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2017年9月 3日 (日)

これが実力なのか マウンテンサイクリングin乗鞍2017 実力なのかもな

20170826_135110_p1020239 えっと。乗鞍にエントリーしたのは自転車に乗り始めて2年くらいしてからです。2012年の乗鞍が一番最初でした。大きな落車を経て目標を持ちたかった。ところが、その翌年も巻き込まれ事故に遭い、肋骨と手甲骨が折れたまま出るしかなくなった。そのときのタイムが1時間45分。ただお天気が良かった。上ってる最中は周りのことなど見る余裕もなかったですけど、いろいろあって、ようやく辿り着いたゴールの青空。そこが大きな目標になったわけです。

 その後、天候に恵まれなかったり、また落車してケガをしていたりして、まともにフルコースを走れることがありませんでした。余りに走れないので、もうこのままリタイヤしようと考えたこともあったくらいです。んが。あの青空が忘れられなかった。もう一回走ろう、と。目標としていた1時間30分にどれだけ近づけるかやってみよう。この半年くらいは、そういう時間でした。

20170827_064842_p1020278 ところがね、このところの老化の進行は恐るべきもので、練習強度が上げられない。練習してるときはまだいいんですよ。そっからの回復がどうにもならない。更には身体の不調があちこち出てくる。具体的には痛みですな。今は50肩。これね、強烈に痛いです。50肩とかっておっさんの病気やん。そうですよ。ただね、病気というか、身体が老朽化して壊れていく過程みたいなもんなんですよ。老化ってのは。個人差が大きい。これは体質と環境が作り出した体質なんで、今更どうにもできない。若い頃から養生してれば別なのかもしれませんがね。今、元気な(相対的に)若い皆さんにお伝えしておきますが、古い冷蔵庫と同じで、人間の身体も確実に老朽化するんですよ、と。

 50肩という笑い話のような病気の痛みですが、腕を極められたような痛み、と言えば一度でも関節技を食らったことのある人には想像がつくでしょうか。腕を捻じりあげられ肩関節を極められて、肩から二の腕にかけて痺れとも激痛ともわからんものが走り、激痛のあともしばらく痛みが残る。つまりね。老化ってのは常に痛みと暮らしていくようなもんなんですよ、と。たまにそういうことをなんも感じさせないような超人がいますけどね。あれは1%の天才の資質。自分がそうであることを期待するのは無駄です。99%の凡人である可能性の方がよほど高い。

 まあそうはいっても、命に関わるような病気は今のところ出ていないので、走りましょう。と。あの青空を見るために走りましょう。と。

20170827_060744_p1020164 今回のマウンテンサイクリングin乗鞍。最高のコンディションでした。前日から全く雨の心配をする必要がない。今年のツール・ド・美ヶ原、惨憺たる結果でしたから、それなりに対策をしてきていますが、少なくともコンディションで足を引っ張られることはない。今回泊まった宿は会場から2kmと少し離れていますが、それもまた適度にアップができるというものです。宿で少しローラーを回して心拍数を上げたあと、会場に向かいます。

 申し訳なかったのは奥さんです。今回の乗鞍、例年実施していた同行者用のトレッキングプランをいきなり廃止しました。ホームページでの告知もなし。だから奥さんにとっては、遠い会場まで歩いて、スタートを見たらあとはすることがない、と。応援バスも受付後2時間の時点では締め切られていました。トレッキング、やらないならやらないで告知して欲しかったですな。

20170827_065859_p1020169 スタート前。いつものようにトイレは大混雑ですが、私のトイレは宿で済ませました。朝の気温は低めでしたが、太陽が高くなるにつれ、気温も上がり、快適です。身体は軽い。スタートは最前列。これはたまたまです。どのみちスタート直後に前に出るつもりはありません。最初に出してしまうと、すぐにばててしまうんです。

 スタートの合図とともに周りが飛び出していく。私はコースの右側を自分のペースで走って行く。悪くない。抜かれているけど、焦りはない。が、なんかおかしい。抜かれているとは言え、同じようなペースで走っている集団の中にいます。心拍数160を少し越える程度。ところがガーミンの速度表示は7km/h8km/h。確かに、10%を越える坂が続くような場所ではそこまで落ちることもあります。が。しかし。いくらきついところでも4km/hって遅くないか。自分だけでなく周りもです。これ、表示がおかしい。そうして見ると距離もおかしい。第1チェックポイントの三本滝は7km程度のはず。が、ガーミンの表示では4km

20170827_075843_p1020174 これ、明らかにおかしい。こうなってくると斜度も信用できません。まあしかし。サイコンが走るわけでないですから、サイコンのデータはもう気にしない。そういえば美ヶ原でも、距離は全然違ってました。あのときはむしろ走行距離が長く表示されていて、距離感をつかみ損ねたんだった。今回はもうこれは当てにならない、と決めてしまいます。

 しかしペースが判りません。速度も距離もわからない。唯一頼りになるのは、時間とコース途中のチェックポイントです。まあ、出せるものを出し切って走るしかない。

 中間地点、という表示が現れました。この時点で約45分。この表示を信じるならば、へたれないで走り切れれば、90分、多少へたれて100分くらいで走ることも可能なタイムです。これはもう行ける、行かなきゃ。

20170827_085848_p1020177 森林限界を越える辺りから先、呼吸が厳しくなっていくのはわかってます。しっかり呼気をはき出すことに注意します。ところが、キツい。斜度は信用できないけど10%は越えてるでしょうか。キツい。空は青い。時々周りに目をやると、遠くの山まで見えます。行く手には雪渓が見えてきました。しかしキツい。

 どうもおかしい。45分で中間地点、ところが85分経過して、コースに残り6kmという表示が出てます。ちょっと待て。普段、白石峠の6kmで、35分かかるんだから、こっから最速でも30分くらいかかるってことか。おかしいだろう。乗鞍のコースは全長21kmを少し切る。10.5km45分かかって15km85分って。4.5km40分か。とまで細かく計算はしてないです。でもおかしい、というのは感じてました。少なくとも90分切りが不可能だと言うことは、酸素の足りない脳でも理解できます。

20170827_101736_p1020186 おかしい。キツい。こんなに進めないものか。完全に木々が途切れて見通しがよくなり、坂の先に青空が見える。けれど、もういつ足をつくか、ということしか考えられません。なんでこんなことをしているんだろう。もう限界なんだよ。このタイムでは120分、よくてその程度。それってろくに練習もしてなかった5年前より遙かに遅い。老化ってやつだろう。そんなんでこれから先もヒルクライムレースをやる意味ないだろう。もうゴールしたら止めよう。今日はとにかく足だけつかなければいい。それだけがんばればいい、もうゴールしたら止めよう。赤城ヒルクライムもDNSだ。のんびり走ればいいじゃないか。

 走り終えた先頭グループが下山を始めています。ときどき頑張れって言われてますが、顔を上げる余裕もない。ほとんど足は止まりかけています。そして最後の上りの先にゴールラインが見えました。あと一踏みがどうしても出ない。のろのろとゴールを越えました。手元時計で2時間1分。打ちひしがれて、荷物置き場に向かいます。その間、タイムを気にするヒルクライムはこれで終わりだ、もう赤城は出ない。そうぐるぐると考えてました。

 そして荷物積んだバスに向かい、自転車ラックにバイクを立てかけて、荷物を受け取ります。とっとと帰ろう。もうこんなことは終わりだ。赤城はDNS。それでいい。

20170827_094347_p1020181 そしてまた自転車を押し始めます。その瞬間、愕然としました。自転車が進まない。なんで。後輪が張り付いたように回りません。ブレーキが張り付いてます。これ。これって美ヶ原で出たブレーキ片効きか。直ってなかったのか。ローラーをやってるときは問題がなかったけど、考えてみれば美ヶ原から外を走っていない。ローラーはブレーキを動かすことがない。直ってなかったのか。このブレーキがホイールに張り付いたのはいつからだ。ずっと張り付いていたなら、この高いブレーキシューがずいぶん減っちゃったんじゃねえか、いやいやそこじゃない。

 このタイムを出したのは、老化による衰えなのか、機材トラブルなのか。どっちなんだろう。それを確かめなきゃいけない。走れなくなる日はいずれ来る。でも今じゃないかもしれない。前橋赤城山ヒルクライムまであと4週間。仕事が立て込んでいて山を走る暇がないけれども、もう少しだけローラーで足掻いてみます。

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コメント

乗鞍、完走だけでも立派じゃないですか!私もずいぶん前に50肩をやりました。そのときはつらいけど、そのうち自然になおります。機械だって、金属疲労や経年劣化は避けられません。まして生身の人間ですから、年毎に劣化、退化するのも、生きている証拠です。メゲずに年相応に頑張りましょう。

「いろいろあって、ようやく辿り着いたゴールの青空。そこが大きな目標になったわけです。…」
泣きそうになっちゃいましたよ。^_^;
ワタクシも異常な加速で進む衰えを実感しつつ 悪あがきを楽しむ余裕を持ちたいと思っていますが、なかなか楽しむ境地に至っておりません。
赤城の物語も楽しみにしております。

文章の熱量がすごい
おそらく年齢は倍近く離れていますが、先達がこう静かに熱くいてくださると、
何というか私だってやったるわというような気持ちが沸きおこります。
ありがとうございました。

ヒゲ爺さん、どもです。まさに経年劣化。またこの劣化具合が個人差が大きいのが悔しいですやね。人と比べても仕方ないんですけど、喜びも悔しさも一緒のものでして。ねえ。お分かりのことと思います。

Kaniyaさん、どもです。異常な加速、それですそれ。もう本当に許しがたい。おかしいだろう、と思ってますよ。赤城もそれを確認する作業になりそうな気がしてます。

無名さん、どもです。歳はね、意外と関係ないんです。つまり、体は衰えるけど、脳みその中の感覚は若いままなんですよ。18の頃のガキの頭のまんま、何も変わらない。いやみんなそうみたいですよ。ただ、打たれた数だけ打たれなれた、ってことはあります。

みなさん、またよろしくです。

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