Twitter

  • https://twitter.com/tuka_kaku
2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

« 3年の思いを乗せて 北アルプスを縦走する 第1日目 有明荘へ | トップページ | 3年の思いを乗せて 北アルプスを縦走する 第3日目 燕山荘で停滞 »

2015年8月22日 (土)

3年の思いを乗せて 北アルプスを縦走する 第2日目 燕山荘へ

20150815_155038_p8150017 もうね、朝の出発ギリギリまで、少しでも身体をきれいにしようと、露天風呂につかり、でもすぐ汗でどろどろになるんだから、変わりゃしないんですけどね。それでも足掻く。ああ、なぜこれから4日も山の中に入らなきゃならんのか、などとブチブチ思いながら、歩き始めます。有明荘から10分ほども歩いたところに、中房温泉という、こちらはすっかり山小屋である宿泊施設があります。入ってないからわからんですけど、見た目はそうです。この横が登山道入り口ですな。トイレはあります。まだ少しきれいです。ふむ。しっかり済ませておきましょう。女性はここから先、合戦小屋まで3時間はトイレがありません。いや、男もないんですけど。困るのは女性のほうなんで。

 

この中房温泉から燕山荘に至る山道、合戦尾根は北アルプス三大急坂と言われているそうで、はい、ひたすら上ります。1300mを一気に高度を上げるんですから、そりゃくたびれます。くたびれますけどね、この程度の坂なら、奥武蔵の山々にもいくらでもあります。いやね。北アルプスと違いますけどね。標高を800m上げるくらいのことはあるわけですよ。ですから、どうにもこうにも歩けないというようなものではないです。途中にベンチが整備されてますから、適度に休んでいくので、むしろ上りやすいです。

 

20150816_110855_p8160044 途中の合戦小屋という山小屋は、宿泊はできませんが、うどんとスイカを食べることができます。ありがたいですねえ。自分で食おうと思ったら、これを担いで上らなきゃならない。下山するまでゴミを持って歩かなきゃならない。しかも冷えたスイカなんて、無理ですよう。多少はお高いですけど、そんなもん、自分で担ぐことを考えたら屁でもない、ですよ。

 

あ、スイカの皮とか、カップ麺の汁とか、自然に帰れって、山に捨てちゃいかんですよ。もともとその生態系の中にないものを持ち込むってことは、生態系のバランスを崩すってことですからね。自然ってのはバランスの妙で成り立っております。ちょっとしたことで、バランスって崩れるんです。カップ麺の汁を捨てると言うことは、塩分やら脂肪分やらを捨てるわけで、それを餌とする虫や獣がおり、それを捕食する獣がおり、ということでどんどんバランスが崩れていく、って燕山荘のご主人が言っておりました。ちなみに、合戦小屋には熊が出るようになって苦労したそうです。

 

ま、ともかく。ゴミは全部持って帰りましょう。うんこを埋めるのもダメです。山道でしたうんこは、パックに詰めて持ち帰る。それが嫌なら、ちゃんと山小屋で済ませる。臭くても。しょうがないねえ。ウォシュレットないけどねえ。

 

20150816_133840_p8160072 汗をかきながらも休憩を入れて7時間ほど上れば、燕山荘に到着します。ここから燕岳は30分の道のり。行っちゃおうかなあ。でも、ガスが出てるしなあ。あれじゃ上っても真っ白だよなあ、面倒くせえなあ、ビール飲んじゃおうっかなあ。飲んじゃおうっと。

 

ってことで、飲んじゃいましたあ。ビール飲んだら、登ってはいけません。車の運転と同じです。さらに言えば、ここは高度2640m。だったかな。とにかく、3000m近い高度の高山です。つまり低酸素であります。しかも疲労しております。アルコールが良く回ります。高山病になりかけです。やっぱ登れません。しかたない、明日に回そう、ということにしました。明日の日程は楽だしね。ここ。ここで天気予報見れば良かったんですけどねえ。

 

あ、燕山荘付近、NTTdocomoは通じますけど、auは、ほぼ繋がらないです。たまにアンテナ1本立ちますが、すぐ途切れます。ネットの天気予報、見るのが難しかったんで、面倒くさかったんですよう。

 

20150816_182642_p8160090_2 で、ぐだぐだと飲んでおりましたら、遠くに槍ヶ岳が見えて参りました。きっと明日は表銀座の大パノラマを展望しながら、気持ちよく歩いているんだよなあ、などと想像しつつ、山小屋に入ります。

 

燕山荘は、泊まりたい山小屋No.1に挙げられることも多い人気の山小屋です。曰く、マスターが食後にホルンを吹き、山の逸話を語ってきかせる。曰く手作りケーキとコーヒーのセットが素敵。曰く、山小屋と思えない快適な個室。曰く美味しい食事。山小屋と言うより山上のホテル。てな評判なんですけどね。んー。そうですねえ。そうなんですけどねえ。

 

20150816_131116_p8160070 ホテルではないですよ。飯はね、私は赤岳天望荘の方が好きです。風呂もあるしねえ。天水の風呂ですけどね。ただ部屋は広いです。山小屋の場合、個室と言ってもいろいろありまして、赤岳鉱泉のように、ベッドまで入れてる、ほんとにペンションのような個室から、赤岳天望荘のように押し入れの中のようなところもあります。が、ここは5畳分の広さがありますので、安アパート程度の雰囲気であります。とはいえ、雑魚寝の大部屋から比べたら天国には違いありません。ただし、個室はあまりないので、予約を取るのが大変ですよ。それで、去年も一昨年も、雨で予定がずれたら、もう個室はとれないってんで諦めたんですもん。

 

20150816_175701_p8160083 山小屋のご主人。素敵です。自然に対するスタンスが確立していて、サービス精神もたっぷり。しかも、すごいのは燕山荘グループといういくつかの山小屋を経営していて、そのどれも経営的に成り立っており、かつ評判が良い。そういう良心的な経営と経済的な経営を両立させているという手腕がすごい。と思います。

 

山小屋で扱ってる土産物も実に充実しております。それがまたセンスが良い。だいたいここまで苦労して登ってきて、泊まりたい山小屋No.1の燕山荘に泊まり、さらにセンスの良い土産物が並んでいるとなれば、買いたくなるのも人の道理。ここでしか買えないからいいんです。ってことでえ。私は帽子とバッヂを、奥様はTシャツをお買い上げになりました。まあ現金が飛んでいくこと。しょうがないね。山ですからね。というスペシャリティ感の演出が、実に上手い。

 

スタッフも若い清潔感のある子たちが多いです。こういう環境だから、若い子たちも抵抗なく働けるでしょうし、一生懸命働いてくれているから、山小屋もきれいだし、お客さんが入るし、という、いいルーチンの中にあります。経営者の手腕でしょうなあ。燕山荘グループオーナー凄し。です。

 

20150816_172455_p8160081 とりあえず飯も食い、まあ普通に上手いです。が、味噌汁はなんか腰がない。赤だしというのもなじみがないのかもしれませんが、どうも出汁が弱いのではないかと。まあ料亭に来たわけではないので、文句を言っちゃいけません。食ったら、寝ましょう。なんか頭痛いしね。これたぶん、高山病だと思います。お酒飲んだから余計に。山の夜は早いので、8時過ぎたら就寝準備、です。

 

が、ね。ここで残念なお知らせが。オーナーがホルンを吹く前に明日の天気を教えてくれました。気温12度、風速15m、天気は雨、体感温度は氷点下、だそうであります。結構晴れてたんだけどなあ、とか思いつつ、布団に入り、就寝。ちなみに燕山荘個室の布団は羽布団、カイコ棚ベッドの方は寝袋らしいっす。

 

そして深夜。ざんざか降る雨音で目が覚めました…。とても歩ける風雨の感じではありません。下山するならともかく、風の強い稜線歩きはかなり厳しそうであります。少なくとも、絶対に風景は見えないですな。どうしようかなあ。どうしたものかなあ。

« 3年の思いを乗せて 北アルプスを縦走する 第1日目 有明荘へ | トップページ | 3年の思いを乗せて 北アルプスを縦走する 第3日目 燕山荘で停滞 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 3年の思いを乗せて 北アルプスを縦走する 第1日目 有明荘へ | トップページ | 3年の思いを乗せて 北アルプスを縦走する 第3日目 燕山荘で停滞 »