G.W.キャンプ③ キャンプで喰う
今回はあんまり喰ってません。いや、そりゃ喰うけどさ。山のキャンプ場、喰い物はねえ、今一つ華がないですよな。野菜好きなんですけど、葉っぱの種類が覚えられなくて山菜採りはできないし、獣肉を獲って喰うっちうのも無理ですわね。その点海沿いのキャンプ場はいい。ちょっとした町なら必ず魚屋はあります。肉と違って地物の魅力があります。
肉もねえ。名産ちうかブランド肉みたいなものはあるんですけど、わからんです。オージービーフと和牛なら区別はつくけど近江牛と米沢牛の区別が付くか、っちう話です。まして焼き肉のたれみたいな濃厚なものを付けて、どんだけ違いがわかるのか、と。旨いソーセージは旨いソーセージ。でも、ここでなくても手に入るよね、みたいな。
その点、魚はいい。太平洋側と日本海側、明らかに魚の種類が違うし、太平洋だって磯と沖とではまた種類が違う。千葉辺りの漁港近くのキャンプ場なんて、もうなんつうか楽しくて楽しくて。
ただ。キャンプ場自体は山が好き。ここがね、困ったところなんです。
ま、とにかく。山に行ったときは、メニューに結構困ります。とりあえずはバーベキューつうか焼き肉はします。でもビーフより豚のほうが多かったり、肉よりはむしろ野菜が多かったりしますけどね。
で、役立つのはスノーピーク焚火台L。こいつの上で炭をおこして焼き肉をします。これの優れているのは、炭と食材の位置を簡単に変えることができる、ということです。炭の火力が強すぎるときは、網を火から遠ざけますし、逆に強いときは炭のギリギリ近くまで降ろせばいい。焚火台ですが、バーベキュー台としてもかなり使いやすい。
ま、そうでなくてもキャンプの最大の楽しみは焚火であるってくらい、たき火は楽しいんで、必需品と言っても過言ではない。
で、だね。忘れた。今回、焚火台を持っていくのを忘れた。なんか車に荷物を積みやすいなあ、妙に荷物のおさまりがいいなあ、と。思ってたんですよね。パッキングの技術が向上したなあ、と微妙にうれしかったんですな。これが。
今回ねえ、キャンプに行く前の日の遅くまで、ほんとにギリギリの状態が続いていたんですよ。チェックをする間もろくにない、みたいな状態でねえ。
現地で荷物をほどいていて、テントを立てて、やっと気付きました。もうね、凹みましたよ。一瞬取りに帰る、とか思ったんですけどね。冷静に考えると無茶です。ゴールデンウィーク渋滞の中、片道4時間、渋滞に確実にはまることを考えると往復10時間。取りに帰る途中で自己嫌悪で自爆して果てること間違いないです。
ただね。今回行ってるキャンプ場、今時珍しい直火OKのキャンプ場なんですな。まあ、なんとなく抵抗があって今まで直火をやったことはなかったんですが、さすがに背に腹は代えられない。まあキャンプ場推奨ではありますしね。
ただね。焚火で焼き肉は難しいですな。炎が出てると肉が炭になる。熾き火にしてってのが筋ですけど、コントロールが難しい。ってなことで、レンタルのバーベキューグリルを借りることにしました。実はバーベキューグリルを使うのは初めてです。
しかし、これはけっこう難しいなあ。慣れてないっつうことが最大の問題でしょうけどね。普段の焚火台L+炭床+バーベキューグリルの場合に比べて使う炭の量が多い。少なめだと焼き網が遠すぎて、火が通るのに時間がかかります。それが本来のバーベキューと言えば言えるのかもですけどね。煙で炙って香りを付けるちゅうもんらしいですわね。でもいい。とっとと焼いて食う焼き肉でいいです。
でね。次に空気の抜けが悪いのか、炭の熱量が低い。焚火台を使ってるときには、炭の燃え残りが出るようなことはありません。焚き火台L、意外と燃焼効率がいいと思います。意外なのかな。当然なのかな。ただやっぱり圧倒的に重いですよね。腰が抜けそうなくらい重い。次回は忘れないようにしようと思いますけど、まあしかし、重いなあ。
今回作ったものの一部です。写真を撮るのを忘れたものがあって、実はそれが一番お気に入りのメニューでしたけどな。うどんや冷や麦などは乾麺で持って行けるので便利ですが、冷や麦と違ってうどんを茹でるのは相当時間がかかりますんで、余裕のあるときだけにします。焼きそばはキャンプの定番ですけど、別に鉄板で焼かなくてもいいです。ウチみたいに二人だけなら普通にフライパンで作った方が楽ですから。ただそのときに、メニューが焼きそばだけだと、大人の食卓としては寂しいですな。おひたしのような一品を加えると、ぐっと美味しそうになります。
このグラス、だいぶ前に買ったコールマンのポリカーボネイトかアクリルかしらんけですけどのグラスです。今は廃番となって、現行品は普通のコップのような形になりました。確かにそのほうが扱いやすいですけど、見た目少しゴージャスな感じになるので好きです。ワインを入れてもキレイですしね。ストックはないので、復活してくれないかなあと思ってます。
写真を取り忘れたときもワインを飲んでました。テーブルにクロスを敷いて、メインディッシュはチキンソテーです。これはですな、ダッヂパンを使います。高熱を維持できるので、皮がパリッと焼き上がり、蓋をして上からも熱すると、ローストチキンのようにジューシーな肉汁を残して仕上がります。ああ。焚き火台がないので、ダッヂ料理もユニフレームのキッチンストーブで作りました。上火として蓋に炭を置く代わりにバーナーで蓋を熱します。そゆことができるのも、ダッヂならではですな。でも実は肉よりも、菜の花のおひたしやらカボチャのバター炒めとか、そゆ野菜を使った品があると、嬉しいのは歳をとったせいです。
おまけです。那須塩原の駅前にある食堂「秋桜」です。うーんとね。別にすごく美味しいってわけじゃないです。不味いわけでもないです。普通の定食屋さんです。でも安いです。でもボリューム満点です。でもって、ほっとします。カツカレーのルーは、バーモントカレーに醤油の隠し味を加えたまんまの味です。カツは薄めです。すげえ大好きです。カツカレーって結局、B級グルメの王道ですよな。上品なカレールーはいらんのです。これが旨いんです。そゆもんです。
なんかそんなふうに感じる人が多いらしく、千客万来ってなくらい、お客さんが入ってました。んなわけで、実は二度目です。ちなみにカツカレーは800円と普通のお値段ですが、ランチは600円ととってもお得。しかもボリュームがすごい。そっちもかなりおすすめです。
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