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カテゴリー「自転車」の135件の記事

2017年5月25日 (木)

ハルヒル2017③前夜

ハルヒル終わったんですけどね。このブログはものごとの本質を深く掘り下げると言うより、周辺のあることないことをぐだぐだとお伝えするのが本旨でありますんで、いやまあなんというかそういうことから判ることもあればいいなあ的な。的な。

 ですです。はい、それでは前夜というか、前日のお話です。

 ウチのある辺り、埼玉県からの話をしますと、群馬、高崎というのは大変近い。乗鞍、美ヶ原に行くとなると、順調でも3時間、渋滞があったりすると5時間それ以上かかることがあります。それに対して高崎の場合、順調に高速が流れると2時間を切ります。これはね、ありがたい。

20170520_101235_p1010555 ホテルもね。乗鞍のようなバカみたいな苦労をせずにとることができます。もちろん、会場までは遠いわけですが、乗鞍と違って、宿泊が会場まで遠いことを前提に運営が計画を組んでますから、問題は少ないです。例えば、街から自転車で会場に向かう場合、乗鞍だととんでもないトンネルや細い道を車の流れをぶったぎる形で走らなきゃならない。相当ストレスですし、何より危ない。その点、ハルヒルは高崎の街から榛名体育館までいろんなルートがあって、スムーズに移動できます。一本道じゃないので、ナビがないと迷いますけどね。

 同伴者や、会場まで走りたくないという人には、高崎駅から榛名体育館まで、バスがピストン輸送しています。多少の渋滞には巻き込まれますが、それでも1時間くらいで確実に会場に移動できます。

20170520_100242_p1010553 自転車もトラックで運んでくれますし、トラックに預けるのが不安って方には、前日に会場の榛名体育館で預かってもらうこともできます。すげえな。

 ヒルクライム後の防寒着や補給食などの荷物は、前日預けと当日預けが選べます。前日預けは、受付会場で。この受付も、本会場の榛名体育館に加え、高崎駅東口側ロータリーの上にある陸橋に置かれたテントでもやってます。電車で移動してきた人で、前日会場に行かなくていいや、って方は、こちらで済ませちゃうのが楽ですね。


20170520_110637_p1010558_2 でも。ヒルクライム大会はお祭りみたいなもんですんで、初めての方は本会場に行かれるのもお勧めです。駅前には受付テントしかありませんが、本会場には食べ物の屋台やウエアやグッズの出店があったりします。これ、ゼッケンについてるチケットを使うこともできますし。私は、本会場が混雑するかと思って、駅前で受付をしたんですが、時間があったので本会場まで車で移動しました。午前中ならほとんど問題なく駐車場に入れます。もともとの駐車場に加え榛名中学校のグラウンドも駐車場にしているので、相当なキャパがあります。雨の日はどうすんのか、って問題はありますけどね。

 ちなみに受付会場の選択は、ネットでの申込時に決めてしまい変更はできません。私のように車移動の方なら、高崎駅前でチェックインし、時間があれば会場まで行く、というのがいいのかもしれません。

20170520_111119_p1010564 20170520_114135_p1010566 今回食べ物の屋台は、牛すじカレー、ホルモンおっきりこみ、そしてたれカツ丼。いずれも400円から500円とお手頃。それに量も少なめで、あれこれ食べるのにちょうどいい。中でもお勧めは、ホルモンおっきりこみですな。おっきりこみ自体は、シンプルな食い物だけに、あっさりしていて物足りない。そこでホルモンですよ。焼いたホルモンが乗っかることによって、香ばしさ、歯応え、コクが加わる。機会があればぜひお試しいただきたい。来年に。

 出店の裏側に木陰のある土手があり、ここに座ってのんびりしてると、このままここにいてもいいかあ、って気になります。が。せっかく来たので本会場の体育館にも行かないともったいないです。行きましょう。行きましょう。

20170520_122657_p1010569 大きな体育館です。フロア全体にシートが敷いてあって、土足では入れるようになっています。体育館入り口に近いところに受付場所が並んでいます。前方にはステージが作られ、開会イベントが開かれます。まあ、ハルヒルで物足りないと言えば、美ヶ原や乗鞍で定番のレースクイーンのお嬢さんがいないことですが、まあね、その代わりに別のところで配慮をしているんでしょうね。ステージでは市長が挨拶したり、地元民謡グループが踊ったり、地元中学校の吹奏楽部が演奏したり。

 ただね。観客は少ない。ヒルクライムに来ている自転車のりたちは、この出し物を敢えて見る必要はないわけですので、席はおそらく吹奏楽部保護者、関係者で埋まっています。ちょっともったいないかなあ。と思いました。誰か自転車関係者でも呼んでトークショーとかね。そういうのを混ぜると、地域振興と自転車乗りの楽しみとを兼ねられていいんじゃないか、と思いますが、ビッグネームを呼ぶのはお金がかかりますからねえ。

20170520_155330_p1010583 とりあえず、堪能したのでホテルに向かいます。ホテルは東口駅前にある1-2-3というビジネスホテル。ちょっと油断したのが、駐車場です。ホテルなんだから駐車場は当然あるよなあ、と思ってましたが、駅前のビジネスホテルにそんな広大な駐車場を持つ余裕はなく、事前に電話で予約しないと自前の駐車場はとれません。しょうがないので、近くのコインパーキングを使います。数はあるので、距離さえ厭わなければ何とかなります。私はホテルのすぐ脇にあるパーキングに入れることができました。12日、それなりの料金はかかります。

 1-2-3を選んだのは、受付やバス待合がある東口側にあるということと、朝食バイキングが評判良かったこと、それからビジネスホテルなのに大浴場があること、です。が、評判のいい朝食バイキングも朝3時半の起床に対応しているわけもなく、これはあまり意味ねえです。大浴場は8人ぐらいで一杯になる程度ですが、それでも部屋のユニットバスの100倍くつろげるんで、これはアリ。立地はいうことないですね。

 駅反対側の西口にはアパだのなんだのの、もっと大手のビジネスホテルもあります。こちらを選んでも、さほど不便ではないでしょう。

 お部屋の中は、普通です。最近のビジネスホテルはベッドが大きめのところが多く、ありがたいですな。あ、ただね。禁煙ルームが数少ないのか、部屋がたばこ臭かったのには閉校しましたけどね。空気清浄機はがんがん動いてるんですけど、そんなんねえ。効くわけがない。ここのホテルを使うなら、予約の際に駐車場をとってもらうことと禁煙ルームを指定すること、その2つはしたほうがいいです。

20170520_174553_p1010584 20170520_175520_p1010585 ビジネスホテルなので、晩ご飯はありません。どっかに食べに行くことになります。とはいえ高崎は大都会なので、食事の場所に困ることはありません。群馬、都会ス。埼玉の田舎よりずっと都会ス。ホテルの裏に、たまたま評価の高い居酒屋ひろき、という店をみつけましたんで、そちらに向かいます。

 で、だ。言っとくよ。あのね、パフォーマンスを上げたいならレース前日にお酒は飲まない。アルコールは完全に分解されるのに12時間くらいは普通にかかる。それ自体にエネルギーを使うし、余分な水分を身体に溜めちゃったりもする。飲まない方がいいです。ただね、人生を楽しむんだったら、飲んでもいいの。自転車だけが人生の楽しみじゃないからね。というわけで、頼んだのが「すごいレモンサワー」550円。これね。うめえス。国産レモンががっちり入っていて爽やかで。すすむすすむ。たまにレモンサワーで、甘いシロップいれるとこあるじゃねえですか、あれなんすか、なんなんすか。あとね、大手チェーン店なんかで10杯飲んでもかけらも酔わないレモンサワーとかあるじゃねえすか。あれなんすか。なんなんすか。

 ここのはそういうことはなく、国産レモンの清冽な酸味がすこーんと。とはいえ、明日の340分には起きなきゃですから、3杯飲んで止めました。エラいでしょ。

 で。ホテルに帰って休みます。まだ21時前。これから寝れば6時間以上、たっぷり寝られますな。ただ一般的には寝る時間ではないので、寝付きが心配。そういうときは、昔取った杵柄、不眠症のお薬が残っておりますのでな。ちょこっと。それをちょこっと。

 と言うわけで、気がつけば爽快に朝を迎えておるわけですよ、と。

①に戻る。以上ハルヒル終わり。面白かったなあ。

2017年5月23日 (火)

ハルヒル2017は素敵です② ゴールした後

20170521_091301_p1020103 というわけで。ごおおおおおるぅうう。したわけです。タイム65分後半。年代別で、だいたい上位40%。DNF含まず、です。総合だと47%くらいかな。微妙やなあ。半分より前ではあるけど、すげえ、って言ってもらえる成績ではない。年代別で913人走ってますが、二桁だとちょっと嬉しくて、一桁だと、うんそれはあり得んわ。そのクラスに入るのは無理。ただ60分を超えた5分の間に100人くらいがずざっと詰まっております。あと二踏みくらいすれば、5位くらいは上がったかしら。みなさんがんばっておりますなあ。

 つかね。たぶん数年前にこの成績なら、もっと順位は上だった。つまり、ヒルクライムに出る人が増え、更にそれぞれがレベルアップしてるんですよ。も少し若ければ、自分自身もレベルアップしてるんでしょうが、もうね、劣化との戦いですからね。現状維持してるだけでもたいしたもんだろう、と。体重は5kgくらい増えてますしね。

20170521_091659_p1020105 もうね。ゴール後の意気揚々と撮った写真を見て愕然としましたね。こんなにお肉が増えて。おじちゃんは哀しいよ。しょうがないね。

 さて。ゴール後の話です。峠の計測地点から湖に向けてのんびり下った先にゴールがあります。私がゴールしたのは、もう既に3000人くらいがゴールした後なので、わちゃわちゃです。ただね。榛名湖半でしょ。待機場所が広いんですよ。運動場みたいなところがあちらこちらにあり、そこを上手く使って誘導しています。最初に、前日に預けた荷物を取りに行くと、まずその途中でペットボトルに入った水を渡してくれます。荷物の受け取り場所も広い。あちこちに自転車ラックがあり、ゆとりをもって停められます。これは美ヶ原や乗鞍では考えられないくらいのスペースです。

 湖畔で荷物の中に入れておいた補給食と、ペットボトルの水を飲みます。前日、受付でもらったOS-1とかいう経口補水液。旨くはないけど、とりあえず吸収が良さそうなので、ぐびぐびと。木陰で榛名湖を見ながら休んでると、下山待機場所まで移動するのが面倒くさくなるくらい、気持ちがいい。暑いんですけどね。風が爽やかなので、疲労感と達成感が相まって、ああもうこのままここに寝たい、と。

20170521_104858_p1020116 いうわけにはいかないので、移動しましょう。レースのスタートが8時頃。上り終えたのが、移動も含めて920分頃ですか。アナウンスでは下山開始は1010分。そろそろ待機場所に行かなきゃ。と、思いましたが、甘かった。何しろ5000人以上が上ってます。最初のグループはとっくのとうに下山待機場所に移動しています。わちゃわちゃと人と自転車がいます。

 さらに。湖畔から移動したこの下山待機場所には、下の会場と同じような屋台がいくつも出ているのです。これはもう観光地ならではです。美ヶ原の山の上では絶対にできないサービス。みなさん、ちゃんとお金を持っていきましょう。

20170521_091938_p1020109 あ。お金がなくてもゼッケンがあればなんとかなります。というのは、ゼッケンの下に、この会場や市内協賛店で使える金券が印刷されていて、切り取って使うようになっているんです。1000円分。すげくないですか。ハルヒル参加費6000円なんですよ。これね、実はかなり安い。乗鞍9000円ですぜ? 美ヶ原8000円ですぜ? それに対して6000円で、1000円バック。更にねペットボトルの水は三カ所でもらえて、おまけに途中の補給所ではミニ羊羹まで、もらおうと思えばもらえる。

 ああ、まあね、乗鞍や美ヶ原では参加賞にタオルがもらえますけど、あれ、要りますか。もう何回も出てたら、いらんでしょ。タオルコレクターじゃないから。それよりはハルヒルの金券というか食券というか。これが素直にどんだけ嬉しいかって話ですよ。ねえ。

 ま、ともかく。榛名湖周辺の待機所にはあちこちに仮設トイレもあり、これも万全。参加費が有効に使われているなあ感が、ほんとに強い。

 それはともかく。下山待機所。ここから長い待機に入りました。スタートと同じように集団毎に下るんですけど、私がいたのが第七集団。ここらへんが下山を始めたのが11時半頃でしたかね。2時間近い待機です。この日は暑いくらいいい天気でしたが、これ、気温が低かったり風が強かったりしたら、かなり過酷になります。事前のインフォメーションで、しつこいくらい防寒着のことを知らせてましたが、はい、わかりました。今回は全く必要ありませんでしたが、やっぱり持っていくべきです。次回は天気を見て、ダウンも用意しましょう。

 で。待機場所が山の際だったので、日差しを避けて、山の中に入り、ぼんやりと下山誘導を待ちます。このアナウンスも丁寧で、何がどう進行しているのかよくわかるので、無為に待っている感は少ないですな。ただね。あのね。たぶんブユがいます。たぶん。たぶんってのは、ブユって姿を現さないし、血を吸われている間は存在に気付かない、うちに帰った頃にようやく痛みやかゆみを覚えてるというタチの悪い虫です。しかも、腫れ方が酷い。丸1日経って咬まれた場所が腫れ上がり、8カ所咬まれていたことが判りました。しょうがないですけどね。山ですし。まあいいや、おっさんの脚が多少腫れても、何の問題もない。

20170521_112029_p1020118 下山が始まります。途中で一カ所、集団を停める場所があるというアナウンスが繰り返されています。スピードの上がりすぎを避けるためのようです。のんびり行きましょうよ、ねえ。

 まず湖畔から計測終了の地点までは上りです。面倒くせえ、とさんざん坂を上ってきたくせに、思ったりします。が。そこまで順調に進めたわけではありません。湖畔路上で、何度も集団が停止します。そして、集団の横を救急車が通り過ぎます。どうやら下山で楽者が出たそうな。

 ここまで来て落車、ねえ。お気の毒ねえ。ただし、スピードを出しすぎての自爆なら、全然気の毒じゃありません。下山は、言うまでもなく競争ではありません。下るだけだからほっといてもスピードが上がります。そこで調子に乗ってスピードを上げる。自爆する、あるいは周りを巻き込む。言語道断ですよ。ブレーキかけなきゃいくらでも、誰でもスピードを上げられる。上げられるけど、みんなコントロールしてるんです。

 私が下っているときも、すごい勢いでトレインを組むようにしてスピードを上げて追い抜くたわけがおりましたが、おめえなあ。と思うわけです。ゼッケン見ても、待機場所を見ても、この位置で下りてくるってのは、そうそう上りが速いわけじゃないよなあ。何をいきがってんだよ、って目でみんな見てますよ、と。挙げ句の果てに自爆なんかして迷惑かけるなよ、と。ほとんどの人は思ってんだよぉおおお。

20170521_120054_p1020123 下山中に、スタッフ、ボランティアの皆さんが旗を振ってます。お疲れさまでした、と声をかけてくれます。ありがてえなあ。こっちは遊びに来てるのに、お疲れさまって行ってくれるし応援してくれる。地元を貸してもらってんの、こっちなんだけどさあ。ありがてえなあ。と思うので。私は、下りてくるときのテーマは、見かけたスタッフ、ボランティアの皆さん全員に「ありがとうございます」って言うことです。ただ、口が回らなくなってくると「ありあとござやしたー」になってしまったります。

 これはこれで、楽しいですよ。相手も笑顔になってくれますしね。驚いたような顔で、じいちゃんが「おうお疲れさん」とか言ってくれたりとかね。

20170521_120059_p1020125 途中の停止場所ではスタッフが、ボトルの水を補給するためのヤカンを持って走ります。あ、忘れちゃいけない。ここのスタッフはあちこちで、ゴミの回収をしています。ペットボトルや補給食のゴミを回収してくれるんです。たまに路上に補給食のゴミを捨てるばかやろうがいますが、そういうことが恥ずかしくなる対応であります。

 総じて、ハルヒルのホスピタリティってすごい。と思います。もちろん施設面や環境面で恵まれているってこともあるのでしょうけど、行政も積極的に関わってくれてる。ありがたいことです。こうなると、ハルヒル参加者として、少しでも現地経済発展に貢献できるよう、協力したいところであります。

 会場に着きますとね。そちらでも屋台もありますし、体育館では表彰式も行われています。Twitterでコメント交わす20代女性、篠さんが表彰されておりました。お若い方なんですが、坂にかける情熱がバケモンです。他にも、たくさんのTwitter仲間の方がいらっしゃったようですが、残念ながらお顔がわからず失礼しました。

 マイペースで走るのが好きなんですけどね。たまに同好の士が、年代性別関わらず、こうして、いるということが判ると、モチベーションも上がりますね。今度は美ヶ原ヒルクライム、どなたにお会いするでしょうねえ。

2017年5月22日 (月)

ハルヒル2017は素敵です① いきなりレース本番

というわけで、ハルヒル2017初参加であります。あ、2017はもう二度とないけどさ。いやだから、ハルヒル初参加ですよ。とにかくとっても楽しかったので、ハルヒルにまつわるダラダラ話は後に回して、当日の話から。

 朝は3時半に起きます。ハルヒルは乗鞍や美ヶ原のようにスタート地点近くに宿があるわけでないので、高崎駅前辺りか榛名湖辺りに宿を取ることになります。となると、朝、スタート地点までの約16kmを移動しにゃならんので、その時間を計算します。榛名湖だと下り、高崎駅だとほぼ平坦の移動です。楽なのは榛名湖ですが、アップをすると考えると高崎駅。というわけで、3時半起きで、前日買い込んだ朝食を食べます。

20170521_055628_p1010598 問題は。問題はトイレ。会場地点のトイレはいつも混みます。なんとか宿で済ませる。しょうようはしょうがない。ですけどね。とにかく、レースで一番気を遣うのがそこだったりします。心配性なんですよね。ともかく、今回もなんとか用を足し終わりました。着替えをして、駐車場に向かい、奥様と別れます。奥様は高崎駅前からピストンで出ている会場行きのバスに乗り、会場で待ち合わせ、更にそこから応援バスに乗り込みます。奥様と会えるのは会場と、それからは応援場所の榛名神社になります。ちなみに応援バスは榛名湖まで行きますが、そこまで行くと帰りが遅くなるというので、榛名神社応援です。

 ハルヒルの応援バスは、榛名湖発だと選手が下りた後の13時以降になるそうです。榛名神社発の場合は1010分。

 ということで、奥様はバスに乗り込み、私は自走して会場に向かいます。高崎駅付近から選手の皆さんがぞろぞろいるようなイメージをしてましたが、宿泊先が分散してるせいか、ほとんど走ってる人に出会いません。朝の4時はもう明るいので、フロントライトも要りませんね。バックライトは用心のため点けています。会場までは、涼しい風の中をのんびり走って450分。気持ちよいサイクリングです。

20170521_055717_p1020079 乗鞍の場合はスタート地点のすぐ脇に待機場所がありますが、ハルヒルは乗鞍を上回る7600人の参加で、スタート地点でそんなに待てないので、榛名湖体育館のグラウンドが待機場所になります。そこから300人程度ずつ、アナウンスに従って移動します。グラウンドには多数の仮設トイレが並んでいます。トイレに入るために並ぶことは並びますが、乗鞍のような絶望的な状況ではありません。アナウンスがこまめに情報を提供してくれるので、広いグラウンドで待っているのは苦になりません。あ、ただ土のグラウンドなので、雨だったら大変でしょうね。まあ、その辺りはハルヒルなら何か考えてくれそうな気がします。

 私のスタートは後から数えて2番目か3番目のグループなので、最初のエキスパートクラスがゴールした時点でもまだのんびり待ってます。アナウンスでゴールタイムが38分とかいう声が聞こえましてね、我々遅いグループからしたら信じられないタイムで、苦笑いするしかない。

 ハルヒルのスタート順は男女混合のタイム順です。エントリーは年代別性別でエントリーするのですが、出走は走力が近い人たちと走ることになるわけです。合理的です。ただ、初出場の私は過去の履歴がなく、自己申告のタイムをどの程度にすればいいかわからず、困りました。とりあえず過去の美ヶ原と同じ程度にして申告しましたが、距離が短いことを計算しておらず、かなり遅いグループに入ってしまったようです。

 ただまあ考えようでしてね。遅いグループの中にいるということは、どんどん前に出て行くことでモチベーションを維持できるわけです。実力より前のグループで出ると、どんどん抜かれていくわけで、モチベーションの維持が大変。そう思うことにしました。結果的には、これは正解。私の性格に合ってます。もちろん、もっともっと速い人は、少しでも障害の少ない状況で走る方がタイムを上げやすいはずです。

20170521_075809_p1020097 スタート地点はあくまでもスタートするだけで、まだ計測は始まりません。計測は自転車に付けたチップがセンサーを踏むと始まります。最初の団子状態で無理矢理前に行く必要がありませんから、これも安全対策として優れています。

 計測地点を越えるころには、周りの人のペースも安定してきて、自分より速い遅いが判るようになってきます。やはり概ね私より遅い人が多いようなので、少しずつ前に出て行きます。最初の10kmくらい、榛名神社までは10%を越える坂はほとんど出ないので、シッティングメインで回していきます。難しいことはあまり考えてません。いや、いろいろ勉強したんですがあ。記憶力悪いので、覚えてません。基本はシッティングの方がパワーを維持しやすいこと、斜面に応じて力を出しやすいよういつもより前乗りすること、あとは呼吸ですね。しっかり吐ききって呼吸すること。この3つくらいです。覚えてられるのは。だから速くなんねえんですよ。

 ま。ともかく。それも実力のうち。少しずつ少しずつ同じグループの選手を抜いていき、調子こきます。気分いいです。抜かれると、遅いって言われるような気がして凹むです。後ろからスタート、性に合ってます。ただ、遅い人は経験値が少ないことやパワーがないため斜行したり、突然止まったりすることがあるので、危なそうと思う人のそばには寄らないようにします。追い抜くときは、抜きます、と声をかけるか、敢えて呼吸の時に声を出したりして、存在を知らせるようにしてます。

20170521_082711_p1020098 それにしても。新緑が気持ちいい。この日の最高気温は31度の予報ですが、湿度がそれほどでないので、日陰になるととても気持ちがいい。7600人も走っていると、常に周りに人がいる状態になります。それもまたお祭り気分のライダーには、よろしい。

 更に、途中に何カ所も補給の場所があるんですが。これがね、ハルヒルの運営すごい、と思うのは、前半街中を走っているとき。小さな地域公民館があるんですが、こういうところがトイレ場所、補給場所として提供されているんです。更に、山の中に入ると補給所があり、水、ポカリ、それにミニ羊羹まで提供されます。いや、正直1時間くらいのヒルクライムで補給がいるかどうかわかりません。てか、私は使いません。でも、その心遣い、嬉しいじゃありませんか。

 ハードな坂が続くときは呼吸が限界に来てます。今回も最大心拍185くらい。この状態で走りながら飲み物を飲むと、その間呼吸が止まるので、死にそうになります。くらん、とします。160くらいまでなら、なんとかなりますが、それも自分のタイミングで飲み物は入れたい。ってわけで、補給所での補給は取らないようになりました。受け取るの、けっこう難しいですし。ただ、アレ取ると、レース気分が盛り上がる、というのもあるので、それはそれでアリです。

20170521_084737_p1010639 榛名神社の手前から10%を越える坂が増えてきます。押して歩く人も増えてますが、ここで足を使い切ってるようだと、この後が更に厳しい。神社を過ぎるとガーミンの表示が14%、15%なんてのがずっと続きます。試走のときは、ここら辺で車に寄せられてびびって歩いてしまいましたが、その代わり車がいないレースはとても気楽。坂はキツいけど車にひかれないからねー、と上っていきます。気楽ですけどキツいですよ?

 途中にも応援がいて、あと3km!とか叫んでくれるんですけどね。微妙に距離が違う。確か3kmって叫んだ人のところで、残り2.4kmとかだったと思う。こういうのは親切でもあまり信じちゃいけません。逆に心折られたりしますからね。親切だけ受け取っておきましょう。

 榛名湖手前の上りのピークが計測終了地点です。ここはほんとに最後の最後まで上りなので、最後の100m追い込もうとか、そゆことはもうできません。ああ、あくまでも個人の感想です。とにかく。もがくもなにも、脳も筋肉もほぼ酸素を使い切ってます。気力でいけるもんじゃない。へろへろとラインを越えます。しばらくして、手元時計を見ると、6602秒。時計を止めるのしばらく思い出せなかったので、たぶん65分台でしょう。

 目標予想タイムは70分。前回の試走では80分は越えていたはずですんで、満足です。1時間切れなかった、とか考えないわけじゃないですけどね。あまりそういう切り方に意味はない気がします。キリ番ゲットぉ、じゃないんですから。残念ばかり言ってると、つまんない。

20170521_090910_p1020100 空が青くて風が気持ちよくて、身体の中を血が駆け巡って、息が肺を激しく動かす。タイムは目標だけど、結果はオマケです。楽しければいい。楽しい。それでいいや。

 また走ろうと思う。それがいい。

2017年5月16日 (火)

ハルヒル試走と群馬飯と

20170504_122539_p1010481_2 なんだかわけのわからん記事になりそうな。このところ当ブログへのアクセスがぐんぐんと減っております。もともとチャラい記事ばかり書いておりますが、更に自転車ネタが増えて、ガチの自転車の理の皆さんからすれば愚にもつかんことばかりだし、自転車に興味のない方からすると、まさに愚の骨頂。そりゃあねえ。ま、しょうがない。書きたいことを書く。そゆことで。

 で、前回の記事にちょこっと書きましたが、キャンプのついでに、ハルヒル試走に行ってきました。ちなみにこれも奥様の配慮であります。ハルヒルに近いキャンプ場の設定をしてくれましたんでな。と言っても小一時間ほど移動にかかります。

 まずはハルヒル前泊する際に使う高崎駅に行きます。ここからハルヒルスタート地点まで、自転車で走ってどのくらい時間がかかるか、疲れるかを調べておきたい。というわけです。結論から言うと、ウォームアップにちょうど良い程度、145km、約40分ほどでスタート地点まで快適に進みます。この程度は走っておいた方がむしろいい。そういう距離です。

 スタート地点まではガーミン君に案内してもらいます。どこを走ったか判りません。スタート地点からのコースもガーミン810J君のナビに案内してもらいます。ハルヒルのホームページにあるコースマップに、ガーミンに読み込ませることのできるデータがあるので、それをガーミンにコピーすれば、完全に案内してくれます。便利ですので、お初の方、ガーミンを持っている方はぜひ。

_000_2 さて。試走スタートは高崎市榛名支所です。朝10時くらいに着くと、これからスタートするのであろう同好のみなさんがたくさん。トイレは榛名支所を開けてくれていて、そこを使うことができます。隣は図書館かな。そっちも使えるみたいですね。ありがたいありがたい。

 そっからの試走スタートなんですがね。まああちこちのブログにコースや写真はたくさんあるので、それをご覧いただければ。敢えて私が声を大にして申し上げたいのは。G.W.中の試走はヤメロ。その一言です。やるなら早朝限定。朝7時くらいまでなら大丈夫かな。10時スタートなんて論外です。

 つうのはですね。G.W.中でしょ。行楽の皆さん、榛名湖とか榛名神社に行きたくて仕方ないわけですよ。なんか知らんですけど、榛名神社大人気なわけですよ。諸君はいったいいつからそんなに信心深くなったんだい、ってくらい駐車場が満杯になって、駐車場待ちの車が道路で大渋滞を作ります。しかも、榛名神社辺り、道路が狭い。自転車が逃げる余地がない場所も少なくないです。路側帯を走って逃げる、なんてのはマナー違反ですが、そんなことでもしなきゃいつになったら抜けられるか見当も付かない。からやむを得ず抜けようとする、でしょ。ところがですね。余地がない。ズルを許さない厳しさ。いや、平地ならまだいいんですよ。坂じゃないですか。普通に走っていてもふらつきそうな坂なわけです。そこをほぼ無余地の道路、右側に車列、左側に溝。ふらつくと死にます。

20170504_110115_p1010473 今回はここで10分以上のロスタイムがあり、タイム計測はできませんでした。榛名神社を過ぎたら楽になるか、というと、実はそうでもない。ようやく車列がなくなって走り出しますが、この辺りから10%を越える坂がずっと続いてます。そこをへろへろと上ろうとしたら、さっきまで渋滞の中でイライラを募らせていたドライバーの皆さんが、やはり余地の少ない片側1車線のすれすれを、エラい勢いで抜いてきます。ほんと怖い。しゃあないから、車途切れるまで歩いちゃいましたよ。ここでまた10分ほども喰らいました。

 数百mも走ると、車の流れが落ち着くので、ヒルクライムに戻ることができました。が。調子崩しまくりですわ。もともと余裕なく走っているので、調子を崩されるとどうにも復帰ができません。渋滞は波があるので、必ず渋滞するというものでもないようですが、

なんかもう。今度来るときはもう少し考えます。

 計測終了地点でも、もはやタイムなどかけらも判らず、渋滞待機を除いてもおそらくは1時間を軽く越え1時間半に近かったのではないか、と想像できる程度。それもねえ、ええかげんですわ。こんなときに限って、手元計測のストップウォッチも止まってやがる。もうええわ。と、へろへろになってます。

20170504_122154_p1010479 ところでハルヒルですが、コースとしては榛名湖まで上がった後、周遊道路を進んだ辺りにゴール地点があるんですね。周遊道路に入る前に坂が終わってるので、あれれ、これ最後はダウンヒル含めたスパート合戦かい、と思いましたが、さすがに運営者の方はお利口であります。坂を登り切った地点が計測終了地点、そこからゴールまでは、パレードランみたいなものです。なるほどね。

 帰り道は、運転苦手な奥さんがゴールまで来てくれていたので、まあ下りはいらんなということで。車に自転車を積んで下山です。ほらね、下りはいらない、なんてあたりがヒルクライマーっぽいでしょ。タイムは気にするな。精神性の問題でありますので。

 あ、いやほんとは上りで苦労した分、下りで快適にってやりたかったんですけどね。奥さんが本当に運転嫌いなんですよ。あまりにイヤそうにしてるので、ここまで来ていただいて、更にそういう贅沢もできないわ、ということで車で下ります。途中また榛名神社で大渋滞がありましたんでね、車で下りて正解です。そゆことにします。さて。飯を食いましょう。

20170503_114550_p1010410 で。今回の群馬キャンプの昼ご飯。まず、群馬と言えばおっきりこみ。うどん、というかほうとうに似た食い物です。ほうとうとの違いはカボチャが入るかどうか、ということみたいですよ。おっきりこみは醤油ベース、ほうとうはみそベースという分け方もあるんですが、地域によってはおっきりこみも味噌味のものがあるようなので。

 で、おっきりこみの伝統のお店ふる里600円。、

美味いか、と言えば、うーん、マズくはない。普通。普通の田舎飯。あったかいのが一番のごちそう、そんなことを言いながら、家族で食う晩ご飯。普通の飯、というかおっきりこみ。そりゃもうしょうがないんですよ。昔からある伝統的な食い物をそのまま出したら、そうなる。今のご時世と違って貧しい時代に作られた、農家の飯ですから。出汁もそんなに凝ってるわけじゃない。具材もありもの、そこにばあちゃんが手打ちで打った平麺を打ち粉がついたまま放り込んで煮込む。味付けと言えば醤油、酒をぶち込むくらい。そういう味です。近年進化してるうどんとかラーメンとか、あるいは蕎麦とかのような手を加えているわけではない。まあだからこその郷土食でしょうね。食っといて損はないですが、あくまでも地域の食であります。しみじみと楽しみましょう。

20170504_141559_p1010482 20170504_145126_p1010486 20170504_145003_p1010484 群馬と言えば、登利平(とりへい)の鳥めし弁当。らしいです。ケンミンショーでやってたので間違いありません。(あまり信用してない)。そういえば昔、なんか食ったことがある。けどもその頃は特に意識せず、弁当の一種だと認識してました。ケンミンショーでは、行事弁当と言えば鳥めし弁当だ、と言ってましたけど、本当スか。

 弁当なんで持ち帰りが基本らしいですが、高崎駅には鳥めしのほか食事もできるレストランがあります。弁当はね。うん、前に食ったけどさ。普通に鳥胸肉の薄切りを醤油砂糖で煮たものが乗った、普通の弁当です。なぜに群馬県でこんなに定着してるのか。ふむ。群馬には何か秘密がありそうです。ちなみにケンミンショーでやってたように、10個、20個と買って帰るお客さん多数でしたわ。

 というわけなので、奥さんは鳥めし定食を食べてましたが、私は唐揚げとチキンカツの鳥合わせ定食1000円。ただね。これ、けっこうなボリュームで、お得感はあります。感覚的には1200円くらいの定食の感じ。微妙にお得感あるでしょ。

20170506_103531_p1010511 20170506_104415_p1010515 で。最後に団子屋伊勢屋坂下店の中華そば。えーっと600円くらいでしたっけ。ラーメン系のメニューは中華そばと大盛り中華そばの二品のみ。というかそもそも団子屋ですよね。手巻き寿司も扱ってる。手巻きと言っても海鮮生ものではなくて、卵焼きとか野沢菜とかそういう感じのです。だから団子屋の寿司。そういう感じ。中華そばも奇をてらわず、いわゆる昔ながらの中華そば。特筆すべきことがないのが、良さ、というか。ああ、褒めてない。いや、いい感じなんです。ちゃんと作った中華そば。じんわり味わえるスープ、麺。旨さを押しつけてこない。並んで食うのはちょっと違いますが、団子買いつつ、中華そば食ってく近所の家族連れ。そういう風景が似合います。

20170505_110205_p1010488 20170505_111554_p1010498 20170505_111441_p1010493 ああっ。大事な店を忘れていました。渋川市のニコニコ亭。とんかつ屋さんです。とんかつ屋なのかな。ソースカツ屋さん。なのかな。小さなお店です。薄くて大きいとんかつを甘辛誰に付け込んだソースカツが売り物のお店。掌より大きいくらいのサイズで、1枚190円。ソースカツどんのお値段は、つまりベースのご飯+ソースカツ×190円っていうシンプルってか、とんでもない設定です。普通は2枚乗せれば十分満足。それで580円。好きなだけカツを増やせます。

私はチキンカツカレーを頼みましたが、これも昔ながらの小麦粉炒めたポークカレーにソースカツ。

近所の高校生が腹いっぱいになりに来る、そういうお店です。持ち帰りができるので、かつ10枚とか20枚とか注文して帰る人多数。登利平といいニコニコ亭といい、そういう文化なのかしら、と思いつつ。群馬、なかなか奥が深くて面白いです。よ?

2017年4月23日 (日)

KUOTA KAHN2017で走る① 平地編

20170401_152455_p1010372 さてと。ようやく成吉思汗くんが形になりました。(この記事を書いたのは3月末頃です)

 さっそく走りに行きましょう。今回は平地編です。ちなみにKAHNは成吉思汗と呼んでます。嘘です。呼んでないです。カーン繋がりで、ついつい頭の中に成吉思汗と浮かんでしまうだけです。カーンと言えば、カーン・ノニエン・シンも思い浮かぶのですが、こちらの方は成吉思汗よりずっとしってる人が少ないと思いますので、これ以上は触れないでおきます。ただしトレッキーなら知ってないとダメです。

 さて。成吉思汗くんは基本的にヒルクライムバイクとして導入してます。平地巡航、ツーリングバイクとしてはNUOVO CLSSICOがあります。NUOVO CLSSICOで、ひたすらぽたぽたとライドを楽しんでる様子は、時々Twitterで呟いておりますので、ここで深くは語りません。敢えて申し上げたいのは、お天気のいい日にのんびり自転車でお散歩すんのは、たーのしー、よ。ということであります。しかし、ヒルクライムに使うには、若干厳しい。いや、絶対的な戦闘力はあります。ただ、体力の衰えかけた老境のライダーには少しの差でも機材による優位性を確保したい、ということであります。まあ、その辺の比較も含めて、語って参りましょう。

 山は雪が残っているという情報も有り、また杉花粉対策のためのマスクをしてのヒルクライムは辛すぎる、ということもあり。今回は平地です。いつもの平地コースは何百回も走ってますから、機材の特性が見えやすいかな、ということもあります。成吉思汗くんのタイヤにエアを入れて、いつものサイクリングコースに出発します。

20170401_152814_p1010381 成吉思汗くんのサイズですが、XSサイズ。XSぅ? 小せえな。と思いますけどね、ジオメトリで見ると決して小さくはない。このメーカー毎に違うXSとかSとかMとかの表記、やめてくんねえかな。迷うから。今回はトップチューブの長さで選んでますけど、同じトップチューブ長510mmでもSだったりXSだったり。しかしXSって言われると、すげえ小さい感があるじゃないですか。洋服のアメリカンサイズでXSは日本だとSだよ、とかはありますけど、いやでもそもそも日本サイズのSだとしても小せえだろう、とか。思っちゃうわけですよ。これが実物で合わせてるならともかく、実物なんかお店にないですからね。来るまでは不安のママですよ。勘弁して下さいよ。私の身長171.5cm、股下や手の長さは、日本男性の標準、か短いかもですけど、それにしてもXSって言われるとなあ。

 まあサイズ表記なんていい加減なもんです。気にしすぎても仕方ないです。乗って楽しければいいのです。

 さて、成吉思汗ちゃんをこぎ出します。ああ、そうだ。ここで成吉思汗くんの性能、というか性格の違いというかを語るわけですけど、これはフレームによる違いでも、ホイールによる違いでもないですからね。お気を付け下さい。DE ROSA  NUOVO CLSSICOとの比較中心の、ただの感想です。絶対性能を語っているわけではないです。これから買おうという方の参考にはなりません。

 クロモリバイクとカーボンバイク、というくくりにしちゃうのも、危険なんですけどねえ。でも、結果的にそうなっちゃうかしらね。まあ、できることをしますよ。

 成吉思汗くんの重さ、ペダル、タイヤ込みの要するに全重量ですが、7.2kgNUOVO CLSSICOより2kg軽い。ただ、重さが違いの原因の全てではない、です。回転系のパーツが全部違うので、それらもひっくるめて、特性に違いが出てます。

 一言で言うと、成吉思汗くんは踏み込んだときの反応が早い。乗り始めに、そこまでクイックな感じがするわけではありません。巡航速度、例えば25km/hまで上げようとしたときに、NUOVO CLSSICOの場合はのらりと上がっていく感じです。あくまでも比較ですよ。それに比べるとKAHNはスパンと速度が上がります。私の脚力では、NUOVO CLSSICOが楽しい巡航速度は23km/h程度、ケイデンスは76程度です。25km/hを維持するのは、それなりに気合いが必要になり、30km/hの巡航となると、地べたの抵抗が粘るように感じます。

 KAHNだと巡航はいきなり27km/hくらいまで上がり、ケイデンスも90を越えていきます。さてもう少し上げるかなあ、って気分になり、32km/h程度まで巡航速度を上げて、あらマスクをしてると息が切れるわ、と気付いて、29km/hまで落とす、という感じ。たぶん気温がちょうど良い時期には3334km/hまで上げても大丈夫そうです。

20170401_152706_p1010376 なにが違うんですかね。タイヤによる変化も大きいですし、同じブランドのタイヤであっても、消耗度合いによって感覚が変わってきます。もちろん巷間言われるようにホイールの特性もあるでしょう。DE ROSA NUOVO CLSSICOはマビックのアルミ手組ホイール。一方、KHANはフルクラムの新品完組アルミ、レーシングゼロナイト。マビックの方が使い込んでる分、ホイールバランスが崩れてる可能性もあります。これが崩れると、回転の抵抗が露骨に増えます。単体ではわかりにくいんですが。ここが、高速域での伸びの悪さにつながってるのかもしれません。あるいは、車体重量による違いか。

 あ。若干フォームも変えています。トップチューブ長は同じですが、ハンドル位置を2cm程度低くしてあり、このことによりやや前傾姿勢が強くなっています。やや。ややね。でも空気抵抗は速度の自乗に比例して大きくなりますので、やや前傾であっても、効果が出ている可能性もあります。

 原因を探るには、DE ROSAKUOTAのホイールを交換して走る必要がありますね。ハンドルの高さを変えたり。うん、めんどくさい。やりません。そのうちやるかもしれませんが。

 高速行きでの伸びが違う、ということには、高速域で出てくる空気抵抗や回転抵抗などの問題もありますが、低速域での反応の重さが影響している可能性もあります。一般道は、とにかくブレーキングと定速巡航がちょこちょこ入ります。信号、歩行者、曲がり角、対向車、状況の変化に応じて速度を落とす必要が常にありますな。やんないたわけもおりますが、それに合わせちゃいけません。歩行者の横を通るときはスピードを落としましょう。犬がいることころもです。

 でだ。スピードを落として巡航に持っていくときに反応が遅いと、そんだけ体力が削られます。何度も何度もゴーストップを繰り返しているうちに、地味に脚が削られていくのです。結果、高速域まで持っていったとき、そこでもう一踏みする脚がない、ということかもしれません。繰り返しますが、カーボンだから速い、クロモリだから遅い、ということは考えてません。よく言われることですが、2kgフレーム軽くする前に、体重2kg落とせよ、的な。まあ落とせないからおじさんは高いカーボンフレームを買うわけですけども。フレームが軽くなることによる速度向上はあるんでしょうが、もっとデリケートな結果になる気がします。

 更に、よく言われる、フレームが硬いとか柔らかいとか言う問題。これもねえ。素材による違いは、あるのかしら。と。衝撃吸収性や弾性はむしろ構造に起因すると言われてます。最近はようやく普通に1日に100km程度の距離を走るようになりましたが、昔、乗り始めた頃は60km辺りの壁を越えるのが大変でした。膝が痛くなったんです。この頃は、このバイクだと疲れが酷い、つまり衝撃がもろに返ってくる=硬い、と考えてました。が。100km走るのが普通になると、特段、硬い柔らかいが気になることもなくなりました。つうことは、です。つうことは、硬い柔らかいがあるにしても、それはある程度の体力や技術が備わってくると問題でなくなる、ということです。

 もちろん、限界性能を求める人は別ですよ。フレームのしなりだの、限界での挙動だの。高速ダウンヒルでのコーナーリングなんて時に、どれほどコントロールしやすいか、とか。とか。でもね。あのね、素人はそんなことしちゃダメ。プロはね。プロは仕方ない。けど、趣味で命を賭けるのは絶対にやっちゃだめだby老松のおいちゃん。

 だから、素人が剛性や硬さが問題になるようなレベルで走っちゃダメ、ってことです。そうなると、もう要するに好みの範囲ですね。硬い感じがする、乾いた走りをする、軽々と進む、全て感覚です。ただし。趣味のことなので、この感覚、感性がとても大切であります。

20170402_091527_p1010392 KUOTA KAHN平地慣熟走行。あくまでも印象です。なんつーんですかね。精度が高い。もちろんそれはアッセンブリーパーツであるシマノDuraAceの性能でもある。フルクラムの性能でもある。各部が気持ちよく動作する。余分な遊びやがたつきが一切なく、スムーズに各部が確実に動作する。品質の高さを感じます。まあしかし、この辺りの感想は、KAHNに限らず、同じようにコストをかけてちゃんと作った自転車なら共通するでしょうね。

 今度はヒルクライムで使ってみましょうかね。あまり変わんないインプレッションになりそうな気もします。

2017年4月16日 (日)

KUOTA KAHN2017を組んでもらったよ

20170329_164315_p1010367 KUOTA KAHN。通称、成吉思汗。あくまでも個人の通称です。カーン繋がりなだけです。モンゴルで生産してるわけではないです。

 前回、KAHNを購入するとお伝えしてから何週間か経ってしまいましたね。そんだけ待たされたんですよ。船便が着いた、と連絡があってから通関が終わるまで10日。そこから更に自転車屋さんに送られ、そして組み立て、と。まる4ヶ月待ちましたわ。そんでも決して長い方じゃないってのがなんとも。短い方でもないですけどね。普通。

 ロードバイク5台買って、そのどれも注文から4ヶ月は待ちました。長いので5ヶ月かな。しかしねえ、その売り方が当たり前ってどうなん、って思いますけどね。宅配便が、Amazonがこんだけ頑張ってる時代に、注文して4ヶ月ってねえ。ロードバイクを買ったことがない人には、ロードバイクの値段にびっくりされますけど、実はこの辺りも一般の方には驚かれるところです。

 ちなみにサイクルショップマスコでは、ほぼ同じ時期に、やはりKUOTAKIRALの注文を出したそうですが、そっちは更に1ヶ月遅れだそうです。くおーたあああっ。

 さて。ニューフレームの選定については前回書きました。シュッとしたバイクが欲しかった。で、探したらこれ。という理由です。色は2色展開ですが、シンプルな方を。ただWEBサイトを見ても、ブラックがつや消しかつや有りか、全然わからん。もう少し丁寧に説明して欲しいですよなあ。買ったけど。まあどっちでもいいやって買い方をする方も、たいがいいい加減です。ちなみに実物はマット(つや消し)でした。

 今回、カーンのアッセンブリパーツはBMCから移植したシマノのDuraAce9000です。ハンドルやステムも移植の3T、シートも移植のフィジーク。新調したのはホイールとチェーン、ワイヤーとハンドルテープくらいです。

 ホイールは悩みました。もしね、これから初めてバイクを買う、組んでもらう、そんでもってホイールにこだわりは一切ないってんなら、シマノDeraAceC24。これでいいです。間違いない。万能型ホイール、軽くてよく回る。と評判です。実際、ヒルクライムで使ってる方多いです。が。

 が、です。ホイールもデザインなんですよ。同じような値段設定のホイールを比べて、絶対性能でどれが優れてるか、なんて素人にはわからんです。ああ、つまり単体で買って、ってことです。いくつもホイールセットを持っている方は、また違うのでしょうが。

重い軽いはまずメンタルに響きます。ヒルクライムタイムにどの程度響いているのか、これは相当乗り込んでないと、わからんと思いますよ。たいていの人は、ホイール以外の機材を同じにして比較するなんてことはできません。ホイールを交換して比べるときはタイヤも一緒に変わってしまう。同じブランドのタイヤであっても、減り具合で全く感覚が変わります。あ、そういう意味で、タイヤの比較も難しいです。何百キロか乗っていると、方向性は見えてきますけど。パンクしやすい、とかウエットで滑る、とか、新しいタイヤにすると、よく転がるってのもあります。

 ともかく、ホイールを換えたらこうなったなんてことが言えるのは、経験値の高い人、自分の中に確とした基準がある方だけです。私の経験値は中途半端なんで、そこまで判るかなあ。ただね。C24ばかりじゃつまらんなあ。違うホイール買ってみたいなあ、と思ったわけです。

 条件。アルミクリンチャー。素材がアルミで、タイヤのタイプがクリンチャーというタイプ。要するにチューブラーとかチューブレスの方が性能がいいらしいですけど、パンク修理がしやすいのは圧倒的にクリンチャー。それでクリンチャーを選ぶと、必然的に素材がアルミになってきます。カーボンクリンチャーという選択肢もあるんですが、熱に弱い上に値段がバカ高くなります。走行性能はその割に極端に変わるというわけではない。少なくとも私にはわからん。となるとアルミクリンチャー。お値段も1020万円と、カーボンに比べるとだいぶ買いやすい価格になります。

20170328_190426_p1010359 で、何にするか。だからね。もう好みでいいのよ、と。見た目とかネーミングとか。アルミクリンチャーと言えばマビックかフルクラムかカンパニューロか、ということになりますよね。で。今回はフルクラムレーシングゼロナイトで行きます。フルクラムにはレーシングゼロというホイールもあるんですが、ナイトがつくとホイールが黒くなります。いや、そんだけではなくて。ナイトは表面を電解処理してブレーキの抵抗を大きくしてます。要するに、よく止まる。らしい。ヒルクライムって、半分が下りなんですよ。半分がずっとブレーキをかけている。それはね。怖い。20kmブレーキをかけっぱなしってのは結構疲れます。まあその分、ブレーキシューも特製のモノになり、ちょっとお高いらしいですけど。

 ただですね。最近のタイヤ、ちょっと前に主流だった23Cという規格から、もっと太い25Cという規格に変わってきています。パンクしづらい、とか接地面が増える分パワーロスが少ないとか言われてますけど、そこまで激変するもんじゃないとも言われてます。でもともかく、25C化が進みつつある。そうするとですね。ホイールもそれに合わせて少し太くなっています。つうことで、今ホイールを買うと、ちょっとぶっとくなってます。レーシングゼロナイトも25Cのタイヤを履かせればバランスが良くなるのかもしれませんが、現状、在庫していた23Cを履いているので、ちょっと見た目のバランスがよくないですわ。

 あと、新調したワイヤーもチェーンも、これは選択肢がない。正確にはチェーンは他のメーカーという選択肢はあるんですが、敢えて変えるほど変化が期待できないです。チェーンが金色ってのも、バイクによってはあるんでしょうが、この際、それは望んでないので。シマノDuraAce。バーテープは、3T。特に意味はないです。黒地に白ステッチの入ったモノを在庫から探していたら、3Tだったというだけです。まあでもハンドルやステムも3Tなので、悪くはない。ですね。

 チェーンルブはフィニッシュラインのセラミックワックスというドライ系、つまり油で摩擦を減らすのではなく、細かいセラミックのパウダーをチェーンのコマに入れて、摩擦を減らすという代物。原理的に、雨にはかなり弱いです。まあその話はいずれ。で。もともとチェーンに着いているオイルが邪魔になりますんで、オイルを落とす脱脂という作業をしておいてもらいます。

 というわけで、フレームがお店に届いたのが火曜日。休店日の木曜日を挟んで、土曜日には組み上げてもらっていました。

20170328_190431_p1010360 参考までに、組み上げるには工賃が発生します。まあそれは店の方針次第というところもあるんですけどね。これはどこで買って、どういうサービスを受けるか、という考え方になってくるんですが。

 例えば最近ではある有名自転車店が、キャニオンというブランドのバイクの整備は受けない、というコメントを発表していました。キャニオンというバイクはドイツのブランドで、お店を通さずユーザーにネット直販をしています。当然、直販の分、お安い。お得感があります。が、お安いと言うことは、お店に儲けがない、ということでもあります。

 個人店のほとんどは、ロードバイクを定価で販売します。お店の人は工賃やら製品の価格に含まれている儲けをもって生活をしています。今時定価かよ、と。もっと安く出せるだろう、と。儲け過ぎなんだよ、せこいんだよ的な言い分はよく聞きます。ぼったくりだ、とかね。いやもちろん10万のモノを60万で売ってたり100万で売ってるなら、それはぼったくりでしょう。30万のモノを40万や50万で、場合によっては60万で売るのは、決してぼったくりではないと思います。販売後のメンテナンス、保証などを考えて、更に商売として成り立つかどうかと言うことを考えれば、正当な儲けがなければなりません。卸の値段で出せってことは、首を吊れって話ですよね。

 キャニオンのバイクで言うと、整備の手間や保証は購入者が担うから、その分をお安くできるんです。そういうスキルや手段を持ってる方が買うバイクです。ただ安く買って整備や保証を、近所の自転車屋にしてもらおう、というのは、いささか甘いように感じます。もちろん、この論には「工賃を払えばいいんだろう」という反論があります。ところが、こういう整備を受けないって自転車屋は、そこそこ繁盛していることが多いのです。つまり、たくさんのお客を抱えていて、その対応で手一杯。自分のお店で買ってくれたお客の自転車にかける対応を削って、一見さんのそのときだけの工賃をもらってやるメリットがないのです。

 そこは、ですからお客に自転車屋さんを選ぶ権利があると同様に、自転車屋さんにもお客を選ぶ権利がある、ということではないか、と思いますな。つまり、キャニオンを買って整備を頼みたいなら、整備を受けてくれるというお店を探せばいい、というだけのことです。見つけにくいかどうかは、ユーザーの問題でお店の問題ではないと思うのですね。

 私の場合、今回買ったのはフレームとホイールですから、その他のパーツを組むには、別の手間が発生して当然だと思います。とはいえ、こちらはいわゆる固定客ですんで、販売店からすると、手間賃ぐらいサービスします、という提案もありました。でもね。私はそれじゃダメだと思うんです。自転車を組むのに少なくとも2日はかかってます。専門職の大の大人が二日がかりの作業をしたら、その代金を払うのは義務だと思ってます。地域の自転車屋さんが存続して欲しいなら、ちゃんとお金を使うべきです。それが無理なら頼んじゃダメだと考えてます。というわけで、こちらから工賃は5万円でいいですか、とお願いしました。これが高いか安いかはよくわかりませんけど、二日間の工賃です。

 こういう契約の仕方をするから、さっきのチェーンの脱脂みたいなことも、きちんとお願いできるんですね。それが正しい客と店の付き合い方、かなあ、とね。

2017年3月16日 (木)

KUOTA KAHNがやってくる。かな。

File_000_3_2 さて。何を買おうか。ということですね。選択の基準なんですけどね。前回まとめたことに尽きるわけです。欲しいモノを買え。です。今回、バイク選定に入る話ですが、要するに個人の好みを語るだけになります。あれやこれやメーカーの製品を語っておりますが、これはこう感じるという、まさに個人の感想であります。優劣は一切語っておりませんので、ご容赦ください。

 ロードバイクに限らんのでしょうが、趣味のモノというのは、次から次にクラスアップしたくなるものです。実用品なら、必要にして十分ということで満足できますが、そこに少しでも趣味性が入ると、もっとかっこいいモノ、もっとかわいいモノという欲望が湧いて参ります。かつて車をもつことが趣味の時代にあった、よりよい車への乗り換え、なんてものもそうですな。もちろんメーカーさんもその心理を熟知して、微妙にいいものや変わったモノをすくってくるわけですな。シーズン毎のモデルチェンジってのは、そのためです。

 逆にですよ。満足してしまうと、新しいものには目が行きません。実はBMC SLR01に乗っていたときがそうです。新しいバイクへの興味が一切なくなりました。自転車雑誌を見る気力さえない。つまりですね、それまでのバイクよりずっといいはずの自転車を買ったけど、飛躍的に性能が上がるわけではない。かつ、こんだけのお値段のバイクをほいほいと買える財力もない。100万を超えるバイクを買ったところで、老境の自転車乗りの能力が上がるわけもない、という悟りの境地でありますよ。

 それにSLR01、相当に気に入ってましたしね。新たに何十万もの投資をしたいという意欲が湧かなかった。実際、しばらく資金が涸れ果てていた、ということもありますがね。そんなこんなで、最近の自転車情報にはずいぶん疎くなっております。

 さて。何を買えばいいのか、と。本当はBMC SLR01がいいんです。いいんですけどねえ。同じモノに買い換えるってなんかつまんない。この先、自転車を新しくすることもそうそうないかもしれない。新しい機種に乗りたいなあ、と。ここらへん、ちょっと矛盾してます。先に言ったように、違う機種に乗り換えたからと言って、そうそう変わるわけではない、とも思ってはいるのですよ。ま、人間は論理だけで動くものではございません。

 それにね。SLR01の現行モデルは、カラーリングが気に入らない。私が好きなのは2014年型の、マットブラックに細い赤のラインが入ったアレなんであって、くっきりした赤ラインや白や、まして黄色のBMCなんてのは、全く好みではありません。ともかく、BMCは今回は外します。

 では、どうするかってえと。やっぱり見た目ですよな。見た目。それ最重視。で、どんな条件かってえと、まず全体のフォルムはホリゾンタルに近い、トップチューブ。トップチューブが曲線とか斜めってるとかは、ダメです。あ、好みですからね。人が乗る分には全然嫌いじゃないです。ルックとかのトップチューブがステムまで伸びるようなデザインもダメです。実は、これだけで相当絞られてしまいます。最近はスローピングや湾曲はむしろメイン。ホリゾンタルにこだわりたがるのは、おっちゃんだけです。知らんけど。

 見た目デザインとともに、メーカーのイメージデザインとかもありますな。例えば、大手自転車屋さんでママチャリと同じような並びに、置いてある自転車メーカーは、初心者くせえと思われるんでないか、という見栄が出てくるのも、おっちゃんならではです。元々は伝統あるメーカーで、今もツール出場チームをサポートしているようなメーカーであっても、です。例えばビアンキ、メリダ、ジャイアント、最近ではコルナゴなどですかね。この辺りはほんとに歴史ある一流メーカーなんですが、それ故にほんとの通か、初心者さんか、購買層が分かれそうな気がします。気、ですよ?

 ちなみに、今、カーボンのフレームは、ほとんど台湾のジャイアントがOEMで作ってるらしいですから、製造技術で言うとジャイアントが一番、ということになるんでしょうね。そういう意味では、ジャイアントを選ぶ方は質実剛健、通です。入門者用の低価格帯のバイクを出しているブランドは、ファンを増やしやすいのと、高級ブランドイメージを維持しにくいのと、天秤にかけてるんでしょうなあ。コルナゴも、某大型チェーン店で扱うようになったってのは、販売の升を大きくしたいと言うことなんでしょうが、短期的には高級志向のユーザーが選択を迷う材料にはなっているようです。

 アンカーはいい。若い人に勧める一台です。なんと言っても日本ブランド、日本製という安心感がありますし、カラーオーダーシステムも、個性的なバイクが欲しい人には比較的お手頃で手に入れるチャンスです。ただ、日本ブランドってのは、質実剛健、ガチの自転車乗りというイメージがあります。へたれたオジサンが、能力に見合わない無駄金を使う、という私の趣旨から外れます。ちなみにカーボンフレーム製造は、おそらく台湾か中国です。

File_000_2 やはりここは無駄に高いバイクに乗ってへろへろ走ってるところを、若者に「あのおっさん、金を注ぎ込みゃいいってもんじゃねえところを見せてやるよ」って勢いで、ぶち抜かれて、「ざまあみやがれってんだ」って思っていただく。それがおっさんの本懐でありましょう。自虐おっさんここにあり、です。

 となると、TIMEか。タイムに行くか。タイムはなんでもロードバイク乗りの究極の憧れ、と言う方もいるらしい。確かにお高いフレームです。いっときは、これにしようかなあ、と検討していたんですけど、個人的な思い入れがないので、憧れもない。どうも気合いが入らない。フレームセットだけで60万から。BMCのパーツを流用しても80万円は軽く越えますな。うーん、そこまで欲しいかなあ、と考えてて気付きました。既に欲しいモノを買え、という原則から外れてます。高いから買う、になりかけてます。そこまでお大尽じゃねえ。うむ、タイム、なしね。

 キャノンデール。おっさんには昔懐かしアルミBMXバイクメーカーイメージ。カリフォルニアな感じ。ほら、最初の文字がCで始まるし。ロードバイクはやっぱりイタリアだよなあ、とスイス製BMCに乗ってたおっさんは思います。トレック。エモンダとか。軽いし。トレック、アメリカだしメジャーすぎてえ。ジャイアントに並ぶ超大手だけに、性能、コストパフォーマンス、サポート態勢も最高。まっとう過ぎます。なんつうんですかね、真面目に自転車に向き合ってる感じが、いい加減なおっさんには辛い。

 なるほど。超メジャーは好みじゃないんだわね。もちろんまだまだ挙げてないメーカーはあるんですけど。ブランドでは決められないな、ってことです。

 見た目だ、見た目重視だ。もう一回戻ろう。まずホリゾンタルに近いトップチューブ、それも太めなのがいいな、でもエアロは目的に合わないから、それはなしで、カラーリングもかわいいのは合わないからシンプルにしてと、ああつまりなんだSLR01が好きだったんだなあ、ということの再確認をする日々が続きました。

 しかしです。このまま迷い続けていると、シーズンが始まってしまいます。で、あちこちのメーカーサイトを開いておりますとね。今回、一切検討していなかったメーカー、以前KEBELに乗ってたので、外してたメーカー、KUOTAが目に付いたのですね。以前買ったことがあるブランド、つまり好みの方向性が一致するところがあるみたいです。

 今のKUOTA、トップモデルはKOMKAHNの二本立て。トップモデルで、フレームセットが35万円程度と、お手頃です。トップモデルとしては、ですよ。タイムの60万とか見た後ですと、そういう感覚になります。トップチューブはやや傾いてますが、クロモリフレームでもない限り、そうそうホリゾンタルなんてありません。ダウンチューブもいい感じにボリューム感があります。

Photo カラーリングは派手な赤白もありますが、思いっきり地味なブラックもあります。この地味な感じがいいかもしれません。これ、いいかもな。いいよなあ。うん、いいね。ということでKAHN、発注することにしました。サイズはXS。私の身長は171.5cm。足も手も短い。Sサイズでも行けそうですが、BMCが少し大きい感じがしたので、DEROSAと同じトップチューブ長510mmにしました。BMCより姿勢が立ってしまう分、高速には弱いかもしれませんな。まあ、そんなに高速で走れないからいいことにします。

 服のサイズと同じでねえ。MLが着られる場合、どっちを選ぶかってのは迷いますよね。前回も書きましたが、乗りやすいフォーム=速いフォームではないのでね。素人さんは体幹が弱いので、その時点の体力、体調で乗りやすさも速さも変わってしまいます。ここが鍛えられたハイアマチュア、プロの理論と一致できないところです。

 老境に進むおじさんとしては、乗りやすさを重視しておいて、いい。ということにしておきましょうね。さて、あとは輸入代理店のインターマックスさんが届けてくれるのを待つわけですが、案の定、納期予定日ごろに一ヶ月くらい納期が遅れるという連絡が来ました。まあそうだろうと思ってましたけどね。

2017年3月 5日 (日)

花粉症の季節だからね できることは何でもするよ NAROO MASK F5s

 日曜日の夜だというのに、今週のブログ記事が書けてない...。なんてえか、そこまで義理を感じるものでもないはずなんですが、なんつうのかね、書かなきゃって思ってしまう貧乏性。違うか。

 いやまあ、書こうと思ってることはあるんですけどね。時間がない。いつにもまして雑駁であります。ご容赦いただきたい。よし、これでいい。

 以前に、花粉症対策の話は書きました。レスプロスポーツマスクというものです。一言で言うと、とにかく装着感が悪い。耳より下でバンドを留めるので、どうしてもずり落ちてくる。ずり落ち防止のために締め付けると気分が悪い。まあ、ヘルメットのベルト部分に通すことで、若干改善はしますが、ネオプレーン素材の保温性が、気温が上がったときに不快感MAX

20170206_195520_p1010244 なんとかならんかなあ。ということで、今回購入したのがこれ。NAROO MASK F5s 3,200円。Twitterのサイクルスポーツ公式から流れてきた情報で、決定版かも!みたいな物言い。ふむ、試さざるを得ないな、というか試させてください。お値段的にもレスプロよりはかなり安い。まあ失敗してもこの値段ならいいや、というレベルです。

 しかしながら、販売サイトを見ると、なんだかねえ。薄っぺらいねえ。こんなもんで効果あるのかねえと思いつつ。注文します。届いたものは、本当に手のひらサイズ、ネックゲイターの薄いものと変わりません。これはね、頼りないという側面と、薄くてコンパクトだから持ち歩きしやすい、という側面があります。実際効果があるなら、コンパクトであるに越したことはありません。

20170206_195549_p1010245 さて。装着。ネックゲイターと同じようにすっぽりと被ります。違いは、耳に当たる部分が裂けてて、というか耳を通すようになっています。これならずれる心配がない。装着すると、全体がとても柔らかです。圧迫感はそれほどありません。緩いゴムが入ったような、ちょっとモフモフする感じのニット、ほんのり温かい。

 温かい...。ちうことは、気温が上がれば暑くなるはずね。まあね、どんな薄い生地でも、つけりゃあそりゃあ温かくなるわね。そりゃしょうがない。どの程度の気温まで耐えられるのか。やってみなきゃわからんね。うん。

 というわけで、何度かこれをつけて走りに行きますた。はい。気温5℃くらい、風のある日。これはね暖かくて快適。フェイスマスクみたいな感じですな。当然汗はかかない。ふむ。で、装着感なんですけど、これね。鼻のところに、よくある普通のマスクのように、針金っぽいものが入っていて、花の形に合わせることができるようになっています。なっています。が。あんまり密着しません。鼻の脇に隙間ができます。ちなみに顎のほうも浮いてます。じゃあ全然ダメかってえと、それはたぶんそうでもない。というのは見てのとおりマスク全体が伸縮性のある素材で、顔全体に張り付くようになっているからです。鼻のところは浮いていても、口の周りや鼻孔の周りがくっついている感はあります。それに運動量が増えると、鼻で吸うより口で吸うことのほうが増えますからね。とはいえ実際はどうなんですかねえ。呼吸を繰り返したとき、どの程度、隙間から花粉を含んだ空気が入ってくるのか不明です。

 マスク部分がどの程度花粉を防いでいるのか、これもね。不明。とにかく通常のマスクのように、マスクの層を厚くして物量で防ぐという発想ではない。うっすい目の細かいフィルターが一枚、入っているように見えます。これでほんとに防ぐことができてるんですかね。わからんです。

 軽く流していて普通に呼吸をしている分には、それほど不便は感じません。薄めの普通のマスクをしているように、空気はスカスカ入ってきます。まあ、呼吸をするには快適です。レスプロや普通のマスクをして長時間は知ると、マスクの内側がびっしょりと呼気に含まれる水分で結露しますが、ナルーはそれほど結露感がありません。なんででしょうね。口の周りに密着して、呼吸を繰り返すから、水分が溜まりにくいんでしょうか。

 気温の低い日の、1時間程度のポタリングでは、特にこれと言って問題は感じませんでした。なかなかいいかもね。

 が。問題はこれがヒルクライムに使えるか、ですよね。そうでなくても運動強度の高い人が使っても問題ないレベルなのか、さらに花粉の多い日でも平気なのか。ということで。がっつりとヒルクライムライドに出かけましょう。普段よくいく奥武蔵コースです。うちから鎌北湖まで15㎞程度、そこを上り口に子の権現を通り、傘杉峠を抜け、刈場坂峠。ここから国道299号に降りて、反応側に戻り、子の権現北側から南に抜ける。体力が残れば、南側の激坂ゾーンを折り返し、名栗川に降りていき、CAFE KIKIさんで一休み。CAFE KIKIさんからウチまではおよそ20㎞概ね80㎞程度、獲得標高は1500m程度。そういう計画であります。

 さて。当日ですが朝の気温は7度程度。少し暖かい。ウエアはまだ春秋用の起毛のもの、日中は15℃まで上がるという予想ですが、山の上はそれほどまではいかないだろう、ヒルクライムの時は少し汗をかくかもしれません。

File_000 予想通り山までの道は体が少し温まる程度、ただ既に問題が出ます。信号で止まるとアイウェアが盛大に曇ります。止まった時は外し、走り出してつける、というのを一、二度やって、ああこりゃ無理だ、と。ここでひとつめの決断。マスクを外すかアイウェアを外すかです。走っている間は、どちらを外しても平気です。が。走り終えた後に盛大に反動が来る。どちらの反動がキツイかってえと、大量に呼吸とともに肺の中に取り込むであろう、マスクを外すほう。目のほうは痒いだろうけど、それだけで済む。呼吸しちゃうと、鼻水に加え熱が出て、顔もぱんぱんに腫れあがるでしょう。

 はい、アイウェア諦めたー。まあこの時点で、このマスクの問題点がひとつ出てしまったわけです。さて、いよいよ鎌北湖からのヒルクライム。最大15%程度、最近の激坂ブームの中では初級編です。とはいえ初心者のころはここでも立ちごけしてましたので、けっこう心拍が上がる坂です。まあしかし。極端に呼吸が苦しくなることもなく、おやおやこのマスク、結構楽かも、とかね。思ってました。


File_003jpeg File_004 マスクの中が結露してべちゃべちゃということはありません。やはり口に密着してる分、結露が溜まりにくい気がします。が、顔を覆われているので汗はかきます。かいた汗はマスクの顎のほうに流れるので、そこらへんはひんやりと冷たい。まあ、肌に触れなければ気になりません。このピークを過ぎると、多少のアップダウンもあり、足を休めることもできます。

 が。ちょっと妙なことに気づきます。いつもはここをタイムをとりながら追い込んでいくのですが、前半の心拍はせいぜい160前後。追い込んでいて160。ところがこの日、タイム関係なくポタろう、と思って走って、実際タイムも上がってないのに、心拍が上がってます。決して高い速度域ではないから、疲れた感はそれほどではないのに、息が上がる。微妙に迫ってくる感じです。

 顔振峠から刈場坂峠に向かう57%程度の坂で、脚が回りません。おお、老いるということは悲しいことだなあ、こんなにも俺は遅くなり、衰えてしまったのだなあ。そう切なく感じながら走っておりました。刈場坂峠から299号までは一気に下ります。途中上る箇所はありません。よしここで心拍を整えよう、と一気に700mも下るのですが、心拍が下がらんのです。130前後。正丸トンネルの手前から、子の権現入口までも緩い下りが続きますが、やはり心拍が下がらない。

File_005 File_006 まあね。もう項がないので端折りますがね。そのあとの子の権現北側。ええ、脚をつきましたよ。ええ、負けですよ負け。これが老いるということですよ、ええ。と。心折れて下りる途中の、ゆずの庄といううどん屋に立ち寄り、武蔵野うどんを食します。あ、ちょっと元気出た。あれ、これひょっとしてハンガーノック入ってたかもです。そういえばこの日、朝出発前に冷凍カレーうどん390kcal、食っただけでした。ゆずの庄の肉汁うどんが全身に染みわたります。温かいお茶を二杯立て続けに飲み、うどんの汁をお湯で薄めて全部飲み、更にコーヒーまで飲んで、人心地。

ちなみに、ゆずの庄さん、冬期間休業だそうで、この日は久々の開店から二日目。だったせいか午後1時半頃のお客は二人だけでしたが、普段は駐車場いっぱい、自転車ラックもいっぱいになるくらいの人気店らしいですぜ。

File_007 少しパワーが戻りまして、更にカロリー摂取のためにCAFE KIKIさんに向かいます。そこでまたマスターに自分の衰えを嘆いておりましたら、マスターが慰めてくれました。マスクしてそんだけ登れればたいしたもんですよ、とね。うむ、ひょっとして、あれ心拍上がりっぱなしだったのは、酸素が足りなかったのか、と、おいおい今気づくかよという話です。

 いやね。走れなかったのは体力の衰えか、ハンガーノックか、マスクによる酸素不足か、まあそのどれもでもあるんでしょうが。このマスク。いきなりキツくなるんだったら、多分途中で外してます。ところが、それほど抵抗なく呼吸できるように感じるので、外しどころを見失う。まあできれば外したくはないものですから、極端に不快にならなければ外さない。じわりじわりときつくなってくる。ということかな、と今更ながらに思うわけですな。

 まあそれを良しとするか悪しとするかは考え方ひとつです。多少パフォーマンスは落ちても、走ることができるわけですから。

 ただね。うちに帰ったらもう即涙目充血、鼻水ずるずる。翌日も顔ぱんぱんでした。花粉症マスクとして効果がなかったのか、いやこれをしてなかったらもっと酷いことになっているのか、そこらへんがよくわからんのですよ。

2017年2月12日 (日)

関東屈指の激坂 子の権現を上って思う

20170204_1117121 さて。と。子の権現の話をいたしましょう。子の権現天龍寺。奥武蔵の山の上にあるお寺さんです。奥武蔵というのは西武秩父線の各駅から、アクセスできる辺りですかね。駅からすぐ山道にアクセスできるところが多いので、ハイキングコースになっています。で、このハイキングコースとは別に、結構な林道が整備されていまして、そちらがロードバイクのコースともなっておるわけです。昔はハイキングで山の中を歩いていたら、たまーに自転車が走って参りまして、いったいこの人たちは何をやっているのだろう、と思っていましたが、数年前からその仲間入りをしてしまった、というわけです。

 大雑把にこの辺りの山域を分けるとしますと、西武秩父線と平行して国道299が走っています。この北東側の山、南西側の山に分けられます。北東の山域を抜けると日高市や越生超、ときがわ町に抜けます。南西側の山域を抜けると、飯能市の名栗方面県道53に抜けます。名栗から更に山を越えて南西方向に向かうと、青梅市や奥多摩町に向かうことになります。

 つまり、この「越える」という地点が全て峠となっているわけです。もともと人が通るだけの生活道路もあれば、木材を運び出すための林道もあります。しかし、概ね急坂であることには違いありません。山を越えるわけですから。

20170212 中でも、屈指の急坂と言われるのが、子の権現天龍寺に至る林道であります。ヒルクライムをやる関東近郊の方なら聞いたことがある、という方も少なくないはずであります。で。先ほどの山域で説明しますと、県道53号と国道299号に挟まれた山域であります。ただし実際には53号からはアクセスできず、53号よりもっと北側の、県道350号からのアクセスとなります。さて、なぜ敢えてこれを言うか、ということであります。

 子の権現天龍寺に至る道は、ヒルクライマーにとってこれだけメジャーな急坂、一般的には激坂と言われているわけですから、あちらこちらのブログやTwitterにもたびたび登場いたします。最後の300mは地獄、というのが通説でありましてね。どのブログ、Twitterでもそうあります。

 ところがですね。個人的にはこれまで一切そう感じたことがありませんでした。急坂には違いないですけど、名だたるヒルクライマーが目標にするような坂でもないだろう、と。もちろんそれは勘違いです。ここは、あほみたいな坂です。そもそも自転車で登るような坂ではありません。ある程度練習を積んだ経験者でないと危険です。登れない、んじゃなくて、危険です。そのことはまた後で言いますね。

 じゃあ、なぜ以前は、子の権現をそんな急坂と認識していなかったかというと、どこからアクセスするか、なんですよ。子の権現は、国道299号からのアクセスと、県道350号からのアクセスがあります。激坂と呼ばれているのは、県道350号名栗側からのアクセスです。国道299号からは、きついにはきついが、激坂というほどでもない坂です。

 私は普段、西武秩父線西吾野駅からハイキングしてたので、子の権現天龍寺には国道299号からアクセスするのが普通だと思っていました。ですんで、ロードバイクでも299号を走り、そこからアクセスしてたんですね。しかし、皆さんが子の権現子の権現と楽しそうに話してらっしゃる。何がそんなに楽しいのかと。で。たまにですね、子の権現の表を登った、という表現がある。ふむ、表と言えば、こっちだよなあ。と。何しろハイキングルートとしても、一般の参拝客が入るのも国道299側からです。駐車場があるのも299側。どうみても表舞台。名栗側から登る道は、参道というより裏道だろう。と。

 ところがどっこい。子の権現をやる皆さんがメインにしているのは名栗側、県道350号側ですね。ここ、誤解の根源です。そもそも、表か裏か、というのは山域においては意識の問題ですよ。山梨県と静岡県の方にお伺いしますがね、どちら側が表富士ですか、ってことです。富山県と新潟県の方にお伺いしますけどね、どちらが表日本で裏日本ですか、ってことですよ。

 やっぱりねえ、表とか裏とかって、ダメなんじゃないかなあ、ってのが今回の趣旨の一つであります。冒頭申し上げましたように、子の権現南西側ルートと子の権現北東側ルート、これなら客観的と言ってもいい。299側、350側、これもありです。名栗側と吾野側でもいいでしょう。表と裏は、あかんやろ~。と言いたいだけでブログを書きました。ということであります。以上っ。

 そんだけだとさすがにつまらないので、これから子の権現やろうと思ってる方に、もう少し南西側ルートの感想をお伝えしますね。まあ、どうでもいいっちゃどうでもいい。ですけどね。南西側は都内方面から来ると、飯能市街で県道70号に入り、原市場という辺りで名もない小径に入ります。ここから少しずつ山の方に寄っていくのですが、断続的に集落が現れるので、感覚的にここから山道、というのがわかりにくいです。原市場の次の集落が中藤上郷というらしいのですが、この間にも14%を越える坂道沓掛峠があります。しかし、ここを越えるといよいよ子の権現に向かうぞっと気合いを入れると、集落が現れる感じですな。あら、まだ先なのね、的な。

20170204_101550 14%は一般的には結構な坂道なので、気合いが入ってしまう方もいるでしょうが、ここで踏んでしまうと、脚を削られます。ここは淡々と登って越えましょう。中里上郷を越えると、子の権現竹寺の看板がある分岐点があります。さていよいよ、と気合いが入りますが、実はまだまだ山道ではありません。生活道路が続きます。断続的に民家が現れます。まだまだ淡々と、登ります。と言ってもこの辺り斜度はそれほどではありません。しかし油断ならない。ゆずの庄、という宿の辺り、単発的に10%を越える短い坂が現れます。

 県道350号の終端に竹寺と子の権現への分岐が現れます。でも、まだ民家があります。まだ子の権現に至る山道はないのかしら、という感じです。権五郎神社という小さな祠を左に進み、まだ、続く。民家とたまに現れる急坂。やがて子の権現より1.8km、という小さな表示が現れますが、この辺りからようやく民家も見えなくなったな、という感じ。言わばこのあたりから本格的なヒルクライムかよ、と思うわけですが、実際はここに至るまでの坂道で、じわじわと脚にきているはずです。

20170128_110352_hdr あと1.5kmの看板が見えると、いよいよかなあ。激坂残り300mがきつい。となると1.2kmはそんなでもないのかな、と思うでしょ。んなわけがない。300mに至る直前は14%を越えてます。瞬間的には17%を越えるところもある。残り300mに比べればまだいい、というだけのことで、一般的には十分に激坂であります。

そして残り300mの看板。九十九折りの左カーブを曲がると噂の激坂です。まず17%越えのストレート、道路左端は切れ落ちているので、かなり怖い。ガードレールがないんです。ここでふらつくようだと、左側斜面の杉林に落ち込んでしまいそうです。そして急激に折れ曲がる右カーブ。ここが最大斜度20%越え。コーナーのアウト側の一番緩いところでも22%を越えます。イン側だと30%行くのか、試せないのでわかりません。

 下手に足をつこうとすると、斜面が急なので、いつもより地面が遠く、脚が届きません。道路左は崖、右側は30%の壁、そして脚が届かない斜面。速度が出ないだけに、バランスを取れる強い体幹を求められます。ここが、冒頭お伝えした、危険ってとこです。普通の坂と違って、バランス崩すと転げ落ちる可能性があります。あるいは崖下にまでですがな。こえええ。

20170128_110246 ただし、この急坂はコーナーだけのものですんで、踏ん張りきれば、勝ちます。そこから先はなんてことない14%程度の坂。ここが感覚がバカになっているところ。22%を登った後だと、14%が平地に見えます。ところが実際は急坂なので、足を使い切ってると、ここで回らなくなる、と。私の心拍はだいたいこの辺りで190くらいを打ってます。文字通り気が遠くなるレベルの限界心拍であります。

 ただし300mというのはほんとに短くて、そこまで登ればいい、というのが見えている範囲であります。気力だけで登れるほど甘くはありませんが、入り口まで来られた方なら、そこで一休みしてチャレンジするのがおすすめです。

 さて、帰りですが、実はこっちのほうが怖い。22%を下るだけでも怖いのに、22%があるのは崖側。崖の方に向かって頭から進んでいかなければなりません。私ゃやりませんよ、そんなもの。降ります。降りて押します。下りであれ上りであれ、無茶をしない。生きて帰るのが一番です。

 念のため、ではありませんけどね、ここまで来たときは私は必ず天龍寺にお参りしますよ。道中無事を祈ってね。それ、大切です。

2016年12月19日 (月)

指先が冷たいと泣きそうになるの シマノ エクストリーム ウインターグローブ タッチパネル対応 ブラック/レッド

20161105_142141 夏と冬と。どっちが好きかってえと、圧倒的に冬です。だあってねえ。ここんとこの夏ときたら、外に出たら死ぬる。死にまする。気温が体温越えたら動いちゃダメですよ。だって体内で作られた熱が放出できないってことなんですよ。もうね、そりゃだめだわ。

 実際は、放熱は単なる熱の移動ではなくて、汗が蒸発するときに熱を奪ってくれるので、なんとか生きていけますけどね。でもね。もうね、だから夏に外でお仕事してる人って、ほんとに凄い。ってか、それは人体の不思議よね、ってことです。鍛えるって凄いなあ、と。

 しかし、たまにしか鍛えない高齢のおっさんの身体は、耐熱性能が低い。夏の昼間にロードバイク乗るってのは、命を賭けるようなもんです。オートバイもやだわ。とにかくエアコン効いてなきゃいや。だけど、エアコン効いてるウチ遊びはあまり好きではない。

 その点、冬はいいね。そりゃ寒いですよ。けど、関東近辺の寒さなんてたかがしれてます。一番寒い時でもマイナス5度いかないでしょう。0度以上10度未満。この程度ならねえ、防寒対策をしっかりして、飯をしっかり食って、しっかり身体を動かせば平気です。三しっかりですよ。しっかりさんですよ、と。はい。余計な話をしています。

 ただやはり対策はしなければなりません、ということでね。どこが一番冷えるかってと、末端なんです。手、足。若い頃は毛細血管も元気だったから、体幹から流れる熱い血潮が指先まで温めてくれました。が。これがねえ、歳を取るとそうもいかんです。血の巡りが悪くなる。昔は冷え性なんてモノの存在が信じられなかったものですが、今は確信しておりますよ。

 そこでだ。冬場のロードバイク。まず足のことから。ロードバイク用のシューズは、夏の暑さ対策としてとても風通しが良くなっています。逆を言うと、冬は超寒い靴です。そこで、シューズカバーというモノを使うのですが、これをすると、風は通らなくなります。若い人ならそれで十分。しかし、年寄りは血管が詰まってますので、風が通らないだけでは不十分です。加温です。加温が必要なのです。以前はバッテリーで温めるシューズカバーを使ったこともありますが、持続時間が短くて、ロングライドには実用的ではない、というのが、私の結論でした。バッテリも専用ですから、バッテリが切れると、重いだけの靴カバーになります。

 で、一番いいのが、白元さんのアレ。足に入れる携帯用カイロ。これなら一つで4時間以上、保温してくれる上に、予備を持ってもたいした荷物ではありません。もうこれしかない。という感じですね。ちなみに、靴に入れるときは足の裏側ではなくて、甲の側に入れる方がペダルを踏み込んだときの感覚を邪魔しません。

 さて。で、問題は手なんですよ。手はね、足より暖まりやすく冷えやすい。ような気がします。つまりね、手を出しっ放しにしてると、あっという間に冷え切ってしまいますが、身体を動かせば、足よりもずっと手先の方が温かくなる。時には掌にびっしょりと汗をかくほどです。これが問題です。

 ロードバイクのライドに出るときは、まあ短時間、12時間なら問題はないんです。気温にそれほど差が出ない。しかし100kmも走ろうかと思うと、5時間や6時間はすぐに経ってしまう。ということは。ですよ。朝の7時に走り出して、休憩を入れて2時過ぎくらいに帰ってくる。時には帰り道で行きつけの自転車屋さんに寄ったりすると、帰りは真っ暗になります。これをですね。温度の変化を追いますと、こうなります。(頭の中でイメージして下さい。)

 えっと。イメージでは共通理解ができないんで、文章で伝えます。朝6時、気温3度。朝7時気温6度、朝10時気温9度、お昼気温14度、帰り道気温7度、というような、たとえばの話ですけどね。つまり朝と昼とで10度違うのは珍しくないわけです。運動中に10度違うと、そうとう暑い寒いの感覚も変わってきますわね。朝の気温に合わせた服装、手袋だとお昼には汗だくになる可能性がある。そういう難しさがあるわけですね。

 自転車屋さんにおいてある手袋だって5度対応と15度対応では全然厚みが違います。5度対応の手袋で日中走るのは無理。汗だくになる。かといって15度対応の手袋では、あっという間に凍えて走る気力も失せる、ということになるので、ジャージのポケットに予備の手袋突っ込んで出かけることになるんですが、特に5度対応の手袋ってかなりかさばるんですよ。

 更に言うと、私は0度対応の手袋で気温5度の条件で走っていても、指先が凍えるのでオーバーグローブを使ってます。んで、となると日中の暖かい時間帯は、背中のポケットが手袋でぱんぱん。加えて、ウィンドブレーカーなど突っ込んでいた日にゃ、もう大変なことになります。

20161208_192532_p1010009 そこで、今回購入したのがこれ。シマノ エクストリーム ウインターグローブ タッチパネル対応 ブラック/レッド。長えな。とにかく。0度から-10度までの対応。これまで使ってたパールイズミの手袋は0度対応だったので、それより更に温かい。しかしね、そこまで温かいとなると、オーバーグローブがなくてもいいとしても、昼間の暖かい時間帯が大変なことになるんではないの。そこです。問題は。

 このシマノのエクストリームウィンターグローブは二層構造、つまりインナーとアウターになっています。実はこれだけなら昨年までのモデルにもありました。今年のモデルはちょっと違います。昨年のモデル、インナーグローブがいかにもインナーって感じで、単体では使えないものでした。見た目からして、手袋を裏返したような、縫い目が表に来るような感じで、単体使用しているとほつれてきそうな感じです。ちょっと買うのをためらってしまいます。

20161217_130713 ところが今年のモデルでは、インナーグローブが普通の薄手のグローブのようになっている。こうなるとインナーグローブだけでも使用できますし、アウターだけでもできる。もちろん組み合わせると寒さ対策最強、ということになるんですね。実は去年の冬にシマノのバイヤーさんが自転車屋さんに来たときに話を聞いていたのです。待ちかねておりました。

 で。実際に使用してみます。使用したのは気温3度くらいのナイトライド。お日さまの恩恵は全くありません。この気温だと、これまではオーバーグローブ必須でした。今回は敢えて使ってません。1時間ほどの使用ですが、指先からじんわりと寒さが伝わってくる感じはあります。が。冷たくはありません。身体が温まってきたときにちょうど良くなる感じです。日中にアウター、インナー単体で使ったことはまだありませんが、当然温度調節はできるでしょう。

というわけで、朝3度、日中16度のロングライド。日に照らされるところでは汗をかき、山の中の北斜面では凍えます。が、現実的には気温に会わせて脱いだり履いたりは、やっぱりしません。めんどくさいんですよ。でもまあ、いざというときには調整できるってのは、気が楽です。

あ。めんどくさいってんで言えば、ふつうに付け外しするときも、やっぱり少しめんどくさい。二枚一気に脱ぐことはできますが、装着するときにはインナーグローブをつけて、アウターを着けるという手間がかかります。二枚重ねて、というわけにはいきません。

20161217_130631 スマホ対応になっていますが、あまり敏感ではないです。もともと手袋が二重になっているので、細かい操作には向いていません。また二重になっている分、指先に余裕を作っているのか、少し長めです。そのせいで、感圧式のガーミン800をタッチしても、圧が足らないのか反応は弱いです。いやもしかしたら、私の指が短いだけかもしれませんな。個人差があります。はい。

 とはいえ、そういうものを操作するときは手袋を外せばいいわけですし、手袋としての機能面で十分に満足しています。後は耐久性と入手性ですね。耐久性はわかりません。しばらく使ってみましょう。入手性と言うことでは、このグローブもシーズンもののご多分に漏れず、シマノはシーズン前に精算した分以上の在庫を持っていません。私が買ったのは12月の頭でしたが、もうほとんどのお店では在庫がはけてしまっています。特にMサイズが残っている店は少ないので、欲しい方は急いだ方がいいと思います。

 お値段的にもパールの半額、とまではいかなくても2/3程度の値段で買えるシマノ エクストリーム ウインターグローブ タッチパネル対応 ブラック/レッド、長えな、はなかなかの優れものではないか、と考えている次第であります。ま、しかしこういうものは使い込んでみないと何とも言えない部分はありますな。

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