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2019年9月 2日 (月)

嬬恋キャベツヒルクライム2019は良い

Img_5900 Twitterで散々呟いたのだけど、とてもいい大会だったので、まとめておこうと思うのです。

 

そもそも嬬恋キャベツヒルクライムに出ようと思ったのは、深い意味はなくて、一昨年からマウンテンサイクリングin乗鞍に出るのを止めたせいで、この時期ちょっと手持無沙汰になり、そこにぽんと目に入ったのが嬬恋キャベツヒルクライム。小さい大会という以外にほぼイメージがありません。ネットで検索をかけても、数えるほどしかブログがない。しかもガチ勢のブログなので、どんな大会かってことより、レースそのものの記事がメインで、大会のイメージがつかみにくい。とりあえず行くか。そんな感じです。

 

ヒルクライムレースに出たことのない人にとっては、レースと言えば有名どころの乗鞍や富士ヒルやハルヒルということになりがちですが、いやいや小さなレースもいいみたいだよ、という感動を共有しようと思いましてね。

 

嬬恋キャベツヒルクライムは嬬恋村東部小学校をスタートして万座ハイウェイを通り、万座温泉に至るレースです。万座ハイウェイは自動車専用道路なので、普段自転車で通ることができません。年に1回だけ、この日に道路を封鎖してヒルクライムレースを開催します。このコースの途中にはプリンスホテルもあり、道路が使えないとなると宿泊客も限られてしまうでしょうし、大変なご協力をいただいていると思います。ありがたいありがたい。

 

Img_5854  さてこの万座ハイウェイから万座温泉に至るルートをさらに上れば、白根山に至ります。ヒルクライマーなら名前を聞いたことはある渋峠はここにあります。国道の最高地点というところです。渋峠に至るためには、群馬県側草津町から上るルートと、長野県側小布施町や中野市から上るルートがあります。東京方面から行くには、群馬県側から行くのが圧倒的に近くて、しかも上っている途中の眺望が、群馬県側からの方が圧倒的に良いのです。が。残念なことに去年から草津町から渋峠に向かうルート国道292号が、火山活動の影響で、自転車は通れません。群馬側から上れるもう一本が万座ハイウェイですが、既に述べたようにここは自動車専用道路。上りたいのに登れない。その隔靴掻痒、雪辱を果たせるのが、年に一度、この日なのです。

 

ヒルクライムガチ勢の多くは戦略的にコースを攻めるために、事前にコースを下見する試走というものを行います。ぼくみたいなゆるクライム勢の一部は、ガチ勢の雰囲気を楽しむために試走を行います。が、嬬恋キャベツヒルクライムは、ガチ勢もゆる勢も試走はできません。ただし、前日入りした際に車で走ることはできますから、時間にゆとりがあれば下見をしておきましょう。

 

さて。コースですが、19.8㎞、平均勾配5.1%。これからヒルクライムレースに出るよって方のために、平均勾配の見方をちょっと説明しておきます。

 

坂をやる人にとっては5%程度の坂だとそんなに苦労せず、むしろちょうどいいくらいの負荷です。頑張ってる感がほどほどにある気持ちよさ。きつくなってきたなあが7%10%を越えると息が上がる人も多いでしょう。12%となると初心者は脚をつきます。この辺りから激坂と呼ばれることも増えてきます。20%ともなると、脚力だとかバランスを保つ体幹とか、当然強い心肺が必要になってきます。そんなことを体験してくると、平均勾配5.1%って楽勝じゃん、と思えます。

 

ところで、国内屈指の激坂ヒルクライムレースと呼ばれる美ヶ原ヒルクライム、ツール・ド・美ヶ原。ああ、ここはもう確かにきついです。体調が悪いときに行くと、ほんとに心折られます。その平均勾配が5.9%です。5.9%で心折れちゃうの? ぼく10%くらいなら全然平気よ、っていう人も多いですよね。

 

それが「平均」の恐ろしさ。美ヶ原は前半が酷い。スタートの数百メートルが街なかの平坦で、そこをすぎた山道の2㎞くらいが、ずっと10%を越えてきて最大で17%くらい、コーナーのイン側だと20%はいったと思います。それが続く。半端な心肺の鍛え方だとあっという間に息が上がります。脚をついて押し歩きする人もぼろぼろ出る。全然5.9%じゃないじゃん。詐欺じゃん。そこが平均の落とし穴。美ヶ原の場合はスタート後の1㎞弱が平坦だし、ゴール直前の2㎞程度に至っては、50/h近くまでスピードを上げることができる下りがあります。それらを平均しちゃうと、5.9%に数値上はなってしまう。

 

つまりコースを見るときは平均勾配よりも、どの程度の坂がどのくらい続くかというプロファイルのほうが重要だってことです。

 

さて、キャベツヒルクライムの話に戻りましょう。平均勾配5.1%。コース全体のプロファイルを見ると、最初の3㎞程度は7%を越える強度強めの坂があります。でも美ヶ原のように12%を越えてくるのはほとんどない。コーナーのイン側をとれば、きつくなるところもありますが、道路が広いので敢えてきついところを走る必要はありません。自分のペースを作りやすいコースだと言えます。

 

3㎞を越えたあたりで、一度小さな下りがあります。ここは思い切り踏み込んでいける場所です。そっから先も、極端に勾配がきつくなるところはなく、ほどほどの強弱が付いたコースです。特筆すべきは、道路の広さです。自動車専用の万座ハイウェイ。2車線道路の1車線の幅が広めで、路面状態も良好です。加えて、キャベツヒルクライムは参加者数が多くありません。1000人は超えていると思いますが、ツールド美ヶ原の半分です。美ヶ原は激坂区間の道路が狭く、下手をすると渋滞が起きますが、キャベツヒルクライムではその心配がありません。そして見晴らしのいいコース。年に一度しか走れないということもあって、だからこそ走っておきたいコースです。

 

Img_5889 さて、どんな大会でも重要なのは、どのような運営が行われるか、です。ぼくはこれまでマウンテンサイクリングin乗鞍に8回、美ヶ原に8回、ハルヒル3回、赤城2回(1回は台風中止)と、メジャーどころしか出てませんし、種類も少ないのであまり大きなことは言えないんですけどね。そんでも気持ちのいい運営とそうでない運営というのはわかります。そりゃそうだ。仕事でDNSした去年の富士ヒルでは、当日の朝に下山用の荷物を預かるトラックが、まだ預けてない参加者がいるにもかかわらず、受付を終了して、上に上がってしまった、という事態が発生したらしく、まあこうなると何をどう言ってもダメです。

 

ぼくは富士ヒルに行ったことがないんですが、その理由は「人が多すぎてぐちゃぐちゃ」というのを聞いているからです。これって乗鞍でも言えることなんですが、まず宿泊を確保できない。もともと乗鞍は松本からずっと離れていて、乗鞍高原に泊まるしかない。ところが乗鞍高原にはスキー客相手の小さなペンションが複数点在しているばかりで、数千人を泊める宿泊施設がない。テントを張るという選択肢はありますが、ぼくみたいな甘っちょろいおじさんにはきつ過ぎる。

 

富士ヒルも、宿を摂ろうとしたら、雑魚寝のようなスペースで1万円くらいの設定の宿がごろごろしてたり、だからそんなキャパしかないところに1万人近くを集めようっていう、運営の考え方自体がどうなんだよ、と思うわけですね。そんなだから、乗鞍のトイレ状況、あれは最低です。8000人近く集まってる会場に、トイレが2か所しかない。それぞれ数が少ないから、大行列です。仮設トイレを置いて改善しようとする意思がない。自分が参加していたころは、定宿にペンションを確保していたので、そこでトイレを済ませていましたが、会場から離れた宿泊施設だとどうにもならない。運営のやる気のなさを感じて、ぼくは乗鞍から撤退しました。

 

その点ハルヒルや赤城は素晴らしい。広い会場にたくさんの仮設トイレを並べて、参加者をさばこうとしている。もちろん混雑はしてますが、努力が見える。会場に並ぶたくさんの出店も、また大会を盛り上げています。ただハルヒルには問題も見えています。参加者がどんどん増えるにつれ、待機が長くなってきています。会場入りしてからスタートするまでの時間、ゴールしてから下山が始まるまでの時間、これが数時間に及びます。きちんとコントロールされているので混乱はありませんが、いかんせん長い。天気がいい場合はいいけど、雨だったり寒かったりする中で、山上で2時間近く待機するのはヤバいことになりそうです。とはいえ、ハルヒルも赤城も、市民の多くがスタッフとして参加し、また道路上で声援を送ってくれる温かい大会で、この規模でこの温かさを維持しているというのは、本当にスタッフの志が高いなあと思います。

 

ということで、嬬恋キャベツヒルクライムの話に戻ります。

 

Img_5860 キャベツヒルクライムの宿泊地ですが、これがかなり融通が利きます。というのは、嬬恋村は群馬県で村自体に大きな宿泊先があるわけではないですが、実は15㎞ほど車で走ると長野県軽井沢町があるんです。軽井沢と言えばホテル、貸別荘、ペンション、選びたい放題です。更にレースのゴール地点である万座温泉、近くの草津温泉も控えています。温泉旅館はビジネスホテルに比べればお高くなってしまいますが、少なくとも泊まる場所がないってことはあまり考えなくて大丈夫です。

 

今回ぼくは軽井沢町の紀州鉄道軽井沢ホテル、というところに泊まりました。朝夕食付2名でセミダブルベッドが二つ入った広めの部屋が23,000円。安くはないですが、夕食ビュッフェも美味しく、悪くはない。逆を言うと、前橋や高崎に泊まった時のように、夜中に飲み屋に出かけるという選択肢はない。

 

ただ、軽井沢町から嬬恋村に抜ける最短ルートが有料道路になってしまうため、ちょこちょこ出向くのには不便です。そういう意味では、万座温泉も万座ハイウェイしかルートがないので、朝、会場に向かうのも自転車で向かうわけにはいかず、そこは考えどころです。草津温泉は有名な温泉地なので、割とお高めの料金設定のところが多い気がします。安くあげるなら、嬬恋村内にある小さな民宿のような宿ですが、ここは争奪戦になりそうです。とはいえ、車のあるなしやお財布事情などに合わせて選択ができる、ということでもあります。

 

Img_5870さて。会場です。会場は嬬恋村の東部小学校。ここが受付会場です。駐車場はグラウンド。これもね。村の積極的な応援があってのことですよね。土のグラウンドを駐車場に使うと、後の整備がたいへん。しかもこのグラウンド、きちんとロープで駐車スペースを割り振っています。この手間の掛け方が素晴らしい。当日も誘導員がさばいていくんですが、1台分の駐車スペースをかなり広めに確保していきます。そのため、車からの荷物の出し入れや、ローラーを回したりするスペースが余裕で確保できます。これも、よく配慮されているなあと感心します。

 

受付会場自体はとても小さいです。ステージも乗鞍の1/3くらい。大きな会場ばかり見てきたので、拍子抜けしますが、実はこれがけっこういい。というのは、ステージが小さいために、ステージと観客席の間もまた近いんですよ。目の前で普通に話している。なんというか、アットホーム。話している絹代さんやら町長さんも、すぐそば。大きな会場だと話が良く聞こえない場合もあったりして、誰も聞いちゃいねえや的な雰囲気が多々あるんですけど、距離が近いこともあって観客も見ている人が多いし、拍手を送る人も多い。表彰台に上がった選手の顔もよく見える。スタート前の準備体操も、狭い場所でみんなが集まってやってる感、密度が高い。

 

受付や会場のスタッフはあまり多くはないですが、やはり参加者が少ないこともあって、流れが止まるということはないように思います。出店は少ないです。よくあるウエアや用品を売る店は1店ずつ程度、食べ物を売る店も少ないですが、アットホーム。テキヤが適当なものを売ってるみたいなお店がない。地元の人が協力してやってるって感じです。必要にして十分な感じです。

 

今年の参加賞はキャベツをモチーフにしたディパック。去年はキャベツのサコッシュだったそうですが、嬬恋キャベツヒルクライムをモチーフにしてて、とてもいい、と思います。乗鞍や美ヶ原は毎年タオル、まあそれでもいいんですけど。赤城は去年も一昨年も、ホイールバッグでしたが、今年は止めてくれよ、と思ってます。そんなホイールバッグをいくつも使うことなんかないよ、と。

 

Img_5901 忘れちゃいけないおもてなし。レース当日はゴール地点で、スポーツドリンク、饅頭、コーンスープが振舞われます。下山後の会場で、具だくさんのけんちん汁、茹でトウモロコシ、キャベツ、カボチャかりんとが振舞われていました。けっこうお腹いっぱいになる量です。この手厚さはハルヒルでも赤城でもないなあ。ちなみに、ヒルクライムコース上には給水所が二か所設けられていました。スタッフは多くありませんが、必要なところには配置している感じです。

 

ハルヒルや赤城のような、町の皆さんによる応援はほとんどありません。これは仕方ない。コースが街中をほとんど通らず、有料道路の中に入ってしまうので、人はいませんね。

 

スタート時の誘導や下山誘導ですが、あまり手厚いとは言えませんが、参加者が少ないので、どんな風に動くのか見えるため、なんとなくちゃんと流れていくんですね。あるいはひょっとして、キャベツヒルクライムはメジャーではないので、質の悪い選手が少ないのかもしれません。割り込みをする人とか、下山のダウンヒルで我が物顔に追い抜いていく人とか。そういう人がほとんどいなかったのも、気持ちがいい運営ができている理由でしょう。

 

Img_5896 そこは難しいところです。自転車の乗る人にはいい人もいれば悪い人もいます。参加者が増えれば、悪い人も増えます。初心者も増えて、悪気がなくても混乱させることもあるでしょう。とはいえ、初心者がいないイベントは先細りになるだけです。せっかくTwitterなどの情報共有ツールがあるので、そこは良い情報を共有していきたいものです。

 

あ、レースの出来ですか。まあ、がんばりました。体重増えてるおじさんとしては、いいと思います。もっと正確に言うと、ぼくを追い抜いてしばらくの間先行していただいた皆様のおかげでありますが。1時間20分くらい。そんなもんです。次はまえばし赤城山ヒルクライム。どっか美味しい居酒屋さん探さなきゃ。

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