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カテゴリー「自転車」の150件の記事

2017年10月 6日 (金)

まえばし赤城山ヒルクライム大会2017は楽しかったなあ

20170924_045901_p1020195 当日です。スタート会場はホテルから4km。車で15分ほどのところにあります。ちょっと遠いですけど、会場まで走ることがアップになるので、ちょうどいい、というのはハルヒルの時に学びました。ただハルヒルと違って、この時期の午前4時半は真っ暗です。ホテルでおにぎりを2個と補給ゼリーを食って、用も足して、前後のライトを付けて出発します。

 ちなみに奥さまは、ホテルの食事が6時からなので、それを食べてからタクシーで現地入りします。コンフォートホテル前橋の朝ご飯、ビジネスホテルとしてはけっこうちゃんとしていて野菜もたくさんあり、美味しかったそうです。タクシーも順調で、会場のすぐそばまで入ることができたそうです。楽々だったので、奥さまのご機嫌も上々です。

 私の方は真っ暗い中走っていると、ハルヒルより会場が近いためでしょうが、少し走ると出場者があちこちから現れて合流します。ライトを付けてない人もいますが、ありゃあ危ない。軽量化より安全をとってくださいよ、と思います。

20170924_050546_p1020196 会場には5時ちょっと過ぎに付きます。まだ暗いなか、スタッフが準備をしています。下山用荷物を持っていくサービスは5時スタートです。工事用の照明が煌々と点いて、ちゃんとお金をかけてるなあ、と感心します。それに比べて富士ヒルは(略 まあ富士ヒルは出てないんですけど。乗鞍にしろ富士ヒルにしろ、環境だけで人が集まるところは勘違いしちゃうのですなあ。とか思うです。個人の感想です。

 荷物を預けたら、所定の位置に並びましょう。と言っても、まだ誰も並んでいない。案内図はあるんですけど、広くて入り組んでいて、わかりづらい。迷っていると、案内スタッフが来て、たぶんボランティアの女子高生がプラカードを持って立っていてくれます。このスタッフの数が本当に心強い。近くには仮設のトイレが並んでいます。男性用の大きいのが5個、小用が5個。女性用が、えーっと数は数えなかったけど5個以上はあったでしょう。まだガラガラです。まあ選手自体がいませんからね。5時だと。

 6時くらいになると、相当に並び始めます。7時頃には100人くらいは並んでいたんじゃないんでしょうか。女性用はガラガラなんですけど、男性用がね。厳しい。圧倒的に弾性が多いスポーツですから、これはもう少し男性用を増やして欲しいところです。ホテルで済ませてきたはずの私もなんだかおしりがむずむずしてきましたが、この行列では諦めるほかない。と思っていたら、奥さまから電話があり、少し離れた公園付近にチャリダーのスタッフがいて、その公園のトイレが穴場でほとんど並んでないよ、と。ほうほう、ならば行こう、念のために。

20170924_070648_p1020421 NHKのチャリダーチームもいましたが、レース前はご遠慮しました。みんな仕事中だからね。トイレは、5人くらい。ただ一基なので、それなりに時間がかかります。まあでも、まだ時間があるしさ。と思っていたら、後ろに並んでた若い男の子が、一番最初スタートのチャンピオンクラスだそうで。「ああ間に合わない」って悲痛な声を上げてたので、順番を譲りました。こっちはまだ先ですからね。もひとつ問題が。紙が切れたんですよ。3人くらい前に。みんなでティッシュを融通し合ってたんですけどね。そうしてるウチにスタッフがロールを5個くらい持ってきてくれました。これもね。すごいと思いました。こんだけの大きいイベント中に、トイレットペーパーのロールをチェック、補給することまで事前に組み込んでいる。よほどの気配りがないとできないことです。おかげで、レース前最後の軽量化も無事終了しました。

 で。735分のスタート。直前で、やっぱりブレーキが片効きになっていて一瞬慌てましたが、少しブレーキを解放気味にして余裕を持たせることにしました。ガーミンの速度表示も一応ちゃんとしてるっぽい。心拍もとれてます。ただ走り出してわかったんですが、距離表示が出ねえ。速度もケイデンスも表示されてるのになぜ距離表示が出ねえのか。考えてもしょうがないので、気にしないことにします。路側にある赤城山HC用の距離表示を見る。そういうことにしました。

 さて。レースですが。ハルヒルと同じ、申告タイム順でのスタート。今回私は初参加でタイムが読めなかったこともあって、かなり後からのスタートです。でも、このタイム順ってのはけっこう好きです。単純な年代別だと、走力に差がありすぎてしまって、スタート後の混雑がひどい。タイム順だと緩やかに集団がほぐれて再形成されるので、安全面でもよく考えられたシステムだと思います。心配りのハルヒルでも同じようにしてるってのが、いろんなことを考えて運営してるってことの証明のような気さえしますな。

 というわけで、同じようなタイムの人たちでゆるゆるスタート。が。集団の先頭にいるまま、後ろから抜いてくる人がいません。これはちょっと自分のペースの方が速いのかな、と考えつつ、同じように横を走ってる、おそらくは60代の方。この人が安定して速い。よし。と。この人に付いていこう。なにしろ私より年上っぽい。この方をわが目標としようぞ、と。まあ要するにコバンザメ的に付いていくんです。小さな声で、後ろ入りまーすと呟くように声をかけて、後ろに入ります。声をかけないのは失礼ですよな。けど人見知りなんで、声小さめです。

 ところがね。この方が速い。最初の方は45%と斜度緩めとはいえ、25km/hくらいで、重いギアを踏んで、どんどん行きます。こっちは風をよけて楽してるはずなのに、付いてくのがやっとです。5kmも走ったか走らないかで脱落。情けないですが実力です。その後は微妙な速度差の方をマークして、少しくっついていっては千切れる、ということを繰り返します。

20170924_083858_p1020206 まあしかし。街道沿いの応援の方が多い。ハルヒルもそうでしたけど、通り沿いのお店の方やら、近くの親子、太鼓を打つ方、がんばれーって声をかけてくれます。こっちは生活道路を占拠して遊ばせてもらってるのに、応援までしてくれてねえ。本当にありがたい。

 10km地点を越えた辺りでタイムは40分を少し上回る。おや、このペースで行くと、後半がキツくなるとしても1時間半を切れるかも、という希望が湧いてきます。でも乗鞍の時はここから更に1時間15分かかっちゃったんですよね。逆を言うと。今回の赤城山HCで、そこまでタレなければ、前回の乗鞍2時間って記録は、マシントラブルと言ってもいいんじゃないか、ということですな。よし。と。負けないぞ、と。回していきます。

20170924_083726_p1020204 ハルヒルと似てるのは、抜いても抜いても、前に大集団がいることです。逆に、その集団を抜く、というモチベーションが維持しやすい。やはり私は後方スタートが合っているようです。来年のハルヒルも遅めタイム申告で行きましょう。などと考えながら。心拍数は最大で183程度、最低で172程度、いい感じで追い込んでいる気がします。だんだん坂が急になってきますが、と言っても10%程度です。

 ゴール前1kmの表示が出た辺りで、左脚ふくらはぎが攣り始めました。ふくらはぎに目をやると、痙攣するするえくぼが見えます。こりゃだめだ。踏み込めん。このタイムだと1時間30分を切るか切らないか微妙なんだが。とは言っても、完全に攣ってしまったら走れなくなります。少しペースを落としても完走しなきゃ、です。痛みの少ない右脚に負荷をかけて走りきることにします。

 ゴール前200m。恐る恐るスタンディングに入ります。そして踏み下ろす。大丈夫そうです。痛いけど、もう少しはもちそうです。回せ。と最後の上りを踏み込んでいきます。手元タイムで92分を少し切るあたり、まあこんなところか。正確なタイムは下山してからですね。

 さて。下山するためにはゴールを通り過ぎて、4kmくらい先の大沼まで行かねばなりませんが、この辺りはお気楽なサイクリングで、天気が良いのでとても気持ちいい。ただ油断すると下山ラッシュに巻き込まれて、1時間くらい待機になったりしますからね。

20170924_092746_p1020213 Img_3987 ところがね。赤城山HCのすごいところは、下山荷物の受け取り、下山待機誘導がこれでもかってくらいスムーズなことなんです。待機列に並んでいる間にも、スタッフが紙コップに入れた味噌汁を配り、飲み終えたタイミングでゴミ回収スタッフが回る。そうしている間にも、先行グループが下山をどんどん進めている。待つ、というほどの待機がないんです。恐ろしいほどのスタッフ投入、手順の効率化です。乗鞍運営に爪の垢を(略

 下山中にもたくさんの地元の方が手を振ってくれます。いつものように、スタッフ全員にお礼を言う。タイムがどうであれ、これができれば自分のヒルクライムは勝ちだ、と決めているので、ここはがんばります。95点くらいはもらえると思います。みんな生活道路借りてるんだから、ぜひお礼言って帰ろうよぅ。

20170924_095126_p1020218 下山もとにかく誘導が丁寧で、事故を起こすようなバカ走りをする隙がほとんどありません。ほらよくいる下山で高速ダウンヒルやっちゃうお調子者。これは、集団の中にパトロールと書いたジャンパーを着た選手が混じっていて、この人たちを抜くことが、心理的にできないからですね。ちなみに、このジャンパーは待機場所でボランティアを名乗り出た選手に配られてました。

 さて。会場に戻り、タイムを見ます。うん、手元時計とちょっと差があるけど、誤差の範囲です。これなら、極端に衰えたとまでは言わなくても良さそうな気がします。うむ、これなら、もう少しはヒルクライムを走っていられそうです。ああ、スタート会場に戻ると、たくさん出店があってね。ここもお祭りになってるんです。つまり終わったから勝手に帰ろう、ではなくて。しばらく残って楽しみたい、って感じ。おもてなし券を使ってカレーを食いましたが、これもねえ。ちゃんと美味いんだ。

20170924_114707_p1020222 来年の乗鞍、出るかどうかは迷ってます。遠いし、宿が取れないし、なにより運営が疎かなんだもの。赤城山とハルヒルは出ます。楽しかったから。運営や地元の人が親切だから。それに一緒に行く奥さんが、楽しかったと言ってくれましたしね。乗鞍がいいのがロケーションだけなら、別にレースに出る必要はないですもんね。などと思ってますよ。

 ああ、ふくらはぎの痛みがとれるまで、その後まる1週間かかりました。やっぱり歳です。

2017年9月29日 (金)

まえばし赤城山ヒルクライム大会は運営の志が見えるイベントであった

ということかな。えっとですね。まえばし赤城山ヒルクライム大会、長いので赤城山HCと略しますが。いいイベントでした。何故にいいイベントか。同行してくれてる奥さまが、大変楽しかった、と言ったからです。ではその辺りの話を。走る話は次回に。

 赤城山HCの会場は三つに分かれてます。これは正直わかりにくかった。なぜ3カ所にわけるのか、と。行けばそれなりに納得します。まず大会の前日受付をしなければなりません。ここは前橋駅から少し離れた中央イベント広場、というアーケード街の中程にある小さな公園のようなところです。近くには有料駐車場もありますが、何百台も入るようなスケールではありません。ですから、事前の案内には「駐車場はありません」と書いてあります。まずはここを目指します。

20170923_090801_p1020354 我々(私と奥さま)がついたのは午前8時30分頃。前橋市はうちから比較的近いのです。高速通って1時間半ほど。日帰りできる距離感です。駐車場がないとは聞いてましたが、街中だからコインパーキングくらいはあるだろう、と探りに行きます。ナビの案内で着いた現地には、そこそこの台数が止められる駐車場があります。しかもすかすか。余裕ですな。全然平気じゃん。と思いますが、受け付け開始が10時からなので、ある意味当たり前です。逆に。開始までの居場所はありません。アーケード街の中なんですが、典型的なシャッター街で、しかも朝。カフェのかけらもありません。5分以上歩いたところに、ジョイフルってファミレスがあったので、そこで時間を潰します。

 10時前に受付会場に戻ると、はい。近隣は大渋滞。全然動かなくなってます。車の待機列ができてるんですが、これは動きません。ウチもそうなんですが、受付をした後、近くで開催されるクリテリウムの開始を待つ人が多いからです。しかもですね。この辺り駐車料金が安いんですよ。24時間停めて600円。慌てて車を出す必要がないんですね。早めに入れない人は、受付会場近くの駐車場は諦めた方がいいですな。

_000_35 受付をして、ゼッケンやら記念品やらを受け取ります。記念品はホイールカバーですか。ホイールカバーねえ。どうなんですか。これは嬉しいんでしょうか。ヒルクライムをやる方は、高めのホイールをいくつか買ったことがあるでしょうし、そうなるとホイールカバーは付いてくる。うーん。私は、必要ない派です。Tシャツも困るんですけどね。蛍光カラーのロゴTシャツなんか、着る機会もないですしねえ。乗鞍のようなタオルも、毎年同じようなのが溜まるってのもありますし。いっそピンバッジみたいな、コレクションができるものの方が嬉しい気がします。個人的にはね。


20170923_090259_p1020353_2 で。受付会場には用品関係の出店がいくつもあります。街中にテント立ててジャージとか売ってると、まるでバザー会場のような雰囲気ですが、がやがやした雰囲気は悪くないです。ここには食べ物は一切ないです。食べ物があるのは、ここから10分ほど歩いたところの前橋公園にある出店会場。

 出店会場には屋台的な食べ物のお店、地元のJAやレストランが出店するお弁当屋さん、お菓子屋さんなどの食べ物のお店が並んでます。どこにでもある屋台みたいなのは、まあなんつうか味もそこそこ、お値段高めだったりしますが、地元の方が出してるお店は、値段も良心的だし、美味しいものが多い。ハルヒルもこんな感じですよね。地元の人が支える祭り、的な。なんか楽しくなります。

 それに比べると、このところのマウンテンサイクリングin乗鞍。そもそも食べ物屋さんがひどく少ない。食べ物屋さんだけでなく、用品関係の出店もどんどん少なくなってる気がします。9000円の運営費はどこに使われているんでしょうか。赤城山HCの参加費8,000円のうち、1,000円は、会場と前橋市で使えるおもてなし券という金券でキャッシュバックされますから、実質7,000円。金券1,000円は地元に必ず入ります。

 乗鞍の出店が少ないのは、結局儲からないんでしょう。つまり選手や家族がお金を使わない。それはなぜか、ってことです。楽しくないもの。楽しくなる仕掛けをしてないもの。乗鞍はコースのすばらしさに胡座をかいて、工夫をしていないです。出店もそうですし、トイレもそうです。仮設トイレも設置してない。あるのかな、でもあるのかどうかわかんない設置のしかたですよね。2個しかないトイレに大行列。9,000円も取っておいて。仮設のトイレすら設置しない。またあとで乗鞍運営の悪口言いますけどね。とりあえず赤城山HCの話です。

20170923_103704_p1020357 20170923_103700_p1020356 前橋公園の出店会場には巨大なプラズマモニターが、クレーンで設置されてます。ここでクリテリウムの実況も見ることができるんですね。まあクリテリウムは、公園のすぐ横で開催されてますから、現場を見た方が楽しいですが、お弁当を食べながらそういうものを見てると、気分が上がります。9,000円も運営費を取る乗鞍は、そういうものも一切ないですけどね。あ、乗鞍ガールとかのお姉ちゃんは来てますけどさ。

20170923_120029_p1020371 20170923_115932_p1020370 付き添いに来てくれる家族がいる人には、絶対にこういうお祭り空間が必要ですよ。ここで食べたステーキ串が美味しかったなあ。普通、ステーキ串って言うと、高速のSAにあるようなガチガチのありきたりを想像するでしょ。ここでは地元のステーキ屋さんが出店してましたので、肉質がとてもよかった。それは美味しゅうございましたよ。


20170923_105415_p1020363 あ、忘れちゃいけない。前橋東照宮さんが巫女さん二人で出店してまして。店じゃないんでしょうけど。またこの巫女さんお二人がとてもかわいい。明らかに狙って採用してるよね的な。まあそれはいいとして。自転車お守りをいただきました。ということで、受付会場と出店会場で、会場が2つ。もう1つは明日行く予定のスタート会場ですが、この日は一切スタート会場に行く必要はありません。

 さて。なんだっけ。あ、クリテリウムね。実は私、自転車歴はそこそこあるんですが、人のレースを見に行くことがない。今回が初めてです。そもそも公道を止めてレースを開催するってのは相当にハードルが高い。ですよね。ヒルクライムレースだって、だから早朝からお昼までで終わりにしますしね。それがこんな街中で、レースをする。これはねえ。よほど地元の理解、行政の意識がないとできないことです。公道を封鎖するスタッフの数、会場運営のスタッフの数、これはもう桁外れです。圧倒的なスタッフの数で、安全と快適を維持してます。それに比べて会費を9,000円もとる乗鞍(以下略。

20170923_143021_p1020403 クリテリウムは一般参加のチャレンジ、チャンピオンの二つのコースと、実業団E1P1の2クラスがあります。よく知らんけど。当然あとの人の方が速い。チャレンジ、チャンピオンは申し込みがうまくいけば誰でも出られる。まあレース経験者って条件は付きますけど。何百人だか何千人だかの観客の前を、街中の公道レースで走ることができる。これ、すごいなあ。もちろん私は申し込みませんよ。逆に、晒しもんですからね。いくらチャレンジといえども、速さもいろいろで、それなりのプロトンもできれば、脱落も見えますから、相当にハートが強くないと。でも、出たら面白いだろうなあ。絶対出ませんけど。

 で。実業団ともなると、更に速い。クリテリウムだから、周回コースを短いインターバルで何回も通る。さっき飛び出してた選手が、折り返してきた時点で集団に吸収されている、なんてのを見ながら、声を出して応援する。もちろん名前もチームもわかんねえんですけど、ジャージの色とかですね。そういうのを見ながら応援する。ずっと見てても飽きないですよ。もうお祭りです。

20170923_163115_p1020414 ということで。今回のお宿、コンフォートホテル前橋にチェックインして。荷物を確認します。コンフォートホテル前橋は全館禁煙なので、たばこ臭くないのはありがたい。部屋はまあ標準的なビジネスホテルで、バスルームも狭いですが、ホテルから歩いて数分のところにスーパー銭湯があるので、入浴はこちらで。ちなみに前橋駅前は本当に閑散としてまして。実は荷物整理をしてたら、パンツと靴下を忘れたのを発見しました。駅前に行けばパンツくらいあるよね、と思いましたが。ない。駅ビルがそもそもない。あったんですけど、廃墟と化してます。ビルに入ってるのは居酒屋やレストランが数店舗。ほぼがらんどうです。ユニクロすらない。これまた典型的な地方都市。駅前の空洞化ですなあ。しょうがない。コンビニでパンツを調達し。ジャイアントストアでソックスをゲットしました。

20170923_160613_p1020412 ん。ジャイアントストアなら駅前にありますよねえ。コンビニがあるんですから。ねえ。え? ジャイアントストア? はい、そうなんですねえ。なぜか前橋駅近には、駅ビルはないけどジャイアントストアがあるんです。すげえ異質な空間。でも、ありがたい。助かりました。しかし営業成り立つのか、という心配はありますけどね。

 夜ご飯です。近くにそこそこ、小さな居酒屋さんがあります。こういうイベントでは地元にお金を落とすのはマナーだと思っておりますので、やむをえず御酒をいただくことにしましたあ。やむを得ないです。地域活性化のイベントなので。地域貢献なので。やむを得ないです。

_001_9 ホテルの前の17代鶴吉。小さな焼き鳥屋さんですが、メニューがかなり個性的。それにお酒が妙に安い。ハイボールに至っては100円ですよ。時間限定とかではなく。そこそこうまいハイボールです。そして食い物も安い。超美味い、ではないけど、このバリエーションでこの値段は、そうそうない。鳥貴族的な値段設定を個人店でやってる感じです。

 インド人の唐揚げ、というものがありましてな。要するにカレー味。ではない。カレー味の唐揚げは、カレーあじの唐揚げとして別にあります。インド人の唐揚げは、スパイシーな唐揚げです。辛い、というのとは違います。スパイシー。これ580円くらいで、このお店としては高い方です。が、うんまいので許す。というかありがたい。

_000_36_2 本当ならもっと飲んだくれていたいところですが、ヒルクライムに来たので、3杯で止めましょう。と。こんな調子で、奥さまにとってもそれなりに楽しめるイベントになっているのですが。さてレース本番はどうなんでしょうね。続く。

 

2017年9月22日 (金)

貧脚なんて言わないで

と思ってるんです。まあ表彰台を狙う人からすれば、私なんかが言うのは笑止、となるかもしれませんけどね。それでも敢えてそう言おう。

 そもそも人の持って生まれたモノが違うわけじゃないですか。更に与えられた環境。練習にかけられる時間とかも含めてね。自分で選択できる場合もありますよな。でもできない場合もある。家族の介護とか、子供の教育費を稼ぐとか。もちろん持って生まれた身体のつくりとか。年齢とか。

 ちゃんとした大人は、だから他人の結果をあれこれ言わない。その人の苦労はその人にしかわからんのですもん。

 ただね、日本人の特性なのかな。卑下しちゃう人、少なくないです。謙遜なのかもしれないけど。それが「貧脚」って言葉ですよ。あれ、きらい。もちろん他人をさして貧脚だ、なんて言う人はそうそういない。だいたいが、自分のことを指してそう言うんですがね。だから。自分のことを好きなように呼んだって良いじゃねえか、ってのは理がありそうですが。でも、自分を貧脚と言う場合、独り言じゃあない。誰か聞いてる他人に向かって、ぼかあ貧脚なんで、と言うわけですよ。つまり他人に向かって言ってるんです。そりゃ聞いた方としての思いも言わせてもらいますがな、ってことで。

 でね。例えばマウンテンサイクリングn乗鞍。アマチュアなら90分ならそこそこ速い、って言われます。ました。最近は全体のレベルが上がってますけどね。トップ選手は60分を切ります。ところが例えば、例えばです。年代別の20代とか30代の選手で、50分台の選手が一番高い表彰台に上がれなかったことをもって、貧脚のぼく、とか言うことがあるんです。これ、違う。というか、90分とか120分とかで、あるいは60分台でそれぞれ力を尽くした人たちに向かって、どういう意味を持つか、ってことです。50分台のぼくですら貧脚なんだぜえ?ってことと同義。

 いやね。もちろん判ってます。50分台自称貧脚の彼が、誰かをくさしているのではなく、自分はもっとがんばれたはず、自分はもっと高みを目指したい、という思いで言っているのは。でもね。一人でそう思うだけならいいけど、SNSだのブログだのに載せるってことは、読む人がいるわけじゃないですか。

20170827_103017_p1020193_4 いろんな人が、いろんな思いで、がんばった。その誰も「貧」しくなんかない、と思うんですよ。50分台だったり90分台だったり120分台だったり、あるいはDNFかもしれない。でも貧しくはない。自分を貧脚という人は、結果的に自分よりタイムの良くない人たちを貶めることになるんだ、ということを意識した方が良い、と思うんですね。結果的に、です。自分の思いとは別に、結果的に。

 まあ私見です。それでも言いたい人は言えば良いし、私にできるのは、それ決して聞いてて気分の良い言葉じゃないです、って伝えることだけですしな。

 でだ。まあ、まえばし赤城山ヒルクライム。タイムには関わらず、やれることをやってきますよ、と。そういうことです。

2017年9月21日 (木)

まえばし赤城ヒルクライムコースを試走する

先日、車の中でFM79.5(ナックファイブとお読み下さい)を聞いていましたらね、美川憲一さんがゲスト出演されていたんですね。でね。美川憲一さんと言えば、私が子供の頃から異様な雰囲気を醸し出す歌手でいらして、大物ではあるんだけどメジャーにあってはならない陰がある不思議なポジションの方ですわ。まあピーターさんとか。ねえ。最近でこそ性的マイノリティに対する偏見は修正されつつありますけど、当時はそこら辺の妖しさに触れることさえ許されない的なものがありましたよなあ。でね。今の方々からすると、「誰それ」でしょうし、せいぜい「なんか大物っぽい感じするよね-」ですわね。まあ正直、私も普段から美川憲一さんの歌を聴くことなんかねえんですよ。

 車の中でね、「生きる」って曲が流れましてね。老歌手が、「好きなように生きたことの私だから 死の訪れなど 怖くはなかった やることをやった 人の倍くらい」と言うわけです。「だけど確実に死は迫っている」と。そして「今になって私は生きることの尊さを知った」と歌い上げるんですね。これね。陳腐っちゃ陳腐。使い古された言葉ですよ。ただね、おそらくこの言葉が使い古されたのは、この言葉の重さがわかんないまま使われちゃったからなんだろうなあ、と。思うんです。

 美川憲一さんももうずいぶんなお歳ですから、絶対に死ぬことを意識してるわけですね。昔、大スターでいらして、華やかな世界で、自分のやりたいことを通して、美しいものを愛して、そして老いて衰えて、いく。歌詞の中にこうもあります。「気がつくと仲間が一人 また一人 帰らぬ旅に赴いていった」。そうなんでしょうなあ。同じ時代を生きて、笑い転げて夢を語り、怒りをぶつけた仲間が、この世界からいなくなっていく。だからこそ、生きると言うことは尊いのだ」という実感が深く深く迫ってくるのです。

 そんなことを、赤城ヒルクライム試走から帰ってくる車の中で、FMを聞きながら思わされたのですよ。なにしろ、今回の赤城山ヒルクライムは自分の老い、衰えと向き合うレースになりますからね。

 さて、今回のテーマは「抗い」ですかな。今年の美ヶ原、乗鞍はさんざんでした。どう考えても、これまでの結果に比べて遅すぎる。この原因は何か。劣化か。あるいは機材トラブルか。機材トラブルの可能性は、かなりあります。リアブレーキの片効き。これが頻発していたのは事実です。ただ、走っているときにブレーキを見ていませんから、本当にそうだったのかどうかわかりません。わからないのにブレーキのせいにしておいて、実は体力の低下原因だった、ってことになると、これは恥ずかしい。とにかく、原因を潰していきましょう。

 まずブレーキ。これは自転車屋さんに持ち込んで、完全に分解清掃組み立て直しをしてもらいます。ちょうどシマノの技術者さんもお店に来てたってので、ここんところは大丈夫でしょう。てか、それ以上はできない。

_000_34 次に、ガーミンに現れるデータが異常な件。速度も遅いし、心拍200越えとか。おじちゃん死んじゃう。

実際にそういうデータ通りの結果なのか、データ表示が違うのか。踏み込んでも20km/hにまでですらなかなか上がらない。普通はね、感覚でわかるだろう、そりゃ表示が違ってるわ、と断言できるんでしょうけど、衰えを意識していると、自分がそこまで急速に衰えたって可能性も否定できないわけです。自分の感覚では測れない。

 自転車屋さんに持ち込んだときに、他のお客さんにも試走してもらいました。そうすると、これ軽いですねえ、と。ふむ。じゃあ自転車が重いわけじゃないのか。しかしガーミンをデローザに積んで測定すると、30km/h程度はすぐに出るぞ、と。KAHNだけなんで遅く表示されるのか。設定を確認しました。そうすると、登録した自転車の諸元の設定のところで、自動設定になっているタイヤ周長、これおかしくないか、ってことに気付きました。実際タイヤ周長を測ってみると、実際のタイヤの2/3程度の長さになってます。これか?これだ!

 ここを手動で測った値2130cmに入れ直したところ、速度表示は間隔と一致しました。心拍がおかしいのはバッテリーの問題でしょう。交換します。とりあえず、これなら行けるはず。

 ということで、赤城山ヒルクライム試走にでかけることにします。赤城山は初出場なので、コースや周りの様子も見ておきたい。当日慌てないでいいようにね。台風が接近中ですが天気予報では、午前中はもちそうです。それでも3連休初日なので、渋滞を避けるために早朝に出かけます。と言っても6時くらいです。前橋市は関越を使うと、うちから1時間半くらい。すげえ近い。ご近所と言ってもいいくらいですよね。都心に電車で出るのと変わらん。都心行かないけど。

_000_29 前橋合同庁舎前辺りがスタート地点ですが、近くの高校の駐車場が試走用の駐車場として指定されてます。こういうところ親切で、ありがたいです。街が協力してくれているんだなあ、と感謝します。あ、でも私、間違えちゃって、高校の横の市営野球場の駐車場に入れてしまいました。すみません、でもがらがらだったので許して下さい。

 いずれにしても前橋合同庁舎はすぐそこです。そこからのルートはガーミンに入れてあります。ハルヒルの時は、ホームページにガーミン用のコースデータを置いてくれてたのでとっても楽でしたが、赤城ヒルクライムのホームページにはコースデータがなかったので、ルートラボにあった先人のデータをいただきます。その節はありがとうございました、でございます。ただ走ってみると、あ、これ迷いようがないわ、てのもわかります。

 前橋合同庁舎をスタートすると、信号が二つか三つありますが、いずれも直進。そのあとも直進、最後の九十九折りまで直進。直進であります。普段の土曜日ですから、それなりの交通量はありますが、信号は始めだけですから、信号を抜けるとほぼ自分のペースで走れます。

_000_30 よく赤城のコースは飽きるから辛い、とか、上らなきゃ行けない前がずっと見えてて心が折れる、とか言いますけど、私はそういうのはないですね。あんまり飽きない。脳の記憶容量がないので、飽きるための比較材料を保持してない。常に新鮮!短期記憶脳の勝利。

 最初の5kmほどのところだったかな。臨時の給水所があり、ボランティアスタッフの方が水を配っていてくれました。なんか。ありがたいですよねえ。街ぐるみの歓迎を、ここでも感じます。でも、スタートからのこの距離だと、まだ必要ないです。ご挨拶だけして通過します。

 前半はとにかく緩い坂がずっと続きます。4%とか5%とか。これ、いつかキツくなるのかなあ、どこでキツくなるのかなあ、とか考えても無駄です。キツくなりません。せいぜい8%程度。10kmを越えて最後の九十九折りで10%越えるようなところが少しあったのかな。美ヶ原とかのバカみたいなヒルクライムをやってると、拍子抜けするかもしれませんな。もちろんどんな坂でもその中で限界値まで追い込むので、楽ではないですけどね。

_000_32 _000_33 曇り空で気温は11度。下界の気温が20度くらいですから、けっこう冷えます。本番でも天気次第で防寒具はしっかり持ってた方が良さそうです。ただ、このぐらいの気温の方が走りやすいですよな。苦しいながららもちょろちょろ走っておりましたら、どうやらゴール地点とおぼしき旗が見えてきました。こないだの乗鞍と違って、もう一踏みくらいする余力があります。よっこらせ、と。

 タイムですが、正確にはよくわかんないんです。スタート直後に信号で時計を止めたら、そのまま数分動かすのを忘れてしまい、腕時計のストップウォッチとガーミンのストップウォッチそれぞれ止めるタイミングと動かしたタイミングがずれたので。真ん中とって、たぶん91分前後。遅く見積もっても95分ってところではないかと。

_000_31 速いのか遅いのか、よくわからんのですが、昔のデータだと年代別上位1/3くらいのところになりそうな感じです。このところレースのレベルが上がってるから、今年なら1/2くらいかな。これなら乗鞍2時間越えも、体力以外の問題があった、と考えていいのかな、と思ってますが、問題はやっぱり本番ですな。そこでダメなら、やっぱりダメです。

 来年の乗鞍と美ヶ原、どうしようっかなあ。今回、90分が切れるようならもう一度再チャレンジしたいという思いもありますが、あそこ遠くてねえ。ハルヒルや赤城の便利さを知ると、なかなかハードルが高い。それに乗鞍ってこの頃運営が雑になってきてる気がするんですよねえ。ハルヒルや赤城に比べると。まあ、いろいろと調子に乗ってますが、とりあえずまえばし赤城ヒルクライム、走ってきます。

2017年9月 8日 (金)

インターマックスという会社は笑いを売ってます ビブパンツは薦めません

20120825_151225_p1040179 インターマックスというのは自転車関連用品の輸入代理店であります。扱っている自転車としては、KUOTAARGON18DadacciaiWRRITCHEY、ふむ。用品は更に多くMETCASTELLI、まあ書いてるときりがないくらい。立派な商社さんですなあ。と、わざわざ言うには当然わけがありますな。

 もともとは日本人初のツール・ド・フランス出場者の今中大介さんが1998年に始めた会社で、自転車選手が得意を生かして始めた個人商売に毛が生えたようなもんだったらしいです。今中さんがプロデュースするInterMaxブランドのバイクも数年前まで見かけました。が。その後取り扱いバイクも増え、用品も増え、会社も徐々に大きくなってきたことで、今中さんは代表を退かれ、InterMaxブランドのバイクもなくなりました。

 私は2台目のバイクがKUOTAKEBELというバイクでしたので、そっからのお付き合いです。正直ロードバイクを買うときに、何を買うかというブランドの問題と、どこで買うかという販売店の問題が大きくて、どこの商社が扱っているブランドというのはあまり考えません。トレックやジャイアント、ピナレロのような大手は、代理店を経由せず、自分で販売までやっていますが、KUOTAはそこまでマスのメーカーではないので、代理店を通します。うん。

 でね。KUOTAというメーカーの話ではないのですよ。今回は。あくまでもInterMaxという代理店の話。ディスる、というか、まあ笑い話と思ってるんですがねってことです。

20170402_091527_p1010392 BMCを落車で失ってから、KUOTAKAHNというバイクを購入しました。でね。バイク買ったときに、バイクと同じブランドのジャージが欲しいな、と。BMCの時はアメリカのパールイズミが作ったプロチームのレプリカジャージがあったんですが、KUOTAはあまりメジャーなプロチームにバイクを供給しているわけではないので、プロチームのレプリカジャージはありません。まあ、あることはあるんですけど、かなりマイナーなチームで、とてもレプリカジャージを供給するような体制ではないんですよ。

 あ。ネットで検索するとけっこう出てきますけど、上下で1万円を切ってるようなジャージは確実にパチモンです。中国で作られたとおぼしきコピー商品、これをいくら買ってもメーカーの応援にはなりません。好きなメーカーならば余計に買うべきではないです。ま、それはともかく。

 でね。インターマックスのサイトをよくよく見ると、見つけにくいんですけど、KUOTAオリジナルジャージ12000円とビブパンツ13000円があるわけです。これを買えばいいんだな、っと。どうせならお世話になってる自転車屋さんを通して、そっちも儲けが入るようにしないとな。っと。

 と注文を出したのが、去年2016年の10月です。バイクの注文と一緒にやったわけですよ。ところが、その時点で自転車屋さんにはインターマックスから「今年の在庫がない」という連絡が入りました。まあ夏も終わってますし。シーズンものにはよくあることです。しゃあないね。

 ところが12月頃でしたかね。ちょっと曖昧なんですが、たまたま自転車屋に行ったときに、ジャージだけ入りましたよ、と。どっかで在庫があったのが見つかった、とね。ふーん。ビブがないのね。いや、Mサイズならあるんだけど、Lサイズは在庫がない、と。私はちょっと自転車乗りとしてはお肉が多い人なので、Lサイズでなきゃ入らないな、と思ってましてね。Lサイズをずっと頼んでいるんです。まあいいや。2017年モデルが出たら、新しいパターンのビブとジャージを買えばいいんだから。とね。ジャージ、ゲットしました。自転車屋さんには、新しいジャージの発売予定が出たら教えて下さいねってお願いして。

 でね。2月になっても3月になっても、2017年モデルのアナウンスがないわけです。どうなってるんです?って自転車屋さんに聞くんですね。インターマックスのサイトではずーっと、ずーっと在庫がないといってたビブが販売中になってるわけです。ちょっと問い合わせてみて下さいよ。と。

 そうしますと、4月になって突然、ビブが入りましたって連絡がありました。でね。Mサイズ。いやMサイズでなくてLですってば。って言ったら、自転車屋さんが言うには、「そう言ったんだけど、Lサイズは巨大でとても普通の人がはけるサイズじゃない。ほとんどの人はMサイズで十分だって言われたんですよ。Lもあるけど、とりあえず試して下さい、と言われたんだ。」とね。

 しょうがねえなあ。そんなに巨大なのもイヤだけど、Mサイズねえ。うっ。やっぱりキツい。腹回りじゃなくて、肩紐が短くて身体に食い込む。こんなん肩が凝っちゃって着てられないですよ。もちろんウエア自体もぱんぱんなんですけどね。

 で。交換してもらうことになりました。これが4月。いいですか、「Lサイズもあるけど巨大だからMにしろ。Lの在庫はあるけど」、ね。交換してくれるんならとりあえずお金は払っておきますよ。これ4月です。それから2~3週間経っても、インターマックスなしのつぶて。自転車屋さんはお金を受け取ってるから恐縮しちゃって、何度も問い合わせるわけです。ハルヒルで着たいんですけど、って言ってあったから余計ですよ。

 そしたら。5月になって「在庫がないので、今、国内の販売店が在庫を持ってるかどうか確認している」と言うんです。はい?Lサイズ持ってるけど大きいから止めとけ、って言ったんだよね、そのLサイズはどこにあったの? ハルヒルはもう間に合わないよね、まあいいや別のジャージ、買ったのがあるし。

20170908_1 更に23週間。そうするとね、「国内にないって言ってます。そもそもインターマックスは国内に仕入れてないそうです。イタリアからLサイズは巨大だからMサイズにしとけって言われたから、って」って自転車屋さんが言います。はい?そもそも、日本に入れてない?それをウエブサイトに載っけてる? てか、あるから待ってくれって言ったのは誰?国内探してるってなに? 巨大だってどこから出た話なの?

 だんだん面白くなってきました。わかりました。もう、ないならないで、返金の処理をしてもらっていいですよ、と言うわけです。ところが、自転車屋さんがインターマックスにそう言うと、「ちょっと待ってくれと。必ず仕入れる。今海外の店舗にも連絡を取って在庫を調べてもらっているから。責任を持って必ず探すから。申し訳ない。」はいはい。責任ね。

20170625_092621_p6250013_2 もうハルヒルも終わりましたしね、次は6月の美ヶ原HCです。美ヶ原の1週間くらい前だったかな。自転車屋さんにどうですか、って聞きました。そうすると、インターマックスの担当者が店に謝りに来るから、店に来てくれって。えええ?面倒くせえ。ないならないでいいって言ってるのに。あー、でも山梨からわざわざ謝りに来る担当者が可哀想だよなあ。責任あるもんなあ。

 担当者が自転車屋さんにやってきました。若い人の良さそうなお兄ちゃん、確か選手としても頑張った人。その方が言うには「イタリアの担当やってるお姉ちゃんがどうもいい加減で、適当にはいはいって言ったみたいなんですよ。」と。更に「実はLサイズ自体を作っていなかった」という衝撃の事実が。ががががが。まあもう驚きませんけどね。

 ただね。イタリア人がいい加減かもしれませんけど「巨大だから」とか確かめもせずに言ったの誰? 在庫があるって言ったの、誰? まあいいですけどね。

 3週間待ってくれ」、「自分の上のものが担当になって、直接イタリアとやりとりをしている。これから作らせるから3週間待ってくれ」。まあもうどのみち美ヶ原にも間に合いませんわね。まあでも驚かない。お兄ちゃんは手土産のゼリーをくれましたから。手土産大事ですよ。うん、きっと。たぶん。甘くて食べきれなかったけど。

 絶対3週間じゃ作ってこねえよなあ。素直にできませんでした、って言えばいいのよ、って自転車屋さんと話します。4週間経った7月の終わり。自転車屋さんに尋ねました。どうです? 「まだ全然来てない。あ、交渉の担当は今、副社長がやってるらしいよ。乗鞍にはインターマックス、ブースも出すから、乗鞍に来たら謝りたいから、ブースによってくださいって言われてる。」

20170826_140944_p1020244 あ、これはダメだわ。まあ面白いから許す。で。更に1ヶ月。乗鞍直前1週間前。やっぱり届かない。そして乗鞍。ブースに行きましたよ。ひょっとしたらブースに持ってきてるかもしれないしね。ねえよ。そんなもん。担当者がひたすら頭下げて、補給バーを2本くれました。いや、補給バーもらいに行ってるんじゃないんだけどな。頭下げながら言うわけです。「1週間以内に、ちゃんとしたお返事をしますから」。ええっと。インターマックスの言う1週間って、どのくらいの長さなんだろうね。何しろ、副社長が3週間で作らせるって言って、二ヶ月できないんですからね。どんな工場なんだろう。てか、イタリア人ってどんだけいい加減なんだろう、ってそういう話してるんですよね。

 まあ面白いから許す。そして乗鞍から1週間。販売店に連絡がありました。ドイツの自転車ショーに行ったインターマックスの担当者からメールで、こちらで直接受け取ったから、日本に持って帰る、と。

わからん。何を言ってるのかわからん。イタリアで作ったものをわざわざドイツのショーに持って行って手渡しする意味が分からん。なぜイタリアから直接航空便で送らんのだい。なにを、いかにもやりました的な感じで、ドイツで受け取った!みたいながんばった感を出しているんだい?

ビブが届きました。

20170906_191028_p1020336 20170906_190710_p1020334 履きました。サイズ感はまあいいとして、パットがごわごわして脚が密着しねえ。これで自転車乗ったら血ぃ出るわって最低の履き心地、税込み14000円のインターマックス取り扱い、注文から11ヶ月のビブショーツ。最低です。まあインターマックスってそういう会社だと思ってるので、驚きません。面白いから許します。でも、これなら3800円の中華コピー品の方がいいかもしれません。ああ、揺らぐなあ。

 結論として、インターマックスの仕事と約束は、軽い。まあそういうふうに思っちゃったってことです。今、サイトに載ってるビブパンツ、買ったらどうなるんだろう。だれか試してみて下さい。

2017年9月 3日 (日)

これが実力なのか マウンテンサイクリングin乗鞍2017 実力なのかもな

20170826_135110_p1020239 えっと。乗鞍にエントリーしたのは自転車に乗り始めて2年くらいしてからです。2012年の乗鞍が一番最初でした。大きな落車を経て目標を持ちたかった。ところが、その翌年も巻き込まれ事故に遭い、肋骨と手甲骨が折れたまま出るしかなくなった。そのときのタイムが1時間45分。ただお天気が良かった。上ってる最中は周りのことなど見る余裕もなかったですけど、いろいろあって、ようやく辿り着いたゴールの青空。そこが大きな目標になったわけです。

 その後、天候に恵まれなかったり、また落車してケガをしていたりして、まともにフルコースを走れることがありませんでした。余りに走れないので、もうこのままリタイヤしようと考えたこともあったくらいです。んが。あの青空が忘れられなかった。もう一回走ろう、と。目標としていた1時間30分にどれだけ近づけるかやってみよう。この半年くらいは、そういう時間でした。

20170827_064842_p1020278 ところがね、このところの老化の進行は恐るべきもので、練習強度が上げられない。練習してるときはまだいいんですよ。そっからの回復がどうにもならない。更には身体の不調があちこち出てくる。具体的には痛みですな。今は50肩。これね、強烈に痛いです。50肩とかっておっさんの病気やん。そうですよ。ただね、病気というか、身体が老朽化して壊れていく過程みたいなもんなんですよ。老化ってのは。個人差が大きい。これは体質と環境が作り出した体質なんで、今更どうにもできない。若い頃から養生してれば別なのかもしれませんがね。今、元気な(相対的に)若い皆さんにお伝えしておきますが、古い冷蔵庫と同じで、人間の身体も確実に老朽化するんですよ、と。

 50肩という笑い話のような病気の痛みですが、腕を極められたような痛み、と言えば一度でも関節技を食らったことのある人には想像がつくでしょうか。腕を捻じりあげられ肩関節を極められて、肩から二の腕にかけて痺れとも激痛ともわからんものが走り、激痛のあともしばらく痛みが残る。つまりね。老化ってのは常に痛みと暮らしていくようなもんなんですよ、と。たまにそういうことをなんも感じさせないような超人がいますけどね。あれは1%の天才の資質。自分がそうであることを期待するのは無駄です。99%の凡人である可能性の方がよほど高い。

 まあそうはいっても、命に関わるような病気は今のところ出ていないので、走りましょう。と。あの青空を見るために走りましょう。と。

20170827_060744_p1020164 今回のマウンテンサイクリングin乗鞍。最高のコンディションでした。前日から全く雨の心配をする必要がない。今年のツール・ド・美ヶ原、惨憺たる結果でしたから、それなりに対策をしてきていますが、少なくともコンディションで足を引っ張られることはない。今回泊まった宿は会場から2kmと少し離れていますが、それもまた適度にアップができるというものです。宿で少しローラーを回して心拍数を上げたあと、会場に向かいます。

 申し訳なかったのは奥さんです。今回の乗鞍、例年実施していた同行者用のトレッキングプランをいきなり廃止しました。ホームページでの告知もなし。だから奥さんにとっては、遠い会場まで歩いて、スタートを見たらあとはすることがない、と。応援バスも受付後2時間の時点では締め切られていました。トレッキング、やらないならやらないで告知して欲しかったですな。

20170827_065859_p1020169 スタート前。いつものようにトイレは大混雑ですが、私のトイレは宿で済ませました。朝の気温は低めでしたが、太陽が高くなるにつれ、気温も上がり、快適です。身体は軽い。スタートは最前列。これはたまたまです。どのみちスタート直後に前に出るつもりはありません。最初に出してしまうと、すぐにばててしまうんです。

 スタートの合図とともに周りが飛び出していく。私はコースの右側を自分のペースで走って行く。悪くない。抜かれているけど、焦りはない。が、なんかおかしい。抜かれているとは言え、同じようなペースで走っている集団の中にいます。心拍数160を少し越える程度。ところがガーミンの速度表示は7km/h8km/h。確かに、10%を越える坂が続くような場所ではそこまで落ちることもあります。が。しかし。いくらきついところでも4km/hって遅くないか。自分だけでなく周りもです。これ、表示がおかしい。そうして見ると距離もおかしい。第1チェックポイントの三本滝は7km程度のはず。が、ガーミンの表示では4km

20170827_075843_p1020174 これ、明らかにおかしい。こうなってくると斜度も信用できません。まあしかし。サイコンが走るわけでないですから、サイコンのデータはもう気にしない。そういえば美ヶ原でも、距離は全然違ってました。あのときはむしろ走行距離が長く表示されていて、距離感をつかみ損ねたんだった。今回はもうこれは当てにならない、と決めてしまいます。

 しかしペースが判りません。速度も距離もわからない。唯一頼りになるのは、時間とコース途中のチェックポイントです。まあ、出せるものを出し切って走るしかない。

 中間地点、という表示が現れました。この時点で約45分。この表示を信じるならば、へたれないで走り切れれば、90分、多少へたれて100分くらいで走ることも可能なタイムです。これはもう行ける、行かなきゃ。

20170827_085848_p1020177 森林限界を越える辺りから先、呼吸が厳しくなっていくのはわかってます。しっかり呼気をはき出すことに注意します。ところが、キツい。斜度は信用できないけど10%は越えてるでしょうか。キツい。空は青い。時々周りに目をやると、遠くの山まで見えます。行く手には雪渓が見えてきました。しかしキツい。

 どうもおかしい。45分で中間地点、ところが85分経過して、コースに残り6kmという表示が出てます。ちょっと待て。普段、白石峠の6kmで、35分かかるんだから、こっから最速でも30分くらいかかるってことか。おかしいだろう。乗鞍のコースは全長21kmを少し切る。10.5km45分かかって15km85分って。4.5km40分か。とまで細かく計算はしてないです。でもおかしい、というのは感じてました。少なくとも90分切りが不可能だと言うことは、酸素の足りない脳でも理解できます。

20170827_101736_p1020186 おかしい。キツい。こんなに進めないものか。完全に木々が途切れて見通しがよくなり、坂の先に青空が見える。けれど、もういつ足をつくか、ということしか考えられません。なんでこんなことをしているんだろう。もう限界なんだよ。このタイムでは120分、よくてその程度。それってろくに練習もしてなかった5年前より遙かに遅い。老化ってやつだろう。そんなんでこれから先もヒルクライムレースをやる意味ないだろう。もうゴールしたら止めよう。今日はとにかく足だけつかなければいい。それだけがんばればいい、もうゴールしたら止めよう。赤城ヒルクライムもDNSだ。のんびり走ればいいじゃないか。

 走り終えた先頭グループが下山を始めています。ときどき頑張れって言われてますが、顔を上げる余裕もない。ほとんど足は止まりかけています。そして最後の上りの先にゴールラインが見えました。あと一踏みがどうしても出ない。のろのろとゴールを越えました。手元時計で2時間1分。打ちひしがれて、荷物置き場に向かいます。その間、タイムを気にするヒルクライムはこれで終わりだ、もう赤城は出ない。そうぐるぐると考えてました。

 そして荷物積んだバスに向かい、自転車ラックにバイクを立てかけて、荷物を受け取ります。とっとと帰ろう。もうこんなことは終わりだ。赤城はDNS。それでいい。

20170827_094347_p1020181 そしてまた自転車を押し始めます。その瞬間、愕然としました。自転車が進まない。なんで。後輪が張り付いたように回りません。ブレーキが張り付いてます。これ。これって美ヶ原で出たブレーキ片効きか。直ってなかったのか。ローラーをやってるときは問題がなかったけど、考えてみれば美ヶ原から外を走っていない。ローラーはブレーキを動かすことがない。直ってなかったのか。このブレーキがホイールに張り付いたのはいつからだ。ずっと張り付いていたなら、この高いブレーキシューがずいぶん減っちゃったんじゃねえか、いやいやそこじゃない。

 このタイムを出したのは、老化による衰えなのか、機材トラブルなのか。どっちなんだろう。それを確かめなきゃいけない。走れなくなる日はいずれ来る。でも今じゃないかもしれない。前橋赤城山ヒルクライムまであと4週間。仕事が立て込んでいて山を走る暇がないけれども、もう少しだけローラーで足掻いてみます。

2017年8月13日 (日)

山系サイクリスト垂涎の地  渋峠に行こう

 渋峠という渋い峠があります。違う。

自転車乗り、ヒルクライマー部門の方にとても人気の峠らしい。例によってTwitterで知りました。去年の夏でしたが、渋峠で撮ったという写真とTweetがあり、日本とは思えない風景にこれはぜひ行かねば、と思ったのです。

_000_1 渋峠、群馬県と長野県の県境にある峠道です。なんでも国道としては日本で一番高い位置にある峠らしい。まあ、その辺りに価値を見いだせるかどうかはどうでもいいんです。標高2,172m。森林限界を超えますが、マウンテンサイクリングin乗鞍のゴール地点は2,720m。標高だけで言えば乗鞍の方がよほど高いわけでね。

 ただ乗鞍は観光センターより上は、自家用車が入れないゾーンですから、自家用車で気軽に行ける森林限界越えと考えると、渋峠の価値はあります。が、自転車で行くなら関係ない。乗鞍ではなく、渋峠が最高、と言われる。それはなんなんでしょうね。

 確かめねば。

 どういうコースにしましょうか。県境にあるので、長野側から上るルートと群馬側から上るルートがあります。長野側の方が距離が短く、斜度がやや厳しくなるようですが、それ以上に風景は群馬側からの方が良い、との情報を(Twitterで)いただきましたので、出はそれで行こう、と。風景が良い。大事なことです。

 出発は群馬側で。起点は車が停められる場所ということになります。一番いいのは、道の駅でしょうか。24時間開いていてトイレもあり、半日程度の駐車なら迷惑とも言えない。帰りになんか買えば恩返しになるかな、と。調べますと、登り口の草津に道の駅があります。ここから渋峠まで21km程度。ちょっと物足りない。てか、まあ気合い入れて走れば十分な距離なんですけど、せっかく埼玉から群馬まで遠征して、20km程度しか走らないのはもったいない。もう少し走るためのコースを考えます。

 車で行くことになるので、起点と終点が一緒になる周回かピストンでなければなりません。いくつかの峠をつなぐ縦走は、車のあるところに戻るのが難しい。ピストンよりは周回の方が楽しいです。違う場所を走れますから。と言っても、実はピストンであっても、上りと下りでは見える風景が全く違うので、同じところを走ってるという実感はあまりなかったりします。

 でも、とりあえず周回で。と、WEBで先人の辿ったコースを見ますが、これがなかなかハードなコースで。山域が大きいため、周回を描くと140kmとか120kmとかで、獲得標高も3,000m級。家から走り出ての距離だけならこのくらいは平気ですが、車で遠征しての120kmは、帰りの運転が厳しい。たぶん運転しながら寝るな、と思うです。

 100km未満でコースが引けないかなあ、獲得標高も2,000m程度。お、これ行けそうじゃん、って思ったコースが、草津の下の長野原町から国道292号で草津を抜け渋峠に登り、折り返し途中で万座道路に入り、万座ハイウェーを下りる。長野街道で長野原町に戻る。これなら100km切るんじゃないの、って思いました。が。問題が一つ。万座ハイウェーは自転車禁止です。おい。ダメじゃん。

_000_2 ピストン決定です。とはいえ道の駅草津運動公園からだと片道21km。これはつまんない。長野原町に総合運動公園って場所があります。ここ、車停められるんじゃないかな。ここだと31km。うん、ここでいいじゃん。往復62km。よし。

 問題は、ここんとこの天気です。なんか予報が曇りなんだよねえ。だからといって、条件のいい日に行けるわけではないのが勤め人。行けそうな日に行くしかないですわ。よし。行こう。

 ということで梅雨の合間のような84日、朝4時半に起きて出発です。曇ってんなあ。まあ行こう。行けば晴れるさ。だーっ!

 家から草津まで概ね2時間半。平日ならね。土日ならもう1時間見た方がいいかなあ。やっぱ平日ですよ。うん。高速道路快適快適。一般道もね。ただね、雨がね。ぱらぱらと。山の方を見ると真っ白なんですよ。これは確実に山は降ってますなあ。イヤだなあ。とりあえずどっかでトイレに行こう。道の駅八ッ場ふるさと館。うんいいじゃない。とりあえずここで。天気予報を見ると12時からの予報になってます。現在午前8時。うーん、でもさあ雨の中は走りたくないよねえ。12時から晴れ間が見えるってのならなおさら。

 とりあえず寝不足だし。ちょっと寝よう。あ、ヤマザキのコンビニもある。焼きたてパンも売ってます。ヤマザキで八ッ場限定パンを購入して、車に戻り、ちょいとうたた寝します。8時半くらいに道の駅のお店も開きました。こちら、果物も野菜もお安い。これは買わねば。桃とプラムっぽいクダモノと書かれた果物。それからブルーベリー。

_000_10 山の方を見ると少し雲が山の上に上っていった感じ。これなら晴れるかな。TwitterをチェックしたりiPadの電子本を読んだりしてダラダラ過ごします。もういいかな的な思考が頭の中を渦巻きますが、Twitterで「今日渋峠行くよ」的な宣言をしちゃってるので、なんとなく引くに引けない。10時半頃には腹も減ってきます。まあどうせ飯を食わねばならんのでね。飯を食いましょう。八ッ場ふるさと館にはレストランが二つもありますぞ。そのうちの一つ、少し庶民的な設定の方、セルフの食堂っぽい方ですな。こちらでダムカレーをいただきます。辛口甘口選べます。昔懐かし系のカレーですが、マイタケカレーってことで食感もよろしい。

 ダムが。よくテレビでみるダムカレーは、ダムがご飯で作られていますが、ここのは容器自体がダムになってる。間の仕切りが陶器でできているんですね。これはきっと、ダムを崩すような縁起の悪いことをしません的な、そういうことでありましょう。ほうほう。とダムカレーを食います。

 空は相変わらず曇っておりますが、しょうがない。予報は、あ、晴れマークがまた消えた。しゃあねえなあ。ここから当初予定だった長野原運動公園まで6kmくらいですか。もうわざわざ移動するの面倒くさいなあ。ということで、ここからスタートします。ここだとトイレもあるから着替えもしやすいですし。帰ってからも、トイレの心配もないし。渋峠ホテルまで36km。たいした距離じゃねえです。

 さて。まずは道の駅草津運動茶屋公園を目指します。ガーミン君で探せばいいかな、と適当に考えておりましたら、例によってガーミン君は裏道ばかり探してくれるのですが、こういう車の少ないところで敢えて裏道を走るメリットがない。道路標識を見て進みましょう。

 草津までの20kmはずっと上りです。4%から最大で10%程度の坂ですが、平地がほぼないので、休める場所がありません。意外とくたびれます。走っていると、時折ぽたっと落ちてくるものがありますが、まあしょうがない。行くしかないです。走り出したらね。雨が降ってる中を走り出そうとは思いませんが、走っている最中に雨が降った場合は、諦めるしかないので、むしろなんかハイになるってのはありますよな。

_001_2 道の駅草津運動茶屋公園はトイレを使うだけです。といいつつ、持ってきたどら焼きを食べます。食べながら山の方を見ますとね。真っ白。もう数十メートル標高を上げるだけで霧の中に突っ込むことが目に見えてます。この辺りの高度がだいたい800m。今日上る予定が2,170m1,400m高度を上げるのに、ずっと霧の中なのお?とうんざりしますが、もう20km走ってきてますから、ここで止めるという選択肢がない。

 ただ二つばかり気になることがあります。一つ目はこないだチェーン切りをして洗浄し、つなぎ直したチェーン。ピンが少し飛び出てます。これ、緩んで切れないだろうなあ。まあいいや。途中で切れたら、下ってくれば、こんだけずっと坂なんで、帰っては来られるだろう、と。更に、気になるのは、実は今回、ウィンドブレーカーを忘れてきました。予備として持っていたベストはあるんですが、気温が下がればヤバい。まあしょうがねえなあ。行くしかないなあ。ここまでに3人の自転車乗りとすれ違いましたが、2人はウィンドブレーカー、1人は半袖ジャージでしたし。行けなくはない、と言うことにしましょう。

_002 で。上り始めます。案の定、1kmも走らないうちに霧の中に突入しました。この高度ですから、正確には雲でしょう。霧と言うより細かい雨の粒が待っている感じです。それもどんどん濃くなっていく。6月の美ヶ原ヒルクライムの終盤、濃い霧の中に突入しましたが、あれが全域にわたって続く感じですな。とにかく周りがなんも見えねえ。ここはいったいどこなんでしょう。あの美ヶ原ヒルクライムがまだ続いているんですか、って感じです。途中どうやら殺生河原とか言う場所があったようですが、なんも見えねえ。ただ硫黄臭いゾーンはありました。ひたすら上るだけです。今回はちゃんとヘッドライトとテールライトを持っていったので、その点は心強かったですなあ。準備大事。ウィンドブレーカー忘れたけど。

 もうたんたんと上るだけですよ。きっとこのまま、ゴールについてもなにも見えないんだろうなあ、と全ての希望を捨てております。頭の中で、いったい何のためにここに来たんだろう、という考えがぐるぐると回ります。ただひょっとしたら雲が低い位置にかかってるだけだとしたら、雲を突き抜けることができるかもしれない。それだけです。希望は。高い位置にも続く雲があったら完全にアウトです。まあしかし行くしかない。おまけに身体がびしょびしょに濡れてるせいか、ガーミンのセンサーも誤動作起こしまくってます。心拍が取れなくなったり、速度表示が半分になったり、斜度の表示も当てにならない。

_000_11_2 真っ白い壁の中をただ進んでいきます。唯一の救いは、涼しくて快適と言うことですが、これ下りは冷えるよなあ、と。2,000mになる辺りまで、なんの変化もありません。ただ白いだけ。たぶん1,800mあたりで森林限界を越えたはずですが、ほとんどわからんですね。見えないから。ただ2,000を越えた辺りで急激に雲が薄くなってきました。なんとなく日差しらしきものを感じます。

 おお、これは。ひょっとしたら行けるかも。晴れ間が少しでも見えればな、と思った瞬間。風景が抜けました。下界は雲で覆われているため高度感はありませんが、これは紛れもなく2,000mの風景です。まだ周りには雲が漂っているので、雲と競争するように高度を更に上げます。

 しかしなまじ見通しが良くなった分、これから上るつづら折れの道が見えます。なんか登れる気がしません。が、標高を見るともう100m足らず、高度を上げるだけです。なんか、見ると無限に見える坂道も、クランクを回しているといつの間にか高見にいるんですよ。山登りと同じですね。こんなところを上ったのかあ、ってやつです。

_005 _000_14 日が差してきた分、暑い。しかし気分は高揚します。青空はやはりいい。空に近づいていくぞ、とクランクを回す。と、道ばたに車が数台停まっています。ビューポイントですかな。ちょっと写真でも撮りましょうかね、と思ったところに道標がたっておりまして、日本国道最高地点、と。おお、ここか。記念撮影を済ませて、更にその先にあるはずの渋峠ホテルに向かいます。別に何をするわけでもありませんが、一応ここがゴールですからね。

 ほんの数百メートル走った先に、おんぼろの国民宿舎みたいな建物がありました。ここが噂の渋峠ホテル。なんか入るのをためらうほどのおんぼ。いえ。味があります。それに今日は平日ですからね。人がいないということもあるでしょう。とりあえず入ります。飲み物の補給もしたいし、何か食べるものでもあれば、こういうところでお金を使うのは遊びに来た人間の義務であります。

_004_2 残念ながら、食堂は営業してませんでしたが、手作りパンが売っていました。これがね、意外というかなんというか、美味しそうなんですよ。チョコを練り込んだハート型のパンを買いました。250円。せっかく晴れてきたので、外でいただきましょう。どうやら名物らしい犬さんが物欲しげですが、糖分の多いものは犬さんにはよろしくないので、あげません。欲しそうですが、あげません。

 スタートを遅らせたので、あまり長居はできません。スタートしたのが1220分くらい。36km上って3時ちょうどくらい。2時間半か3時間くらいですか。時速15km切ってますね。12km/hくらいかも。途中斜度のキツいところは9kmぐらいでひぃひぃ言ってましたしね。細かくはよくわからんです。実は、ガーミンのデータを途中で一回リセットさせちゃったんですよ。獲得標高も実はよくわかんない。直線で上がったとしても1,500mはあるので、たぶん2,000m近くはあると思うんですけどね。わかんない。ガーミンコネクト見りゃいいんですけど、めんどうくさいのでやらない。記録より思い出ですよ、ええ。

 さて。下ります。当然のことながら、また霧雨の中に突っ込むわけです。上りよりスピードが出るだけに、濡れるのも半端じゃないです。幸い思ったほど気温が下がらなかったので、ベストのウィンドブレーカーだけでもなんとかなりましたが、渋峠ホテルの手作りパンのエネルギーがなかったら下までもったかどうかわかりません。加えて、レーシングゼロナイトの強力なブレーキ。ブレーキが強力ということは、握力をあまり使わなくて制動をかけられる、ということです。これはすごく助かりました。

 そうは言うても、年老いた肉体は同じ姿勢で緊張し続けていることに対して悲鳴を上げておりましたが。途中何度も、白い壁の中から車のライトがぬっと出てくる場面がありましたけど、余裕を持って対応できました。しかし、もうべそべそに濡れてます。霧というには水滴が大きい。汗が全部雨で流されて、シャワーを浴びたような感じになっておりました。

_001_3 3時すぎから下り始めて4時半頃には八ッ場ふるさと館に戻ることができました。今度は概ね30km/hを維持していたことになりますが、ほとんど漕いでません。そんだけ下りばかりだったということです。あ、注意点としては、下りてくる前に、iPhoneのバッテリがほぼなくなりました。おそらくですが、山の上、あまり電波がなくて、そのせいで消耗したのではないかと。今後はモバイルバッテリーも必携ですな。

 渋峠の絶景に憧れて今回のヒルクライムを計画しましたが。今回のヒルクライムでは、残念ながら渋峠の魅力の5%くらいしか味わえてないのかもと思いますよ。まあしかし、逆を言えばこれからも楽しみがあるわけで。速く上らなきゃ行けない、という枷を外せば、まだまだ楽しめますからね。おじちゃん、まだまだ走るよ、と。

2017年8月 6日 (日)

GT-Roller Q1.1はグロータックという日本の会社が作っているところに良さがある

てわけで。ちょっとしたトラブル。

20170722_181912_p1010786 購入後、10日ほど、回数にして5回目くらいのときに、ここんところのネジがとれました。練習が終わって持ち当てたときにネジがぽろっとね。

 あら。と思ったんですよ。まあネジだから緩むこともあるわね。ネジと一緒に金属製のワッシャー2枚、シリコン製と思われる半透明のワッシャー1枚も一緒です。ほうほう。衝撃吸収と緩み防止のためにしっかりとワッシャーを噛ませているな、と。しゃあない。はめ戻そう。

 よしドライバー。プラスのドライバーっと。私は使いこなせもしないのに結構工具はいろいろ揃えてありましてね。ドライバーなら何本も転がっています。とりあえずよく使うベッセルの#2ってやつ。これが一番使いやすい。ふむ、と転がってるネジにあてがいます。ん。滑るな。入らねえぞ、とかすむ目を凝らしてみますとね。このネジ穴、相当に小さい。これ#2じゃねえ。#1でも厳しいかも。いや#1か。いや#1でも入らねえ。01種ってやつか...。こんなんでトルクかけられるような技術も道具ももってねえぞ。などと思いつつ。とりあえず手持ちの精密ドライバーセットの中から合いそうなものをあてがいます。

 よし、とりあえずあてがうくらいはやってみよう。ネジ頭潰すようなトルクはかけないで。と。ワッシャー噛ませて、外れた側にあてがって。回す。ん? 空回りするなあ。このウケの部分はどうなっているんだろう。しかし受けはあるはず。と思ってあてがっても、ネジが噛む感覚がない。しょうがないので、受けに嵌る部分があることを確認する意味で、ネジだけをあてがって、ネジ位置を探ります。するとね。ぽろっと。ネジを落としました。床ならよかったんですが、ローラー台のフレームの中です。おいおいおい。これはとれないぞ。

 まあ、フレームの端のキャップを外せばいいんでしょうが、ここんところがはめ殺しになってたりすると、無理にキャップを外そうとするのは状況を悪化させるだけかもしれません。ここが素人判断の限界です。

 こうなるともうグロータックさんにお伺いするほかありません。困ったときのメーカーサポート。そのための日本製です。WEBサイトを見る限り、職人魂がこぼれてきそうな会社ですんで、相談に乗ってくれるだろう、と。

_000 ちなみにグロータックさんは、故障対応の場合、販売店を通すようにとのことでしたが、今回はトラブルの原因が使い方のレベルではなかったので、間に販売店を挟むより直接尋ねたほうが速い、だろうというダメもとの勝手な判断で直連絡です。ダメならダメでしょうがないですけど、とりあえずお願いだけは、という感じで。

 致命的な故障とかではなく、言うたらネジが外れただけのトラブルですんで、できる人からすれば嵌めて終わりのトラブルですが、高精度の製品でもあり、素人さんにはたかがのことが敷居が高い。とはいえ製造元まで送って、修理してもらい、送り返してもらう。そうなると、1週間程度は走れない期間ができるでしょう。この夏の練習用にと買ったもので、1週間も使えないのは正直キツイ。なんとか最短で使用できるようにしてほしい。なんだったら職人さんでお近くの方でもいてくれれば、自宅まで来てもらってネジを絞めてもらえばいいんだけど、ってことも含めてのお願いです。

無理を承知で相談しましたら、即座に交換対応します、ということになりました。販売店を通すという形にはなったのですが、実際の交換は販売店を通さず、直のやり取りです。それも、本来であればこちらから送って、不具合を確認しての交換ということですが、今回は梱包材の手配をしていると発送に時間がかかること、乗鞍の前の練習期間の空白ができてしまうことを考慮いただいて、特別に入れ替えでの交換対応とするとご提案いただきました。

 いいんですか? ってくらいの対応です。なんと有難い。9万円以上する高価なローラーですが、こういう対応をしていただけるというのは、本当にありがたい。交換して引き取ったローラー台をそのまま売り直せるわけでなし、1台売った儲けなんかふっとんでしまうでしょうに。もちろん、使用開始10日ほどでネジが欠落するようなのは、もう本当に初歩的なミスというか不手際なんですが、ミスってのはどんなときでもあり得ます。ミスしたときに、どう対応できるか、仕事に向かう誠実さが現れるところであります。

 やっぱりこの会社は信頼できる、自分の仕事に誇りをもって取り組んでいる、そう感じるトラブル対応であります。グロータックを選んでよかった、と強烈に思わされました。グロータック、いい会社ですよ。

 まあ褒めちぎるだけじゃなんなんで、その後さらに1週間ほど使っていった感想を付け足しときます。

20170806_173407_p1010813 10日ほど乗ったあと、だんだんと左右の壁に頼ることは少なくなってきました。で。右側に置いていたハンガーラック。これはなくても大丈夫かな、という状態になりました。で。外す。全くなくても大丈夫かってえと、ときどき油断して倒れかかります。落車であります。がね。まあどうってことはない。それは私が未だにローラー台に乗るときに、トレーニングシューズを使っており、すぐに足が下せるからです。慣れないうち、これお勧めです。つか、慣れてもまだそうやってますけどね。

 更に、最初に乗るときに使っていた足置き台も必要なくなりました。左側の壁にちょっと肘をもたれかけさせ、前後ブレーキをかけて自転車を固定した状態にして、自転車に乗り込み、そのまま踏み出す。最初、多少ふらつきますが、大丈夫です。タイヤが振れても左右のガイドローラーに頼ることもほとんどなくなってきました。

 ダンシングらしいダンシングはまだ無理ですね。慣れればできそうな気もしてきましたが、そもそもダンシングの必要はないかな、と。あ、飽きたら少し腰を打替えるくらいのことはできます。これができるようになったので、当初30分ほどで股間が麻痺するほど痺れたのが改善されました。やっぱりどかっと座っていると、体重がかかるので痺れるんでしょう。今は1時間乗っても平気です。

 3日ほどで、周りに目をやっても平気になってきたので、暇つぶしにAmazonプライムで昔見たアニメを見直しています。これはなかなかいい。だいたい1本が20分くらいで終わるので、今日は2本見ようとか3本見ようとか、そこが区切りとなって頑張りやすい。ただね。いいアニメ、というか趣味に合ういいアニメがなくなったときが怖いな。

 ところで、部屋のエアコンを22度くらいに設定し、サーキュレーター2台で風を当て、そんでも汗はぼたぼた垂れます。なぜだろう。秋の気温と同じ程度で、体の表面は結構冷たくなっているのに。やっぱり全身が風に当たるのとは冷却効率が違うんでしょうね。そういう意味でも、実走とは違います。けども、温度って点では外で走る何倍も快適なのは確かです。

20170806_173617_p1010815 ちなみに騒音、振動レベルはかなり低いと思います。高回転でホイールが回る振動が低く伝わってきますが、うるさいという感覚ではないです。風を送るためにセッティングしているサーキュレーターの方がよほどうるさい。実際、マンションの下の階にどの程度伝わっているかはわかりませんが、この程度ならなんとかごまかせているか、という気もしつつ、念のために防振マット入れようかなと迷うレベルですね。固定ローラーのミノウラLR960と比べると、騒音、振動は似たようなものか、もっと低いかって感じですね。

 固定ローラーとの比較でみると、Q1.1は圧倒的にセッティングが楽、というのはあります。固定ローラーは輪にかかる負荷が高いため、専用タイヤを履いたホイールに履き替える必要があります。さらにローラー台もなんだかガチャガチャしていて、しまうのも大変だし持ち出すのも重い。そこに後輪をはめ込んで、と手間がかかります。

それに比べると、Q1.1はしまうにも薄くて場所を取らない。セッティングだと自転車を乗せるだけ。初めのうちは足台もいりますが、慣れればそれは必要ないです。3日ほどで、とりあえず壁さえあればなんとか練習を始められるようになる、このお手軽さは、練習を始める心理的ハードルを下げます。

 ただ接地面がフラットでなければいけないという制約があるので、例えばヒルクライムレースのアップに持ち出したとしたら、舗装面などの設置する場所を探すことになると思います。その点は固定ローラーのほうが気が楽です。

 総合的に見て、消費税込みで9万円を超える価値があるか、というと、まあそれぞれの懐事情によるんでしょうが、じゃあ3万円の3本ローラーとどっちがいい、って言ったら、やっぱり3本だと買わなかったと思うんですね。7万円のGT-Roller Flexとだったら、てと、やっぱりQ1.1を選ぶかなあ。性能ではなくて造形的な部分で。一番はやっぱり自転車を乗っければセッティング完了ってとこが気に入ってます。

_000_9 ところで、これで1週間ばかり練習した後で、いつもの川沿いナイトライドに出かけたんですがね、なんかちょっと調子いい感じです。そよそよ程度の斜め後ろ風がありましたが、巡航で35km/h程度まですぐに上げることができました。ふむう。ローラから解放されて気分良かったのか、あるいはローラーでペダリング効率が改善されてきているのか。

 もう少し、乗り込んでみますね。

2017年7月30日 (日)

GT Roller Q1.1 ②我は如何にして実走せしめたか

乗れ。よし。

 いやいやいや。乗れる気がせん。乗りやすい言うたやん。乗れ。いやいやそんなん無理。下がぐらぐらしてるやん。無理やて。

 えっとねえ。いくら乗りやすいという評判でも、いきなりは無理です。まず自転車を立てたままの状態のところに乗り込んでペダルを回し始める。そこまでバランスしてなきゃならんって、どういうことよ、と。無理だろう、と。やっぱり左右に壁があった方がいいです。乗り込むには、脚元に台があった方がいい。普段自転車に乗るときよりも、自転車がローラー台に乗ってる分、サドル位置が高くなってます。台に乗って自転車をまたぎ、片手で壁に支えられながら、ペダルを踏み始める。

 ちなみにこのときに履いてる靴は、普通のトレーニングシューズです。だってさ。倒れたときにクリート嵌まっていると絶対ダメージでかいじゃん。ねえ。いつでも足を下ろせるようにして置いた方がいいです。慣れたらそのうちサイクリングシューズにすればいい。

 よし踏もう。うん踏めねえ。

20170711_194936_p1010774 身体が壁に張り付いてる。よしっと。よいしょっと。ところがね、ハンドルがぐらぐら左右に振れます。固定ローラー台にはあり得ない動きですが、実走って感じでもない。実走だとハンドルが振れた方向に走るので、そう簡単に逆に振れ戻さない。ところがこいつはぐらぐら振れます。理屈ではホイールが回転すればジャイロ効果で安定するはず。と思ってても、そう簡単に安定しない。左右にぶれる。身体も倒れる。左側の壁だけではとても安定が保てないので、右側にハンガーラックを持ってきて、間に挟まれるようにします。

 これでようやく、少し身体を起こせるようになりました。が。走れる気がしねえ。どっかのブログに5分で普通に乗れるって書いてあったじゃん。あ、まだ5分経ってねえや。とりあえず5分くらい左右の壁に頼りながら、足を回します。時折ちょいと壁に付いた手を離す。そんなことを繰り返しましょう。

 しかしそもそも重心がどこにあるのかよくわからない。重心が動きまくるんですよ。腰の辺りに置きゃいいんでしょうが、油断すると上半身の方に行ってしまって、身体と自転車が一直線に左右のどちらかに倒れかかり、壁で身体を支え、力業で立て直す。立て直した瞬間、重心が反対側に行ってしまい、今度はハンガーラックに寄りかかる。足を回すどころじゃない、ってのが最初の数十秒。これが長い。

 力業で身体を支えたまま、脚を回す。数十秒で、反対側にバランスを崩す。そして力業。しばらく手をついたまま、脚を回し続けているうちに回転が上がってくるので、そうなると少しは安定します。で。手を離そう。これがまた緊張するんですな。手が壁に張り付いたようになってます。一本一本の指をはがすような気持ちで、離していって。手が離れた瞬間にまたつかみ直す。

 あのですね。身体に無駄な力が入ることによって、なめらかな動きができてないわけです。んなこたあわかってますわかってますけどね。それでわかったからって力が抜けるようなら苦労はない。ここは慣れるしかないです。

20170711_202155_p1010775 そういうことを10分くらい繰り返していると、そこそこ回していられるようになります。が。安定したとはとても言えない。左右にふられまくり。大幅に振られると、ああ壁がないとぶっとんでるな、などと思い。実際はタイヤが端まで行ったときにもガイドローラーがあるので、そう簡単にはローラーの外にタイヤは出ないです。でも、そこまで振られたらバランスを崩しているので、壁がなきゃ倒れます。壁大事。とても片手で走れるような状態ではありません。

 20分ほど回して、慣れてきたので、少し腰を浮かせてみたり、踏み込みを強くしてみたりします。なにしろこいつは、実走と同じようにダンシングができるというのも売りですからな。安定したローラー台であります。前後のローラーが自転車が暴れるのを吸収する機構が組み込まれているのです。不安定な気がするのは気のせいです。よし。立ってダンシング、っと。

20170711_202158_p1010776 はい、ぶっとびました。前方に。前にズボンプレッサーを置いてあったのでそこに。急ブレーキかけました。ローラー台の塗装が一部はげました。ちなみに、ローラー台に乗ってるときは、ブレーキ禁止ですぜ。ぶっとんでからブレーキはかけましょう。

 んーと。えーと。ダンシングしちゃダメなの? えーっと。これね、しばらく練習してるうちに少しずつ判ってきたんですが、前輪に荷重してダンシングしようとすると、前に飛び出していきます。サドル位置でダンシングするなら、なんとなく大丈夫な気がします。つまり加速するためのもがきダンシングは、難しいかな。休むダンシングのように、後輪荷重で立つならいけます。んー。しかしそういう使い方のためにローラーやるわけではないからなー。

 YouTubeではダンシングしてる動画もありますんで可能なんでしょうが、容易にできるわけではないです。まあ、なにしろあまり乗り込めてないので、もっと上手い人なら別なのかしら。でも、つまり素人がいきなりこれの上でダンシングできるわけではないって意味では、有用な情報ですよね、よね?

 ここまでで30分くらいですかね。確かにまあ5分あれば漕げるようにはなります。でも、不安なく乗ることができるレベルではないです。ときどき左右に倒れ込んでますし。テレビ見たり、タオルで汗を拭いたりしようとしただけで、ぐらついて壁に手をやるレベル。集中しろってことですね。

 つうかですね。気がついたんですが、ぐらつくときって集中が切れた時ってのもあるんですが、もう一つ、ペダルを踏み込んでるときです。よく言われることですが、ペダルは踏むんじゃなく回せ、と。左右の脚で交互にずどんずどんと踏み込むと、踏み切ったときにパワーが入ってない瞬間が出ます。踏み込むのはクランクが3時の位置まで、とはよく言いますけどね。もったいないからって6時くらいまで踏み込むつもりでいると、必ず下死点と上死点が生まれます。ここで、自転車がぶれるんですな。

 そこでいわゆる回すペダリングを意識すると、自転車は安定します。結果的に、きれいなペダリングの練習になっている気がします。

 走行感なんですが。実走に近いかどうかってと、うん、どうなのかな。固定ローラーのようにトレーニングマシーンで固定されている感は確かにないです。が、外で弾むように走り出してしまう感とはまた違う。バランスを取って脚を回していること自体が、ある意味曲芸的であり、そういうことができるって感じられる面白さはあります。崩れそうなバランスを保っていること、緊張感を持っていられること自体が面白いってことです。

 じゃあそれが実走感か、って言われると、やっぱり違うわけです。負荷のかかり方とか、ハンドリングの癖というかローラーに引っ張られる感じというか、そういうものが違ってますし、何よりも加速感がないわけですよ。加速感のない実走なんてあり得ないじゃないですか。

 実走で、加速していくときにダンシング、ひらりひらりと自転車を返しながらぐんぐんと前に進んでいく、あの気持ちよさはないんですよ。多少のひらりひらりはできるんですけど、それはとても不安定なものだし、実走とは意味が全く違うものなんです。

 実走だと1時間やそこらで尻が痛くなることはないですが、固定ローラーでは30分で尻が痛くてしょうがなくなります。それは、慣れないうちは4本ローラーでもあまり変わりません。ローラーはローラーなんですね。

20170711_193820_p1010771_2 何より風景が変わらない。山があったり川があったり、風が吹いたり。そういうものが実走ってもんでしょう。自転車の挙動という意味では、固定ローラーとは明らかに違う、動きがある。それは確かだし、固定ローラーより面白さはある。ただ、いわゆる実走感は、実走とは違うものだ、ってことはある、と。

 更に言うと、この面白さに入るのは慣れれば慣れるほど楽になってきます。楽ってのは、ラクチンではないんです。ローラー台に乗っていることの苦痛感がなくなってくる、って感じです。ここしばらく毎日のようにローラー台に乗っているんですが、この酷暑の中で外に走りに出るよりは、これで走ってるほうがいいじゃん、って気が湧いてくるってだけでも、いいかもと思ってますよ。

 ちょっとだけトラブルもあった(解決済み)ので、ちょっとだけ続く

2017年7月23日 (日)

グロータック 4本ローラー GT Roller Q1.1 ①開封の儀

_000_8 暑いにもほどがある。ふむ。なんか使い古された感のある言葉ですな。しかし事実なので仕方ない。朝起きる。リビングに行ってベランダに続く窓を開ける。数分のうちにじっとりと汗をかき始めます。朝からエアコン無しでは過ごせません。外に出て遊ぶのが好きな性分ですが、この時期はエアコンが動き出すともう外に出たいとは思えませんな。外に出ると死んじゃうな。うん。

 でもね。自転車には乗りたいわけですよ。乗りたいは乗りたい。だけではなく、乗らないと衰えるってのもあるんです。衰えるのは仕方ないですけど、8月末のマウンテンサイクリングin乗鞍の前に、更に衰えるのは避けたい。

 けど、夏のヒルクライムに耐える体力もない。もうこれは固定ローラー練習しかないね。やんないよりマシ。なんですけどねえ。ローラー練習って死ぬほどつまんないんです。外を走ってるときの1時間なんてあっという間、なんなら6時間くらい走っていてもあっという間ですよ。それがねえ。こと固定ローラー台においては、数時間なんて論外、1時間でも長すぎる。30分もよく続くなあってくらい。

 そもそもローラー台は風景が動かない故に飽きる。風が吹かない。姿勢が変わらない。けつが痛い、など飽きる要素はたくさんありまして。風景が動かない代わりにTVを観ることはできますが、路上と違ってビデオを観ていますと意識が散漫になります。つまり強度が上げられない。風は扇風機3台回しとかでなんとかなりますが、姿勢が固まってしまうのはどうにもならない。姿勢が固まるから、身体が痛くなる。特に体重がのっかるおけつとか。ですね。

 走りたい→暑いから外は無理→走りたい→ローラー台→つまんない→走りたい→今ここ。

 で、です。もう少し自由度の高いローラー台、いわゆる3本ローラーってものがある。ところがね。これが噂に聞くとそれなりの技量というかバランスの良さが要求されるものらしい。でね、わたし自慢じゃないですが、どんくさいことにおいては人後に落ちない。あんなサーカスみたいな真似ができるかよ、と思うんですね。ところがね。最近、もう少し人に優しいローラー台ができた、というじゃありませんか。

 それがグロータックという会社のGTローラーというシリーズ。これはなんだかよくわかんないですけど、実走に近い感覚でローラーに乗れるという売り文句。しかも日本製。そういう新しいものを創ろうという志に溢れた小さな会社グロータック。なんかそういうの、カンブリア宮殿的で、よくなくねえですか。よいでえす。

 GT-Roller FREX3って製品。わたしが見つけたときはFrex2だったかな。評判もなかなか良い。ただこれね、見た目が、ってかなんか収納性が余りよろしくない気がします。デザイン的にも面白いんだけど、格好は良くない。個人の感想ですがね。と、頭の端っこにキープしてあったときに出てきたのが、3本ローラーによく似た形状のGT-ROLLER Q1.1であります。

 3本ローラーに似た、というか前輪の当たる部分のローラーが一本増えただけで、見た目はほとんど3本ローラーです。が、この1本増えたということがとても重要で。これのおかけで、格段に乗りやすくなっているらしいのです。これならおじちゃんも乗れるかしら。と思ったんですけどねえ。お値段84,800円。3本ローラーが安いものなら1万円台からあるというのに、ミノウラのいいものだって4万円台なのに、84,800円、税込みだと95,040円。えええ、それはねえなあ。買えないなあ。

20170711_191829_p1010760 でね。こないだ、くそ暑くなりそうな日曜日、ヒルクライム走行会があったんですよ。ところが、これが心折れた。まあ仕事が忙しいのもあります。日曜日に極端に消耗すると、月曜日から1週間まるまる消耗する。仕事人として、それはどうなの、大人としてそれでいいの、家庭人として日曜日に妻を放り出して更に仕事も放り出していいの、とか。まあ何より熱中症にならずに帰ってくるイメージが湧かなかったってのが一番大きかったんですけどね。ドタキャンしました。で。だけどさ。今日走らなかったってことは、この先もっと暑くなったら、やっぱり走れないよね。と思ったわけです。

 こうなったらGT-Roller Q1.1を買うしかねえだろう。もう。と。折も折、楽天でポイントアップのセールがあったことも背中を押しました。消費税分は帰ってくる計算です。ぽちっと。お取り寄せ品だったので、1週間くらいはかかるかと思っていましたが、翌々日には届きました。ワールドサイクルさんありがとう。

 さて。箱はけっこうでかいです。置き場所を考えちゃうくらい。まあでも、本体より一回り、梱包は大きくなりますからね。はい、出しましょう出しましょう。

20170711_192429_p1010764 三つ折りになっています。と言っても、Z型の三つ折り。微妙に広げ方に迷いが出ますが、まあそんなに難しいものではありません。広げるとまたそれなりにでかいです。この上で自転車に乗るんですからね、そりゃ自転車をカバーする大きさにはなりますわね。


 で。広げ方です。まずですね。中央付近に内側に飛び出した台形の金具部分があります。これは折りたたんだローラーが飛び出してこないための固定具です。まずこれをローラーの外側にスライドさせます。一見ネジ止めしてるように見えますが、スライドします。

20170720_191436_p1010780 20170720_191523_p1010783 スライドさせたら、ロックが外れた状態になる。なりますよね、普通。そんで。折りたたまれたローラーを引き起こそうとするんですが、起きねえ。あれれれれれ。つまりここがZ型に折りたたまれているという部分です。ローラー台を表裏、という見方で考えますとね。まずローラー台の左右に、「Don’t STEP」つまり踏むな、って書いてある面。こちらを表と考えます。こちらを表にしておいたとき、固定具をスライドさせて固定が外れた状態にしたとき、折りたたまれたローラーの、後輪側が引き起こせる状態になります。まずこれで後輪側を引き起こして伸ばす。次に、ローラー台の中央を持ち上げて、前輪側をそのまま引き起こすのではなくて、裏側方向に引き起こします。この逆の向き、つまり普通に引き起こそうとすると、固定具がぶつかって引き起こせません。

 つまりZ型。こんな折れ方をしてるんですよ。なんでこうなの。普通に表側に両方とも引き起こせばいいじゃん、って思いますけど。反対側に引き起こすために本体を持ち上げなければいけません。これ、けっこう重い。横倒しにすれば表裏、どっちも引き起こしやすいじゃん、って思うでしょ。無理。横にした段階で、外側に引っ張り出した固定具が床に押されて中に入っちゃう。ロックされちゃう。

 めんどくせえ。

20170711_193828_p1010772 さらに、初回は自分の自転車に合わせたセッティングを行います。まず自転車のサイズに合わせて、前輪を置くローラーの位置を調整します。前輪の車軸がローラーの真上になるように、前ローラーをずらします。前ローラーの、ドライバーでネジを緩めて、と書いてある場所にはドライバーのネジ頭はなく、六角レンチの孔が空いてますんで、六角レンチで。ただ締め付けトルクが8kg/Nと指定されていますんで、トルクレンチがあった方がいいのかもしれません。と言っても、自転車本体のようにカーボンでできているわけではないので、少しくらい大雑把でも大丈夫かなと思いました。

 で。わたしはやってません。なぜなら。自転車を置いた段階で、ぴったりの位置にローラーが来てたから。移動させる必要がなかったから。それはそれで手順を踏んでないようで逆に不安、ってのはありますけど。まあしょうがない。合ってるんだから。しょうがない。はい。

 で。この最終の仕上げに移ります。前後のローラーはオレンジのベルトで連結され、同期します。ローラー台をたたんだ状態の時は、このベルトが外れてますから、これを前後ローラーの右側レールにかけて。あ。ローラー台が伸びた状態ではベルトにテンションがかかってしまって、移動が大変なので、少し前ローラーを持ち上げて、ベルトを緩めましょう。

 で。ローラー台を広げる。ローラー台の下に緩衝材を敷くかどうかはそれぞれの環境で違いますんで、なんとも言えない。うちはまだ敷いてないです。それから自転車を置く。うん。これでローラー台は完成です。後は動画で見るように乗って走るだけ。うん簡単、簡単。きっとね。簡単ですよ。うん。

 そう思う?

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