こんにちは VLOG
というわけで、今年の「ぼくの夏休み」を動画にしました。まだ正式なチャンネルとは言えないですが、興味のある方にはごらんいただければと思います。
VLOGってブログ書くよりよほど時間と労力が必要ですが、そこらへんは退職後の再雇用で働いているので、余裕が出てきたかなあってところです。
ぼく夏2021宗谷岬 改訂版
https://youtu.be/NYHEkXqWdz8
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というわけで、今年の「ぼくの夏休み」を動画にしました。まだ正式なチャンネルとは言えないですが、興味のある方にはごらんいただければと思います。
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ぼく夏2021宗谷岬 改訂版
https://youtu.be/NYHEkXqWdz8
というわけで。我が家のポータブル電源BN-RB6-C。電池容量626Wh。定格出力500W。市価およそ62,000円×2台。うっひょー。
正直、電気の話は中学生の時に理解をあきらめた程度なので、626Whという容量が何を表しているのか、よくわからん。簡単に言うと、626Wの電力を1時間使用できる、と考えていいのかしら。たぶん。100Wの電力なら6時間ってことで。合ってる? 合ってる?
まあ物理と遠いところにいる文系庶民なんてそんなもんでしょう。
ところで、スマホの充電なんかに使うモバイルバッテリーの容量ってmAh,、ミリアンペアアワーって言いますな。なんでモバイルバッテリーとポータブル電源で使う単位が違うのよ。普段もってるモバイルバッテリーどれだけ分なのよって換算ができないじゃん。っもう。
電力(W)=電圧(V)×電流(A)。うん、昔覚えた気がする。で、だいたいのモバイルバッテリーの電圧って3.7Vらしい。そうすると、5000mAhって書いてあるモバイルバッテリーの容量は、18.5Whってことらしい。すげえ大雑把な感覚で言うと、5000mAhのモバイルバッテリー1本でiPhoneが1回充電できるって感覚なので、ポータブル電源626Whをモバイルバッテリーの18.5Whで割ると、約33。つまり、BN-RB6-Cでスマホは30回程度充電できる、と。
あ、JVCケンウッドのサイトに、約35回充電できるって書いてあるじゃん。なんだ。がんばって計算したのにな。
で、これって多いとみるか、意外と少ないとみるか。ぼくの感覚としては後者ですな、少ないよ。だってさ。モバイルバッテリーなら2,000円くらいで買えるのに、6万円もするポータブル電源で30回程度ってねえ。もっと無限に使えるくらいの容量であってほしいよねえ。
あ。5000mAhのモバイルバッテリー30個買ったら、2000円×30個で、やっぱり6万円くらいになるのか。そうか。しょうがないか。ポータブル電源だとUSB端子だけでなくてコンセントが取れるからね。
防災用と考えた時に、モバイルバッテリーを30回充電する期間、つまり30日間停電するってのは、今のこの国じゃ考えにくいです。北海道胆振東部地震の際のブラックアウトでさえ、99%の家庭は2日程度で電力は回復したそう。もう電力会社さんえらい。
災害時3日間は自宅で何とか過ごせるだけの食料と水、電気やガスは確保したい、てのは基本です。とくに猫がいるウチはそう簡単に避難場所に行くってわけにはいきませんわね。そうでなくても、学校の体育館の床に寝るより、うちで過ごせるなら過ごした方がいいです。
そもそも避難するような状況ってなんだ。うん、まず地震だわね。うちのマンション、どのくらいまでもつんだろうか。東日本大震災レベルだったとしたら、家の中はモノが散乱するだろうけど、そのくらいでは倒壊しないはず。7階なので、水害も大丈夫。でも電気水道ガスが止まることはあり得る。富士山の噴火で巨大な噴石が飛んで来たら、ああもうこりゃあ日本壊滅的な状況であるので、まあできることをやりましょう。
とりあえず何があるにしろ今の世の中、情報収集と発信にスマホは必需品。スマホの充電大事。とは言え、電気が必要なのはスマホだけではないです。一番は照明かな。もちろん暖房なんて使い方もあるだろうけど、バッテリーをそのまま暖房として使うってのは計算するまでもなく、かなりの無理筋。これはガスとかの他の燃料を考えた方がいい。夏場だとエアコンは無理としても扇風機を動かしたい。テレビも見たいわね。リビングで使ってる有機ELテレビを使うってのはあまり考えられないですが、ポータブルテレビくらいは使いたい。
照明大事です。暗いと危ない。暗いと怖い。恐怖はいろいろとね。あかんね。明るいのは安心感をもたらします。うちはキャンプ用の電池ランタンが4つ、ガスランタンもありますが、それだけでは心もとない。キャンプで、それで過ごしているんだから最低限の明るさは取れますが、災害時の安心ってことになると、もう少し部屋を日常に近づけたい。
というわけで、15WのLED照明を2つ買ってあります。ポータブル電源1台で20時間程度の運用が可能になるはずですが、ほかにも寝室用に使っているLEDスタンドなんかもリビングに持ってきて。あとは夏場だと扇風機、ポータブルテレビ。こうなってくるとポータブル電源BN-RB6-C1台では3日間持たない可能性が出てきますわね。
うーん。ということで、追加入手することにしました。去年、BN-RB6-Cの上位機種BN-RB10-Cてのが出ているんですが、お値段約15万円。こいつは容量1002Wh、定格出力1000Wという大容量モデルなんですが、お値段も大容量。定格出力が1000Wあると電子レンジもドライヤーも動かせるからお勧め、っていう人もいるんですがね。防災用として考えた時に、貴重な電源を電子レンジで消耗するか、って話ですよ。1000Wで1時間しか使えないわけですからね。
つうかBN-RB6Cは定格出力500Wで最大出力1000Wあるんだから、電子レンジ500Wの設定にすれば使えるんじゃないか。うん。やってみよう。うん。ダメでした。一瞬動き出すんですけど、すぐに電源が落ちます。おそらく安全回路が働いてシャットダウンしてますね。えー。一瞬1000Wまで耐えられるって書いてあるじゃんよー。もう。まあダメもとでやったんですけどね。やっぱり電子レンジ動かすならBN-RB10-Cか。
でもね、BN-RB10-Cはコスパも多少落ちます。RB6の容量1.6倍で、お値段約2倍です。15万はさすがに厳しいよねえ。というか、実はもう一つ理由がありましてね。
ほんとはここが大きい。BN-RB6-C、実は買ってないです。購入したわけではない。貰った、と言ってもいいでしょう。要はですね、アレです。ふるさと納税。長野県伊那市の返礼品として、JVCケンウッドのポータブル電源3兄弟があるんですよ。BN-RB6-Cの納税額が18万、BN-RB5-Cが15万、BN-RB3-C10万円です。もちろん買ったと思うとやたら高い。でも、納税の返礼品として考えると、貰ったと言っても間違いではない。
さすがに2個いっぺんにもらえるほど納税できてないので、去年1台、そして今年1台追加発注したというわけです。
もらえるポータブル電源なら何でもいいというわけにはいかないです。今、うちのように防災用として備えようという方が多いようで、ポータブル電源も種類がすんごく増えました。でも、新しいジャンルの製品だけに、そもそも名の通った家電会社が作ってないですね。一番最初に見た覚えがあるのは、ホンダが出してきた蓄電機E500ってやつじゃなかったかな。5年くらい前に見た記憶があります。500Whで15万円近くと、なかなか手が出るものじゃなかったです。
その後、本当にいろんな(全く知らない)メーカーが出してきましたが、正直、信頼性がまったくわからない。公称の容量が信じられるのか、とか火噴くんじゃねえの、とか。デザインもいかにも某国らしいよなあ的な。いや某国のものでもいいんですよ。きちんと製品の管理がなされてる会社のであれば。ただ某国の何百とある無名ブランドから選ぶ気にはとてもならなかった。いざ災害と言うときに使い物にならないというのは避けたいところです。
探していたところ、目についたのがJackery(ジャクり)というアメリカ発のブランド。生産は中国ですが、日本にもちゃんと法人を作ってます。これならいいかな、と思っていたところ、販売ルートの弱いジャクリがJVCケンウッドとコラボして、JVCケンウッドモデルを出してきました。これ、いいじゃん。何かあった時に、JVCケンウッドが窓口となって対応してくれます。これがね。某国から直送で買ったりしたら、そりゃ丁寧に対応してくれることもありますが、なんの音沙汰もないなんてことも珍しくないですからね。日本ブランドを選びましょうよ。
でもねえ。まだまだお高い。いやまあホンダのに比べるとずいぶんとお安くはなったんですが、下手したら一生使うことがないかもしれない防災用電源に7万円とか、なかなか出せない。そうだ、ふるさと納税の返礼品で、ポータブル電源ないかなあと思っていたところに発見した、というわけであります。
というわけで、防災ってか対災害の話に戻りますけど、一通りこれで環境は整ったかな、と。電子レンジもドライヤーも使えないけど、二台あるから別々の部屋で使うことはできますよ。一台、充電中にもう一台を使うとかね。
とはいえ、やっぱり冷蔵庫1日くらい動かしたいなあ。冷蔵庫の消費電力は250w程度。もし10時間動かすとして2500w。あまり現実的ではありませんが、実は、ちょっとこの辺りの大型バッテリーのことも調べ始めています。
そういうわけなので、近いうちにウチの災害対策の備えの話を、そのうちまとめられればなあと思ってます。なんか終わり方、唐突だな。
まず、ユニロイでなくて、35年以上使ったリバーライトの北京鍋の話をしますよ。
リバーライト社のウェブサイト見ると、創業43年って書いてますね。たぶん発売して、そんなに間もない頃から使ってます。まだ若い頃でねえ。というか結婚祝いに友達にねだって買ってもらったものですから、結婚生活=リバーライトと言っても過言ではない。若い、お金のない時代にこんなものを買ってくれた友人に感謝です。今となっては音信不通なのですが、それでも北京鍋を使うたびに彼のことを思い出します。
ということで、みなさん、結婚のお祝いには北京鍋を贈りましょう。
で。リバーライトの北京鍋、鋼板でできてます。だからこそ35年も持っているわけですが、お手入れ方法としては錆を防ぐために、きれいに洗った後、北京鍋を温めて薄く油を塗ります。薄く塗るんですが、35年も塗り続けていたら、薄い皮膜も厚くなります。
あれ、小汚い町中華のお店で、換気扇のところが真っ黒になってるじゃないですか。油が長年の間に樹脂化しちゃったやつ。あれですね。毎回洗っていても少し残っている油分に油を重ねていくわけで、それが樹脂化してこびりついているんです。これは焦げとは違います。
さすがにこうなってくると、熱効率も悪くなってそうだし、美しくない。こんだけ油の樹脂がこびりついていたら、捨てるしかない。いやいや。鉄のフライパンなら再生できるんですよ。一回、樹脂を削り落として、フライパンを磨き、鉄の層を出したところで、再度、油膜を作る、と。そんだけです。簡単です。言葉では。
こないだ、やりました。まあこれが重労働で。まず樹脂が取れない。えー、そりゃもう取れない取れない。ステンレスたわしなんかてんで歯が立たない。クレンザーなんか粒子が細かすぎて問題外。180番の耐水サンドペーパーも無理でした。60番くらいならいけるかもですが、樹脂が薄いところが削れ過ぎそう。結局、金属へら使いました。ガリガリと。力業を1時間以上続けて、更に大体の樹脂が取れたところで、サンドペーパー180番、320番と目を細かくしていって。汗だくですわ。
これね、ここまでの作業は、よほどの根性と根気がないと、買い替えた方が楽です。
でだ。だいたい磨きが終わったら、ガスコンロで色が変わるまで空焼きします。焼くことによって、鉄の表面に酸化被膜を作って錆止めをします。いったん冷ました後、油を入れて熱し、酸化被膜の上に油のコーティングをする。油のコーティングは2,3度重ねた方がよいでしょう。
ということで、これで一応、新品の頃と同じ状態に戻せます。お金があったら買い替えた方が楽ですけど、愛着という点ではなかなか満足感が高いです。空焼きして油慣らしをするこの作業、シーズニングと言いますが、鉄製のフライパンを新品で買ったときに必ずやる作業です。でした。
リバーライトも買ったときはそうして使い始めたんですが、実は今回ユニロイのフライパンの記事を書くために調べていて、おやっと思ったことがあるんですわ。「空焼きをする必要はありません」って書いてあるんですよ。えー。えー。そうなの? それでリバーライトのホームページも見てみたら、おや。リバーライトのフライパンも空焼きしなくていいと書いてあります。おや?
今現在リバーライトで製造しているフライパンは「極JAPAN」というシリーズ、どうやら昔のものとは違うようです。昔の、というか今も多くのフライパンは出荷時に錆防止のために全体をクリアラッカーでコーティングしてます。熱するとクリアラッカーは有害物質を出すので、使う前に焼き切るという作業が必要でした。ところが今の極JAPANシリーズはクリアラッカーでなく窒化処理というのをしているようです。これはそのまま使い始められるコーティングなので、空焼きの必要がありません。進化してる!
35年も経てば鉄のフライパンも進化するんですなあ。しかし今回再処理したリバーライト、また後35年くらい活躍してくれるでしょう。
ということで、最近鉄の北京鍋使うようになってまして、鉄のフライパンもいいなあと思うようになってました。順序から言うと、北京鍋使用頻度上がってきた→鉄のフライパンも欲しいなあ→ユニロイぽちっと→北京鍋きれいにしよう!→ユニロイキタ!です。
鉄のフライパンを買うなら、どうせなら鋳物がいいなあ。もうずいぶん前から「魔法のフライパン」という名前を聞くようになりました。蓄熱性のいい鋳物ですが、問題は重さ。キャンプ用のダッジオーブンとかスキレットとかね。使って行くうちに油が鍋肌になじんで、いいテカリを出してくれます。ただ問題は重さ。スキレットの大きいのなんか、何キロあるんだろう。片手では持てないくらいの重さがあります。いくら良くても、そんなの使う気になれません。
そこで、錦見鋳造株式会社さんが、持てる技術をつぎ込んで、薄い鋳物のフライパンを作りました。それが魔法のフライパン。人気です。あまりに人気過ぎて、26㎝1万円のフライパンが現在納品まで3年6か月待ち。え?
実は楽天やAmazonで、即納で買うこともできます。27,800円で。え?
うん、つまり転売だね。絶対買わねえ。いやいいもんなんだろうけど、別に本当に魔法がかかってるわけではなし、メーカーさんが付けてる1万円なりのちゃんとしたフライパン。転売業者が買い占めて、Amazonや楽天で売る商材にされてます。買っちゃいけません。
上手く使えれば鋳物のフライパン、いいだろうと思います。ただ実際に魔法がかかってるわけではないから、どんな使い方をしても料理がおいしくなるわけではない。薄い鋳物にすることで、軽いというメリットは出ますが、蓄熱性はある程度犠牲になります。バランスの問題。薄いアルミパンよりはずっといいだろうけど、熱周りがいいだろうから、火加減も大事。魔法のフライパンだから27,800円の価値がありますよ、みたいな詐欺商法に引っかかっちゃいけません。錦見鋳造さんも悔しいところでしょうねえ。
で、しょうがない。錦見鋳造さんの技術はすごいけど、そうやって先駆者がいれば日本には他にもきっと技術者がいます。
最近、鋳物フライパンで話題になったのは石川鋳造株式会社さんの「おもいのフライパン」。これは商品コンセプトにもはっきり打ち出されていますが、スキレットほどではないけども、しっかりした厚みを確保した「重い」のフライパンです。これはねえ。いい。いいけど重いよ。日常的に誰でもが使えるかってえと、難しいかもしれませんねえ。だって26㎝で1.8㎏あるんだもの。うちで買ったら、奥さんは絶対に使わないでしょう。
それに17600円とお高めなのに、やはり人気の商品なので届くまで90日待ちです。やめとこ。
他にも鋳物のフライパンはありますが、ほぼスキレット。重さが2㎏を越えるようなものが多いです。やはり、1㎏を下回る魔法のフライパンの技術はすごいですねえ。
ちなみに、ちょっと検討したのがバーミキュラの鋳物+ホーロー加工のフライパン。これはホーロー加工というあたりが、どうしてもデリケートな扱いを要求されそうで、パスしました。
そんな中見つけたユニロイフライパン、1.3㎏。ユニロイというのは燕三条にある三条特殊鋳工所が作った鋳物のフライパンです。正直、今回いろいろ調べてみて初めて知ったブランドだったんですが、決定したのは納期です。1か月半。3年半待ちなんてあり得ないし、90日待ちだっていやだ。ユニロイはまだそれほど知られてないせいか、比較的早く手に入りそうです。ちなみに僕が買ったときは1か月半待ちでしたが、さっき見たら3か月待ちになってました。
みんななんでそんなにフライパン好きなん?
ユニロイのコーティングは魔法のフライパンのような窒化被膜ではなく、シリコン耐熱被膜を使っているそうで、やはり空焼きの必要がないようです。シリコン皮膜は使っているうちに取れてくるそうですが、その頃には油も馴染んで特に問題がないでしょう。たぶん。
この頃、北京鍋とか鉄の鍋を使っていて、しごく当たり前のことなんですが、火加減って大事だなあと思ってます。よく中華屋さんが業務用のガス台でガンガン火を入れているのを見てて、ついつい強火で手早くなんてことを思っちゃいますが、強いだけの火だと焦がしてしまうのが関の山、火の弱めどころ、止めどころをちゃんと使えることが大事なんだなあ。このフライパン、熱の周りが速いため、強火のままにしておくとあっという間に温度が高くなりすぎるみたいなのです。オムライス焦がしました。
温まったら中火、うん。わかったよ。なんでもほどほど。ちゃんと使い方勉強しなきゃだめだね。35年目にして思うのですよ。
ユニロイに早く慣れようっと。
と言うことで、VPL-VW575インストールの最後の章です。
フルオーダー天吊り金具ね。今となっては大仰で無用の長物とした自作天吊金具。これを撤去して、シンプルな天吊金具を設置しましょう。
ある意味、無駄っちゃ無駄な出費です。機能的には今までの金具でも何の問題もなく映画が観られるわけですから、あくまでも見た目の問題の解消です。でも、それってインテリアとして考えるとね。まあ、ありですよ。お部屋をすっきりとさせる。暮らしていく上で大事なことです。
たぶん。
でね。この金具を取っ払って、代わりに入れるのがキクチ科学のSPCM500という製品。専用品としてソニーが出している金具もあるんですが、お高くて、かつ支柱が短い。これならいらんなあと思っていましたが、調べていくうちに汎用の金具というものがあることを発見しました。
汎用金具ではありますが、とてもよくできています。吊り下げの柱の部分は共通で、ここにそれぞれのプロジェクターごとの専用アタッチメントを付けることで、スッキリさせています。さすがキクチ、プロジェクターのプロ。的な。
SPCMにはSPCMF、SPCMⅡという兄弟製品があります。それぞれ柱の長さの違いで180、500、1000、1500、2000(㎜)という数字がつきます。
ぼくが欲しいのは500㎜。見ため的には180㎜くらいのほうがバランスいいんですが、上から投影する形になって、画質に影響がでる(理論的には。違いが判るとは言ってない)。
SPCM500はだいたい4万円、SPCMⅡは5万円、SPCMFは7万円くらいとなっています。この違いは首の調整のしやすさ、ということのようです。当然お高い方が調整が楽。この差をどう考えるかですねえ。調整は、設置がすめば基本的にいじることのない部分です。一番シンプルなSPCM500を買って、調整の時に苦労して取り付けた。その苦労分を1万円または3万円と考えると、あー、こりゃ一番安いやつにするべきだわ、となりました。作業をがんばります。
よし、これ購入ね。どうやって取り付けるのかしらね。WEBの説明書読んでみます。ふむ、天井からM10ボルトを下ろして、そこに底板を固定するのね、うんなるほど。っておい、天井に穴を開けるのはいいけど、どうやってボルトを通すんだよ。天井の裏側からボルト通さなきゃならないじゃん。これ、天井工事している時ならできるけど、今やろうとしたら天井に腕を突っ込める穴を開けなきゃできないじゃん。職人さんならできるんだろうけどねえ。自分でやることも考えたんですが、だいぶ苦労するのは見えてます。
うーん、職人さんに頼んだら、いくらかかるかなあ。1日でできる工事ではあるから、まあ日当として5万円くらい見りゃいいのか。5万円か。5万円。うーん。家のリフォームをやってくれた春光建設さんなら、なんでもできそうだから来てくれるかなあ。
いや、だったらドルビーアトモスとかのスピーカーもついでに。いやいや。それは無理だなあ。そもそも天井や壁に埋め込むとなると大工事になってします。流石にそこまでのことはできないです。
話はちょっとずれますが、リフォーム時にケーブルを壁の中に埋め込むのは、見栄えがいいですけど、発展性ということを考えたらなかなか厳しいです。うちはまだ5.1chが標準だった20年くらい前にリアスピーカーのケーブルを埋め込みましたが、その後7.1chだの9.1chだのが標準になってきました。いや、標準ではないな。提唱はされているけど実際問題として普通のうちに9.1chなんか入れられないもの。専用AVルームのような箱でないと無理ですよね。
ただそれにしたって5.1chの時に作った完璧な箱は、7.1chには対応させられないし、9.1chにも無理。その都度壁を剥がすなんでできないもの。
そういう意味では壁掛けTVとか、もっというと壁埋め込みテレビなんて全然厳しい。今の規格できっちりと寸法合わせちゃうと、将来の拡張に耐えられないってことです。まあテレビ買い替えるたびに家の内装を換えられるくらいの財力のある方は別でしょうけど。
ま、とにかくリフォームを頼んだ春光建設さんに来てもらいます。工事は現存する天吊金具の撤去と、新しい金具の設置、それに合わせてHDMIケーブルと電源ケーブルを金具の位置に合わせて、天井からの突き出し位置を変えてもらいます。
ケーブルの移動をするためには天井裏に手を入れなければならないので、天井には作業口を開ける必要がありますわね。どの程度開けて、開けた作業口をその後どう処理するか。この辺りがプロに頼む所以です。あ、まあ電源の移動も電気工事士の資格が要りますからね。ふーむ。
自分でやることも考えたんですが、やっぱりねえ。職人さんにやってもらう仕事とは仕上がりが違います。SPCM500、せっかく買ったSPCM。ケーブルも隠して、カッコ良いホームシアター作りましょうよ。うん。キクチSPCM500かっこいいよ。
というわけで工事です。天井に設置したレールで移動できる天吊り金具。デザインはぼくがやりましたが、製作と設置は春光建設さんにお願いしました。が、なにしろ20年くらい前の工事なので、春光建設さんも、これどうやってつけてるんだろう、って状態です。とにかくがっちりついているので、外れない。レールの固定なんか10cm間隔でビスを打ってるくらい。ビスを外した後も固定の両面テープが取れなくて、諦めそうになりました。無理矢理剥がしましたが、壁紙も取れてしまったので、ここは後ほどマスキングテープで隠します。
一人でやろうとしなくて良かった。途中で泣きが入ってたところでしたね。こんなに頑丈に作ったの、誰だよって春光建設さんが言ってましたが、間違いなくあなたですよ。20年前の。
金具の撤去だけで2人がかり2時間もかかってしまいました。
さて、SPCM500の設置です。まず位置ぎめ。20年前に金具を設置したときは、壁からメジャーで測って中心を取りましたが、今回はレーザーを使って平行と垂直を取りつつ、きっちり中心を合わせてもらいます。が、前回アナログで取った中心と1cmもずれておらず、意外と前回の設置が優秀だったことが判明しました。
自分でできたかも、ですけどね。やっぱり素人がやると自信がないじゃないですか。やった後もいつまでも不安が残るというか。位置決めしたら天井に穴を開けるわけですけども、それだってねえ。失敗したらとか。そういうのも躊躇なくやってもらえるし。
穴を開けたら、SPCMの台座を天井にボルトで留めるんですが、そのためには天井の裏側からボルトを下に通さなきゃならない。てことは天井の裏側に手を入れることになるんですが、マンションなんで天井裏なんて物はない。ここが自分でやろうと思った時に、難しいと考えてた部分です。それも、やはり職人の腕と根性で、小さな配線口から手を突っ込んで、ボルトを止めていきました。天井から出していた電源とHDMIケーブルを天井の中に収めて、SPCMの隠し配線ダクトを通します。
vw575側に接続のためのVPプレートをつけて、天井から吊り下げたSPCM500に噛み合わせます。この工程はとても簡単でよく考えられています。ただ、そこからの調整には、少し時間がかかりました。レンチでプロジェクターを固定するボルトを緩めて角度を決め、ボルトを締め直すわけですが、1箇所のボルトで3軸を調整することになるので、微調整が難しい。
やはりSPCMⅡなりSPCMFなりの高いやつを買えば、ここら辺はずいぶん軽減されるはずです。お金のある人にはそちらを勧めますよ。ただしもう一度言いますが、その機構を使うのは基本的には一度だけなんですがね。
というわけで、一応の設置完了です。見た目、かなりシンプルになりました。ちょっとプロジェクターが下に降りすぎてる気もするんですが、これはまあしょうがない。これより短いSPCM180だと、かなりプロジェクターを下に振って、レンズシフトもギリギリにする必要がありますし、そうなると画質にも影響が出ないはずがない。はず。のはず。
改めて映画を映してみます。昼間のチェックだったので、完全遮光のカーテンを締めても、隙間からそこそこ光が入ってきます。部屋の様子が普通にわかるくらいには明るい。それでも、VPL-VW575、1800lm。全体が白っぽくなるのは最低限に抑えられてて、色の鮮やかさは失われず元々の黒の沈み込みもしっかりとわかります。これなら、昼間にさっとカーテンを閉めて映画を見るという選択肢も実用になりそうです。
もちろん夜ともなると、本当に美しい。実はこないだワンダーウーマン1984を近くのシネコンに観に行ったんですが、まああまり人気のある映画ではなかったため、小さい劇場だったんですね。当然、スクリーンも小さい。始めに取った席が真ん中より後ろの方だったので、スクリーンがとても小さく感じられ、他にほぼお客さんがいないこともあって前の方に移動して観てました。この解像度と絵の美しさ、画面サイズなら、もうわざわざ映画館に行かなくてもいいじゃん、というレベルに近づいてます。
最初にプロジェクターを導入して20年以上が経ちますが、ようやくこのレベルに立ちました。機材も良くなったし、ソースもそれに見合うものが入手できるようになった。コロナの時代ではありますけどね、定年退職を前にようやくここまで来られたなあ、と感慨深いものがあります。
新しいお風呂テレビを買いましたよ。という話。
8年くらい前におうちのリフォームをした後で、綺麗になったお風呂でテレビが見られたらいいなあ、と思って買ったのがVIERA SV-ME7000-W。録画機のDIGAとLAN接続して、DIGAにある映像ソースを転送する、というもの。
ちょいちょいは使ってきたんですが、いまいち使い勝手が良くない。まずテレビを見るのが実用的ではない。お風呂の中で見るために内蔵アンテナ伸ばしても電波が弱いからワンセグになってしまいます。もう一つ方法があって、DIGAに一旦テレビ番組を録画して、その録画したソースを転送する「お部屋ジャンプリンク」という仕組みがあります。これ使うと画質はいいんですが、一旦録画するため、ぽんぽんチャンネルを変えることができない。DIGA側で録画を停止して、また別のチャンネルの録画を始める、という動きをするんだから仕方ない。
普通にDIGAに録画したものを再生することはできますが、これも反応が良くない。もちろんYouTubeも見られないし、Amazon primeもダメ。Netflixも無理です。まあアニメを適当に流しているくらいなら使えるけど、操作性悪いなあ、と思いながら使ってきました。音が小さいとか、バッテリーの持続時間が短い、なんて不満もありました。
ところでこの頃、テレビを見るよりYouTubeを見ることの方が増えてきた。真面目に一本のアニメを見るより、ザッピング的にあちこち見る方が楽になってきましたね。買い替えたいなあ。うん、買い替えよう。退職前に(こればっかり)。
で、買ったのばVIERAの後継機インターネット動画対応 プライベート・ビエラ 防水タイプ ブラック UN-15N10-K。アマゾンで42745円。
たまたまなんですが、こないだから下調べしているときに、ビッグカメラの店頭品で6万ぐらいしたんですよ。えー、高い。と思ってて、でも欲しいなとAmazon見てたら42,745円(税込)、安いじゃん。古い機種かなと調べてみるけど、どう見ても最新機種。安いじゃん。ぽちっ。今もう一回Amazon見てきたら54,800円になってる。えー。なんかたまたま瞬間風速的に安くなってたみたい。
こういうことが時々ありますよね。幸運の女神の前髪を掴んだ感じ。ついでに別売のリモコン買っておきましょう。UN-15N10-Kはタッチパネルで操作できますが、大体こういうものって濡れた手で触ると感度が落ちたり、誤動作したりするものだと思っているので、物理的なボタンがあった方がいい。2,227円。ちなみにこれは今も同じ値段。
防水VIERA、現行は10インチと15インチの二つの画面サイズがありますが、今回は15インチを選択。テレビの画面は大きい方がだいたい正解です。
さらにグレードが2つあります。ブルーレイも見られるし、内蔵HDD録画もできるUNー15TD10と、ブルーレイ再生機能と内蔵HDDのない15N10。いや、今もうBlu-rayとか見ないよ、と。録画機能もいらないなあ。アニメを見るなら、以前と同じようにDIGAと連携できますしね。DIGAがあるなら、DIGA本体に録画されてるものを転送してみる「お部屋ジャンプリンク」機能が使えます。わざわざ2台の録画機で取り分けるのは無駄です。DIGAない人は15TD10が欲しいかもしれませんけど、ぼくはいらない。
というわけで、数日後にAmazonの荷物が届きました。奥さんには言ってなかったので、不審な顔をしてます。でもね、ほら。前のやつ、使いづらかったし。
今回のモデルは、チューナー部とディスプレイが分離しています。外部アンテナを接続したチューナーとディスプレイは無線LANでつながります。だからお風呂に持ち込んでも、電波が弱いってことはなくなる。うん。
おうちに無線LANルーターがある場合は、チューナーから無線LANルータを経由してモニターにつながっているらしいです。モニターは無線LANルータを経由してチューナーにも繋がってるし、インターネットにもつながる。WEBブラウザはありますが、文字入力が手間なので常用したい感じではないです。実用になるのはYouTubeやHulu、paravi、dTV、U-NEXT、DAZNだけですね。
メジャーのAmazon prime、Netflixには対応してないのは残念だけど、ぼくの使い方、お風呂で使うってだけならそれほど困らない。だいたいYouTubeが見れたら十分な感じです。とはいえ、なんで対応してないのよ、という思いはありますわ。ソフトウエア的なもので解決できるなら、バージョンアップで対応してくれたら、かなりPanasonicの株が上がるんですがねえ。
連続使用時間は3時間ということになっていますが、実際はそこまで使ったことがないので、よくわからないです。すまんです。バッテリーを長持ちさせるためのエコモードというのがあるんですが、これを使うと2時間ちょいまで短くなる計算。まあそれでも映画一本分は見られますし、風呂で映画見たらふやける。とにかくぼくの入浴時間は30分で長い方なので、十分です。
ちなみにエコモードというのは、バッテリーの充電の時にフル充電にせず、80%までで充電を止めるんだそうです。バッテリーというのはカラっけつまで使うのと、満充電で保管するの、使い切る前に小まめに再充電していると短寿命化するらしい。
いや、なら始めから残り10%くらいになったら電源オフになるような仕様にしとけ。充電も80%以上充電できないようにしとけ。って思いません? その容量を使用容量として表すようにしよううよ。と。
ま、これは充電池メーカーへの文句でもありますがね。
充電繋がりで言うと、充電の仕方は以前のものの方が、ぼくには良かったです。以前のものは、充電プラグの部分がマグネットになっていて、端子に近づけただけでカチッとはまるようになってました。UN-15N10-Kは、充電端子が蓋の中に入っていて、一旦蓋を取ってプラグを差し込むようになっています。ちょっと面倒。それを解消するために別売でクレードルがあります。
充電プラグ差し込むのが面倒という方には、そちらを使いましょ。でも、うちだとこのテレビは寝室の壁掛けテレビにしちゃってるので、クレードルが使えないんですね。まあしょうがない。一応、対策はあるので、あとはそれを選択するかどうかは、ユーザーの使い方次第ということになりますかね。
でね。今回のモデルのいいところはスタンド。床置きする時にはスタンドになるけど、これをくるんと回転させると持ち手になります。何がいいって、これだと壁にフックをつけるとぶら下げることができるんです。みなさんご存知の通り、浴室の壁は鋼板が入っているので、磁石が付きます。マグネットフックで、簡単に浴室の壁にテレビをかけることができます。
今までのモデルは浴槽の縁に置いてたんですが、それだと音がこもって聞こえにくくなった。音量最大にしても換気扇を回していると音がよくきこない。新しいのだと音がくっきり聞こえます。ほっほう。これはいい。
あ、マグネットフックは錆びにくいものを選びましょうね。これはステンレスのフックになってます。
テレビをつけると、まず電源部の蓋がちゃんと閉まってるかという確認があります。うん。怖いね。ここ開いてると故障の原因です。この警告は消すことができます。何回か見たら消してしまえ。はい。まあ後は普通のテレビとして、リモコンで操作できます。もちろんタッチでもできるんですが、なんか面倒、というか画面が濡れるのが嫌。見づらくなる気がします。
ただ、このリモコン、別売ですけどね。おまけに、ちょっと年寄りには優しくない。一つ一つのボタンが分離されているわけではなくて、シート状の膨らみを押す仕様なので、しっかりとどこを押すか見なきゃならない。だけど文字が小さい。老眼だとツラい。これは前のモデルの方が使いやすかった。でも機能が増えてボタンが増えているから仕方ないのかな。
リモコンがあると、お湯に浸かったまま、手を画面に伸ばさずに操作できるのが楽なので、やっぱりあった方がいいですねえ。
あと、前に使っていたモデルに比べて、圧倒的に起動が速くなりました。前のモデルは基本が「お部屋ジャンプリンク」を使った接続だったので、DIGAと接続するのに時間がかかっていました。UN-15N10-Kの場合は、無線LANルータを経由しているからか、接続がやたらと早い。ストレスがなくなりました。
15インチというサイズも、持ち運んで浴室の中で使うのにちょうどいい感じがします。寝室の壁掛けテレビとしては、だいぶ小さい。まあねえ、寝室はできれば48インチくらいの有機TVを入れたいんですが、実際問題として寝室ではほとんどテレビ見ないんでねえ。以前、寝室には22インチのテレビを壁掛けにしてたんですが、10年間でトータルでたぶん3時間も見てない。だって起きてる間はリビングで見るし、わざわざ寝室でテレビ見るなんてねえ。と寝室テレビの存在を全て否定した後で、寝室にまた壁掛けしてます。
いやほら、奥さんのお客さんとかが来て、リビングで過ごしているときに、寝室で見るかもれないじゃないですか。いや、10年くらいお客さん来てないけど。
ま、それはともかく、このテレビ、相当満足度が高い、というか生活改善がありました。お風呂でテレビ見たいって人なら、買っても損はしないです。
これでまた隠居後の楽しみが増えたってもんです。
ということで、まずHW15を撤去します。というか、これは大した苦労ではない。ちょっと重いけど支えてる間に、奥さんにねじを外してもらうだけなので、すぐに終わります。終わるはずです。すぐ緩めて!早く!ああ、手がプルプルしてきた!
問題は、HDMIケーブルの撤去です。今使ってるHDMIケーブルは、10年前の規格なので、おそらく4K信号の伝送ができません。運が良ければできるかもしれません。できない可能性の方が高い。今の規格のものに換えておいた方が無難でしょう。ダメだったら、それからAmazonに注文して買い替えるってのが頭いいと思いますが、実はケーブルは去年買ってあるんです。去年のうちにやがてプロジェクターを買い換える!という目標を立ててケーブルだけは買っておきました。
プロジェクターへの配線は、壁の中のCD管を通しているので10m以上あります。これって実はHDMI規格の限界を超えてるらしく、モノによっては信号の減衰が起きて絵が出ないらしい。まして4K対応となると、下手なものを買うと無駄になります。ここは光ケーブルで行こう。光ケーブルなら15mも余裕のはずです。
光ケーブルと昔のHDMIケーブルを比べると太さが全然違う。光ケーブルのが断然細い。光ケーブルだけに断線が怖いっちゃ怖いですけど、取り回しはすごく楽です。CD管も問題なく通せます。ただ問題は、逆に今あるHDMIケーブルが抜けるのかって話です。
うちの壁の中に通したCD管は径が25㎜。ちょっと細い。昔は十分かと思ったんですけどねえ。このリフォームしたのは20年くらい前なので、こんな太いケーブルを通すと思いませんでした。かなり苦労しました。山用の細引きにケーブル結んで、引っ張ったんですが、当然なかなか通らず、CD管の中にシリコンスプレー吹き込んで、滑りをよくして通しました。
今引っ張ったら、ピクリともしない。しかし、動くはずです。再度シリコンスプレーを大量に送り込みましょう。更に引っ張るだけでなく、反対側からも押し込んでもらいます。とても一人では無理。でもちょっと押し込んでもらうだけで、するすると動きました。シリコンスプレー、大事です。
ただし、引き抜くだけではない。引き抜くHDMIケーブルには細引きを結び付けておきます。HDMIケーブルを抜くと、CD管の中に細引きが残る。これに新しいHDMIケーブルを結び付けて引っ張れば、あたらしいケーブルが通る、ということになります。これをしなくても通せる方法はありますが、1ステップ増えます。参考までに説明すると、ティッシュを丸めてミシン糸を結びつけます。管の片方にティッシュを詰めて、反対側に掃除機を当てます。掃除機で吸い込めばあら不思議。あっという間に糸が通ります。あとはここに細引きを結びつけるだけですね。
敢えてポイントを言えば、細引きを使うことです。タコ糸やらそこらの荷造り紐では強度が足りないかもしれないので。てか、家の中にCD管通してる人、あまりいないか。
光HDMIケーブルは細いのでするする通ります。長さに余裕見て買っているので、相当余ってしまいますが、まあしょうがない。ぎりぎりで処理すると後がきついときがあります。
ここまで、プロジェクターが届く前日にやっておきました。で。本体が届きました。昨日の午前中に頼んでの今日。現金商売は強いですな。普段、クレジット払いしかしない(できない)ので、今回のように現金一括払いは稀です。
HW15より箱はひと周り大きいです。つうか10年も前の箱をちゃんと取ってあるってすごくなくない? 梱包材も。10年前にもヤフオクは使っていたので、元箱の有り難さを知っております。箱を開けると、少し前よりもずんぐりとした本体、HW15はピカピカのミラー仕上げでしたが、VW575はマットな仕上げとなっています。
レンズ部分は中に引っ込んだ形になっているのは、ズームやフォーカスが電動になっているからですね。重さは12kg、まあなんとか持ち上げられますが、1人で天吊するのはちょっとつらい。ここは奥さまのお手伝いをいただきます。
この天吊金具は以前使ってたプロジェクターの投射距離に対応するために可動式となっていますが、投射距離が確保できるようになった今となってはもはや長大重厚、戦艦大和的なものなっております。いずれもっとコンパクトなものにしたいところです。が。今はさておき。
プロジェクターを持ち上げて金具のボルト穴に合わせ、上からボルトを閉めるというなんの工夫もないシンプルな構造。つまり力技。持ち上げる人の体力勝負的な。ですがさすがに還暦となると、下から持ち上げ続けるも無理があり、死にそうになりました。棚に本を積み上げて土台としことなきを得ましたが、あー、やっぱりこの金具、替えたいなあ。そのうちそのうち。
電源とHDMIケーブルを繋いで電源を入れます。位置決めをしなければなりませんが、まずは上下反転の設定をする必要があります。あ、そのためにはフォーカスを合わせておかないとメニューが読めませんわ。とはいえここはまだそんなに追い込む必要はありません。ざっくりメニューが読めればいい。
リモコンのFOCUSボタンを押して、スクリーンに映った文字を見ます。この時点では天地が逆になっています。プロジェクターは置いて設置するのが標準なので、天吊して機体がひっくり返る場合は、画面の天地を変えなきゃいかんのです。
この辺りの操作はマニュアルを見ながらやることになるんですが、このマニュアルがですねえ。DVDーROMに入ってるんですよ。見にくいことこの上ない。だいたい世の中にはPC持ってない人だっているし、持ってたって今時のPCにはドライブがついてないことだって珍しくないんですからね。80万もする製品のマニュアルくらい、ちゃんと紙ベースのものを作って出せよ、と思います。ユーザビリティって意味で大きな減点です。
フォーカスとレンズシフトを合わせれば、もうこれで見られます。もちろん設定項目はいろいろあって、やり始めたら際限がないですけど、標準の設定は十分きれいなので特に不満はないですね。というかある程度見ていかないと基準ができないです。
あとはケーブルを少し目立たないようにしまって、一応完成。やっぱり取り付け金具、替えたいなあ。取り付け金具は専用のものもありますが、キクチ科学からも出ています。お値段的にも、デザイン的にもなかなかの優れもの、これをそのうち入手したいと思います。
さて、次回はいよいよ画を出してみましょう。
更新が滞っておりますが、今後もさらに、事実上の休眠状態となるでしょうなあ、などと思い。
そもそも、サイト主であるぼくが高齢化して気力が衰えてきて、つうかたぶん飽きている。さすがに10年も続くと無駄口にも飽きますわね。それと、いろんなものが整ってきて、新しいものを買う必要がなくなってきている。
ま、年一くらいは更新するでしょうが、それも記録として残しておくくらいのつもりですので、ご理解ください。
と言いつつ、老後に備える大きな買い物、もう最後と言いつつなんだかんだ、あるなあ。自転車と並んでお金をつぎ込んできた趣味、AVです。プロジェクターの記事をしばらく更新していきます。
プロジェクターは概ね10年に一度くらいのスパンで買い替えています。今回が最後になるかなあ。なるよなあ。ちょっといいもの買いましょう。
今まで使ってきたものがSONYだったので、SONYで交換。SONYは台座を同じ規格で作っているから、買い替えするとき楽なんです。ちなみにうちの台座は、昔使っていたプロジェクターの当社距離に合わせるために、オリジナルで作っています。まあ今となっては無用の機能が付いてるんですけどね。使いまわします。
で、プロジェクターを選びます。SONY現行のモデルはHW60が25万、VW255が50万、VW575が80万、VW775が135万、VW855が…。いやもう現実的じゃないからいい。このうちHW60は安いけど、今使ってるHW15の後継機種で4Kに対応してないので替える意味があまりないです。
VW255かVW575の二択でしたが、ここは奮発してVW575で。奮発の限界がここ。135万するVW775はなんぼなんでも無理。VW255と575、比較の上で重視したのは明るさとコントラスト。今まで使っていたHW15の明るさが1000ルーメンだったのに対し、255が1500ルーメン、575は1800ルーメン。明るきゃいいってものではないですが、液晶の性質上、どうしても黒浮きします。その時に、コントラストが高くて明るいと、相対的に黒に対して明るい部分が光り、黒が沈みます。たぶん。
観なきゃわからん違いではあります。前機のHW15だって、その前に使ってた機種から変えた時には明るくなったなあと思ったんですから。とは言え有機ELの輝きを日常観てると物足りないのは確かです。が、実物を見なきゃわからん。見ましょう。どこに行けばいい?
有機ELなら近所のヤマダで見られますが、さすがにプロジェクターは都会に行かなきゃなりませんな。ビッグカメラやヨドバシにもあるかもしれませんが、残念ながら家電店の視聴環境はよろしくない。しっかり観たい場合は予約して銀座のソニーストア。ただ、ここは予約がなかなか取れません。電話がつながらないんです。今日行きたいから今日ってわけにはいきません。となると、次は専門店のアバック新宿本店。こちらの方が予約は取りやすい、というかフラッと言っても少し待てば見せてもらえる感じでしょう。
アバック新宿総本店はさすがの専門店。ビクターのDLV-V7なんかも常設してます。が、見ない。VW775も見ない。高いの見ても買えないから。買わないから。買うのだけ見る。
アバックさんの視聴室はさすがの専門店(二度言った)。真っ暗です。VW575は水銀ランプなので、転倒した直後は明るさが安定しませんが、徐々に明るくなってきます。ここらへん、VW775のレーザー光源だとすぱっと明るくなるのかな、見ないけど。
始めのうちはぼやっと白っぽい絵ですが、徐々にくっきりしてきました。有機ELと比べるのは酷と思いながらも、ソースをYouTubeの4KHDR環境画像、都会の夜景にしてもらいます。これが意外といい。暗部の浮はないわけじゃないです。光の当たってないところに比べれば確かに白っぽさはある。けれども街の明かりが鮮やかに浮かび上がってくると、黒の浮がほとんど目立たなくなります。
実際に家で見ることになる映画では、ということで今度4KUHDのグレイテスト・ショーマン。薄暗く赤いような場面です。なるほど、これはいいかもしれない。というか、いいな。もっといいプロジェクターもあるんだろうけど、少なくとも現状のHW15よりはずいぶんいい。HW15だってずいぶんいいんだから、超ずいぶんいいと言っていいだろう。うん。よし。
とりあえず帰ろう。帰るんかい。うん。衝動買いはあかんよ。こんな高いものをポンと。いや買えるけどね。そのために貯金してきたんだから。買えるけどさ。もう少し、実際に使ってる人の感想とかしっかり聞かないとさ。あとから後悔しても買い替えはできないよ、と。
ところがですね。レビューがないんだわ。10月9日発売で、しかもそんなに売れるものではない。まして最近は個人ブログも下火。価格.コムにもまだ購入報告もないありさまで。見つかるのは販売サイトばかりです。しゃあない。もう自分の感覚を信じるしかないです。あ、あとSONYと。
あとはどこで買うか、ですが、ここは視聴させてもらった義理でアバックさんですかねえ。まあ実際にアバックの値段設定はかなりお安いです。アバック楽天、アバック通販、アバック新宿本店などの選択肢はあります。ただアバック楽天はポイント還元がある分、少し高めの設定になってますね。アバック通販と新宿本店は値段設定が同じですが、少しでも安く買うため、アバック本店で現金払い、クレジット手数料分も引いてもらえるかチャレンジしましょう。
というわけで、アバック新宿本店さんと値段交渉です。と言っても、あまり押しの強い交渉はしない主義です。
まずベースがアバックさんは792,000円。この時点で大手家電量販店の提示よりはかなり安いです。大手量販店もアバックさんの値段をもっていけば対抗してくれるかもしれませんが、アバックさんはさらにここから交渉ができます。まず、今アバックさんではメーカー協賛の下取りセールというのをやってるようで、下取り品があれば5万円の値引きができます。これは下取りの値段ではなくて、下取りがあればプラスの値引きということです。下取りに出すHW15は残念ながら古くて値段が付きません。状態はいいんですけどね。ただ、値段が付かない代わりに引き取りもいらないというので、こちらは更にメルカリにでも出しましょう。これで742,000円。
だいぶ安いですが、さらに現金購入でクレジット手数料分の値引きをお願いしてみます。こういうとき貯金のおかげで手元金があるのはありがたい。じゃあということで、727,000円まで引いてもらえました。
これでHW15が何万かの値が付けば、税送料込みでおよそ70万円。相場よりかなりお得に買えたと言ってもいいのではないでしょうかね。現時点では。そのうち値が下がるでしょうけども。あとは納期ですけども。在庫を見てもらうとアバックさんの倉庫に1台あるということで、今日の午前中に振り込めば、明日の夜には届くと。ほう。振り込みはスマホですぐにできます。いい時代ですねえ。
ということは、明日の夜には新しいプロジェクターが届きます。おやおや。HW15を今日には外して、明日の夜にはVW575のインストールができそうです。なかなか速い展開ですわね。衝動買いはアカンのと違ったんかい。
まあ高い買い物はどっかで思いきらんといつまでも買えんですよ。次は撤去とインストールだけで、1記事にしますよ。高いネタなので、何回かに分けてかないともったいない。
最近、やかんを捨てることにしました。結婚して35年経ちますが、その間にやかんを2個買いました。1個目は25年くらい使った後、持ち手のプラスチック部分が割れて使えなくなりました。2個目は10年くらい使ってるわけです。
でね。やかんって、日常的にどのくらい使うよ、って話です。まあ人それぞれでしょうね。で、うちはほとんどお茶を飲まないんです。コーヒーはよく飲みます。炭酸水はもっとよく飲みます。でもお茶は、週に1回くらい、奥さんが和菓子を食べるときに、パックのお茶を入れるくらい。となると、やかんを使うこともまずないわけですね。
ところが、やかんってあの形状から、戸棚の中にしまうにはおさまりが悪い。そこでレンジ台の端に寄せておいて置くんですが、これがね。汚れるんですよ。料理の時の油はねと言うか油煙というか、微粒子がこびりついて、レンジの熱でそれが乾き、こびりつく。ろくにつかってもいないのに、焦げだけはやたらとつきやすく、年に何度かクレンザーで何10分かかけて磨く羽目になる。
そこで気が付いた。この手間は必要か? やかんは必要なのか。この問いに気が付くまで35年くらいかかったんですが、ちょっと試しにやかんを仕舞って、お湯を沸かしたいときには雪平鍋を使ってみようじゃないか。うん。以来、1か月。何の問題もありませんでした。なんだかなあ。この35年間の苦労は何だったんだろうね。
道具っていったん買うと、10年20年使うの、当たり前で、当たり前に慣れちゃうと見えなくなることがあるんだなあ。
で。最近、キッチン周りの道具を見直してます。一番最近に買って、お気に入りの道具はこれ。無印良品の柄の長い計量スプーン。大290円と小190円。これを2本ずつ買いました。
計量スプーンって、計量だけに使うわけではなくて、調味料入れた時にそのまま鍋をかき混ぜたり、味見のとりわけをしたりと、調理の時によく使います。もちろん、そういう作業に普通のディナースプーンを使ってもいいんですけど、ちょっともったいない。きれいに磨かれたスプーンは、使えば使うほど、洗えば洗うほどどうしたって曇りがでてしまいますからね。
で、計量スプーンを多用するようになったんですが、そうするとあの100円ショップで売ってるような、3本1セットのぺなぺなの計量スプーンは、ちょっと物足りない。弱いんですよ。煮物をちょっと混ぜたりしようとすると、曲がりますよね。まあ計量スプーンだしね。
ところがこの無印の計量スプーンは、ステンレスの厚みがしっかりあって、しかも柄が長いので調理用のスプーンとしても使いやすい。スプーンのボウルの中には、半量を表す刻みも入っていて、大匙1/2も見やすい。ちなみにこの刻みを、奥さんは「無印の計量スプーンの刻みは、ここまでで1さじというしるしなんだ」と言い張りました。お店の人にも聞いてきたら、やはり同じことを言います。でもホームページを見たら、この刻みは1/2量。実際に他の大匙と比べて測ってみても、やはり摺り切りで、大匙1です。この店員さんもそう思ってる「無印の計量スプーンの刻みは、ここまでで匙1つ分」伝説はどこからきたのでしょう。
さて。ともかく100円ショップの計量スプーンセットよりはだいぶ高い無印の計量スプーンですが、高いと言っても290円と190円。2本ずつ買っても1000円しない。これは、何十年か使って行くとしたら、かなり満足度の高い投資だと思いますよ。
ところで実はこの計量スプーンを買う前に買っていたのがこちら。楽天のプロキッチンというショップで扱っている工房アイザワの計量スプーン大978円、小770円。これは奥さんが見つけてくれたものですが、これを買ってみて、ほう、計量スプーンって100均的なもの以外の高品質ってあるんだ、と目を開かれた商品。すごく品質がいい。とはいえ高いですけど。無印の3倍。これを買った後、無印の商品を見ると、やたらと安く感じます。
カップ部分と柄の部分に角度が付いているために、液状のものをすくった後、保持しやすい。というかまあそれは持ち方の部分であるので、好き好きというか、気にいる人もいるしそうでない人もいる。工房アイザワと無印、どっちもいい品物です。
それから、こちら。同じくプロキッチンで買った家事問屋の下ごしらえボウル11㎝1210円と9㎝990円。これも奥さんが見つけました。ちょっとお高い。けれど、いい。ステンレスの重みと質感が、大変によろしい。以前は下ごしらえ用の小さなボウルには小さな耐熱ガラスボウル、たぶんハリオだったと思う、を使ってたんですが、これがぼく的には使いづらくて、代わりになるものを探してました。
ガラスボウル、薄くて軽いのは、ぼく的にはデメリットでして、扱いに気を遣いました。こういうものに使うくらいだからかなり強いガラスで、割れたことは一度もなかったんですが、やっぱり割れる素材なので、気を遣う。それから、食洗器の中に入れて洗うときに、軽すぎて洗っている途中にひっくり返ってしまう。洗い終わった後に食洗器の中で汚れた水をためたまま、ということが時々ありました。
一方このステンレスのボウルは重みがあるために安定していて、洗うときももちんですが、食材やソースを入れている時にも安定してます。無印の計量スプーンを突っ込んでも、カップが倒れることがないので、相性がいい。
それにステンレスの質感もいいので、ちょっとしたサラダ的なものを入れる小鉢としても使えます。
ただ、問題点としては、電子レンジで火を通したいソース類なんかは、これではできないですよね。別の、そうした時に使う用の小さな下ごしらえボールは必要です。
実はこれを買う前に、ニトリでステンレス下ごしらえボウル、3個で190円くらいのやつを買ったんですよ。これでもいいか、ってね。良くなかったです。ガラスのボウルと違って割れることこそないですが、薄くて軽いので、食洗器で洗えませんでした。これでもいいか、って買い方はダメですね。
ボウルと言えば、8年くらい前に、チェリーテラスのオールラウンドボウルズ、というボウルのセットを買ったんですよ。これ、まだ現行の人気商品です。セットで2万円とかなりお高いボウルセットですが、たぶん死ぬまで使います。壊れる要素ってないものね。ちなみに35年前に西友かダイクマで買ったボウルもザルも残ってます。なんか気に入らねえなあと思いながら35年。だから、いいものを買っておけって話です。
無印良品の計量スプーンはいい。ただ、無印良品のボウルとセットのザルは、どうもなあ、評価できないんです。
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