トステム二重窓インプラスと暮らす初めての冬
お久しぶりです。 さて、トステムの二重窓インプラスです。二回目のレビューです。導入以来半年が過ぎ、初めての冬、ということなんですよ。つまり。冬にどうであるのか、これを語らんと意味がないでしょう。やりますよ、わたしは。やるべきことをやる、そういう男なんです。うむ。
さて、前回のレビューはこうでした。と、リンクを読んでいただきたい。で、だ。読んでいただいていることを前提に話を進めます。さあ、冬だ。ということでしたな。で、暖冬なんですかねえ。よくわからんですな。温暖化温暖化言いますけど、実際世界はどのくらい温暖化してるか、ご存じですか。例えば50年前に比べて。私たちが子どもだった頃に比べて、ずいぶんと世界は暖かくなったような気がします。ねえ、5℃くらいは暖かいんじゃないの、って感じですな。うん。
で、調べてみました。気象庁のデータです。としますとな、ここ100年で、たったの1.37℃の上昇だそうです。いや、専門家から見れば、たったではないのかもしれません。しかしね、我々庶民が温暖化温暖化と騒いでたわりには、あれって感じじゃないですかね。
さて、温暖化の影響で年ごとにどんどん暖かくなっている、というわけではないということはまずご理解いただきました。でな。昨年度の11月12月の電気の使用量と、今年度の電気の使用量を比較しました。11月はまだそれほど暖房を使う必要はありませんが、12月になると、ほぼ毎日暖房を入れるようになります。となると。どのくらい去年と違うかといいますと、11月は300円程度、12月で1500円近く、電気代が下がっています。
日々の場面でも昨年まではこの時期、夜ウチに帰ると、北向きの部屋は毎日エアコンを入れていました。仕事部屋も寝室も、ひいやりと冷たい空気が充満しておりまして、お布団などは冷たいこと冷たいこと。寝る前にエアコンを入れて部屋を暖めておかねばなりません。
ところがです。今年は、ほとんど寝室も仕事部屋もエアコンを使ってないのです。そりゃあ暖かくはない。ですが特段に寒くもないのです。で、あればエアコンの温風が吹き付けてくるより、エアコンを止めていた方がむしろ快適だったりします。この違いは何か、というと、言うまでもなく二重窓インプラスの効果でありましょう。
うん。それでです。外気温が10℃くらいの時、ウチの中は17℃くらいです。ところが以前は、リビングが17℃あっても、寝室は12℃くらいしかなかったわけです。ところが今や、むしろ開口部の多いリビングの方がへたしたら1℃くらい低いときがあります。
朝起きたときもリビングに行くと、明かに北側にある寝室より寒いのです。当然、寝室にも暖房は入れていません。熱源として考えられるのは、人間だけです。正確に言うと猫も一匹いますが、あいつは不定期にいなくなるので、計算外です。で。その人間の出す熱のほうが、窓から逃げていく熱より多い、ということになるのだろう、としか考えられない、ですな。
インプラスにすると暖かい。これは事実であります。では。二重窓の効能としてよく言われる結露の軽減、これはどうでしょうか。結露はなくなるのか。結論から言うと、いや結露だけに結論って、アナタ、いや。止めます。で、結論ですが、結露します。
結露は外気の内気の気温の差で、空気中の水分が飽和状態になり、水となる。間違ってませんよな。外に面したガラス面は冷たい。その冷たいガラスに暖かい空気が触れることで、暖かい空気の中で飽和状態にある水分が一気に水滴となってガラスに付着します。うん。となると、例え二重窓にしても、外側の窓と内側の窓、この間に挟まれた空間にある空気、これは外気に比べると暖かい。ここの空気が外側の窓に触れることで、やはり結露は発生するのです。
しかしですよ。この空間は限られていて、空気中に含まれる水分も限られてますし、部屋の中の温度と比べると、やはりかなり低い。つまり、温度差が大きく水分もどんどん補給される部屋の中と比べると、結露する条件としてはかなり悪い。いや、いい、というべきなのかな。とにかく結露はしにくいのは確かなようです。以前はこうしてガラス面に水滴が付着するだけではなく、これがどんどんと流れて、窓の下に水たまりとなっていましたから、それに比べると雲泥の差です。
こうなれば、リビングもインプラスを入れたいところです。が、問題も少々あります。まずお値段。リビングに比べればだいぶ小さい寝室の窓でさえあ、あのお値段です。となれば、相当な出費を覚悟せねばなりません。しかしまあ、今ならエコポイント還付に間に合うってのも合ったんですけどね。やってません。
二つめの問題としては、寝室の窓はほとんど開け閉めすることがないので、二重窓になっても不便は感じませんが、たまに開けることがあるとやはり面倒くさいです。これがリビングの窓なら、日常的な開け閉めのおりに相当面倒くさいだろうと言うことは予想が付きます。ならば。と考えたわけですね。二重窓ではなく、二重ガラス、ペアガラスにすればいいじゃないか、と。
ところがペアガラス、良さそうなんですが、課題がいくつかある。二重窓に比べると空気層、ガラス厚が薄い。これはまあ既存のサッシにはめ込むわけですんで、必然的にそうなります。そう分厚くはできない。となると、薄い以上は音は通す、と覚悟をする必要があるらしい。ガラスの間を空気層ではなく真空層にするペアガラスというものが存在しますが、また1ランクお値段が上がります。
更に、結露、断熱についてですが、ガラス部分については大幅改善が見込めますが、既存のサッシ、だいたいはアルミだと思いますが、これを使う以上アルミサッシは外気温を伝達します。つまり、ここが冷たかったり結露したりするわけです。もちろん全面が結露するよりかなりの改善とはなるでしょうが、二重窓よりは悪くなる。
加えて、最大の課題は、二重ガラス自体の問題ではなく、マンション規約上のものだったりします。マンションに住んでる方なら周知の事実なんですが、自分で買ったマンションでも自分の持ち物として好きにできるのは、マンションの箱の内側だけです。外側の壁、窓ガラスの外側、サッシ、ドアの外側、つまり外観に関わる部分全てはマンション全体の共有物として定められておりますので、ガラスといえど勝手に手を加えることができないのです。
もちろん、許可を得ればできなくはないですが、その許可を得るまでがハンパない。まずはマンション管理会社に連絡し、月一回のマンション理事会に連絡し、さらには年1回の定期総会で規約の改正を行い、その上で個別の申請を行う、という手順になりますかね。いつの話だってことですな。検討しただけで諦めましたよ。勝手にやっちまっても、七階のマンションのベランダ側の窓のガラスの質が変化してることを誰が分かるんだよ、という論理もあるんですがね。いやまあそこは天知る地知る我知る、ですよ。トラブルはゴメンだよってことかな。まあね、大人ですんで。
前にも言いましたけどね、もし店頭の広告通りのお値段でできて、エコポイントも付くなら、これは相当にお買い得な商品だと思います。ただ、道具は何でもそうですが、使い方次第。適材適所ってなもんがありますんで、そこんとこよくご検討の上、導入してくださいな。
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