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2017年8月13日 (日)

山系サイクリスト垂涎の地  渋峠に行こう

 渋峠という渋い峠があります。違う。

自転車乗り、ヒルクライマー部門の方にとても人気の峠らしい。例によってTwitterで知りました。去年の夏でしたが、渋峠で撮ったという写真とTweetがあり、日本とは思えない風景にこれはぜひ行かねば、と思ったのです。

_000_1 渋峠、群馬県と長野県の県境にある峠道です。なんでも国道としては日本で一番高い位置にある峠らしい。まあ、その辺りに価値を見いだせるかどうかはどうでもいいんです。標高2,172m。森林限界を超えますが、マウンテンサイクリングin乗鞍のゴール地点は2,720m。標高だけで言えば乗鞍の方がよほど高いわけでね。

 ただ乗鞍は観光センターより上は、自家用車が入れないゾーンですから、自家用車で気軽に行ける森林限界越えと考えると、渋峠の価値はあります。が、自転車で行くなら関係ない。乗鞍ではなく、渋峠が最高、と言われる。それはなんなんでしょうね。

 確かめねば。

 どういうコースにしましょうか。県境にあるので、長野側から上るルートと群馬側から上るルートがあります。長野側の方が距離が短く、斜度がやや厳しくなるようですが、それ以上に風景は群馬側からの方が良い、との情報を(Twitterで)いただきましたので、出はそれで行こう、と。風景が良い。大事なことです。

 出発は群馬側で。起点は車が停められる場所ということになります。一番いいのは、道の駅でしょうか。24時間開いていてトイレもあり、半日程度の駐車なら迷惑とも言えない。帰りになんか買えば恩返しになるかな、と。調べますと、登り口の草津に道の駅があります。ここから渋峠まで21km程度。ちょっと物足りない。てか、まあ気合い入れて走れば十分な距離なんですけど、せっかく埼玉から群馬まで遠征して、20km程度しか走らないのはもったいない。もう少し走るためのコースを考えます。

 車で行くことになるので、起点と終点が一緒になる周回かピストンでなければなりません。いくつかの峠をつなぐ縦走は、車のあるところに戻るのが難しい。ピストンよりは周回の方が楽しいです。違う場所を走れますから。と言っても、実はピストンであっても、上りと下りでは見える風景が全く違うので、同じところを走ってるという実感はあまりなかったりします。

 でも、とりあえず周回で。と、WEBで先人の辿ったコースを見ますが、これがなかなかハードなコースで。山域が大きいため、周回を描くと140kmとか120kmとかで、獲得標高も3,000m級。家から走り出ての距離だけならこのくらいは平気ですが、車で遠征しての120kmは、帰りの運転が厳しい。たぶん運転しながら寝るな、と思うです。

 100km未満でコースが引けないかなあ、獲得標高も2,000m程度。お、これ行けそうじゃん、って思ったコースが、草津の下の長野原町から国道292号で草津を抜け渋峠に登り、折り返し途中で万座道路に入り、万座ハイウェーを下りる。長野街道で長野原町に戻る。これなら100km切るんじゃないの、って思いました。が。問題が一つ。万座ハイウェーは自転車禁止です。おい。ダメじゃん。

_000_2 ピストン決定です。とはいえ道の駅草津運動公園からだと片道21km。これはつまんない。長野原町に総合運動公園って場所があります。ここ、車停められるんじゃないかな。ここだと31km。うん、ここでいいじゃん。往復62km。よし。

 問題は、ここんとこの天気です。なんか予報が曇りなんだよねえ。だからといって、条件のいい日に行けるわけではないのが勤め人。行けそうな日に行くしかないですわ。よし。行こう。

 ということで梅雨の合間のような84日、朝4時半に起きて出発です。曇ってんなあ。まあ行こう。行けば晴れるさ。だーっ!

 家から草津まで概ね2時間半。平日ならね。土日ならもう1時間見た方がいいかなあ。やっぱ平日ですよ。うん。高速道路快適快適。一般道もね。ただね、雨がね。ぱらぱらと。山の方を見ると真っ白なんですよ。これは確実に山は降ってますなあ。イヤだなあ。とりあえずどっかでトイレに行こう。道の駅八ッ場ふるさと館。うんいいじゃない。とりあえずここで。天気予報を見ると12時からの予報になってます。現在午前8時。うーん、でもさあ雨の中は走りたくないよねえ。12時から晴れ間が見えるってのならなおさら。

 とりあえず寝不足だし。ちょっと寝よう。あ、ヤマザキのコンビニもある。焼きたてパンも売ってます。ヤマザキで八ッ場限定パンを購入して、車に戻り、ちょいとうたた寝します。8時半くらいに道の駅のお店も開きました。こちら、果物も野菜もお安い。これは買わねば。桃とプラムっぽいクダモノと書かれた果物。それからブルーベリー。

_000_10 山の方を見ると少し雲が山の上に上っていった感じ。これなら晴れるかな。TwitterをチェックしたりiPadの電子本を読んだりしてダラダラ過ごします。もういいかな的な思考が頭の中を渦巻きますが、Twitterで「今日渋峠行くよ」的な宣言をしちゃってるので、なんとなく引くに引けない。10時半頃には腹も減ってきます。まあどうせ飯を食わねばならんのでね。飯を食いましょう。八ッ場ふるさと館にはレストランが二つもありますぞ。そのうちの一つ、少し庶民的な設定の方、セルフの食堂っぽい方ですな。こちらでダムカレーをいただきます。辛口甘口選べます。昔懐かし系のカレーですが、マイタケカレーってことで食感もよろしい。

 ダムが。よくテレビでみるダムカレーは、ダムがご飯で作られていますが、ここのは容器自体がダムになってる。間の仕切りが陶器でできているんですね。これはきっと、ダムを崩すような縁起の悪いことをしません的な、そういうことでありましょう。ほうほう。とダムカレーを食います。

 空は相変わらず曇っておりますが、しょうがない。予報は、あ、晴れマークがまた消えた。しゃあねえなあ。ここから当初予定だった長野原運動公園まで6kmくらいですか。もうわざわざ移動するの面倒くさいなあ。ということで、ここからスタートします。ここだとトイレもあるから着替えもしやすいですし。帰ってからも、トイレの心配もないし。渋峠ホテルまで36km。たいした距離じゃねえです。

 さて。まずは道の駅草津運動茶屋公園を目指します。ガーミン君で探せばいいかな、と適当に考えておりましたら、例によってガーミン君は裏道ばかり探してくれるのですが、こういう車の少ないところで敢えて裏道を走るメリットがない。道路標識を見て進みましょう。

 草津までの20kmはずっと上りです。4%から最大で10%程度の坂ですが、平地がほぼないので、休める場所がありません。意外とくたびれます。走っていると、時折ぽたっと落ちてくるものがありますが、まあしょうがない。行くしかないです。走り出したらね。雨が降ってる中を走り出そうとは思いませんが、走っている最中に雨が降った場合は、諦めるしかないので、むしろなんかハイになるってのはありますよな。

_001_2 道の駅草津運動茶屋公園はトイレを使うだけです。といいつつ、持ってきたどら焼きを食べます。食べながら山の方を見ますとね。真っ白。もう数十メートル標高を上げるだけで霧の中に突っ込むことが目に見えてます。この辺りの高度がだいたい800m。今日上る予定が2,170m1,400m高度を上げるのに、ずっと霧の中なのお?とうんざりしますが、もう20km走ってきてますから、ここで止めるという選択肢がない。

 ただ二つばかり気になることがあります。一つ目はこないだチェーン切りをして洗浄し、つなぎ直したチェーン。ピンが少し飛び出てます。これ、緩んで切れないだろうなあ。まあいいや。途中で切れたら、下ってくれば、こんだけずっと坂なんで、帰っては来られるだろう、と。更に、気になるのは、実は今回、ウィンドブレーカーを忘れてきました。予備として持っていたベストはあるんですが、気温が下がればヤバい。まあしょうがねえなあ。行くしかないなあ。ここまでに3人の自転車乗りとすれ違いましたが、2人はウィンドブレーカー、1人は半袖ジャージでしたし。行けなくはない、と言うことにしましょう。

_002 で。上り始めます。案の定、1kmも走らないうちに霧の中に突入しました。この高度ですから、正確には雲でしょう。霧と言うより細かい雨の粒が待っている感じです。それもどんどん濃くなっていく。6月の美ヶ原ヒルクライムの終盤、濃い霧の中に突入しましたが、あれが全域にわたって続く感じですな。とにかく周りがなんも見えねえ。ここはいったいどこなんでしょう。あの美ヶ原ヒルクライムがまだ続いているんですか、って感じです。途中どうやら殺生河原とか言う場所があったようですが、なんも見えねえ。ただ硫黄臭いゾーンはありました。ひたすら上るだけです。今回はちゃんとヘッドライトとテールライトを持っていったので、その点は心強かったですなあ。準備大事。ウィンドブレーカー忘れたけど。

 もうたんたんと上るだけですよ。きっとこのまま、ゴールについてもなにも見えないんだろうなあ、と全ての希望を捨てております。頭の中で、いったい何のためにここに来たんだろう、という考えがぐるぐると回ります。ただひょっとしたら雲が低い位置にかかってるだけだとしたら、雲を突き抜けることができるかもしれない。それだけです。希望は。高い位置にも続く雲があったら完全にアウトです。まあしかし行くしかない。おまけに身体がびしょびしょに濡れてるせいか、ガーミンのセンサーも誤動作起こしまくってます。心拍が取れなくなったり、速度表示が半分になったり、斜度の表示も当てにならない。

_000_11_2 真っ白い壁の中をただ進んでいきます。唯一の救いは、涼しくて快適と言うことですが、これ下りは冷えるよなあ、と。2,000mになる辺りまで、なんの変化もありません。ただ白いだけ。たぶん1,800mあたりで森林限界を越えたはずですが、ほとんどわからんですね。見えないから。ただ2,000を越えた辺りで急激に雲が薄くなってきました。なんとなく日差しらしきものを感じます。

 おお、これは。ひょっとしたら行けるかも。晴れ間が少しでも見えればな、と思った瞬間。風景が抜けました。下界は雲で覆われているため高度感はありませんが、これは紛れもなく2,000mの風景です。まだ周りには雲が漂っているので、雲と競争するように高度を更に上げます。

 しかしなまじ見通しが良くなった分、これから上るつづら折れの道が見えます。なんか登れる気がしません。が、標高を見るともう100m足らず、高度を上げるだけです。なんか、見ると無限に見える坂道も、クランクを回しているといつの間にか高見にいるんですよ。山登りと同じですね。こんなところを上ったのかあ、ってやつです。

_005 _000_14 日が差してきた分、暑い。しかし気分は高揚します。青空はやはりいい。空に近づいていくぞ、とクランクを回す。と、道ばたに車が数台停まっています。ビューポイントですかな。ちょっと写真でも撮りましょうかね、と思ったところに道標がたっておりまして、日本国道最高地点、と。おお、ここか。記念撮影を済ませて、更にその先にあるはずの渋峠ホテルに向かいます。別に何をするわけでもありませんが、一応ここがゴールですからね。

 ほんの数百メートル走った先に、おんぼろの国民宿舎みたいな建物がありました。ここが噂の渋峠ホテル。なんか入るのをためらうほどのおんぼ。いえ。味があります。それに今日は平日ですからね。人がいないということもあるでしょう。とりあえず入ります。飲み物の補給もしたいし、何か食べるものでもあれば、こういうところでお金を使うのは遊びに来た人間の義務であります。

_004_2 残念ながら、食堂は営業してませんでしたが、手作りパンが売っていました。これがね、意外というかなんというか、美味しそうなんですよ。チョコを練り込んだハート型のパンを買いました。250円。せっかく晴れてきたので、外でいただきましょう。どうやら名物らしい犬さんが物欲しげですが、糖分の多いものは犬さんにはよろしくないので、あげません。欲しそうですが、あげません。

 スタートを遅らせたので、あまり長居はできません。スタートしたのが1220分くらい。36km上って3時ちょうどくらい。2時間半か3時間くらいですか。時速15km切ってますね。12km/hくらいかも。途中斜度のキツいところは9kmぐらいでひぃひぃ言ってましたしね。細かくはよくわからんです。実は、ガーミンのデータを途中で一回リセットさせちゃったんですよ。獲得標高も実はよくわかんない。直線で上がったとしても1,500mはあるので、たぶん2,000m近くはあると思うんですけどね。わかんない。ガーミンコネクト見りゃいいんですけど、めんどうくさいのでやらない。記録より思い出ですよ、ええ。

 さて。下ります。当然のことながら、また霧雨の中に突っ込むわけです。上りよりスピードが出るだけに、濡れるのも半端じゃないです。幸い思ったほど気温が下がらなかったので、ベストのウィンドブレーカーだけでもなんとかなりましたが、渋峠ホテルの手作りパンのエネルギーがなかったら下までもったかどうかわかりません。加えて、レーシングゼロナイトの強力なブレーキ。ブレーキが強力ということは、握力をあまり使わなくて制動をかけられる、ということです。これはすごく助かりました。

 そうは言うても、年老いた肉体は同じ姿勢で緊張し続けていることに対して悲鳴を上げておりましたが。途中何度も、白い壁の中から車のライトがぬっと出てくる場面がありましたけど、余裕を持って対応できました。しかし、もうべそべそに濡れてます。霧というには水滴が大きい。汗が全部雨で流されて、シャワーを浴びたような感じになっておりました。

_001_3 3時すぎから下り始めて4時半頃には八ッ場ふるさと館に戻ることができました。今度は概ね30km/hを維持していたことになりますが、ほとんど漕いでません。そんだけ下りばかりだったということです。あ、注意点としては、下りてくる前に、iPhoneのバッテリがほぼなくなりました。おそらくですが、山の上、あまり電波がなくて、そのせいで消耗したのではないかと。今後はモバイルバッテリーも必携ですな。

 渋峠の絶景に憧れて今回のヒルクライムを計画しましたが。今回のヒルクライムでは、残念ながら渋峠の魅力の5%くらいしか味わえてないのかもと思いますよ。まあしかし、逆を言えばこれからも楽しみがあるわけで。速く上らなきゃ行けない、という枷を外せば、まだまだ楽しめますからね。おじちゃん、まだまだ走るよ、と。

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コメント

ご無沙汰です。渋峠はやはり渋かった?。峠だけでも晴れて良かったですね。私は翌日の5日に霧が峰に行きました(途中は車)。概ね晴れて良かったですよ。

どもです。
今年の天気は予測不可能ですね。結局今週末の乗鞍試走も行けずじまいです。
まあ良いときもあれば悪いときもある。雨のキャンプもそれなりの味わいがあるってもんですし。
またよろしくです。

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