Twitter

  • https://twitter.com/tuka_kaku
2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

2017年5月25日 (木)

ハルヒル2017③前夜

ハルヒル終わったんですけどね。このブログはものごとの本質を深く掘り下げると言うより、周辺のあることないことをぐだぐだとお伝えするのが本旨でありますんで、いやまあなんというかそういうことから判ることもあればいいなあ的な。的な。

 ですです。はい、それでは前夜というか、前日のお話です。

 ウチのある辺り、埼玉県からの話をしますと、群馬、高崎というのは大変近い。乗鞍、美ヶ原に行くとなると、順調でも3時間、渋滞があったりすると5時間それ以上かかることがあります。それに対して高崎の場合、順調に高速が流れると2時間を切ります。これはね、ありがたい。

20170520_101235_p1010555 ホテルもね。乗鞍のようなバカみたいな苦労をせずにとることができます。もちろん、会場までは遠いわけですが、乗鞍と違って、宿泊が会場まで遠いことを前提に運営が計画を組んでますから、問題は少ないです。例えば、街から自転車で会場に向かう場合、乗鞍だととんでもないトンネルや細い道を車の流れをぶったぎる形で走らなきゃならない。相当ストレスですし、何より危ない。その点、ハルヒルは高崎の街から榛名体育館までいろんなルートがあって、スムーズに移動できます。一本道じゃないので、ナビがないと迷いますけどね。

 同伴者や、会場まで走りたくないという人には、高崎駅から榛名体育館まで、バスがピストン輸送しています。多少の渋滞には巻き込まれますが、それでも1時間くらいで確実に会場に移動できます。

20170520_100242_p1010553 自転車もトラックで運んでくれますし、トラックに預けるのが不安って方には、前日に会場の榛名体育館で預かってもらうこともできます。すげえな。

 ヒルクライム後の防寒着や補給食などの荷物は、前日預けと当日預けが選べます。前日預けは、受付会場で。この受付も、本会場の榛名体育館に加え、高崎駅東口側ロータリーの上にある陸橋に置かれたテントでもやってます。電車で移動してきた人で、前日会場に行かなくていいや、って方は、こちらで済ませちゃうのが楽ですね。


20170520_110637_p1010558_2 でも。ヒルクライム大会はお祭りみたいなもんですんで、初めての方は本会場に行かれるのもお勧めです。駅前には受付テントしかありませんが、本会場には食べ物の屋台やウエアやグッズの出店があったりします。これ、ゼッケンについてるチケットを使うこともできますし。私は、本会場が混雑するかと思って、駅前で受付をしたんですが、時間があったので本会場まで車で移動しました。午前中ならほとんど問題なく駐車場に入れます。もともとの駐車場に加え榛名中学校のグラウンドも駐車場にしているので、相当なキャパがあります。雨の日はどうすんのか、って問題はありますけどね。

 ちなみに受付会場の選択は、ネットでの申込時に決めてしまい変更はできません。私のように車移動の方なら、高崎駅前でチェックインし、時間があれば会場まで行く、というのがいいのかもしれません。

20170520_111119_p1010564 20170520_114135_p1010566 今回食べ物の屋台は、牛すじカレー、ホルモンおっきりこみ、そしてたれカツ丼。いずれも400円から500円とお手頃。それに量も少なめで、あれこれ食べるのにちょうどいい。中でもお勧めは、ホルモンおっきりこみですな。おっきりこみ自体は、シンプルな食い物だけに、あっさりしていて物足りない。そこでホルモンですよ。焼いたホルモンが乗っかることによって、香ばしさ、歯応え、コクが加わる。機会があればぜひお試しいただきたい。来年に。

 出店の裏側に木陰のある土手があり、ここに座ってのんびりしてると、このままここにいてもいいかあ、って気になります。が。せっかく来たので本会場の体育館にも行かないともったいないです。行きましょう。行きましょう。

20170520_122657_p1010569 大きな体育館です。フロア全体にシートが敷いてあって、土足では入れるようになっています。体育館入り口に近いところに受付場所が並んでいます。前方にはステージが作られ、開会イベントが開かれます。まあ、ハルヒルで物足りないと言えば、美ヶ原や乗鞍で定番のレースクイーンのお嬢さんがいないことですが、まあね、その代わりに別のところで配慮をしているんでしょうね。ステージでは市長が挨拶したり、地元民謡グループが踊ったり、地元中学校の吹奏楽部が演奏したり。

 ただね。観客は少ない。ヒルクライムに来ている自転車のりたちは、この出し物を敢えて見る必要はないわけですので、席はおそらく吹奏楽部保護者、関係者で埋まっています。ちょっともったいないかなあ。と思いました。誰か自転車関係者でも呼んでトークショーとかね。そういうのを混ぜると、地域振興と自転車乗りの楽しみとを兼ねられていいんじゃないか、と思いますが、ビッグネームを呼ぶのはお金がかかりますからねえ。

20170520_155330_p1010583 とりあえず、堪能したのでホテルに向かいます。ホテルは東口駅前にある1-2-3というビジネスホテル。ちょっと油断したのが、駐車場です。ホテルなんだから駐車場は当然あるよなあ、と思ってましたが、駅前のビジネスホテルにそんな広大な駐車場を持つ余裕はなく、事前に電話で予約しないと自前の駐車場はとれません。しょうがないので、近くのコインパーキングを使います。数はあるので、距離さえ厭わなければ何とかなります。私はホテルのすぐ脇にあるパーキングに入れることができました。12日、それなりの料金はかかります。

 1-2-3を選んだのは、受付やバス待合がある東口側にあるということと、朝食バイキングが評判良かったこと、それからビジネスホテルなのに大浴場があること、です。が、評判のいい朝食バイキングも朝3時半の起床に対応しているわけもなく、これはあまり意味ねえです。大浴場は8人ぐらいで一杯になる程度ですが、それでも部屋のユニットバスの100倍くつろげるんで、これはアリ。立地はいうことないですね。

 駅反対側の西口にはアパだのなんだのの、もっと大手のビジネスホテルもあります。こちらを選んでも、さほど不便ではないでしょう。

 お部屋の中は、普通です。最近のビジネスホテルはベッドが大きめのところが多く、ありがたいですな。あ、ただね。禁煙ルームが数少ないのか、部屋がたばこ臭かったのには閉校しましたけどね。空気清浄機はがんがん動いてるんですけど、そんなんねえ。効くわけがない。ここのホテルを使うなら、予約の際に駐車場をとってもらうことと禁煙ルームを指定すること、その2つはしたほうがいいです。

20170520_174553_p1010584 20170520_175520_p1010585 ビジネスホテルなので、晩ご飯はありません。どっかに食べに行くことになります。とはいえ高崎は大都会なので、食事の場所に困ることはありません。群馬、都会ス。埼玉の田舎よりずっと都会ス。ホテルの裏に、たまたま評価の高い居酒屋ひろき、という店をみつけましたんで、そちらに向かいます。

 で、だ。言っとくよ。あのね、パフォーマンスを上げたいならレース前日にお酒は飲まない。アルコールは完全に分解されるのに12時間くらいは普通にかかる。それ自体にエネルギーを使うし、余分な水分を身体に溜めちゃったりもする。飲まない方がいいです。ただね、人生を楽しむんだったら、飲んでもいいの。自転車だけが人生の楽しみじゃないからね。というわけで、頼んだのが「すごいレモンサワー」550円。これね。うめえス。国産レモンががっちり入っていて爽やかで。すすむすすむ。たまにレモンサワーで、甘いシロップいれるとこあるじゃねえですか、あれなんすか、なんなんすか。あとね、大手チェーン店なんかで10杯飲んでもかけらも酔わないレモンサワーとかあるじゃねえすか。あれなんすか。なんなんすか。

 ここのはそういうことはなく、国産レモンの清冽な酸味がすこーんと。とはいえ、明日の340分には起きなきゃですから、3杯飲んで止めました。エラいでしょ。

 で。ホテルに帰って休みます。まだ21時前。これから寝れば6時間以上、たっぷり寝られますな。ただ一般的には寝る時間ではないので、寝付きが心配。そういうときは、昔取った杵柄、不眠症のお薬が残っておりますのでな。ちょこっと。それをちょこっと。

 と言うわけで、気がつけば爽快に朝を迎えておるわけですよ、と。

①に戻る。以上ハルヒル終わり。面白かったなあ。

2017年5月23日 (火)

ハルヒル2017は素敵です② ゴールした後

20170521_091301_p1020103 というわけで。ごおおおおおるぅうう。したわけです。タイム65分後半。年代別で、だいたい上位40%。DNF含まず、です。総合だと47%くらいかな。微妙やなあ。半分より前ではあるけど、すげえ、って言ってもらえる成績ではない。年代別で913人走ってますが、二桁だとちょっと嬉しくて、一桁だと、うんそれはあり得んわ。そのクラスに入るのは無理。ただ60分を超えた5分の間に100人くらいがずざっと詰まっております。あと二踏みくらいすれば、5位くらいは上がったかしら。みなさんがんばっておりますなあ。

 つかね。たぶん数年前にこの成績なら、もっと順位は上だった。つまり、ヒルクライムに出る人が増え、更にそれぞれがレベルアップしてるんですよ。も少し若ければ、自分自身もレベルアップしてるんでしょうが、もうね、劣化との戦いですからね。現状維持してるだけでもたいしたもんだろう、と。体重は5kgくらい増えてますしね。

20170521_091659_p1020105 もうね。ゴール後の意気揚々と撮った写真を見て愕然としましたね。こんなにお肉が増えて。おじちゃんは哀しいよ。しょうがないね。

 さて。ゴール後の話です。峠の計測地点から湖に向けてのんびり下った先にゴールがあります。私がゴールしたのは、もう既に3000人くらいがゴールした後なので、わちゃわちゃです。ただね。榛名湖半でしょ。待機場所が広いんですよ。運動場みたいなところがあちらこちらにあり、そこを上手く使って誘導しています。最初に、前日に預けた荷物を取りに行くと、まずその途中でペットボトルに入った水を渡してくれます。荷物の受け取り場所も広い。あちこちに自転車ラックがあり、ゆとりをもって停められます。これは美ヶ原や乗鞍では考えられないくらいのスペースです。

 湖畔で荷物の中に入れておいた補給食と、ペットボトルの水を飲みます。前日、受付でもらったOS-1とかいう経口補水液。旨くはないけど、とりあえず吸収が良さそうなので、ぐびぐびと。木陰で榛名湖を見ながら休んでると、下山待機場所まで移動するのが面倒くさくなるくらい、気持ちがいい。暑いんですけどね。風が爽やかなので、疲労感と達成感が相まって、ああもうこのままここに寝たい、と。

20170521_104858_p1020116 いうわけにはいかないので、移動しましょう。レースのスタートが8時頃。上り終えたのが、移動も含めて920分頃ですか。アナウンスでは下山開始は1010分。そろそろ待機場所に行かなきゃ。と、思いましたが、甘かった。何しろ5000人以上が上ってます。最初のグループはとっくのとうに下山待機場所に移動しています。わちゃわちゃと人と自転車がいます。

 さらに。湖畔から移動したこの下山待機場所には、下の会場と同じような屋台がいくつも出ているのです。これはもう観光地ならではです。美ヶ原の山の上では絶対にできないサービス。みなさん、ちゃんとお金を持っていきましょう。

20170521_091938_p1020109 あ。お金がなくてもゼッケンがあればなんとかなります。というのは、ゼッケンの下に、この会場や市内協賛店で使える金券が印刷されていて、切り取って使うようになっているんです。1000円分。すげくないですか。ハルヒル参加費6000円なんですよ。これね、実はかなり安い。乗鞍9000円ですぜ? 美ヶ原8000円ですぜ? それに対して6000円で、1000円バック。更にねペットボトルの水は三カ所でもらえて、おまけに途中の補給所ではミニ羊羹まで、もらおうと思えばもらえる。

 ああ、まあね、乗鞍や美ヶ原では参加賞にタオルがもらえますけど、あれ、要りますか。もう何回も出てたら、いらんでしょ。タオルコレクターじゃないから。それよりはハルヒルの金券というか食券というか。これが素直にどんだけ嬉しいかって話ですよ。ねえ。

 ま、ともかく。榛名湖周辺の待機所にはあちこちに仮設トイレもあり、これも万全。参加費が有効に使われているなあ感が、ほんとに強い。

 それはともかく。下山待機所。ここから長い待機に入りました。スタートと同じように集団毎に下るんですけど、私がいたのが第七集団。ここらへんが下山を始めたのが11時半頃でしたかね。2時間近い待機です。この日は暑いくらいいい天気でしたが、これ、気温が低かったり風が強かったりしたら、かなり過酷になります。事前のインフォメーションで、しつこいくらい防寒着のことを知らせてましたが、はい、わかりました。今回は全く必要ありませんでしたが、やっぱり持っていくべきです。次回は天気を見て、ダウンも用意しましょう。

 で。待機場所が山の際だったので、日差しを避けて、山の中に入り、ぼんやりと下山誘導を待ちます。このアナウンスも丁寧で、何がどう進行しているのかよくわかるので、無為に待っている感は少ないですな。ただね。あのね。たぶんブユがいます。たぶん。たぶんってのは、ブユって姿を現さないし、血を吸われている間は存在に気付かない、うちに帰った頃にようやく痛みやかゆみを覚えてるというタチの悪い虫です。しかも、腫れ方が酷い。丸1日経って咬まれた場所が腫れ上がり、8カ所咬まれていたことが判りました。しょうがないですけどね。山ですし。まあいいや、おっさんの脚が多少腫れても、何の問題もない。

20170521_112029_p1020118 下山が始まります。途中で一カ所、集団を停める場所があるというアナウンスが繰り返されています。スピードの上がりすぎを避けるためのようです。のんびり行きましょうよ、ねえ。

 まず湖畔から計測終了の地点までは上りです。面倒くせえ、とさんざん坂を上ってきたくせに、思ったりします。が。そこまで順調に進めたわけではありません。湖畔路上で、何度も集団が停止します。そして、集団の横を救急車が通り過ぎます。どうやら下山で楽者が出たそうな。

 ここまで来て落車、ねえ。お気の毒ねえ。ただし、スピードを出しすぎての自爆なら、全然気の毒じゃありません。下山は、言うまでもなく競争ではありません。下るだけだからほっといてもスピードが上がります。そこで調子に乗ってスピードを上げる。自爆する、あるいは周りを巻き込む。言語道断ですよ。ブレーキかけなきゃいくらでも、誰でもスピードを上げられる。上げられるけど、みんなコントロールしてるんです。

 私が下っているときも、すごい勢いでトレインを組むようにしてスピードを上げて追い抜くたわけがおりましたが、おめえなあ。と思うわけです。ゼッケン見ても、待機場所を見ても、この位置で下りてくるってのは、そうそう上りが速いわけじゃないよなあ。何をいきがってんだよ、って目でみんな見てますよ、と。挙げ句の果てに自爆なんかして迷惑かけるなよ、と。ほとんどの人は思ってんだよぉおおお。

20170521_120054_p1020123 下山中に、スタッフ、ボランティアの皆さんが旗を振ってます。お疲れさまでした、と声をかけてくれます。ありがてえなあ。こっちは遊びに来てるのに、お疲れさまって行ってくれるし応援してくれる。地元を貸してもらってんの、こっちなんだけどさあ。ありがてえなあ。と思うので。私は、下りてくるときのテーマは、見かけたスタッフ、ボランティアの皆さん全員に「ありがとうございます」って言うことです。ただ、口が回らなくなってくると「ありあとござやしたー」になってしまったります。

 これはこれで、楽しいですよ。相手も笑顔になってくれますしね。驚いたような顔で、じいちゃんが「おうお疲れさん」とか言ってくれたりとかね。

20170521_120059_p1020125 途中の停止場所ではスタッフが、ボトルの水を補給するためのヤカンを持って走ります。あ、忘れちゃいけない。ここのスタッフはあちこちで、ゴミの回収をしています。ペットボトルや補給食のゴミを回収してくれるんです。たまに路上に補給食のゴミを捨てるばかやろうがいますが、そういうことが恥ずかしくなる対応であります。

 総じて、ハルヒルのホスピタリティってすごい。と思います。もちろん施設面や環境面で恵まれているってこともあるのでしょうけど、行政も積極的に関わってくれてる。ありがたいことです。こうなると、ハルヒル参加者として、少しでも現地経済発展に貢献できるよう、協力したいところであります。

 会場に着きますとね。そちらでも屋台もありますし、体育館では表彰式も行われています。Twitterでコメント交わす20代女性、篠さんが表彰されておりました。お若い方なんですが、坂にかける情熱がバケモンです。他にも、たくさんのTwitter仲間の方がいらっしゃったようですが、残念ながらお顔がわからず失礼しました。

 マイペースで走るのが好きなんですけどね。たまに同好の士が、年代性別関わらず、こうして、いるということが判ると、モチベーションも上がりますね。今度は美ヶ原ヒルクライム、どなたにお会いするでしょうねえ。

2017年5月22日 (月)

ハルヒル2017は素敵です① いきなりレース本番

というわけで、ハルヒル2017初参加であります。あ、2017はもう二度とないけどさ。いやだから、ハルヒル初参加ですよ。とにかくとっても楽しかったので、ハルヒルにまつわるダラダラ話は後に回して、当日の話から。

 朝は3時半に起きます。ハルヒルは乗鞍や美ヶ原のようにスタート地点近くに宿があるわけでないので、高崎駅前辺りか榛名湖辺りに宿を取ることになります。となると、朝、スタート地点までの約16kmを移動しにゃならんので、その時間を計算します。榛名湖だと下り、高崎駅だとほぼ平坦の移動です。楽なのは榛名湖ですが、アップをすると考えると高崎駅。というわけで、3時半起きで、前日買い込んだ朝食を食べます。

20170521_055628_p1010598 問題は。問題はトイレ。会場地点のトイレはいつも混みます。なんとか宿で済ませる。しょうようはしょうがない。ですけどね。とにかく、レースで一番気を遣うのがそこだったりします。心配性なんですよね。ともかく、今回もなんとか用を足し終わりました。着替えをして、駐車場に向かい、奥様と別れます。奥様は高崎駅前からピストンで出ている会場行きのバスに乗り、会場で待ち合わせ、更にそこから応援バスに乗り込みます。奥様と会えるのは会場と、それからは応援場所の榛名神社になります。ちなみに応援バスは榛名湖まで行きますが、そこまで行くと帰りが遅くなるというので、榛名神社応援です。

 ハルヒルの応援バスは、榛名湖発だと選手が下りた後の13時以降になるそうです。榛名神社発の場合は1010分。

 ということで、奥様はバスに乗り込み、私は自走して会場に向かいます。高崎駅付近から選手の皆さんがぞろぞろいるようなイメージをしてましたが、宿泊先が分散してるせいか、ほとんど走ってる人に出会いません。朝の4時はもう明るいので、フロントライトも要りませんね。バックライトは用心のため点けています。会場までは、涼しい風の中をのんびり走って450分。気持ちよいサイクリングです。

20170521_055717_p1020079 乗鞍の場合はスタート地点のすぐ脇に待機場所がありますが、ハルヒルは乗鞍を上回る7600人の参加で、スタート地点でそんなに待てないので、榛名湖体育館のグラウンドが待機場所になります。そこから300人程度ずつ、アナウンスに従って移動します。グラウンドには多数の仮設トイレが並んでいます。トイレに入るために並ぶことは並びますが、乗鞍のような絶望的な状況ではありません。アナウンスがこまめに情報を提供してくれるので、広いグラウンドで待っているのは苦になりません。あ、ただ土のグラウンドなので、雨だったら大変でしょうね。まあ、その辺りはハルヒルなら何か考えてくれそうな気がします。

 私のスタートは後から数えて2番目か3番目のグループなので、最初のエキスパートクラスがゴールした時点でもまだのんびり待ってます。アナウンスでゴールタイムが38分とかいう声が聞こえましてね、我々遅いグループからしたら信じられないタイムで、苦笑いするしかない。

 ハルヒルのスタート順は男女混合のタイム順です。エントリーは年代別性別でエントリーするのですが、出走は走力が近い人たちと走ることになるわけです。合理的です。ただ、初出場の私は過去の履歴がなく、自己申告のタイムをどの程度にすればいいかわからず、困りました。とりあえず過去の美ヶ原と同じ程度にして申告しましたが、距離が短いことを計算しておらず、かなり遅いグループに入ってしまったようです。

 ただまあ考えようでしてね。遅いグループの中にいるということは、どんどん前に出て行くことでモチベーションを維持できるわけです。実力より前のグループで出ると、どんどん抜かれていくわけで、モチベーションの維持が大変。そう思うことにしました。結果的には、これは正解。私の性格に合ってます。もちろん、もっともっと速い人は、少しでも障害の少ない状況で走る方がタイムを上げやすいはずです。

20170521_075809_p1020097 スタート地点はあくまでもスタートするだけで、まだ計測は始まりません。計測は自転車に付けたチップがセンサーを踏むと始まります。最初の団子状態で無理矢理前に行く必要がありませんから、これも安全対策として優れています。

 計測地点を越えるころには、周りの人のペースも安定してきて、自分より速い遅いが判るようになってきます。やはり概ね私より遅い人が多いようなので、少しずつ前に出て行きます。最初の10kmくらい、榛名神社までは10%を越える坂はほとんど出ないので、シッティングメインで回していきます。難しいことはあまり考えてません。いや、いろいろ勉強したんですがあ。記憶力悪いので、覚えてません。基本はシッティングの方がパワーを維持しやすいこと、斜面に応じて力を出しやすいよういつもより前乗りすること、あとは呼吸ですね。しっかり吐ききって呼吸すること。この3つくらいです。覚えてられるのは。だから速くなんねえんですよ。

 ま。ともかく。それも実力のうち。少しずつ少しずつ同じグループの選手を抜いていき、調子こきます。気分いいです。抜かれると、遅いって言われるような気がして凹むです。後ろからスタート、性に合ってます。ただ、遅い人は経験値が少ないことやパワーがないため斜行したり、突然止まったりすることがあるので、危なそうと思う人のそばには寄らないようにします。追い抜くときは、抜きます、と声をかけるか、敢えて呼吸の時に声を出したりして、存在を知らせるようにしてます。

20170521_082711_p1020098 それにしても。新緑が気持ちいい。この日の最高気温は31度の予報ですが、湿度がそれほどでないので、日陰になるととても気持ちがいい。7600人も走っていると、常に周りに人がいる状態になります。それもまたお祭り気分のライダーには、よろしい。

 更に、途中に何カ所も補給の場所があるんですが。これがね、ハルヒルの運営すごい、と思うのは、前半街中を走っているとき。小さな地域公民館があるんですが、こういうところがトイレ場所、補給場所として提供されているんです。更に、山の中に入ると補給所があり、水、ポカリ、それにミニ羊羹まで提供されます。いや、正直1時間くらいのヒルクライムで補給がいるかどうかわかりません。てか、私は使いません。でも、その心遣い、嬉しいじゃありませんか。

 ハードな坂が続くときは呼吸が限界に来てます。今回も最大心拍185くらい。この状態で走りながら飲み物を飲むと、その間呼吸が止まるので、死にそうになります。くらん、とします。160くらいまでなら、なんとかなりますが、それも自分のタイミングで飲み物は入れたい。ってわけで、補給所での補給は取らないようになりました。受け取るの、けっこう難しいですし。ただ、アレ取ると、レース気分が盛り上がる、というのもあるので、それはそれでアリです。

20170521_084737_p1010639 榛名神社の手前から10%を越える坂が増えてきます。押して歩く人も増えてますが、ここで足を使い切ってるようだと、この後が更に厳しい。神社を過ぎるとガーミンの表示が14%、15%なんてのがずっと続きます。試走のときは、ここら辺で車に寄せられてびびって歩いてしまいましたが、その代わり車がいないレースはとても気楽。坂はキツいけど車にひかれないからねー、と上っていきます。気楽ですけどキツいですよ?

 途中にも応援がいて、あと3km!とか叫んでくれるんですけどね。微妙に距離が違う。確か3kmって叫んだ人のところで、残り2.4kmとかだったと思う。こういうのは親切でもあまり信じちゃいけません。逆に心折られたりしますからね。親切だけ受け取っておきましょう。

 榛名湖手前の上りのピークが計測終了地点です。ここはほんとに最後の最後まで上りなので、最後の100m追い込もうとか、そゆことはもうできません。ああ、あくまでも個人の感想です。とにかく。もがくもなにも、脳も筋肉もほぼ酸素を使い切ってます。気力でいけるもんじゃない。へろへろとラインを越えます。しばらくして、手元時計を見ると、6602秒。時計を止めるのしばらく思い出せなかったので、たぶん65分台でしょう。

 目標予想タイムは70分。前回の試走では80分は越えていたはずですんで、満足です。1時間切れなかった、とか考えないわけじゃないですけどね。あまりそういう切り方に意味はない気がします。キリ番ゲットぉ、じゃないんですから。残念ばかり言ってると、つまんない。

20170521_090910_p1020100 空が青くて風が気持ちよくて、身体の中を血が駆け巡って、息が肺を激しく動かす。タイムは目標だけど、結果はオマケです。楽しければいい。楽しい。それでいいや。

 また走ろうと思う。それがいい。

2017年5月16日 (火)

ハルヒル試走と群馬飯と

20170504_122539_p1010481_2 なんだかわけのわからん記事になりそうな。このところ当ブログへのアクセスがぐんぐんと減っております。もともとチャラい記事ばかり書いておりますが、更に自転車ネタが増えて、ガチの自転車の理の皆さんからすれば愚にもつかんことばかりだし、自転車に興味のない方からすると、まさに愚の骨頂。そりゃあねえ。ま、しょうがない。書きたいことを書く。そゆことで。

 で、前回の記事にちょこっと書きましたが、キャンプのついでに、ハルヒル試走に行ってきました。ちなみにこれも奥様の配慮であります。ハルヒルに近いキャンプ場の設定をしてくれましたんでな。と言っても小一時間ほど移動にかかります。

 まずはハルヒル前泊する際に使う高崎駅に行きます。ここからハルヒルスタート地点まで、自転車で走ってどのくらい時間がかかるか、疲れるかを調べておきたい。というわけです。結論から言うと、ウォームアップにちょうど良い程度、145km、約40分ほどでスタート地点まで快適に進みます。この程度は走っておいた方がむしろいい。そういう距離です。

 スタート地点まではガーミン君に案内してもらいます。どこを走ったか判りません。スタート地点からのコースもガーミン810J君のナビに案内してもらいます。ハルヒルのホームページにあるコースマップに、ガーミンに読み込ませることのできるデータがあるので、それをガーミンにコピーすれば、完全に案内してくれます。便利ですので、お初の方、ガーミンを持っている方はぜひ。

_000_2 さて。試走スタートは高崎市榛名支所です。朝10時くらいに着くと、これからスタートするのであろう同好のみなさんがたくさん。トイレは榛名支所を開けてくれていて、そこを使うことができます。隣は図書館かな。そっちも使えるみたいですね。ありがたいありがたい。

 そっからの試走スタートなんですがね。まああちこちのブログにコースや写真はたくさんあるので、それをご覧いただければ。敢えて私が声を大にして申し上げたいのは。G.W.中の試走はヤメロ。その一言です。やるなら早朝限定。朝7時くらいまでなら大丈夫かな。10時スタートなんて論外です。

 つうのはですね。G.W.中でしょ。行楽の皆さん、榛名湖とか榛名神社に行きたくて仕方ないわけですよ。なんか知らんですけど、榛名神社大人気なわけですよ。諸君はいったいいつからそんなに信心深くなったんだい、ってくらい駐車場が満杯になって、駐車場待ちの車が道路で大渋滞を作ります。しかも、榛名神社辺り、道路が狭い。自転車が逃げる余地がない場所も少なくないです。路側帯を走って逃げる、なんてのはマナー違反ですが、そんなことでもしなきゃいつになったら抜けられるか見当も付かない。からやむを得ず抜けようとする、でしょ。ところがですね。余地がない。ズルを許さない厳しさ。いや、平地ならまだいいんですよ。坂じゃないですか。普通に走っていてもふらつきそうな坂なわけです。そこをほぼ無余地の道路、右側に車列、左側に溝。ふらつくと死にます。

20170504_110115_p1010473 今回はここで10分以上のロスタイムがあり、タイム計測はできませんでした。榛名神社を過ぎたら楽になるか、というと、実はそうでもない。ようやく車列がなくなって走り出しますが、この辺りから10%を越える坂がずっと続いてます。そこをへろへろと上ろうとしたら、さっきまで渋滞の中でイライラを募らせていたドライバーの皆さんが、やはり余地の少ない片側1車線のすれすれを、エラい勢いで抜いてきます。ほんと怖い。しゃあないから、車途切れるまで歩いちゃいましたよ。ここでまた10分ほども喰らいました。

 数百mも走ると、車の流れが落ち着くので、ヒルクライムに戻ることができました。が。調子崩しまくりですわ。もともと余裕なく走っているので、調子を崩されるとどうにも復帰ができません。渋滞は波があるので、必ず渋滞するというものでもないようですが、

なんかもう。今度来るときはもう少し考えます。

 計測終了地点でも、もはやタイムなどかけらも判らず、渋滞待機を除いてもおそらくは1時間を軽く越え1時間半に近かったのではないか、と想像できる程度。それもねえ、ええかげんですわ。こんなときに限って、手元計測のストップウォッチも止まってやがる。もうええわ。と、へろへろになってます。

20170504_122154_p1010479 ところでハルヒルですが、コースとしては榛名湖まで上がった後、周遊道路を進んだ辺りにゴール地点があるんですね。周遊道路に入る前に坂が終わってるので、あれれ、これ最後はダウンヒル含めたスパート合戦かい、と思いましたが、さすがに運営者の方はお利口であります。坂を登り切った地点が計測終了地点、そこからゴールまでは、パレードランみたいなものです。なるほどね。

 帰り道は、運転苦手な奥さんがゴールまで来てくれていたので、まあ下りはいらんなということで。車に自転車を積んで下山です。ほらね、下りはいらない、なんてあたりがヒルクライマーっぽいでしょ。タイムは気にするな。精神性の問題でありますので。

 あ、いやほんとは上りで苦労した分、下りで快適にってやりたかったんですけどね。奥さんが本当に運転嫌いなんですよ。あまりにイヤそうにしてるので、ここまで来ていただいて、更にそういう贅沢もできないわ、ということで車で下ります。途中また榛名神社で大渋滞がありましたんでね、車で下りて正解です。そゆことにします。さて。飯を食いましょう。

20170503_114550_p1010410 で。今回の群馬キャンプの昼ご飯。まず、群馬と言えばおっきりこみ。うどん、というかほうとうに似た食い物です。ほうとうとの違いはカボチャが入るかどうか、ということみたいですよ。おっきりこみは醤油ベース、ほうとうはみそベースという分け方もあるんですが、地域によってはおっきりこみも味噌味のものがあるようなので。

 で、おっきりこみの伝統のお店ふる里600円。、

美味いか、と言えば、うーん、マズくはない。普通。普通の田舎飯。あったかいのが一番のごちそう、そんなことを言いながら、家族で食う晩ご飯。普通の飯、というかおっきりこみ。そりゃもうしょうがないんですよ。昔からある伝統的な食い物をそのまま出したら、そうなる。今のご時世と違って貧しい時代に作られた、農家の飯ですから。出汁もそんなに凝ってるわけじゃない。具材もありもの、そこにばあちゃんが手打ちで打った平麺を打ち粉がついたまま放り込んで煮込む。味付けと言えば醤油、酒をぶち込むくらい。そういう味です。近年進化してるうどんとかラーメンとか、あるいは蕎麦とかのような手を加えているわけではない。まあだからこその郷土食でしょうね。食っといて損はないですが、あくまでも地域の食であります。しみじみと楽しみましょう。

20170504_141559_p1010482 20170504_145126_p1010486 20170504_145003_p1010484 群馬と言えば、登利平(とりへい)の鳥めし弁当。らしいです。ケンミンショーでやってたので間違いありません。(あまり信用してない)。そういえば昔、なんか食ったことがある。けどもその頃は特に意識せず、弁当の一種だと認識してました。ケンミンショーでは、行事弁当と言えば鳥めし弁当だ、と言ってましたけど、本当スか。

 弁当なんで持ち帰りが基本らしいですが、高崎駅には鳥めしのほか食事もできるレストランがあります。弁当はね。うん、前に食ったけどさ。普通に鳥胸肉の薄切りを醤油砂糖で煮たものが乗った、普通の弁当です。なぜに群馬県でこんなに定着してるのか。ふむ。群馬には何か秘密がありそうです。ちなみにケンミンショーでやってたように、10個、20個と買って帰るお客さん多数でしたわ。

 というわけなので、奥さんは鳥めし定食を食べてましたが、私は唐揚げとチキンカツの鳥合わせ定食1000円。ただね。これ、けっこうなボリュームで、お得感はあります。感覚的には1200円くらいの定食の感じ。微妙にお得感あるでしょ。

20170506_103531_p1010511 20170506_104415_p1010515 で。最後に団子屋伊勢屋坂下店の中華そば。えーっと600円くらいでしたっけ。ラーメン系のメニューは中華そばと大盛り中華そばの二品のみ。というかそもそも団子屋ですよね。手巻き寿司も扱ってる。手巻きと言っても海鮮生ものではなくて、卵焼きとか野沢菜とかそういう感じのです。だから団子屋の寿司。そういう感じ。中華そばも奇をてらわず、いわゆる昔ながらの中華そば。特筆すべきことがないのが、良さ、というか。ああ、褒めてない。いや、いい感じなんです。ちゃんと作った中華そば。じんわり味わえるスープ、麺。旨さを押しつけてこない。並んで食うのはちょっと違いますが、団子買いつつ、中華そば食ってく近所の家族連れ。そういう風景が似合います。

20170505_110205_p1010488 20170505_111554_p1010498 20170505_111441_p1010493 ああっ。大事な店を忘れていました。渋川市のニコニコ亭。とんかつ屋さんです。とんかつ屋なのかな。ソースカツ屋さん。なのかな。小さなお店です。薄くて大きいとんかつを甘辛誰に付け込んだソースカツが売り物のお店。掌より大きいくらいのサイズで、1枚190円。ソースカツどんのお値段は、つまりベースのご飯+ソースカツ×190円っていうシンプルってか、とんでもない設定です。普通は2枚乗せれば十分満足。それで580円。好きなだけカツを増やせます。

私はチキンカツカレーを頼みましたが、これも昔ながらの小麦粉炒めたポークカレーにソースカツ。

近所の高校生が腹いっぱいになりに来る、そういうお店です。持ち帰りができるので、かつ10枚とか20枚とか注文して帰る人多数。登利平といいニコニコ亭といい、そういう文化なのかしら、と思いつつ。群馬、なかなか奥が深くて面白いです。よ?

2017年5月 8日 (月)

いいキャンプ場は志が高い 群馬県くりのきキャンプ場

 G.W.も終わりまして、日常が戻って参りました。最終日のTwitterには、若干の悲しみが流れておりましたが、今年は比較的少なかった気がします。思うに、今年のG.W.は天候に恵まれました。きっとそれぞれに充実した休みを過ごせたのかな、思う存分遊べたのかなと思いまする。

20170504_083304_p1010463 ということで、私のG.W.も、うん。充実しておりました。521日に開催されるハルヒルの練習、試走ができたということもありますけど、それ以上にキャンプが気持ちよくてええ。キャンプが楽しいか楽しくないかってのは、まず第一に天候、そしてキャンプ場です。天候は言うまでもなく、ここ数年でこんなに気持ちのいい天候はない、というぐらいの好天でありました。加えて、好天を生かすキャンプ場、くりのきキャンプ場であります。

 今までで一番心に残るキャンプ場と言えば、栃木県那須にあるキャンプラビット。あまりに気持ちよかったので、そこから56年くらい定宿として通ったほどです。新緑からこぼれる日差し、木々を渡る爽やかな風、テントの外にコットを引っ張り出してする昼寝の気持ちよかったことといったらない。もうあの瞬間を味わいたくて、キャンプをしているようなモノです。

 ところが、そこまで気持ちのいいキャンプはなかなかない。キャンプラビット自体はとてもいいキャンプ場ですが、天気はどうにもなりません。ある年は雨に降られました。ある年は春が遅く、新緑もほとんど見えませんでした。いつか最上のお昼寝を。そう思いながら実現しないまま、テントキャンプから撤退して、キャンプラビットに行くことがなくなったのです。

 で、あちこちさまよいました。去年のG.W.は、復活したkobittoに行きました。あれは素敵なキャンプ場です。なによりオーナーご夫妻の志が見えます。気持ちのいいキャンプ場を作りたいという熱意が見えます。近くに小川があるのが、またいい。ロケーションはいいキャンプ場の最重要項目でありますな。小さなお子さんがいるなら、安心して遊ばせることができる小川は、とても嬉しい。

20170503_134201_p1010412 で。今年のくりのきキャンプ場です。ちなみにキャンプ場探しは情報収集に長けた奥様のお仕事です。実のところ、キャンプ場探しは任せっぱなしで、私は行く当日にやっと名前を知る有様で、奥様には全くもって申し訳ない。いやしかし、奥様選定で間違ったことはほとんどありませんから、奥様偉大。

 なんですけどね。行く途中で初めて知った情報がいくつかあり。今回も当然ながらバンガロー泊です。お部屋の設備、なし。トイレも水道もナシなので、炊事棟、トイレ棟にまで行かなきゃなりません。まあこれはテント泊なら当然ですが、バンガロー泊だと施設の整ったところは、両方ありますからね。ちょっと残念。でも仕方ない。行きましょう。

 もう一つ。ゴミの収集がありません。ごみは持ち帰りです。ええ?キャンプの間に出たゴミを持って帰るの。ええ? 20年ぐらい前に小さなテントでキャンプしていた頃、そういうキャンプ場に通ったこともあります。山の奥の方のキャンプ場だと、ああここは仕方ないなというところもあります。しかしね。今回のキャンプ場はそこまで山の中ではない。なのに、ゴミ持ち帰りですか。車の中ぱんぱんなのに、ごみも積むの。ああやだなあ。

 と思ってましたけど、口には出さない。奥様がせっかく選定してくれたのに、文句言っちゃダメだ。

20170504_082630_p1010461 そしてキャンプ場の入り口。ここ。ここがね、かなりの坂道で。自転車の理の人なら判る%表示で言うと、20%越えてます。しかも急な折れ方をしてるので、普通に曲がろうとするとイン側のタイヤが浮いてしまって空転します。切り返しが必要です。その先も、細くて急な坂道。ああもう。なんてとこだ。ゴミも持ち帰りだし。

 で。管理棟。駐車場のスペースも1台っきゃありません。後から続いてきた車のみなさんは急斜面の途中で待っています。ああ、なんてとこだ。でも口に出しません。

 バンガローの位置を教えてもらい、進みます。バンガローは並びで三棟しかありません。道が細いので、車を止められるのは一番手前のバンガローのみ、後の二棟は荷下ろしをしたら車は駐車スペースまで戻します。荷下ろしも急坂を脚を滑らせながら、ようやくです。ああもうなんてとこだ。でも口に出しません。

20170503_135320_p1010417 そしてバンガロー。うん? ちょっとかわいいぞ。広めのウッドデッキの上に屋根がついてる。ということは、もし雨が降ってもデッキで過ごせるってことです。これは大事。箱のような建物しかないバンガローの場合、雨が降ると悲惨です。以前そういうところに止まったときに雨が降りましてね。ほとんどキャンプ場にはいなかったですね。何をしに行ったんだか。雨の心配をしないでいい、ってのはバンガロー泊の最大のメリットです。

 さて、荷物を展開しましょう。大事なのは焚き火台をどこに置くか、ただバンガロー周りは斜面ですし、けっして広くもない。これ、焚き火台置けないんじゃねえの。ああもう、なんてとこだ。

20170503_143420_p1010426 ところがです。ウッドデッキをよくよく見ますと、四角いコンクリートのプレートを敷いた部分があります。直火禁止、と書いてます。ということはつまり。そう、デッキの上で焚き火台を使えるのです。ということは、つまり雨の日でも焚き火ができるのです。おお。すげえ。これは初めて見ました。天井は木ではなくゴム引きのキャンパスみたいな素材ですが、しっかりとしているので大丈夫なんでしょう。これはすげえなあ。

 


20170503_151201_p1010427_2 20170503_161948_p1010443_2 そしてね。ここがデッキから見た風景。南向きの谷の斜面の上の方に建っている、と想像しましょう。小さな谷の斜面には花が咲き乱れています。その先の窪地はテントのためのキャンプサイト、でも木が多いので、あまり人の姿は見えません。それどころかテントも新緑の木々に隠されています。そしてその先、ずっと先には渋川市の街並みが広がり、更に奥には山並みが広がっています。

 鮮やかな緑と花々、そして遠景の山並み、そこを爽やかな風が吹き渡ります。ああ、これはいい。これはいい。そうか、この風景を得るために、こんな斜面にキャンプ場を作ったんだな、と。ここまで苦労して入った人しか見えない風景、これを作りたかったんだあ。そしてその風景をくつろいでみられるように、ローテーブル、ローチェア。

20170503_135257_p1010415 部屋の中はシンプルですけど、手作り感のあるお洒落な壁、天井。照明は控えめですが、雰囲気がいい。エアコンはありませんが扇風機と、寒い時期はファンヒーターが入ります。今回もファンヒーターは用意していただいてたので、夜も暖かく眠れました。ああ、夜はね、渋川市の夜景が広がるんです。街の明かりがちらちらと揺らめくのを眺めつつ、焚き火の横で酒を飲む。酒のつまみは、道の駅こもちで買ってきたお総菜がよろしい。野菜の煮物など、しみじみと美味い。

 だけど、ごみ、持ち帰りだからなあ。生ゴミとかガスボンベとか、臭うんだよなあ。あ、それね、有料で引き取ってもらえます。3泊分のごみ、500円で引き取ってもらえました。いやっほぅ。

 そしてトイレ。水洗トイレで、とても綺麗です。ウォシュレットはないですけど、まあそこは仕方ない。手入れが届いていて、みんなで使うトイレ特有の臭いがない。清々しい感じさえします。炊事棟は残念ながらお湯は出ません。これは実に惜しい。寒い時期に水で食器など洗うのは大変です。メインの炊事棟ではない、キャンプ場の奥にある炊事棟はお湯が出ますから、ひょっとしたらいつか出るようにするかもしれません。

20170503_134219_p1010413 管理棟の売店は、あまりモノはありません。飲み物や食べ物はほぼないです。真夏以外は氷も置いてないそうです。が。薪はあります。

 総じて、施設がありきたりではない、オーナーさんの趣味の良さが反映していて、来訪者に気持ちよく過ごしてもらいたいという志が現れています。これはいい。これはいいキャンプ場だ。奥様、えらいです。口に出して言いました。

 ところで、バンガローの斜め向かい側には、斜面にテントサイトがいくつかあります。谷の斜面なのでアクセスは、歩くしかありません。キャンプ道具を背負って、人一人がやっと通れる九十九折りの小径を、30mくらいの高さまで歩くしかないのです。大変だなあ。アレはやだなあ。

20170503_151735_p1010431 ところがですね。このサイトもとても人気があります。行ってみてわかりました。ここも、とんでもなく風景がいいんですよ。若い女性の二人組、年配のご夫婦、一人旅の年配男性、いろんな方が荷物を担ぎ上げて、焚き火を楽しみながら、のんびりと風景を眺めていました。

 ちなみに、グループ客は受けてないそうです。夜通し騒ぐようなマナーの悪いお客さんも受けてないようです。そういう意味でも、みんなが快適に過ごせるキャンプ場を作ろう、というオーナーの志が現れているようですな。いいキャンプ場でした。またお邪魔いたしますです。

2017年4月30日 (日)

KUOTA KAHN 2017で走る② ヒルクライムではどうかというと

お忙しい人も多いと思いますので、結論から。バイクの軽さは正義だけど、結局体力だろう。ということです。あとはまたぐだぐだ行きます。

 そもそもこのバイクはヒルクライム用です。ヒルクライムで使ってこそ、であります。使いましょう。で。ただ使うのではなくて、比較してどうだということが言えた方が楽しい。ならば、全くのお初のコースに行くよりは、行ったことのあるコースを走った方がいいのではないか。

_000_1_2 ということで、今回のコースは、ウチから飯能、名栗方面を抜け、子の権現南面を上り、北面を下りて、国道299号を経由し、正丸トンネル手前から旧道に入り、正丸峠、山伏峠を抜けて、再び名栗方面におり、さらに有間ダムに立ち寄って、CAFÉ KIKIで一休み。とそういうコース。このうち、正丸峠、山伏峠は初見でありますが、初見の坂が入ってた方が楽しいです。

 まずは県道70号を経由して、子の権現に向かいます。国道70号、やはりNUOVO CLSSICOより巡航速度を上げやすい。30km/h程度でくるくる脚を回しても、それほどキツくない。信号や交差点での待ちからのゴーストップでも、体力が削られにくいですな。NUOVO CLSSICOだと、もったりと気持ちよく走る感じですが、KAHNだとくるくる回してスカンと抜けるような感じ、と言いましょうか。

 そして坂に入ります。やはり坂の入り口でも、すぅっと入っていく感じ。おお、軽さは正義、とか思うんですけどね。

 でもね。子の権現、キツいよね。うん。子の権現南面は地味に脚と呼吸を削っていき、最終の300mで命を削ります。自称貧脚の坂バカたちが軽々と上っておりますが、ほんとに地力がないと上れない坂です。私の場合は手前で呼吸を削られてしまい、300mを駆け上がる息が残っていないため、300m手前でいったん呼吸を整えます。

_000_2 よく言えば呼吸を整えます、なんだけど実際は脚をついてるわけですよ。最後の300をシッティングで乗り越えるなんてことができるのかどうか知りませんけど、私の場合はもうダンシングでパワーをかけていくしかない。ここは無酸素運動でしか上れない。ですんで、息を使い切った状態でここに入ると、あっという間に酸欠に入ってしまいます。うむむ。

 これはもうね、クロモリだろうとカーボンだろうと変わらんですよ。確かに、軽さは正義。なんだけど、じゃあそのことによって、どの程度違うかってえと、この程度のモノなんです。おそらく競技者がヒルクライムレースでタイムを競うような走りをするなら、1秒であれ2秒であれ、それは絶対的アドバンテージです。が。走行感でいうと、変わるものではない。できなかったことができるようになる、と言うほどのアドバンテージがあるわけでなく、楽しさが変わるわけではない。むしろです。こんだけ軽いんだから、速くなきゃダメだ的な自分自身を追い込んでしまうなら、アドバンテージとは言えない。そういうもの。

 自転車に限らないと思いますが、これはいい、アレはダメだというご意見番がいらっしゃいます。それはそれでいいんです。相手の中に立ち入らなければ、それ自体が自分自身の楽しみ方であるわけですから。ただ残念なことに、それを人にぶつける方がたまにいらっしゃる。「○○なんかじゃあダメだよ、わかっちゃねえなあ」、○○の中には、フレームの素材やホイール、アッセンブリパーツのグレードなんかが入ったりします。あるいは自分より価格の安い自転車をやたらと貶めたり、高い自転車に乗る人の能力を貶めたりする方がいるのは、残念、というか、ぶっちゃけますと、なっさけねえこといってんじゃねえよ、と思ってしまいます。

 趣味と言ってもいろんな楽しみ方があります。競技者である趣味。ツーリストである趣味、散歩者である趣味、工芸品愛好家である楽しみ。自分の基準で、他人を非難しちゃあいかんなあ、と思いつつ、あらこの意見自体そういった自己矛盾的なモノを含んでないか、と思ったり。

 違いはあるんですよ。モノによる違い。ただ目的が違うと、評価ポイントが変わるので、評価自体も変わる、と。

20170422_084435_p1020064_2 では。ということで、違いの部分なんですけどね。自転車の違いではないんですけど、パーツの違い。KAHNはシマノのデュラエース、NUOVO CLSSICOはカンパのアテナ。はっきりしてるのは、手の小さい人にはカンパの変速・ブレーキレバーは小さくて扱いやすい。そういう意味ではシマノでも電動変速にしちゃえば、女性でも楽に扱えるってのはありますね。ただ、その場合はブレーキレバーが問題になる。となれば、ディスクブレーキにしちゃえばいい。

 ということを考えると、電動変速もディスクブレーキも、ロードバイクの敷居を下げる工夫ではあるんですよ。おじさんは電動変速もディスクも好きじゃないので使いませんけどね。そこも、目的の違いですよね。優劣ではなくて。

 ただ、雨でも晴れでも変わらない強い制動力って点では、ディスクブレーキは絶対的なアドバンテージになります。しかしディスクは自転車のメカニズムとして嫌い。そこで今回は、フルクラムのレーシングゼロナイトというホイールを選びました。これはホイールのリムに抵抗を増やす加工をして、制動力を高めているという話。それに合わせて専用のブレーキパッドも着いてます。さて。こちらはどうか。

 これはですね。いい。見通しのいい平地では、あまり違いはわかりません。もともと、コンポの違いを一番感じるのは、ブレーキシステムって思います。ほら変速性能だとかって、極限の速さを求めるようなことが、私のような素人さんではあまりないので、違いがわかりづらい。一方、どんくさい人間は急ブレーキをかけることも多々あるので、ブレーキ性能の違いを感じることは大きい、ってこともあると思います。

20170422_084342_p1020060_3 山の中の下り道、カーブでいきなり車が飛び出してくるって状況はよくあります。山のカーブは見通せません。上りと違って、下りはスピードが出やすい上にブレーキがききにくい。けっして飛ばしてるわけではないですし、予測もしながら走ってるつもりですが、だからって車が来たら驚かないわけではない。そこでブレーキングに入りますが、このときに、レーシングゼロナイトのブレーキは、性能にかなりの余裕を持って減速します。安定して減速する。更に言えば、デュラエースのブレーキアーチはこういう大きな負荷がかかったときも、たわみ感が一切ない。これは相当安心できます。

 それに制動力が高いので、握力もさほど使わなくて済む。短時間ではあまり気になりませんが、ヒルクライムの後、ダウンヒルが続く場合はアドバンテージですな。

 ここのところ、安全という目的はどなたでも同じでしょうから、この性能については素晴らしいですよ、とお勧めできます。あ、ただね。コストとの兼ね合いはあります。ブレーキパッドもホイールも少々お高い。人間の性能が高い場合にはそこまでの投資は必要ないかもしれませんが、反射速度の遅くなってきたおじさんには、これは正義です。

 フレームの硬い柔らかいという点では、私は気にならなかったです。妙なたわみ感もないし、硬すぎて疲労が残ると言うこともない。乗りやすいロードバイクに仕上がってます。ただ、膝が痛い。今回90km程度のライドで膝が痛くなる、これはセッティングを見直す必要があります。サドル高さは変えてないので、クリートかな。実は靴を換えて適当にクリート付けたんですな。おそらくはそこ。靴のことはまた後日。

 総合的に、KAHNを評価するならば、えーっと、ぼくがかっちょいいとおもうのでいいとおもました。あと、ねのごんげんのげきさかはきらいだとおもいました。こんどからはべつのさかをはしろうとおもいました。

 なんつかですねえ。もはや体力の限界を振り絞るヒルクライムレースより、イベントを目指した方がいいのでしょうなあ。今年三本のヒルクライムレースを入れたのを、ちょっと後悔してたりします。

 来年はイベントに出る!ような気がする!

2017年4月23日 (日)

KUOTA KAHN2017で走る① 平地編

20170401_152455_p1010372 さてと。ようやく成吉思汗くんが形になりました。(この記事を書いたのは3月末頃です)

 さっそく走りに行きましょう。今回は平地編です。ちなみにKAHNは成吉思汗と呼んでます。嘘です。呼んでないです。カーン繋がりで、ついつい頭の中に成吉思汗と浮かんでしまうだけです。カーンと言えば、カーン・ノニエン・シンも思い浮かぶのですが、こちらの方は成吉思汗よりずっとしってる人が少ないと思いますので、これ以上は触れないでおきます。ただしトレッキーなら知ってないとダメです。

 さて。成吉思汗くんは基本的にヒルクライムバイクとして導入してます。平地巡航、ツーリングバイクとしてはNUOVO CLSSICOがあります。NUOVO CLSSICOで、ひたすらぽたぽたとライドを楽しんでる様子は、時々Twitterで呟いておりますので、ここで深くは語りません。敢えて申し上げたいのは、お天気のいい日にのんびり自転車でお散歩すんのは、たーのしー、よ。ということであります。しかし、ヒルクライムに使うには、若干厳しい。いや、絶対的な戦闘力はあります。ただ、体力の衰えかけた老境のライダーには少しの差でも機材による優位性を確保したい、ということであります。まあ、その辺の比較も含めて、語って参りましょう。

 山は雪が残っているという情報も有り、また杉花粉対策のためのマスクをしてのヒルクライムは辛すぎる、ということもあり。今回は平地です。いつもの平地コースは何百回も走ってますから、機材の特性が見えやすいかな、ということもあります。成吉思汗くんのタイヤにエアを入れて、いつものサイクリングコースに出発します。

20170401_152814_p1010381 成吉思汗くんのサイズですが、XSサイズ。XSぅ? 小せえな。と思いますけどね、ジオメトリで見ると決して小さくはない。このメーカー毎に違うXSとかSとかMとかの表記、やめてくんねえかな。迷うから。今回はトップチューブの長さで選んでますけど、同じトップチューブ長510mmでもSだったりXSだったり。しかしXSって言われると、すげえ小さい感があるじゃないですか。洋服のアメリカンサイズでXSは日本だとSだよ、とかはありますけど、いやでもそもそも日本サイズのSだとしても小せえだろう、とか。思っちゃうわけですよ。これが実物で合わせてるならともかく、実物なんかお店にないですからね。来るまでは不安のママですよ。勘弁して下さいよ。私の身長171.5cm、股下や手の長さは、日本男性の標準、か短いかもですけど、それにしてもXSって言われるとなあ。

 まあサイズ表記なんていい加減なもんです。気にしすぎても仕方ないです。乗って楽しければいいのです。

 さて、成吉思汗ちゃんをこぎ出します。ああ、そうだ。ここで成吉思汗くんの性能、というか性格の違いというかを語るわけですけど、これはフレームによる違いでも、ホイールによる違いでもないですからね。お気を付け下さい。DE ROSA  NUOVO CLSSICOとの比較中心の、ただの感想です。絶対性能を語っているわけではないです。これから買おうという方の参考にはなりません。

 クロモリバイクとカーボンバイク、というくくりにしちゃうのも、危険なんですけどねえ。でも、結果的にそうなっちゃうかしらね。まあ、できることをしますよ。

 成吉思汗くんの重さ、ペダル、タイヤ込みの要するに全重量ですが、7.2kgNUOVO CLSSICOより2kg軽い。ただ、重さが違いの原因の全てではない、です。回転系のパーツが全部違うので、それらもひっくるめて、特性に違いが出てます。

 一言で言うと、成吉思汗くんは踏み込んだときの反応が早い。乗り始めに、そこまでクイックな感じがするわけではありません。巡航速度、例えば25km/hまで上げようとしたときに、NUOVO CLSSICOの場合はのらりと上がっていく感じです。あくまでも比較ですよ。それに比べるとKAHNはスパンと速度が上がります。私の脚力では、NUOVO CLSSICOが楽しい巡航速度は23km/h程度、ケイデンスは76程度です。25km/hを維持するのは、それなりに気合いが必要になり、30km/hの巡航となると、地べたの抵抗が粘るように感じます。

 KAHNだと巡航はいきなり27km/hくらいまで上がり、ケイデンスも90を越えていきます。さてもう少し上げるかなあ、って気分になり、32km/h程度まで巡航速度を上げて、あらマスクをしてると息が切れるわ、と気付いて、29km/hまで落とす、という感じ。たぶん気温がちょうど良い時期には3334km/hまで上げても大丈夫そうです。

20170401_152706_p1010376 なにが違うんですかね。タイヤによる変化も大きいですし、同じブランドのタイヤであっても、消耗度合いによって感覚が変わってきます。もちろん巷間言われるようにホイールの特性もあるでしょう。DE ROSA NUOVO CLSSICOはマビックのアルミ手組ホイール。一方、KHANはフルクラムの新品完組アルミ、レーシングゼロナイト。マビックの方が使い込んでる分、ホイールバランスが崩れてる可能性もあります。これが崩れると、回転の抵抗が露骨に増えます。単体ではわかりにくいんですが。ここが、高速域での伸びの悪さにつながってるのかもしれません。あるいは、車体重量による違いか。

 あ。若干フォームも変えています。トップチューブ長は同じですが、ハンドル位置を2cm程度低くしてあり、このことによりやや前傾姿勢が強くなっています。やや。ややね。でも空気抵抗は速度の自乗に比例して大きくなりますので、やや前傾であっても、効果が出ている可能性もあります。

 原因を探るには、DE ROSAKUOTAのホイールを交換して走る必要がありますね。ハンドルの高さを変えたり。うん、めんどくさい。やりません。そのうちやるかもしれませんが。

 高速行きでの伸びが違う、ということには、高速域で出てくる空気抵抗や回転抵抗などの問題もありますが、低速域での反応の重さが影響している可能性もあります。一般道は、とにかくブレーキングと定速巡航がちょこちょこ入ります。信号、歩行者、曲がり角、対向車、状況の変化に応じて速度を落とす必要が常にありますな。やんないたわけもおりますが、それに合わせちゃいけません。歩行者の横を通るときはスピードを落としましょう。犬がいることころもです。

 でだ。スピードを落として巡航に持っていくときに反応が遅いと、そんだけ体力が削られます。何度も何度もゴーストップを繰り返しているうちに、地味に脚が削られていくのです。結果、高速域まで持っていったとき、そこでもう一踏みする脚がない、ということかもしれません。繰り返しますが、カーボンだから速い、クロモリだから遅い、ということは考えてません。よく言われることですが、2kgフレーム軽くする前に、体重2kg落とせよ、的な。まあ落とせないからおじさんは高いカーボンフレームを買うわけですけども。フレームが軽くなることによる速度向上はあるんでしょうが、もっとデリケートな結果になる気がします。

 更に、よく言われる、フレームが硬いとか柔らかいとか言う問題。これもねえ。素材による違いは、あるのかしら。と。衝撃吸収性や弾性はむしろ構造に起因すると言われてます。最近はようやく普通に1日に100km程度の距離を走るようになりましたが、昔、乗り始めた頃は60km辺りの壁を越えるのが大変でした。膝が痛くなったんです。この頃は、このバイクだと疲れが酷い、つまり衝撃がもろに返ってくる=硬い、と考えてました。が。100km走るのが普通になると、特段、硬い柔らかいが気になることもなくなりました。つうことは、です。つうことは、硬い柔らかいがあるにしても、それはある程度の体力や技術が備わってくると問題でなくなる、ということです。

 もちろん、限界性能を求める人は別ですよ。フレームのしなりだの、限界での挙動だの。高速ダウンヒルでのコーナーリングなんて時に、どれほどコントロールしやすいか、とか。とか。でもね。あのね、素人はそんなことしちゃダメ。プロはね。プロは仕方ない。けど、趣味で命を賭けるのは絶対にやっちゃだめだby老松のおいちゃん。

 だから、素人が剛性や硬さが問題になるようなレベルで走っちゃダメ、ってことです。そうなると、もう要するに好みの範囲ですね。硬い感じがする、乾いた走りをする、軽々と進む、全て感覚です。ただし。趣味のことなので、この感覚、感性がとても大切であります。

20170402_091527_p1010392 KUOTA KAHN平地慣熟走行。あくまでも印象です。なんつーんですかね。精度が高い。もちろんそれはアッセンブリーパーツであるシマノDuraAceの性能でもある。フルクラムの性能でもある。各部が気持ちよく動作する。余分な遊びやがたつきが一切なく、スムーズに各部が確実に動作する。品質の高さを感じます。まあしかし、この辺りの感想は、KAHNに限らず、同じようにコストをかけてちゃんと作った自転車なら共通するでしょうね。

 今度はヒルクライムで使ってみましょうかね。あまり変わんないインプレッションになりそうな気もします。

2017年4月16日 (日)

KUOTA KAHN2017を組んでもらったよ

20170329_164315_p1010367 KUOTA KAHN。通称、成吉思汗。あくまでも個人の通称です。カーン繋がりなだけです。モンゴルで生産してるわけではないです。

 前回、KAHNを購入するとお伝えしてから何週間か経ってしまいましたね。そんだけ待たされたんですよ。船便が着いた、と連絡があってから通関が終わるまで10日。そこから更に自転車屋さんに送られ、そして組み立て、と。まる4ヶ月待ちましたわ。そんでも決して長い方じゃないってのがなんとも。短い方でもないですけどね。普通。

 ロードバイク5台買って、そのどれも注文から4ヶ月は待ちました。長いので5ヶ月かな。しかしねえ、その売り方が当たり前ってどうなん、って思いますけどね。宅配便が、Amazonがこんだけ頑張ってる時代に、注文して4ヶ月ってねえ。ロードバイクを買ったことがない人には、ロードバイクの値段にびっくりされますけど、実はこの辺りも一般の方には驚かれるところです。

 ちなみにサイクルショップマスコでは、ほぼ同じ時期に、やはりKUOTAKIRALの注文を出したそうですが、そっちは更に1ヶ月遅れだそうです。くおーたあああっ。

 さて。ニューフレームの選定については前回書きました。シュッとしたバイクが欲しかった。で、探したらこれ。という理由です。色は2色展開ですが、シンプルな方を。ただWEBサイトを見ても、ブラックがつや消しかつや有りか、全然わからん。もう少し丁寧に説明して欲しいですよなあ。買ったけど。まあどっちでもいいやって買い方をする方も、たいがいいい加減です。ちなみに実物はマット(つや消し)でした。

 今回、カーンのアッセンブリパーツはBMCから移植したシマノのDuraAce9000です。ハンドルやステムも移植の3T、シートも移植のフィジーク。新調したのはホイールとチェーン、ワイヤーとハンドルテープくらいです。

 ホイールは悩みました。もしね、これから初めてバイクを買う、組んでもらう、そんでもってホイールにこだわりは一切ないってんなら、シマノDeraAceC24。これでいいです。間違いない。万能型ホイール、軽くてよく回る。と評判です。実際、ヒルクライムで使ってる方多いです。が。

 が、です。ホイールもデザインなんですよ。同じような値段設定のホイールを比べて、絶対性能でどれが優れてるか、なんて素人にはわからんです。ああ、つまり単体で買って、ってことです。いくつもホイールセットを持っている方は、また違うのでしょうが。

重い軽いはまずメンタルに響きます。ヒルクライムタイムにどの程度響いているのか、これは相当乗り込んでないと、わからんと思いますよ。たいていの人は、ホイール以外の機材を同じにして比較するなんてことはできません。ホイールを交換して比べるときはタイヤも一緒に変わってしまう。同じブランドのタイヤであっても、減り具合で全く感覚が変わります。あ、そういう意味で、タイヤの比較も難しいです。何百キロか乗っていると、方向性は見えてきますけど。パンクしやすい、とかウエットで滑る、とか、新しいタイヤにすると、よく転がるってのもあります。

 ともかく、ホイールを換えたらこうなったなんてことが言えるのは、経験値の高い人、自分の中に確とした基準がある方だけです。私の経験値は中途半端なんで、そこまで判るかなあ。ただね。C24ばかりじゃつまらんなあ。違うホイール買ってみたいなあ、と思ったわけです。

 条件。アルミクリンチャー。素材がアルミで、タイヤのタイプがクリンチャーというタイプ。要するにチューブラーとかチューブレスの方が性能がいいらしいですけど、パンク修理がしやすいのは圧倒的にクリンチャー。それでクリンチャーを選ぶと、必然的に素材がアルミになってきます。カーボンクリンチャーという選択肢もあるんですが、熱に弱い上に値段がバカ高くなります。走行性能はその割に極端に変わるというわけではない。少なくとも私にはわからん。となるとアルミクリンチャー。お値段も1020万円と、カーボンに比べるとだいぶ買いやすい価格になります。

20170328_190426_p1010359 で、何にするか。だからね。もう好みでいいのよ、と。見た目とかネーミングとか。アルミクリンチャーと言えばマビックかフルクラムかカンパニューロか、ということになりますよね。で。今回はフルクラムレーシングゼロナイトで行きます。フルクラムにはレーシングゼロというホイールもあるんですが、ナイトがつくとホイールが黒くなります。いや、そんだけではなくて。ナイトは表面を電解処理してブレーキの抵抗を大きくしてます。要するに、よく止まる。らしい。ヒルクライムって、半分が下りなんですよ。半分がずっとブレーキをかけている。それはね。怖い。20kmブレーキをかけっぱなしってのは結構疲れます。まあその分、ブレーキシューも特製のモノになり、ちょっとお高いらしいですけど。

 ただですね。最近のタイヤ、ちょっと前に主流だった23Cという規格から、もっと太い25Cという規格に変わってきています。パンクしづらい、とか接地面が増える分パワーロスが少ないとか言われてますけど、そこまで激変するもんじゃないとも言われてます。でもともかく、25C化が進みつつある。そうするとですね。ホイールもそれに合わせて少し太くなっています。つうことで、今ホイールを買うと、ちょっとぶっとくなってます。レーシングゼロナイトも25Cのタイヤを履かせればバランスが良くなるのかもしれませんが、現状、在庫していた23Cを履いているので、ちょっと見た目のバランスがよくないですわ。

 あと、新調したワイヤーもチェーンも、これは選択肢がない。正確にはチェーンは他のメーカーという選択肢はあるんですが、敢えて変えるほど変化が期待できないです。チェーンが金色ってのも、バイクによってはあるんでしょうが、この際、それは望んでないので。シマノDuraAce。バーテープは、3T。特に意味はないです。黒地に白ステッチの入ったモノを在庫から探していたら、3Tだったというだけです。まあでもハンドルやステムも3Tなので、悪くはない。ですね。

 チェーンルブはフィニッシュラインのセラミックワックスというドライ系、つまり油で摩擦を減らすのではなく、細かいセラミックのパウダーをチェーンのコマに入れて、摩擦を減らすという代物。原理的に、雨にはかなり弱いです。まあその話はいずれ。で。もともとチェーンに着いているオイルが邪魔になりますんで、オイルを落とす脱脂という作業をしておいてもらいます。

 というわけで、フレームがお店に届いたのが火曜日。休店日の木曜日を挟んで、土曜日には組み上げてもらっていました。

20170328_190431_p1010360 参考までに、組み上げるには工賃が発生します。まあそれは店の方針次第というところもあるんですけどね。これはどこで買って、どういうサービスを受けるか、という考え方になってくるんですが。

 例えば最近ではある有名自転車店が、キャニオンというブランドのバイクの整備は受けない、というコメントを発表していました。キャニオンというバイクはドイツのブランドで、お店を通さずユーザーにネット直販をしています。当然、直販の分、お安い。お得感があります。が、お安いと言うことは、お店に儲けがない、ということでもあります。

 個人店のほとんどは、ロードバイクを定価で販売します。お店の人は工賃やら製品の価格に含まれている儲けをもって生活をしています。今時定価かよ、と。もっと安く出せるだろう、と。儲け過ぎなんだよ、せこいんだよ的な言い分はよく聞きます。ぼったくりだ、とかね。いやもちろん10万のモノを60万で売ってたり100万で売ってるなら、それはぼったくりでしょう。30万のモノを40万や50万で、場合によっては60万で売るのは、決してぼったくりではないと思います。販売後のメンテナンス、保証などを考えて、更に商売として成り立つかどうかと言うことを考えれば、正当な儲けがなければなりません。卸の値段で出せってことは、首を吊れって話ですよね。

 キャニオンのバイクで言うと、整備の手間や保証は購入者が担うから、その分をお安くできるんです。そういうスキルや手段を持ってる方が買うバイクです。ただ安く買って整備や保証を、近所の自転車屋にしてもらおう、というのは、いささか甘いように感じます。もちろん、この論には「工賃を払えばいいんだろう」という反論があります。ところが、こういう整備を受けないって自転車屋は、そこそこ繁盛していることが多いのです。つまり、たくさんのお客を抱えていて、その対応で手一杯。自分のお店で買ってくれたお客の自転車にかける対応を削って、一見さんのそのときだけの工賃をもらってやるメリットがないのです。

 そこは、ですからお客に自転車屋さんを選ぶ権利があると同様に、自転車屋さんにもお客を選ぶ権利がある、ということではないか、と思いますな。つまり、キャニオンを買って整備を頼みたいなら、整備を受けてくれるというお店を探せばいい、というだけのことです。見つけにくいかどうかは、ユーザーの問題でお店の問題ではないと思うのですね。

 私の場合、今回買ったのはフレームとホイールですから、その他のパーツを組むには、別の手間が発生して当然だと思います。とはいえ、こちらはいわゆる固定客ですんで、販売店からすると、手間賃ぐらいサービスします、という提案もありました。でもね。私はそれじゃダメだと思うんです。自転車を組むのに少なくとも2日はかかってます。専門職の大の大人が二日がかりの作業をしたら、その代金を払うのは義務だと思ってます。地域の自転車屋さんが存続して欲しいなら、ちゃんとお金を使うべきです。それが無理なら頼んじゃダメだと考えてます。というわけで、こちらから工賃は5万円でいいですか、とお願いしました。これが高いか安いかはよくわかりませんけど、二日間の工賃です。

 こういう契約の仕方をするから、さっきのチェーンの脱脂みたいなことも、きちんとお願いできるんですね。それが正しい客と店の付き合い方、かなあ、とね。

2017年4月 9日 (日)

予約殺到でなかなか買えない無印良品コーヒーメーカーMJ-CM1はどうなのか

20170318_114453_p1010285 珈琲党です。

 で。そもそも珈琲って美味いんか? というか美味いってなに、ってことですよ。一般的にはね、美味いと感じるその根源は生存欲求ではないか、と思います。つまりね。カロリーですよ。糖と脂。これは最強。これが切れると、体が動かない。原始の時代から生存のための最大欲求。ですよな。続くモノとして、塩、ミネラル。ビタミン。タンパク質などもそういうもんです。身体を作る材料、身体を整えるもの、そういうものを美味いと感じて、求めるように仕組みができてます。

 ではね。それ以外の旨みって、そもそもなんなんスか、ってことは思います。いわゆる嗜好品ですよ。コーヒー、お茶、煙草。煙草は判る。生存欲求の代わりにニコチンの中毒性と結びついている。それに対して、コーヒーとかお茶を美味いと感じるのってどこから来るの。お茶については、うん、旨みの主成分はアミノ酸よね。タンパク質。コーヒーにもアミノ酸入ってるけど身体を作れるほどの量ではない。主成分はカフェイン。まあカフェイン自体にも中毒性はあるみたいだから、そこに惹かれるってことはあるかもしれないですけど、じゃあコーヒーの代わりにカフェインをお湯に溶いて飲むか、ってえと、飲みたくはないです。マーク・ワトニーじゃないっての(※アンディ・ウィアー著「火星の人」参照)

20170402_112857_p1010400 なんでこんなことにこだわるのかってえと、そもそも自分がコーヒーを美味いと感じてるのかどうか、よくわからんのです。私は、フリーズドライのコーヒーとレギュラーコーヒーの区別がついているのかしら、とね。

 最近は缶コーヒーが売れなくなっているそうですな。コンビニで、100円あれば、ちゃんとおとしたコーヒーが飲める時代です。本物のコーヒーが100円で飲めるなら、缶コーヒー買わないよなあ、ってことらしい。

 しかしね、そもそも私、コンビニコーヒーをそれほど美味いと思ったことがない。ドリンクとして楽しむなら、コーヒー風味の乳飲料的なモノの方がよほど美味しいとさえ思うのは、大量にぶち込まれた糖のせいでしょう。缶コーヒーの無糖は、ほんとに飲む気がしないですから。よほど眠気を覚ましたくて、かつ糖を取りたくないとき限定。だけど美味しくないから、いっそ水溶きカフェインを売ってくれ、と思ったり。ふむ。

 コーヒーを飲ませるだけの商売が成り立っているくらいですから、コーヒーの味がどうだとかこうだとかの蘊蓄は、マリアナ海溝より深いと思われます。ですから深入りは避けます。コーヒーだけにね。深入りと深煎り...。まあいいんですけど。ええ。

20170322_224144_p1010329_2 私の舌も鼻も、そんなわけで全く当てにならないんですけどお。うちの奥様はずいぶん前から、うちのコーヒーは美味しくない、と言ってました。確かに、朝ご飯に添えても、あまり口を付けません。香りは好きなんだけど、ということです。ふむ。曰く、コーヒーメーカーが悪いんじゃないかとね。

このコーヒーメーカー、少なくとも10年は使っている年代物です。20年になるかな。まだNationalPanasonicになるずっと前から使ってます。で、ミル付きのコーヒーメーカーってあんまり選択肢がないんですね。当時、煮詰まらないコーヒーポットのサーモスなんかも検討したんですが、うちは二人が飲むだけなので、煮詰まることを心配しなくていいかあ、って。メーカー上部にお湯がぽこぽこ噴き出すサイフォン的な雰囲気のガジェットもついており、これでいいかあ、って選択です。

20170325_061417_p1010339_2 しかし20年くらい使っているとして、最近ね、いくらなんでも飽きたなあ、新しいの買いたいなあ、と思って、調べたところ、新製品がほとんどないんですよ。このコーヒーメーカーも20年前とほとんど姿が変わらないまま販売されてます。どんだけ熟成してんだよ、と。思いつつ、それじゃあ買い換える意味ないじゃん、ということで放置してたんですけどね。奥様がコーヒーが美味しくないのはコーヒーメーカーのせいだって言うから、やっぱり買い換えたいなあ、と思っておりましたそんなある日、某ガイアの夜明けという番組で、喫茶店のマスターが淹れるコーヒーを再現するというコーヒーメーカーの開発ストーリーをやってるではありませんか。

まずウリなんですが、ミル部分。よくあるブレンダーみたいなカッターで粉砕するのではなく、金属製の臼で、文字通り豆を「挽く」という動作をします。これによって、豆が均等に細かくなります。ムラができない。味がぶれない。私に判るかどうかは別として。理屈上はそう。なるはず。

 更にお湯を注ぐタイミング、入れ方もコントロールして、蒸らしの過程がしっかり取れるらしい。これによって一流の職人さんの腕を再現するという。おお。買おう。これだ待ち望んでいたモノは。

 ということで、早速ホームページを開きます。が。まだ販売前の予約中だったにも関わらず、既に第1期販売分は予約で売り切れ、次もいつになるか判らない状況です。が、しかし。がんばった。ホームページを頻繁にチェックし、就寝前のベッドの中で予約中の文字を見た瞬間、すぐさまポチッと。もう次の瞬間には、予約受付終了になってましたよ。恐ろしい。テレビの力はすごいな。ただね。これはあくまでも予約であって、モノが入るのは1ヶ月以上先という、気の長い話で。まあしかし、即座に必要というもんでもないので、待ちました。それしかできないもんね。ちなみに今も予約受付終了中。次がいつになるかはわかりません。

20170322_201403_p1010322 で、届いたのがこれ。無印良品MJ-CM1税込み32000円。豆からでも粉からでも淹れられる。設置なんですけど、これフィルターを入れるカップが、本体の左側に開きます。そして、水を入れるカップが、本体の右側に開きます。どういうことかってえと、左右両方に余裕がないとダメだってことです。おいおい。なんで片方に寄せてくんねえんだい。とは思います。見た目、両方に開いた方がバランスはいいですけど、見た目の問題じゃねえよ、設置スペース考えてくれよ、と。

 うちの場合、食器棚の間のスペースに入れて、使うときだけ前に引き出します。奥に入れたままだと、豆も入れられませんしね。ダイヤルやスイッチはたくさんありますが、基本的にはそんなにあれもこれも使うわけではありません。初期設定でだけ使うボタンのようなモノもあり、無駄にボタンが多いとも言えますが、単機能型のボタンなので、むしろ年寄りには楽。ただし、表示のアイコンが小さくて見分けがつきにくいので、年寄りには不都合。どっちやねん。

20170325_060857_p1010336 豆の挽き具合はダイヤルで合わせますが、このダイヤルは気持ち悪い、クリック感がなくて、ぐにっと回って止まるタイプ、せっかくデザインがシャープなんだから、そういう演出をして欲しいところです。

 最初のセッティングをすると、基本的にはボタン一つで抽出が始まる感じ。ただし、抽出開始と終了の表示が判りづらい。表示部分の液晶が点滅をし始めれば抽出開始、点滅から点灯に変われば抽出終了ですけどね。音ででもしらせてくれたらなあ、と思いますが、そこらへんは好みでしょう。保温は20分で自動で切れますが、もともと3カップ分しか作れないので、たくさんつくって保温しておくという使い方には向いてません。

 抽出中に蒸気が噴き出すことはほとんどありません。ですから、周りが湯気で湿気ることもあまり意識しないです。その分、派手に香りが立つこともあまりなく、朝起き抜けに部屋中にコーヒーの香りが、というのがないのは寂しい。が。考えようですけどね。それって香りが飛ぶってことでもありますよね。実際はどうかわかんないですけど、ポットの中に香りが閉じ込められていると考えれば、一番いい香りを楽しめると言うことになるのかしらねえ、と。

 メンテナンス性。ミル部分は取り外して分解できるので、そこそこ綺麗にしやすい。分解自体も簡単です。水の入ったポットから、抽出孔までのパイプも洗えないですけど、まあこれはどこのコーヒーメーカーも同じです。

20170325_062146_p1010340 さて。一番大切なことを、簡単に言いますよ。すごい簡単に言いますよ。耳かっぽじいて聞いて下さいね。お味です。すっきりとして飲みやすい。

 えええええ。だいたいね、飲み物の評価に「飲みやすい」ってなんなの。飲みにくい飲み物を飲む必要がないだろう、と。

 ああだからさ、冒頭でいったじゃないですか。そもそも私はコーヒーの味がわかってるかどうか自信がないって。いやね、今回、せっかくいいコーヒーメーカーを買ったから、いい豆も買ってきたんですよ。だからね。こいつが美味いのか、コーヒーメーカーのせいなのかよくわからないのです。

 ただ、敢えて言えば、尖ったところがない。舌の奥にざらつくような雑味がない。すっきりとした仕上がりであります。試しにこれまで飲んでいたコーヒー豆の粉も使ってみましたが、心なしか飲みやすい気がする。普通のカフェのように美味しいと言えば、そう。うーん、だからいいんじゃねえの。高かったし、まだ手に入れにくいという希少価値もあるし。見た目もなんか業務用っぽくてかっこいいし。無印良品的な品の良さが現れた、いいコーヒーメーカーです。32,000円の価値があるかどうかは、まあねえ。人それぞれということで。うん、つまり物の価値は、その人が決めるもんですよ、と。

 

2017年4月 1日 (土)

無印良品でベッドフレームを買い、意識高い系ロハスな生活を目指す

要するに、マットレスを買ったわけです。うん。マットレスを乗せるフレームは、これまで使っているモノがあるから、その上に乗っければいい。十分じゃん。そう、十分なんです。

 奥様との二人暮らしですからね。マットレス買うとなると、1個というわけにはいきません。2個、つまり1個の倍の値段がします。12万円×224万円。もちろんベッドパッドも新調したい。となると更に3万円くらいは乗っかります。30万近い。うううううう。

 ああ、でもね。よく言われるんですが、人生の1/4はベッドの上にいるわけですよ。10年しか使わなかったとしても、2.5年はベッドの上。まあねえ、そう考えるとねえ、と。マットレス屋さんのセールストークですが。そう考えれば、仕方ないかもと思えるわけですよ。うん。仕方ないね。

 でもね、フレームは別に寝心地に関わるわけではないので、フレームは使えるよなあ。いやでも一応、フレームの相場、見ておこうか、ってフランスベッドの販売会で見てみますとね、やっぱり10万近くするわけですよ。2台で20万。合計で50万ええええんん。これは辛いなあ。ボーナス払いでも空っケツになります。やめよう。

 ただね。20年くらい使ってきた今のベッドフレーム。正直飽きた。換えたいよぅ。と思ってたんですが、フランスベッド工場に置いてあるフレームは今ひとつぴんとこない。ぴんとこないのに10万も出す気がしない。贅沢だ贅沢だ贅沢だ、ということで、フレームはそのままで。後は、シーツですね。ところがですねえ。家具屋さんにあるシーツは、これまたどうもピンとこない。ぴんとこない上に高い。もうこれは通販かなんかでいいんじゃないか。無印良品とか。その辺りのシンプルでざっくりとしたのがいいよねえ。と。

20170322_193204_p1010314_3 よし無印良品ストアに行こう、ということになったわけです。仕事帰りに無印良品ストアに寄って、そこでつらつらと歩いておりましたらね。ベッドがある。ベッドがあるわけですよ。それもフランスベッドに置いてあるのよりかなり格安のベッドです。が。しかし。これ良くないですか。つうかよくなくないですかー。って感じぃ。

 まずですね。フレームがすごくシンプル。脚元がずっと見通せて、ルンバくんがすっと入れそうな、猫もすっと隠れられそうなすっきりとしたベッド下。ヘッドボードもすっきり。シンプルなオーク材。ごちゃごちゃしたものが一切付いてない。しかも。ヘッドボードとフレーム合わせて5万円しない。組み立て作業入れても、2台分で10万円を切る。かつデザインが好き。これいい。素敵かも。

これ欲しい。買う。と奥様にラインで写真を送りました。ダメと言われたら諦めが付きます。なんにしても既にフレームはあるわけですし。ねえ、そんなに買い物ばかりしてたらアカンでしょ。と。ところが、奥様も、あらいいじゃない的なノリで。買っても良さそうな雰囲気です。でも買いませんよ。実物も見せずに、一人でそんな高いモノ買うわけないじゃないですかあ。うん。

20170225_122149_p1010261_5 後日、二人で無印良品ストアに行きましてね。まあこれならお安いからいいかもね、と。改めてお許しをいただいたわけですよ。もうこの先死ぬまでベッドを買い換えるなんてないだろうしね、と。老境ならではの清水飛び降りですよ。なんかこの頃そういう勢いで買ってしまう大型商品、多いです...。貧乏老後に突き進んでる気がしないでもないです。

 ついでに、てか、もともとはそっちがメインだったはずですが。シーツ類も一新します。無印良品家庭ですね。意識高い系ハイソな生活ですよ。なんつうんですか、えっと、ほらあのスローライフ的な合い言葉のえっと。ロハス?的な?ねえ。おされなベッドルームの出来上がりです。

 今回購入したシーツは、何種類かある生地のうち、「麻平織り」というもの。シングルのかけ布団カバーが7000円。ちょっとお高い。お高いですがあ。それでも家具屋さんで売ってた、薄っぺらい色のシーツより安い。ような気がする。たぶん。それにね。ウチは猫がいるでしょう。これと遊んでいるときに、けっこう猫がシーツに爪立てて踏ん張ったりするのですよ。デリケートな素材だと、あっという間に引き裂かれてしまいます。どうせなら、ある程度の強度は欲しい。それでちょいと生地が厚めに感じられたこれ。

 それにね、これから暑くなってくるわけですが、そんなときにも麻の入った生地はきっと快適なはず。はずであります。

 それはともかく、大事なのはベッド全体の寝心地です。マットレス屋さんが言ってました。身体が慣れるまで2週間は様子を見て下さいね、と。うん、様子を見るよ。見るってか、寝るよ。うん。

 あのね。気持ちよいです。まずベッドの柔らかさ。マットレス自体はやわやわではない。けれども古いマットレスに比べると、ふんわり沈みます。際限なく沈むのではなく、ある程度受け入れるとしっかり反発するというか。身体の一部に体重がかかるのではなく、身体のカーブに合わせて体重が受け止められていくので、文字通り包み込まれるような感じがします。

 一部に体重がかかって、どこかが疲れると言うことが少ないので、あまり寝返りを打ってないようです。もぞもぞと姿勢を変えるくらいのことはしているようですが、身体が凝る感じがありません。一緒に換えた無印良品の麻混のシーツのせいもあるでしょうが、表面がさらりとしつつ、くるまれていく感じ。この季節のおふとぅんの気持ちよい頃には、耐えられない快感であります。

20170401_183540_p1010383_3 すっきりとしたベッド下は予想通り、ルンバくんもブラーバちゃんもすっと入り、猫の毛も溜まりにくい。ちなみにオプションでベッド下に設置する引き出しのような設定もあるようですが、個人的には論外です。せっかく風通しを良くするための空間なのに、わざわざモノを入れたくないので、引き出しはいりません。

 うちの猫は玄関のピンポンが鳴るとダッシュでベッドの下に隠れるんですが、それもまあスムーズに。しかも。見通しがいいので、朝出かけるときに猫がいない、なんて時にも、すぐにベッド下を確認できます。

 すっきりしたヘッドボード、ふんわりしたベッド、なかなか良い買い物をした、と満足できるので、フランスベッドの工場なんちゃらセールみたいなわけのわからん売り方も許してやろうと思いました。

«おふとぅん...。ベッドだけどな フランスベッドマットレス LT-750N