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2015年10月11日 (日)

スーツは男の戦闘服なのだ② 注文紳士服チェーン店バルコンでスーツをオーダーする

20151005_063936まあね、オーダーと言ってもねえ。そもそもファッションを語るのは無理。ファッションに興味のないおっさんが、ヨーロッパ伝統の、それこそ王侯貴族から、現代のお金持ちたちが築きあげてきたファッションというものの深みたるや、わけがわからん。

 

ざっくりとお知りになりたければ、コミック「王様の仕立て屋」などご覧になるとよろしい。んが。ざっくりとだけで、コミック40巻以上ありますので、ご注意下さい。もちろん、ここに出てくるようなスーツを仕立てるなどと言うことは、無謀の極みであります。第一、ナポリにまで行けないし。そういうものを仕立てられる方が、こんなブログをご覧になるはずがない。ですな。

 

王様の仕立て屋の主人公は、文字通り仕立て屋ですので、採寸から生地の選定、裁断、仮縫い、縫製と手をかけていきますが、こんなことをしていたら、そりゃあ100万もするスーツになりますわね。一サラリーマンが買えるものではないです。いや、買えるけど、その後、床の間に飾っておくようなお値段と品質であります。つか、うち、床の間すらないです。

 

で。オーダーにも何種類かあります。一番手がかかるのは、王様の仕立て屋のように、一から手作りをするライン。フルオーダーです。職人技が作る芸術ですので、職人によってピンキリでしょうね。二度も三度も仮縫いをするようなら、手間賃もかかる。つまり値段なり、ということになります。

 

そんなもん、とても無理、という我々には、パターンオーダー、イージーオーダーという道が残されております。型紙を一から作るコストを省き、既にある型紙の、自分に近い体型のものを修正して、パターンを起こします。これなら採寸さえできていれば、後は工場に任せることもできます。とはいえ最終的には細かい作業は手仕事でやるしかありませんので、どこまで、工場で機械に任せるか、で値段は変わってきます。

 

加えて、業者がどのくらいパターンを持っているかで、フィッティングは変わってきます。パターンが多いほど、細かい合わせができるからですが、ここは、わからんです。業界人ではないので。まあ、どの店を選ぶかっつう話になってきますね。

 

雑誌見てますとね、私がよくみるのはMen’sEXというおじさん向けファッション誌なんですが、こちらのお勧めは新宿伊勢丹Men’s館でありますな。そりゃあねえ。あそこ行けば、Men’sのファッショナブルなものは大抵そろいます。んが、お値段もねえ。こんなもんに、こんなに払うんだ、世の中の人は。とか絶望的な気分になれます。靴1足が510万当たり前、なんですねえ。そうかあ。そうなんだ...。

 

こんなところで、スーツのオーダーなんかできるもんかっ。だいたいですね。まず新宿でしょう。百貨店でしょう。それにこの格式でしょう。それらも当然、代価の中に含まれてきますよね。と。むり。私には無理。それは身の程知らず。加えて、新宿なんて、おらおっかねくて、いけねえですよ。いやいや。ほんと。ちょっとした小物を買いたいって時にはいいんですけど、スーツを頼むとなると、今後の調整とかも考えて、どっか近所にやってるところないかなあ、とね。

 

20151004_085924こでようやくバルコンが出てくるわけです。バルコン入間店。昔から、あちこちの街で、「注文紳士服チェーン店」って看板出してました。チェーン店ですよ、チェーン。しかしなあ、こんな田舎町の紳士服チェーン店ってどうなん。って思いません? 外から店の中を覗うと、洋服の青山なんかよりずっと人が少ない、てか、いないです。どうしようかなあ。と。

 

実は、たまたまこの店、私がよく行く自転車屋、サイクルショップマスコの隣であります。で、聞きました。どうなん、って。まあ地域の商店会のお隣さんでありますからね。いいと思いますよ。と。そうか、マスコさんがいいというならいいんだろう。つまりは、そういう人柄ならば、頼んでみるか、とね。踏み切ったわけです。もっともマスコさんは自転車屋さんなので、そうそうはスーツ作らないと思いますけど、人柄はご存じでいらっしゃるわけですので。

 

20151004_092923行きましょう。オーダーと言ってもチェーン店。私ごときでもお許しいただけるはず。伊勢丹ではないので。中には人の良さそうな、上品な年配の男性、おそらく私より20歳くらいは上のはず。と、奥様。さすがこういうご商売なので、持ち上げ方が巧い。オーダービギナーを安心させてくれます。ふむふむ。

 

まずは採寸ですね。これからパターンを選ぶためのベースなので、吊しのスーツやさんよりはかなり細かい。なるほどなるほど。それから生地を選びます。メモ帳のようになった生地帳をめくり、どんなスーツにするかのベースを決めるわけですが、まず、ここで値段が分かれてきます。日本製のミユキというブランド、イタリア製のカノニコ、ゼニアといった生地。まあ、並んだ順に高い、とお考え下さい。

 

何が違うか。うーん。最初の1着では正直わからんです。なんか、高いゼニアの生地の美しさを仰っているんですが、違いがわからん。とりあえず1着目ですしね。ミユキの生地でベーシックなものを作りましょう。ミユキと言えば、ねえ。日本製の中のトップブランド、決して悪いものではありません。

 

次にデザインです。と言っても、それほど細かく指定する必要はありません。基本となる全体のシェイプ、襟の形、ポケットの形、パンツのタックや太さを指定する程度です。これにボタンを選んでいきますが、ここでまた2段階に値段が変わります。バルコンではB仕上げとN仕上げと言っております。要するに、B仕上げは基本的なことをきっちりと抑えて、コストパフォーマンス重視。N仕上げは細部に少し凝ってみる、的なオシャレ仕様と考えてよろしいかと。ただ、変わるのは内側の部分なので、外見的にはB仕様で十分です。

 

実はボタンはB仕上げでも、色は選ぶことができますが、少しこだわった色、素材に使用とすると別料金がかかってきます。オシャレ仕様のN仕上げの場合は、そこは無料です。あとは、N仕上げとB仕上げで変わるのは、裏地の色柄、パターンですね。N仕上げのほうが選べる生地の種類が増えます。

 

加えて、いわゆる「お台場仕上げ」という、ちょっと手間のかかるポケット周りの処理も無料で就いてきますが、まあこの辺りは、調べてみると、それほどこだわる必要もないようですな。ぐぐって見て下さい。B仕様にボタンと裏地を追加で付けると、N仕立てと変わらなくなってくるので、N仕上げでいいか、というようなお値段設定にしてあるようですな。

 

B仕様で、日本製生地で、ということになると、バルコン仕様というものがあるようです。こちらだと2ピーススーツで35,640円から、だそうであります。うーん。洋服の青山のスーツと変わりませんが、わざわざバルコンで作る意味がない気がします。生地もシンプルですしね。ちょっと変わったものを、となると、もう少し上の値段設定のものを選びたくなりますな。しかし、イージーオーダースーツというものがどういうものかを知る、という意味では、いいんじゃないでしょうかね。

 

で。できあがりですが。発注からおよそ1ヶ月間かかります。ですんで、明日着たいとか来週着たい、というのには間に合いませんので、早めに注文する必要があります。また、生地もシーズンに入ってしまうと、在庫切れとなってしまうことが多々ありますので、好みのものにこだわりたい場合は、シーズンの2ヶ月くらい前に、発注するのがよろしいようで。ただし、残り物の生地をバーゲンすることもありますんで、そういう意味では、最初の一着をお安く、と言う場合は、それもありです。

 

20151004_085957着心地、というか、見た目ですがね。うん。これはさすがです。しゅっとします。吊しのスーツの場合、どこか大きく見えたり、キツかったりという感じがしますが、身体にフィットした、すっとした感じがよろしい。なんというんですかね、背すじが伸びます。私の場合、スリーピース仕立てにすることが多いんですが、事務仕事をするときなどは上着を着ていなくても、オフィシャルな感じを出せるので、重宝します。

 

何着か、仕立ててもらいますと、吊しのスーツに違和感を感じるようになってきます。生地も、少しずつ、あ、高いなりの意味があるよね、とか、このパターンの生地がいいよね、なんてことがわかってくるようになってくると。けっこう、はまっていきます。アブねえ世界です。最近は、上着の胸ポケットにハンカチを差し込んだり、ボタンホールにアクセサリーを付けてみたりと、変化を楽しむことができるようになってきましたぞ。

 

おされなおじさまのできあがりであります。ちなみにお値段ですが、3ピースで6万円くらいから18万円くらいまで。申し上げましたように、生地と仕上げて、変わってきますが、青山でいいものを買うなら、手の届かない値段ではありません。と言っても、18万円のスーツは、さすがにそう何着もは、買えませんなあ。

それにしても、新宿伊勢丹とか、銀座の老舗の仕立て屋さんとか、いったいどんな世界なんでありましょうなあ。まことに世界はディープであります。

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