Twitter

  • https://twitter.com/tuka_kaku
2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

« 鎖骨骨折 入院その後① | トップページ | 哀惜離別、というのだそうです »

2011年8月22日 (月)

コクリコ坂から は、好きです

安近短です。なにしろキャンプに行こうにも、まあこんな体調ですしね。無理。退院したとは言え、あっちこっちガタガタで。正直長い文章を打つ気力がない。とは言え、家の中でじっとしていると、退屈でしょうがない。というかじんわりと体調の悪いのは、ナニもしないでいる時の方が堪えます。

つうことで。安近短な娯楽を求めます。加えて、今年の夏は、涼しくて、体を使わないというインドアなお楽しみしかない。で、映画を観に行くことにします。

こんな地方都市にもシネコンちゅうもんができて、最近はお気楽に映画に行くことができるようになりました。今さらシネコンの解説でもないだろうと思うんで端折りたい、と思うんですがね。まあ、今回も本題の「コクリコ坂から」についてのネタがあまりにもないんで、引っ張ることにします。

「コクリコ坂から」のレビューをごらんになろうと思った方は、この稿、最後5行前後をご覧ください。たいしたことは書いてませんが、私のレビューはその程度です。すまんね。
でだ。シネコン。

昔ねえ。と、こっからはおじちゃんの昔語りだから、おじちゃんとおばちゃん以外はわからんだろうから。とお断りしておきますよ。昔ねえ、映画が大衆の最大の娯楽であった時代が、あったらしいです。よく知らん。さすがにその頃は自分もまだ子供だったんで、映画なんてもんはろくに見たことがない。なにしろ、住んでたのは人口たぶん数百人という田舎の村ですからな。しかしですよ、そんな田舎の村にも、40年ほど前には映画館があったんです。なんで、って思いますよな。経営が成り立つわけがない。物心ついて数年後には解体されましたけどね。

営業してた頃だって、年に何回か、程度のもんですよ。夏休み東映まんが祭り、かなんかで「白蛇伝」見たような気がします。「太陽の子ホルスの大冒険」とか「サンダ対ガイラ」、「大魔神」、いや、このうちの何本か、あるいは、ほとんどはTVで見たものと記憶が混じってます。

そんなしょっちゅう映画館に行けたわけじゃないはずです。ま、ともかく。その映画館がなくなってから、次に映画館に行ったのは、大学時代まで記憶は飛びます。地方都市だったもんでねえ、まあこれが「場末」って感じの名画座でねえ。封切り作品なんて見たことがない。3ヶ月遅れ、半年遅れの擦り切れたフィルムです。レンタルビデオなんて夢みたいなもん、なかったですからね。

ビデオデッキ自体がやっと一般人にも買える値段になった頃です。確か20万くらいはしましたよ。貧乏学生が「機動戦士ガンダム」を録画するためにローンを組んで買いましたよ。まあ、私の「使ったもののことだけ書く」人生は、このとき既に始まっていた、と言っても過言ではない。ですな。

ま、ともかく場末の名画座に行ってた、って話です。今どきの若い人には信じられないでしょうがねえ、当時は喫煙率、成人男性80%くらいは行ったんじゃないですか。もうとにかく、ありとあらゆるところで紫煙を燻らせてました。当然、映画館の中でもです。一応は禁煙ってことになってた気がしますが、客の少ない名画座なんて、誰も注意する人なんていない。もちろん自分も吸ってましたしね。

投影機の光が暗闇の中で、くっきりと浮かぶんです。館内が煙ってますから。イスもガタガタしておまけに狭い。前の席に客がいなければ、足を前の座席に乗せるなんて当たり前、ポップコーンなんて洒落たもんは売ってなかったんで、でも、なんか飲み食いはしてましたねえ。

でね。だいたい2本立て、ってわかりますかね、。おじちゃん、おばちゃんは当然分かりますよね。同じスクリーンで2本の映画を順繰りにやっていくわけですよ。指定席でもないし、入れ替えもないから、延々と回し続けるし、見たけりゃえんえんと居続けてもいい。実際、同じ映画を2回見るってのは、当時の学生にしちゃ当たり前っちゃ当たり前。でしたよね。ねえ。薬師丸ひろ子の「ねらわれた学園」なんてのは、5回ぐらい見てましたよ。ファンでしたもん。

社会人になってからは、映画に行くのはお正月くらいになってしまいました。時間がなくなったこともありますし、映画館の狭くて座りにくいイスもイヤになったってのもありますし、自分の見たい映画をやってる映画館を探して出かけるってのが面倒になった、ってのもあります。

面倒くさいから、自分ちにシアター作っちゃおってのも当然ありました。ところが、この頃ちょっと映画館に足を運ぶ機会が増えてきました。それって、つまりシネコンのおかげだと思うんですな。

ホームシアターの良さってのは、ひとつにはお気楽さ、です。好きな時間に見られる、寝っ転がってみられる、好きなものが見られる、わがままし放題ですな。飽きたら途中で止めることもできる。ところがね、そこ。問題です。人生に限らず、映画の中にも山あり谷あり、TVアニメのアルプスの少女ハイジにも、未来少年コナンにも、明らかにこの回いらんだろ、っていうような、引き延ばし的エピソードがあったりします。んで。映画の場合もです、なんだかなあって思うような場面は出てきます。いや、もちろん監督的には、あるいは興行的には必要なのでしょう。映画館ならとにかく見ます。しかしね、ホームシアターだと、面倒くさくなるんですよ。見続けるのが。途中放り出してしまうことが少なくない。途中放り出してしまうから、映画のラストでの開放感もない。

つまりね、映画館ってのは、ある程度縛られるから見続けられる、払った金の分だけ楽しもうって覚悟がある。そこですよ。もちろん、映画館に出かけるって非日常性の生み出すわくわく感みたいなもんもありますよな。

加えて、シネコンの場合、昔の映画館のように見たい映画を見るために、並んだり、あちこち探し回ったりする必要はない。トイレもきれいだし、イスも広い。それに、最近はいろいろと割引があったりしましてね。うまく活用すると、1人1000円で観ることができたりします。こりゃあいいや。まさに安近短。ん?安い近いはわかるけど、短いってなんだ? ああ、短い時間で楽しむことができる、か。なるほど。うん、安近短。

ということで、コクリコ坂。ジブリ作品です。ジブリだけど宮崎駿作品ではない。ここですね、問題は。まあ、ジブリも一番そこが問題だと考えていると思いますけど。で、宮崎駿監督でない、いろんな方にチャレンジさせているんでしょう。たぶん。チャレンジってのは、チャレンジだから、まあ負けちゃうこともありますわね。しかし、やっぱりチャレンジしなきゃならんですよ。宮崎駿監督がいくらすごいったって、永遠ではない。いくら頑張っても、あと何十年も作り続けられるわけがない。しかしね。当然のことながら宮崎駿監督だけが優れたアニメ作品を作りたい、監督したいと熱望しているわけではないし、優れたアニメ作品がないわけでもない。

となると。ジブリもいろんな若い人にチャレンジさせて行かなきゃならん。しかし、それが宮崎吾郎監督でいいのか、これはね、当然出てくる話だし、何よりも本人が一番感じ考えたところだと思うんで、それはもう言わんです。

作品がどうであるか。作品っちゅうか、このまんが面白いの、ってことです。本来は、ジブリとか宮崎ブランドであるとか、そういうことをおいといて、評価されるべきことなんですよな。ジブリは大変です。

でね。話、長くてすまんね。面白いかっちゅうと、うん。面白いです。ひとつには時代背景です。おっちゃんたちの子どもの頃、あるいはおっちゃんたちが子どもの頃見ていたTVの中にあった風景、懐かし昭和の映像です。昭和の青春ものってのはリアルに行くと、太平洋戦争だの安保闘争だの公害だのって、見ていて苦しい切ないものがいっぱいあります。それはそれで物語としてはありなんだけど、夢を描くアニメとしては、真っ直ぐに努力し伸びる、素直な気持ちを持った青少年の成長ドラマ、やっぱりそういうものが見たい、とね、人生の半分以上を過ぎてきたおっちゃんたちは思います。

で。コクリコ坂。この作品は、そういう真っ直ぐに伸びていく気持ちを、真っ正面から肯定します。例えば、「紅の豚」。リアル風に描きつつも、誰も傷つかない。死なない。最後の空戦場面、満船飾の船が集まってくる場面があるでしょう。みんな笑顔でわくわくしながら、頑張ってる2人を面白がりながら応援してる、ああいう嬉しさがある。あれ、もしリアルな映像でやられたら、きっついですわねえ。ま、それはともかく。

ひとつの理想であり、ひとつの夢であります。真っ直ぐにがんばる君を応援する、そんな気持ちが観たいなら、お勧めします

« 鎖骨骨折 入院その後① | トップページ | 哀惜離別、というのだそうです »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 鎖骨骨折 入院その後① | トップページ | 哀惜離別、というのだそうです »