ユニフレーム ダッチパン10インチハーフ と カスタムリッド 10インチ②
ものごとってのは何でもそうなんでしょうが、適当にやれば簡単なもんです。ところが極めようと思うと、これが深い。
よく料理で一番難しいのが卵焼き、なんて言ったりしますでしょ。あれですよ、あれ。鮨だってそうです。ロボットが握った飯に工場から運ばれてきた切り身の魚を載せるだけだってそれなりに形になりますけどね。職人さんが握ったものと比べれば、つうか比べるだけ失礼ってなもんでしょう。
で。ステーキですがね。ただ肉を焼けばいいってのなら、そりゃ簡単。ただね。食ってみて、どうもどこかよくわからないけど、なんだろうな、これ旨いのかなってなことを感じるようですと、こりゃもうその先を目指すしかありません。
今回焼いた肉は、安いオーストラリア産、いわゆるオージービーフです。米沢牛とか松阪牛とか、旨いと言われる和牛、これはですな確かに旨いんですけど、高くて買えない。いやいや。買ったこともあるんですけどねえ。200グラムで一万円近くするものとか。どうもね。焼き方もあるんでしょうけど、100グラムを食べきらないうちに、胃にもたれてきたんですよ。旨いんですけどね。年寄りには脂が強すぎます。ほんの少しならいいけど、がっつり食いたいってときには向きません。
どうもこの頃、肉は霜降りより赤身の方が好みです。んで、ですな。オージービーフってのはよく草臭いなんていいますが、それもまた野趣ってんですかね。うまさの別方向としてもいいかなってなもんです。
で。この安いオージービーフの厚さ4cmくらいあるものを買ってきました。肉は厚いほど旨いと言いますから、ほんとはもっと分厚いものを使いたいくらいなんですけど、スーパーで売ってるのはこのくらいが限度です。冷たいまま焼こうとしちゃいけません。焼く1時間くらい前には冷蔵庫から出して常温に戻しましょう。それでもって塩胡椒をまんべんなく振りかけて。10分ほど置きます。
後は、ソースに使うニンニクを切っておくくらいです。筋切りとか、叩いたりとかはしません。柔らかいのが好きなら、やったほうがいいんですかね。しかしね、この柔らかいのがいいって文化、どうもインチキ臭くて嫌いなんですよ。よくグルメ番組とかであるでしょう。焼き肉とかトンカツとか食ってね、タレントさんが一口ふくんで、「柔らか~い。」「ほらお箸がいらないんですよ。」って、あれ。
あれ、もう止めませんか?って思います。なんのための歯だよ、ってね。噛みごたえとか、歯触りとかあるでしょ。柔らかいのがいいならミキサーで全部ペースト状にして飲めばいいんです。
ワシワシと喰う食感、肉とか当然そういうものがあっていいんです。ま、好きずきですけどね。いやだからこそメディアみたいなところが柔らかさ至上主義みたいなことやるの止めて欲しいです。うんざりします。
ああ、話がそれた。肉を焼きましょう。ただ、こっから先は、まだ試行錯誤中なんで、一般論とは思わないでくださいな。いわゆる「一個人としての感想です」ってやつで。本物の職人さんからしたら笑止!なんでしょうなあ。許してください。
さて。一番大切なのは、やっぱり鉄板だなあ、って思いました。よくステーキの焼き方に「厚めのフライパン」とか書いてありますけどね。そんなもんじゃダメです。分厚い鉄板、これですよ。だからこそのステーキ屋さんなんでしょう。ほら、よくテレビでやってるでっかい鉄板で目の前で調理するあれ。
でね。今回のダッチパン、4.5mm厚鉄板、これがやっぱりアルミテフロン加工フライパンとはもう全然違う焼き上がりなんですな。腕とか、手順とか以前の問題です。
まずダッチパンを熱します。今回は油が軽く煙を出す程度まで温めました。
で、塩胡椒をした肉を投入。鉄板は熱を蓄えきっているので、強火のままだとあっという間にこげこげになりそうです。弱火にして5分間、ほったらかしです。で、ひっくり返して、さらに5分間。ここでカスタムリッド 10インチの出番です。要するにしばらくふたをしたわけですが。これはねえ、使った方がいいのか使わないで焼いた方がいいのか、それこそ試行錯誤中です。今回は使ってみましたけど、次回は使わないで焼いてみます。
こうして焼き上がったのが、こちら。うわっ。焼きすぎじゃん、って思うでしょ。そうですね、ちょっとだけ火が通りすぎたかな。蓋をした分思ったより熱が通ったみたいです。でも実は中はまだピンク色なんですな。表面はカリっと焼き上がっていますが、切ってみると中から肉汁がじゅうっと流れ出します。
これにニンニクをバターで焼いて、軽くブランデーと醤油を合わせたソースをかけて喰う。旨旨ステーキのできあがりです。
米沢牛80gでダウンした二人ですが、380gの肉。二人で軽く完食、です。


















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