VPL-VW575を設置する お楽しみはこれからだ
ということで、まずHW15を撤去します。というか、これは大した苦労ではない。ちょっと重いけど支えてる間に、奥さんにねじを外してもらうだけなので、すぐに終わります。終わるはずです。すぐ緩めて!早く!ああ、手がプルプルしてきた!
問題は、HDMIケーブルの撤去です。今使ってるHDMIケーブルは、10年前の規格なので、おそらく4K信号の伝送ができません。運が良ければできるかもしれません。できない可能性の方が高い。今の規格のものに換えておいた方が無難でしょう。ダメだったら、それからAmazonに注文して買い替えるってのが頭いいと思いますが、実はケーブルは去年買ってあるんです。去年のうちにやがてプロジェクターを買い換える!という目標を立ててケーブルだけは買っておきました。
プロジェクターへの配線は、壁の中のCD管を通しているので10m以上あります。これって実はHDMI規格の限界を超えてるらしく、モノによっては信号の減衰が起きて絵が出ないらしい。まして4K対応となると、下手なものを買うと無駄になります。ここは光ケーブルで行こう。光ケーブルなら15mも余裕のはずです。
光ケーブルと昔のHDMIケーブルを比べると太さが全然違う。光ケーブルのが断然細い。光ケーブルだけに断線が怖いっちゃ怖いですけど、取り回しはすごく楽です。CD管も問題なく通せます。ただ問題は、逆に今あるHDMIケーブルが抜けるのかって話です。
うちの壁の中に通したCD管は径が25㎜。ちょっと細い。昔は十分かと思ったんですけどねえ。このリフォームしたのは20年くらい前なので、こんな太いケーブルを通すと思いませんでした。かなり苦労しました。山用の細引きにケーブル結んで、引っ張ったんですが、当然なかなか通らず、CD管の中にシリコンスプレー吹き込んで、滑りをよくして通しました。
今引っ張ったら、ピクリともしない。しかし、動くはずです。再度シリコンスプレーを大量に送り込みましょう。更に引っ張るだけでなく、反対側からも押し込んでもらいます。とても一人では無理。でもちょっと押し込んでもらうだけで、するすると動きました。シリコンスプレー、大事です。
ただし、引き抜くだけではない。引き抜くHDMIケーブルには細引きを結び付けておきます。HDMIケーブルを抜くと、CD管の中に細引きが残る。これに新しいHDMIケーブルを結び付けて引っ張れば、あたらしいケーブルが通る、ということになります。これをしなくても通せる方法はありますが、1ステップ増えます。参考までに説明すると、ティッシュを丸めてミシン糸を結びつけます。管の片方にティッシュを詰めて、反対側に掃除機を当てます。掃除機で吸い込めばあら不思議。あっという間に糸が通ります。あとはここに細引きを結びつけるだけですね。
敢えてポイントを言えば、細引きを使うことです。タコ糸やらそこらの荷造り紐では強度が足りないかもしれないので。てか、家の中にCD管通してる人、あまりいないか。
光HDMIケーブルは細いのでするする通ります。長さに余裕見て買っているので、相当余ってしまいますが、まあしょうがない。ぎりぎりで処理すると後がきついときがあります。
ここまで、プロジェクターが届く前日にやっておきました。で。本体が届きました。昨日の午前中に頼んでの今日。現金商売は強いですな。普段、クレジット払いしかしない(できない)ので、今回のように現金一括払いは稀です。
HW15より箱はひと周り大きいです。つうか10年も前の箱をちゃんと取ってあるってすごくなくない? 梱包材も。10年前にもヤフオクは使っていたので、元箱の有り難さを知っております。箱を開けると、少し前よりもずんぐりとした本体、HW15はピカピカのミラー仕上げでしたが、VW575はマットな仕上げとなっています。
レンズ部分は中に引っ込んだ形になっているのは、ズームやフォーカスが電動になっているからですね。重さは12kg、まあなんとか持ち上げられますが、1人で天吊するのはちょっとつらい。ここは奥さまのお手伝いをいただきます。
この天吊金具は以前使ってたプロジェクターの投射距離に対応するために可動式となっていますが、投射距離が確保できるようになった今となってはもはや長大重厚、戦艦大和的なものなっております。いずれもっとコンパクトなものにしたいところです。が。今はさておき。
プロジェクターを持ち上げて金具のボルト穴に合わせ、上からボルトを閉めるというなんの工夫もないシンプルな構造。つまり力技。持ち上げる人の体力勝負的な。ですがさすがに還暦となると、下から持ち上げ続けるも無理があり、死にそうになりました。棚に本を積み上げて土台としことなきを得ましたが、あー、やっぱりこの金具、替えたいなあ。そのうちそのうち。
電源とHDMIケーブルを繋いで電源を入れます。位置決めをしなければなりませんが、まずは上下反転の設定をする必要があります。あ、そのためにはフォーカスを合わせておかないとメニューが読めませんわ。とはいえここはまだそんなに追い込む必要はありません。ざっくりメニューが読めればいい。
リモコンのFOCUSボタンを押して、スクリーンに映った文字を見ます。この時点では天地が逆になっています。プロジェクターは置いて設置するのが標準なので、天吊して機体がひっくり返る場合は、画面の天地を変えなきゃいかんのです。
この辺りの操作はマニュアルを見ながらやることになるんですが、このマニュアルがですねえ。DVDーROMに入ってるんですよ。見にくいことこの上ない。だいたい世の中にはPC持ってない人だっているし、持ってたって今時のPCにはドライブがついてないことだって珍しくないんですからね。80万もする製品のマニュアルくらい、ちゃんと紙ベースのものを作って出せよ、と思います。ユーザビリティって意味で大きな減点です。
フォーカスとレンズシフトを合わせれば、もうこれで見られます。もちろん設定項目はいろいろあって、やり始めたら際限がないですけど、標準の設定は十分きれいなので特に不満はないですね。というかある程度見ていかないと基準ができないです。
あとはケーブルを少し目立たないようにしまって、一応完成。やっぱり取り付け金具、替えたいなあ。取り付け金具は専用のものもありますが、キクチ科学からも出ています。お値段的にも、デザイン的にもなかなかの優れもの、これをそのうち入手したいと思います。
さて、次回はいよいよ画を出してみましょう。
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