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2017年2月19日 (日)

新しい季節が始まるのだ 初心者のためのロードバイク選び

のだ、って書くと、「バカボンのパパなーのだ」と言いたくなる年齢層はいる、と思います。

しばらく前に、自転車に飽きた、という記事を書きました。いろいろと挫折をしてしまいまして、自分を追い込むモチベーションがなくなりました。もうこのまま置いていけばいいんじゃないの、とかも思ったりしたんですけどねえ。魂が、そこまで老いるのは早い、と囁くのですよ。ふむ。

20161205_114447_p1000988 DE ROSA NUOVO CLSSICOで走っていますとな、いろいろと新しい発見があります。速くなくてもいいんだなあ、とか。止まって写真を撮ってもいいんだなあ、とか。ご飯を食べるのが動機でもいいんだなあ、とか。Twitterでなんとなくつながってる人たちのつぶやきに刺激されて、いろいろな発見があります。

 そうはいっても社交性がない、というか、社交性を仕事で使い果たしてしまうおっちゃん世代。相変わらずこれからも一人で走って行くんでしょう。それはそれで良しとして、うん、新しいバイクも欲しいかな、と。つまり、クロモリのDE ROSA NUOVO CLSSICOの楽しみもあれば、ヒルクライムレースの楽しみもまたあってもいいかな、と思えるようになってきたんですね。

 となると、カーボンバイク。ヒルクライムを想定したカーボンバイクが欲しい。ということであります。さて。何を買いましょう。一度ヒルクライムレースから降りた人間ですから、言わば初めてのヒルクライムバイク選び、ではないかと。無理がありますね。はい、グーグル対策でヒットしやすいタイトルにしてみました。引っかかった人ごめんなさい。ここはかなり適当なブログです。

P1010627 ロードバイクを買うのは今回で5台目です。初めてロードバイクを買う、という方からすると多い方でしょうが、趣味として考えると多すぎる数でもないみたいですな。最初のバイクはピナレロのFP3と言うモデル。これを買ったときはまだピナレロかピロナレかよくわかんないくらいの素人でした。2009年の2月ですから、もう8年になるんですなあ。そりゃ歳も取るわ。

 そしてKUOTAKEBELBMCTeamMachineSLR01、今乗っているDE ROSA。手元にあるのはDE ROSAだけですけどね。いろいろあったんスよ。いろいろ。その分、身体には傷跡と麻痺が残っていたりしますけどねえ。まあ怖い。

20120311_111552_p1010811 でね。次何を選ぼうか、って話。ですけどね。ここらへん、これからどのバイクを買おうかって方にも参考になるかもしれません。ならないかもしれません。そりゃまあ仕方ないね。うん。

 バイクを選ぶときに考えるのは、性能、値段、デザイン。この辺りですかね。そして優先順位もたぶんそんな感じ。でね。個人的にはバイク選びに大事なのは、この逆の順だってことです。まずデザインありき、次いでそれが買える値段かってこと、最後にインプレッションなどで出ている性能。一言で言うと、買える値段の中で一番かっこいいと思う自転車を買え。ということです。

 自転車による性能差がない、ということではないですよ。てか、あっても私にゃあわからんのですが。でも、私なんかよりロードバイク経験が圧倒的に多い自転車業界の方が書くインプレッション記事には意味があるんだと思います。直進性がどうの、とか剛性感がとか、クイックなハンドリングとか。でもね、その一方で、世界のロードバイク乗りのトップオブザトップ、ツールドフランスに出てる選手の方は、あちこち移籍をして、いろんなメーカーのバイクに乗っている。しかも必ずしもトップグレードに乗っているわけではない。

 選手の能力差を埋めるくらい圧倒的な性能差があるバイクがあれば、そりゃ勝ちたいチームは全部そのメーカー、そのバイク、そのパーツを選びますよね、ってことです。えーとマシンドーピングの話じゃねえですよ? うん。それはともかく。癖というか色というか味わいというか、そういうモノはあると思います。

P4270010 値段で言うと、カーボンバイクのピナレロFP330万くらい、ケベルが50万くらい、SLR0180万くらい、NUOVO CLSSICOは素材が違いますが50万くらいです。ピナレロFP3SLR01では値段が倍以上違いますが、倍速くなったわけでも、倍上れるようになったわけでもありません。私が買った頃、KUOTAのフレームは硬いとよく言われましたが、100km走った後の疲れ方が若干違うかなあ、と言う程度のことで、しかもそれすらも加齢とかの体調の変化を考えれば、誤差の範囲です。

 ダウンヒルではFP3のシマノ105のブレーキシステムでは柔らかさを感じることがありましたが、それもなあ。アルテグラDi2のケベルと乗り比べての話でしたし、単体で不安を感じるほどのことはありません。乗り始めたばかりの素人が何かと比較できるわけもなし、それ以前に自分の技術も経験もなかった。

20120318_100231_p1010826 よく電動変速システムの優位性が言われますが、これもなあ。乗る人の感性によるんじゃないですかね。私は電動アルテグラを使ったケベルの次に、SLR01を買ったわけですが、全く迷わず電動でないDuraAceを選びました。それ以降、電動変速システムがイヤでケベルに乗らなくなったと言っても過言ではないです。

 変速性能ではないんです。好みです。2年くらいケベルの電動システムを使いましたが、どうしてもシフトアップダウンを感覚的につかめなかった。楽なのは確かなんです。だから、好き嫌いさえなければ、変速性能的には電動のほうがいいかもしれない。しかし好き嫌いを加味した性能を言えば、私的にはケーブルで変速するシステムの方が高性能なんです。感覚のずれがないから変速ロスが少ない。だから乗っていて楽しい。乗りたくなる。それって究極の性能ですよな。

 つまりです。特に我々のような素人さんの趣味においては、乗りたくなる自転車ってのが最高の性能なんじゃないでしょうかね。

 ケベルとSLR01を比べたとき、じゃあSLR01のほうが絶対的にいいか、何しろ値段が30万円も違う。と、これもまた違う。SLR01の方が乗っていて疲れたんです。ジオメトリってご存じですかね。自転車フレームの書くパーツの長さによる構成です。パーツの長さが変われば角度も変わります。角度が変われば、フレームの性質も変わる。ロングライド向けとかヒルクライム向けとか、いろいろ書いてあります。書いてありますけどねえ。書いてあることがそのまま自分に有効なわけではないってことです。SLR01の方がヒルクライム向けジオメトリであったはずですけど、乗りやすさはケベルの方が上。

 ところがここがややこしいんですが、SLR01のほうが姿勢がキツい。じゃあダメか、ってえと、実はSLR01のほうが、ヒルクライムも平地もタイムが良い。じゃあSLR01のほうがいいじゃん、って思うけど、それってプラセボじゃねえの、80万もするバイクだぜえ、みたいな気もする。つまり、絶対的ではないんですよ。あくまでも感覚の話で。

20150628_065427_20150628_065427 だったら。だったらですよ。やっぱりね。乗りたいって思うようなバイクに乗るのが一番なんです。ある人はそれが色だったり配色デザインだったり、ある人はフレームデザインだったりします。ある人は値段ってこともあるかもしれません。200万円もするような記念モデルなんかは、その値段がするってこと自体が買いたいと思わせる価値だったりします。それも、趣味なんだからありなんじゃねえの、って思います。

 趣味のモノだから、値段ありきや性能ありきではもったいないです。値段や性能も含めて、それが好きかどうか。誰がなんと言おうと、これが好きってもんを選べばいいんです。

 逆を言うとね、値段が安いとか高いとか、パーツがどうだとか、デザインがどうだとか。人の乗ってる自転車にケチをつけるほど野暮なこたあねえな、ってことですよ。

 でだ。そんで次に乗るバイク、何にしたかって話ですがね。じゃあまた今度ってことで。お許しください。

2017年2月12日 (日)

関東屈指の激坂 子の権現を上って思う

20170204_1117121 さて。と。子の権現の話をいたしましょう。子の権現天龍寺。奥武蔵の山の上にあるお寺さんです。奥武蔵というのは西武秩父線の各駅から、アクセスできる辺りですかね。駅からすぐ山道にアクセスできるところが多いので、ハイキングコースになっています。で、このハイキングコースとは別に、結構な林道が整備されていまして、そちらがロードバイクのコースともなっておるわけです。昔はハイキングで山の中を歩いていたら、たまーに自転車が走って参りまして、いったいこの人たちは何をやっているのだろう、と思っていましたが、数年前からその仲間入りをしてしまった、というわけです。

 大雑把にこの辺りの山域を分けるとしますと、西武秩父線と平行して国道299が走っています。この北東側の山、南西側の山に分けられます。北東の山域を抜けると日高市や越生超、ときがわ町に抜けます。南西側の山域を抜けると、飯能市の名栗方面県道53に抜けます。名栗から更に山を越えて南西方向に向かうと、青梅市や奥多摩町に向かうことになります。

 つまり、この「越える」という地点が全て峠となっているわけです。もともと人が通るだけの生活道路もあれば、木材を運び出すための林道もあります。しかし、概ね急坂であることには違いありません。山を越えるわけですから。

20170212 中でも、屈指の急坂と言われるのが、子の権現天龍寺に至る林道であります。ヒルクライムをやる関東近郊の方なら聞いたことがある、という方も少なくないはずであります。で。先ほどの山域で説明しますと、県道53号と国道299号に挟まれた山域であります。ただし実際には53号からはアクセスできず、53号よりもっと北側の、県道350号からのアクセスとなります。さて、なぜ敢えてこれを言うか、ということであります。

 子の権現天龍寺に至る道は、ヒルクライマーにとってこれだけメジャーな急坂、一般的には激坂と言われているわけですから、あちらこちらのブログやTwitterにもたびたび登場いたします。最後の300mは地獄、というのが通説でありましてね。どのブログ、Twitterでもそうあります。

 ところがですね。個人的にはこれまで一切そう感じたことがありませんでした。急坂には違いないですけど、名だたるヒルクライマーが目標にするような坂でもないだろう、と。もちろんそれは勘違いです。ここは、あほみたいな坂です。そもそも自転車で登るような坂ではありません。ある程度練習を積んだ経験者でないと危険です。登れない、んじゃなくて、危険です。そのことはまた後で言いますね。

 じゃあ、なぜ以前は、子の権現をそんな急坂と認識していなかったかというと、どこからアクセスするか、なんですよ。子の権現は、国道299号からのアクセスと、県道350号からのアクセスがあります。激坂と呼ばれているのは、県道350号名栗側からのアクセスです。国道299号からは、きついにはきついが、激坂というほどでもない坂です。

 私は普段、西武秩父線西吾野駅からハイキングしてたので、子の権現天龍寺には国道299号からアクセスするのが普通だと思っていました。ですんで、ロードバイクでも299号を走り、そこからアクセスしてたんですね。しかし、皆さんが子の権現子の権現と楽しそうに話してらっしゃる。何がそんなに楽しいのかと。で。たまにですね、子の権現の表を登った、という表現がある。ふむ、表と言えば、こっちだよなあ。と。何しろハイキングルートとしても、一般の参拝客が入るのも国道299側からです。駐車場があるのも299側。どうみても表舞台。名栗側から登る道は、参道というより裏道だろう。と。

 ところがどっこい。子の権現をやる皆さんがメインにしているのは名栗側、県道350号側ですね。ここ、誤解の根源です。そもそも、表か裏か、というのは山域においては意識の問題ですよ。山梨県と静岡県の方にお伺いしますがね、どちら側が表富士ですか、ってことです。富山県と新潟県の方にお伺いしますけどね、どちらが表日本で裏日本ですか、ってことですよ。

 やっぱりねえ、表とか裏とかって、ダメなんじゃないかなあ、ってのが今回の趣旨の一つであります。冒頭申し上げましたように、子の権現南西側ルートと子の権現北東側ルート、これなら客観的と言ってもいい。299側、350側、これもありです。名栗側と吾野側でもいいでしょう。表と裏は、あかんやろ~。と言いたいだけでブログを書きました。ということであります。以上っ。

 そんだけだとさすがにつまらないので、これから子の権現やろうと思ってる方に、もう少し南西側ルートの感想をお伝えしますね。まあ、どうでもいいっちゃどうでもいい。ですけどね。南西側は都内方面から来ると、飯能市街で県道70号に入り、原市場という辺りで名もない小径に入ります。ここから少しずつ山の方に寄っていくのですが、断続的に集落が現れるので、感覚的にここから山道、というのがわかりにくいです。原市場の次の集落が中藤上郷というらしいのですが、この間にも14%を越える坂道沓掛峠があります。しかし、ここを越えるといよいよ子の権現に向かうぞっと気合いを入れると、集落が現れる感じですな。あら、まだ先なのね、的な。

20170204_101550 14%は一般的には結構な坂道なので、気合いが入ってしまう方もいるでしょうが、ここで踏んでしまうと、脚を削られます。ここは淡々と登って越えましょう。中里上郷を越えると、子の権現竹寺の看板がある分岐点があります。さていよいよ、と気合いが入りますが、実はまだまだ山道ではありません。生活道路が続きます。断続的に民家が現れます。まだまだ淡々と、登ります。と言ってもこの辺り斜度はそれほどではありません。しかし油断ならない。ゆずの庄、という宿の辺り、単発的に10%を越える短い坂が現れます。

 県道350号の終端に竹寺と子の権現への分岐が現れます。でも、まだ民家があります。まだ子の権現に至る山道はないのかしら、という感じです。権五郎神社という小さな祠を左に進み、まだ、続く。民家とたまに現れる急坂。やがて子の権現より1.8km、という小さな表示が現れますが、この辺りからようやく民家も見えなくなったな、という感じ。言わばこのあたりから本格的なヒルクライムかよ、と思うわけですが、実際はここに至るまでの坂道で、じわじわと脚にきているはずです。

20170128_110352_hdr あと1.5kmの看板が見えると、いよいよかなあ。激坂残り300mがきつい。となると1.2kmはそんなでもないのかな、と思うでしょ。んなわけがない。300mに至る直前は14%を越えてます。瞬間的には17%を越えるところもある。残り300mに比べればまだいい、というだけのことで、一般的には十分に激坂であります。

そして残り300mの看板。九十九折りの左カーブを曲がると噂の激坂です。まず17%越えのストレート、道路左端は切れ落ちているので、かなり怖い。ガードレールがないんです。ここでふらつくようだと、左側斜面の杉林に落ち込んでしまいそうです。そして急激に折れ曲がる右カーブ。ここが最大斜度20%越え。コーナーのアウト側の一番緩いところでも22%を越えます。イン側だと30%行くのか、試せないのでわかりません。

 下手に足をつこうとすると、斜面が急なので、いつもより地面が遠く、脚が届きません。道路左は崖、右側は30%の壁、そして脚が届かない斜面。速度が出ないだけに、バランスを取れる強い体幹を求められます。ここが、冒頭お伝えした、危険ってとこです。普通の坂と違って、バランス崩すと転げ落ちる可能性があります。あるいは崖下にまでですがな。こえええ。

20170128_110246 ただし、この急坂はコーナーだけのものですんで、踏ん張りきれば、勝ちます。そこから先はなんてことない14%程度の坂。ここが感覚がバカになっているところ。22%を登った後だと、14%が平地に見えます。ところが実際は急坂なので、足を使い切ってると、ここで回らなくなる、と。私の心拍はだいたいこの辺りで190くらいを打ってます。文字通り気が遠くなるレベルの限界心拍であります。

 ただし300mというのはほんとに短くて、そこまで登ればいい、というのが見えている範囲であります。気力だけで登れるほど甘くはありませんが、入り口まで来られた方なら、そこで一休みしてチャレンジするのがおすすめです。

 さて、帰りですが、実はこっちのほうが怖い。22%を下るだけでも怖いのに、22%があるのは崖側。崖の方に向かって頭から進んでいかなければなりません。私ゃやりませんよ、そんなもの。降ります。降りて押します。下りであれ上りであれ、無茶をしない。生きて帰るのが一番です。

 念のため、ではありませんけどね、ここまで来たときは私は必ず天龍寺にお参りしますよ。道中無事を祈ってね。それ、大切です。

2017年2月 5日 (日)

ルンバくんとブラーバちゃんは仲良しなの 予備バッテリで鬼に金棒

実は。いやまあねえ。こういうことを申し上げると、どんだけずぼらなんだ、と思われそうでイヤなんですけど。いやじゃあずぼらじゃねえのかと言われると、まあそれも否定しきれない。ずぼらです。

 より楽にお掃除をしたい、ということでルンバ君を導入しましたが、実際は先だっても申し上げましたように、毎日動かすのはそれなりに面倒です。ルンバ君のダストボックスのゴミを捨て、お部屋の中をある程度は片付けて。朝の忙しいときにそんなことはやってられない。そうしますとね、下手をすると、しなくてもルンバ君の稼働するのは日曜日くらい。平日は、猫の毛が固まって玉になってるのをハンディ掃除機で吸う程度、になったりするんです。ええ、ええ。それがずぼらだってことは知ってます。知ってますよう。

 いいの。人が来るわけじゃなし。猫と奥さんと2匹と2人で暮らしてるだけだから。別に猫の尻がテーブルの上に付こうが、あちこちに猫の吐いた毛玉の後が残っていようが。いいの、それくらいで死なない。

 この台詞は、昔はよく使ったもんですけどね。「そのくらいじゃ死なない」。ねえ。言ったでしょう? ところが昨今はなんですかねえ、村の公民館でやる餅つきが、なんですか不衛生だとかなんだとかで、止めなさいとか、どっかの爺か婆か知りませんが、したり顔で言いやがるそうで。てめ何様か知らんがなあ、エラい上品になったもんだなあ、コラ。おっちゃんたちはなあ、はえのたかる食いもんを、ハエを追い払いながら食って、道ばたに団子落としたら泥をはらって食ったもんだ。なあ、それで何の問題があったってえんだい、ええ?てめえのはらわたの中にどんだけばい菌が入ってると思ってるんでぃと。ばい菌君が働いてるから、消化もできるってもんだろうが、と。まあ、ええと、何の話でしたでしょうか。

 はい。少しぐらいゴミが落ちてても死なん。そうなんですけど、手間がかからないでゴミが取れるなら取りますよ、私だって、ということですよ。

 で。ブラーバちゃんが我が家にやってきました。とりあえず年末の大掃除の水拭き掃除のためでした。三種類のお掃除マットのうち、一番強烈な三回拭き用洗剤マット、これが大活躍でしたが。問題は、ブラーバちゃんの連続稼働時間。ブラーバちゃんは小さいので、おうち全体を1度にお掃除できません。バッテリーが切れてしまいます。バッテリーが切れたら、再充電した2時間後。お掃除に1時間、充電に2時間、合わせてワンクール3時間かかるわけですね。これ、面倒くさいよなあ。

20170205_204109 ということで、予備バッテリの購入に踏み切りました。充電器とセットで7000円。バッテリが1万円程度するってのは常識的な値段です。が。充電器はいらんだろ。これ、前回言いましたっけ。でも、くっついてくる物はしょうがない。使わないで取ってあります。

 さてと。予備バッテリが来ました。まずリビングルームをルンバ君が掃除し始めます。ルンバ君は大きいので、音もそれなり、結構騒々しい。ルンバ君が動いているときにテレビを観るのは無理です。音がうるさすぎる、というより、気になるんですね。目に入ってくるから、おいおい、そこにゴミが落ちてるけど無視なの、とか。気になって目で追ってしまう。

 ちなみにルンバ君の掃除の仕方って、一見ランダムにも見えるパターンで走行してますんで、ゴミの直前でUターンしたり、同じところにはまっているように見えたり、はらはらさせられるんですよ。

20170204_081820 その点、ブラーバちゃんは違う。ブラーバちゃんは寝室と仕事部屋と玄関を担当します。このとき使うのは、から拭き用のモップです。寝室ではベッドの下、Hangarラックの下、仕事部屋では狭いPCラックの下やイスの脚の間にも入り込んでいくので、それはもう小さなブラーバちゃんならではです。

 ブラーバちゃんの動き方は、行って帰って来いの、割と整然としたパターンです。が。機械的に端まで行って折り返す、というのではありません。1度にまっすぐ走る距離は5mくらいでしょうか。端まで行ってなくても、その程度走ると折り返します。ある程度の面積をこのパターンで拭くと、違う場所に行って折り返しを始め、一通り拭いた後で、斜めに走り、一番最後に部屋の角に沿ってぐるっと回る、という感じでしょうか。

 ずっと見てるわけではないので、ちょっといい加減です。そんな感じってことで。

 日常的にゴミが多く出るリビングをルンバ君、埃や猫の毛が部屋の隅に溜まりがちな寝室などをブラーバちゃん。こうしてるわけですね。そうすると、掃除が一気に進みます。ちなみに、試しにブラーバちゃんとルンバ君を同じスペースで動かしてみました。途中でぶつかって、お互いを障害物として認識し、離れて、また近づく。ルンバ君もブラーバちゃんも互いのことは認識してないので、まあそうですね。気にせず動いてるって感じです。当たり前ですな。

 部屋の仕切りは、バーチャルウォールという赤外線センサーで分けます。と言いたいところでありますけどね。どうもこのバーチャルウォール、この頃調子が悪い。壊れてるんじゃねえかと思います。いまいち信用できないので、今は物理的にものを置いて、部屋を分けています。買い換えようと思ったら、以外と高い。一個4000円くらいします。なんか悔しいので、物理的にウォールを作って、分けております。ん? 別に問題ないっスよ。

 さて。ブラーバちゃんの予備バッテリ、いらねえじゃねえの、と思うでしょ。ところがですよ。ここで予備バッテリの出番です。

 ルンバ君が掃除した後のリビング。掃除機だけじゃあ寂しいなあ。やっぱりここはふき掃除でしょ、と思いませんか。思いますよね。そうですよね。だけどバッテリ1個だと、そこで充電に入ってしまいます。せっかくルンバ君がスタンバってくれたのに、待ち。ああ、もったいない。そこで換えバッテリー。これがあると、ブラーバちゃんは掃除が続けられます。ブラーバちゃん、働き者です。

20170205_205355 つうかですね。せこい話なんですけど、ブラーバちゃんのお掃除マットは、一枚120円くらいするわけですよ。ウェットなマットは、洗剤分も飛んでいるでしょうから、そうそう長くは使えませんが、ドライマットは要するにクイックルワイパーみたいなもんです。確かにゴミは着いてますが、このゴミをハンディ掃除機で吸い取れば、もう1回くらい問題なく使える。ならば使おう。そういうことです。

 でもさっきルンバ君が掃除したんだよね。うん、そうなんだけど、ブラーバちゃんを動かすと、それなりにゴミを集めてきます。クローゼットの下とか、ルンバ君が入りきれないところに入っていけるからでしょうか。ルンバ君より優秀!というか、やっぱりちょっと役割が違うんです。お部屋が相当汚れてる、てかゴミが落ちてる場合は、拭き寄せるだけのブラーバちゃんでは力不足です。ブラーバちゃんはちょっとした段差も乗り越えるのに苦労してますし、ケーブルなどに絡まってしまったりすることもあります。その点、やはりお兄ちゃんは強い。優秀なブラーバちゃんが来て、改めてお兄ちゃんの頼もしさを感じる。つまりはそういうことであります。

 前回もお伝えしましたが、フローリングの家庭ならば、ルンバ君もブラーバちゃんも、買って後悔いたしません。しかしながら後悔した場合、そこはまあ自己責任でお願いしたい。よろしいでしょうか。

2017年1月23日 (月)

秩父の温泉に入ってきた 赤谷温泉小鹿荘

20170105_164147_p1010175 正月休みの最後、秩父に行ってきましたあああっ。

 ってほどではない。秩父。ほぼ地元。ロードバイクで行くこともあるし、MT-07で行くこともある。もちろん車で行くこともある。我が家からせいぜい2時間。西武秩父鉄道でも、秩父のちょいと手前、芦ヶ久保、横瀬あたりは山歩きに行くときにちょいちょい使います。ほぼ近所。わざわざ泊まりに行くところでもない。

 なんですけどね。温泉宿に行くって場合は、ウチからの距離は実は問題ではないのです。まあ確かに観光地に行くってのはアリですよ。例えば草津とか、例えば伊東とか。ひょっとしたら湯布院とか。そういうところに行くこと自体が目的ってのは、ありです。湯布院…。行ってみてえなあ。

 しかしですね。温泉宿って、行った先で身をもてあますってこと、ないですか。宿に入るじゃないですか。仕事で行くわけではないので、夜遅くに宿に入るって選択肢はない。くつろぐのが目的ですからね、早めに宿に入りたい。しかし。しかしですよ。早めに宿に入って、さあくつろごう、と思ったとき、はたと気がつくわけです。くつろぐって何よ、と。

 だいたいの温泉旅館は、まあ和室ですわ。ベッドが置いてあっても、まあ和室ですわ。そうでないと温泉ホテルになってしまいます。いや温泉ホテルでも似たようなもんですが。そこで、何ができるか、何をするかですよ。本来的には、くつろぐためには何かをしようと考えるのではなく、何もしない。これが正解です。しかしですな。哀しいかな仕事人間である我々は、何もしなくてもいい、というと身をもてあますのです。これがキャンプなら晩ご飯の準備をするとか焚き火をするとか、酒を飲むとかすればいい。しかしね。温泉旅館でしょ。まずどこに座るかです。

 座椅子。これがねえ。あれ、くつろげますか。座りやすいですか。座椅子って長く座ってると、尻が痛くなってくる。ふむ。寝転んじゃえ。ってと、畳。畳って、もうウチにないですからね。畳の部屋でどう寝ればいいのか、わかんない。肘を立てても痛いし、仰向けになって寝るって話でもないし。どうすればいいの、ってことですよ。

 そこで、風呂だ。風呂に行こう。となるわけですが、これがまた以外と時間がかからない。日帰り温泉に行く場合は、大抵サウナがあるところを選ぶので、サウナを行ったり来たりしてると1時間以上はあっという間に経ってしまいます。が。せいぜい露天風呂があるだけの温泉となると、1時間も浸かってはいられませんね。30分もあれば堪能します。さて何をしようか、と。

 テレビを付けたりするのですが、ウチはけっこうAV関係にお金をかける趣味もあるので、大抵の旅館やホテルにはウチで見るより環境のいいTVはないです。録画された番組もないですし、AmazonPrimeも観られません。さて、何を見るんだ、と。

 そこで、持ち込んだiPadにダウンロードしたコミックを読んだり、途中の本屋さんで買った雑誌を読んだりして過ごすことになりますが、そこでまた思うわけですよ。なぜわざわざここまできて、ケツの痛い座椅子に座って、ウチから持ち込んだ雑誌を読まねばならんのか、と。

 もうこうなると、温泉旅行なんか全否定でありますね。

 さて。さてと続けるんかい、という話なんですが。実際行ったんだから、続けましょう。こういったことを判っていて、行っている、ということですよ、と。

1 赤谷温泉小鹿荘。秩父はちょろちょろと行くんですが、ここは知らない。なぜ知らないところに行くかというと、奥様プレゼンツだからであります。その時点で、ある程度サレオツな旅館でありましょう。奥様はけっこうこういう下調べが上手い。私などは、途中で面倒くさくなって、まあここでいいやとやってしまい後悔するタイプですが、奥様の下調べは抜かりがない。行きましょう。秩父はうちから国道299を浸かっていくこともできますし、関越花園インターから向かうこともできます。ここは旅行気分を盛り上げるために、関越で。花園ICからおよそ50分の行程であります。

 はい、そうしますと、普段と違う秩父の風景が広がってまいります。秩父というか、普段はそこにいたる奥武蔵のあたりをちょろちょろしてますんで、風景のイメージとしては日当たりの余り良くない山間の村が浮かぶんですが、実際の秩父は山を抜けた盆地にありますので、以外と見晴らしが良い。赤谷温泉のある辺りも、日当たりのいい山間の山村です。

 道脇に立つ洒落た、というか古民家風のこぎれいな旅館です。他に温泉宿が並んでいるわけではありません。ほんとうにポツンと、温泉宿があるわけです。しかも結構大きくて立派です。温泉宿って、いつも思うんですけど、よくこんなところで商売やってけんなあ、って。ありません? 周りに観光施設があるわけでなし、ほんとうに宿だけです。後は畑、田んぼ、民家、ですかね。

 うーん、これって民宿レベルかも、と思いつつ中に入ります。ロビー自体は小さいけれども小綺麗で、隣接して広めの休憩室があります。ロビーとの間に仕切りがありますが、それがなければなかなかの広いロビーになりますね。ふむ。民宿レベルをだいぶ上回っております。ほうほう。

 お部屋は本館二階。二階建ての建物の二階です。入り口のすぐ脇にトイレがある作りが多いですが、ここは奥、窓際の角を区切ってトイレを作るという、ちょっと変わった構造。その分少し窓が狭くなってると思いますが、このお部屋自体は窓の外に隣家があるので、あまり窓を開けたい感じでもない。奥さんは、入り口近くにトイレがあるのは好きではないとのことで、奥様的には満足な仕様のようです。

2 と、いうことで。くつろぎます。うーん、やっぱりすることねえなあ。ということはお風呂ですな。内風呂と露天風呂、泉質はアルカリ泉+メタケイ酸+メタホウ酸。よくわからん。温泉にはよく行きますが、温泉好きというわけではないのです。風呂好き、でもないんだけどね。だらだら過ごすのが好き、です。ですからあ。お湯がいいとか悪いとかは一切わかりません。普通にいい湯です。こぢんまりとしてますが、小さすぎず、大きすぎず、です。

 まあ、赤谷温泉、悪くないけど、観光の目玉があるわけでなし、風呂も悪くはないけど特筆するモノがあるわけでナシ。ねえねえ、ここのウリはなんなの、と奥様に尋ねましたら、食事かな、と。ほうほう。それは楽しみです。

 というわけで晩ご飯。旅館の食事は、昔はお部屋でというのが多かったですが、手間と人件費の問題でしょうな、この頃は広間で食事をするところが多いです。ま、それは良し悪しでね。良しの部分で言うと、プライベート感ですかね、落ち着いて食事ができる。悪しの部分で言うと、寝る部屋でご飯食べると片付かないってか。とにかくお食事に向かいます。

20170104_175959_p1010155 ほうほう。こちら。お部屋の中に二つ席が設けてあります。なるほど、もう一組とご一緒するのね。ってか、そうじゃねえよ。部屋の中に、囲炉裏があります。炭が赤くなってます。囲炉裏を囲むように、というのかな、90度の辺にそって2つの席。テーブルはなくお膳がそれぞれの席の横に設けられてます。なるほど囲炉裏端で食べる晩ご飯か。なるほど、これはウリですね。いろり会席と言うようです。

 メニューも地のものが中心で、じんわりと美味い。よくある温泉宿の晩ご飯、冷えたエビの天ぷら、小さな陶板焼き、ドリップが出てしまったマグロの刺身、ってものとは一線を画してます。地味にちゃんと美味いご飯、という感じですな。ちなみにここ、とてもボリュームがあるらしいんですが、今回奥様が選んだプラン「美味少量」だったかな、そういうプランらしく、あまり大食いしたくないウチとしては、ちょうどよい量でした。それでも、おひつに入ってくるたくさんのご飯は食べきれませんけどね。

 お部屋の方に戻りますと、隣の部屋のテレビの音が聞こえます。これはちょっと減点。民宿かよって突っ込みます。朝ご飯も、じんわりと美味い系です。確かにご飯は美味しいなあ。

20170105_101412_p1010171 これといって何もない秩父の山村にある赤谷温泉、やはり何もなくて身をもてあます、というのがいいのでしょうなあ。することがないと、よく眠れます。10時間くらい、寝てしまいましたよ。朝風呂の後は、近所のお寺さんに初詣をして、秩父市内でお昼ご飯。何しろまっすぐ帰ったら、昼前にはウチに着いちゃいますからね。どこで飯を食おうかなあ、と。



3_3 秩父と言えばわらじカツ丼。そして最近ではみそ豚丼です。というわけで、見晴らしのいい丘の上に立つ秩父炭火焼きちんばたのみそ豚丼とわらじカツ丼。どちらも900円。みそカツ丼は炭火で焼かれた豚肉が香ばしく、脂の旨みが際立ちます。わらじカツ丼は細かい衣がさっくりと揚がり、あっさりとした醤油ダレで、軽くサクサク進みます。

 まあね。ウチから言うと近所なんですけどね。まあね、こういうのでいいのかもしんないですよ。

2017年1月15日 (日)

サイクル道にゆるポタがあるのなら山岳道にゆる山があるのだよ 八ヶ岳しらびそ小屋

0011c60e450d4b4ca1d6ddceaadda092 ということで。雪の八ヶ岳に行って参りました。誤解を招かないように念を押しますと、八ヶ岳に行ってきただけです。登りません。ここ大事です。北八ヶ岳しらびそ小屋の朝食を食ってくるだけの歩き。そういうことで。

 我が家的には、山のリーダーは奥様であります。以前も申し上げましたけど、覚えている人がいるとは思えない。ので、もう一度言います。奥様は、もともとスポーツなどに一切縁のないインドアの人であり、未だに体力的にもインドアに毛の生えた程度のレベルであります。ということで。この冬の計画としては、もともとは別の山を歩く予定でした。ところが奥様の作った計画を見ると、夏山のコースタイムで4時間15分。となると、まずコースタイムより1時間もともと遅い我々は、冬山となると更に1時間見なければならない。6時間コースです。夏山の6時間でなく雪山の6時間は、我々にはかなり厳しい。

 それはちょっと厳しいだろう。いくら奥さんの荷物を軽くしても、歩くのは自分の力で行ってもらわなければならない。かつ、私ももう無茶の効く年頃ではない。いざというときに奥さんを背負うのは無理です。ほんとにこれで行くの、と尋ねましたら、1日悩んだ後で、止める、ということになりました。

 しかしね。それはそれでつまらないだろう、と。天候も安定している。装備もきっちり揃っている。少しでも歩けるといいよね、ということで、紆余曲折ありましたが。目的地を北八ヶ岳のしらびそ小屋に変更して、稲子湯からのピストン一泊、ということにいたしました。ここなら、夏場2時間程度、冬でも3時間もあれば行けるだろう。と。完全にハイキングモードです。

20161230_150754_pc300047 しらびそ小屋は、山女子的に人気の小屋ですが、このアクセスの良さが災いして、逆に泊まりどころがよくわかりません。つまり、縦走に使うには登山口から近すぎるんですよ。以前、本沢温泉に行く途中で休憩に使ったことがあります。八ヶ岳山中のみどり池の畔に立つ小さな小屋。屋根から白い煙が立ち上り、木々の間をリスが走る。とってもポエム。素敵よねえ。

 逆に。だから冬。少し遅めの出発をして一泊して帰ってくるのにちょうどいい。しらびそ小屋に泊まる、という目的ならば、冬はちょうどいい。かも。かもです。

 さて。たかがしらびそ小屋ピストンですが、雪山を舐めると死にます。同じくらいの雲取かなんかで滑落死亡事故、ありました。ほとんど無雪だったようですが、斜面を横切って流れる沢が凍結していて、足を滑らせた。救助に出た人も同じ場所で足を滑らせて滑落した。2名ともなくなったそうです。アイゼンがなかったのではないか、と思います。無雪でしたら、やむを得ません。沢を横切るためだけにアイゼンを付けるのは現実的ではないです。しかし、始めから雪のある場所に行くと判っているなら、アイゼンは必携です。

20161231_101942_pc310083 というわけで、ひさしぶりにブラックダイヤモンド セラック プロ12本爪の出番です。本当のことを言うと、このレベルなら12本爪はいらないだろうなあ、と思います。10本、なんなら前爪のない8本で大丈夫のはず。そこが本当の山屋さんと違うところで、アイゼンと言えば、これと4本の軽アイゼンしかもっていません。さすがに4本の軽アイゼンでは、山を舐めすぎでしょう。

 さて。今日の行程は稲子湯からしらびそ小屋までの3時間。となると2時頃に小屋に入るとして、11時頃に稲子湯をスタートすれば十分。年末の帰省渋滞の中、のんびりと家を出たのは午前7時。うちから稲子湯まで普段なら3時間を切るはず。余裕です。

 稲子湯駐車場に着いたのは午前1030分。のつもりだったんですが、実はついたのはみどり池入り口駐車場。パイオニアのサイバーナビ君がここだといったんで、まあいいんですけど、みどり池入り口駐車場だとトイレがない。仕方ない、少し前にコンビニに寄っていたので、後は耐えるだけです。駐車場はほぼ満車状態。10台程度の余地しかないので、停められるかどうかは運次第ですね。幸い入れ替えになる一台がちょうど出たところだったので、車を入れることができました。

20160731_100752_p1000096 みどり池入り口駐車場には、冬山登山に注意を促すために長野県警のおまわりさんが来ていて、早めのアイゼン装着を勧めてくれました。確かに、歩けなくはない雪の量ですが、先日の雨のせいで、10cmほどの雪の層の下は氷です。気温が低いので締まってはいるのですが、斜面となるとアイゼンを付けた方が安心な感じですな。慣れた人なら、アイゼンもいらないのかもしれませんが、年寄りは早めの対策を取ります。足は重くなりますが、滑らない安心は大きい。

20161230_110718_pc300014 気温は-5℃くらいですが、日が出ていて風もないので、歩き出して小一時間もすると、アウターの中が汗ばみ始めます。アウターを脱いで歩き続けます。途中、買ってきた菓子パンで補給をします。冬山での補給食は水分の多いものはむきません。凍ってしまいます。以前、板チョコ入りのクロワッサンを食べようとしたら、チョコが固まって、文字通り板のようでした。とはいえ、この程度の気温なら、そこまで気を遣わなくても大丈夫でしょう。2時頃までには小屋に着きたいし、身体を冷やしたくないので、立ったままの補給です。

 今回は冬山と言っても、雪はそれほど多くありませんし、踏み跡もしっかりついているので、道に迷うことはありません。そういう意味では、この辺りまでなら低山とそれほど変わらないと言えなくもないです。とはいえ雪の量次第なので、しらびそ小屋までなら大丈夫、とも言えません。

20161230_151052_pc300051 20161230_132215_pc300040_2    歩くこと3時間、午後2時、しらびそ小屋に到着です。池の畔にたたずむ味わいのある小さな小屋です。当然のことながら、アイゼンは小屋の入り口で外します。お年を召した奥様とご主人がいらっしゃいます。この日は宿泊客が少ないということで、息子さん夫婦は下の町に降りているとのこと。確かに、宿泊客は我々二人と、ソロで歩いてこられた男性お一人。しらびそ小屋全体で5人しかおりません。

20161230_135927_pc300044_2 ウチは例によって個室を確保。大晦日には年越しをするたくさんのお客さんで賑わうそうですが、その前日ということで、空白の一日となったようです。コタツを置いた談話室にも3人がのんびりと雑誌をめくり、ごろごろしているだけです。窓からは八ヶ岳の山々が静かに暮れていくのが見えます。コタツの中の練炭が出す熱を感じながら、ビールでも飲んじゃお売ったかなあと一杯やります。夏の山小屋だと、この夕刻に外に出て、生ビールを飲みながら、後から上がってくる人を眺めたり、暮れていく山の峰峰を眺めたりするのですが、コタツに入ってのビールもいいもんです。ばあちゃんのウチに来たみたい。同宿の男性は、寝っ転がってるうちにいびきをかき出しました。

20161230_172018_pc300057 夕食です。普段だと山小屋のご主人と一緒に卓を囲む、などということはないのですが、この日はなにしろ5人。われわれが食事をしてる横でご主人夫婦も、一緒に食事をしています。ご主人が、これ飲んでいいよ、と赤ワインのパックをくれました。普段やってるサービスかどうか知りません。1/3ほども残っていたワイン、ありがたくいただきました。奥様は濁り酒などたしなんでいたようでございます。


それにしても、この日のアジフライ大変美味しゅうございました。山の中だから、むしろ冷凍アジフライなんか使えなくて、荷揚げしたばかりのアジを使っていたのかもしれませんな。アジフライは八ヶ岳山中しら鼻祖小屋に限る、と。いつもあるのかどうかは、知りません。

20161230_134311_pc300043_2 流しは、天然水。凍らないようにちょろちょろと水が流れております。トイレはバイオトイレ、とは言いましてもね。冬場は微生物が働かないので、バイオ休止中みたいでした。トイレットペーパーも流せないので、ゴミバケツに溜める方式です。が。冬だけに、あまり臭いもなく、まあ耐えられます。苦手ですけどお。個室はこちら。4人くらいは泊まれるようです。しらびそ小屋の個室はここだけです。大晦日ではとてもこんなにのんびりとはいかないんでしょうね。

 夜の8時には消灯ですが、夕飯を食ったらすることもないので、とっとと眠ってしまいました。

20161231_065653_pc31006320161231_072333_pc310069 そして朝。しらびそ小屋名物の厚切りトーストの朝食です。と言っても、知る人ぞ知る話ですが、このトースト朝食は予約をした人だけが食べられるスペシャル朝食。スペシャルなので、早出の人は食べられません。午前7時からの提供です。外がさっくり、中がしっとり、バターを塗ったパンに自家製のジャムを塗っていただきます。窓の外にはリスがやってきて、木立の周りを走り回っています。西の峰には陽が当たり、輝き始めます。空気がしんと冷える中、ストーブの中で燃える音が聞こえます。

 ってね。まあロマンティック。しかしですねえ。いや美味いですよ。美味いですけどね。言うたらなんですけどね、おっちゃんには特別そんなトーストに思い入れないですしね。厚切りトースト、こんなに厚いトースト、普段から朝食には食わんですからね。ちょっとねえ。量が多い。山小屋の薪ストーブで焼いた厚切りトーストというロマンティシズムがなきゃあね、まあ普通に美味しいトーストです。過剰に期待してはいけません。普通に美味いです。でも量が多いです。すみません、ひねくれてて。すみません、すみません。汚れちまっているんですよぅ。

 ロマンティシズム破壊の現実派おっちゃんとしては、この後、薪ストーブでご主人が使用済みトイレットペーパーを焼却するという、現実的な作業をしていたことも報告いたしましょう。

20161231_095003_pc310077 とはいえですね。うちのようなへたれな山好きには、冬山の雰囲気を楽しめるいい山小屋です。都会の喧噪に疲れたとき、冬山のアイゼンの練習をしたいとき、リスさんを眺めながら厚切りトーストを食べたいとき、訪れてみてはいかがでしょう。おじさんはこの日、何十年かぶりに10時間眠ることができましたよ。

2017年1月 5日 (木)

千葉県かずさオートキャンプ場でグラマラスにキャンプを楽しむ

20160801_082534_p1000212 こないだですね。「がっちりマンデー」を観てたんですが。そのときの特集が「今年の流行り物」的なキーワードだったかと思うです。で。その一つとしてあげられてたのが、グランピングです。まあ何しろこの私は、わざわざタイにまで行ってグランピングしてきたのでありますから、ほぼその道の大家と言っても過言ではない。いや過言ですけど。

でね。そもそもグランピングって何よ、ってことです。ああ、語源的なことを言えば、グラマラス+キャンピング、魅力的なキャンプってことなんですが、ええっとそれって合っているのかな、と。がっちりマンデーに出ていたのは、首都圏、というか東京と千葉の間の臨海地区にあるキャンプ場だったんですけどね。立地的には、広い駐車場に豪華なベッドが入っている大型テントを並べて置いて、中では若いパーリーピーポーたちがクリスマスイベント的なパーリーをやってるわけですよ。

 これキャンプなのかあ。いや、こうなるとそもそもキャンプって何よ、ということになるわけですが。野営。ただね、街中で野営するのは、私的にはただの野宿。テントで寝ればキャンプってことじゃねえよ、と感じてるのですな。それが正しいかどうかではなく、感覚として。野山の中にいるってのが最低条件、いや私見ですけどな。

 程度の問題を一般化して語ろうと言うこと自体に無理があることは認めます。UL(ウルトラライト)トレッキングなんてものをやってる方なんかは、テントすら持たずタープだけで野営をしてしまいます。こういう方からすると、車で荷物を運ぶキャンプなんてキャンプじゃねえよ、と言われても仕方ない。そういうキャンプをしてる人間が、都心から近い、煌々と街灯が当たる駐車場のようなキャンプサイトで、手ぶらでキャンプする楽しみを否定してはいけません。はいー、そうね。そうですよね。

20161223_135619_p1010075_2 そうなんスよ。年代による楽しみ方の違いもあるわけです。若いお人方の場合はパーリーピーポー的なこともあるでしょうよ、小さな子供のいる家庭では、そりゃテントを張るのもご飯を作るのも大事なアウトドアイベントですよ。ウチのように子供もいない初老の夫婦の場合は、敢えてテントを張る苦労はしなくてもいい、焚き火ができて、のんびり山の風を感じていられればいいのです。

ということで、今年の冬キャンプは千葉県かずさオートキャンプ場のログキャビン3。目的はだらだら過ごすこと。焚き火をすること。以上。

20161223_104545_p1010065 20161223_105425_p1010066 ところで千葉キャンプのランチは、先日のバイクツーリングで立ち寄った保田漁港ばんや。今回はミックスフライ+定食(ライス、味噌汁、お新香)1100円、奥様はマコガレイの煮付け+定食1050円。先日のお寿司より満足度は高いです。二日目のランチはもはや毎年定番となった橋本食堂。鰻重上2200円。もうね年末はここの鰻を食わんと終わらんのです。


20161224_113212_p1010116 20161224_111421_p1010115 ちなみに、かずさオートキャンプ場からは、どちらも高速経由で1時間くらい。橋本食堂さんに行った帰りには道の駅オライ蓮沼などに立ち寄ってイチゴやらお総菜やらを買うのが楽しゅうございます。道の駅に売ってるお総菜、ご飯の時のもう一品として広がりができて、とてもよいです。


20161223_140551_p1010087 で。かずさオートキャンプ場のログキャビン3ですが。ログキャビンもいろいろありましてね。ログキャビンだから大丈夫だろう、というのは甚だ危険であります。インターネッツなどを活用して、十分に施設を確認していくのがよろしい。オートキャンプ場はたいてい個人の経営ですんで、財力というか理念というかによる施設の差がすごい。大昔に止まったログキャビンは公営でしたが、小さな窓、裸電球が一個だけついたかび臭くじめじめした木の箱でした。まあ、たぶん安かったんだと思いますが、天気が悪いとくつろぐことすらできなくて、早々と撤収したように思います。

そこで。我が家のログキャビン選定の基準ですが。水洗トイレ、ミニキッチン、そしてデッキ20161223_140709_p1010092 が着いていること、これが我が家的最低条件です。まあトイレは共同でもいいっちゃいいんです。どのみちテント泊ならそうするんですから。しかし、冬場にロッジを出て遠くのトイレまで歩いて行くのは相当億劫です。トイレがあるに越したことはありません。ミニキッチンも同様の理由です。意外と大事にしてるのが、デッキです。

 雨が降っても撤収のことを気にしなくていいロッジは、相当気が楽です。楽なんですが、雨が降ったとき、ロッジの中にずっと閉じ込められている。これはですね、あかん。いったい何をしに来たのだろう、これなら高い金を払ってこんなところに来ずに、家の中でテレビ観てたらええやん、って気分になるんですよ。せめて屋根のあるロッジに出て、木々が雨に濡れる様子を眺められたら気分も違うってもんです。

20161225_093838_p1010130 20161225_093852_p1010131 で。かずさオートキャンプ場のログキャビン。まず入り口を入ったところにバスルームがあります。トイレはお風呂の更衣室兼ですが、広いので、ユニットバス的な追い込まれ感はありません。そして何よりウォシュレット。私はウォシュレット万歳派なので、これはありがたい。そしてお風呂。浴槽は昔よくあった、狭めだけど深くて、たっぷり浸かることができるタイプ。そして、トイレもお風呂もとっても清潔感溢れてます。なんつーか、おうちの延長でくつろげる感じ、と言いましょうか。ちょっと昔のおうちで暮らしてるようで、今回は二日ともここのお風呂で満足してしまいました。

20161223_140635_p1010091 そしてリビングダイニング兼ベッドルーム。真ん中にあるのはコタツ。コタツ。おお。コタツは、もう30年くらい使ってないです。猫と暮らすようになってから掃除の大変そうなコタツは撤去しました。ちなみに、ここは寝具は付いてません。ベッドもありません。リビングダイニング兼ベッドルームにあるのは、コタツ。それだけです。

 これはできれば、ベッドが欲しいところですが、まあねえ。寝具の管理って大変ですもんね。ロッジで寝具を置いてあるところは、あまりないです。ベッドの木枠があって、マットレスがある。そこらへんで御の字かなあ。マットレスがあるとないとでは、寝心地は天地の差があります。ま、しかし、ない、ということであれば、それなりの準備をしていくだけです。していくんですがあ、やっぱり硬いですよ、寝床。

 うちの場合は、まず銀マット、その上にラグを敷いて、更にフリース毛布を3枚、ふわふわ毛布を敷いて、その上にシュラフを敷きます。この上に座っているとねえ、暖かでそりゃあ気持ちいい。よし、ここで寝よう。きっとぐっすり寝られるはず。だと思うでしょう。そうはいかない。この程度では、ってか、これらの敷物だけではとても身体のアーチに合わせて沈み込むような厚みに足りず、寝返りを打ってさえ身体が痛い。今回は、備え付けのコタツ用敷き布団と掛け布団、さらに座布団まで敷きましたが、それでも硬い。座布団まで敷くと、少し楽になる感じですがね。そういうもんです。マットレス偉大。マットレスについてはもう少し改善を図りたいところであります。

 コタツがあると、布団が敷けないので、寝るときに片付けて、起きたら布団を片付けるという、日本古来の過ごし方になります。これはこれで悪くない。コタツがあると、朝ご飯をコタツで食べることができます。ミニキッチンにはカセットガス式のガスコンロがありますから、これをコタツの上に置くと、お湯が沸くのを見ながら、朝ご飯を食べることもできる。寒い冬にはいいですよ。

 あ。暖房はエアコンが付いてました。すげえ暖かいということはありませんが、寒くはない。十分です。これ、夏場もいいですよね。エアコンがあると、夏も来られます。

20161223_164905_p1010112 20161224_145835_p1010124 夜は、焚き火。当然です。焚き火と言えば、薪割り。前回紹介した薪割り斧が大活躍です。今回は古くなって柄がぐらぐらになった鉈も新調したんですが、薪が太かったので出番がありませんでした。こういう鉈が活躍するのは、小枝をはらうような場面です。これで薪を割ろうとすると、食い込んでしまって苦労するだけです。やはりここは薪割り斧。太くてなかなか燃えないような薪もぱかんぱかんと割り込んでいって、細くすることができるので、これはいい。焚き火をする方なら、薪割り斧は一本持っているといいです。

 ちなみに薪割り斧の柄は、長い方がいい。ウチの薪割り斧は持ち運びを考えて40cm程度の短い柄にしましたが、これだと思い切り振り込むことができません。下手な振り方をすると自分の脛を割りそうで怖いです。80cm程度の長さがあったほうがむしろ扱いやすい。とはいえ、そんなもんを車に積めるかあ、家の中に置けるかあ、ってのが前回薪割り斧について書いた結論の一つでしたがね。

 キャビン3の前は谷になっていて、デッキの前の見晴らしが良いのも、いい。キャンプサイトも広々としてますし、オーナーさんもとても人当たりが良い。施設のメンテナンスも行き届いている。シャワーブースも無料で使える。

 ベッドがないので、都会のパーリーピーポーには向いてないかもしれませんが、ここで十分グランピングじゃねえの、なんて思ってしまう辺り、都会の人間ではありません。

20161225_103336_p1010136 20161225_105127_p1010139 蛇足ではありますが。帰りに立ち寄ったのが、富津市にある竹岡式ラーメンのお店、鈴屋。こちらのチャーシュー麺がこれ。なんでも竹岡式というのは、醤油だれをお湯で割っただけのスープに乾麺が特徴、ということらしいんですが。えええ、スープとらないの。いやとるところもあるらしいですけど、元祖的なところはとらないらしいです。ところがね、鈴屋さんのスープ、さらりとしてはいるけど甘みがあって、しっかりとした腰がある。たっぷりすぎるくらいのスープに迫力のあるチャーシューが浮かんでます。しっかりとして、やわらかい。適度な歯ごたえが残るおいしいチャーシュー。

 こういう行き方もあるんですなあ。最近の旨味に旨味を重ねてくるラーメンとは違うけど、心に残るラーメンです。機会があればぜひ。

 そんなこんなをしていますとね。やっぱ十分グラマラスなキャンピングであるなあ、と。そういうことで。

2016年12月27日 (火)

年末なので大掃除しなきゃなの iRobot社 ブラーバジェット240

年末であります。年末と言えば大掃除。間違いありません。そういうものです。日本の風物詩であります。

 というか家事は大切。大切なんだけど、さぼりがち。てか、奥様に依存してるのは確かであります。たまにね、たまにするんだけど、たまにするのは家事じゃない、などと世の女性はおっしゃいます。そうでしょうねえ。わかってるんだけど、なかなかねえ。小学生の時から、「なんで使ったモノを元に戻さないの」って言われ続けて今に至る。

20161205_085046_p1000981 そんでも、家の中が綺麗になることが嫌いなわけではありません。猫もいますしねえ。猫、超いるしねえ。特に白猫はふわふわの毛なので、換毛期は大変です。そこでルンバですよ。ルンバ様々ですよ、ということで、三年前でしたか、ルンバ君が我が家にやってきました。ルンバ780、この当時の最高機種です。ルンバ君は週間タイマーが装備されていますので、毎日勝手に起動してお掃除してくれる。はずなんですが、これは挫折。

 問題はですね。二点。まずその一。散らかしっぱなしのフロアでは、ルンバ君は動けない。かといって、毎日片付ける気力がない。更に言うと、床に置いてあるものだけどける、ということもできるんですがね。やっぱりイスが残ってると気持ち悪い、とか、床まで伸びてるカーテンは、ちゃんと巻き上げようよ、ってことになり、結局きっちりどけないとならなくなるんです。

 第二点は、意外とルンバ君動いているとうるさいのと邪魔くさいので、人がいない時間帯に動かしたい。ゴミ捨ては二日に一回くらいしなきゃなんないんですけど、人がいない間に動かしてると、ゴミ捨てをついつい忘れる。結果、警告を出して止まってること多々あり。

 そんなわけで、結果お出かけする前に、家の中のモノをささっと動かし、ルンバ君のゴミを捨てて、ルンバ君を動かして出かける、というパターンになっております。でもね。ルンバ君凄いね。ルンバ君が来てから、ほんとうに普通の掃除機を使うことがなくなりましたから。ハンディ掃除機を時々使うくらいで。

 お掃除は楽になりました。ただね。問題は床に付着した汚れをどうするか、です。例えばですけど、裸足で歩く生活してると、皮脂が着くこともありますわね。猫もケツ付けて座りますよね。そりゃ拭き掃除しなきゃダメですが、ダメだと判っていてもなかなかできない。結構な大仕事ですもんね、拭き掃除って。まず膝をついてやんなきゃならないのが大変。ウェットシートモップを使ったこともありますが、それでも結構大変です。拭いてるウチにどんどんシートが乾いてきちゃう。ほんとに綺麗になってるのかなあ、とかね。あるでしょ。

20161215_220148_p1010033 そこで。そこで床ふき掃除マッシーンの出番ですよ。iROBOT社のブラーバ。これが出ているのはもうずいぶん前から知っていました。が、正直あんまり信用してなかった。というのはですね。もともとブラーバはiRobot社が開発したモノではなく、買収した企業の技術、従ってその脳みそも定評あるルンバと違う。お掃除パターンもなんだかシンプル。しかもお値段3万円程度。なんかねえ、おもちゃっぽくないですか。ラジコン車にモップ付けただけじゃねえの、的な感じがいたします。

 ところがです。ネットの評判がいいんですね。まあネットの評判なんて信じちゃダメですがね。特に、説明している商品を買うことができるサイトへのリンクがあったりする。ああ、こりゃダメだわ。と思った方がよろしい。○○水とかになるともう言語道断。怖い怖い。

 ま、ともかく。ブラーバ、使い物になるんかしらと思いつつ、気がつくと何年か経っております。この夏には新型も出ましたんで、そろそろ買ってみるか、と。年末の大掃除対策であります。ブラーバジェット240お買い上げであります。ところが、これを買うに当たっては、先行機のブラーバ380J 。これとの比較が必要であります。

 結論から言うとね。どっちがいい、と言い切れないです。ブラーバジェット240のこれまでにない機能、ジェットの名の通り、ときおり水をぷっぷっと吹き出して、洗剤付の専用シートで拭き取っていきます。床が水浸しにならないように、このシートには水を吸収する層もありますな。床の洗浄機能自体はジェット240が最も高い、と思われます。

 更にジェット240は、これまでの380Jに比べるとサイズが小さい。そのおかげで、狭いスペースにも入り込める。いいことずくめですな。

 んなわけはない。メリットとデメリットは裏表、コンバートであります。小さなボディは小さなバッテリ、短めの駆動時間、動作パターンの選び方も380Jより単純です。駆動時間の短さはバッテリのせいだけではないです、たぶん。水を吹き出すための水タンクの容量、拭き取るための専用シートの許容量、その辺りも関係してますね。バッテリは確かに小さいですが、逆に、逆に小さすぎるくらいなので、これをもう少し大きくして駆動時間を延ばすことは難しくないはずです。ですから、洗剤付専用シートで拭くことができる範囲によって、制限されている気がします。洗剤拭きの場合、適用畳数は12畳程度。畳ってのも、おおざっぱですけどね。

20161215_220253_p1010034 20161220_191525_p1010058 充電の方式ですが、380Jは本体ごと充電スタンドに立てるだけですが、ジェット240は本体からバッテリを外し、充電器に填めて充電することになります。小さいので、そんなに手間ではありません。

 その後の操作も簡単。専用シートを本体下にスライドさせるようにして装着。これだけでお掃除モードの選択が終わります。つまり3種類ある専用シートを入れることで、自動的にモードが決定するのです。更に、ブラーバのハンドルを持ち上げると、シリコーン製の蓋があります。これをぐにっと外して水道の蛇口からコポコポと水を入れる。ちなみに、この入り口にはゴミよけのメッシュが貼ってますので、勢いよく入れると、入りきれずに溢れます。ゆっくりね。

 あとは充電したバッテリを填めて、床に置き、スタートボタンを押すだけです。ウチのリビングはたぶん18畳くらいなので、一気にお掃除することはできません。しょうがない。半分に分けることにします。部屋のちょうど真ん中にソファを置いてあるので、いい仕切りになります。

20161220_193143_p1010059 動作の様子は、ネット検索をかけるとすぐに動画が見つかります。で、実際どうよ、ってことですよね。すっげえピカピカになる。かなあ。ワックスかけてくれるわけではないから、もともとの床にワックスがかかってなければ、ピカピカにはなりません。でも、一皮むけることは確かです。人間の皮脂、食べこぼしや猫の吐いた跡、そういうシミのような汚れがほぼ綺麗に落ちます。ほぼね。がちがちに固まってしまった何やらの汚れが全部取れるとまでは言いません。そこまで放置するなよって話ですが。ただそんなものでも、ある程度は綺麗になります。こういうものは1度使って終わり、ではないので、何度か掃除するうちに徐々に綺麗になっていく、つか「更に」綺麗になっていく、という確信は持てます。

 問題は、お掃除コストです。この専用シート10枚で1,200円。うちの場合、全部の部屋をふき掃除しようとすると3枚は使うことになるかなあ。360円。これをどう見るかですよ。加えて、一回使うごとにバッテリを充電する必要がありますから、連続させることができない。税抜き7,000円の交換用バッテリーを使えば、うん、何とかなるかも。ただこれ、充電器とセットなんですよ。単体で1,000円でも安くしてくれる選択肢があるといいのにな、と思います。なんで充電器、付ける必要があるんだろう。バッテリと充電器の両方とも無くすとか、両方とも壊す、なんて普通はないと思うんですけどね。

 さて。で、どうよ、ってことですよね。ルンバはね、ルンバはいいよ。間違いない。動作音がうるさいですけどね。その点、ブラーバは静かでいい。人によっては、ルンバとブラーバどっちを選ぶって言われたら、ブラーバを選ぶ、って言い切る方もいます。私は、どっちを偉ぶって言われたら、ルンバかなあ。

 環境によるのだと思います。ウチは猫が2匹いるので、どうしても毛が溜まります。ルンバ780のダストボックスが毎週一杯になってしまうくらいの毛の量、これがふき掃除のブラーバだけだと、大変かなあ、ってのがひとつ。もうひとつはやはりお掃除コストの問題です。毎回120円×3回分のシートが必要で、かつ3度にわけて掃除をするとなると、充電、交換の時間もバカになりません。

 とはいえ、ルンバはふき掃除ができないわけですから、から拭きシートでゴミも集めることができて、濡れ拭きシートで拭き掃除もできるブラーバの方が有能と言えば有能。でも、段差も越えられるルンバの方が、とかね。こちらを立てればあちらが立たず、のような。どっちもいいねえ的な。

 ということで。どっちも買っていいんじゃねえですか。役に立たないってことだけは絶対ないですから。おじさんの皆さん。自分のお小遣いでこれを買って、お掃除アピール。家事をやらない悪評かを金で解決。うん、大人の解決方法であります。

2016年12月19日 (月)

指先が冷たいと泣きそうになるの シマノ エクストリーム ウインターグローブ タッチパネル対応 ブラック/レッド

20161105_142141 夏と冬と。どっちが好きかってえと、圧倒的に冬です。だあってねえ。ここんとこの夏ときたら、外に出たら死ぬる。死にまする。気温が体温越えたら動いちゃダメですよ。だって体内で作られた熱が放出できないってことなんですよ。もうね、そりゃだめだわ。

 実際は、放熱は単なる熱の移動ではなくて、汗が蒸発するときに熱を奪ってくれるので、なんとか生きていけますけどね。でもね。もうね、だから夏に外でお仕事してる人って、ほんとに凄い。ってか、それは人体の不思議よね、ってことです。鍛えるって凄いなあ、と。

 しかし、たまにしか鍛えない高齢のおっさんの身体は、耐熱性能が低い。夏の昼間にロードバイク乗るってのは、命を賭けるようなもんです。オートバイもやだわ。とにかくエアコン効いてなきゃいや。だけど、エアコン効いてるウチ遊びはあまり好きではない。

 その点、冬はいいね。そりゃ寒いですよ。けど、関東近辺の寒さなんてたかがしれてます。一番寒い時でもマイナス5度いかないでしょう。0度以上10度未満。この程度ならねえ、防寒対策をしっかりして、飯をしっかり食って、しっかり身体を動かせば平気です。三しっかりですよ。しっかりさんですよ、と。はい。余計な話をしています。

 ただやはり対策はしなければなりません、ということでね。どこが一番冷えるかってと、末端なんです。手、足。若い頃は毛細血管も元気だったから、体幹から流れる熱い血潮が指先まで温めてくれました。が。これがねえ、歳を取るとそうもいかんです。血の巡りが悪くなる。昔は冷え性なんてモノの存在が信じられなかったものですが、今は確信しておりますよ。

 そこでだ。冬場のロードバイク。まず足のことから。ロードバイク用のシューズは、夏の暑さ対策としてとても風通しが良くなっています。逆を言うと、冬は超寒い靴です。そこで、シューズカバーというモノを使うのですが、これをすると、風は通らなくなります。若い人ならそれで十分。しかし、年寄りは血管が詰まってますので、風が通らないだけでは不十分です。加温です。加温が必要なのです。以前はバッテリーで温めるシューズカバーを使ったこともありますが、持続時間が短くて、ロングライドには実用的ではない、というのが、私の結論でした。バッテリも専用ですから、バッテリが切れると、重いだけの靴カバーになります。

 で、一番いいのが、白元さんのアレ。足に入れる携帯用カイロ。これなら一つで4時間以上、保温してくれる上に、予備を持ってもたいした荷物ではありません。もうこれしかない。という感じですね。ちなみに、靴に入れるときは足の裏側ではなくて、甲の側に入れる方がペダルを踏み込んだときの感覚を邪魔しません。

 さて。で、問題は手なんですよ。手はね、足より暖まりやすく冷えやすい。ような気がします。つまりね、手を出しっ放しにしてると、あっという間に冷え切ってしまいますが、身体を動かせば、足よりもずっと手先の方が温かくなる。時には掌にびっしょりと汗をかくほどです。これが問題です。

 ロードバイクのライドに出るときは、まあ短時間、12時間なら問題はないんです。気温にそれほど差が出ない。しかし100kmも走ろうかと思うと、5時間や6時間はすぐに経ってしまう。ということは。ですよ。朝の7時に走り出して、休憩を入れて2時過ぎくらいに帰ってくる。時には帰り道で行きつけの自転車屋さんに寄ったりすると、帰りは真っ暗になります。これをですね。温度の変化を追いますと、こうなります。(頭の中でイメージして下さい。)

 えっと。イメージでは共通理解ができないんで、文章で伝えます。朝6時、気温3度。朝7時気温6度、朝10時気温9度、お昼気温14度、帰り道気温7度、というような、たとえばの話ですけどね。つまり朝と昼とで10度違うのは珍しくないわけです。運動中に10度違うと、そうとう暑い寒いの感覚も変わってきますわね。朝の気温に合わせた服装、手袋だとお昼には汗だくになる可能性がある。そういう難しさがあるわけですね。

 自転車屋さんにおいてある手袋だって5度対応と15度対応では全然厚みが違います。5度対応の手袋で日中走るのは無理。汗だくになる。かといって15度対応の手袋では、あっという間に凍えて走る気力も失せる、ということになるので、ジャージのポケットに予備の手袋突っ込んで出かけることになるんですが、特に5度対応の手袋ってかなりかさばるんですよ。

 更に言うと、私は0度対応の手袋で気温5度の条件で走っていても、指先が凍えるのでオーバーグローブを使ってます。んで、となると日中の暖かい時間帯は、背中のポケットが手袋でぱんぱん。加えて、ウィンドブレーカーなど突っ込んでいた日にゃ、もう大変なことになります。

20161208_192532_p1010009 そこで、今回購入したのがこれ。シマノ エクストリーム ウインターグローブ タッチパネル対応 ブラック/レッド。長えな。とにかく。0度から-10度までの対応。これまで使ってたパールイズミの手袋は0度対応だったので、それより更に温かい。しかしね、そこまで温かいとなると、オーバーグローブがなくてもいいとしても、昼間の暖かい時間帯が大変なことになるんではないの。そこです。問題は。

 このシマノのエクストリームウィンターグローブは二層構造、つまりインナーとアウターになっています。実はこれだけなら昨年までのモデルにもありました。今年のモデルはちょっと違います。昨年のモデル、インナーグローブがいかにもインナーって感じで、単体では使えないものでした。見た目からして、手袋を裏返したような、縫い目が表に来るような感じで、単体使用しているとほつれてきそうな感じです。ちょっと買うのをためらってしまいます。

20161217_130713 ところが今年のモデルでは、インナーグローブが普通の薄手のグローブのようになっている。こうなるとインナーグローブだけでも使用できますし、アウターだけでもできる。もちろん組み合わせると寒さ対策最強、ということになるんですね。実は去年の冬にシマノのバイヤーさんが自転車屋さんに来たときに話を聞いていたのです。待ちかねておりました。

 で。実際に使用してみます。使用したのは気温3度くらいのナイトライド。お日さまの恩恵は全くありません。この気温だと、これまではオーバーグローブ必須でした。今回は敢えて使ってません。1時間ほどの使用ですが、指先からじんわりと寒さが伝わってくる感じはあります。が。冷たくはありません。身体が温まってきたときにちょうど良くなる感じです。日中にアウター、インナー単体で使ったことはまだありませんが、当然温度調節はできるでしょう。

というわけで、朝3度、日中16度のロングライド。日に照らされるところでは汗をかき、山の中の北斜面では凍えます。が、現実的には気温に会わせて脱いだり履いたりは、やっぱりしません。めんどくさいんですよ。でもまあ、いざというときには調整できるってのは、気が楽です。

あ。めんどくさいってんで言えば、ふつうに付け外しするときも、やっぱり少しめんどくさい。二枚一気に脱ぐことはできますが、装着するときにはインナーグローブをつけて、アウターを着けるという手間がかかります。二枚重ねて、というわけにはいきません。

20161217_130631 スマホ対応になっていますが、あまり敏感ではないです。もともと手袋が二重になっているので、細かい操作には向いていません。また二重になっている分、指先に余裕を作っているのか、少し長めです。そのせいで、感圧式のガーミン800をタッチしても、圧が足らないのか反応は弱いです。いやもしかしたら、私の指が短いだけかもしれませんな。個人差があります。はい。

 とはいえ、そういうものを操作するときは手袋を外せばいいわけですし、手袋としての機能面で十分に満足しています。後は耐久性と入手性ですね。耐久性はわかりません。しばらく使ってみましょう。入手性と言うことでは、このグローブもシーズンもののご多分に漏れず、シマノはシーズン前に精算した分以上の在庫を持っていません。私が買ったのは12月の頭でしたが、もうほとんどのお店では在庫がはけてしまっています。特にMサイズが残っている店は少ないので、欲しい方は急いだ方がいいと思います。

 お値段的にもパールの半額、とまではいかなくても2/3程度の値段で買えるシマノ エクストリーム ウインターグローブ タッチパネル対応 ブラック/レッド、長えな、はなかなかの優れものではないか、と考えている次第であります。ま、しかしこういうものは使い込んでみないと何とも言えない部分はありますな。

2016年12月11日 (日)

冬ツーリングで千葉を目指す Heatec電熱ベストとKIJIMAグリップヒーターGH07

20161126_110034_p1000908 11月の雪の後の金曜日。働く日々に疲れて休暇取っちゃったぜえ。できればロードバイクのロングライド。しかしねえ。雪の降った後の山は、大変なことになっています。特に北向き斜面。ロードバイクの細くてつるつるしたタイヤで走れるモノではありません。ないはずなんですよぅ。Twitterでフォローしてる何人かは、調査と称してロードバイクで上っておりましたが。正気とは思えん、てか身体能力が半端ない。普通はそんな路面でバイクをコントロールできません。普通の人は止めましょう。

 ということで、晴れていたんですけどねえ。諦めてMT-07でツーリングに出かけることにしました。正確に言うと、ぼっちツーリングです。ぼっちですが、なにか。ということで、行き先は千葉です。房総半島を目指します。何故に千葉、といいますと、まあそういうもんらしいです。首都圏から日帰りツーリングと言えば伊豆か千葉か。魚が食えますからね。千葉です。千葉に飯を食いに行く、と思えばよろしい。千葉に行くと安くて美味い魚が食えます。千葉です。うん。

20161126_110944_p1000912 で、だね。雪が降るような季節だから、当然寒いわけですよ。冬場に車で走っているときにオートバイを見ますけどね、普通に走っています。しかしね、吹きっさらしの中走っているわけですから、寒くないわけがない。一般に山を歩くとき、風速1m/sにつき体感温度は1℃下がると言われてます。オートバイは50km/hで走ると、分速で、えーっと。分速833m。ってことは833℃下がります。死にます。ありえねえです。

 まああれは山歩きの時の近似値を求めているだけですんで、実際にはそんなに下がりません。でも10℃違ってもおかしくはないです。でね。つまり寒いんスよ。そこで防寒対策をしっかりしておかねばなりません。

 大事なこと、その一。体幹を冷やすと簡単に凍死します。真夏に地べたで寝ていると凍死することがあるそうですよ。大事なこと、その二。手足の末端は毛細血管が細いので、簡単に冷えます。

20161021_213747_2 つまり体幹と末端。両方暖めろってことね、ってことです。ロードバイクで走っていても、手足の冷えは辛いよね、ってことで。オートバイに乗り続けるに当たって、防寒対策はもう万全を期すことにしました。まず最初はウエアですが、ここから冬用にしていきます。選択したのはクシタニのEワークウォームパンツとウインターアーバンジャケット。まあウエアは好みもありますんでしょうが、私はあまりこだわりがないので、メーカー的にわかりやすいクシタニで。手袋はRSタイチの冬用グローブ型番不明。

 ただこれだけでは、噂に聞く真冬の極寒を耐えられないのではないか、と。想像します。手袋もそんなに厚手ではありませんしね。そこでまずグリップヒーターなるものを導入することにしました。グリップに電熱を通して、指を温めようというモノであります。まあ調べていきますと、最強はカバーじゃないかってのが通説であります。ほらスーパーカブに乗ってる農家のおっちゃんがハンドルに付けてる三角のあれ。あれね。

 うん、わかるけどね。わかるけどそれなし。かっこ悪いし、それに手元が見えないのはイヤなの。手元をハンドルで縛られているようでイヤってのもあります。だからグリップヒーター。これも調べればいろいろあるんですな。すげえ安いので3000円とか。こういうのはまき付け式、と言って、電熱のシートを今使ってるハンドルに巻き付けて使うモノですが。これってなあ、ハンドルが太くなりますし、見た目の処理のアバウトさがイヤ。すっきりいきたい。

20161120_153102 となるとグリップ交換タイプ。グリップ自体の中に発熱体が仕込まれているモノと交換するのです。たまたまそんなことを考えながら2りんかんの店頭を眺めておりますと、KIJIMAというメーカーのグリップヒーターが目に付きました。他より圧倒的に高価な15000円超。おお。なんかすごい。何が違うんだろう、と思って見てみましたら。他のモノがコントローラーが別体式になっているのに対して、これはグリップの内側にスイッチが組み込まれています。つまりグリップを交換した後、とってもすっきり。よし、これで行こう。と。

 ん? 交換の仕方っすか? えーっとですねえ、この箱を持って、レジのところに行き、お姉ちゃんに「これ作業してもらっていいっスかあ」って言うと、2時間くらい後には完成します。作業手数料込みで2万円ちょっと越えたと思います。いいんです。交換する技術持ってないし、休日に仕込む根性もないし、いいの。電気系統をいじるのも怖いから、プロにやってもらう。いいの、もう人生の残り時間は限られているんだから、おっちゃんは金で解決できることはお金で解決するの。はい。そしてこう。とってもすっきり。スイッチを押すとLEDの表示が青から赤まで5段階に変化します。

 よし。と。でもね、まだ不安。最近はもうウエアも電熱ウエアが常識らしいよ、ということで、電熱ウエアを探します。いろいろありますが、HEATECってメーカーがずいぶん広告打ってます。広告打ってるからエラいって訳じゃないけど、まあなんとなくねえ、なんとなく。で、お値段を調べると。そうするとですねえ。上下で約6万円。ろ、ろくまんえんんん?

 えーっとね。お金で解決する手段をとるのは、いかん。そんなねえ、金に任せて何かをするなんてのは、趣味の醍醐味を捨てるようなもんですよ。安易。うん安易です。趣味ってのはねえ、うん、手元にあるモノで工夫してだねえ。うん。それでこそ漢(おとこ)ってもんですよ。ねえ。

20161119_194014_p1000872 Hitekku 工夫することにしました。ヒートインナーベストって製品がありまして、ベストだけにジャケットよりもかなり安い。とは言っても17800円くらいするんですけどね。安い楽天でも15,000円くらい。うううう。そうだ楽天ポイントを使おう。工夫してるでしょ。楽天ポイントを使って、約1万円。この辺りはそれぞれお手持ちのポイントによりお値段は変わってしまいますので、ご了承下さい。

 こいつのいいところは一般のUSBモバイルバッテリーを使えることです。使用時間はこのようになっております。まあ要するに大きいバッテリーを使えば1日は余裕でしょ、と。

 足。靴の中。これはねえ、もうアレですよアレ。白元さんのアレ、足のつま先用のホッカイロ。これなら1100円程度。ワークウォームパンツのアンダーにキャンプで使うヘビーウエイトのタイツ。さらに冬山登山装備のオーバーパンツもありますんで、こんだけありゃ乗り切れるだろうと、踏んでます。

でね。ようやく千葉に行くことになったわけですが、もう項があまりない。肝心の使用感を例によってはしょります。ウエアリングですが、上半身、速乾性の長袖アンダー、冬山用の起毛中間着、そして電熱ベスト、クシタニのジャケット。下は冬山用アンダータイツ、クシタニのウオームパンツ、オーバーパンツ。気温10℃。

 電熱ベスト電源オンっ!えっとね、えっとね、暑い。てか電源入れなくても暑い。第一上半身着込みすぎてパツンパツンです。首が回らねえ。早速ベストを脱ぎました。こんで十分。十分温かい。日差しもあるしねえ。クシタニのアーバンジャケット、アウターとインナーの二重構造になってましてね。このインナーが相当に暖かい。これと電熱ベストを合わせるのは、もっともっと気温が低いときになりそうです。

20161120_155829 グリップヒーター。これはいい。スイッチがウィンカーの横になるせいで、始めは間違えて触ってしまったりしますが、慣れれば大丈夫です。ただね、手袋にも寄るんでしょうが、風に当たる表側が凍りそうになり、裏側がHotに溶け出す、的なあ。強制解凍モード的な感じはあります。かなり電気を食いそうですが、エンジンを切ったときには1度リセットされて電源が切れた状態になるので、スイッチを入れっぱなしでバッテリーを放電させてしまうってことは、なさそうです。それになりより見た目がスマート。

 電熱ベストはもっと寒くて必要になったときに買えばよかったかなあ、と思うんですけどね。こういう季節モノはシーズンの始めに作ったまま在庫なくなれば終了、というパターンを採りますんで、しょうがないかもなあ、と思います。

20161126_122613_p1000926 20161126_124612_p1000930 ということで、千葉は鋸南町漁協直営食堂ばんや。食べログ3.58の高評価のお店ですんで、詳しくは食べログでねっ。平日でも大混雑よ、と。ひとつ言えるのは、ここお寿司屋さんではないので、お寿司は頼まなくていいかなってことです。これ寿司ロボット君の握りだよねえ。素直に煮魚焼き魚食った方が幸せかもです。

2016年11月27日 (日)

ロングライドに行こう たぶん③ 鶴峠なんて知らんよ

ちなみに、この記事のライドに出かけたのは、11月の始め、まだ暖かい頃でした。

20161031_122504 さて。風張峠を抜けて少し上ると、見晴らしのいい駐車場につきます。月夜見駐車場、というんですかね。ずっと下の方に奥多摩湖が見えます。ふうん、ずっと下の方ねえ。ふうん。

 気がつきました。私は何となく、奥多摩湖と奥多摩周遊道路の位置関係を誤解しておりました。奥多摩周遊道路を上りきった山の頂上に湖が広がっているのだろう、と思い込んでいたのです。ってことは、奥多摩湖の周りまで行くということは、ここからあそこまで降りていく、ということであるのですね。

 ダウンヒル、苦手というか好きではないんですよ。寒いから。そういえばこの日、予報では気温18度くらいまでは上がるはず。とはいえ、都民の森から風張の辺りは曇っていたせいで気温10度前後、登りにはいいけど、下りには辛い気温です。んー、しかししょうがない。奥多摩湖に行くのだからして、降りましょう。

 少しまた晴れ間も見えてきて、気温も少しだけ上がった気がします。かなりの急坂を一気に下ります。

 ここの時点で既に時間は午後12時を回りました。距離にして80kmは越えたかな。ってことはですね、休憩を入れて5時間くらい走ってるわけですね。休憩を除くと時速20km/h。うむ。理想的なゆるポタ。しかしですね、そうなると帰るのにも5時間くらいはかかるわけで、うん、まあいいか。そういうこともあろうかと、VOLT800装備してきました。

 秋冬は日が落ちるのが早いので、ライト必携であります。ライトがあれば、ゆとりを持って行動できます。

 しかしね。一番短い距離で戻ろうと思ったら、奥多摩湖周りはトンネル多発の青梅街道側を通ることになりますな。これはイヤ。となると、来た道を帰る、のが早いんでしょうが、今下りたばかりの急坂を上る根性がない。とすると、当初の予定通り山梨側に回って甲武トンネルを抜ける道、ここしかないな、と。なんとなくですね、奥多摩湖から降りる一方的なイメージで走り出しましたが、すぐにその幻想は破られました。山梨側と東京側、間には三頭山、丸山、生藤山、陣馬山をつなぐ山脈があるんです。

 つまり、奥多摩湖一帯がこの辺りの山域からすると凹んでいるんですよ。いずれ上らにゃならんのです。

 奥多摩湖を抜けるとすぐに上りがやってきました。国道139号線から県道18号線に向かう途中に、原始村たらいうなんかわからんほうに抜ける村道があります。これを使えばショートカット。うん、行け。でね。ショートカットってのは同じ標高を上る場合は、斜度がキツくなるのよ、って話です。

 ぐががががって坂が出てきます。もう忘れましたが15%くらい。たぶん。てかね、風張峠でかなり足を使っちゃってるんですよ。なんかもう回らん回らん。だいたい80kmも走ってのこの坂ですからね。スタンディングとシッティングで、休み休み行きます。が、ここはもうやっぱり「足をついたら負け」根性が出てきます。なんか理由がないと休みにくい。とはいえなんとかなっているのは、コンビニ休憩、都民の森休憩、駐車場休憩が効いているんでしょう。ひたすらにストレッチしてるのもいいのかもしれません。

20161031_132415 何も考えられないって状態ではなく、坂を上っている自分がいることを楽しんでいます。とは言ってもそろそろ休みたい。なんか食いたい。と「そば」の幟が何本も立っています。原始村、とか。蕎麦が食えるならなんでもいいや、と思って立ち寄りますが、月曜定休。はいはいそうでしょうよ。月曜日ですからね、空いている分、何かは犠牲になりますよね。補給食の羊羹とソイジョイを食って我慢しましょう。

 自転車で坂道を上り下りして、トータルで得た高度を、獲得標高と言います。これは総走行距離のように、どんだけ走ったかの指標になります。私が普段走っている奥武蔵の山の中練習だと1300mから1800m程度。で。すでにここで走行距離100kmになろうとしており、かつ獲得標高も1700mを越えています。

 なんで100kmも走った後にこの坂が続くかなあ、等とつぶやきながら、サディスティックな快感が押し寄せて参ります。使い切った脚をいかにして騙して回すか、攣りそうになる筋肉をいかにして誤魔化すか。低レベルの戦いが続きます。

20161031_1353461 村道を抜けて、県道18号線に入ります。が、相変わらず坂はキツい。もうあほみたいに坂が続きます。あほみたいに坂が続く中、バス停があります。鶴峠、と書いてありました。こんな峠上る予定がなかったんだけどなあ。でも。よっしゃ、峠。ここからは下りが続くはず。ずっと下りが続くはず。確かに快適な下りが続いております。標高差の判らない地図を見ている限り、甲武トンネルまではきっとこれで行けるだろうよ、峠から下りているんだからな。

 そんな甘い話はございません。上野原市に入り、県道33号線に乗ると、再びの坂。もうね、また坂かと、既に獲得標高は2000mを越えました。回らんよ、脚は。見上げると九十九折り。見上げると坂。

 更にこの先に甲武トンネルが待っておるのです。トンネルぅうう。時間は午後3時になろうとする頃でしょうか。シッティングとスタンディング。脚が売り切れてるぅ。やっぱりここは、足をついたら負けです。でも、今回は休憩はあり。休憩って決めて足を止めるのは自分の決断だから、これはあり。上りきれなくて足をついたら、それは負け。そういう自分ルールで、見晴台的なところを見つけて、数分の休憩をします。

20161031_153119 更に上り、トンネル。ただですね。今回33号線に入ってからほとんど車に追い抜かれていません。10分、20分に一台通るか通らないか、という交通量。これならば、トンネルに入っても問題ないかもしれないね、と淡い期待を抱いて、だけども当然、テールライトとヘッドライトを点灯して、トンネルに入ります。

 甲武トンネル、中はそう暗くもなく、狭くもなく、しかも車が一台も通らないので、走りやすいことこの上ない。が。普段、こんなわけはないですよね。土日に行く皆さんは、あまり期待しないで下さい。

 檜原村に戻った頃には、もう暗くなりかけていました。VOLT800があるから気楽ぅ。慌てずのんびり帰ればいいんですから。備えあれば憂いなし。これがMOONのライトのようにバッテリ別体式のライトだと、大仰だから付けるの面倒くさいな、なんて思って付けてこなかったかもしれません。そういう意味でもコンパクトで明るいライトってのは、いいです。

 青梅市に戻った頃はすっかり真っ暗。まあのんびり帰りましょう。朝、寄ったセブンイレブンでおにぎりを1個買って食べます。

 うちに帰ったのは午後6時を過ぎた頃。朝7時半に出ていますから、11時間外にいたことになりますが、走った時間は9時間半くらいですか。よく休んで、よくストレッチをして、ちゃんと補給をしたので、全身へろへろってことはありませんでした。走行距離は150km、獲得標高2581m。こんだけ走ったのは久し振りですが、疲労はそれほどでもないです。やっぱりねえ、楽しく走るってのが大切なんですな。またやってみようと思いますもん。200kmくらいなら行けるな、と。体力自体は以前より落ちてるはずですが。それでもできることはまだまだあるんだな、と。

 だんだん寒くなってくるので、山を走るのは厳しくなりますが、うん、まあね無理をしないで楽しんでいきますよ。誰と比べても仕方ないですもんね。自分の人生、自分の自転車。

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