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2017年4月 9日 (日)

予約殺到でなかなか買えない無印良品コーヒーメーカーMJ-CM1はどうなのか

20170318_114453_p1010285 珈琲党です。

 で。そもそも珈琲って美味いんか? というか美味いってなに、ってことですよ。一般的にはね、美味いと感じるその根源は生存欲求ではないか、と思います。つまりね。カロリーですよ。糖と脂。これは最強。これが切れると、体が動かない。原始の時代から生存のための最大欲求。ですよな。続くモノとして、塩、ミネラル。ビタミン。タンパク質などもそういうもんです。身体を作る材料、身体を整えるもの、そういうものを美味いと感じて、求めるように仕組みができてます。

 ではね。それ以外の旨みって、そもそもなんなんスか、ってことは思います。いわゆる嗜好品ですよ。コーヒー、お茶、煙草。煙草は判る。生存欲求の代わりにニコチンの中毒性と結びついている。それに対して、コーヒーとかお茶を美味いと感じるのってどこから来るの。お茶については、うん、旨みの主成分はアミノ酸よね。タンパク質。コーヒーにもアミノ酸入ってるけど身体を作れるほどの量ではない。主成分はカフェイン。まあカフェイン自体にも中毒性はあるみたいだから、そこに惹かれるってことはあるかもしれないですけど、じゃあコーヒーの代わりにカフェインをお湯に溶いて飲むか、ってえと、飲みたくはないです。マーク・ワトニーじゃないっての(※アンディ・ウィアー著「火星の人」参照)

20170402_112857_p1010400 なんでこんなことにこだわるのかってえと、そもそも自分がコーヒーを美味いと感じてるのかどうか、よくわからんのです。私は、フリーズドライのコーヒーとレギュラーコーヒーの区別がついているのかしら、とね。

 最近は缶コーヒーが売れなくなっているそうですな。コンビニで、100円あれば、ちゃんとおとしたコーヒーが飲める時代です。本物のコーヒーが100円で飲めるなら、缶コーヒー買わないよなあ、ってことらしい。

 しかしね、そもそも私、コンビニコーヒーをそれほど美味いと思ったことがない。ドリンクとして楽しむなら、コーヒー風味の乳飲料的なモノの方がよほど美味しいとさえ思うのは、大量にぶち込まれた糖のせいでしょう。缶コーヒーの無糖は、ほんとに飲む気がしないですから。よほど眠気を覚ましたくて、かつ糖を取りたくないとき限定。だけど美味しくないから、いっそ水溶きカフェインを売ってくれ、と思ったり。ふむ。

 コーヒーを飲ませるだけの商売が成り立っているくらいですから、コーヒーの味がどうだとかこうだとかの蘊蓄は、マリアナ海溝より深いと思われます。ですから深入りは避けます。コーヒーだけにね。深入りと深煎り...。まあいいんですけど。ええ。

20170322_224144_p1010329_2 私の舌も鼻も、そんなわけで全く当てにならないんですけどお。うちの奥様はずいぶん前から、うちのコーヒーは美味しくない、と言ってました。確かに、朝ご飯に添えても、あまり口を付けません。香りは好きなんだけど、ということです。ふむ。曰く、コーヒーメーカーが悪いんじゃないかとね。

このコーヒーメーカー、少なくとも10年は使っている年代物です。20年になるかな。まだNationalPanasonicになるずっと前から使ってます。で、ミル付きのコーヒーメーカーってあんまり選択肢がないんですね。当時、煮詰まらないコーヒーポットのサーモスなんかも検討したんですが、うちは二人が飲むだけなので、煮詰まることを心配しなくていいかあ、って。メーカー上部にお湯がぽこぽこ噴き出すサイフォン的な雰囲気のガジェットもついており、これでいいかあ、って選択です。

20170325_061417_p1010339_2 しかし20年くらい使っているとして、最近ね、いくらなんでも飽きたなあ、新しいの買いたいなあ、と思って、調べたところ、新製品がほとんどないんですよ。このコーヒーメーカーも20年前とほとんど姿が変わらないまま販売されてます。どんだけ熟成してんだよ、と。思いつつ、それじゃあ買い換える意味ないじゃん、ということで放置してたんですけどね。奥様がコーヒーが美味しくないのはコーヒーメーカーのせいだって言うから、やっぱり買い換えたいなあ、と思っておりましたそんなある日、某ガイアの夜明けという番組で、喫茶店のマスターが淹れるコーヒーを再現するというコーヒーメーカーの開発ストーリーをやってるではありませんか。

まずウリなんですが、ミル部分。よくあるブレンダーみたいなカッターで粉砕するのではなく、金属製の臼で、文字通り豆を「挽く」という動作をします。これによって、豆が均等に細かくなります。ムラができない。味がぶれない。私に判るかどうかは別として。理屈上はそう。なるはず。

 更にお湯を注ぐタイミング、入れ方もコントロールして、蒸らしの過程がしっかり取れるらしい。これによって一流の職人さんの腕を再現するという。おお。買おう。これだ待ち望んでいたモノは。

 ということで、早速ホームページを開きます。が。まだ販売前の予約中だったにも関わらず、既に第1期販売分は予約で売り切れ、次もいつになるか判らない状況です。が、しかし。がんばった。ホームページを頻繁にチェックし、就寝前のベッドの中で予約中の文字を見た瞬間、すぐさまポチッと。もう次の瞬間には、予約受付終了になってましたよ。恐ろしい。テレビの力はすごいな。ただね。これはあくまでも予約であって、モノが入るのは1ヶ月以上先という、気の長い話で。まあしかし、即座に必要というもんでもないので、待ちました。それしかできないもんね。ちなみに今も予約受付終了中。次がいつになるかはわかりません。

20170322_201403_p1010322 で、届いたのがこれ。無印良品MJ-CM1税込み32000円。豆からでも粉からでも淹れられる。設置なんですけど、これフィルターを入れるカップが、本体の左側に開きます。そして、水を入れるカップが、本体の右側に開きます。どういうことかってえと、左右両方に余裕がないとダメだってことです。おいおい。なんで片方に寄せてくんねえんだい。とは思います。見た目、両方に開いた方がバランスはいいですけど、見た目の問題じゃねえよ、設置スペース考えてくれよ、と。

 うちの場合、食器棚の間のスペースに入れて、使うときだけ前に引き出します。奥に入れたままだと、豆も入れられませんしね。ダイヤルやスイッチはたくさんありますが、基本的にはそんなにあれもこれも使うわけではありません。初期設定でだけ使うボタンのようなモノもあり、無駄にボタンが多いとも言えますが、単機能型のボタンなので、むしろ年寄りには楽。ただし、表示のアイコンが小さくて見分けがつきにくいので、年寄りには不都合。どっちやねん。

20170325_060857_p1010336 豆の挽き具合はダイヤルで合わせますが、このダイヤルは気持ち悪い、クリック感がなくて、ぐにっと回って止まるタイプ、せっかくデザインがシャープなんだから、そういう演出をして欲しいところです。

 最初のセッティングをすると、基本的にはボタン一つで抽出が始まる感じ。ただし、抽出開始と終了の表示が判りづらい。表示部分の液晶が点滅をし始めれば抽出開始、点滅から点灯に変われば抽出終了ですけどね。音ででもしらせてくれたらなあ、と思いますが、そこらへんは好みでしょう。保温は20分で自動で切れますが、もともと3カップ分しか作れないので、たくさんつくって保温しておくという使い方には向いてません。

 抽出中に蒸気が噴き出すことはほとんどありません。ですから、周りが湯気で湿気ることもあまり意識しないです。その分、派手に香りが立つこともあまりなく、朝起き抜けに部屋中にコーヒーの香りが、というのがないのは寂しい。が。考えようですけどね。それって香りが飛ぶってことでもありますよね。実際はどうかわかんないですけど、ポットの中に香りが閉じ込められていると考えれば、一番いい香りを楽しめると言うことになるのかしらねえ、と。

 メンテナンス性。ミル部分は取り外して分解できるので、そこそこ綺麗にしやすい。分解自体も簡単です。水の入ったポットから、抽出孔までのパイプも洗えないですけど、まあこれはどこのコーヒーメーカーも同じです。

20170325_062146_p1010340 さて。一番大切なことを、簡単に言いますよ。すごい簡単に言いますよ。耳かっぽじいて聞いて下さいね。お味です。すっきりとして飲みやすい。

 えええええ。だいたいね、飲み物の評価に「飲みやすい」ってなんなの。飲みにくい飲み物を飲む必要がないだろう、と。

 ああだからさ、冒頭でいったじゃないですか。そもそも私はコーヒーの味がわかってるかどうか自信がないって。いやね、今回、せっかくいいコーヒーメーカーを買ったから、いい豆も買ってきたんですよ。だからね。こいつが美味いのか、コーヒーメーカーのせいなのかよくわからないのです。

 ただ、敢えて言えば、尖ったところがない。舌の奥にざらつくような雑味がない。すっきりとした仕上がりであります。試しにこれまで飲んでいたコーヒー豆の粉も使ってみましたが、心なしか飲みやすい気がする。普通のカフェのように美味しいと言えば、そう。うーん、だからいいんじゃねえの。高かったし、まだ手に入れにくいという希少価値もあるし。見た目もなんか業務用っぽくてかっこいいし。無印良品的な品の良さが現れた、いいコーヒーメーカーです。32,000円の価値があるかどうかは、まあねえ。人それぞれということで。うん、つまり物の価値は、その人が決めるもんですよ、と。

 

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コメント

非常に興味がある機材でしたのでインプレありがとうございます。
クチコミと称されるコメントは信用性が乏しい中、ここで読ませていただき感謝です。
美味しいものってその時の体調、環境、状況が一致した時に「こんな美味いものがあったなんて!」となるわけで、今回の日常の中で普通に美味しいということは実はすごく美味しいのではないかと余計に興味が湧いてしまいましたよ。
困ったものです。(笑

どもです。ご無沙汰しております。近々お伺いしてお願いしたいことが、と思っておりました。が、先立つものをいろいろ先立たせてしまいまして(^-^;

この機械、ツインバードが作ってるというので、今一つ舐めてるところがあるのですけど、これはどっかの大手メーカーの後追い機ではないので、気合入れたんでしょう。悪くない、悪くないと思ってます。

白物家電の世界も様変わりしつつあります。東芝も白物を手放し、それどころか会社自体が存続の危機、サンヨーも今はなく、シャープはがんばっているものの鴻海の傘下...。一方バルミューダのようなベンチャー家電が出てきたり、アイリスオーヤマがエアコンまで発売する。なかなか油断できない時代です。

またよろしくです。

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