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« 広島からしまなみ海道を渡って四国を巡る③ 瀬戸内の海が男を鍛え上げるのだ 尾道 | トップページ | 広島からしまなみ海道を渡って四国を巡る⑤ 道後温泉はまさに迷路 »

2017年8月20日 (日)

広島からしまなみ海道を渡って四国を巡る④ はっさく大福は至高である

さて。実は尾道に来たのにはわけがある。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私は趣味で少々ロードバイクを嗜んでおります。で、ですなあ。ロードバイクの世界においては、広島県尾道市から愛媛県今治市までを、島々を結ぶしまなみ海道という道が大変有名でして、一度は走っておきたい、という聖地であります。

 ここまで来たら、そこは通るだろう、と。瀬戸内の海と島を堪能しようじゃないか、ということであります。が。自転車では走らない。この時期に日差しの下を自転車で走るのは、どっか頭のネジが外れた自転車脳の方だけです。私は、エアコンのきいたレヴォーグで、長く連れ添った奥さまと穏やかな会話を楽しみながら、風景を愛でますよ、と。

20170810_084340_p1010973 そんでですね。最初の目的地は因島であります。なぜ因島か。それははっさく大福の店、はっさく屋があるからです。なんでも大福の中にはっさくを入れたという、なんてえんですかね、気をてらって話題作りをねらったあざとい大福があると言います。自転車脳の皆さんがテンション上がって、「んなところまで来て食うはっさく大福、超うまい」などと騙されております。和菓子の中にはっさくってねえ。全く。しかし、記念ですからね。行きつけの自転車屋マスコの親父さんも、ぜひ食えなどと言っておりましたからね。まあ、記念にね。言っておきましょうかね。

 はっさく屋は因島南インターチェンジを降りて、寂しい田舎道を15分ほど走った因島大橋記念公園という寂れた公園の中にあります。色気のない公園管理事務所のような建物にはっさく屋の看板がありますが、こんなところでまともなものが売ってるわけがないだろう、と。ねえ。人影もないし、人家もない。とりあえず、管理事務所みたいになってますし、トイレもあるし、入りましょうかね。

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がらんとした店内に一人、自転車乗りがぽつんと座っておりますね。あらあら、このくそ暑いのにきみも騙されてきちゃったのね、と。まあね、しょうがないからはっさく大福でも食いましょうかね。イートインスペースはちゃんとあるし、お茶もお水もフリーでサーブされてますしね。まあね、ほら因島大橋も見えてますから、記念写真撮って。まあ期待もせずに一応食いましょうかね。


 

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う。う。うおおおおおおおおおっ。なんじゃあこりゃああ。中のはっさく、ぷりっぷりじゃないかあっ。なにそれにこの爽やかな甘さ。もっちりとした薄皮自体にも甘みが付いてるけど、はっさくの周りにも薄く白あんのようなものが付いているのかな、そしてはっさく。はっさくって実の中の粒がぷりぷりしてるのね、それで中のジュースが爽やかで甘い。これが餅と一体化して。ぐにんと伸びた餅の中に餡とはっさくが絡み合ってジュースがより豊かになる。これはああああっ。なんだこれは。イチゴ大福なんか目じゃないぞ。1個と言わず23個と食いたい。お土産にしたい、買いたい。誰かに食わせて自慢したい。

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お姉さんにどのくらい日持ちするか聞きます。要冷蔵で1日か2日だそうです。そうだよなあ。中、はっさくだもんなあ。冷凍は無理だし、冷蔵だって、何日ももつもんじゃないよなあ。なんか悔しいなあ。悔しいからもう1個食ってやれ。今度は隣に並んでいたぶどう甘夏大福です。これもレベルが高い。甘夏を挟むようにしてマスカットが並んでいて、マスカットのすこし固い皮をかみ切る食感もまた爽やかで。ううううううううままあああいいいいいいい。

 反省しました。私は地域で頑張る人の思いを舐めていました。申し上げます。はっさく屋のはっさく大福は、フルーツ大福の王様、いや帝王であります。食うべし。その後調べましたら、東京でも銀座や丸の内のサテライトショップで購入できるようであります。食うべきです。ただし一つだけ申し上げますが、はっさくは季節のフルーツですので、食える時期は限られております。8月中旬でいったんシーズンが終わり、再開は10月中旬からとなっておるようですので、ご確認ください。あ、全国発送もしてるようですよ。そのうち取り寄せちゃる。

 はっさく大福だけで今回のブログが終わりそうな気配もありますが、そうはいかない。もう一つ二つネタを入れねば。

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そのほかの島々にも興味はありましたが、実はこの日は松山市まで行く予定。ほかにも立ち寄りたい場所があります。行ける島はもう一か所くらいか、とガイドブックを眺めておりましたら、しまなみ海道の最後の島、大島に村上水軍博物館という施設を発見しました。少し前に「村上水軍の娘」という小説が話題になっておったようですが、瀬戸内と言えば村上水軍。週刊スピリッツでも連載しておりますので、若干の予備知識がある。予備知識があったほうが、観光は面白くなります。よし、行こう。それにこの博物館の近くから、船に乗って瀬戸内海の潮流を眺めることができる潮流体験というアトラクション11000円でやっております。これもいいな。うん1000円だから大したことないかもしれないけど、船に乗れるの、いいかもな。

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よし。ウェブで調べると、9時、10時、11時と1時間おきに船は出てるようです。今ちょうど10時を回ったところ。こっから高速に乗ると、うまくすると10時の船に乗れるぞ、と。よし。

 計算通りに、11時前に潮流体験の船に乗ることができました。結構立派な船です。乗船時間は40分ほど。奥さまは船酔いを心配していましたが、まあ瀬戸内の海は波がないと言いますし。大丈夫でしょう。ねえ。

 最近はどんな船に乗るにつけても救命胴衣は必須となっておりますが、これねえ。暑いときは暑いですよね。いやだなあ、でもしょうがないよなあ。そんなことを考えておりますと、船が出発します。お盆前の平日ですからお客は少ない。ちょちょいと行って帰ってくる感じかあ。ねえ。潮流だもんね。こう海の色が変わってるあたりを遠くから見る感じだよねえ、きっと。うん。

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おおおおおおおおっ。船、速い。モーターがぶん回っているぞ、おい。船首が持ち上がっているもの。暑くねえよ。風がどんどん入ってくるもの。爽快じゃん。でね。なんか海を見てると、色ってえか光り方が変わっているところがあちこちに見えてきます。おおほら、あのあたり、きっと流れが速いのよ。ほら見てごらん。

 エンジンがどどどどって唸りながら、島のほうに寄っていくとね、文字通り、流れているんですよ。潮が。それもですね、島の突端を境として、手前と奥とで海の高さが違う。奥から潮が流れてきて、岩にぶつかり、落ち込んでいく。音を立てて流れ続けてるんですよ。そこかしこで渦ができている。海の底の岩にぶちあっ立った潮が噴き上げて海面が膨らんでいるところ、潮が渦を巻いて空気を引き込んでいるところ、島と島の間の流れと、手前で流れが違う。

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これは、とても素人が渡れる海じゃない。泳げるもんじゃないし、船だって、思う方向に進むためには島の流れが分かってないと動けるもんじゃない。ああ、これか、だから水軍なんてものがいたんだ。この流れを乗りこなして、小さな島々に城をこさえて、暮らしを築いていったんだ。ああ、なるほどなあ。

 このアクティビティ、単に「潮流体験」なんて言葉で片づけるのがもったいない。まあいい言葉が思い浮かばないんですが、秩父の激流下りなんかと同じように迫力があり、加えて歴史の重みがある。瀬戸内、深いなあと感じ入りました。ここを体験した後で、村上水軍博物館に行きましたがね、またそこで深めることができる。この二つ、両方を体験するのはお勧めですな。

 ちょうど12時、そろそろお腹も空きました。ここで海鮮丼を食っていくのも手ですが、少し先はもう四国愛媛県今治市です。そして愛媛県と言えば、また独特のB級グルメがあるのであります。それが愛媛の街中華で提供される焼き豚玉子飯であります。

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今治市大黒屋さん。見るからに街中華です。中では働くおじちゃんたちが黙々とどんぶり飯を食らっております。それがおそらく焼き豚玉子飯。簡単に言うと、丼飯の上に焼き豚を乗せ、更に目玉焼きを2個。甘辛の醤油ダレをぶっかけて出来上がり。これをぐちゃぐちゃにかき混ぜて食らう。色気もなんもねえ。白飯にチャーシューと目玉焼き乗せただけじゃん。なんか殺風景だよなあ。

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多分そのイメージと違うのは、たれの量でしょうか。混ぜるとご飯の色が完全に変わるぐらい、しっかりとたれがかかってます。たれダクの鰻丼をイメージするとよいかもです。そこによく煮られてほろほろになったチャーシューが混じり、目玉焼きの白身、黄身、が色身にアクセントをつけ、更にはお好みでネギを散らします。このねぎは関西より西でよく使われる万能ねぎ、青ネギでありますな。それやこれやで、あまり上品な見た目ではありませんが、旨そうなB級食が出来上がるわけです。

 ただし。相当に味が濃いです。加えてカロリーも相当な感じです。女子がちょいと食べに入るという感じではありません。甘辛もくどいっちゃくどい。やはり働くおじちゃんの男飯、なんでしょうな。カロリー万歳な野郎の皆さんは是非お試しください。

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ところで、埼玉県地産のスーパーマーケット、ヤオコーさんにはこんなものが並んでました。みなさんのところで扱ってるかどうか知りませんけど、おうちで試してみたい方は探してみてはいかがでしょう。

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コメント

ネジが外れた時期に走ってきました(笑)
さすがに車だと機動力ありますね、景色が勿体なくて高速走る気になりませんが。

しまなみは原付の聖地って言われた記憶がありますが、今は自転車に取られちゃいました。
走る場所はどっちも一緒なので原付も楽しそうですが、自走でしか行けないのが難点だったんでしょう。

どもです。
ネジのはずれたことをする楽しみは否定しません(^-^;
ただこの頃は、肉体が追いつかないですね。気持ちと肉体のレベルが乖離してると、危険を越えちゃうことがあるので、自戒してます。奥さまの心配もハンパないですし。これ以上は無茶できません。
できることを楽しんでいきます。
またよろしくです。

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