ、見た目重視だ。もう一回戻ろう。まずホリゾンタルに近いトップチューブ、それも太めなのがいいな、でもエアロは目的に合わないから、それはなしで、カラーリングもかわいいのは合わないからシンプルにしてと、ああつまりなんだSLR01が好きだったんだなあ、ということの再確認をする日々が続きました。

 しかしです。このまま迷い続けていると、シーズンが始まってしまいます。で、あちこちのメーカーサイトを開いておりますとね。今回、一切検討していなかったメーカー、以前KEBELに乗ってたので、外してたメーカー、KUOTAが目に付いたのですね。以前買ったことがあるブランド、つまり好みの方向性が一致するところがあるみたいです。

 今のKUOTA、トップモデルはKOMKAHNの二本立て。トップモデルで、フレームセットが35万円程度と、お手頃です。トップモデルとしては、ですよ。タイムの60万とか見た後ですと、そういう感覚になります。トップチューブはやや傾いてますが、クロモリフレームでもない限り、そうそうホリゾンタルなんてありません。ダウンチューブもいい感じにボリューム感があります。

Photo カラーリングは派手な赤白もありますが、思いっきり地味なブラックもあります。この地味な感じがいいかもしれません。これ、いいかもな。いいよなあ。うん、いいね。ということでKAHN、発注することにしました。サイズはXS。私の身長は171.5cm。足も手も短い。Sサイズでも行けそうですが、BMCが少し大きい感じがしたので、DEROSAと同じトップチューブ長510mmにしました。BMCより姿勢が立ってしまう分、高速には弱いかもしれませんな。まあ、そんなに高速で走れないからいいことにします。

 服のサイズと同じでねえ。MLが着られる場合、どっちを選ぶかってのは迷いますよね。前回も書きましたが、乗りやすいフォーム=速いフォームではないのでね。素人さんは体幹が弱いので、その時点の体力、体調で乗りやすさも速さも変わってしまいます。ここが鍛えられたハイアマチュア、プロの理論と一致できないところです。

 老境に進むおじさんとしては、乗りやすさを重視しておいて、いい。ということにしておきましょうね。さて、あとは輸入代理店のインターマックスさんが届けてくれるのを待つわけですが、案の定、納期予定日ごろに一ヶ月くらい納期が遅れるという連絡が来ました。まあそうだろうと思ってましたけどね。

2017年3月 5日 (日)

花粉症の季節だからね できることは何でもするよ NAROO MASK F5s

 日曜日の夜だというのに、今週のブログ記事が書けてない...。なんてえか、そこまで義理を感じるものでもないはずなんですが、なんつうのかね、書かなきゃって思ってしまう貧乏性。違うか。

 いやまあ、書こうと思ってることはあるんですけどね。時間がない。いつにもまして雑駁であります。ご容赦いただきたい。よし、これでいい。

 以前に、花粉症対策の話は書きました。レスプロスポーツマスクというものです。一言で言うと、とにかく装着感が悪い。耳より下でバンドを留めるので、どうしてもずり落ちてくる。ずり落ち防止のために締め付けると気分が悪い。まあ、ヘルメットのベルト部分に通すことで、若干改善はしますが、ネオプレーン素材の保温性が、気温が上がったときに不快感MAX

20170206_195520_p1010244 なんとかならんかなあ。ということで、今回購入したのがこれ。NAROO MASK F5s 3,200円。Twitterのサイクルスポーツ公式から流れてきた情報で、決定版かも!みたいな物言い。ふむ、試さざるを得ないな、というか試させてください。お値段的にもレスプロよりはかなり安い。まあ失敗してもこの値段ならいいや、というレベルです。

 しかしながら、販売サイトを見ると、なんだかねえ。薄っぺらいねえ。こんなもんで効果あるのかねえと思いつつ。注文します。届いたものは、本当に手のひらサイズ、ネックゲイターの薄いものと変わりません。これはね、頼りないという側面と、薄くてコンパクトだから持ち歩きしやすい、という側面があります。実際効果があるなら、コンパクトであるに越したことはありません。

20170206_195549_p1010245 さて。装着。ネックゲイターと同じようにすっぽりと被ります。違いは、耳に当たる部分が裂けてて、というか耳を通すようになっています。これならずれる心配がない。装着すると、全体がとても柔らかです。圧迫感はそれほどありません。緩いゴムが入ったような、ちょっとモフモフする感じのニット、ほんのり温かい。

 温かい...。ちうことは、気温が上がれば暑くなるはずね。まあね、どんな薄い生地でも、つけりゃあそりゃあ温かくなるわね。そりゃしょうがない。どの程度の気温まで耐えられるのか。やってみなきゃわからんね。うん。

 というわけで、何度かこれをつけて走りに行きますた。はい。気温5℃くらい、風のある日。これはね暖かくて快適。フェイスマスクみたいな感じですな。当然汗はかかない。ふむ。で、装着感なんですけど、これね。鼻のところに、よくある普通のマスクのように、針金っぽいものが入っていて、花の形に合わせることができるようになっています。なっています。が。あんまり密着しません。鼻の脇に隙間ができます。ちなみに顎のほうも浮いてます。じゃあ全然ダメかってえと、それはたぶんそうでもない。というのは見てのとおりマスク全体が伸縮性のある素材で、顔全体に張り付くようになっているからです。鼻のところは浮いていても、口の周りや鼻孔の周りがくっついている感はあります。それに運動量が増えると、鼻で吸うより口で吸うことのほうが増えますからね。とはいえ実際はどうなんですかねえ。呼吸を繰り返したとき、どの程度、隙間から花粉を含んだ空気が入ってくるのか不明です。

 マスク部分がどの程度花粉を防いでいるのか、これもね。不明。とにかく通常のマスクのように、マスクの層を厚くして物量で防ぐという発想ではない。うっすい目の細かいフィルターが一枚、入っているように見えます。これでほんとに防ぐことができてるんですかね。わからんです。

 軽く流していて普通に呼吸をしている分には、それほど不便は感じません。薄めの普通のマスクをしているように、空気はスカスカ入ってきます。まあ、呼吸をするには快適です。レスプロや普通のマスクをして長時間は知ると、マスクの内側がびっしょりと呼気に含まれる水分で結露しますが、ナルーはそれほど結露感がありません。なんででしょうね。口の周りに密着して、呼吸を繰り返すから、水分が溜まりにくいんでしょうか。

 気温の低い日の、1時間程度のポタリングでは、特にこれと言って問題は感じませんでした。なかなかいいかもね。

 が。問題はこれがヒルクライムに使えるか、ですよね。そうでなくても運動強度の高い人が使っても問題ないレベルなのか、さらに花粉の多い日でも平気なのか。ということで。がっつりとヒルクライムライドに出かけましょう。普段よくいく奥武蔵コースです。うちから鎌北湖まで15㎞程度、そこを上り口に子の権現を通り、傘杉峠を抜け、刈場坂峠。ここから国道299号に降りて、反応側に戻り、子の権現北側から南に抜ける。体力が残れば、南側の激坂ゾーンを折り返し、名栗川に降りていき、CAFE KIKIさんで一休み。CAFE KIKIさんからウチまではおよそ20㎞概ね80㎞程度、獲得標高は1500m程度。そういう計画であります。

 さて。当日ですが朝の気温は7度程度。少し暖かい。ウエアはまだ春秋用の起毛のもの、日中は15℃まで上がるという予想ですが、山の上はそれほどまではいかないだろう、ヒルクライムの時は少し汗をかくかもしれません。

File_000 予想通り山までの道は体が少し温まる程度、ただ既に問題が出ます。信号で止まるとアイウェアが盛大に曇ります。止まった時は外し、走り出してつける、というのを一、二度やって、ああこりゃ無理だ、と。ここでひとつめの決断。マスクを外すかアイウェアを外すかです。走っている間は、どちらを外しても平気です。が。走り終えた後に盛大に反動が来る。どちらの反動がキツイかってえと、大量に呼吸とともに肺の中に取り込むであろう、マスクを外すほう。目のほうは痒いだろうけど、それだけで済む。呼吸しちゃうと、鼻水に加え熱が出て、顔もぱんぱんに腫れあがるでしょう。

 はい、アイウェア諦めたー。まあこの時点で、このマスクの問題点がひとつ出てしまったわけです。さて、いよいよ鎌北湖からのヒルクライム。最大15%程度、最近の激坂ブームの中では初級編です。とはいえ初心者のころはここでも立ちごけしてましたので、けっこう心拍が上がる坂です。まあしかし。極端に呼吸が苦しくなることもなく、おやおやこのマスク、結構楽かも、とかね。思ってました。


File_003jpeg File_004 マスクの中が結露してべちゃべちゃということはありません。やはり口に密着してる分、結露が溜まりにくい気がします。が、顔を覆われているので汗はかきます。かいた汗はマスクの顎のほうに流れるので、そこらへんはひんやりと冷たい。まあ、肌に触れなければ気になりません。このピークを過ぎると、多少のアップダウンもあり、足を休めることもできます。

 が。ちょっと妙なことに気づきます。いつもはここをタイムをとりながら追い込んでいくのですが、前半の心拍はせいぜい160前後。追い込んでいて160。ところがこの日、タイム関係なくポタろう、と思って走って、実際タイムも上がってないのに、心拍が上がってます。決して高い速度域ではないから、疲れた感はそれほどではないのに、息が上がる。微妙に迫ってくる感じです。

 顔振峠から刈場坂峠に向かう57%程度の坂で、脚が回りません。おお、老いるということは悲しいことだなあ、こんなにも俺は遅くなり、衰えてしまったのだなあ。そう切なく感じながら走っておりました。刈場坂峠から299号までは一気に下ります。途中上る箇所はありません。よしここで心拍を整えよう、と一気に700mも下るのですが、心拍が下がらんのです。130前後。正丸トンネルの手前から、子の権現入口までも緩い下りが続きますが、やはり心拍が下がらない。

File_005 File_006 まあね。もう項がないので端折りますがね。そのあとの子の権現北側。ええ、脚をつきましたよ。ええ、負けですよ負け。これが老いるということですよ、ええ。と。心折れて下りる途中の、ゆずの庄といううどん屋に立ち寄り、武蔵野うどんを食します。あ、ちょっと元気出た。あれ、これひょっとしてハンガーノック入ってたかもです。そういえばこの日、朝出発前に冷凍カレーうどん390kcal、食っただけでした。ゆずの庄の肉汁うどんが全身に染みわたります。温かいお茶を二杯立て続けに飲み、うどんの汁をお湯で薄めて全部飲み、更にコーヒーまで飲んで、人心地。

ちなみに、ゆずの庄さん、冬期間休業だそうで、この日は久々の開店から二日目。だったせいか午後1時半頃のお客は二人だけでしたが、普段は駐車場いっぱい、自転車ラックもいっぱいになるくらいの人気店らしいですぜ。

File_007 少しパワーが戻りまして、更にカロリー摂取のためにCAFE KIKIさんに向かいます。そこでまたマスターに自分の衰えを嘆いておりましたら、マスターが慰めてくれました。マスクしてそんだけ登れればたいしたもんですよ、とね。うむ、ひょっとして、あれ心拍上がりっぱなしだったのは、酸素が足りなかったのか、と、おいおい今気づくかよという話です。

 いやね。走れなかったのは体力の衰えか、ハンガーノックか、マスクによる酸素不足か、まあそのどれもでもあるんでしょうが。このマスク。いきなりキツくなるんだったら、多分途中で外してます。ところが、それほど抵抗なく呼吸できるように感じるので、外しどころを見失う。まあできれば外したくはないものですから、極端に不快にならなければ外さない。じわりじわりときつくなってくる。ということかな、と今更ながらに思うわけですな。

 まあそれを良しとするか悪しとするかは考え方ひとつです。多少パフォーマンスは落ちても、走ることができるわけですから。

 ただね。うちに帰ったらもう即涙目充血、鼻水ずるずる。翌日も顔ぱんぱんでした。花粉症マスクとして効果がなかったのか、いやこれをしてなかったらもっと酷いことになっているのか、そこらへんがよくわからんのですよ。

2017年2月26日 (日)

非常にコアな話ではあるが カセットフー BO EX専用 キャリングケース CB-AH-41用

20170204_081234_p1010243 本来、ここは商品紹介ブログ、に分類されるのではないかと思うが、本来そうであろうとなかろうと、実態としてはぐだぐだ文章を書き連ねたいという欲求が先行するのであって、実のところ題材は何でもいいのである。

 身も蓋もなく言えばそういうことです。たぶん昔からここを読んでいる方はお気づきのことでしょう。最近、自転車関連のことを書くことが多いので、自転車ブログと思って来られている方には、大変申し訳ございません。この丁寧語、あってんのか?

 さて。タイトル通り、コアな話であります。

 カセットガスコンロ。知ってますか。知ってますよね。うーん、初めて出会ったのはいつ頃だったのかなあ。しばらく考えてましたが、思い出せないくらい昔。と言っても、自分で使うようになったのは大人になってからだと思います。子供の頃は、卓上コンロを使うときは、ガス管から長いゴムホースを引っ張って卓上に置き、鍋をしておったような気がします。

 学生の頃かしら。いや、そもそも学生の頃は料理なんかしなかったし。いや待てよ、自分ではしなかったけど、大学の寮でジンギスカンとかやってなかったっけ。と思い出そうとしても、あれがカセットガスだったかどうか、わからんですねえ。焼酎を丼で飲まされたことは覚えてますがね。

 でだ。大人になってリビングで鍋でも焼き肉でもしようと思ったときに、さすがにその頃には長いゴムホースを台所から引っ張ってくるようなことは、なかったような気がします。で、カセットガスコンロ。カセットフーですよ。これね、このタイプのガスコンロ、といえばカセットフー。そう覚えてます。

 シャワートイレのことをウォシュレットと呼び、救急絆創膏のことをバンドエイドと呼び、使い捨てカイロのことをホッカイロと呼んでしまうようなもんです。ちなみに、うちの奥さんはバンドエイド的なモノ全てをサビオと呼んでしまいます。

 でだ。カセットフー。当時は決して安くはなかったですよ。45,000円くらいもしたんじゃないですか。若かりし頃の安月給でこのお値段のガスコンロ。ねえ、リビングで鍋ができる焼き肉ができる生活が豊かになるぅ、みたな。どれがいいのかなどれがいいのかな、と。そりゃあもう必死になって選んだもんですけどね。まあ正直言ってどれもこれも変わりゃせんのですが、そこは若さ故。一つ一つ家財道具が増えていく喜びってんですかね、あったわけです。

 実は、キャンプを始めたばかりの頃は、キャンプ用コンロを買う余裕がなかったので、しばらくはカセットコンロを持って行ってました。いや、コンパクトでいいですよ。荷物を減らしたい今でも、むしろカセットコンロに戻そうかなあと思うくらい。ただ問題は、カセットフーは屋内使用前提だったので、いかんせん風に弱い。アルミ箔の脂は寝坊しガードなどを使ったりもしたんですけどね。まあそれでも風に弱い。

20170225_100847_p1010254 そこで買ったのがカセットフー強化型モビルスーツ。的な。カセットフーBo(ボー)という製品です。これは風に強いが売り物でしてね。言わばシャア専用ザク。赤い彗星。連邦の汎用モビルスーツなんか一撃ですよ。うん。

 ところがですね、この後、キャンプも本格的になりまして、言わばコロニー落とし後の一年戦争のような状態ですよ。グフは出てくるはドムは出てくるは、最終的にはビグ・ザムなんてものがですねえ。ね、コアな話でしょう? 

 まあいい。とにかくシャア専用ザク的なカセットフーBoの出番がなくなったわけです。キャンプでの出番がなくなったとは言え、おうちで鍋、というときには出番がある。そのときのために、長い眠りについたわけです。

 が。そこで困るのが保管の方法。結構ね、カセットフーってガチャガチャするじゃないですか。そのまま棚の中に放り込んだり、ビニールにくるんだりすると、中でガチャガチャになったりします。これは困る。邪魔くさい。ねえ、きっとジオン軍も困ったと思うんですよ。破壊されたわけでもないシャア専用ザクをどうするか。とりあえずコンテナ、じゃないですけど、買ったときに入ってた段ボール箱に入れて、棚の中に保管してたんですけどね。さすがに10年も経つと、段ボールもぼろぼろになってきます。困ったけどしょうがない。とりあえず保管を続けました。

 ところがですね。最近になってキャンプの軽量化を図ったときに、このカセットフーBo、再び外で使いたいな、と思うようになりました。いわば、ガンダム鉄血のオルフェンズ的な。掘り起こされたガンダムフレーム、的な。ああ、すみません既についてきてくれる人はかなり限られてしまっています。コアだから。コアファイター。あああああ。

 持ち歩きに、ぼろぼろの段ボール、更に困った、という話ですよ。で。実は、このタイミングで、カセットフーBoの新シリーズ、なんと工具箱のようなケースに入ったカセットフーが売り出されました。イワタニ カセットフー ウインドブレイクこんろ 風まる ブローケース入り CB-KZ-1-A。これいいじゃん。これいいね。置き場所に困らない。いいなあ。イワタニサイトで希望小売価格8,400円、販売価格5,480円。でもなあ。ケースに入ってるだけで、今までのモノが使えないわけじゃないからなあ。いいなあ。とね。思ってたわけです。いいなあ。

 あるときね。ふとこう考えました。工具箱みたいなケース、適当なのを買って入れればいいじゃん。ってね。まああるかどうかはわからんですけども、探してみましょうよ。と。と。っとぉおおおおおお。なんと。

20170225_100920_p1010256 イワタニからこのカセットフーBoのケースだけが売ってるではありませんか。カセットフー BO EX専用 キャリングケース CB-AH-41用。おいおい、これ使えないか。と思って説明を見ましたらね。対応製品が書いてある。専用品だ、と。う。ちょっと希望が遠のいた。専用品ってことは、他のものだと入らない可能性が高いってわけだよね。対応してるの、何かなあ。CB-AH41CB-AH35。あー。そうねえ。うちのカセットフーBo。もう10年は経ってるよねえ。無理よねえ。

 と思いつつ、一応ぼろぼろの外箱の型番見ました。するとね。するとねええええ。CB-AH41。ええ。これ使えるの。2,480円のケース。使えるはずよねえ、型番一致してるんだから。で、ぽちっと。まあ失敗しても2,480円。仕方ないかな。とりあえず買え。買おう。

 そして届いたのがこちら。赤いケース。風まるは黒いケースですが、こちらは赤いケース。とりあえず納めてみる。うむ?うむむ。おおおおお。ぴったり。全く余計な隙間もない。すげえ。10年以上前の製品だよね。んん?モデルチェンジしてないの?って思って、サイトに戻ってみましたらね、どうやら旧製品を対応させるためのケースを発売したみたいなんですよ。

20170225_101001_p1010258れってすげえな。と思いました。既に新製品が発売になった後に、旧製品のサポート機能追加を行う。普通はね、新製品を買わせたいから、そんなことはしません。旧製品をそのまま使い続けるってことは、新製品が売れないってことですもんね。これはねえ。自分の会社で使う製品を大事にしてないとできないことですよ。こういう会社の製品は信用できる。つうか、こういう会社は信用できる。

 どことは言いませんけどね、某GPSの販売代理店なんか、売った後ソフトのバージョンアップも地図の更新も一切しやがりません。マニュアルなくしても売ってくれないですしね。もうね、4台くらい買って登録してるヘビーユーザーにその扱いですからね。挙げ句の果てに、販売元の会社に買収されてしまいましたがね、ざまあみやがれと思ってる人はたくさんいますよね。そういう方は仲間ですよ仲間。

20170225_101053_p1010259 失礼しました。

 で。とにかく私が申し上げたいのはイワタニ万歳。赤いケース、まさに赤い彗星。ジークジオン。イワタニはまさにジオン公国、あ、ダメだ滅んじゃう…。

 滅ぼしませんよ。イワタニ。ささやかながら応援し続けます。ガス、イワタニの買いますよ。

2017年2月19日 (日)

新しい季節が始まるのだ 初心者のためのロードバイク選び

のだ、って書くと、「バカボンのパパなーのだ」と言いたくなる年齢層はいる、と思います。

しばらく前に、自転車に飽きた、という記事を書きました。いろいろと挫折をしてしまいまして、自分を追い込むモチベーションがなくなりました。もうこのまま置いていけばいいんじゃないの、とかも思ったりしたんですけどねえ。魂が、そこまで老いるのは早い、と囁くのですよ。ふむ。

20161205_114447_p1000988 DE ROSA NUOVO CLSSICOで走っていますとな、いろいろと新しい発見があります。速くなくてもいいんだなあ、とか。止まって写真を撮ってもいいんだなあ、とか。ご飯を食べるのが動機でもいいんだなあ、とか。Twitterでなんとなくつながってる人たちのつぶやきに刺激されて、いろいろな発見があります。

 そうはいっても社交性がない、というか、社交性を仕事で使い果たしてしまうおっちゃん世代。相変わらずこれからも一人で走って行くんでしょう。それはそれで良しとして、うん、新しいバイクも欲しいかな、と。つまり、クロモリのDE ROSA NUOVO CLSSICOの楽しみもあれば、ヒルクライムレースの楽しみもまたあってもいいかな、と思えるようになってきたんですね。

 となると、カーボンバイク。ヒルクライムを想定したカーボンバイクが欲しい。ということであります。さて。何を買いましょう。一度ヒルクライムレースから降りた人間ですから、言わば初めてのヒルクライムバイク選び、ではないかと。無理がありますね。はい、グーグル対策でヒットしやすいタイトルにしてみました。引っかかった人ごめんなさい。ここはかなり適当なブログです。

P1010627 ロードバイクを買うのは今回で5台目です。初めてロードバイクを買う、という方からすると多い方でしょうが、趣味として考えると多すぎる数でもないみたいですな。最初のバイクはピナレロのFP3と言うモデル。これを買ったときはまだピナレロかピロナレかよくわかんないくらいの素人でした。2009年の2月ですから、もう8年になるんですなあ。そりゃ歳も取るわ。

 そしてKUOTAKEBELBMCTeamMachineSLR01、今乗っているDE ROSA。手元にあるのはDE ROSAだけですけどね。いろいろあったんスよ。いろいろ。その分、身体には傷跡と麻痺が残っていたりしますけどねえ。まあ怖い。

20120311_111552_p1010811 でね。次何を選ぼうか、って話。ですけどね。ここらへん、これからどのバイクを買おうかって方にも参考になるかもしれません。ならないかもしれません。そりゃまあ仕方ないね。うん。

 バイクを選ぶときに考えるのは、性能、値段、デザイン。この辺りですかね。そして優先順位もたぶんそんな感じ。でね。個人的にはバイク選びに大事なのは、この逆の順だってことです。まずデザインありき、次いでそれが買える値段かってこと、最後にインプレッションなどで出ている性能。一言で言うと、買える値段の中で一番かっこいいと思う自転車を買え。ということです。

 自転車による性能差がない、ということではないですよ。てか、あっても私にゃあわからんのですが。でも、私なんかよりロードバイク経験が圧倒的に多い自転車業界の方が書くインプレッション記事には意味があるんだと思います。直進性がどうの、とか剛性感がとか、クイックなハンドリングとか。でもね、その一方で、世界のロードバイク乗りのトップオブザトップ、ツールドフランスに出てる選手の方は、あちこち移籍をして、いろんなメーカーのバイクに乗っている。しかも必ずしもトップグレードに乗っているわけではない。

 選手の能力差を埋めるくらい圧倒的な性能差があるバイクがあれば、そりゃ勝ちたいチームは全部そのメーカー、そのバイク、そのパーツを選びますよね、ってことです。えーとマシンドーピングの話じゃねえですよ? うん。それはともかく。癖というか色というか味わいというか、そういうモノはあると思います。

P4270010 値段で言うと、カーボンバイクのピナレロFP330万くらい、ケベルが50万くらい、SLR0180万くらい、NUOVO CLSSICOは素材が違いますが50万くらいです。ピナレロFP3SLR01では値段が倍以上違いますが、倍速くなったわけでも、倍上れるようになったわけでもありません。私が買った頃、KUOTAのフレームは硬いとよく言われましたが、100km走った後の疲れ方が若干違うかなあ、と言う程度のことで、しかもそれすらも加齢とかの体調の変化を考えれば、誤差の範囲です。

 ダウンヒルではFP3のシマノ105のブレーキシステムでは柔らかさを感じることがありましたが、それもなあ。アルテグラDi2のケベルと乗り比べての話でしたし、単体で不安を感じるほどのことはありません。乗り始めたばかりの素人が何かと比較できるわけもなし、それ以前に自分の技術も経験もなかった。

20120318_100231_p1010826 よく電動変速システムの優位性が言われますが、これもなあ。乗る人の感性によるんじゃないですかね。私は電動アルテグラを使ったケベルの次に、SLR01を買ったわけですが、全く迷わず電動でないDuraAceを選びました。それ以降、電動変速システムがイヤでケベルに乗らなくなったと言っても過言ではないです。

 変速性能ではないんです。好みです。2年くらいケベルの電動システムを使いましたが、どうしてもシフトアップダウンを感覚的につかめなかった。楽なのは確かなんです。だから、好き嫌いさえなければ、変速性能的には電動のほうがいいかもしれない。しかし好き嫌いを加味した性能を言えば、私的にはケーブルで変速するシステムの方が高性能なんです。感覚のずれがないから変速ロスが少ない。だから乗っていて楽しい。乗りたくなる。それって究極の性能ですよな。

 つまりです。特に我々のような素人さんの趣味においては、乗りたくなる自転車ってのが最高の性能なんじゃないでしょうかね。

 ケベルとSLR01を比べたとき、じゃあSLR01のほうが絶対的にいいか、何しろ値段が30万円も違う。と、これもまた違う。SLR01の方が乗っていて疲れたんです。ジオメトリってご存じですかね。自転車フレームの書くパーツの長さによる構成です。パーツの長さが変われば角度も変わります。角度が変われば、フレームの性質も変わる。ロングライド向けとかヒルクライム向けとか、いろいろ書いてあります。書いてありますけどねえ。書いてあることがそのまま自分に有効なわけではないってことです。SLR01の方がヒルクライム向けジオメトリであったはずですけど、乗りやすさはケベルの方が上。

 ところがここがややこしいんですが、SLR01のほうが姿勢がキツい。じゃあダメか、ってえと、実はSLR01のほうが、ヒルクライムも平地もタイムが良い。じゃあSLR01のほうがいいじゃん、って思うけど、それってプラセボじゃねえの、80万もするバイクだぜえ、みたいな気もする。つまり、絶対的ではないんですよ。あくまでも感覚の話で。

20150628_065427_20150628_065427 だったら。だったらですよ。やっぱりね。乗りたいって思うようなバイクに乗るのが一番なんです。ある人はそれが色だったり配色デザインだったり、ある人はフレームデザインだったりします。ある人は値段ってこともあるかもしれません。200万円もするような記念モデルなんかは、その値段がするってこと自体が買いたいと思わせる価値だったりします。それも、趣味なんだからありなんじゃねえの、って思います。

 趣味のモノだから、値段ありきや性能ありきではもったいないです。値段や性能も含めて、それが好きかどうか。誰がなんと言おうと、これが好きってもんを選べばいいんです。

 逆を言うとね、値段が安いとか高いとか、パーツがどうだとか、デザインがどうだとか。人の乗ってる自転車にケチをつけるほど野暮なこたあねえな、ってことですよ。

 でだ。そんで次に乗るバイク、何にしたかって話ですがね。じゃあまた今度ってことで。お許しください。

2017年2月12日 (日)

関東屈指の激坂 子の権現を上って思う

20170204_1117121 さて。と。子の権現の話をいたしましょう。子の権現天龍寺。奥武蔵の山の上にあるお寺さんです。奥武蔵というのは西武秩父線の各駅から、アクセスできる辺りですかね。駅からすぐ山道にアクセスできるところが多いので、ハイキングコースになっています。で、このハイキングコースとは別に、結構な林道が整備されていまして、そちらがロードバイクのコースともなっておるわけです。昔はハイキングで山の中を歩いていたら、たまーに自転車が走って参りまして、いったいこの人たちは何をやっているのだろう、と思っていましたが、数年前からその仲間入りをしてしまった、というわけです。

 大雑把にこの辺りの山域を分けるとしますと、西武秩父線と平行して国道299が走っています。この北東側の山、南西側の山に分けられます。北東の山域を抜けると日高市や越生超、ときがわ町に抜けます。南西側の山域を抜けると、飯能市の名栗方面県道53に抜けます。名栗から更に山を越えて南西方向に向かうと、青梅市や奥多摩町に向かうことになります。

 つまり、この「越える」という地点が全て峠となっているわけです。もともと人が通るだけの生活道路もあれば、木材を運び出すための林道もあります。しかし、概ね急坂であることには違いありません。山を越えるわけですから。

20170212 中でも、屈指の急坂と言われるのが、子の権現天龍寺に至る林道であります。ヒルクライムをやる関東近郊の方なら聞いたことがある、という方も少なくないはずであります。で。先ほどの山域で説明しますと、県道53号と国道299号に挟まれた山域であります。ただし実際には53号からはアクセスできず、53号よりもっと北側の、県道350号からのアクセスとなります。さて、なぜ敢えてこれを言うか、ということであります。

 子の権現天龍寺に至る道は、ヒルクライマーにとってこれだけメジャーな急坂、一般的には激坂と言われているわけですから、あちらこちらのブログやTwitterにもたびたび登場いたします。最後の300mは地獄、というのが通説でありましてね。どのブログ、Twitterでもそうあります。

 ところがですね。個人的にはこれまで一切そう感じたことがありませんでした。急坂には違いないですけど、名だたるヒルクライマーが目標にするような坂でもないだろう、と。もちろんそれは勘違いです。ここは、あほみたいな坂です。そもそも自転車で登るような坂ではありません。ある程度練習を積んだ経験者でないと危険です。登れない、んじゃなくて、危険です。そのことはまた後で言いますね。

 じゃあ、なぜ以前は、子の権現をそんな急坂と認識していなかったかというと、どこからアクセスするか、なんですよ。子の権現は、国道299号からのアクセスと、県道350号からのアクセスがあります。激坂と呼ばれているのは、県道350号名栗側からのアクセスです。国道299号からは、きついにはきついが、激坂というほどでもない坂です。

 私は普段、西武秩父線西吾野駅からハイキングしてたので、子の権現天龍寺には国道299号からアクセスするのが普通だと思っていました。ですんで、ロードバイクでも299号を走り、そこからアクセスしてたんですね。しかし、皆さんが子の権現子の権現と楽しそうに話してらっしゃる。何がそんなに楽しいのかと。で。たまにですね、子の権現の表を登った、という表現がある。ふむ、表と言えば、こっちだよなあ。と。何しろハイキングルートとしても、一般の参拝客が入るのも国道299側からです。駐車場があるのも299側。どうみても表舞台。名栗側から登る道は、参道というより裏道だろう。と。

 ところがどっこい。子の権現をやる皆さんがメインにしているのは名栗側、県道350号側ですね。ここ、誤解の根源です。そもそも、表か裏か、というのは山域においては意識の問題ですよ。山梨県と静岡県の方にお伺いしますがね、どちら側が表富士ですか、ってことです。富山県と新潟県の方にお伺いしますけどね、どちらが表日本で裏日本ですか、ってことですよ。

 やっぱりねえ、表とか裏とかって、ダメなんじゃないかなあ、ってのが今回の趣旨の一つであります。冒頭申し上げましたように、子の権現南西側ルートと子の権現北東側ルート、これなら客観的と言ってもいい。299側、350側、これもありです。名栗側と吾野側でもいいでしょう。表と裏は、あかんやろ~。と言いたいだけでブログを書きました。ということであります。以上っ。

 そんだけだとさすがにつまらないので、これから子の権現やろうと思ってる方に、もう少し南西側ルートの感想をお伝えしますね。まあ、どうでもいいっちゃどうでもいい。ですけどね。南西側は都内方面から来ると、飯能市街で県道70号に入り、原市場という辺りで名もない小径に入ります。ここから少しずつ山の方に寄っていくのですが、断続的に集落が現れるので、感覚的にここから山道、というのがわかりにくいです。原市場の次の集落が中藤上郷というらしいのですが、この間にも14%を越える坂道沓掛峠があります。しかし、ここを越えるといよいよ子の権現に向かうぞっと気合いを入れると、集落が現れる感じですな。あら、まだ先なのね、的な。

20170204_101550 14%は一般的には結構な坂道なので、気合いが入ってしまう方もいるでしょうが、ここで踏んでしまうと、脚を削られます。ここは淡々と登って越えましょう。中里上郷を越えると、子の権現竹寺の看板がある分岐点があります。さていよいよ、と気合いが入りますが、実はまだまだ山道ではありません。生活道路が続きます。断続的に民家が現れます。まだまだ淡々と、登ります。と言ってもこの辺り斜度はそれほどではありません。しかし油断ならない。ゆずの庄、という宿の辺り、単発的に10%を越える短い坂が現れます。

 県道350号の終端に竹寺と子の権現への分岐が現れます。でも、まだ民家があります。まだ子の権現に至る山道はないのかしら、という感じです。権五郎神社という小さな祠を左に進み、まだ、続く。民家とたまに現れる急坂。やがて子の権現より1.8km、という小さな表示が現れますが、この辺りからようやく民家も見えなくなったな、という感じ。言わばこのあたりから本格的なヒルクライムかよ、と思うわけですが、実際はここに至るまでの坂道で、じわじわと脚にきているはずです。

20170128_110352_hdr あと1.5kmの看板が見えると、いよいよかなあ。激坂残り300mがきつい。となると1.2kmはそんなでもないのかな、と思うでしょ。んなわけがない。300mに至る直前は14%を越えてます。瞬間的には17%を越えるところもある。残り300mに比べればまだいい、というだけのことで、一般的には十分に激坂であります。

そして残り300mの看板。九十九折りの左カーブを曲がると噂の激坂です。まず17%越えのストレート、道路左端は切れ落ちているので、かなり怖い。ガードレールがないんです。ここでふらつくようだと、左側斜面の杉林に落ち込んでしまいそうです。そして急激に折れ曲がる右カーブ。ここが最大斜度20%越え。コーナーのアウト側の一番緩いところでも22%を越えます。イン側だと30%行くのか、試せないのでわかりません。

 下手に足をつこうとすると、斜面が急なので、いつもより地面が遠く、脚が届きません。道路左は崖、右側は30%の壁、そして脚が届かない斜面。速度が出ないだけに、バランスを取れる強い体幹を求められます。ここが、冒頭お伝えした、危険ってとこです。普通の坂と違って、バランス崩すと転げ落ちる可能性があります。あるいは崖下にまでですがな。こえええ。

20170128_110246 ただし、この急坂はコーナーだけのものですんで、踏ん張りきれば、勝ちます。そこから先はなんてことない14%程度の坂。ここが感覚がバカになっているところ。22%を登った後だと、14%が平地に見えます。ところが実際は急坂なので、足を使い切ってると、ここで回らなくなる、と。私の心拍はだいたいこの辺りで190くらいを打ってます。文字通り気が遠くなるレベルの限界心拍であります。

 ただし300mというのはほんとに短くて、そこまで登ればいい、というのが見えている範囲であります。気力だけで登れるほど甘くはありませんが、入り口まで来られた方なら、そこで一休みしてチャレンジするのがおすすめです。

 さて、帰りですが、実はこっちのほうが怖い。22%を下るだけでも怖いのに、22%があるのは崖側。崖の方に向かって頭から進んでいかなければなりません。私ゃやりませんよ、そんなもの。降ります。降りて押します。下りであれ上りであれ、無茶をしない。生きて帰るのが一番です。

 念のため、ではありませんけどね、ここまで来たときは私は必ず天龍寺にお参りしますよ。道中無事を祈ってね。それ、大切です。

2017年2月 5日 (日)

ルンバくんとブラーバちゃんは仲良しなの 予備バッテリで鬼に金棒

実は。いやまあねえ。こういうことを申し上げると、どんだけずぼらなんだ、と思われそうでイヤなんですけど。いやじゃあずぼらじゃねえのかと言われると、まあそれも否定しきれない。ずぼらです。

 より楽にお掃除をしたい、ということでルンバ君を導入しましたが、実際は先だっても申し上げましたように、毎日動かすのはそれなりに面倒です。ルンバ君のダストボックスのゴミを捨て、お部屋の中をある程度は片付けて。朝の忙しいときにそんなことはやってられない。そうしますとね、下手をすると、しなくてもルンバ君の稼働するのは日曜日くらい。平日は、猫の毛が固まって玉になってるのをハンディ掃除機で吸う程度、になったりするんです。ええ、ええ。それがずぼらだってことは知ってます。知ってますよう。

 いいの。人が来るわけじゃなし。猫と奥さんと2匹と2人で暮らしてるだけだから。別に猫の尻がテーブルの上に付こうが、あちこちに猫の吐いた毛玉の後が残っていようが。いいの、それくらいで死なない。

 この台詞は、昔はよく使ったもんですけどね。「そのくらいじゃ死なない」。ねえ。言ったでしょう? ところが昨今はなんですかねえ、村の公民館でやる餅つきが、なんですか不衛生だとかなんだとかで、止めなさいとか、どっかの爺か婆か知りませんが、したり顔で言いやがるそうで。てめ何様か知らんがなあ、エラい上品になったもんだなあ、コラ。おっちゃんたちはなあ、はえのたかる食いもんを、ハエを追い払いながら食って、道ばたに団子落としたら泥をはらって食ったもんだ。なあ、それで何の問題があったってえんだい、ええ?てめえのはらわたの中にどんだけばい菌が入ってると思ってるんでぃと。ばい菌君が働いてるから、消化もできるってもんだろうが、と。まあ、ええと、何の話でしたでしょうか。

 はい。少しぐらいゴミが落ちてても死なん。そうなんですけど、手間がかからないでゴミが取れるなら取りますよ、私だって、ということですよ。

 で。ブラーバちゃんが我が家にやってきました。とりあえず年末の大掃除の水拭き掃除のためでした。三種類のお掃除マットのうち、一番強烈な三回拭き用洗剤マット、これが大活躍でしたが。問題は、ブラーバちゃんの連続稼働時間。ブラーバちゃんは小さいので、おうち全体を1度にお掃除できません。バッテリーが切れてしまいます。バッテリーが切れたら、再充電した2時間後。お掃除に1時間、充電に2時間、合わせてワンクール3時間かかるわけですね。これ、面倒くさいよなあ。

20170205_204109 ということで、予備バッテリの購入に踏み切りました。充電器とセットで7000円。バッテリが1万円程度するってのは常識的な値段です。が。充電器はいらんだろ。これ、前回言いましたっけ。でも、くっついてくる物はしょうがない。使わないで取ってあります。

 さてと。予備バッテリが来ました。まずリビングルームをルンバ君が掃除し始めます。ルンバ君は大きいので、音もそれなり、結構騒々しい。ルンバ君が動いているときにテレビを観るのは無理です。音がうるさすぎる、というより、気になるんですね。目に入ってくるから、おいおい、そこにゴミが落ちてるけど無視なの、とか。気になって目で追ってしまう。

 ちなみにルンバ君の掃除の仕方って、一見ランダムにも見えるパターンで走行してますんで、ゴミの直前でUターンしたり、同じところにはまっているように見えたり、はらはらさせられるんですよ。

20170204_081820 その点、ブラーバちゃんは違う。ブラーバちゃんは寝室と仕事部屋と玄関を担当します。このとき使うのは、から拭き用のモップです。寝室ではベッドの下、Hangarラックの下、仕事部屋では狭いPCラックの下やイスの脚の間にも入り込んでいくので、それはもう小さなブラーバちゃんならではです。

 ブラーバちゃんの動き方は、行って帰って来いの、割と整然としたパターンです。が。機械的に端まで行って折り返す、というのではありません。1度にまっすぐ走る距離は5mくらいでしょうか。端まで行ってなくても、その程度走ると折り返します。ある程度の面積をこのパターンで拭くと、違う場所に行って折り返しを始め、一通り拭いた後で、斜めに走り、一番最後に部屋の角に沿ってぐるっと回る、という感じでしょうか。

 ずっと見てるわけではないので、ちょっといい加減です。そんな感じってことで。

 日常的にゴミが多く出るリビングをルンバ君、埃や猫の毛が部屋の隅に溜まりがちな寝室などをブラーバちゃん。こうしてるわけですね。そうすると、掃除が一気に進みます。ちなみに、試しにブラーバちゃんとルンバ君を同じスペースで動かしてみました。途中でぶつかって、お互いを障害物として認識し、離れて、また近づく。ルンバ君もブラーバちゃんも互いのことは認識してないので、まあそうですね。気にせず動いてるって感じです。当たり前ですな。

 部屋の仕切りは、バーチャルウォールという赤外線センサーで分けます。と言いたいところでありますけどね。どうもこのバーチャルウォール、この頃調子が悪い。壊れてるんじゃねえかと思います。いまいち信用できないので、今は物理的にものを置いて、部屋を分けています。買い換えようと思ったら、以外と高い。一個4000円くらいします。なんか悔しいので、物理的にウォールを作って、分けております。ん? 別に問題ないっスよ。

 さて。ブラーバちゃんの予備バッテリ、いらねえじゃねえの、と思うでしょ。ところがですよ。ここで予備バッテリの出番です。

 ルンバ君が掃除した後のリビング。掃除機だけじゃあ寂しいなあ。やっぱりここはふき掃除でしょ、と思いませんか。思いますよね。そうですよね。だけどバッテリ1個だと、そこで充電に入ってしまいます。せっかくルンバ君がスタンバってくれたのに、待ち。ああ、もったいない。そこで換えバッテリー。これがあると、ブラーバちゃんは掃除が続けられます。ブラーバちゃん、働き者です。

20170205_205355 つうかですね。せこい話なんですけど、ブラーバちゃんのお掃除マットは、一枚120円くらいするわけですよ。ウェットなマットは、洗剤分も飛んでいるでしょうから、そうそう長くは使えませんが、ドライマットは要するにクイックルワイパーみたいなもんです。確かにゴミは着いてますが、このゴミをハンディ掃除機で吸い取れば、もう1回くらい問題なく使える。ならば使おう。そういうことです。

 でもさっきルンバ君が掃除したんだよね。うん、そうなんだけど、ブラーバちゃんを動かすと、それなりにゴミを集めてきます。クローゼットの下とか、ルンバ君が入りきれないところに入っていけるからでしょうか。ルンバ君より優秀!というか、やっぱりちょっと役割が違うんです。お部屋が相当汚れてる、てかゴミが落ちてる場合は、拭き寄せるだけのブラーバちゃんでは力不足です。ブラーバちゃんはちょっとした段差も乗り越えるのに苦労してますし、ケーブルなどに絡まってしまったりすることもあります。その点、やはりお兄ちゃんは強い。優秀なブラーバちゃんが来て、改めてお兄ちゃんの頼もしさを感じる。つまりはそういうことであります。

 前回もお伝えしましたが、フローリングの家庭ならば、ルンバ君もブラーバちゃんも、買って後悔いたしません。しかしながら後悔した場合、そこはまあ自己責任でお願いしたい。よろしいでしょうか。

2017年1月23日 (月)

秩父の温泉に入ってきた 赤谷温泉小鹿荘

20170105_164147_p1010175 正月休みの最後、秩父に行ってきましたあああっ。

 ってほどではない。秩父。ほぼ地元。ロードバイクで行くこともあるし、MT-07で行くこともある。もちろん車で行くこともある。我が家からせいぜい2時間。西武秩父鉄道でも、秩父のちょいと手前、芦ヶ久保、横瀬あたりは山歩きに行くときにちょいちょい使います。ほぼ近所。わざわざ泊まりに行くところでもない。

 なんですけどね。温泉宿に行くって場合は、ウチからの距離は実は問題ではないのです。まあ確かに観光地に行くってのはアリですよ。例えば草津とか、例えば伊東とか。ひょっとしたら湯布院とか。そういうところに行くこと自体が目的ってのは、ありです。湯布院…。行ってみてえなあ。

 しかしですね。温泉宿って、行った先で身をもてあますってこと、ないですか。宿に入るじゃないですか。仕事で行くわけではないので、夜遅くに宿に入るって選択肢はない。くつろぐのが目的ですからね、早めに宿に入りたい。しかし。しかしですよ。早めに宿に入って、さあくつろごう、と思ったとき、はたと気がつくわけです。くつろぐって何よ、と。

 だいたいの温泉旅館は、まあ和室ですわ。ベッドが置いてあっても、まあ和室ですわ。そうでないと温泉ホテルになってしまいます。いや温泉ホテルでも似たようなもんですが。そこで、何ができるか、何をするかですよ。本来的には、くつろぐためには何かをしようと考えるのではなく、何もしない。これが正解です。しかしですな。哀しいかな仕事人間である我々は、何もしなくてもいい、というと身をもてあますのです。これがキャンプなら晩ご飯の準備をするとか焚き火をするとか、酒を飲むとかすればいい。しかしね。温泉旅館でしょ。まずどこに座るかです。

 座椅子。これがねえ。あれ、くつろげますか。座りやすいですか。座椅子って長く座ってると、尻が痛くなってくる。ふむ。寝転んじゃえ。ってと、畳。畳って、もうウチにないですからね。畳の部屋でどう寝ればいいのか、わかんない。肘を立てても痛いし、仰向けになって寝るって話でもないし。どうすればいいの、ってことですよ。

 そこで、風呂だ。風呂に行こう。となるわけですが、これがまた以外と時間がかからない。日帰り温泉に行く場合は、大抵サウナがあるところを選ぶので、サウナを行ったり来たりしてると1時間以上はあっという間に経ってしまいます。が。せいぜい露天風呂があるだけの温泉となると、1時間も浸かってはいられませんね。30分もあれば堪能します。さて何をしようか、と。

 テレビを付けたりするのですが、ウチはけっこうAV関係にお金をかける趣味もあるので、大抵の旅館やホテルにはウチで見るより環境のいいTVはないです。録画された番組もないですし、AmazonPrimeも観られません。さて、何を見るんだ、と。

 そこで、持ち込んだiPadにダウンロードしたコミックを読んだり、途中の本屋さんで買った雑誌を読んだりして過ごすことになりますが、そこでまた思うわけですよ。なぜわざわざここまできて、ケツの痛い座椅子に座って、ウチから持ち込んだ雑誌を読まねばならんのか、と。

 もうこうなると、温泉旅行なんか全否定でありますね。

 さて。さてと続けるんかい、という話なんですが。実際行ったんだから、続けましょう。こういったことを判っていて、行っている、ということですよ、と。

1 赤谷温泉小鹿荘。秩父はちょろちょろと行くんですが、ここは知らない。なぜ知らないところに行くかというと、奥様プレゼンツだからであります。その時点で、ある程度サレオツな旅館でありましょう。奥様はけっこうこういう下調べが上手い。私などは、途中で面倒くさくなって、まあここでいいやとやってしまい後悔するタイプですが、奥様の下調べは抜かりがない。行きましょう。秩父はうちから国道299を浸かっていくこともできますし、関越花園インターから向かうこともできます。ここは旅行気分を盛り上げるために、関越で。花園ICからおよそ50分の行程であります。

 はい、そうしますと、普段と違う秩父の風景が広がってまいります。秩父というか、普段はそこにいたる奥武蔵のあたりをちょろちょろしてますんで、風景のイメージとしては日当たりの余り良くない山間の村が浮かぶんですが、実際の秩父は山を抜けた盆地にありますので、以外と見晴らしが良い。赤谷温泉のある辺りも、日当たりのいい山間の山村です。

 道脇に立つ洒落た、というか古民家風のこぎれいな旅館です。他に温泉宿が並んでいるわけではありません。ほんとうにポツンと、温泉宿があるわけです。しかも結構大きくて立派です。温泉宿って、いつも思うんですけど、よくこんなところで商売やってけんなあ、って。ありません? 周りに観光施設があるわけでなし、ほんとうに宿だけです。後は畑、田んぼ、民家、ですかね。

 うーん、これって民宿レベルかも、と思いつつ中に入ります。ロビー自体は小さいけれども小綺麗で、隣接して広めの休憩室があります。ロビーとの間に仕切りがありますが、それがなければなかなかの広いロビーになりますね。ふむ。民宿レベルをだいぶ上回っております。ほうほう。

 お部屋は本館二階。二階建ての建物の二階です。入り口のすぐ脇にトイレがある作りが多いですが、ここは奥、窓際の角を区切ってトイレを作るという、ちょっと変わった構造。その分少し窓が狭くなってると思いますが、このお部屋自体は窓の外に隣家があるので、あまり窓を開けたい感じでもない。奥さんは、入り口近くにトイレがあるのは好きではないとのことで、奥様的には満足な仕様のようです。

2 と、いうことで。くつろぎます。うーん、やっぱりすることねえなあ。ということはお風呂ですな。内風呂と露天風呂、泉質はアルカリ泉+メタケイ酸+メタホウ酸。よくわからん。温泉にはよく行きますが、温泉好きというわけではないのです。風呂好き、でもないんだけどね。だらだら過ごすのが好き、です。ですからあ。お湯がいいとか悪いとかは一切わかりません。普通にいい湯です。こぢんまりとしてますが、小さすぎず、大きすぎず、です。

 まあ、赤谷温泉、悪くないけど、観光の目玉があるわけでなし、風呂も悪くはないけど特筆するモノがあるわけでナシ。ねえねえ、ここのウリはなんなの、と奥様に尋ねましたら、食事かな、と。ほうほう。それは楽しみです。

 というわけで晩ご飯。旅館の食事は、昔はお部屋でというのが多かったですが、手間と人件費の問題でしょうな、この頃は広間で食事をするところが多いです。ま、それは良し悪しでね。良しの部分で言うと、プライベート感ですかね、落ち着いて食事ができる。悪しの部分で言うと、寝る部屋でご飯食べると片付かないってか。とにかくお食事に向かいます。

20170104_175959_p1010155 ほうほう。こちら。お部屋の中に二つ席が設けてあります。なるほど、もう一組とご一緒するのね。ってか、そうじゃねえよ。部屋の中に、囲炉裏があります。炭が赤くなってます。囲炉裏を囲むように、というのかな、90度の辺にそって2つの席。テーブルはなくお膳がそれぞれの席の横に設けられてます。なるほど囲炉裏端で食べる晩ご飯か。なるほど、これはウリですね。いろり会席と言うようです。

 メニューも地のものが中心で、じんわりと美味い。よくある温泉宿の晩ご飯、冷えたエビの天ぷら、小さな陶板焼き、ドリップが出てしまったマグロの刺身、ってものとは一線を画してます。地味にちゃんと美味いご飯、という感じですな。ちなみにここ、とてもボリュームがあるらしいんですが、今回奥様が選んだプラン「美味少量」だったかな、そういうプランらしく、あまり大食いしたくないウチとしては、ちょうどよい量でした。それでも、おひつに入ってくるたくさんのご飯は食べきれませんけどね。

 お部屋の方に戻りますと、隣の部屋のテレビの音が聞こえます。これはちょっと減点。民宿かよって突っ込みます。朝ご飯も、じんわりと美味い系です。確かにご飯は美味しいなあ。

20170105_101412_p1010171 これといって何もない秩父の山村にある赤谷温泉、やはり何もなくて身をもてあます、というのがいいのでしょうなあ。することがないと、よく眠れます。10時間くらい、寝てしまいましたよ。朝風呂の後は、近所のお寺さんに初詣をして、秩父市内でお昼ご飯。何しろまっすぐ帰ったら、昼前にはウチに着いちゃいますからね。どこで飯を食おうかなあ、と。



3_3 秩父と言えばわらじカツ丼。そして最近ではみそ豚丼です。というわけで、見晴らしのいい丘の上に立つ秩父炭火焼きちんばたのみそ豚丼とわらじカツ丼。どちらも900円。みそカツ丼は炭火で焼かれた豚肉が香ばしく、脂の旨みが際立ちます。わらじカツ丼は細かい衣がさっくりと揚がり、あっさりとした醤油ダレで、軽くサクサク進みます。

 まあね。ウチから言うと近所なんですけどね。まあね、こういうのでいいのかもしんないですよ。

2017年1月15日 (日)

サイクル道にゆるポタがあるのなら山岳道にゆる山があるのだよ 八ヶ岳しらびそ小屋

0011c60e450d4b4ca1d6ddceaadda092 ということで。雪の八ヶ岳に行って参りました。誤解を招かないように念を押しますと、八ヶ岳に行ってきただけです。登りません。ここ大事です。北八ヶ岳しらびそ小屋の朝食を食ってくるだけの歩き。そういうことで。

 我が家的には、山のリーダーは奥様であります。以前も申し上げましたけど、覚えている人がいるとは思えない。ので、もう一度言います。奥様は、もともとスポーツなどに一切縁のないインドアの人であり、未だに体力的にもインドアに毛の生えた程度のレベルであります。ということで。この冬の計画としては、もともとは別の山を歩く予定でした。ところが奥様の作った計画を見ると、夏山のコースタイムで4時間15分。となると、まずコースタイムより1時間もともと遅い我々は、冬山となると更に1時間見なければならない。6時間コースです。夏山の6時間でなく雪山の6時間は、我々にはかなり厳しい。

 それはちょっと厳しいだろう。いくら奥さんの荷物を軽くしても、歩くのは自分の力で行ってもらわなければならない。かつ、私ももう無茶の効く年頃ではない。いざというときに奥さんを背負うのは無理です。ほんとにこれで行くの、と尋ねましたら、1日悩んだ後で、止める、ということになりました。

 しかしね。それはそれでつまらないだろう、と。天候も安定している。装備もきっちり揃っている。少しでも歩けるといいよね、ということで、紆余曲折ありましたが。目的地を北八ヶ岳のしらびそ小屋に変更して、稲子湯からのピストン一泊、ということにいたしました。ここなら、夏場2時間程度、冬でも3時間もあれば行けるだろう。と。完全にハイキングモードです。

20161230_150754_pc300047 しらびそ小屋は、山女子的に人気の小屋ですが、このアクセスの良さが災いして、逆に泊まりどころがよくわかりません。つまり、縦走に使うには登山口から近すぎるんですよ。以前、本沢温泉に行く途中で休憩に使ったことがあります。八ヶ岳山中のみどり池の畔に立つ小さな小屋。屋根から白い煙が立ち上り、木々の間をリスが走る。とってもポエム。素敵よねえ。

 逆に。だから冬。少し遅めの出発をして一泊して帰ってくるのにちょうどいい。しらびそ小屋に泊まる、という目的ならば、冬はちょうどいい。かも。かもです。

 さて。たかがしらびそ小屋ピストンですが、雪山を舐めると死にます。同じくらいの雲取かなんかで滑落死亡事故、ありました。ほとんど無雪だったようですが、斜面を横切って流れる沢が凍結していて、足を滑らせた。救助に出た人も同じ場所で足を滑らせて滑落した。2名ともなくなったそうです。アイゼンがなかったのではないか、と思います。無雪でしたら、やむを得ません。沢を横切るためだけにアイゼンを付けるのは現実的ではないです。しかし、始めから雪のある場所に行くと判っているなら、アイゼンは必携です。

20161231_101942_pc310083 というわけで、ひさしぶりにブラックダイヤモンド セラック プロ12本爪の出番です。本当のことを言うと、このレベルなら12本爪はいらないだろうなあ、と思います。10本、なんなら前爪のない8本で大丈夫のはず。そこが本当の山屋さんと違うところで、アイゼンと言えば、これと4本の軽アイゼンしかもっていません。さすがに4本の軽アイゼンでは、山を舐めすぎでしょう。

 さて。今日の行程は稲子湯からしらびそ小屋までの3時間。となると2時頃に小屋に入るとして、11時頃に稲子湯をスタートすれば十分。年末の帰省渋滞の中、のんびりと家を出たのは午前7時。うちから稲子湯まで普段なら3時間を切るはず。余裕です。

 稲子湯駐車場に着いたのは午前1030分。のつもりだったんですが、実はついたのはみどり池入り口駐車場。パイオニアのサイバーナビ君がここだといったんで、まあいいんですけど、みどり池入り口駐車場だとトイレがない。仕方ない、少し前にコンビニに寄っていたので、後は耐えるだけです。駐車場はほぼ満車状態。10台程度の余地しかないので、停められるかどうかは運次第ですね。幸い入れ替えになる一台がちょうど出たところだったので、車を入れることができました。

20160731_100752_p1000096 みどり池入り口駐車場には、冬山登山に注意を促すために長野県警のおまわりさんが来ていて、早めのアイゼン装着を勧めてくれました。確かに、歩けなくはない雪の量ですが、先日の雨のせいで、10cmほどの雪の層の下は氷です。気温が低いので締まってはいるのですが、斜面となるとアイゼンを付けた方が安心な感じですな。慣れた人なら、アイゼンもいらないのかもしれませんが、年寄りは早めの対策を取ります。足は重くなりますが、滑らない安心は大きい。

20161230_110718_pc300014 気温は-5℃くらいですが、日が出ていて風もないので、歩き出して小一時間もすると、アウターの中が汗ばみ始めます。アウターを脱いで歩き続けます。途中、買ってきた菓子パンで補給をします。冬山での補給食は水分の多いものはむきません。凍ってしまいます。以前、板チョコ入りのクロワッサンを食べようとしたら、チョコが固まって、文字通り板のようでした。とはいえ、この程度の気温なら、そこまで気を遣わなくても大丈夫でしょう。2時頃までには小屋に着きたいし、身体を冷やしたくないので、立ったままの補給です。

 今回は冬山と言っても、雪はそれほど多くありませんし、踏み跡もしっかりついているので、道に迷うことはありません。そういう意味では、この辺りまでなら低山とそれほど変わらないと言えなくもないです。とはいえ雪の量次第なので、しらびそ小屋までなら大丈夫、とも言えません。

20161230_151052_pc300051 20161230_132215_pc300040_2    歩くこと3時間、午後2時、しらびそ小屋に到着です。池の畔にたたずむ味わいのある小さな小屋です。当然のことながら、アイゼンは小屋の入り口で外します。お年を召した奥様とご主人がいらっしゃいます。この日は宿泊客が少ないということで、息子さん夫婦は下の町に降りているとのこと。確かに、宿泊客は我々二人と、ソロで歩いてこられた男性お一人。しらびそ小屋全体で5人しかおりません。

20161230_135927_pc300044_2 ウチは例によって個室を確保。大晦日には年越しをするたくさんのお客さんで賑わうそうですが、その前日ということで、空白の一日となったようです。コタツを置いた談話室にも3人がのんびりと雑誌をめくり、ごろごろしているだけです。窓からは八ヶ岳の山々が静かに暮れていくのが見えます。コタツの中の練炭が出す熱を感じながら、ビールでも飲んじゃお売ったかなあと一杯やります。夏の山小屋だと、この夕刻に外に出て、生ビールを飲みながら、後から上がってくる人を眺めたり、暮れていく山の峰峰を眺めたりするのですが、コタツに入ってのビールもいいもんです。ばあちゃんのウチに来たみたい。同宿の男性は、寝っ転がってるうちにいびきをかき出しました。

20161230_172018_pc300057 夕食です。普段だと山小屋のご主人と一緒に卓を囲む、などということはないのですが、この日はなにしろ5人。われわれが食事をしてる横でご主人夫婦も、一緒に食事をしています。ご主人が、これ飲んでいいよ、と赤ワインのパックをくれました。普段やってるサービスかどうか知りません。1/3ほども残っていたワイン、ありがたくいただきました。奥様は濁り酒などたしなんでいたようでございます。


それにしても、この日のアジフライ大変美味しゅうございました。山の中だから、むしろ冷凍アジフライなんか使えなくて、荷揚げしたばかりのアジを使っていたのかもしれませんな。アジフライは八ヶ岳山中しら鼻祖小屋に限る、と。いつもあるのかどうかは、知りません。

20161230_134311_pc300043_2 流しは、天然水。凍らないようにちょろちょろと水が流れております。トイレはバイオトイレ、とは言いましてもね。冬場は微生物が働かないので、バイオ休止中みたいでした。トイレットペーパーも流せないので、ゴミバケツに溜める方式です。が。冬だけに、あまり臭いもなく、まあ耐えられます。苦手ですけどお。個室はこちら。4人くらいは泊まれるようです。しらびそ小屋の個室はここだけです。大晦日ではとてもこんなにのんびりとはいかないんでしょうね。

 夜の8時には消灯ですが、夕飯を食ったらすることもないので、とっとと眠ってしまいました。

20161231_065653_pc31006320161231_072333_pc310069 そして朝。しらびそ小屋名物の厚切りトーストの朝食です。と言っても、知る人ぞ知る話ですが、このトースト朝食は予約をした人だけが食べられるスペシャル朝食。スペシャルなので、早出の人は食べられません。午前7時からの提供です。外がさっくり、中がしっとり、バターを塗ったパンに自家製のジャムを塗っていただきます。窓の外にはリスがやってきて、木立の周りを走り回っています。西の峰には陽が当たり、輝き始めます。空気がしんと冷える中、ストーブの中で燃える音が聞こえます。

 ってね。まあロマンティック。しかしですねえ。いや美味いですよ。美味いですけどね。言うたらなんですけどね、おっちゃんには特別そんなトーストに思い入れないですしね。厚切りトースト、こんなに厚いトースト、普段から朝食には食わんですからね。ちょっとねえ。量が多い。山小屋の薪ストーブで焼いた厚切りトーストというロマンティシズムがなきゃあね、まあ普通に美味しいトーストです。過剰に期待してはいけません。普通に美味いです。でも量が多いです。すみません、ひねくれてて。すみません、すみません。汚れちまっているんですよぅ。

 ロマンティシズム破壊の現実派おっちゃんとしては、この後、薪ストーブでご主人が使用済みトイレットペーパーを焼却するという、現実的な作業をしていたことも報告いたしましょう。

20161231_095003_pc310077 とはいえですね。うちのようなへたれな山好きには、冬山の雰囲気を楽しめるいい山小屋です。都会の喧噪に疲れたとき、冬山のアイゼンの練習をしたいとき、リスさんを眺めながら厚切りトーストを食べたいとき、訪れてみてはいかがでしょう。おじさんはこの日、何十年かぶりに10時間眠ることができましたよ。

2017年1月 5日 (木)

千葉県かずさオートキャンプ場でグラマラスにキャンプを楽しむ

20160801_082534_p1000212 こないだですね。「がっちりマンデー」を観てたんですが。そのときの特集が「今年の流行り物」的なキーワードだったかと思うです。で。その一つとしてあげられてたのが、グランピングです。まあ何しろこの私は、わざわざタイにまで行ってグランピングしてきたのでありますから、ほぼその道の大家と言っても過言ではない。いや過言ですけど。

でね。そもそもグランピングって何よ、ってことです。ああ、語源的なことを言えば、グラマラス+キャンピング、魅力的なキャンプってことなんですが、ええっとそれって合っているのかな、と。がっちりマンデーに出ていたのは、首都圏、というか東京と千葉の間の臨海地区にあるキャンプ場だったんですけどね。立地的には、広い駐車場に豪華なベッドが入っている大型テントを並べて置いて、中では若いパーリーピーポーたちがクリスマスイベント的なパーリーをやってるわけですよ。

 これキャンプなのかあ。いや、こうなるとそもそもキャンプって何よ、ということになるわけですが。野営。ただね、街中で野営するのは、私的にはただの野宿。テントで寝ればキャンプってことじゃねえよ、と感じてるのですな。それが正しいかどうかではなく、感覚として。野山の中にいるってのが最低条件、いや私見ですけどな。

 程度の問題を一般化して語ろうと言うこと自体に無理があることは認めます。UL(ウルトラライト)トレッキングなんてものをやってる方なんかは、テントすら持たずタープだけで野営をしてしまいます。こういう方からすると、車で荷物を運ぶキャンプなんてキャンプじゃねえよ、と言われても仕方ない。そういうキャンプをしてる人間が、都心から近い、煌々と街灯が当たる駐車場のようなキャンプサイトで、手ぶらでキャンプする楽しみを否定してはいけません。はいー、そうね。そうですよね。

20161223_135619_p1010075_2 そうなんスよ。年代による楽しみ方の違いもあるわけです。若いお人方の場合はパーリーピーポー的なこともあるでしょうよ、小さな子供のいる家庭では、そりゃテントを張るのもご飯を作るのも大事なアウトドアイベントですよ。ウチのように子供もいない初老の夫婦の場合は、敢えてテントを張る苦労はしなくてもいい、焚き火ができて、のんびり山の風を感じていられればいいのです。

ということで、今年の冬キャンプは千葉県かずさオートキャンプ場のログキャビン3。目的はだらだら過ごすこと。焚き火をすること。以上。

20161223_104545_p1010065 20161223_105425_p1010066 ところで千葉キャンプのランチは、先日のバイクツーリングで立ち寄った保田漁港ばんや。今回はミックスフライ+定食(ライス、味噌汁、お新香)1100円、奥様はマコガレイの煮付け+定食1050円。先日のお寿司より満足度は高いです。二日目のランチはもはや毎年定番となった橋本食堂。鰻重上2200円。もうね年末はここの鰻を食わんと終わらんのです。


20161224_113212_p1010116 20161224_111421_p1010115 ちなみに、かずさオートキャンプ場からは、どちらも高速経由で1時間くらい。橋本食堂さんに行った帰りには道の駅オライ蓮沼などに立ち寄ってイチゴやらお総菜やらを買うのが楽しゅうございます。道の駅に売ってるお総菜、ご飯の時のもう一品として広がりができて、とてもよいです。


20161223_140551_p1010087 で。かずさオートキャンプ場のログキャビン3ですが。ログキャビンもいろいろありましてね。ログキャビンだから大丈夫だろう、というのは甚だ危険であります。インターネッツなどを活用して、十分に施設を確認していくのがよろしい。オートキャンプ場はたいてい個人の経営ですんで、財力というか理念というかによる施設の差がすごい。大昔に止まったログキャビンは公営でしたが、小さな窓、裸電球が一個だけついたかび臭くじめじめした木の箱でした。まあ、たぶん安かったんだと思いますが、天気が悪いとくつろぐことすらできなくて、早々と撤収したように思います。

そこで。我が家のログキャビン選定の基準ですが。水洗トイレ、ミニキッチン、そしてデッキ20161223_140709_p1010092 が着いていること、これが我が家的最低条件です。まあトイレは共同でもいいっちゃいいんです。どのみちテント泊ならそうするんですから。しかし、冬場にロッジを出て遠くのトイレまで歩いて行くのは相当億劫です。トイレがあるに越したことはありません。ミニキッチンも同様の理由です。意外と大事にしてるのが、デッキです。

 雨が降っても撤収のことを気にしなくていいロッジは、相当気が楽です。楽なんですが、雨が降ったとき、ロッジの中にずっと閉じ込められている。これはですね、あかん。いったい何をしに来たのだろう、これなら高い金を払ってこんなところに来ずに、家の中でテレビ観てたらええやん、って気分になるんですよ。せめて屋根のあるロッジに出て、木々が雨に濡れる様子を眺められたら気分も違うってもんです。

20161225_093838_p1010130 20161225_093852_p1010131 で。かずさオートキャンプ場のログキャビン。まず入り口を入ったところにバスルームがあります。トイレはお風呂の更衣室兼ですが、広いので、ユニットバス的な追い込まれ感はありません。そして何よりウォシュレット。私はウォシュレット万歳派なので、これはありがたい。そしてお風呂。浴槽は昔よくあった、狭めだけど深くて、たっぷり浸かることができるタイプ。そして、トイレもお風呂もとっても清潔感溢れてます。なんつーか、おうちの延長でくつろげる感じ、と言いましょうか。ちょっと昔のおうちで暮らしてるようで、今回は二日ともここのお風呂で満足してしまいました。

20161223_140635_p1010091 そしてリビングダイニング兼ベッドルーム。真ん中にあるのはコタツ。コタツ。おお。コタツは、もう30年くらい使ってないです。猫と暮らすようになってから掃除の大変そうなコタツは撤去しました。ちなみに、ここは寝具は付いてません。ベッドもありません。リビングダイニング兼ベッドルームにあるのは、コタツ。それだけです。

 これはできれば、ベッドが欲しいところですが、まあねえ。寝具の管理って大変ですもんね。ロッジで寝具を置いてあるところは、あまりないです。ベッドの木枠があって、マットレスがある。そこらへんで御の字かなあ。マットレスがあるとないとでは、寝心地は天地の差があります。ま、しかし、ない、ということであれば、それなりの準備をしていくだけです。していくんですがあ、やっぱり硬いですよ、寝床。

 うちの場合は、まず銀マット、その上にラグを敷いて、更にフリース毛布を3枚、ふわふわ毛布を敷いて、その上にシュラフを敷きます。この上に座っているとねえ、暖かでそりゃあ気持ちいい。よし、ここで寝よう。きっとぐっすり寝られるはず。だと思うでしょう。そうはいかない。この程度では、ってか、これらの敷物だけではとても身体のアーチに合わせて沈み込むような厚みに足りず、寝返りを打ってさえ身体が痛い。今回は、備え付けのコタツ用敷き布団と掛け布団、さらに座布団まで敷きましたが、それでも硬い。座布団まで敷くと、少し楽になる感じですがね。そういうもんです。マットレス偉大。マットレスについてはもう少し改善を図りたいところであります。

 コタツがあると、布団が敷けないので、寝るときに片付けて、起きたら布団を片付けるという、日本古来の過ごし方になります。これはこれで悪くない。コタツがあると、朝ご飯をコタツで食べることができます。ミニキッチンにはカセットガス式のガスコンロがありますから、これをコタツの上に置くと、お湯が沸くのを見ながら、朝ご飯を食べることもできる。寒い冬にはいいですよ。

 あ。暖房はエアコンが付いてました。すげえ暖かいということはありませんが、寒くはない。十分です。これ、夏場もいいですよね。エアコンがあると、夏も来られます。

20161223_164905_p1010112 20161224_145835_p1010124 夜は、焚き火。当然です。焚き火と言えば、薪割り。前回紹介した薪割り斧が大活躍です。今回は古くなって柄がぐらぐらになった鉈も新調したんですが、薪が太かったので出番がありませんでした。こういう鉈が活躍するのは、小枝をはらうような場面です。これで薪を割ろうとすると、食い込んでしまって苦労するだけです。やはりここは薪割り斧。太くてなかなか燃えないような薪もぱかんぱかんと割り込んでいって、細くすることができるので、これはいい。焚き火をする方なら、薪割り斧は一本持っているといいです。

 ちなみに薪割り斧の柄は、長い方がいい。ウチの薪割り斧は持ち運びを考えて40cm程度の短い柄にしましたが、これだと思い切り振り込むことができません。下手な振り方をすると自分の脛を割りそうで怖いです。80cm程度の長さがあったほうがむしろ扱いやすい。とはいえ、そんなもんを車に積めるかあ、家の中に置けるかあ、ってのが前回薪割り斧について書いた結論の一つでしたがね。

 キャビン3の前は谷になっていて、デッキの前の見晴らしが良いのも、いい。キャンプサイトも広々としてますし、オーナーさんもとても人当たりが良い。施設のメンテナンスも行き届いている。シャワーブースも無料で使える。

 ベッドがないので、都会のパーリーピーポーには向いてないかもしれませんが、ここで十分グランピングじゃねえの、なんて思ってしまう辺り、都会の人間ではありません。

20161225_103336_p1010136 20161225_105127_p1010139 蛇足ではありますが。帰りに立ち寄ったのが、富津市にある竹岡式ラーメンのお店、鈴屋。こちらのチャーシュー麺がこれ。なんでも竹岡式というのは、醤油だれをお湯で割っただけのスープに乾麺が特徴、ということらしいんですが。えええ、スープとらないの。いやとるところもあるらしいですけど、元祖的なところはとらないらしいです。ところがね、鈴屋さんのスープ、さらりとしてはいるけど甘みがあって、しっかりとした腰がある。たっぷりすぎるくらいのスープに迫力のあるチャーシューが浮かんでます。しっかりとして、やわらかい。適度な歯ごたえが残るおいしいチャーシュー。

 こういう行き方もあるんですなあ。最近の旨味に旨味を重ねてくるラーメンとは違うけど、心に残るラーメンです。機会があればぜひ。

 そんなこんなをしていますとね。やっぱ十分グラマラスなキャンピングであるなあ、と。そういうことで。

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