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カテゴリー「自転車」の154件の記事

2018年5月 6日 (日)

有馬峠ヒルクライム③パンク地獄に現れた菩薩群

大型連休も終わりまして、キャンプ場で隣り合わせたコテージの家族連れからは、もうゴールデンウィークが終わっちゃううううう、という男の子の叫びが聞こえてきた今日この頃です。

 私が愚考しますに、世界に神様がいらっしゃるとしても、人間の及びもつかないところで世界の安寧を実現されようとしているに違いありません。愚民どもの皆様がいくら大型連休が永遠に続くように願っても、平日という名の現実が怒涛のように押し寄せてくるのでありますよ。願っても無駄。などと愚にもつかないことを考えつつ、キャンプ地から帰ってきて、先週のCAFE KIKI走行会の記録を続けるのであります。 

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さて。前回、有馬峠ヒルクライムにゴールしたところまでお伝えしました。先行した4名の方と後続を待っていたのですが、なかなか次が見えません。おそらく一番速い人で12㎞を1時間程度、私も1時間10分ほどでゴールしているはずですが、これだけの距離があると、そこそこのタイム差はつきます。もしかしたら1時間近い差が出るかもしれません。じゃあその間をどうするかってことですよ。

 まあ普通に待っていてもいいのですが、基本、休日にわざわざ坂を上るために集まってきているような人種ですから、ただそこで雑談をして待っているというようなことができるはずもありません。私がフィニッシュしてから10分ほどは雑談をして誤魔化していましたが、若者がムズムズするのを誤魔化しきれなくなっております。

 んじゃあ、あれやりますかね。ムスタング。ってことになり若者が先行してムスタングに入りました。ムスタングってのは要するにお迎えです。一定の距離先行したグループがいったん戻って、後続のグループの後ろまで戻り、更に追いつく、という集団のペースを合わせるスタイルです。なぜにムスタングというのかという詳しい説明については、鬼頭莫宏氏の「のりりん」というコミック第6巻をお読みください。

 さて。若者たちのムスタング先行を、若いねえと見ていたおじさんグループですが、数分もすると自分たちも時間を持て余し、しょうがねえなあと、何がしょうがないのか全く分かりませんが、しょうがねえなあといいながら、自分たちも坂を下っていきます。

 後続グループとすれ違い、あと何人と数えるわけですね。どうやら最後尾、また8さん、体調を崩して、脚が動かなくなってしまったようです。また8さんは前日のコース整備をマスターと一緒にやってくれた方です。完全に脚が攣ってしまった、ということで歩いて足を休めて、ちょっと乗る、という感じです。これ、わかるなあ。脚が攣るとどうにもこうにもならないんですよね。無理して乗ると反対側の脚まで攣ったりして、もうこうなると動きようがない。

 明日は我が身。調子の悪い方が一人になってしまうのもマズいので、また8にペースを合わせて、フィニッシュ地点に向かいます。残り100mほどでしたかね。あの先がゴールですねって言った瞬間に、バシュッという音を立てて前輪がみるみる萎んでいきます。嫌な音だなあ。パンクかあ。山でパンクしたのは初めてだなあ、修理キット持ってきてよかったなあ、ゴールしてからパンク修理すればいいや、って考えるしかないですよね。

 フィニッシュ地点には全員揃っています。パンクしたのはどうやら私だけのようです。あのですね。これ、これがこのコース最大の問題点なんですよ。林道ってのは一般の国道、県道ほどには整備が入っていません。木の枝、小石、穴。整備が行き届かないのは仕方ないです。まあだから、どこの林道に入るにしても、最低パンクやチェーン切断に対応できる簡易の工具は必要です。もちろん、それを使う最低のスキルも。

 加えて有馬峠の小石なんですけどね。これ多分、結晶片岩とか、そういうもんでしょう。知らんけど。要するに破片が素晴らしく鋭利な形に剥離してるアレ。これがあちこちに散らばっている。踏んづけた場合、タイヤに穴が開くんじゃなくて、タイヤが切られるんです。いわゆるカットパンクってやつ。針のようなものを刺してできる普通のパンクの場合、穴が小さいため空気が徐々に抜けますが、カットパンクの場合、穴が広いので、一気に抜けます。バシュっと。

 これ、やるとタイヤも切り裂かれるため、チューブの交換だけでは済まなくなることがあります。まいっちゃうよね。しゃあねえ。修理するか。修理と言っても実際にはチューブ交換です。普通の自転車でやる、パッチを当てる修理は、ロードバイクの場合はあまりやりません。高圧の空気を入れるため、パッチだと信頼性が下がるからです。

 ここんとこ、パンクさせたことはほとんどないとはいえ、タイヤ交換やチューブ交換自体は年に何度かやる機会がありますから、そこそこはできます。しょうがねえなあ、と言いながら、衆人環視の中でパンクを修理します。これ結構な圧力ですよ。幸い、タイヤを外すのも嵌めるのも一発でうまく決めることができました。ああよかった。

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CO2インフレーターでエアを入れます。あ、この使い方忘れたわ、ってあたふたしてるところに、少しばかりエア漏れを起こしてしまいましたが、ああそうか、いったん緩めるんだって思い出して再注入。うん。うまく行った。よし。っと。おやおや。私のパンク修理待ちで、皆さんを待たせてしまいました。修理が終わったところで、マスターが声をかけて全員で記念写真をとります。こういうのは、みんなで走る楽しさの一つでしょうなあ。

 さて。帰ります。今日はこの後、CAFE KIKIに集合して、食事&交歓会です。お腹すいたよねえ。

 下りもなんとなく集団をばらして、適当に5人ずつぐらいの集団になりつつ下山します。手信号、ブレーキ、追い抜き禁止は集団下山のルールです。また帰りも、CAFE KIKIステーションでの休憩は義務であります。これですね。ロードバイクやんない人は、帰りは下りだから楽でしょう、って言うんですけどね。実は上りより神経を使います。上りはスピード出過ぎて止まらないなんてことはないんですが、下りはブレーキかけ続けないと、あっという間にコントロールできなくなります。曲がれない、止まれない、まして今回のように路面が荒れていると、コントロールはもっと大変です。ブレーキのかけ続けで手の握力がなくなってしまうほどです。

 車や障害物を知らせる手信号や声かけは必須です。とはいえCAFE KIKIステーションでの補給もできましたしね。残り5㎞もないかな、と。今日はパンクしたのは私だけかあ。悪目立ちしちゃうよなあ。一人だけパンクすると。誰かほかにも1人くらいパンクしないかなあ、などと悪いことを考えて下っております。5人くらいで走っていたら、また一段と大きな音で、バシュンって聞こえました。え、何? パンク? 私? 私じゃないよね。私はさっきやったからね。違うよね、誰よ。

 私でした。ええええ。さっきのは前輪。今度は後輪です。まあこれは不幸中の幸い。ってのは同じ前輪だと、さっきの修理が下手くそでパンクすることもあるわけですよ。後輪ってことは全く新しいパンクだよね、ってことです。ああ、しかし。修理かあ。修理。でも交換用のチューブもCO2インフレーターに使うボンベも、もう予備はありません。ここは皆さんにおすがりするしか。

 ああ、いいですよ、使ってください、と差し出された1本のチューブ。今日二度目のチューブ交換です。これ、さっきと同じようにうまくいくかなあ、とタイヤの中にはめ込みますが、このお借りしたチューブ、妙に長い。思いっきり余ります。タイヤからはみ出るんですよ。押し込むんですが、押し込んだところに捻じれができてます。やだなあ。しわが入ってるよ。これ、もしかしたらここの捻じれが原因でパンクするかもなあ。やだなあ。

 一応、パンク修理したことのない方のために言っておきますと、タイヤを自転車のホイールに嵌めるのって、けっこう難しい。かなりの力技でね。タイヤとホイールの組み合わせにもよりますが、手の皮がちぎれるかと思うくらい、固かったりします。それを二度目。二度目ようやく入れましてですね。エアを入れていくんです。おお、入る。つまり最初の段階ではチューブを破って入れたりはしてない、ということになります。CO2ボンベはないので、サポート隊のじょーくんに借りた手押しポンプで空気を入れて。おお。いけるかも。半分ぐらい入れたところで、ぱあああんって。破裂しました。

 ああ、やっぱりあのしわのところだ。割れるかもと思ったんだでもどうにもできなかったんだおれにはもうどうにもならないどうしようもないんだおれなんか

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心折れました。チューブ1本無駄にしました。もう一本、ほかのメンバーに貸していただいて、再挑戦、しようかと思ったんですけどね。1日に2回もパンクさせて、しかも2回目の修理は失敗しているので、心が折れてしまって。そこで、傍らで見守っていたじょーくんに素直にお願いすることにしました。やってください、よろしくお願いします。じょーくんは好青年なので、にこやかに、さっさとタイヤを外し(しかも素手で!)、チューブを入れて、タイヤを嵌めなおし(しかも素手で)、手押しポンプでリズミカルに空気を入れていきます(しかも素手で!)。よっしゃ完成。ものの数分で、爽やかなじょーくんが見事に修理を完成させて、よしっと、空気の入ったホイールをポンと叩いた瞬間。ぱあああああああんって派手な音が鳴り響きました。今日4回目のチューブが破裂した音です。

 一緒にいたメンバーの顔が、だんだんと暗くなってきました。これはこのまま何度でもこうなるんじゃないか、という悪夢のような予感が漂いだしたのです。メンバーの持っているチューブの残りも少なくなってきています。私はもう完全に心折れて、このまま担いで下りる、と言いそうになりました。いやそれはやっぱりいやだわ。しかしじょーくんの心は折れなかった。後で聞いたら折れそうだったって言ってましたけど。ほかのメンバーが新しいチューブを差し出します。もはやこのチューブはただのチューブではない。これはCAFE KIKI走行会メンバーの魂のチューブであります。そして、またじょーくんが再度のチャレンジに挑んでくれます。おじちゃんは完全に心折れてましたので。

 そこにCAFE KIKIマスターが車で登場。どうやらあまりにも我々が遅いので、いったん車で戻ってきてくれたようです。じょーくんがほぼ交換を終わらせてくれていたとはいえ、いざとなったら回収車に乗れるというのは、大きな支えになりました。CAFE KIKI走行会、サポートは完璧であります。

 タイヤが徐々に膨らんでいきます。じょーくんの手が止まります。顔を上げます。「ちょっと圧を下げておきましょうか。」 さきほどの悪夢がよみがえったのは、じょーくんだけではありません。当然私も、周りのメンバーもです。こうなったらとにかく降りるだけです。下りることさえできればいい。ああ、そういえば、後輪の修理、カットパンクのためにタイヤに裂けめが見えてたので、裂けめを補修するタイヤブートというものも使っていますが、説明が長くなるので割愛してます。もちろん、タイヤ表裏ともに異物が残ってないかは、私も確かめましたし、メンバー何人もが確かめてくれています。

今回、じょーくんのお名前しか覚えられなかったので、名前を出していませんが、何人ものメンバーが助けてくれました。ありがとうございました。もうね、みなさん菩薩様のように見えました。いやほんとに。

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そろりそろりと走り出し、集合場所に向かいます。集合場所に全員揃ったのを確かめて、そこからCAFE KIKIさんに。CAFE KIKIさんではマスターの心づくしの昼食が用意され、メンバー同士の交歓会が開かれたのであります。


一番のお荷物になってしまったおじちゃんとしては、まずもって今日のお詫びとお礼を申し上げましてね。お借りしたチューブをお返しするためにお名前を、と申し上げましたら、あちこちから一斉に、いいですよ、きにしないでとの温かいお言葉。まさに菩薩のようなお心であります。

夕方の営業の始まる3時には、買いもお開きになり、体力の有り余ったメンバーは声を掛け合って、そのあとも坂を上りに行かれたらしいのですが、私はね。とにかくウチまで帰らないとね。またパンクしたんじゃ目も当てられない。

 おうちに帰りまして、直ちに楽天さんにぽちっと。タイヤ2本とチューブ6本。予備も含めてお買い上げ。消耗品ですからしょうがないんですけどねえ。カットされてなきゃまだ使えるタイヤだったから、痛い出費でした。

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多少の痛い思いをしましたが、そのことで申し上げられるのはひとつ。人を呪わば穴二つと申しましてなあ。誰かもう一人ぐらいパンクしないかなあなんてことを考えちゃいけませんぜ、ってことです。有馬峠、面白かったです。CAFE KIKI走行会、もし機会があれば、みなさんもご参加になりませんか。CAFE KIKIマスターを始めとする菩薩の皆様にお会いできるかもしれません。

2018年5月 4日 (金)

有馬峠ヒルクライム②

マスターにこの先のルートを確認し、先に進みます。とにかく先行逃げ切りがどこまでできるかわかりませんが、ってかできないだろうと知ってますけどね。悔しいので、少しでも差を広げておきましょう。追い抜かれる時間を少しでも先送りします。ゆるポタ宣言をしたヤングメンは、少なくとも当初は速度を抑えるでしょう。いつまでも我慢できるわけではないでしょうが。

 マスターの言によれば、有馬峠は距離8~9㎞。いったん上り始めたら10%程度の坂が延々と続きますが、激坂というほどのことはない、と。なるほど10%程度であれば、シッティングを中心に、出力を維持していこう。パワー計ないので、あくまでもイメージです。

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有馬ダムまでの数百メートルは、少し休んだ脚をいきなり回すのにはちょっと大変な9%程度ですか。まあ回すというよりも、ここは短いのでパワーで上ります。パワー計ないので、あくまでもイメージです。有馬ダム過ぎて名栗湖周遊道路は平坦ですから、ここは速度を上げていきます。が。ゴールデンウィーク中なので、そこそこ人はいます。思いっきり回すというわけにはいきません。

 名栗湖の奥まで行くと、いよいよ上りかな、と思いきや、そこからまた短い区間の平坦が出てきます。このあたり、ちょうど観光バーベキュー場もあり、帰ってくるときには混雑が予想されますな。気を付けましょう。

 観光バーベキュー場を抜けると、いよいよ本格的な上りが始まります。ようやく開通した有馬峠ですが、路面状況はかなり良くなくて、前日にマスターとまさ8さんが掃除をしてくれたということですが、たった二人で全域を完璧に仕上げることなどできるはずもなく、そこここに小石が落ちています。とはいえ、そこそこ走れるのは、お二人の準備があってのことです。この整備をする前に走った人たち、かなりの確率でパンクしていたみたいです。ここに落ちている石は結晶片岩とか言うんですかね、かなり鋭利な破片になっていまして、カットパンク多発地帯のようです。ようです…。ようです…。

 まだこの辺りでは、単独1位を維持してます。おや、これはほんとにみんなゆっくり走るのかな、疑ってごめんよ、なんてことはないです。きっちり後ろから自転車の気配が追いかけてきます。しかし坂は10%を越えて、1112と斜度を上げてきます。ずっと10%って嘘やん。最大で14%まで上昇します。距離はそれほど長くないですが、きっちり脚を削ります。荒い息遣いも聞こえることなく、余裕の声が聞こえます。「きっついっすねえ」

 そういいながら軽々と抜いていくんですよねえ。しゃあねえなあ。おじちゃんもう脚が回んねえよ。なんでこんなことしてるんだろう。こんなんで、美ヶ原にエントリーしようかなんて無理じゃん。やめたほうがいいじゃん。てか、今やめたい。もう別にレースじゃねえからいいじゃん、などと思いつつ。

 前半の途中、まだ舗装工事の途中と思われるところが一か所。固められてはいますが、ダートです。しかもコーナー。帰りの下りが怖いポイント。あちこち、コーナーに砂が浮いてますし、小石もごろごろ。こええなあ。

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コース前半、5㎞地点の辺りに、CAFÉ KIKIさんが補給ポイントを用意してくれていました。バナナ、ミネラルウォーター、チョコ駄菓子、クーラーバッグにいれたコーラ。ここで一息入れることになってます。途中追い抜いていった3人が脚を止めて補給しています。ここで止まらずに行けば抜ける、と思いましたけどね。まあこの性能差でいうとそれをしてもすぐ抜き返されますからね。もう諦めた。バイクにつけてきたボトルもほぼ空になってますから、マスターのご厚意に甘えて、ミネラルウォーターをボトルに補給します。

 こういうイベントに出るのは初めてなんですが、普通はここまでやんないらしいですよ。だって、これをするってことは、お金の問題だけじゃなく、手間と時間がかかります。ツアーを商売にしてるならともかく、カフェのマスターがそこまでやるってのは、相当思い入れがないとできないことですよ。

 ああ、ちなみに参加費は3,000円ですが、この中に保険代と、この補給、それに走行会後の食事も含まれています。儲けられる値段ではない、というのは自転車イベントに参加したことのある方ならわかると思います。

 ともかく。補給はしますけど、あんまり休むと脚が動かなくなる。バナナをいただいたらすぐに出ます。この後、キツイのぼりでちょっとバナナがこみ上げてきましたけど、そのあとやっぱりおなかが空いていたので、補給は正解だったということですな。

 ここでだいたい5㎞。マスターの言葉によると、コースは89㎞、そうすると残り34㎞。もう済んだようなもんですよ。追い込めっ。峠に近いところは平坦が少しある、とも言ってられましたな。よし。

 坂が続きます。今8㎞。そろそろ平坦来るか? こねえ。まだ坂だ。9㎞。平坦来るか?こねえ。まだ坂だ。あれ、これコース間違えたかな。いや一本道だし、先行した若者たち、見えないし、先に言ったとしか考えられないし。行くしかない。おや、少し平坦が出てきたか。これがゴール前の平坦か。ってことは、あの先がゴールか。えっと。ええ? 下りが入ったぜ? ずっと上りなんじゃないの?なにここ、コース間違えたかな。いやしかし分岐なかったし、先行した若者たち(略

 行くしかねえ。

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結局この平坦と下りを合わせた尾根道がしばらく続き、12㎞程度のところで、ゴールしました。CAFE KIKI有馬峠壮行会、年代別1位です。年代別出場者数1名でしたけど。気持ちは、速く走るって言ったでしょう。うん、だからいいんです。202名、301名、401名に大差を付けられてしまいましたが、まあ面白かったのでよしとしましょう。

スタート地点を正確に把握できてないので、距離も時間もいい加減ですが、今回スタートした有馬ダム入口のトイレがある地点から、グーグルマップの経路案内によると15.2㎞。これをだいたい1時間20分くらいで上ったのだったかな。ほんと計測がいい加減で。役に立たない。

 ただ、途中少しばかりの平坦があったとは言うものの、これだけのレベルの坂がこれだけの長さ続くというのは、この辺りでは貴重です。ハルヒル程度の強度はあるのかな、と思いますけどね。問題が起きなかったわけではないです。次回はそのあたりを中心に。続きます。

 

2018年5月 3日 (木)

飯能CAFE KIKIさんの主催する走行会で、有馬峠に上ってきた

まだAACRのブログができてない…。いや、書くつもりってか途中まで書いてんですがね。転勤後のバタバタが落ち着かなくて、てんでダメです。年を取って、対応力が落ちてるのか。いやまあ落ちているんだけどね。つまりですねえ。感性が錆びちゃってるんじゃないか、と。内なる叫びが、もはや枯渇しているのではないか、と。ああ、いつかもうこうして朽ちていくのね、的な。そんな余生を送っております。

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さて。せんだって、飯能市名栗方面のCAFÉ KIKIのマスターが主催した走行会に初参加しましたんで、その話をちょいと。

 CAFÉ KIKIというのは、ロードバイク好きのマスターがやっているカフェでして。2年位前からTwitterで、CAFÉ KIKIに行っただの、フレンチトーストを食っただのってツイートを見ていたんですよ。ほうほう。子ノ権現辺りに行った時の補給所、休憩所として大変居心地がよろしい。ということで、たびたびお邪魔しております。

 で。CAFÉ KIKIのマスター、自転車を楽しむ人がもっと増えてほしい、ロードバイクってものが人生を豊かにする道具として、マナーや安全意識とともにもっと広がってほしいと、いろんな活動をしていらっしゃる。例えば、名栗地域の公共施設に、自費でロードバイク用のスタンドを設置して回ったり、近隣のヒルクライムコースとなっている林道を整備したりとかですな。またTwitterを通して、安全意識やマナーの啓発も進めていらっしゃる。

 そうした活動の一つとして、初心者にロードバイクの楽しさを伝えるために、またロードバイク乗り同士の繋がりを作り、もっと楽しく走る経験を広げる走行会というイベントを実施しているんですよ。場所はお店を中心とした名栗、飯能の林道が中心です。これまでも何度か参加表明したんですが、いつも仕事の予定と重なってしまい、諦めていました。

 が、ね。まあ一人で走るのも楽しいんですが、人と一緒に走るのも悪くない。というか、楽しいかも、と。実は、3人以上で走るのは、イベントやレースを除いては、これが2度目です。しかも1度目は自転車屋さんの走行会で、コースが物足りず途中離脱したので、実際最後までお付き合いしたことはないです。

 今回は、名栗湖の奥から有間峠に向かうヒルクライムコースです。ここは2年ほど前から落石や、落石の処理が終わったと思ったら積雪だとかで、ずっと閉鎖されていたルートだったこともあり、自分では一度も走ったことがないのです。今年もオープンはしたものの、この後すぐに道路の補修工事のために閉鎖になるということだったので、いい機会だから走行会に参加して、走ってみようと。

 今回の集合場所は、有馬ダムの入り口、県道53号から少し入った公衆トイレのある場所です。ここに8時半。うちからだと1時間じゃ無理だな。いや行けなくもないですけど、脚を使い切っちゃいます。アップになる程度に走って1時間10分から20分。逆算すると7時に出ると、余裕のはずです。うん。さらに余裕見て、650分ぐらいに出ましょうかね。一通りの準備はできているので、後は靴を履くだけです。

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よしっと。シマノのBOAシステムを使った最高級ロードレース用シューズ、SH-RC900WE。これは靴を履くときにBOAってシステムが、要するにダイヤル式で靴紐代わりのワイヤーを巻き上げて、ぴったりと足に合わせてフィットさせてくれるという、実に優れたシステムで、簡単にセットも解除もできるという素晴らしい最高級シューズ。うん。よし足を入れた。ダイヤルを回して。フィット。フィット?ッフィイットオオオオ?しねえ。

 どうなってる。逆に回したのかな、うっかりさんだからな、ぼかあね。うん、どれどれ、おやワイヤーが見えないぞ。うん、どうしたのかな老眼がさらに進んだのかな。しょうがないなあ老眼鏡をかけましょうねえ。うん?見えないぞ。これはなにか、あの高級素材、愚か者には見えない不思議な糸。それか、うん。などとしばらくぼーっと見ておりまして、おいっ。ワイヤーがないじゃん。切れてんじゃん。靴、履けねえじゃん!どうすんだよこれ、でかけられないぞ。

 あ、そうだ。前にはいてた靴、まだあるはず。あれにしよう。あれもね旧モデルとはいえ、一応かつてのフラッグシップモデル。デザインはナニだけど。まあそれは比較の問題であってだなあ。とにかく要は足りる。よし、これだ。あったぞ。っと。おいっ。クリート、完全に摩耗してるじゃねえかよ。おいどうすんだこれ。

 あ、そうだ。確かクリートの予備、在庫で持っていたはず。それだ。それを使う。この時点で既に午前7時を過ぎております。工具箱からクリートと六角レンチを取り出して、交換にかかります。まあこれはものの10分もかからない。てか必死。ここで遅れたら、その後、現地に行くまでに足を使い切ってしまいます。とにかく710分までに出られれば、遅れることはないはず。よし。行こう。忘れ物はないかな。うん。

シマノの名誉のために言っときますと、切れたと思ったワイヤー、よく見ると下のフックが外れて、ワイヤーを巻き込んだだけでした。焦るといかんですねえ。

 有馬ダム入り口に向かいます。天気がいいので、自転車乗りも多い。すでに対面から下りてくる人々。これらの方は何時ごろヒルクライムってたのでしょう。まあいいや。それどころじゃねえ。急げ。CAFÉ KIKIの前も通過します。と、自分的にはかっとんでいる私の横をすいーっと抜いていくロードバイク。しかもでっかいデイパックをしょってます。あれ、きついんだよなあ。いやねロードバイクの姿勢で、荷物を背負うって相当きついんですよ。あんなんでとても走れたもんじゃねえぞ。と思いますが、現実には追い抜かれました。ふんっと、おじちゃん奮起します。ついてってやれ。こっちのエンジンが貧弱でも、後ろについていけば空気抵抗分、楽に走れます。コバンザメです。弱者の作戦であります。いや、こっちはもういい歳なんだから、それくらいのハンディくれよ、などと前にいる自転車乗りの脳に向けて発信し、許しを得ます。脳の中に許すという返事が聞こえた気がしたので、そのまま着いていきます。ここ、緩やかとはいえ上り基調。1~2%の坂がずっと続く中、30/h程度の速度を維持して、集合地点に向かいます。なんとなく、この自転車乗りの方も同じ参加者の気がしてきました。うむ。ならばきっと許されるはず。

 集合場所には、820分ほどに到着しました。あぶねえ。やっぱり前にいた方も参加者でした。ありがとうございました。おかげで時間に間に合いました。いやまあほら仲間だしぃ。

 集合場所のベンチにはマスターがいます。考えてみると自転車ジャージを着ているマスターにお会いするのは初めてで、マスターと認識するのに数秒かかりました。マスターの対面にはお若い女性も二人。こちらはすっと目をそらします。いいですか。いい年をしたおっちゃんは若い女性に声をかけるだけも、そりゃもうセクハラ案件ですよ。このごろ、とみに自重しております。若い女性に声をかけてもセクハラにならないのは、マスターみたいな志の高いダンディなおじちゃんだけですよ。

 総勢15名の参加者が自己紹介を簡単にした後、マスターがグループ分けに入ります。「速く走りたい人と、ゆっくり行きたい人とに分けます」ってね。手を挙げることになりました。速く行きたい人って言われてあげたのは、私だけです。って、おい。目の前のスリムな20代好青年くん、きみ、明らかに私より速いよね。こん中で私が一番速いってのは絶対ないよね。それおかしいよね。こういうのを、ゆるポタ詐欺と言います。ゆっくりって言って、絶対抜いていかれるよね。まあしょうがない。もうおじちゃんには人生の先があまりないからね。謙遜している余裕もないからね。性能はともかく、速く走りたいって気持ちだけはあるぞ、気持ちだけはね。と。

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ゆるポタ詐欺によってグループ分けが崩壊したので、適当に間隔を置いてスタートすることになりました。マスターが先頭を切ります。私は、性能はともかく、速く走りたいグループなので、マスターにすぐついて行きます。

 集合場所から有馬ダム、名栗湖までは10%程度の坂がありますが、名栗湖まで行くと平坦になります。ここで差を付けなきゃ、若い連中に勝てるはずがありません。勝つ気でいたのかという点は突っ込まないでいただきたい。無理と知ってても、男には挑戦しなければならない時があるのですよ。ええ。そういうわけで、続く。

2018年3月11日 (日)

スギ花粉症治るかもね 舌下免疫療法を試す1年目

Img_6940 春ですなあ。ここ数年ですね。このブログは、もう花粉症がひどくて生きてるのが辛いって嘆きで始まる記事が必ず入ってます。そりゃあそうだ。鼻づまりによる呼吸困難、鼻水、くしゃみ、目の痒み、発熱、全身の倦怠感。この苦労から逃れるためならと、マスク着用は当然のこととして、外出後に家に入るときには全身にブラッシングをして花粉を落とし、部屋の中には強力な空気清浄機。当然、治療のために抗アレルギー剤を一年中服用してますが、それでこんだけつらいなら、薬を飲んでなきゃ、アレルギー反応で死んじゃうよぅ、ってくらい。ハードに追い込まれます。よく言われる「目ん玉取り出して洗いたい」はまごうことなき実感であります。

 花粉症、もはや全国民の半分が花粉症で、更に増加中とも言われております。当然、皆さん何とかしたいと、藁にもすがる思い。まあ一番は医者に行けってえことなんですが、世の中の新聞とかテレビとか見ると、花粉症に効く!って情報が溢れてるわけじゃないですか。あれね。信じちゃう。信じたくなっちゃうんだよね、心が弱くなっている時って。辛いもの。

 でね。ヨーグルト食えとか甜茶飲めとかね。青魚食えとか芋食えとか。いやあ、そのね単品ダイエットじゃないんだから、そんなもんばかり食ってられない。てかね。そもそも効く!ってほどの薬効があるんなら、それ薬品化されとるわ、ってことなんですよ。絶対儲かるそんな薬効のある成分、製薬会社がほっとくわけなかろうもん、ってことなんですよ。

 ダイエットもそうなんですけどね。体調を整えるって意味で、あるいは体質改善って意味で、効果はあるんだと思いますけど。そんなん今調子悪いのをどうこうするって話じゃないでしょう。つうか少なくとも私は効かなかった。

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で。花粉症が発症してから20年。たぶん。それくらい。耳鼻科の先生にお世話になってます。基本は抗アレルギー剤のアレジオンとゼスランの投薬、医師による痰の吸引、ネブライザー。そんなもんです。これだって通院した日と翌日くらいは軽減しますが、続くもんじゃありません。これに加えて、鼻づまりを改善するステロイドの鼻炎スプレー。とにかくアレルゲンを体内に入れないことだって、マスク。これが一番ですわね。ってことでした。

 しかしねえ。自転車乗り にはマスクは厳しい。暑いし息苦しいし。息苦しいのはトレーニングと思えば我慢できなくもないですが、暑いのはダメ。マスクが汗と呼気でびしょびしょに濡れて気持ち悪いことおびただしい。マスクが耳を圧迫して気持ち悪いってのもありますしね。

 そこでです。そこで、スギ花粉症自体を抜本的に解決したい。そんな手があるんですよ、実は。それが舌下免疫療法、とか舌下減感作療法とか呼ばれてる治療法です。

 でね。結論から言うと、これが効く。ヨーグルトとかのはったりじゃなく、ちゃんと効く。

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まあ舌下免疫療法ってワードで検索をかければ、詳しい医療情報はたくさん溢れてますんで、正確なところはそっちをご覧下さい。難しい言葉を読むのが面倒だって方のために概略をおはなししますね。

 まず、花粉症の仕組み。これはもう皆さんご存じ。スギ花粉のような原因物質が身体に入ってきたときに、花粉を異物と判断してしまうと、身体が異物を必死に排除しようとしてしまうんです。で。鼻水、くしゃみ、涙、発熱等。とにかく花粉を追い出そうとしてるらしい。まあ病原菌ならそれでいいんですけどね。花粉ぐらい受け入れてもいいぜって思ってるのに、身体は反応しちゃう。

 そこで、まあ花粉くらい入ってもどうってことないんだから、症状だけ抑えちゃおうぜってのが、アレジオンとかゼスランとか。症状を抑える薬です。しかし、反応自体を根本的になくしてるわけではないんで、薬が切れると元の木阿弥。ふむ。

 民間療法や食事療法は、花粉に反応しちゃう体質自体を変えようとしているんですが、まあこれは当たるも八卦当たらぬも八卦に近い期待であります。

 じゃあ舌下免疫療法って何かってと、スギ花粉を飲んで、花粉に身体を慣らしてしまい、身体が異物として捉えないようにしちゃえ、ってことらしいです。ただし、ただしです。ここすごく大事。じゃあスギの枝から花粉を取ってきて飲めばいいんじゃないか。それはダメ。下手したら死んじゃう。アナフィラキシーって強烈な、心臓も止めちゃうようなアレルギー症状が出ちゃうことがあります。だって、アレルギーの元なんだもの。そんなもん直接大量に入れたら、ダメに決まってるじゃん。

 じゃあなんで舌下免疫療法は大丈夫なのよ、ってことですね。うん、だから実用化に時間がかかった。舌下免疫療法で使うスギ花粉は、シダトレンって名前の薬品に加工されてます。どう加工されてるのかは企業秘密でわかりませんが、アレルギー物質の量が厳密にコントロールされています。しかも、それを医師の監視下で、身体に異常がないかを見ながら投与して、少しずつ馴らしていく。だから、治療なんです。

 最初の2週間は、ごく微量から初めて、徐々に身体を慣らしていきます。第1回目の摂取の時は耳鼻科で、アナフィラキシーを起こさないか観察されます。ても、ずっとお医者さんが見てるわけじゃありません。シダトレン摂取後、別室で待機するだけです。

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シダトレンは、最初はプッシュ型のスプレーで、舌の下、裏側ですな、ここにワンプッシュ。とろりと甘い味がします。舌の下に入れた状態で2分間キープして、飲み込みます。その後5分間は、名にも食べちゃいけませんが、どっちにしてもあっという間です。それが2日目にはツープッシュ、そして3日目には、と増えていって、2週目に入ると、もう少し濃度の高いスプレーをワンプッシュ、ツープッシュ、と増やしていきます。2週間後に、ドクターが異常のないことを確かめて、1回毎に使い切りのパッケージになります。

 で。私が治療を始めたのが11月の下旬でしたかね。そこから花粉シーズンの現在に至る。でね。例年だと、わりかし早い時期に、目が痒かったり鼻水が出たりして、周りの人に「ねえねえ、ひょっとして花粉飛んでない?」って聞いて回るんですが、「うん、飛んでる飛んでる。」って言われて同病相憐れむ的に安心する。安心しても別に症状が軽くなるわけではありませんけど。

 その時期から1週間ほどすると、アレルギー症状全開となり、目は痒いわ、くしゃみは際限ないわ、ティッシュボックス持ち歩くくらいの鼻水は出るわ、頭は痛いわ。もうこの状態が1ヶ月以上続くなんて信じられないっっ。ってことになってます。ここ10年くらいは、やっぱりマスクをすると圧倒的に楽になることを覚えたので、マスクをしてますが、問題は自転車に乗るとき。いろいろ自転車用のマスクは買いましたが、暑いときは無理なんですよ。気持ち悪い。

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そこでマスクを外して走るんですが、走ってる間は、花粉症の症状は出ません。ヒスタミンによるアレルギー反応って、アドレナリンが出てると止められちゃいます。止めるってか、ヒスタミンによる反応をマイナスとすればアドレナリンはプラスの作用が有り、相殺されるってことらしいです。だから走ってる間は平気。でもヒルクライムだと杉山の中を走るので、大量のスギ花粉を体内に摂取してしまいます。当然、走り終えたらアドレナリンの放出は止まり、体内には大量のスギ花粉が残る。で、一気に反動が来るというか、アレルギー症状が爆発します。私の場合、顔がぱんぱんに腫れ上がるほどの炎症が起きます。熱も出ます。まあ、しゃあないって割り切って、山の中に入るんですけどね。

 ところが。こっからが本題。ところがですよ。今年。花粉シーズンが始まりました。そういや、なんとなく鼻づまりの感じがするなあ、ってしばらく思ってました。ときどき目をこすりたくなることもあります。痒みって認識するほどの違和感ではないです。舌下免疫療法の注意点に、「花粉のシーズンになったら、これまで通りマスクを使用して下さい」ってあったので、マスクをするようにはしています。でもね。そもそもマスクをしなきゃいけないような不快感、切迫感を感じないので、つい忘れてしまいます。

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更に、花粉だらけの奥武蔵グリーンラインに、ヒルクライムったわけです。ここで、あの「顔ぱんぱん」が出なきゃ、これは本格的にシダトレンによる舌下免疫療法が効いてるってことだぞ、と。いわばテスト、いわば人身御供的な。人体実験的な。チャレンジをしました。

 でね。もう予想は付いてると思いますが、見事に症状が出ない。走り終えた後、いつもなら数十分後には目も鼻も大変なことになり、顔がぱんぱんになるのに、一切そういう感覚がない。まあ、風呂に入ってる間に大きなくしゃみが2回くらい出て、その後、鼻水垂れてきたので、1回鼻をかみました。そんだけです。これってもしかしたら、効いてるのかも。

 その後もですね。世間的には天気予報で「今日の花粉:非常に多い」なんて日がちょくちょくありますが、軽く鼻が乾いてる感じはするものの、たまにくしゃみが出るものの、たまに目が痒いかなって思ったりはするものの、基本的にはてんで平気。これ、すごくなくないですかー。すごいですー。20年くらいは悩んできた花粉症、ひょっとしたら治るのかもって感じがしてきました。

 ちなみにあちこち検索かけると出ているように、効き方には個人差があるようです。1年目から明らかに効果があるって人も多いようですが、2割くらいは3年続けても効果が出ない場合もあるらしい。更に、3年続けて、一応治ったってことになっても、何年かしたらまた身体がスギ花粉のことを忘れてしまうので、再度治療を始めなきゃならん、みたいなことも言われました。それに治療費は毎月3000円くらいかかる。

 でもね。仮にそうだとしても、デメリットはお金くらい。3000円って市販薬のアレジオン飲んでたら、同じくらいかかります。しかも、アレジオン飲んでても、ここまで楽にはならない。あ、まあ一年中ずっと忘れずに飲まなきゃいけないってのもデメリットっちゃデメリット。でもね。こんだけ楽になるかもしれない可能性があるなら、チャレンジした方がいい、と思います。

 あ、今から耳鼻科に行ってもダメですよ。微妙でも花粉が飛んでる12月後半から6月ごろまで、新規の治療は始められません。次に始められるのは、花粉が収まる6月以降ですかね。いかがですか。来シーズン、おひとつ。

 

2017年10月 6日 (金)

まえばし赤城山ヒルクライム大会2017は楽しかったなあ

20170924_045901_p1020195 当日です。スタート会場はホテルから4km。車で15分ほどのところにあります。ちょっと遠いですけど、会場まで走ることがアップになるので、ちょうどいい、というのはハルヒルの時に学びました。ただハルヒルと違って、この時期の午前4時半は真っ暗です。ホテルでおにぎりを2個と補給ゼリーを食って、用も足して、前後のライトを付けて出発します。

 ちなみに奥さまは、ホテルの食事が6時からなので、それを食べてからタクシーで現地入りします。コンフォートホテル前橋の朝ご飯、ビジネスホテルとしてはけっこうちゃんとしていて野菜もたくさんあり、美味しかったそうです。タクシーも順調で、会場のすぐそばまで入ることができたそうです。楽々だったので、奥さまのご機嫌も上々です。

 私の方は真っ暗い中走っていると、ハルヒルより会場が近いためでしょうが、少し走ると出場者があちこちから現れて合流します。ライトを付けてない人もいますが、ありゃあ危ない。軽量化より安全をとってくださいよ、と思います。

20170924_050546_p1020196 会場には5時ちょっと過ぎに付きます。まだ暗いなか、スタッフが準備をしています。下山用荷物を持っていくサービスは5時スタートです。工事用の照明が煌々と点いて、ちゃんとお金をかけてるなあ、と感心します。それに比べて富士ヒルは(略 まあ富士ヒルは出てないんですけど。乗鞍にしろ富士ヒルにしろ、環境だけで人が集まるところは勘違いしちゃうのですなあ。とか思うです。個人の感想です。

 荷物を預けたら、所定の位置に並びましょう。と言っても、まだ誰も並んでいない。案内図はあるんですけど、広くて入り組んでいて、わかりづらい。迷っていると、案内スタッフが来て、たぶんボランティアの女子高生がプラカードを持って立っていてくれます。このスタッフの数が本当に心強い。近くには仮設のトイレが並んでいます。男性用の大きいのが5個、小用が5個。女性用が、えーっと数は数えなかったけど5個以上はあったでしょう。まだガラガラです。まあ選手自体がいませんからね。5時だと。

 6時くらいになると、相当に並び始めます。7時頃には100人くらいは並んでいたんじゃないんでしょうか。女性用はガラガラなんですけど、男性用がね。厳しい。圧倒的に弾性が多いスポーツですから、これはもう少し男性用を増やして欲しいところです。ホテルで済ませてきたはずの私もなんだかおしりがむずむずしてきましたが、この行列では諦めるほかない。と思っていたら、奥さまから電話があり、少し離れた公園付近にチャリダーのスタッフがいて、その公園のトイレが穴場でほとんど並んでないよ、と。ほうほう、ならば行こう、念のために。

20170924_070648_p1020421 NHKのチャリダーチームもいましたが、レース前はご遠慮しました。みんな仕事中だからね。トイレは、5人くらい。ただ一基なので、それなりに時間がかかります。まあでも、まだ時間があるしさ。と思っていたら、後ろに並んでた若い男の子が、一番最初スタートのチャンピオンクラスだそうで。「ああ間に合わない」って悲痛な声を上げてたので、順番を譲りました。こっちはまだ先ですからね。もひとつ問題が。紙が切れたんですよ。3人くらい前に。みんなでティッシュを融通し合ってたんですけどね。そうしてるウチにスタッフがロールを5個くらい持ってきてくれました。これもね。すごいと思いました。こんだけの大きいイベント中に、トイレットペーパーのロールをチェック、補給することまで事前に組み込んでいる。よほどの気配りがないとできないことです。おかげで、レース前最後の軽量化も無事終了しました。

 で。735分のスタート。直前で、やっぱりブレーキが片効きになっていて一瞬慌てましたが、少しブレーキを解放気味にして余裕を持たせることにしました。ガーミンの速度表示も一応ちゃんとしてるっぽい。心拍もとれてます。ただ走り出してわかったんですが、距離表示が出ねえ。速度もケイデンスも表示されてるのになぜ距離表示が出ねえのか。考えてもしょうがないので、気にしないことにします。路側にある赤城山HC用の距離表示を見る。そういうことにしました。

 さて。レースですが。ハルヒルと同じ、申告タイム順でのスタート。今回私は初参加でタイムが読めなかったこともあって、かなり後からのスタートです。でも、このタイム順ってのはけっこう好きです。単純な年代別だと、走力に差がありすぎてしまって、スタート後の混雑がひどい。タイム順だと緩やかに集団がほぐれて再形成されるので、安全面でもよく考えられたシステムだと思います。心配りのハルヒルでも同じようにしてるってのが、いろんなことを考えて運営してるってことの証明のような気さえしますな。

 というわけで、同じようなタイムの人たちでゆるゆるスタート。が。集団の先頭にいるまま、後ろから抜いてくる人がいません。これはちょっと自分のペースの方が速いのかな、と考えつつ、同じように横を走ってる、おそらくは60代の方。この人が安定して速い。よし。と。この人に付いていこう。なにしろ私より年上っぽい。この方をわが目標としようぞ、と。まあ要するにコバンザメ的に付いていくんです。小さな声で、後ろ入りまーすと呟くように声をかけて、後ろに入ります。声をかけないのは失礼ですよな。けど人見知りなんで、声小さめです。

 ところがね。この方が速い。最初の方は45%と斜度緩めとはいえ、25km/hくらいで、重いギアを踏んで、どんどん行きます。こっちは風をよけて楽してるはずなのに、付いてくのがやっとです。5kmも走ったか走らないかで脱落。情けないですが実力です。その後は微妙な速度差の方をマークして、少しくっついていっては千切れる、ということを繰り返します。

20170924_083858_p1020206 まあしかし。街道沿いの応援の方が多い。ハルヒルもそうでしたけど、通り沿いのお店の方やら、近くの親子、太鼓を打つ方、がんばれーって声をかけてくれます。こっちは生活道路を占拠して遊ばせてもらってるのに、応援までしてくれてねえ。本当にありがたい。

 10km地点を越えた辺りでタイムは40分を少し上回る。おや、このペースで行くと、後半がキツくなるとしても1時間半を切れるかも、という希望が湧いてきます。でも乗鞍の時はここから更に1時間15分かかっちゃったんですよね。逆を言うと。今回の赤城山HCで、そこまでタレなければ、前回の乗鞍2時間って記録は、マシントラブルと言ってもいいんじゃないか、ということですな。よし。と。負けないぞ、と。回していきます。

20170924_083726_p1020204 ハルヒルと似てるのは、抜いても抜いても、前に大集団がいることです。逆に、その集団を抜く、というモチベーションが維持しやすい。やはり私は後方スタートが合っているようです。来年のハルヒルも遅めタイム申告で行きましょう。などと考えながら。心拍数は最大で183程度、最低で172程度、いい感じで追い込んでいる気がします。だんだん坂が急になってきますが、と言っても10%程度です。

 ゴール前1kmの表示が出た辺りで、左脚ふくらはぎが攣り始めました。ふくらはぎに目をやると、痙攣するするえくぼが見えます。こりゃだめだ。踏み込めん。このタイムだと1時間30分を切るか切らないか微妙なんだが。とは言っても、完全に攣ってしまったら走れなくなります。少しペースを落としても完走しなきゃ、です。痛みの少ない右脚に負荷をかけて走りきることにします。

 ゴール前200m。恐る恐るスタンディングに入ります。そして踏み下ろす。大丈夫そうです。痛いけど、もう少しはもちそうです。回せ。と最後の上りを踏み込んでいきます。手元タイムで92分を少し切るあたり、まあこんなところか。正確なタイムは下山してからですね。

 さて。下山するためにはゴールを通り過ぎて、4kmくらい先の大沼まで行かねばなりませんが、この辺りはお気楽なサイクリングで、天気が良いのでとても気持ちいい。ただ油断すると下山ラッシュに巻き込まれて、1時間くらい待機になったりしますからね。

20170924_092746_p1020213 Img_3987 ところがね。赤城山HCのすごいところは、下山荷物の受け取り、下山待機誘導がこれでもかってくらいスムーズなことなんです。待機列に並んでいる間にも、スタッフが紙コップに入れた味噌汁を配り、飲み終えたタイミングでゴミ回収スタッフが回る。そうしている間にも、先行グループが下山をどんどん進めている。待つ、というほどの待機がないんです。恐ろしいほどのスタッフ投入、手順の効率化です。乗鞍運営に爪の垢を(略

 下山中にもたくさんの地元の方が手を振ってくれます。いつものように、スタッフ全員にお礼を言う。タイムがどうであれ、これができれば自分のヒルクライムは勝ちだ、と決めているので、ここはがんばります。95点くらいはもらえると思います。みんな生活道路借りてるんだから、ぜひお礼言って帰ろうよぅ。

20170924_095126_p1020218 下山もとにかく誘導が丁寧で、事故を起こすようなバカ走りをする隙がほとんどありません。ほらよくいる下山で高速ダウンヒルやっちゃうお調子者。これは、集団の中にパトロールと書いたジャンパーを着た選手が混じっていて、この人たちを抜くことが、心理的にできないからですね。ちなみに、このジャンパーは待機場所でボランティアを名乗り出た選手に配られてました。

 さて。会場に戻り、タイムを見ます。うん、手元時計とちょっと差があるけど、誤差の範囲です。これなら、極端に衰えたとまでは言わなくても良さそうな気がします。うむ、これなら、もう少しはヒルクライムを走っていられそうです。ああ、スタート会場に戻ると、たくさん出店があってね。ここもお祭りになってるんです。つまり終わったから勝手に帰ろう、ではなくて。しばらく残って楽しみたい、って感じ。おもてなし券を使ってカレーを食いましたが、これもねえ。ちゃんと美味いんだ。

20170924_114707_p1020222 来年の乗鞍、出るかどうかは迷ってます。遠いし、宿が取れないし、なにより運営が疎かなんだもの。赤城山とハルヒルは出ます。楽しかったから。運営や地元の人が親切だから。それに一緒に行く奥さんが、楽しかったと言ってくれましたしね。乗鞍がいいのがロケーションだけなら、別にレースに出る必要はないですもんね。などと思ってますよ。

 ああ、ふくらはぎの痛みがとれるまで、その後まる1週間かかりました。やっぱり歳です。

2017年9月29日 (金)

まえばし赤城山ヒルクライム大会は運営の志が見えるイベントであった

ということかな。えっとですね。まえばし赤城山ヒルクライム大会、長いので赤城山HCと略しますが。いいイベントでした。何故にいいイベントか。同行してくれてる奥さまが、大変楽しかった、と言ったからです。ではその辺りの話を。走る話は次回に。

 赤城山HCの会場は三つに分かれてます。これは正直わかりにくかった。なぜ3カ所にわけるのか、と。行けばそれなりに納得します。まず大会の前日受付をしなければなりません。ここは前橋駅から少し離れた中央イベント広場、というアーケード街の中程にある小さな公園のようなところです。近くには有料駐車場もありますが、何百台も入るようなスケールではありません。ですから、事前の案内には「駐車場はありません」と書いてあります。まずはここを目指します。

20170923_090801_p1020354 我々(私と奥さま)がついたのは午前8時30分頃。前橋市はうちから比較的近いのです。高速通って1時間半ほど。日帰りできる距離感です。駐車場がないとは聞いてましたが、街中だからコインパーキングくらいはあるだろう、と探りに行きます。ナビの案内で着いた現地には、そこそこの台数が止められる駐車場があります。しかもすかすか。余裕ですな。全然平気じゃん。と思いますが、受け付け開始が10時からなので、ある意味当たり前です。逆に。開始までの居場所はありません。アーケード街の中なんですが、典型的なシャッター街で、しかも朝。カフェのかけらもありません。5分以上歩いたところに、ジョイフルってファミレスがあったので、そこで時間を潰します。

 10時前に受付会場に戻ると、はい。近隣は大渋滞。全然動かなくなってます。車の待機列ができてるんですが、これは動きません。ウチもそうなんですが、受付をした後、近くで開催されるクリテリウムの開始を待つ人が多いからです。しかもですね。この辺り駐車料金が安いんですよ。24時間停めて600円。慌てて車を出す必要がないんですね。早めに入れない人は、受付会場近くの駐車場は諦めた方がいいですな。

_000_35 受付をして、ゼッケンやら記念品やらを受け取ります。記念品はホイールカバーですか。ホイールカバーねえ。どうなんですか。これは嬉しいんでしょうか。ヒルクライムをやる方は、高めのホイールをいくつか買ったことがあるでしょうし、そうなるとホイールカバーは付いてくる。うーん。私は、必要ない派です。Tシャツも困るんですけどね。蛍光カラーのロゴTシャツなんか、着る機会もないですしねえ。乗鞍のようなタオルも、毎年同じようなのが溜まるってのもありますし。いっそピンバッジみたいな、コレクションができるものの方が嬉しい気がします。個人的にはね。


20170923_090259_p1020353_2 で。受付会場には用品関係の出店がいくつもあります。街中にテント立ててジャージとか売ってると、まるでバザー会場のような雰囲気ですが、がやがやした雰囲気は悪くないです。ここには食べ物は一切ないです。食べ物があるのは、ここから10分ほど歩いたところの前橋公園にある出店会場。

 出店会場には屋台的な食べ物のお店、地元のJAやレストランが出店するお弁当屋さん、お菓子屋さんなどの食べ物のお店が並んでます。どこにでもある屋台みたいなのは、まあなんつうか味もそこそこ、お値段高めだったりしますが、地元の方が出してるお店は、値段も良心的だし、美味しいものが多い。ハルヒルもこんな感じですよね。地元の人が支える祭り、的な。なんか楽しくなります。

 それに比べると、このところのマウンテンサイクリングin乗鞍。そもそも食べ物屋さんがひどく少ない。食べ物屋さんだけでなく、用品関係の出店もどんどん少なくなってる気がします。9000円の運営費はどこに使われているんでしょうか。赤城山HCの参加費8,000円のうち、1,000円は、会場と前橋市で使えるおもてなし券という金券でキャッシュバックされますから、実質7,000円。金券1,000円は地元に必ず入ります。

 乗鞍の出店が少ないのは、結局儲からないんでしょう。つまり選手や家族がお金を使わない。それはなぜか、ってことです。楽しくないもの。楽しくなる仕掛けをしてないもの。乗鞍はコースのすばらしさに胡座をかいて、工夫をしていないです。出店もそうですし、トイレもそうです。仮設トイレも設置してない。あるのかな、でもあるのかどうかわかんない設置のしかたですよね。2個しかないトイレに大行列。9,000円も取っておいて。仮設のトイレすら設置しない。またあとで乗鞍運営の悪口言いますけどね。とりあえず赤城山HCの話です。

20170923_103704_p1020357 20170923_103700_p1020356 前橋公園の出店会場には巨大なプラズマモニターが、クレーンで設置されてます。ここでクリテリウムの実況も見ることができるんですね。まあクリテリウムは、公園のすぐ横で開催されてますから、現場を見た方が楽しいですが、お弁当を食べながらそういうものを見てると、気分が上がります。9,000円も運営費を取る乗鞍は、そういうものも一切ないですけどね。あ、乗鞍ガールとかのお姉ちゃんは来てますけどさ。

20170923_120029_p1020371 20170923_115932_p1020370 付き添いに来てくれる家族がいる人には、絶対にこういうお祭り空間が必要ですよ。ここで食べたステーキ串が美味しかったなあ。普通、ステーキ串って言うと、高速のSAにあるようなガチガチのありきたりを想像するでしょ。ここでは地元のステーキ屋さんが出店してましたので、肉質がとてもよかった。それは美味しゅうございましたよ。


20170923_105415_p1020363 あ、忘れちゃいけない。前橋東照宮さんが巫女さん二人で出店してまして。店じゃないんでしょうけど。またこの巫女さんお二人がとてもかわいい。明らかに狙って採用してるよね的な。まあそれはいいとして。自転車お守りをいただきました。ということで、受付会場と出店会場で、会場が2つ。もう1つは明日行く予定のスタート会場ですが、この日は一切スタート会場に行く必要はありません。

 さて。なんだっけ。あ、クリテリウムね。実は私、自転車歴はそこそこあるんですが、人のレースを見に行くことがない。今回が初めてです。そもそも公道を止めてレースを開催するってのは相当にハードルが高い。ですよね。ヒルクライムレースだって、だから早朝からお昼までで終わりにしますしね。それがこんな街中で、レースをする。これはねえ。よほど地元の理解、行政の意識がないとできないことです。公道を封鎖するスタッフの数、会場運営のスタッフの数、これはもう桁外れです。圧倒的なスタッフの数で、安全と快適を維持してます。それに比べて会費を9,000円もとる乗鞍(以下略。

20170923_143021_p1020403 クリテリウムは一般参加のチャレンジ、チャンピオンの二つのコースと、実業団E1P1の2クラスがあります。よく知らんけど。当然あとの人の方が速い。チャレンジ、チャンピオンは申し込みがうまくいけば誰でも出られる。まあレース経験者って条件は付きますけど。何百人だか何千人だかの観客の前を、街中の公道レースで走ることができる。これ、すごいなあ。もちろん私は申し込みませんよ。逆に、晒しもんですからね。いくらチャレンジといえども、速さもいろいろで、それなりのプロトンもできれば、脱落も見えますから、相当にハートが強くないと。でも、出たら面白いだろうなあ。絶対出ませんけど。

 で。実業団ともなると、更に速い。クリテリウムだから、周回コースを短いインターバルで何回も通る。さっき飛び出してた選手が、折り返してきた時点で集団に吸収されている、なんてのを見ながら、声を出して応援する。もちろん名前もチームもわかんねえんですけど、ジャージの色とかですね。そういうのを見ながら応援する。ずっと見てても飽きないですよ。もうお祭りです。

20170923_163115_p1020414 ということで。今回のお宿、コンフォートホテル前橋にチェックインして。荷物を確認します。コンフォートホテル前橋は全館禁煙なので、たばこ臭くないのはありがたい。部屋はまあ標準的なビジネスホテルで、バスルームも狭いですが、ホテルから歩いて数分のところにスーパー銭湯があるので、入浴はこちらで。ちなみに前橋駅前は本当に閑散としてまして。実は荷物整理をしてたら、パンツと靴下を忘れたのを発見しました。駅前に行けばパンツくらいあるよね、と思いましたが。ない。駅ビルがそもそもない。あったんですけど、廃墟と化してます。ビルに入ってるのは居酒屋やレストランが数店舗。ほぼがらんどうです。ユニクロすらない。これまた典型的な地方都市。駅前の空洞化ですなあ。しょうがない。コンビニでパンツを調達し。ジャイアントストアでソックスをゲットしました。

20170923_160613_p1020412 ん。ジャイアントストアなら駅前にありますよねえ。コンビニがあるんですから。ねえ。え? ジャイアントストア? はい、そうなんですねえ。なぜか前橋駅近には、駅ビルはないけどジャイアントストアがあるんです。すげえ異質な空間。でも、ありがたい。助かりました。しかし営業成り立つのか、という心配はありますけどね。

 夜ご飯です。近くにそこそこ、小さな居酒屋さんがあります。こういうイベントでは地元にお金を落とすのはマナーだと思っておりますので、やむをえず御酒をいただくことにしましたあ。やむを得ないです。地域活性化のイベントなので。地域貢献なので。やむを得ないです。

_001_9 ホテルの前の17代鶴吉。小さな焼き鳥屋さんですが、メニューがかなり個性的。それにお酒が妙に安い。ハイボールに至っては100円ですよ。時間限定とかではなく。そこそこうまいハイボールです。そして食い物も安い。超美味い、ではないけど、このバリエーションでこの値段は、そうそうない。鳥貴族的な値段設定を個人店でやってる感じです。

 インド人の唐揚げ、というものがありましてな。要するにカレー味。ではない。カレー味の唐揚げは、カレーあじの唐揚げとして別にあります。インド人の唐揚げは、スパイシーな唐揚げです。辛い、というのとは違います。スパイシー。これ580円くらいで、このお店としては高い方です。が、うんまいので許す。というかありがたい。

_000_36_2 本当ならもっと飲んだくれていたいところですが、ヒルクライムに来たので、3杯で止めましょう。と。こんな調子で、奥さまにとってもそれなりに楽しめるイベントになっているのですが。さてレース本番はどうなんでしょうね。続く。

 

2017年9月22日 (金)

貧脚なんて言わないで

と思ってるんです。まあ表彰台を狙う人からすれば、私なんかが言うのは笑止、となるかもしれませんけどね。それでも敢えてそう言おう。

 そもそも人の持って生まれたモノが違うわけじゃないですか。更に与えられた環境。練習にかけられる時間とかも含めてね。自分で選択できる場合もありますよな。でもできない場合もある。家族の介護とか、子供の教育費を稼ぐとか。もちろん持って生まれた身体のつくりとか。年齢とか。

 ちゃんとした大人は、だから他人の結果をあれこれ言わない。その人の苦労はその人にしかわからんのですもん。

 ただね、日本人の特性なのかな。卑下しちゃう人、少なくないです。謙遜なのかもしれないけど。それが「貧脚」って言葉ですよ。あれ、きらい。もちろん他人をさして貧脚だ、なんて言う人はそうそういない。だいたいが、自分のことを指してそう言うんですがね。だから。自分のことを好きなように呼んだって良いじゃねえか、ってのは理がありそうですが。でも、自分を貧脚と言う場合、独り言じゃあない。誰か聞いてる他人に向かって、ぼかあ貧脚なんで、と言うわけですよ。つまり他人に向かって言ってるんです。そりゃ聞いた方としての思いも言わせてもらいますがな、ってことで。

 でね。例えばマウンテンサイクリングn乗鞍。アマチュアなら90分ならそこそこ速い、って言われます。ました。最近は全体のレベルが上がってますけどね。トップ選手は60分を切ります。ところが例えば、例えばです。年代別の20代とか30代の選手で、50分台の選手が一番高い表彰台に上がれなかったことをもって、貧脚のぼく、とか言うことがあるんです。これ、違う。というか、90分とか120分とかで、あるいは60分台でそれぞれ力を尽くした人たちに向かって、どういう意味を持つか、ってことです。50分台のぼくですら貧脚なんだぜえ?ってことと同義。

 いやね。もちろん判ってます。50分台自称貧脚の彼が、誰かをくさしているのではなく、自分はもっとがんばれたはず、自分はもっと高みを目指したい、という思いで言っているのは。でもね。一人でそう思うだけならいいけど、SNSだのブログだのに載せるってことは、読む人がいるわけじゃないですか。

20170827_103017_p1020193_4 いろんな人が、いろんな思いで、がんばった。その誰も「貧」しくなんかない、と思うんですよ。50分台だったり90分台だったり120分台だったり、あるいはDNFかもしれない。でも貧しくはない。自分を貧脚という人は、結果的に自分よりタイムの良くない人たちを貶めることになるんだ、ということを意識した方が良い、と思うんですね。結果的に、です。自分の思いとは別に、結果的に。

 まあ私見です。それでも言いたい人は言えば良いし、私にできるのは、それ決して聞いてて気分の良い言葉じゃないです、って伝えることだけですしな。

 でだ。まあ、まえばし赤城山ヒルクライム。タイムには関わらず、やれることをやってきますよ、と。そういうことです。

2017年9月21日 (木)

まえばし赤城ヒルクライムコースを試走する

先日、車の中でFM79.5(ナックファイブとお読み下さい)を聞いていましたらね、美川憲一さんがゲスト出演されていたんですね。でね。美川憲一さんと言えば、私が子供の頃から異様な雰囲気を醸し出す歌手でいらして、大物ではあるんだけどメジャーにあってはならない陰がある不思議なポジションの方ですわ。まあピーターさんとか。ねえ。最近でこそ性的マイノリティに対する偏見は修正されつつありますけど、当時はそこら辺の妖しさに触れることさえ許されない的なものがありましたよなあ。でね。今の方々からすると、「誰それ」でしょうし、せいぜい「なんか大物っぽい感じするよね-」ですわね。まあ正直、私も普段から美川憲一さんの歌を聴くことなんかねえんですよ。

 車の中でね、「生きる」って曲が流れましてね。老歌手が、「好きなように生きたことの私だから 死の訪れなど 怖くはなかった やることをやった 人の倍くらい」と言うわけです。「だけど確実に死は迫っている」と。そして「今になって私は生きることの尊さを知った」と歌い上げるんですね。これね。陳腐っちゃ陳腐。使い古された言葉ですよ。ただね、おそらくこの言葉が使い古されたのは、この言葉の重さがわかんないまま使われちゃったからなんだろうなあ、と。思うんです。

 美川憲一さんももうずいぶんなお歳ですから、絶対に死ぬことを意識してるわけですね。昔、大スターでいらして、華やかな世界で、自分のやりたいことを通して、美しいものを愛して、そして老いて衰えて、いく。歌詞の中にこうもあります。「気がつくと仲間が一人 また一人 帰らぬ旅に赴いていった」。そうなんでしょうなあ。同じ時代を生きて、笑い転げて夢を語り、怒りをぶつけた仲間が、この世界からいなくなっていく。だからこそ、生きると言うことは尊いのだ」という実感が深く深く迫ってくるのです。

 そんなことを、赤城ヒルクライム試走から帰ってくる車の中で、FMを聞きながら思わされたのですよ。なにしろ、今回の赤城山ヒルクライムは自分の老い、衰えと向き合うレースになりますからね。

 さて、今回のテーマは「抗い」ですかな。今年の美ヶ原、乗鞍はさんざんでした。どう考えても、これまでの結果に比べて遅すぎる。この原因は何か。劣化か。あるいは機材トラブルか。機材トラブルの可能性は、かなりあります。リアブレーキの片効き。これが頻発していたのは事実です。ただ、走っているときにブレーキを見ていませんから、本当にそうだったのかどうかわかりません。わからないのにブレーキのせいにしておいて、実は体力の低下原因だった、ってことになると、これは恥ずかしい。とにかく、原因を潰していきましょう。

 まずブレーキ。これは自転車屋さんに持ち込んで、完全に分解清掃組み立て直しをしてもらいます。ちょうどシマノの技術者さんもお店に来てたってので、ここんところは大丈夫でしょう。てか、それ以上はできない。

_000_34 次に、ガーミンに現れるデータが異常な件。速度も遅いし、心拍200越えとか。おじちゃん死んじゃう。

実際にそういうデータ通りの結果なのか、データ表示が違うのか。踏み込んでも20km/hにまでですらなかなか上がらない。普通はね、感覚でわかるだろう、そりゃ表示が違ってるわ、と断言できるんでしょうけど、衰えを意識していると、自分がそこまで急速に衰えたって可能性も否定できないわけです。自分の感覚では測れない。

 自転車屋さんに持ち込んだときに、他のお客さんにも試走してもらいました。そうすると、これ軽いですねえ、と。ふむ。じゃあ自転車が重いわけじゃないのか。しかしガーミンをデローザに積んで測定すると、30km/h程度はすぐに出るぞ、と。KAHNだけなんで遅く表示されるのか。設定を確認しました。そうすると、登録した自転車の諸元の設定のところで、自動設定になっているタイヤ周長、これおかしくないか、ってことに気付きました。実際タイヤ周長を測ってみると、実際のタイヤの2/3程度の長さになってます。これか?これだ!

 ここを手動で測った値2130cmに入れ直したところ、速度表示は間隔と一致しました。心拍がおかしいのはバッテリーの問題でしょう。交換します。とりあえず、これなら行けるはず。

 ということで、赤城山ヒルクライム試走にでかけることにします。赤城山は初出場なので、コースや周りの様子も見ておきたい。当日慌てないでいいようにね。台風が接近中ですが天気予報では、午前中はもちそうです。それでも3連休初日なので、渋滞を避けるために早朝に出かけます。と言っても6時くらいです。前橋市は関越を使うと、うちから1時間半くらい。すげえ近い。ご近所と言ってもいいくらいですよね。都心に電車で出るのと変わらん。都心行かないけど。

_000_29 前橋合同庁舎前辺りがスタート地点ですが、近くの高校の駐車場が試走用の駐車場として指定されてます。こういうところ親切で、ありがたいです。街が協力してくれているんだなあ、と感謝します。あ、でも私、間違えちゃって、高校の横の市営野球場の駐車場に入れてしまいました。すみません、でもがらがらだったので許して下さい。

 いずれにしても前橋合同庁舎はすぐそこです。そこからのルートはガーミンに入れてあります。ハルヒルの時は、ホームページにガーミン用のコースデータを置いてくれてたのでとっても楽でしたが、赤城ヒルクライムのホームページにはコースデータがなかったので、ルートラボにあった先人のデータをいただきます。その節はありがとうございました、でございます。ただ走ってみると、あ、これ迷いようがないわ、てのもわかります。

 前橋合同庁舎をスタートすると、信号が二つか三つありますが、いずれも直進。そのあとも直進、最後の九十九折りまで直進。直進であります。普段の土曜日ですから、それなりの交通量はありますが、信号は始めだけですから、信号を抜けるとほぼ自分のペースで走れます。

_000_30 よく赤城のコースは飽きるから辛い、とか、上らなきゃ行けない前がずっと見えてて心が折れる、とか言いますけど、私はそういうのはないですね。あんまり飽きない。脳の記憶容量がないので、飽きるための比較材料を保持してない。常に新鮮!短期記憶脳の勝利。

 最初の5kmほどのところだったかな。臨時の給水所があり、ボランティアスタッフの方が水を配っていてくれました。なんか。ありがたいですよねえ。街ぐるみの歓迎を、ここでも感じます。でも、スタートからのこの距離だと、まだ必要ないです。ご挨拶だけして通過します。

 前半はとにかく緩い坂がずっと続きます。4%とか5%とか。これ、いつかキツくなるのかなあ、どこでキツくなるのかなあ、とか考えても無駄です。キツくなりません。せいぜい8%程度。10kmを越えて最後の九十九折りで10%越えるようなところが少しあったのかな。美ヶ原とかのバカみたいなヒルクライムをやってると、拍子抜けするかもしれませんな。もちろんどんな坂でもその中で限界値まで追い込むので、楽ではないですけどね。

_000_32 _000_33 曇り空で気温は11度。下界の気温が20度くらいですから、けっこう冷えます。本番でも天気次第で防寒具はしっかり持ってた方が良さそうです。ただ、このぐらいの気温の方が走りやすいですよな。苦しいながららもちょろちょろ走っておりましたら、どうやらゴール地点とおぼしき旗が見えてきました。こないだの乗鞍と違って、もう一踏みくらいする余力があります。よっこらせ、と。

 タイムですが、正確にはよくわかんないんです。スタート直後に信号で時計を止めたら、そのまま数分動かすのを忘れてしまい、腕時計のストップウォッチとガーミンのストップウォッチそれぞれ止めるタイミングと動かしたタイミングがずれたので。真ん中とって、たぶん91分前後。遅く見積もっても95分ってところではないかと。

_000_31 速いのか遅いのか、よくわからんのですが、昔のデータだと年代別上位1/3くらいのところになりそうな感じです。このところレースのレベルが上がってるから、今年なら1/2くらいかな。これなら乗鞍2時間越えも、体力以外の問題があった、と考えていいのかな、と思ってますが、問題はやっぱり本番ですな。そこでダメなら、やっぱりダメです。

 来年の乗鞍と美ヶ原、どうしようっかなあ。今回、90分が切れるようならもう一度再チャレンジしたいという思いもありますが、あそこ遠くてねえ。ハルヒルや赤城の便利さを知ると、なかなかハードルが高い。それに乗鞍ってこの頃運営が雑になってきてる気がするんですよねえ。ハルヒルや赤城に比べると。まあ、いろいろと調子に乗ってますが、とりあえずまえばし赤城ヒルクライム、走ってきます。

2017年9月 8日 (金)

インターマックスという会社は笑いを売ってます ビブパンツは薦めません

20120825_151225_p1040179 インターマックスというのは自転車関連用品の輸入代理店であります。扱っている自転車としては、KUOTAARGON18DadacciaiWRRITCHEY、ふむ。用品は更に多くMETCASTELLI、まあ書いてるときりがないくらい。立派な商社さんですなあ。と、わざわざ言うには当然わけがありますな。

 もともとは日本人初のツール・ド・フランス出場者の今中大介さんが1998年に始めた会社で、自転車選手が得意を生かして始めた個人商売に毛が生えたようなもんだったらしいです。今中さんがプロデュースするInterMaxブランドのバイクも数年前まで見かけました。が。その後取り扱いバイクも増え、用品も増え、会社も徐々に大きくなってきたことで、今中さんは代表を退かれ、InterMaxブランドのバイクもなくなりました。

 私は2台目のバイクがKUOTAKEBELというバイクでしたので、そっからのお付き合いです。正直ロードバイクを買うときに、何を買うかというブランドの問題と、どこで買うかという販売店の問題が大きくて、どこの商社が扱っているブランドというのはあまり考えません。トレックやジャイアント、ピナレロのような大手は、代理店を経由せず、自分で販売までやっていますが、KUOTAはそこまでマスのメーカーではないので、代理店を通します。うん。

 でね。KUOTAというメーカーの話ではないのですよ。今回は。あくまでもInterMaxという代理店の話。ディスる、というか、まあ笑い話と思ってるんですがねってことです。

20170402_091527_p1010392 BMCを落車で失ってから、KUOTAKAHNというバイクを購入しました。でね。バイク買ったときに、バイクと同じブランドのジャージが欲しいな、と。BMCの時はアメリカのパールイズミが作ったプロチームのレプリカジャージがあったんですが、KUOTAはあまりメジャーなプロチームにバイクを供給しているわけではないので、プロチームのレプリカジャージはありません。まあ、あることはあるんですけど、かなりマイナーなチームで、とてもレプリカジャージを供給するような体制ではないんですよ。

 あ。ネットで検索するとけっこう出てきますけど、上下で1万円を切ってるようなジャージは確実にパチモンです。中国で作られたとおぼしきコピー商品、これをいくら買ってもメーカーの応援にはなりません。好きなメーカーならば余計に買うべきではないです。ま、それはともかく。

 でね。インターマックスのサイトをよくよく見ると、見つけにくいんですけど、KUOTAオリジナルジャージ12000円とビブパンツ13000円があるわけです。これを買えばいいんだな、っと。どうせならお世話になってる自転車屋さんを通して、そっちも儲けが入るようにしないとな。っと。

 と注文を出したのが、去年2016年の10月です。バイクの注文と一緒にやったわけですよ。ところが、その時点で自転車屋さんにはインターマックスから「今年の在庫がない」という連絡が入りました。まあ夏も終わってますし。シーズンものにはよくあることです。しゃあないね。

 ところが12月頃でしたかね。ちょっと曖昧なんですが、たまたま自転車屋に行ったときに、ジャージだけ入りましたよ、と。どっかで在庫があったのが見つかった、とね。ふーん。ビブがないのね。いや、Mサイズならあるんだけど、Lサイズは在庫がない、と。私はちょっと自転車乗りとしてはお肉が多い人なので、Lサイズでなきゃ入らないな、と思ってましてね。Lサイズをずっと頼んでいるんです。まあいいや。2017年モデルが出たら、新しいパターンのビブとジャージを買えばいいんだから。とね。ジャージ、ゲットしました。自転車屋さんには、新しいジャージの発売予定が出たら教えて下さいねってお願いして。

 でね。2月になっても3月になっても、2017年モデルのアナウンスがないわけです。どうなってるんです?って自転車屋さんに聞くんですね。インターマックスのサイトではずーっと、ずーっと在庫がないといってたビブが販売中になってるわけです。ちょっと問い合わせてみて下さいよ。と。

 そうしますと、4月になって突然、ビブが入りましたって連絡がありました。でね。Mサイズ。いやMサイズでなくてLですってば。って言ったら、自転車屋さんが言うには、「そう言ったんだけど、Lサイズは巨大でとても普通の人がはけるサイズじゃない。ほとんどの人はMサイズで十分だって言われたんですよ。Lもあるけど、とりあえず試して下さい、と言われたんだ。」とね。

 しょうがねえなあ。そんなに巨大なのもイヤだけど、Mサイズねえ。うっ。やっぱりキツい。腹回りじゃなくて、肩紐が短くて身体に食い込む。こんなん肩が凝っちゃって着てられないですよ。もちろんウエア自体もぱんぱんなんですけどね。

 で。交換してもらうことになりました。これが4月。いいですか、「Lサイズもあるけど巨大だからMにしろ。Lの在庫はあるけど」、ね。交換してくれるんならとりあえずお金は払っておきますよ。これ4月です。それから2~3週間経っても、インターマックスなしのつぶて。自転車屋さんはお金を受け取ってるから恐縮しちゃって、何度も問い合わせるわけです。ハルヒルで着たいんですけど、って言ってあったから余計ですよ。

 そしたら。5月になって「在庫がないので、今、国内の販売店が在庫を持ってるかどうか確認している」と言うんです。はい?Lサイズ持ってるけど大きいから止めとけ、って言ったんだよね、そのLサイズはどこにあったの? ハルヒルはもう間に合わないよね、まあいいや別のジャージ、買ったのがあるし。

20170908_1 更に23週間。そうするとね、「国内にないって言ってます。そもそもインターマックスは国内に仕入れてないそうです。イタリアからLサイズは巨大だからMサイズにしとけって言われたから、って」って自転車屋さんが言います。はい?そもそも、日本に入れてない?それをウエブサイトに載っけてる? てか、あるから待ってくれって言ったのは誰?国内探してるってなに? 巨大だってどこから出た話なの?

 だんだん面白くなってきました。わかりました。もう、ないならないで、返金の処理をしてもらっていいですよ、と言うわけです。ところが、自転車屋さんがインターマックスにそう言うと、「ちょっと待ってくれと。必ず仕入れる。今海外の店舗にも連絡を取って在庫を調べてもらっているから。責任を持って必ず探すから。申し訳ない。」はいはい。責任ね。

20170625_092621_p6250013_2 もうハルヒルも終わりましたしね、次は6月の美ヶ原HCです。美ヶ原の1週間くらい前だったかな。自転車屋さんにどうですか、って聞きました。そうすると、インターマックスの担当者が店に謝りに来るから、店に来てくれって。えええ?面倒くせえ。ないならないでいいって言ってるのに。あー、でも山梨からわざわざ謝りに来る担当者が可哀想だよなあ。責任あるもんなあ。

 担当者が自転車屋さんにやってきました。若い人の良さそうなお兄ちゃん、確か選手としても頑張った人。その方が言うには「イタリアの担当やってるお姉ちゃんがどうもいい加減で、適当にはいはいって言ったみたいなんですよ。」と。更に「実はLサイズ自体を作っていなかった」という衝撃の事実が。ががががが。まあもう驚きませんけどね。

 ただね。イタリア人がいい加減かもしれませんけど「巨大だから」とか確かめもせずに言ったの誰? 在庫があるって言ったの、誰? まあいいですけどね。

 3週間待ってくれ」、「自分の上のものが担当になって、直接イタリアとやりとりをしている。これから作らせるから3週間待ってくれ」。まあもうどのみち美ヶ原にも間に合いませんわね。まあでも驚かない。お兄ちゃんは手土産のゼリーをくれましたから。手土産大事ですよ。うん、きっと。たぶん。甘くて食べきれなかったけど。

 絶対3週間じゃ作ってこねえよなあ。素直にできませんでした、って言えばいいのよ、って自転車屋さんと話します。4週間経った7月の終わり。自転車屋さんに尋ねました。どうです? 「まだ全然来てない。あ、交渉の担当は今、副社長がやってるらしいよ。乗鞍にはインターマックス、ブースも出すから、乗鞍に来たら謝りたいから、ブースによってくださいって言われてる。」

20170826_140944_p1020244 あ、これはダメだわ。まあ面白いから許す。で。更に1ヶ月。乗鞍直前1週間前。やっぱり届かない。そして乗鞍。ブースに行きましたよ。ひょっとしたらブースに持ってきてるかもしれないしね。ねえよ。そんなもん。担当者がひたすら頭下げて、補給バーを2本くれました。いや、補給バーもらいに行ってるんじゃないんだけどな。頭下げながら言うわけです。「1週間以内に、ちゃんとしたお返事をしますから」。ええっと。インターマックスの言う1週間って、どのくらいの長さなんだろうね。何しろ、副社長が3週間で作らせるって言って、二ヶ月できないんですからね。どんな工場なんだろう。てか、イタリア人ってどんだけいい加減なんだろう、ってそういう話してるんですよね。

 まあ面白いから許す。そして乗鞍から1週間。販売店に連絡がありました。ドイツの自転車ショーに行ったインターマックスの担当者からメールで、こちらで直接受け取ったから、日本に持って帰る、と。

わからん。何を言ってるのかわからん。イタリアで作ったものをわざわざドイツのショーに持って行って手渡しする意味が分からん。なぜイタリアから直接航空便で送らんのだい。なにを、いかにもやりました的な感じで、ドイツで受け取った!みたいながんばった感を出しているんだい?

ビブが届きました。

20170906_191028_p1020336 20170906_190710_p1020334 履きました。サイズ感はまあいいとして、パットがごわごわして脚が密着しねえ。これで自転車乗ったら血ぃ出るわって最低の履き心地、税込み14000円のインターマックス取り扱い、注文から11ヶ月のビブショーツ。最低です。まあインターマックスってそういう会社だと思ってるので、驚きません。面白いから許します。でも、これなら3800円の中華コピー品の方がいいかもしれません。ああ、揺らぐなあ。

 結論として、インターマックスの仕事と約束は、軽い。まあそういうふうに思っちゃったってことです。今、サイトに載ってるビブパンツ、買ったらどうなるんだろう。だれか試してみて下さい。

2017年9月 3日 (日)

これが実力なのか マウンテンサイクリングin乗鞍2017 実力なのかもな

20170826_135110_p1020239 えっと。乗鞍にエントリーしたのは自転車に乗り始めて2年くらいしてからです。2012年の乗鞍が一番最初でした。大きな落車を経て目標を持ちたかった。ところが、その翌年も巻き込まれ事故に遭い、肋骨と手甲骨が折れたまま出るしかなくなった。そのときのタイムが1時間45分。ただお天気が良かった。上ってる最中は周りのことなど見る余裕もなかったですけど、いろいろあって、ようやく辿り着いたゴールの青空。そこが大きな目標になったわけです。

 その後、天候に恵まれなかったり、また落車してケガをしていたりして、まともにフルコースを走れることがありませんでした。余りに走れないので、もうこのままリタイヤしようと考えたこともあったくらいです。んが。あの青空が忘れられなかった。もう一回走ろう、と。目標としていた1時間30分にどれだけ近づけるかやってみよう。この半年くらいは、そういう時間でした。

20170827_064842_p1020278 ところがね、このところの老化の進行は恐るべきもので、練習強度が上げられない。練習してるときはまだいいんですよ。そっからの回復がどうにもならない。更には身体の不調があちこち出てくる。具体的には痛みですな。今は50肩。これね、強烈に痛いです。50肩とかっておっさんの病気やん。そうですよ。ただね、病気というか、身体が老朽化して壊れていく過程みたいなもんなんですよ。老化ってのは。個人差が大きい。これは体質と環境が作り出した体質なんで、今更どうにもできない。若い頃から養生してれば別なのかもしれませんがね。今、元気な(相対的に)若い皆さんにお伝えしておきますが、古い冷蔵庫と同じで、人間の身体も確実に老朽化するんですよ、と。

 50肩という笑い話のような病気の痛みですが、腕を極められたような痛み、と言えば一度でも関節技を食らったことのある人には想像がつくでしょうか。腕を捻じりあげられ肩関節を極められて、肩から二の腕にかけて痺れとも激痛ともわからんものが走り、激痛のあともしばらく痛みが残る。つまりね。老化ってのは常に痛みと暮らしていくようなもんなんですよ、と。たまにそういうことをなんも感じさせないような超人がいますけどね。あれは1%の天才の資質。自分がそうであることを期待するのは無駄です。99%の凡人である可能性の方がよほど高い。

 まあそうはいっても、命に関わるような病気は今のところ出ていないので、走りましょう。と。あの青空を見るために走りましょう。と。

20170827_060744_p1020164 今回のマウンテンサイクリングin乗鞍。最高のコンディションでした。前日から全く雨の心配をする必要がない。今年のツール・ド・美ヶ原、惨憺たる結果でしたから、それなりに対策をしてきていますが、少なくともコンディションで足を引っ張られることはない。今回泊まった宿は会場から2kmと少し離れていますが、それもまた適度にアップができるというものです。宿で少しローラーを回して心拍数を上げたあと、会場に向かいます。

 申し訳なかったのは奥さんです。今回の乗鞍、例年実施していた同行者用のトレッキングプランをいきなり廃止しました。ホームページでの告知もなし。だから奥さんにとっては、遠い会場まで歩いて、スタートを見たらあとはすることがない、と。応援バスも受付後2時間の時点では締め切られていました。トレッキング、やらないならやらないで告知して欲しかったですな。

20170827_065859_p1020169 スタート前。いつものようにトイレは大混雑ですが、私のトイレは宿で済ませました。朝の気温は低めでしたが、太陽が高くなるにつれ、気温も上がり、快適です。身体は軽い。スタートは最前列。これはたまたまです。どのみちスタート直後に前に出るつもりはありません。最初に出してしまうと、すぐにばててしまうんです。

 スタートの合図とともに周りが飛び出していく。私はコースの右側を自分のペースで走って行く。悪くない。抜かれているけど、焦りはない。が、なんかおかしい。抜かれているとは言え、同じようなペースで走っている集団の中にいます。心拍数160を少し越える程度。ところがガーミンの速度表示は7km/h8km/h。確かに、10%を越える坂が続くような場所ではそこまで落ちることもあります。が。しかし。いくらきついところでも4km/hって遅くないか。自分だけでなく周りもです。これ、表示がおかしい。そうして見ると距離もおかしい。第1チェックポイントの三本滝は7km程度のはず。が、ガーミンの表示では4km

20170827_075843_p1020174 これ、明らかにおかしい。こうなってくると斜度も信用できません。まあしかし。サイコンが走るわけでないですから、サイコンのデータはもう気にしない。そういえば美ヶ原でも、距離は全然違ってました。あのときはむしろ走行距離が長く表示されていて、距離感をつかみ損ねたんだった。今回はもうこれは当てにならない、と決めてしまいます。

 しかしペースが判りません。速度も距離もわからない。唯一頼りになるのは、時間とコース途中のチェックポイントです。まあ、出せるものを出し切って走るしかない。

 中間地点、という表示が現れました。この時点で約45分。この表示を信じるならば、へたれないで走り切れれば、90分、多少へたれて100分くらいで走ることも可能なタイムです。これはもう行ける、行かなきゃ。

20170827_085848_p1020177 森林限界を越える辺りから先、呼吸が厳しくなっていくのはわかってます。しっかり呼気をはき出すことに注意します。ところが、キツい。斜度は信用できないけど10%は越えてるでしょうか。キツい。空は青い。時々周りに目をやると、遠くの山まで見えます。行く手には雪渓が見えてきました。しかしキツい。

 どうもおかしい。45分で中間地点、ところが85分経過して、コースに残り6kmという表示が出てます。ちょっと待て。普段、白石峠の6kmで、35分かかるんだから、こっから最速でも30分くらいかかるってことか。おかしいだろう。乗鞍のコースは全長21kmを少し切る。10.5km45分かかって15km85分って。4.5km40分か。とまで細かく計算はしてないです。でもおかしい、というのは感じてました。少なくとも90分切りが不可能だと言うことは、酸素の足りない脳でも理解できます。

20170827_101736_p1020186 おかしい。キツい。こんなに進めないものか。完全に木々が途切れて見通しがよくなり、坂の先に青空が見える。けれど、もういつ足をつくか、ということしか考えられません。なんでこんなことをしているんだろう。もう限界なんだよ。このタイムでは120分、よくてその程度。それってろくに練習もしてなかった5年前より遙かに遅い。老化ってやつだろう。そんなんでこれから先もヒルクライムレースをやる意味ないだろう。もうゴールしたら止めよう。今日はとにかく足だけつかなければいい。それだけがんばればいい、もうゴールしたら止めよう。赤城ヒルクライムもDNSだ。のんびり走ればいいじゃないか。

 走り終えた先頭グループが下山を始めています。ときどき頑張れって言われてますが、顔を上げる余裕もない。ほとんど足は止まりかけています。そして最後の上りの先にゴールラインが見えました。あと一踏みがどうしても出ない。のろのろとゴールを越えました。手元時計で2時間1分。打ちひしがれて、荷物置き場に向かいます。その間、タイムを気にするヒルクライムはこれで終わりだ、もう赤城は出ない。そうぐるぐると考えてました。

 そして荷物積んだバスに向かい、自転車ラックにバイクを立てかけて、荷物を受け取ります。とっとと帰ろう。もうこんなことは終わりだ。赤城はDNS。それでいい。

20170827_094347_p1020181 そしてまた自転車を押し始めます。その瞬間、愕然としました。自転車が進まない。なんで。後輪が張り付いたように回りません。ブレーキが張り付いてます。これ。これって美ヶ原で出たブレーキ片効きか。直ってなかったのか。ローラーをやってるときは問題がなかったけど、考えてみれば美ヶ原から外を走っていない。ローラーはブレーキを動かすことがない。直ってなかったのか。このブレーキがホイールに張り付いたのはいつからだ。ずっと張り付いていたなら、この高いブレーキシューがずいぶん減っちゃったんじゃねえか、いやいやそこじゃない。

 このタイムを出したのは、老化による衰えなのか、機材トラブルなのか。どっちなんだろう。それを確かめなきゃいけない。走れなくなる日はいずれ来る。でも今じゃないかもしれない。前橋赤城山ヒルクライムまであと4週間。仕事が立て込んでいて山を走る暇がないけれども、もう少しだけローラーで足掻いてみます。

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