Twitter

  • https://twitter.com/tuka_kaku
2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー「自転車」の157件の記事

2019年9月 2日 (月)

嬬恋キャベツヒルクライム2019は良い

Img_5900 Twitterで散々呟いたのだけど、とてもいい大会だったので、まとめておこうと思うのです。

 

そもそも嬬恋キャベツヒルクライムに出ようと思ったのは、深い意味はなくて、一昨年からマウンテンサイクリングin乗鞍に出るのを止めたせいで、この時期ちょっと手持無沙汰になり、そこにぽんと目に入ったのが嬬恋キャベツヒルクライム。小さい大会という以外にほぼイメージがありません。ネットで検索をかけても、数えるほどしかブログがない。しかもガチ勢のブログなので、どんな大会かってことより、レースそのものの記事がメインで、大会のイメージがつかみにくい。とりあえず行くか。そんな感じです。

 

ヒルクライムレースに出たことのない人にとっては、レースと言えば有名どころの乗鞍や富士ヒルやハルヒルということになりがちですが、いやいや小さなレースもいいみたいだよ、という感動を共有しようと思いましてね。

 

嬬恋キャベツヒルクライムは嬬恋村東部小学校をスタートして万座ハイウェイを通り、万座温泉に至るレースです。万座ハイウェイは自動車専用道路なので、普段自転車で通ることができません。年に1回だけ、この日に道路を封鎖してヒルクライムレースを開催します。このコースの途中にはプリンスホテルもあり、道路が使えないとなると宿泊客も限られてしまうでしょうし、大変なご協力をいただいていると思います。ありがたいありがたい。

 

Img_5854  さてこの万座ハイウェイから万座温泉に至るルートをさらに上れば、白根山に至ります。ヒルクライマーなら名前を聞いたことはある渋峠はここにあります。国道の最高地点というところです。渋峠に至るためには、群馬県側草津町から上るルートと、長野県側小布施町や中野市から上るルートがあります。東京方面から行くには、群馬県側から行くのが圧倒的に近くて、しかも上っている途中の眺望が、群馬県側からの方が圧倒的に良いのです。が。残念なことに去年から草津町から渋峠に向かうルート国道292号が、火山活動の影響で、自転車は通れません。群馬側から上れるもう一本が万座ハイウェイですが、既に述べたようにここは自動車専用道路。上りたいのに登れない。その隔靴掻痒、雪辱を果たせるのが、年に一度、この日なのです。

 

ヒルクライムガチ勢の多くは戦略的にコースを攻めるために、事前にコースを下見する試走というものを行います。ぼくみたいなゆるクライム勢の一部は、ガチ勢の雰囲気を楽しむために試走を行います。が、嬬恋キャベツヒルクライムは、ガチ勢もゆる勢も試走はできません。ただし、前日入りした際に車で走ることはできますから、時間にゆとりがあれば下見をしておきましょう。

 

さて。コースですが、19.8㎞、平均勾配5.1%。これからヒルクライムレースに出るよって方のために、平均勾配の見方をちょっと説明しておきます。

 

坂をやる人にとっては5%程度の坂だとそんなに苦労せず、むしろちょうどいいくらいの負荷です。頑張ってる感がほどほどにある気持ちよさ。きつくなってきたなあが7%10%を越えると息が上がる人も多いでしょう。12%となると初心者は脚をつきます。この辺りから激坂と呼ばれることも増えてきます。20%ともなると、脚力だとかバランスを保つ体幹とか、当然強い心肺が必要になってきます。そんなことを体験してくると、平均勾配5.1%って楽勝じゃん、と思えます。

 

ところで、国内屈指の激坂ヒルクライムレースと呼ばれる美ヶ原ヒルクライム、ツール・ド・美ヶ原。ああ、ここはもう確かにきついです。体調が悪いときに行くと、ほんとに心折られます。その平均勾配が5.9%です。5.9%で心折れちゃうの? ぼく10%くらいなら全然平気よ、っていう人も多いですよね。

 

それが「平均」の恐ろしさ。美ヶ原は前半が酷い。スタートの数百メートルが街なかの平坦で、そこをすぎた山道の2㎞くらいが、ずっと10%を越えてきて最大で17%くらい、コーナーのイン側だと20%はいったと思います。それが続く。半端な心肺の鍛え方だとあっという間に息が上がります。脚をついて押し歩きする人もぼろぼろ出る。全然5.9%じゃないじゃん。詐欺じゃん。そこが平均の落とし穴。美ヶ原の場合はスタート後の1㎞弱が平坦だし、ゴール直前の2㎞程度に至っては、50/h近くまでスピードを上げることができる下りがあります。それらを平均しちゃうと、5.9%に数値上はなってしまう。

 

つまりコースを見るときは平均勾配よりも、どの程度の坂がどのくらい続くかというプロファイルのほうが重要だってことです。

 

さて、キャベツヒルクライムの話に戻りましょう。平均勾配5.1%。コース全体のプロファイルを見ると、最初の3㎞程度は7%を越える強度強めの坂があります。でも美ヶ原のように12%を越えてくるのはほとんどない。コーナーのイン側をとれば、きつくなるところもありますが、道路が広いので敢えてきついところを走る必要はありません。自分のペースを作りやすいコースだと言えます。

 

3㎞を越えたあたりで、一度小さな下りがあります。ここは思い切り踏み込んでいける場所です。そっから先も、極端に勾配がきつくなるところはなく、ほどほどの強弱が付いたコースです。特筆すべきは、道路の広さです。自動車専用の万座ハイウェイ。2車線道路の1車線の幅が広めで、路面状態も良好です。加えて、キャベツヒルクライムは参加者数が多くありません。1000人は超えていると思いますが、ツールド美ヶ原の半分です。美ヶ原は激坂区間の道路が狭く、下手をすると渋滞が起きますが、キャベツヒルクライムではその心配がありません。そして見晴らしのいいコース。年に一度しか走れないということもあって、だからこそ走っておきたいコースです。

 

Img_5889 さて、どんな大会でも重要なのは、どのような運営が行われるか、です。ぼくはこれまでマウンテンサイクリングin乗鞍に8回、美ヶ原に8回、ハルヒル3回、赤城2回(1回は台風中止)と、メジャーどころしか出てませんし、種類も少ないのであまり大きなことは言えないんですけどね。そんでも気持ちのいい運営とそうでない運営というのはわかります。そりゃそうだ。仕事でDNSした去年の富士ヒルでは、当日の朝に下山用の荷物を預かるトラックが、まだ預けてない参加者がいるにもかかわらず、受付を終了して、上に上がってしまった、という事態が発生したらしく、まあこうなると何をどう言ってもダメです。

 

ぼくは富士ヒルに行ったことがないんですが、その理由は「人が多すぎてぐちゃぐちゃ」というのを聞いているからです。これって乗鞍でも言えることなんですが、まず宿泊を確保できない。もともと乗鞍は松本からずっと離れていて、乗鞍高原に泊まるしかない。ところが乗鞍高原にはスキー客相手の小さなペンションが複数点在しているばかりで、数千人を泊める宿泊施設がない。テントを張るという選択肢はありますが、ぼくみたいな甘っちょろいおじさんにはきつ過ぎる。

 

富士ヒルも、宿を摂ろうとしたら、雑魚寝のようなスペースで1万円くらいの設定の宿がごろごろしてたり、だからそんなキャパしかないところに1万人近くを集めようっていう、運営の考え方自体がどうなんだよ、と思うわけですね。そんなだから、乗鞍のトイレ状況、あれは最低です。8000人近く集まってる会場に、トイレが2か所しかない。それぞれ数が少ないから、大行列です。仮設トイレを置いて改善しようとする意思がない。自分が参加していたころは、定宿にペンションを確保していたので、そこでトイレを済ませていましたが、会場から離れた宿泊施設だとどうにもならない。運営のやる気のなさを感じて、ぼくは乗鞍から撤退しました。

 

その点ハルヒルや赤城は素晴らしい。広い会場にたくさんの仮設トイレを並べて、参加者をさばこうとしている。もちろん混雑はしてますが、努力が見える。会場に並ぶたくさんの出店も、また大会を盛り上げています。ただハルヒルには問題も見えています。参加者がどんどん増えるにつれ、待機が長くなってきています。会場入りしてからスタートするまでの時間、ゴールしてから下山が始まるまでの時間、これが数時間に及びます。きちんとコントロールされているので混乱はありませんが、いかんせん長い。天気がいい場合はいいけど、雨だったり寒かったりする中で、山上で2時間近く待機するのはヤバいことになりそうです。とはいえ、ハルヒルも赤城も、市民の多くがスタッフとして参加し、また道路上で声援を送ってくれる温かい大会で、この規模でこの温かさを維持しているというのは、本当にスタッフの志が高いなあと思います。

 

ということで、嬬恋キャベツヒルクライムの話に戻ります。

 

Img_5860 キャベツヒルクライムの宿泊地ですが、これがかなり融通が利きます。というのは、嬬恋村は群馬県で村自体に大きな宿泊先があるわけではないですが、実は15㎞ほど車で走ると長野県軽井沢町があるんです。軽井沢と言えばホテル、貸別荘、ペンション、選びたい放題です。更にレースのゴール地点である万座温泉、近くの草津温泉も控えています。温泉旅館はビジネスホテルに比べればお高くなってしまいますが、少なくとも泊まる場所がないってことはあまり考えなくて大丈夫です。

 

今回ぼくは軽井沢町の紀州鉄道軽井沢ホテル、というところに泊まりました。朝夕食付2名でセミダブルベッドが二つ入った広めの部屋が23,000円。安くはないですが、夕食ビュッフェも美味しく、悪くはない。逆を言うと、前橋や高崎に泊まった時のように、夜中に飲み屋に出かけるという選択肢はない。

 

ただ、軽井沢町から嬬恋村に抜ける最短ルートが有料道路になってしまうため、ちょこちょこ出向くのには不便です。そういう意味では、万座温泉も万座ハイウェイしかルートがないので、朝、会場に向かうのも自転車で向かうわけにはいかず、そこは考えどころです。草津温泉は有名な温泉地なので、割とお高めの料金設定のところが多い気がします。安くあげるなら、嬬恋村内にある小さな民宿のような宿ですが、ここは争奪戦になりそうです。とはいえ、車のあるなしやお財布事情などに合わせて選択ができる、ということでもあります。

 

Img_5870さて。会場です。会場は嬬恋村の東部小学校。ここが受付会場です。駐車場はグラウンド。これもね。村の積極的な応援があってのことですよね。土のグラウンドを駐車場に使うと、後の整備がたいへん。しかもこのグラウンド、きちんとロープで駐車スペースを割り振っています。この手間の掛け方が素晴らしい。当日も誘導員がさばいていくんですが、1台分の駐車スペースをかなり広めに確保していきます。そのため、車からの荷物の出し入れや、ローラーを回したりするスペースが余裕で確保できます。これも、よく配慮されているなあと感心します。

 

受付会場自体はとても小さいです。ステージも乗鞍の1/3くらい。大きな会場ばかり見てきたので、拍子抜けしますが、実はこれがけっこういい。というのは、ステージが小さいために、ステージと観客席の間もまた近いんですよ。目の前で普通に話している。なんというか、アットホーム。話している絹代さんやら町長さんも、すぐそば。大きな会場だと話が良く聞こえない場合もあったりして、誰も聞いちゃいねえや的な雰囲気が多々あるんですけど、距離が近いこともあって観客も見ている人が多いし、拍手を送る人も多い。表彰台に上がった選手の顔もよく見える。スタート前の準備体操も、狭い場所でみんなが集まってやってる感、密度が高い。

 

受付や会場のスタッフはあまり多くはないですが、やはり参加者が少ないこともあって、流れが止まるということはないように思います。出店は少ないです。よくあるウエアや用品を売る店は1店ずつ程度、食べ物を売る店も少ないですが、アットホーム。テキヤが適当なものを売ってるみたいなお店がない。地元の人が協力してやってるって感じです。必要にして十分な感じです。

 

今年の参加賞はキャベツをモチーフにしたディパック。去年はキャベツのサコッシュだったそうですが、嬬恋キャベツヒルクライムをモチーフにしてて、とてもいい、と思います。乗鞍や美ヶ原は毎年タオル、まあそれでもいいんですけど。赤城は去年も一昨年も、ホイールバッグでしたが、今年は止めてくれよ、と思ってます。そんなホイールバッグをいくつも使うことなんかないよ、と。

 

Img_5901 忘れちゃいけないおもてなし。レース当日はゴール地点で、スポーツドリンク、饅頭、コーンスープが振舞われます。下山後の会場で、具だくさんのけんちん汁、茹でトウモロコシ、キャベツ、カボチャかりんとが振舞われていました。けっこうお腹いっぱいになる量です。この手厚さはハルヒルでも赤城でもないなあ。ちなみに、ヒルクライムコース上には給水所が二か所設けられていました。スタッフは多くありませんが、必要なところには配置している感じです。

 

ハルヒルや赤城のような、町の皆さんによる応援はほとんどありません。これは仕方ない。コースが街中をほとんど通らず、有料道路の中に入ってしまうので、人はいませんね。

 

スタート時の誘導や下山誘導ですが、あまり手厚いとは言えませんが、参加者が少ないので、どんな風に動くのか見えるため、なんとなくちゃんと流れていくんですね。あるいはひょっとして、キャベツヒルクライムはメジャーではないので、質の悪い選手が少ないのかもしれません。割り込みをする人とか、下山のダウンヒルで我が物顔に追い抜いていく人とか。そういう人がほとんどいなかったのも、気持ちがいい運営ができている理由でしょう。

 

Img_5896 そこは難しいところです。自転車の乗る人にはいい人もいれば悪い人もいます。参加者が増えれば、悪い人も増えます。初心者も増えて、悪気がなくても混乱させることもあるでしょう。とはいえ、初心者がいないイベントは先細りになるだけです。せっかくTwitterなどの情報共有ツールがあるので、そこは良い情報を共有していきたいものです。

 

あ、レースの出来ですか。まあ、がんばりました。体重増えてるおじさんとしては、いいと思います。もっと正確に言うと、ぼくを追い抜いてしばらくの間先行していただいた皆様のおかげでありますが。1時間20分くらい。そんなもんです。次はまえばし赤城山ヒルクライム。どっか美味しい居酒屋さん探さなきゃ。

2019年6月25日 (火)

ツール・ド・美ヶ原に向けて試走する 初老の緩クライマーの折れない戦略

Img_4616  まあ前回にお伝えしましたが。別に試走してどうこうできるとは毛頭思ってません。直前に走ったって消耗することはあっても強くなることはない、そういうお年頃。タイム短縮を目指すようなヒルクライマーはここを読んでも何の参考にもなりません。生きてるだけで丸儲けと言ったのはお笑い界の巨匠ですが、初老のぼくらにとっては走れるだけで丸儲け。そこからです。

 

美ヶ原試走に行く場合、スタート地点は浅間温泉の松本市営野球場ですが、思想の時に松本市営野球場の駐車場は使えません。松本市総合体育館の駐車場を借りることになります。といってもスタート地点までは数百メートル程度。ウォーミングアップにもならない程度の距離です。

 

同行のじょーくんは「ヒルクライムレースには全く興味がない」、「速く走ることには全く興味がない」というランドヌールですが、速い遅いというのは相対的なものでねえ。サニブラウン君が速いと言ってもチーターに勝てるわけではないし。何と比べてって話でしょう。じょーくんが速くないと言っても初老の緩クライマーと比べての話ではないですから。知ってます。そもそもじょーくんの自転車、ヒルクライムする人間には考えられないくらいの装備品が付いてます。巨大なサドルバッグ、フレームバッグ、ボトル2本にツールボトル。ライト2個に、サイコンにスマホ。たぶん3㎏くらいはある。これだけの装備をもってぐいぐい上っていくパワーがもともとあって、さらに効率よく走る技術もある。とりあえず道が分かれるところまでは一緒に行くにしても、そっから先は、じょーくん、僕の屍を越えて行ってくれたまへ。

 

さて。ツール・ド・美ヶ原。何度か記事にしましたけれど。ゲキサカで有名なヒルクライムレース。まず街中の数百メートルは平坦。山に入る手前から6%程度の坂になり、数十メートルの短い住宅街を抜けるといきなりの山道に入ります。ちなみに、じょーくんには予想通りこの辺りでぐいぐいと引き離されていき、姿が見えなくなりました。こっから先は一人です。

 

さて、こっからだ。こっから坂全開。正直、ここがなければツール・ド・美ヶ原が激坂を名乗ることはない、という区間。いきなり10%を越え、ぐいぐいと斜度が上がっていきます。直線で見通せる場所で、つまりカーブのイン側とかのきつい場所ってわけじゃなく、普通にまっすぐに見えてる場所で20%を越えて行きます。最大で23%とか24%とかの表示が出ます。それがずっと続くわけではないんですが、18%からの23%で、17%に戻る、というような感じで、2㎞程度はその状態が続きます。

 

ここは、心が折られます。後ろ側ギアが25Tとかの小さい奴だと、とても踏み切れずに、脚をつく羽目になりがちです。いったん足をつくと、激坂を越えた場所まで行かないとリスタートできません。スタート地点から3㎞を越えるあたりになると、坂はようやく12%程度の、普通にきつい坂に戻ります。去年のぼくは、後ろのギアが28Tでなんとか上り切りましたが、心の中では何度も足をつきました。

 

Img_4635今年のぼくは、リアのギア、一番大きいのが30T。ゲキサカ区間を軽々とクリアできるってわけではないですが、ぜえはあ言いながらも心の中でも足をつかずに上り切りました。美鈴湖を挟む1㎞ほどの区間は平坦、下り基調なので、ここでは速度を上げたいところ。しかし、そんなことをやっていいのは心肺が強い強者のみ。ぼくみたいな緩クライマーは、ここはきっちり補給すべきです。

 

心拍が160越えている状態、上っている途中で水分を摂ろうとすると、窒息して死にそうになりますよ。そもそも160越えてる状態って、酸素が足りなくて、必死に息をしてる状態でしょ。水を飲むって、普段は意識してないけど、飲んでるその間は息を止めているんですよ。必死で息をしているときに、息を止めて水を飲むって、いやいやいや酸素くれよって。死ぬよ。酸素ないと。だから足を止めることができる下り。多少そこで速度が落ちても、水を飲もう。

 

や、これは走れる人の話じゃないですからね。とにかく。走り切ることが目的の人の話です。美鈴湖を抜けると、楽になります。いやあそれも語弊があるなあ。普通のヒルクライムレースになりますってだけで。普通に15%超えてくるし。ただ何か所か、アップダウンになる場所があり、そうした場所で、同様に補給をしておく。

 

タイムを上げたい場合は、目標となる人を決めて、ついて行くってのが分かり易く自分の限界を上げる手立てになります。が。ちょっと気を付けなきゃいけないのが、ドラフティングとかトレインとかいう技ですな。

 

ドラフティングというのは、誰かの後ろにくっついて風よけになってもらい、楽に走る手法です。これね。まあ実力勝負ってことで考えると、ある意味ズルですよね。だからトライアスロンでは禁止されています。でもロードレースだと、チームで走ったり集団で走ったりする中で、ドラフティングをうまく使うこと自体技術の一つとして認められています。とはいえ、知らない人の後ろで楽をし続けるってのはどうなのよ、ってのはありますよ。

 

ところが、ヒルクライムだと微妙な部分もあります。まずヒルクライムにドラフティングは効果があるんか、って話です。ヒルクライムの、ぼくらみたいに10/hを切るようなのろのろ亀レースの場合、誰かの後ろにくっついても、風よけになるほど風がない。つまりトレイン組んでいる形にはなっているけど、ドラフティングにはなっていないってことが十分にあり得ます。

 

それにトレイン組みたいわけじゃないけど、渋滞する坂道の部分で、人の後ろにつかざるを得んでしょ、って話ですよ。そんな太い道を走るわけじゃないし、その中で走りたいコースも重なる。人の後ろにつかないってこと自体が無理でしょ、と。だから、ある程度のドラフティングというか、勝手にトレイン状態になるのは仕方がない。それはお互い様の部分でもあります。

 

ただし、例えば美鈴湖の手前くらいからの下り基調の場所。ここでは30/hを越えるのは難しくありませんから、ドラフティングで足を温存する、それは効果があります。あるからこそ、マナーが必要なんだろうなあ、と思うわけですね。ベストは、声をかけることです。ドラフティングの効果がありそうな場面で後ろに入る場合は、一声「後ろ付かせてください」のように。

 

これは、マナーとしての効果のほかに、安全面でも意味があります。すぐ後ろに人が付いていることを知らないで走っていると、急減速や急なコース変更をすることがあるかもしれません。上っている途中で突然足をつくかもしれません。上り局面では大きな事故にはならないでしょうが、下り局面だと大きな事故につながりかねません。

 

ぼくは上りでも下りでも、誰かを目印にするときは、真後ろ、直後にはつかないようにしています。バイク1車体分横にスライドするか、前のバイクの後ろに一台分以上のスペースを開けるようにしています。まあ、それはぼくの反射速度が鈍いのを知っているからでもありますがね。渋滞しちゃったりすると、ほんとドキドキしますよ。どんくさいのでね。

 

Img_4625 さてと。美ヶ原のコース、21.6㎞あるんですがね。場所によって斜度が全然違うので、全部を同じようなペースで走れるわけじゃないです。当たり前です。最初の3㎞なんかとんでもなく時間がかかるので、3㎞走った地点での時間を7倍しちゃうと、もう心折れるようなタイムしか出ません。一方、最後の3㎞程度は平坦とダウンヒルが入ります。ここは最高で50/hくらい出てしまう場所でもあります。

 

最後のダウンヒルの途中でぐいんと曲がるカーブのあるところ、調子こくとぶっ飛びます。去年、目の前でぶっ飛んだ方を見ました。この辺りも含めて、コースの詳しい紹介は楓鈴ちゃんのブログを見ていただくと詳しいので、そちらをご覧ください。要するに、真面目に走るならキューシート作れ、ということです。走り切れれば御の字のぼくなんかとしては、そこまではやんないですが、だいたいこの辺りでこの時間、程度のことは押さえてた方が、気持ちがおれないです。

 

今回の試走のタイムは昨年より10分短縮。絶対タイムを言わないのはせめてものプライド。ツール・ド美ヶ原のぼくのベストより15分くらい遅い。試走なんでね。一人で走っているときはどうしてもペースが落ちます。じょーくんに付いていって15分短縮する予定でしたが、激坂で千切られてしまいましたからね。15分の短縮は無理としても、本番ではうまく目標となる選手を見つけて、気持ちが折られないようについていければ、あと10分は短縮できるだろう、と踏んでます。

 

まあ、そんなこんなで、すぐに本番なんですが、さてねえ。天気がよろしくない。雨がパラパラ落ちてくるくらいなら出ますけど、路面に水たまりができている状態なら、出ないですなあ。試走の時の曇り空でさえ寒かったですからね。遊びに行くんだから無理はしない。遊べる状態なら、そりゃまあがんばっちゃいますよ。本気で遊ばないとつまらないからね。

2019年6月24日 (月)

長野県塩尻市にヘルメットを買いに行った話 LASER BULLET2.0

Img_4608
ヒルクライムレースの試走ってなんでやるんだろうねえ。とか思いません? そもそも同じコース走るなら、本番で走るんだからいいじゃん。そうよねえ。ま、言うまでもなく、コースを知るってのは戦略として当然のことですよ。ただ、ぼくら緩クライマー族においては、戦略が立ったからどうするって体力も技もないわけですよ。つまり、まあ試走自体を、イベントとして楽しんじゃおう的なことがあるわけです。でね。

 

去年くらいから、試走に付き合ってくれるお友達がいましてね。Twitterで知り合った楓鈴ちゃんという青年です。初めて一緒に行ったのはハルヒル試走からなんですが、かれが良識のあるいい人柄でねえ。ハルヒルだけじゃつまらないと、近くを回るコースを設定してくれて、一緒に飯を食ったりね。お天気に恵まれたこともあり、楽しいサイクリングになりました。その後も何度か試走にお付き合いいただけました。

 

今回の美ヶ原も楓鈴ちゃんと予定してた日が雨のため中止。あらためてTwitterで同行者を募集しました。実はこれが難しい。だってねえ。Twitter上でお知り合いとはいえ、ほとんどの方とは一度くらい顔を合わせるか、あるいは顔を合わせたことすらないわけですよ。考えてみれば、よく知らない人の車で何時間も移動して、出かけるなんて、気が合わなければ気づまりなことこの上ない。分かってますよぅ。

 

というわけで、その難関を乗り越えて一緒に行きたいって言ってくれた人、じょーくん。飯能にあるCAFÉ KIKIさん主催の有間峠走行会でご一緒したことがある青年。有間峠走行会では、ぼくは前後輪ともパンクさせちゃいましてね。いろんな方に助けていただいたんですが、じょーくんにもランドナーに積んだフロアポンプ持って助けてもらいました。もうじょーくんの笑顔が仏様のように見えましたよ。なんていい人なんだろう。ただその後、奥多摩で会った時に判ったんですけど、仏のように柔和な笑顔で、600㎞とかどっかんどっかん走る人です。でもおじさんに付き合ってくれる人なので、いい人だと思います。

 

さて。じょーくんと行くことにした、ツール・ド・美ヶ原試走。天気予報がぶれまくってます。日ごとに変わるのはもちろんのこと、Yahoo!天気とWeatherNewsとでもずれてます。雨マークもあれば雲マーク、晴マークも。どれを信用していいのか迷うばかり。とはいえ全くの雨予報でもないので、緩く期待して当日を待ちます。この辺り、思想をヒルクライム決戦に向けたステップと捉えている人と、若者とキャッキャウフフするのが楽しいおじちゃんとの違いです。

 

当日はぼくんちの近くのコンビニで待ち合わせ。じょーくんち近くまで迎えに行きますよ、って言ったんですが、なにしろ相手は200㎞程度は散歩という感覚のランドヌール。10㎞、20㎞は誤差のうちらしい。早朝出発は日常らしく、午前6時にはもうコンビニまで来ていました。その時間、家でまったりしていたぼくは、メールを見てパニック。とりあえず準備はしてたので、荷物を入れたバッグをもって飛び出しました。ええ。準備は前日に済ませてあって、後は手回りの品を持つだけだったんです。最終チェックもせずに飛び出しましたよ。

 

コンビニについた時点で、じょーくんを20分ばかり待たせてしまいましたかね。いやいや申し訳ない、さっそく出かけましょう、今日の天気を見るとたぶん10時スタートすると下山中に雨に当たられるかもしれませんねえ、いやいや、と話しながら車を圏央道に乗せます。この時間帯なら、松本に向かうのに関越道経由より中央道経由の方がスムーズかもしれませんねえ。じょーくんとひとしきり2019年春期のアニメの出来などを話しながら、2時間くらい走ります。さて。双葉SAで一休みしましょうかねえ。

 

車停めて。荷物がかちゃかちゃしてたので、ちょっとリアゲートを開けてチェックします。うん、まあだいたいちゃんと収まっている。えっとじょーくんのヘルメット、そこに転がってるよな。うん。ヘルメット。うん、ヘルメット…。あああああああああああああああああああああ!

 

ヘルメット忘れたああああああああああああああああああああああ!

 

リアゲート開けたまま、突っ伏しました。ヘルメットなしで、ヒルクライムをやるという選択肢はありません。命とヒルクライムどっちをとるって問題ですからね。絶対にそれやっちゃダメだ。どっかでレンタル、それもない。ロードバイクのヘルメットレンタルなんかあるわけがない。取りに戻る。え、既に2時間走って、取りに戻って2時間、そこからリスタートできるわけがない。待て。落ち着こう。とりあえずトイレに行こう。えっと。待てよ。じょーくんだけ美ヶ原において走ってもらう。え、それってどうなの。えーっと。えーっと。

 

買うしかない。買うしかないな。松本あたりで安いヘルメットを買うしかない。安いヘルメット。7800円くらい。えーっと中学生がかぶっている通学用のヘルメット的な。ええ? あれをかぶる。売ってたとしてアレをかぶる?その後どうするの、捨てるの? うーん。それならもう少しお金を出して、そこそこ使えるものを買おう。問題は売っている店があるかどうかだけど。とりあえず、こないだCafeKIKI走行会で誰かが使ってたカブトのAEROだったっけ。あれ、そんなに高くなかったと思うし。メジャーだから置いてそうだし。日本サイズで大きいのもありそうだし。よし、あれがあればあれで。で。今9時。この時間から開いている店で在庫がありそうなところ。じょーくんも検索かけてくれます。ぼくも検索します。わからん。検索かけると松本の自転車屋さんがあることはわかるけど、そこでヘルメット売ってるかどうかまではわからん。ええい。とりあえず行くしかない。

 

じょーくんは松本あたりも自転車で走り回ったことがあり、かなり道に詳しい。これから行く先のルート上にある三沢自転車商会って場所を検索してくれました。ここ、もう営業してる。つまり問い合わせもできる。「もしもし」、「はい三沢自転車です」、「ヘルメット欲しいんですけど在庫でカブトのバイザー付いてるやつってあります?」、「はいありますよ」。話が速い。行くぜ三沢自転車。

 

Img_4612
予定していた松本ICの一戸手前、塩尻ICで高速を降ります。そして三沢自転車商会。なんかオシャレやん。なんかちゃんとしたロードバイクショップやん。これなら。これならヘルメットある。うん。とりあえず、なんか買う。いくつも店を回ってる余裕ないから、色も目をつぶる。とりあえず2万円以内くらいであればなんか買う。2万円は仕方ないかあ。お店の中に入って、ご主人に声をかけると、ロフトのような二階にヘルメットがある、と。おお。いろいろあるじゃん。確かにカブトのAEROもある。黒とグレーのコンビ。まあまあだね。うん。他にあるのはLASERが多いか。ちょっと見るかね。

 

おや。これバイザー付いてるじゃん。色。中二病全開的赤と黒の組み合わせ。好きなやつやん。おおぅ。3万円。でもなんかかっこよくないか。ほどほどに良い2万円のカブト、自分がかっこいいと思う3万円のLASER。どうする?ねえ、どうする? とりあえず被ってみるよ。頭にうまく入らないとね。おぅ。うまく収まるじゃん。いいじゃん。

 

というわけで。しょうがないよね。LASER BULLET2.0税込み29800円お買い上げ。ご主人がちょっと説明してくれます。バイザーは使わない時にここLEDのバックライトが付いてまして。おお! このパーツを付ければ電極になってて心拍が取れます。おぅ。心拍用センサーベルト要らないのか。

 

Img_4611
LEDバックライト、バックライトとしては小さいし、明るさももう少し欲しい。それにバッテリーの交換の仕方がとても分かりづらい。マニュアルが英文のみなんですね。しかもバッテリーの記載がない。Twitterでつぶやいたら、まさ8さんというベテランがさっと答えてくれたんで解決しましたけど。

 

心拍用センサーもマニュアルが英文なので、とても理解しづらい。LifeBEAMって機能なんですがHeart rate monitorとか書いてくれりゃわかりやすいのに。LifeBeamってなによ。まずそこでつまづきましたね。どうやらこれ自体、メーカー名みたいです。ヘルメットに組み込まれているわけではなく、ヘッドバンド部を添付の別部品と交換する必要があります。これはもう面倒くさいので使わない可能性大。

 

バイザーの付け外し。走行中に着け外しするのは、ちょっとどうかなー。慣れないと難しいです。バイザー本体、つまりレンズ部を持つことになるので、持ち替えたりしているとあっという間にレンズ部が曇ります。着け外し自体はマグネットが吸着するので簡単なんですが、マグネットの位置を探すのに手間取ります。止まっているときにやるのは簡単なんですが、ヒルクライムの途中にやることではないです。レンズの色は、好みよりだいぶ暗い。普段から暗い色のレンズを使っている人なら問題ないんでしょうが、ぼくは普段ほぼクリアを使っているので、気になります。交換用レンズの販売自体はありますが、元から付いているのと同じものだけのようです。つまりクリアカラーへの変更はできない、ということになりますか。それはちょっと残念。

 

Img_4614 ヘルメット上部にはスライドして開口できる換気口があり、塞いだらエアロ。というわけですね。付属品で完全に蓋することもできます。といってもエアロ効果が問題になるような速度域で走ることもないんで、まあこの辺りは気分で。かっちょいいからってことで。はい。

 

まあね。ロードバイク用ヘルメットってさあ。いろいろ種類がありましてね。雑誌やWEBで見たものの実物を見たいと思っても、なかなかないわけです。でかい頭の人の場合はかぶって見なきゃフィット感もわかんないけど、なかなか試せる場所がない。だから、いいなと思うヘルメットに出会ったら、そりゃ買うのが正義。そうでしょ。それがたまたまツール・ド・美ヶ原試走に向かう途中だったってだけでね。

 

たまたまですよ、たまたま。塩尻はロードバイク用ヘルメットの名産地なんです。

 

2018年5月 6日 (日)

有馬峠ヒルクライム③パンク地獄に現れた菩薩群

大型連休も終わりまして、キャンプ場で隣り合わせたコテージの家族連れからは、もうゴールデンウィークが終わっちゃううううう、という男の子の叫びが聞こえてきた今日この頃です。

 私が愚考しますに、世界に神様がいらっしゃるとしても、人間の及びもつかないところで世界の安寧を実現されようとしているに違いありません。愚民どもの皆様がいくら大型連休が永遠に続くように願っても、平日という名の現実が怒涛のように押し寄せてくるのでありますよ。願っても無駄。などと愚にもつかないことを考えつつ、キャンプ地から帰ってきて、先週のCAFE KIKI走行会の記録を続けるのであります。 

Img_8007

さて。前回、有馬峠ヒルクライムにゴールしたところまでお伝えしました。先行した4名の方と後続を待っていたのですが、なかなか次が見えません。おそらく一番速い人で12㎞を1時間程度、私も1時間10分ほどでゴールしているはずですが、これだけの距離があると、そこそこのタイム差はつきます。もしかしたら1時間近い差が出るかもしれません。じゃあその間をどうするかってことですよ。

 まあ普通に待っていてもいいのですが、基本、休日にわざわざ坂を上るために集まってきているような人種ですから、ただそこで雑談をして待っているというようなことができるはずもありません。私がフィニッシュしてから10分ほどは雑談をして誤魔化していましたが、若者がムズムズするのを誤魔化しきれなくなっております。

 んじゃあ、あれやりますかね。ムスタング。ってことになり若者が先行してムスタングに入りました。ムスタングってのは要するにお迎えです。一定の距離先行したグループがいったん戻って、後続のグループの後ろまで戻り、更に追いつく、という集団のペースを合わせるスタイルです。なぜにムスタングというのかという詳しい説明については、鬼頭莫宏氏の「のりりん」というコミック第6巻をお読みください。

 さて。若者たちのムスタング先行を、若いねえと見ていたおじさんグループですが、数分もすると自分たちも時間を持て余し、しょうがねえなあと、何がしょうがないのか全く分かりませんが、しょうがねえなあといいながら、自分たちも坂を下っていきます。

 後続グループとすれ違い、あと何人と数えるわけですね。どうやら最後尾、また8さん、体調を崩して、脚が動かなくなってしまったようです。また8さんは前日のコース整備をマスターと一緒にやってくれた方です。完全に脚が攣ってしまった、ということで歩いて足を休めて、ちょっと乗る、という感じです。これ、わかるなあ。脚が攣るとどうにもこうにもならないんですよね。無理して乗ると反対側の脚まで攣ったりして、もうこうなると動きようがない。

 明日は我が身。調子の悪い方が一人になってしまうのもマズいので、また8にペースを合わせて、フィニッシュ地点に向かいます。残り100mほどでしたかね。あの先がゴールですねって言った瞬間に、バシュッという音を立てて前輪がみるみる萎んでいきます。嫌な音だなあ。パンクかあ。山でパンクしたのは初めてだなあ、修理キット持ってきてよかったなあ、ゴールしてからパンク修理すればいいや、って考えるしかないですよね。

 フィニッシュ地点には全員揃っています。パンクしたのはどうやら私だけのようです。あのですね。これ、これがこのコース最大の問題点なんですよ。林道ってのは一般の国道、県道ほどには整備が入っていません。木の枝、小石、穴。整備が行き届かないのは仕方ないです。まあだから、どこの林道に入るにしても、最低パンクやチェーン切断に対応できる簡易の工具は必要です。もちろん、それを使う最低のスキルも。

 加えて有馬峠の小石なんですけどね。これ多分、結晶片岩とか、そういうもんでしょう。知らんけど。要するに破片が素晴らしく鋭利な形に剥離してるアレ。これがあちこちに散らばっている。踏んづけた場合、タイヤに穴が開くんじゃなくて、タイヤが切られるんです。いわゆるカットパンクってやつ。針のようなものを刺してできる普通のパンクの場合、穴が小さいため空気が徐々に抜けますが、カットパンクの場合、穴が広いので、一気に抜けます。バシュっと。

 これ、やるとタイヤも切り裂かれるため、チューブの交換だけでは済まなくなることがあります。まいっちゃうよね。しゃあねえ。修理するか。修理と言っても実際にはチューブ交換です。普通の自転車でやる、パッチを当てる修理は、ロードバイクの場合はあまりやりません。高圧の空気を入れるため、パッチだと信頼性が下がるからです。

 ここんとこ、パンクさせたことはほとんどないとはいえ、タイヤ交換やチューブ交換自体は年に何度かやる機会がありますから、そこそこはできます。しょうがねえなあ、と言いながら、衆人環視の中でパンクを修理します。これ結構な圧力ですよ。幸い、タイヤを外すのも嵌めるのも一発でうまく決めることができました。ああよかった。

Img_8011

CO2インフレーターでエアを入れます。あ、この使い方忘れたわ、ってあたふたしてるところに、少しばかりエア漏れを起こしてしまいましたが、ああそうか、いったん緩めるんだって思い出して再注入。うん。うまく行った。よし。っと。おやおや。私のパンク修理待ちで、皆さんを待たせてしまいました。修理が終わったところで、マスターが声をかけて全員で記念写真をとります。こういうのは、みんなで走る楽しさの一つでしょうなあ。

 さて。帰ります。今日はこの後、CAFE KIKIに集合して、食事&交歓会です。お腹すいたよねえ。

 下りもなんとなく集団をばらして、適当に5人ずつぐらいの集団になりつつ下山します。手信号、ブレーキ、追い抜き禁止は集団下山のルールです。また帰りも、CAFE KIKIステーションでの休憩は義務であります。これですね。ロードバイクやんない人は、帰りは下りだから楽でしょう、って言うんですけどね。実は上りより神経を使います。上りはスピード出過ぎて止まらないなんてことはないんですが、下りはブレーキかけ続けないと、あっという間にコントロールできなくなります。曲がれない、止まれない、まして今回のように路面が荒れていると、コントロールはもっと大変です。ブレーキのかけ続けで手の握力がなくなってしまうほどです。

 車や障害物を知らせる手信号や声かけは必須です。とはいえCAFE KIKIステーションでの補給もできましたしね。残り5㎞もないかな、と。今日はパンクしたのは私だけかあ。悪目立ちしちゃうよなあ。一人だけパンクすると。誰かほかにも1人くらいパンクしないかなあ、などと悪いことを考えて下っております。5人くらいで走っていたら、また一段と大きな音で、バシュンって聞こえました。え、何? パンク? 私? 私じゃないよね。私はさっきやったからね。違うよね、誰よ。

 私でした。ええええ。さっきのは前輪。今度は後輪です。まあこれは不幸中の幸い。ってのは同じ前輪だと、さっきの修理が下手くそでパンクすることもあるわけですよ。後輪ってことは全く新しいパンクだよね、ってことです。ああ、しかし。修理かあ。修理。でも交換用のチューブもCO2インフレーターに使うボンベも、もう予備はありません。ここは皆さんにおすがりするしか。

 ああ、いいですよ、使ってください、と差し出された1本のチューブ。今日二度目のチューブ交換です。これ、さっきと同じようにうまくいくかなあ、とタイヤの中にはめ込みますが、このお借りしたチューブ、妙に長い。思いっきり余ります。タイヤからはみ出るんですよ。押し込むんですが、押し込んだところに捻じれができてます。やだなあ。しわが入ってるよ。これ、もしかしたらここの捻じれが原因でパンクするかもなあ。やだなあ。

 一応、パンク修理したことのない方のために言っておきますと、タイヤを自転車のホイールに嵌めるのって、けっこう難しい。かなりの力技でね。タイヤとホイールの組み合わせにもよりますが、手の皮がちぎれるかと思うくらい、固かったりします。それを二度目。二度目ようやく入れましてですね。エアを入れていくんです。おお、入る。つまり最初の段階ではチューブを破って入れたりはしてない、ということになります。CO2ボンベはないので、サポート隊のじょーくんに借りた手押しポンプで空気を入れて。おお。いけるかも。半分ぐらい入れたところで、ぱあああんって。破裂しました。

 ああ、やっぱりあのしわのところだ。割れるかもと思ったんだでもどうにもできなかったんだおれにはもうどうにもならないどうしようもないんだおれなんか

Img_8014

心折れました。チューブ1本無駄にしました。もう一本、ほかのメンバーに貸していただいて、再挑戦、しようかと思ったんですけどね。1日に2回もパンクさせて、しかも2回目の修理は失敗しているので、心が折れてしまって。そこで、傍らで見守っていたじょーくんに素直にお願いすることにしました。やってください、よろしくお願いします。じょーくんは好青年なので、にこやかに、さっさとタイヤを外し(しかも素手で!)、チューブを入れて、タイヤを嵌めなおし(しかも素手で)、手押しポンプでリズミカルに空気を入れていきます(しかも素手で!)。よっしゃ完成。ものの数分で、爽やかなじょーくんが見事に修理を完成させて、よしっと、空気の入ったホイールをポンと叩いた瞬間。ぱあああああああんって派手な音が鳴り響きました。今日4回目のチューブが破裂した音です。

 一緒にいたメンバーの顔が、だんだんと暗くなってきました。これはこのまま何度でもこうなるんじゃないか、という悪夢のような予感が漂いだしたのです。メンバーの持っているチューブの残りも少なくなってきています。私はもう完全に心折れて、このまま担いで下りる、と言いそうになりました。いやそれはやっぱりいやだわ。しかしじょーくんの心は折れなかった。後で聞いたら折れそうだったって言ってましたけど。ほかのメンバーが新しいチューブを差し出します。もはやこのチューブはただのチューブではない。これはCAFE KIKI走行会メンバーの魂のチューブであります。そして、またじょーくんが再度のチャレンジに挑んでくれます。おじちゃんは完全に心折れてましたので。

 そこにCAFE KIKIマスターが車で登場。どうやらあまりにも我々が遅いので、いったん車で戻ってきてくれたようです。じょーくんがほぼ交換を終わらせてくれていたとはいえ、いざとなったら回収車に乗れるというのは、大きな支えになりました。CAFE KIKI走行会、サポートは完璧であります。

 タイヤが徐々に膨らんでいきます。じょーくんの手が止まります。顔を上げます。「ちょっと圧を下げておきましょうか。」 さきほどの悪夢がよみがえったのは、じょーくんだけではありません。当然私も、周りのメンバーもです。こうなったらとにかく降りるだけです。下りることさえできればいい。ああ、そういえば、後輪の修理、カットパンクのためにタイヤに裂けめが見えてたので、裂けめを補修するタイヤブートというものも使っていますが、説明が長くなるので割愛してます。もちろん、タイヤ表裏ともに異物が残ってないかは、私も確かめましたし、メンバー何人もが確かめてくれています。

今回、じょーくんのお名前しか覚えられなかったので、名前を出していませんが、何人ものメンバーが助けてくれました。ありがとうございました。もうね、みなさん菩薩様のように見えました。いやほんとに。

Img_8016

そろりそろりと走り出し、集合場所に向かいます。集合場所に全員揃ったのを確かめて、そこからCAFE KIKIさんに。CAFE KIKIさんではマスターの心づくしの昼食が用意され、メンバー同士の交歓会が開かれたのであります。


一番のお荷物になってしまったおじちゃんとしては、まずもって今日のお詫びとお礼を申し上げましてね。お借りしたチューブをお返しするためにお名前を、と申し上げましたら、あちこちから一斉に、いいですよ、きにしないでとの温かいお言葉。まさに菩薩のようなお心であります。

夕方の営業の始まる3時には、買いもお開きになり、体力の有り余ったメンバーは声を掛け合って、そのあとも坂を上りに行かれたらしいのですが、私はね。とにかくウチまで帰らないとね。またパンクしたんじゃ目も当てられない。

 おうちに帰りまして、直ちに楽天さんにぽちっと。タイヤ2本とチューブ6本。予備も含めてお買い上げ。消耗品ですからしょうがないんですけどねえ。カットされてなきゃまだ使えるタイヤだったから、痛い出費でした。

Img_8019

多少の痛い思いをしましたが、そのことで申し上げられるのはひとつ。人を呪わば穴二つと申しましてなあ。誰かもう一人ぐらいパンクしないかなあなんてことを考えちゃいけませんぜ、ってことです。有馬峠、面白かったです。CAFE KIKI走行会、もし機会があれば、みなさんもご参加になりませんか。CAFE KIKIマスターを始めとする菩薩の皆様にお会いできるかもしれません。

2018年5月 4日 (金)

有馬峠ヒルクライム②

マスターにこの先のルートを確認し、先に進みます。とにかく先行逃げ切りがどこまでできるかわかりませんが、ってかできないだろうと知ってますけどね。悔しいので、少しでも差を広げておきましょう。追い抜かれる時間を少しでも先送りします。ゆるポタ宣言をしたヤングメンは、少なくとも当初は速度を抑えるでしょう。いつまでも我慢できるわけではないでしょうが。

 マスターの言によれば、有馬峠は距離8~9㎞。いったん上り始めたら10%程度の坂が延々と続きますが、激坂というほどのことはない、と。なるほど10%程度であれば、シッティングを中心に、出力を維持していこう。パワー計ないので、あくまでもイメージです。

Img_8002

有馬ダムまでの数百メートルは、少し休んだ脚をいきなり回すのにはちょっと大変な9%程度ですか。まあ回すというよりも、ここは短いのでパワーで上ります。パワー計ないので、あくまでもイメージです。有馬ダム過ぎて名栗湖周遊道路は平坦ですから、ここは速度を上げていきます。が。ゴールデンウィーク中なので、そこそこ人はいます。思いっきり回すというわけにはいきません。

 名栗湖の奥まで行くと、いよいよ上りかな、と思いきや、そこからまた短い区間の平坦が出てきます。このあたり、ちょうど観光バーベキュー場もあり、帰ってくるときには混雑が予想されますな。気を付けましょう。

 観光バーベキュー場を抜けると、いよいよ本格的な上りが始まります。ようやく開通した有馬峠ですが、路面状況はかなり良くなくて、前日にマスターとまさ8さんが掃除をしてくれたということですが、たった二人で全域を完璧に仕上げることなどできるはずもなく、そこここに小石が落ちています。とはいえ、そこそこ走れるのは、お二人の準備があってのことです。この整備をする前に走った人たち、かなりの確率でパンクしていたみたいです。ここに落ちている石は結晶片岩とか言うんですかね、かなり鋭利な破片になっていまして、カットパンク多発地帯のようです。ようです…。ようです…。

 まだこの辺りでは、単独1位を維持してます。おや、これはほんとにみんなゆっくり走るのかな、疑ってごめんよ、なんてことはないです。きっちり後ろから自転車の気配が追いかけてきます。しかし坂は10%を越えて、1112と斜度を上げてきます。ずっと10%って嘘やん。最大で14%まで上昇します。距離はそれほど長くないですが、きっちり脚を削ります。荒い息遣いも聞こえることなく、余裕の声が聞こえます。「きっついっすねえ」

 そういいながら軽々と抜いていくんですよねえ。しゃあねえなあ。おじちゃんもう脚が回んねえよ。なんでこんなことしてるんだろう。こんなんで、美ヶ原にエントリーしようかなんて無理じゃん。やめたほうがいいじゃん。てか、今やめたい。もう別にレースじゃねえからいいじゃん、などと思いつつ。

 前半の途中、まだ舗装工事の途中と思われるところが一か所。固められてはいますが、ダートです。しかもコーナー。帰りの下りが怖いポイント。あちこち、コーナーに砂が浮いてますし、小石もごろごろ。こええなあ。

Img_8013

コース前半、5㎞地点の辺りに、CAFÉ KIKIさんが補給ポイントを用意してくれていました。バナナ、ミネラルウォーター、チョコ駄菓子、クーラーバッグにいれたコーラ。ここで一息入れることになってます。途中追い抜いていった3人が脚を止めて補給しています。ここで止まらずに行けば抜ける、と思いましたけどね。まあこの性能差でいうとそれをしてもすぐ抜き返されますからね。もう諦めた。バイクにつけてきたボトルもほぼ空になってますから、マスターのご厚意に甘えて、ミネラルウォーターをボトルに補給します。

 こういうイベントに出るのは初めてなんですが、普通はここまでやんないらしいですよ。だって、これをするってことは、お金の問題だけじゃなく、手間と時間がかかります。ツアーを商売にしてるならともかく、カフェのマスターがそこまでやるってのは、相当思い入れがないとできないことですよ。

 ああ、ちなみに参加費は3,000円ですが、この中に保険代と、この補給、それに走行会後の食事も含まれています。儲けられる値段ではない、というのは自転車イベントに参加したことのある方ならわかると思います。

 ともかく。補給はしますけど、あんまり休むと脚が動かなくなる。バナナをいただいたらすぐに出ます。この後、キツイのぼりでちょっとバナナがこみ上げてきましたけど、そのあとやっぱりおなかが空いていたので、補給は正解だったということですな。

 ここでだいたい5㎞。マスターの言葉によると、コースは89㎞、そうすると残り34㎞。もう済んだようなもんですよ。追い込めっ。峠に近いところは平坦が少しある、とも言ってられましたな。よし。

 坂が続きます。今8㎞。そろそろ平坦来るか? こねえ。まだ坂だ。9㎞。平坦来るか?こねえ。まだ坂だ。あれ、これコース間違えたかな。いや一本道だし、先行した若者たち、見えないし、先に言ったとしか考えられないし。行くしかない。おや、少し平坦が出てきたか。これがゴール前の平坦か。ってことは、あの先がゴールか。えっと。ええ? 下りが入ったぜ? ずっと上りなんじゃないの?なにここ、コース間違えたかな。いやしかし分岐なかったし、先行した若者たち(略

 行くしかねえ。

Img_8005

結局この平坦と下りを合わせた尾根道がしばらく続き、12㎞程度のところで、ゴールしました。CAFE KIKI有馬峠壮行会、年代別1位です。年代別出場者数1名でしたけど。気持ちは、速く走るって言ったでしょう。うん、だからいいんです。202名、301名、401名に大差を付けられてしまいましたが、まあ面白かったのでよしとしましょう。

スタート地点を正確に把握できてないので、距離も時間もいい加減ですが、今回スタートした有馬ダム入口のトイレがある地点から、グーグルマップの経路案内によると15.2㎞。これをだいたい1時間20分くらいで上ったのだったかな。ほんと計測がいい加減で。役に立たない。

 ただ、途中少しばかりの平坦があったとは言うものの、これだけのレベルの坂がこれだけの長さ続くというのは、この辺りでは貴重です。ハルヒル程度の強度はあるのかな、と思いますけどね。問題が起きなかったわけではないです。次回はそのあたりを中心に。続きます。

 

2018年5月 3日 (木)

飯能CAFE KIKIさんの主催する走行会で、有馬峠に上ってきた

まだAACRのブログができてない…。いや、書くつもりってか途中まで書いてんですがね。転勤後のバタバタが落ち着かなくて、てんでダメです。年を取って、対応力が落ちてるのか。いやまあ落ちているんだけどね。つまりですねえ。感性が錆びちゃってるんじゃないか、と。内なる叫びが、もはや枯渇しているのではないか、と。ああ、いつかもうこうして朽ちていくのね、的な。そんな余生を送っております。

Img_4967

さて。せんだって、飯能市名栗方面のCAFÉ KIKIのマスターが主催した走行会に初参加しましたんで、その話をちょいと。

 CAFÉ KIKIというのは、ロードバイク好きのマスターがやっているカフェでして。2年位前からTwitterで、CAFÉ KIKIに行っただの、フレンチトーストを食っただのってツイートを見ていたんですよ。ほうほう。子ノ権現辺りに行った時の補給所、休憩所として大変居心地がよろしい。ということで、たびたびお邪魔しております。

 で。CAFÉ KIKIのマスター、自転車を楽しむ人がもっと増えてほしい、ロードバイクってものが人生を豊かにする道具として、マナーや安全意識とともにもっと広がってほしいと、いろんな活動をしていらっしゃる。例えば、名栗地域の公共施設に、自費でロードバイク用のスタンドを設置して回ったり、近隣のヒルクライムコースとなっている林道を整備したりとかですな。またTwitterを通して、安全意識やマナーの啓発も進めていらっしゃる。

 そうした活動の一つとして、初心者にロードバイクの楽しさを伝えるために、またロードバイク乗り同士の繋がりを作り、もっと楽しく走る経験を広げる走行会というイベントを実施しているんですよ。場所はお店を中心とした名栗、飯能の林道が中心です。これまでも何度か参加表明したんですが、いつも仕事の予定と重なってしまい、諦めていました。

 が、ね。まあ一人で走るのも楽しいんですが、人と一緒に走るのも悪くない。というか、楽しいかも、と。実は、3人以上で走るのは、イベントやレースを除いては、これが2度目です。しかも1度目は自転車屋さんの走行会で、コースが物足りず途中離脱したので、実際最後までお付き合いしたことはないです。

 今回は、名栗湖の奥から有間峠に向かうヒルクライムコースです。ここは2年ほど前から落石や、落石の処理が終わったと思ったら積雪だとかで、ずっと閉鎖されていたルートだったこともあり、自分では一度も走ったことがないのです。今年もオープンはしたものの、この後すぐに道路の補修工事のために閉鎖になるということだったので、いい機会だから走行会に参加して、走ってみようと。

 今回の集合場所は、有馬ダムの入り口、県道53号から少し入った公衆トイレのある場所です。ここに8時半。うちからだと1時間じゃ無理だな。いや行けなくもないですけど、脚を使い切っちゃいます。アップになる程度に走って1時間10分から20分。逆算すると7時に出ると、余裕のはずです。うん。さらに余裕見て、650分ぐらいに出ましょうかね。一通りの準備はできているので、後は靴を履くだけです。

Img_7996

よしっと。シマノのBOAシステムを使った最高級ロードレース用シューズ、SH-RC900WE。これは靴を履くときにBOAってシステムが、要するにダイヤル式で靴紐代わりのワイヤーを巻き上げて、ぴったりと足に合わせてフィットさせてくれるという、実に優れたシステムで、簡単にセットも解除もできるという素晴らしい最高級シューズ。うん。よし足を入れた。ダイヤルを回して。フィット。フィット?ッフィイットオオオオ?しねえ。

 どうなってる。逆に回したのかな、うっかりさんだからな、ぼかあね。うん、どれどれ、おやワイヤーが見えないぞ。うん、どうしたのかな老眼がさらに進んだのかな。しょうがないなあ老眼鏡をかけましょうねえ。うん?見えないぞ。これはなにか、あの高級素材、愚か者には見えない不思議な糸。それか、うん。などとしばらくぼーっと見ておりまして、おいっ。ワイヤーがないじゃん。切れてんじゃん。靴、履けねえじゃん!どうすんだよこれ、でかけられないぞ。

 あ、そうだ。前にはいてた靴、まだあるはず。あれにしよう。あれもね旧モデルとはいえ、一応かつてのフラッグシップモデル。デザインはナニだけど。まあそれは比較の問題であってだなあ。とにかく要は足りる。よし、これだ。あったぞ。っと。おいっ。クリート、完全に摩耗してるじゃねえかよ。おいどうすんだこれ。

 あ、そうだ。確かクリートの予備、在庫で持っていたはず。それだ。それを使う。この時点で既に午前7時を過ぎております。工具箱からクリートと六角レンチを取り出して、交換にかかります。まあこれはものの10分もかからない。てか必死。ここで遅れたら、その後、現地に行くまでに足を使い切ってしまいます。とにかく710分までに出られれば、遅れることはないはず。よし。行こう。忘れ物はないかな。うん。

シマノの名誉のために言っときますと、切れたと思ったワイヤー、よく見ると下のフックが外れて、ワイヤーを巻き込んだだけでした。焦るといかんですねえ。

 有馬ダム入り口に向かいます。天気がいいので、自転車乗りも多い。すでに対面から下りてくる人々。これらの方は何時ごろヒルクライムってたのでしょう。まあいいや。それどころじゃねえ。急げ。CAFÉ KIKIの前も通過します。と、自分的にはかっとんでいる私の横をすいーっと抜いていくロードバイク。しかもでっかいデイパックをしょってます。あれ、きついんだよなあ。いやねロードバイクの姿勢で、荷物を背負うって相当きついんですよ。あんなんでとても走れたもんじゃねえぞ。と思いますが、現実には追い抜かれました。ふんっと、おじちゃん奮起します。ついてってやれ。こっちのエンジンが貧弱でも、後ろについていけば空気抵抗分、楽に走れます。コバンザメです。弱者の作戦であります。いや、こっちはもういい歳なんだから、それくらいのハンディくれよ、などと前にいる自転車乗りの脳に向けて発信し、許しを得ます。脳の中に許すという返事が聞こえた気がしたので、そのまま着いていきます。ここ、緩やかとはいえ上り基調。1~2%の坂がずっと続く中、30/h程度の速度を維持して、集合地点に向かいます。なんとなく、この自転車乗りの方も同じ参加者の気がしてきました。うむ。ならばきっと許されるはず。

 集合場所には、820分ほどに到着しました。あぶねえ。やっぱり前にいた方も参加者でした。ありがとうございました。おかげで時間に間に合いました。いやまあほら仲間だしぃ。

 集合場所のベンチにはマスターがいます。考えてみると自転車ジャージを着ているマスターにお会いするのは初めてで、マスターと認識するのに数秒かかりました。マスターの対面にはお若い女性も二人。こちらはすっと目をそらします。いいですか。いい年をしたおっちゃんは若い女性に声をかけるだけも、そりゃもうセクハラ案件ですよ。このごろ、とみに自重しております。若い女性に声をかけてもセクハラにならないのは、マスターみたいな志の高いダンディなおじちゃんだけですよ。

 総勢15名の参加者が自己紹介を簡単にした後、マスターがグループ分けに入ります。「速く走りたい人と、ゆっくり行きたい人とに分けます」ってね。手を挙げることになりました。速く行きたい人って言われてあげたのは、私だけです。って、おい。目の前のスリムな20代好青年くん、きみ、明らかに私より速いよね。こん中で私が一番速いってのは絶対ないよね。それおかしいよね。こういうのを、ゆるポタ詐欺と言います。ゆっくりって言って、絶対抜いていかれるよね。まあしょうがない。もうおじちゃんには人生の先があまりないからね。謙遜している余裕もないからね。性能はともかく、速く走りたいって気持ちだけはあるぞ、気持ちだけはね。と。

Img_8001

ゆるポタ詐欺によってグループ分けが崩壊したので、適当に間隔を置いてスタートすることになりました。マスターが先頭を切ります。私は、性能はともかく、速く走りたいグループなので、マスターにすぐついて行きます。

 集合場所から有馬ダム、名栗湖までは10%程度の坂がありますが、名栗湖まで行くと平坦になります。ここで差を付けなきゃ、若い連中に勝てるはずがありません。勝つ気でいたのかという点は突っ込まないでいただきたい。無理と知ってても、男には挑戦しなければならない時があるのですよ。ええ。そういうわけで、続く。

2018年3月11日 (日)

スギ花粉症治るかもね 舌下免疫療法を試す1年目

Img_6940 春ですなあ。ここ数年ですね。このブログは、もう花粉症がひどくて生きてるのが辛いって嘆きで始まる記事が必ず入ってます。そりゃあそうだ。鼻づまりによる呼吸困難、鼻水、くしゃみ、目の痒み、発熱、全身の倦怠感。この苦労から逃れるためならと、マスク着用は当然のこととして、外出後に家に入るときには全身にブラッシングをして花粉を落とし、部屋の中には強力な空気清浄機。当然、治療のために抗アレルギー剤を一年中服用してますが、それでこんだけつらいなら、薬を飲んでなきゃ、アレルギー反応で死んじゃうよぅ、ってくらい。ハードに追い込まれます。よく言われる「目ん玉取り出して洗いたい」はまごうことなき実感であります。

 花粉症、もはや全国民の半分が花粉症で、更に増加中とも言われております。当然、皆さん何とかしたいと、藁にもすがる思い。まあ一番は医者に行けってえことなんですが、世の中の新聞とかテレビとか見ると、花粉症に効く!って情報が溢れてるわけじゃないですか。あれね。信じちゃう。信じたくなっちゃうんだよね、心が弱くなっている時って。辛いもの。

 でね。ヨーグルト食えとか甜茶飲めとかね。青魚食えとか芋食えとか。いやあ、そのね単品ダイエットじゃないんだから、そんなもんばかり食ってられない。てかね。そもそも効く!ってほどの薬効があるんなら、それ薬品化されとるわ、ってことなんですよ。絶対儲かるそんな薬効のある成分、製薬会社がほっとくわけなかろうもん、ってことなんですよ。

 ダイエットもそうなんですけどね。体調を整えるって意味で、あるいは体質改善って意味で、効果はあるんだと思いますけど。そんなん今調子悪いのをどうこうするって話じゃないでしょう。つうか少なくとも私は効かなかった。

Img_6932

で。花粉症が発症してから20年。たぶん。それくらい。耳鼻科の先生にお世話になってます。基本は抗アレルギー剤のアレジオンとゼスランの投薬、医師による痰の吸引、ネブライザー。そんなもんです。これだって通院した日と翌日くらいは軽減しますが、続くもんじゃありません。これに加えて、鼻づまりを改善するステロイドの鼻炎スプレー。とにかくアレルゲンを体内に入れないことだって、マスク。これが一番ですわね。ってことでした。

 しかしねえ。自転車乗り にはマスクは厳しい。暑いし息苦しいし。息苦しいのはトレーニングと思えば我慢できなくもないですが、暑いのはダメ。マスクが汗と呼気でびしょびしょに濡れて気持ち悪いことおびただしい。マスクが耳を圧迫して気持ち悪いってのもありますしね。

 そこでです。そこで、スギ花粉症自体を抜本的に解決したい。そんな手があるんですよ、実は。それが舌下免疫療法、とか舌下減感作療法とか呼ばれてる治療法です。

 でね。結論から言うと、これが効く。ヨーグルトとかのはったりじゃなく、ちゃんと効く。

Img_6939_2

まあ舌下免疫療法ってワードで検索をかければ、詳しい医療情報はたくさん溢れてますんで、正確なところはそっちをご覧下さい。難しい言葉を読むのが面倒だって方のために概略をおはなししますね。

 まず、花粉症の仕組み。これはもう皆さんご存じ。スギ花粉のような原因物質が身体に入ってきたときに、花粉を異物と判断してしまうと、身体が異物を必死に排除しようとしてしまうんです。で。鼻水、くしゃみ、涙、発熱等。とにかく花粉を追い出そうとしてるらしい。まあ病原菌ならそれでいいんですけどね。花粉ぐらい受け入れてもいいぜって思ってるのに、身体は反応しちゃう。

 そこで、まあ花粉くらい入ってもどうってことないんだから、症状だけ抑えちゃおうぜってのが、アレジオンとかゼスランとか。症状を抑える薬です。しかし、反応自体を根本的になくしてるわけではないんで、薬が切れると元の木阿弥。ふむ。

 民間療法や食事療法は、花粉に反応しちゃう体質自体を変えようとしているんですが、まあこれは当たるも八卦当たらぬも八卦に近い期待であります。

 じゃあ舌下免疫療法って何かってと、スギ花粉を飲んで、花粉に身体を慣らしてしまい、身体が異物として捉えないようにしちゃえ、ってことらしいです。ただし、ただしです。ここすごく大事。じゃあスギの枝から花粉を取ってきて飲めばいいんじゃないか。それはダメ。下手したら死んじゃう。アナフィラキシーって強烈な、心臓も止めちゃうようなアレルギー症状が出ちゃうことがあります。だって、アレルギーの元なんだもの。そんなもん直接大量に入れたら、ダメに決まってるじゃん。

 じゃあなんで舌下免疫療法は大丈夫なのよ、ってことですね。うん、だから実用化に時間がかかった。舌下免疫療法で使うスギ花粉は、シダトレンって名前の薬品に加工されてます。どう加工されてるのかは企業秘密でわかりませんが、アレルギー物質の量が厳密にコントロールされています。しかも、それを医師の監視下で、身体に異常がないかを見ながら投与して、少しずつ馴らしていく。だから、治療なんです。

 最初の2週間は、ごく微量から初めて、徐々に身体を慣らしていきます。第1回目の摂取の時は耳鼻科で、アナフィラキシーを起こさないか観察されます。ても、ずっとお医者さんが見てるわけじゃありません。シダトレン摂取後、別室で待機するだけです。

Img_5087

シダトレンは、最初はプッシュ型のスプレーで、舌の下、裏側ですな、ここにワンプッシュ。とろりと甘い味がします。舌の下に入れた状態で2分間キープして、飲み込みます。その後5分間は、名にも食べちゃいけませんが、どっちにしてもあっという間です。それが2日目にはツープッシュ、そして3日目には、と増えていって、2週目に入ると、もう少し濃度の高いスプレーをワンプッシュ、ツープッシュ、と増やしていきます。2週間後に、ドクターが異常のないことを確かめて、1回毎に使い切りのパッケージになります。

 で。私が治療を始めたのが11月の下旬でしたかね。そこから花粉シーズンの現在に至る。でね。例年だと、わりかし早い時期に、目が痒かったり鼻水が出たりして、周りの人に「ねえねえ、ひょっとして花粉飛んでない?」って聞いて回るんですが、「うん、飛んでる飛んでる。」って言われて同病相憐れむ的に安心する。安心しても別に症状が軽くなるわけではありませんけど。

 その時期から1週間ほどすると、アレルギー症状全開となり、目は痒いわ、くしゃみは際限ないわ、ティッシュボックス持ち歩くくらいの鼻水は出るわ、頭は痛いわ。もうこの状態が1ヶ月以上続くなんて信じられないっっ。ってことになってます。ここ10年くらいは、やっぱりマスクをすると圧倒的に楽になることを覚えたので、マスクをしてますが、問題は自転車に乗るとき。いろいろ自転車用のマスクは買いましたが、暑いときは無理なんですよ。気持ち悪い。

Img_7064

そこでマスクを外して走るんですが、走ってる間は、花粉症の症状は出ません。ヒスタミンによるアレルギー反応って、アドレナリンが出てると止められちゃいます。止めるってか、ヒスタミンによる反応をマイナスとすればアドレナリンはプラスの作用が有り、相殺されるってことらしいです。だから走ってる間は平気。でもヒルクライムだと杉山の中を走るので、大量のスギ花粉を体内に摂取してしまいます。当然、走り終えたらアドレナリンの放出は止まり、体内には大量のスギ花粉が残る。で、一気に反動が来るというか、アレルギー症状が爆発します。私の場合、顔がぱんぱんに腫れ上がるほどの炎症が起きます。熱も出ます。まあ、しゃあないって割り切って、山の中に入るんですけどね。

 ところが。こっからが本題。ところがですよ。今年。花粉シーズンが始まりました。そういや、なんとなく鼻づまりの感じがするなあ、ってしばらく思ってました。ときどき目をこすりたくなることもあります。痒みって認識するほどの違和感ではないです。舌下免疫療法の注意点に、「花粉のシーズンになったら、これまで通りマスクを使用して下さい」ってあったので、マスクをするようにはしています。でもね。そもそもマスクをしなきゃいけないような不快感、切迫感を感じないので、つい忘れてしまいます。

Img_6938

更に、花粉だらけの奥武蔵グリーンラインに、ヒルクライムったわけです。ここで、あの「顔ぱんぱん」が出なきゃ、これは本格的にシダトレンによる舌下免疫療法が効いてるってことだぞ、と。いわばテスト、いわば人身御供的な。人体実験的な。チャレンジをしました。

 でね。もう予想は付いてると思いますが、見事に症状が出ない。走り終えた後、いつもなら数十分後には目も鼻も大変なことになり、顔がぱんぱんになるのに、一切そういう感覚がない。まあ、風呂に入ってる間に大きなくしゃみが2回くらい出て、その後、鼻水垂れてきたので、1回鼻をかみました。そんだけです。これってもしかしたら、効いてるのかも。

 その後もですね。世間的には天気予報で「今日の花粉:非常に多い」なんて日がちょくちょくありますが、軽く鼻が乾いてる感じはするものの、たまにくしゃみが出るものの、たまに目が痒いかなって思ったりはするものの、基本的にはてんで平気。これ、すごくなくないですかー。すごいですー。20年くらいは悩んできた花粉症、ひょっとしたら治るのかもって感じがしてきました。

 ちなみにあちこち検索かけると出ているように、効き方には個人差があるようです。1年目から明らかに効果があるって人も多いようですが、2割くらいは3年続けても効果が出ない場合もあるらしい。更に、3年続けて、一応治ったってことになっても、何年かしたらまた身体がスギ花粉のことを忘れてしまうので、再度治療を始めなきゃならん、みたいなことも言われました。それに治療費は毎月3000円くらいかかる。

 でもね。仮にそうだとしても、デメリットはお金くらい。3000円って市販薬のアレジオン飲んでたら、同じくらいかかります。しかも、アレジオン飲んでても、ここまで楽にはならない。あ、まあ一年中ずっと忘れずに飲まなきゃいけないってのもデメリットっちゃデメリット。でもね。こんだけ楽になるかもしれない可能性があるなら、チャレンジした方がいい、と思います。

 あ、今から耳鼻科に行ってもダメですよ。微妙でも花粉が飛んでる12月後半から6月ごろまで、新規の治療は始められません。次に始められるのは、花粉が収まる6月以降ですかね。いかがですか。来シーズン、おひとつ。

 

2017年10月 6日 (金)

まえばし赤城山ヒルクライム大会2017は楽しかったなあ

20170924_045901_p1020195 当日です。スタート会場はホテルから4km。車で15分ほどのところにあります。ちょっと遠いですけど、会場まで走ることがアップになるので、ちょうどいい、というのはハルヒルの時に学びました。ただハルヒルと違って、この時期の午前4時半は真っ暗です。ホテルでおにぎりを2個と補給ゼリーを食って、用も足して、前後のライトを付けて出発します。

 ちなみに奥さまは、ホテルの食事が6時からなので、それを食べてからタクシーで現地入りします。コンフォートホテル前橋の朝ご飯、ビジネスホテルとしてはけっこうちゃんとしていて野菜もたくさんあり、美味しかったそうです。タクシーも順調で、会場のすぐそばまで入ることができたそうです。楽々だったので、奥さまのご機嫌も上々です。

 私の方は真っ暗い中走っていると、ハルヒルより会場が近いためでしょうが、少し走ると出場者があちこちから現れて合流します。ライトを付けてない人もいますが、ありゃあ危ない。軽量化より安全をとってくださいよ、と思います。

20170924_050546_p1020196 会場には5時ちょっと過ぎに付きます。まだ暗いなか、スタッフが準備をしています。下山用荷物を持っていくサービスは5時スタートです。工事用の照明が煌々と点いて、ちゃんとお金をかけてるなあ、と感心します。それに比べて富士ヒルは(略 まあ富士ヒルは出てないんですけど。乗鞍にしろ富士ヒルにしろ、環境だけで人が集まるところは勘違いしちゃうのですなあ。とか思うです。個人の感想です。

 荷物を預けたら、所定の位置に並びましょう。と言っても、まだ誰も並んでいない。案内図はあるんですけど、広くて入り組んでいて、わかりづらい。迷っていると、案内スタッフが来て、たぶんボランティアの女子高生がプラカードを持って立っていてくれます。このスタッフの数が本当に心強い。近くには仮設のトイレが並んでいます。男性用の大きいのが5個、小用が5個。女性用が、えーっと数は数えなかったけど5個以上はあったでしょう。まだガラガラです。まあ選手自体がいませんからね。5時だと。

 6時くらいになると、相当に並び始めます。7時頃には100人くらいは並んでいたんじゃないんでしょうか。女性用はガラガラなんですけど、男性用がね。厳しい。圧倒的に弾性が多いスポーツですから、これはもう少し男性用を増やして欲しいところです。ホテルで済ませてきたはずの私もなんだかおしりがむずむずしてきましたが、この行列では諦めるほかない。と思っていたら、奥さまから電話があり、少し離れた公園付近にチャリダーのスタッフがいて、その公園のトイレが穴場でほとんど並んでないよ、と。ほうほう、ならば行こう、念のために。

20170924_070648_p1020421 NHKのチャリダーチームもいましたが、レース前はご遠慮しました。みんな仕事中だからね。トイレは、5人くらい。ただ一基なので、それなりに時間がかかります。まあでも、まだ時間があるしさ。と思っていたら、後ろに並んでた若い男の子が、一番最初スタートのチャンピオンクラスだそうで。「ああ間に合わない」って悲痛な声を上げてたので、順番を譲りました。こっちはまだ先ですからね。もひとつ問題が。紙が切れたんですよ。3人くらい前に。みんなでティッシュを融通し合ってたんですけどね。そうしてるウチにスタッフがロールを5個くらい持ってきてくれました。これもね。すごいと思いました。こんだけの大きいイベント中に、トイレットペーパーのロールをチェック、補給することまで事前に組み込んでいる。よほどの気配りがないとできないことです。おかげで、レース前最後の軽量化も無事終了しました。

 で。735分のスタート。直前で、やっぱりブレーキが片効きになっていて一瞬慌てましたが、少しブレーキを解放気味にして余裕を持たせることにしました。ガーミンの速度表示も一応ちゃんとしてるっぽい。心拍もとれてます。ただ走り出してわかったんですが、距離表示が出ねえ。速度もケイデンスも表示されてるのになぜ距離表示が出ねえのか。考えてもしょうがないので、気にしないことにします。路側にある赤城山HC用の距離表示を見る。そういうことにしました。

 さて。レースですが。ハルヒルと同じ、申告タイム順でのスタート。今回私は初参加でタイムが読めなかったこともあって、かなり後からのスタートです。でも、このタイム順ってのはけっこう好きです。単純な年代別だと、走力に差がありすぎてしまって、スタート後の混雑がひどい。タイム順だと緩やかに集団がほぐれて再形成されるので、安全面でもよく考えられたシステムだと思います。心配りのハルヒルでも同じようにしてるってのが、いろんなことを考えて運営してるってことの証明のような気さえしますな。

 というわけで、同じようなタイムの人たちでゆるゆるスタート。が。集団の先頭にいるまま、後ろから抜いてくる人がいません。これはちょっと自分のペースの方が速いのかな、と考えつつ、同じように横を走ってる、おそらくは60代の方。この人が安定して速い。よし。と。この人に付いていこう。なにしろ私より年上っぽい。この方をわが目標としようぞ、と。まあ要するにコバンザメ的に付いていくんです。小さな声で、後ろ入りまーすと呟くように声をかけて、後ろに入ります。声をかけないのは失礼ですよな。けど人見知りなんで、声小さめです。

 ところがね。この方が速い。最初の方は45%と斜度緩めとはいえ、25km/hくらいで、重いギアを踏んで、どんどん行きます。こっちは風をよけて楽してるはずなのに、付いてくのがやっとです。5kmも走ったか走らないかで脱落。情けないですが実力です。その後は微妙な速度差の方をマークして、少しくっついていっては千切れる、ということを繰り返します。

20170924_083858_p1020206 まあしかし。街道沿いの応援の方が多い。ハルヒルもそうでしたけど、通り沿いのお店の方やら、近くの親子、太鼓を打つ方、がんばれーって声をかけてくれます。こっちは生活道路を占拠して遊ばせてもらってるのに、応援までしてくれてねえ。本当にありがたい。

 10km地点を越えた辺りでタイムは40分を少し上回る。おや、このペースで行くと、後半がキツくなるとしても1時間半を切れるかも、という希望が湧いてきます。でも乗鞍の時はここから更に1時間15分かかっちゃったんですよね。逆を言うと。今回の赤城山HCで、そこまでタレなければ、前回の乗鞍2時間って記録は、マシントラブルと言ってもいいんじゃないか、ということですな。よし。と。負けないぞ、と。回していきます。

20170924_083726_p1020204 ハルヒルと似てるのは、抜いても抜いても、前に大集団がいることです。逆に、その集団を抜く、というモチベーションが維持しやすい。やはり私は後方スタートが合っているようです。来年のハルヒルも遅めタイム申告で行きましょう。などと考えながら。心拍数は最大で183程度、最低で172程度、いい感じで追い込んでいる気がします。だんだん坂が急になってきますが、と言っても10%程度です。

 ゴール前1kmの表示が出た辺りで、左脚ふくらはぎが攣り始めました。ふくらはぎに目をやると、痙攣するするえくぼが見えます。こりゃだめだ。踏み込めん。このタイムだと1時間30分を切るか切らないか微妙なんだが。とは言っても、完全に攣ってしまったら走れなくなります。少しペースを落としても完走しなきゃ、です。痛みの少ない右脚に負荷をかけて走りきることにします。

 ゴール前200m。恐る恐るスタンディングに入ります。そして踏み下ろす。大丈夫そうです。痛いけど、もう少しはもちそうです。回せ。と最後の上りを踏み込んでいきます。手元タイムで92分を少し切るあたり、まあこんなところか。正確なタイムは下山してからですね。

 さて。下山するためにはゴールを通り過ぎて、4kmくらい先の大沼まで行かねばなりませんが、この辺りはお気楽なサイクリングで、天気が良いのでとても気持ちいい。ただ油断すると下山ラッシュに巻き込まれて、1時間くらい待機になったりしますからね。

20170924_092746_p1020213 Img_3987 ところがね。赤城山HCのすごいところは、下山荷物の受け取り、下山待機誘導がこれでもかってくらいスムーズなことなんです。待機列に並んでいる間にも、スタッフが紙コップに入れた味噌汁を配り、飲み終えたタイミングでゴミ回収スタッフが回る。そうしている間にも、先行グループが下山をどんどん進めている。待つ、というほどの待機がないんです。恐ろしいほどのスタッフ投入、手順の効率化です。乗鞍運営に爪の垢を(略

 下山中にもたくさんの地元の方が手を振ってくれます。いつものように、スタッフ全員にお礼を言う。タイムがどうであれ、これができれば自分のヒルクライムは勝ちだ、と決めているので、ここはがんばります。95点くらいはもらえると思います。みんな生活道路借りてるんだから、ぜひお礼言って帰ろうよぅ。

20170924_095126_p1020218 下山もとにかく誘導が丁寧で、事故を起こすようなバカ走りをする隙がほとんどありません。ほらよくいる下山で高速ダウンヒルやっちゃうお調子者。これは、集団の中にパトロールと書いたジャンパーを着た選手が混じっていて、この人たちを抜くことが、心理的にできないからですね。ちなみに、このジャンパーは待機場所でボランティアを名乗り出た選手に配られてました。

 さて。会場に戻り、タイムを見ます。うん、手元時計とちょっと差があるけど、誤差の範囲です。これなら、極端に衰えたとまでは言わなくても良さそうな気がします。うむ、これなら、もう少しはヒルクライムを走っていられそうです。ああ、スタート会場に戻ると、たくさん出店があってね。ここもお祭りになってるんです。つまり終わったから勝手に帰ろう、ではなくて。しばらく残って楽しみたい、って感じ。おもてなし券を使ってカレーを食いましたが、これもねえ。ちゃんと美味いんだ。

20170924_114707_p1020222 来年の乗鞍、出るかどうかは迷ってます。遠いし、宿が取れないし、なにより運営が疎かなんだもの。赤城山とハルヒルは出ます。楽しかったから。運営や地元の人が親切だから。それに一緒に行く奥さんが、楽しかったと言ってくれましたしね。乗鞍がいいのがロケーションだけなら、別にレースに出る必要はないですもんね。などと思ってますよ。

 ああ、ふくらはぎの痛みがとれるまで、その後まる1週間かかりました。やっぱり歳です。

2017年9月29日 (金)

まえばし赤城山ヒルクライム大会は運営の志が見えるイベントであった

ということかな。えっとですね。まえばし赤城山ヒルクライム大会、長いので赤城山HCと略しますが。いいイベントでした。何故にいいイベントか。同行してくれてる奥さまが、大変楽しかった、と言ったからです。ではその辺りの話を。走る話は次回に。

 赤城山HCの会場は三つに分かれてます。これは正直わかりにくかった。なぜ3カ所にわけるのか、と。行けばそれなりに納得します。まず大会の前日受付をしなければなりません。ここは前橋駅から少し離れた中央イベント広場、というアーケード街の中程にある小さな公園のようなところです。近くには有料駐車場もありますが、何百台も入るようなスケールではありません。ですから、事前の案内には「駐車場はありません」と書いてあります。まずはここを目指します。

20170923_090801_p1020354 我々(私と奥さま)がついたのは午前8時30分頃。前橋市はうちから比較的近いのです。高速通って1時間半ほど。日帰りできる距離感です。駐車場がないとは聞いてましたが、街中だからコインパーキングくらいはあるだろう、と探りに行きます。ナビの案内で着いた現地には、そこそこの台数が止められる駐車場があります。しかもすかすか。余裕ですな。全然平気じゃん。と思いますが、受け付け開始が10時からなので、ある意味当たり前です。逆に。開始までの居場所はありません。アーケード街の中なんですが、典型的なシャッター街で、しかも朝。カフェのかけらもありません。5分以上歩いたところに、ジョイフルってファミレスがあったので、そこで時間を潰します。

 10時前に受付会場に戻ると、はい。近隣は大渋滞。全然動かなくなってます。車の待機列ができてるんですが、これは動きません。ウチもそうなんですが、受付をした後、近くで開催されるクリテリウムの開始を待つ人が多いからです。しかもですね。この辺り駐車料金が安いんですよ。24時間停めて600円。慌てて車を出す必要がないんですね。早めに入れない人は、受付会場近くの駐車場は諦めた方がいいですな。

_000_35 受付をして、ゼッケンやら記念品やらを受け取ります。記念品はホイールカバーですか。ホイールカバーねえ。どうなんですか。これは嬉しいんでしょうか。ヒルクライムをやる方は、高めのホイールをいくつか買ったことがあるでしょうし、そうなるとホイールカバーは付いてくる。うーん。私は、必要ない派です。Tシャツも困るんですけどね。蛍光カラーのロゴTシャツなんか、着る機会もないですしねえ。乗鞍のようなタオルも、毎年同じようなのが溜まるってのもありますし。いっそピンバッジみたいな、コレクションができるものの方が嬉しい気がします。個人的にはね。


20170923_090259_p1020353_2 で。受付会場には用品関係の出店がいくつもあります。街中にテント立ててジャージとか売ってると、まるでバザー会場のような雰囲気ですが、がやがやした雰囲気は悪くないです。ここには食べ物は一切ないです。食べ物があるのは、ここから10分ほど歩いたところの前橋公園にある出店会場。

 出店会場には屋台的な食べ物のお店、地元のJAやレストランが出店するお弁当屋さん、お菓子屋さんなどの食べ物のお店が並んでます。どこにでもある屋台みたいなのは、まあなんつうか味もそこそこ、お値段高めだったりしますが、地元の方が出してるお店は、値段も良心的だし、美味しいものが多い。ハルヒルもこんな感じですよね。地元の人が支える祭り、的な。なんか楽しくなります。

 それに比べると、このところのマウンテンサイクリングin乗鞍。そもそも食べ物屋さんがひどく少ない。食べ物屋さんだけでなく、用品関係の出店もどんどん少なくなってる気がします。9000円の運営費はどこに使われているんでしょうか。赤城山HCの参加費8,000円のうち、1,000円は、会場と前橋市で使えるおもてなし券という金券でキャッシュバックされますから、実質7,000円。金券1,000円は地元に必ず入ります。

 乗鞍の出店が少ないのは、結局儲からないんでしょう。つまり選手や家族がお金を使わない。それはなぜか、ってことです。楽しくないもの。楽しくなる仕掛けをしてないもの。乗鞍はコースのすばらしさに胡座をかいて、工夫をしていないです。出店もそうですし、トイレもそうです。仮設トイレも設置してない。あるのかな、でもあるのかどうかわかんない設置のしかたですよね。2個しかないトイレに大行列。9,000円も取っておいて。仮設のトイレすら設置しない。またあとで乗鞍運営の悪口言いますけどね。とりあえず赤城山HCの話です。

20170923_103704_p1020357 20170923_103700_p1020356 前橋公園の出店会場には巨大なプラズマモニターが、クレーンで設置されてます。ここでクリテリウムの実況も見ることができるんですね。まあクリテリウムは、公園のすぐ横で開催されてますから、現場を見た方が楽しいですが、お弁当を食べながらそういうものを見てると、気分が上がります。9,000円も運営費を取る乗鞍は、そういうものも一切ないですけどね。あ、乗鞍ガールとかのお姉ちゃんは来てますけどさ。

20170923_120029_p1020371 20170923_115932_p1020370 付き添いに来てくれる家族がいる人には、絶対にこういうお祭り空間が必要ですよ。ここで食べたステーキ串が美味しかったなあ。普通、ステーキ串って言うと、高速のSAにあるようなガチガチのありきたりを想像するでしょ。ここでは地元のステーキ屋さんが出店してましたので、肉質がとてもよかった。それは美味しゅうございましたよ。


20170923_105415_p1020363 あ、忘れちゃいけない。前橋東照宮さんが巫女さん二人で出店してまして。店じゃないんでしょうけど。またこの巫女さんお二人がとてもかわいい。明らかに狙って採用してるよね的な。まあそれはいいとして。自転車お守りをいただきました。ということで、受付会場と出店会場で、会場が2つ。もう1つは明日行く予定のスタート会場ですが、この日は一切スタート会場に行く必要はありません。

 さて。なんだっけ。あ、クリテリウムね。実は私、自転車歴はそこそこあるんですが、人のレースを見に行くことがない。今回が初めてです。そもそも公道を止めてレースを開催するってのは相当にハードルが高い。ですよね。ヒルクライムレースだって、だから早朝からお昼までで終わりにしますしね。それがこんな街中で、レースをする。これはねえ。よほど地元の理解、行政の意識がないとできないことです。公道を封鎖するスタッフの数、会場運営のスタッフの数、これはもう桁外れです。圧倒的なスタッフの数で、安全と快適を維持してます。それに比べて会費を9,000円もとる乗鞍(以下略。

20170923_143021_p1020403 クリテリウムは一般参加のチャレンジ、チャンピオンの二つのコースと、実業団E1P1の2クラスがあります。よく知らんけど。当然あとの人の方が速い。チャレンジ、チャンピオンは申し込みがうまくいけば誰でも出られる。まあレース経験者って条件は付きますけど。何百人だか何千人だかの観客の前を、街中の公道レースで走ることができる。これ、すごいなあ。もちろん私は申し込みませんよ。逆に、晒しもんですからね。いくらチャレンジといえども、速さもいろいろで、それなりのプロトンもできれば、脱落も見えますから、相当にハートが強くないと。でも、出たら面白いだろうなあ。絶対出ませんけど。

 で。実業団ともなると、更に速い。クリテリウムだから、周回コースを短いインターバルで何回も通る。さっき飛び出してた選手が、折り返してきた時点で集団に吸収されている、なんてのを見ながら、声を出して応援する。もちろん名前もチームもわかんねえんですけど、ジャージの色とかですね。そういうのを見ながら応援する。ずっと見てても飽きないですよ。もうお祭りです。

20170923_163115_p1020414 ということで。今回のお宿、コンフォートホテル前橋にチェックインして。荷物を確認します。コンフォートホテル前橋は全館禁煙なので、たばこ臭くないのはありがたい。部屋はまあ標準的なビジネスホテルで、バスルームも狭いですが、ホテルから歩いて数分のところにスーパー銭湯があるので、入浴はこちらで。ちなみに前橋駅前は本当に閑散としてまして。実は荷物整理をしてたら、パンツと靴下を忘れたのを発見しました。駅前に行けばパンツくらいあるよね、と思いましたが。ない。駅ビルがそもそもない。あったんですけど、廃墟と化してます。ビルに入ってるのは居酒屋やレストランが数店舗。ほぼがらんどうです。ユニクロすらない。これまた典型的な地方都市。駅前の空洞化ですなあ。しょうがない。コンビニでパンツを調達し。ジャイアントストアでソックスをゲットしました。

20170923_160613_p1020412 ん。ジャイアントストアなら駅前にありますよねえ。コンビニがあるんですから。ねえ。え? ジャイアントストア? はい、そうなんですねえ。なぜか前橋駅近には、駅ビルはないけどジャイアントストアがあるんです。すげえ異質な空間。でも、ありがたい。助かりました。しかし営業成り立つのか、という心配はありますけどね。

 夜ご飯です。近くにそこそこ、小さな居酒屋さんがあります。こういうイベントでは地元にお金を落とすのはマナーだと思っておりますので、やむをえず御酒をいただくことにしましたあ。やむを得ないです。地域活性化のイベントなので。地域貢献なので。やむを得ないです。

_001_9 ホテルの前の17代鶴吉。小さな焼き鳥屋さんですが、メニューがかなり個性的。それにお酒が妙に安い。ハイボールに至っては100円ですよ。時間限定とかではなく。そこそこうまいハイボールです。そして食い物も安い。超美味い、ではないけど、このバリエーションでこの値段は、そうそうない。鳥貴族的な値段設定を個人店でやってる感じです。

 インド人の唐揚げ、というものがありましてな。要するにカレー味。ではない。カレー味の唐揚げは、カレーあじの唐揚げとして別にあります。インド人の唐揚げは、スパイシーな唐揚げです。辛い、というのとは違います。スパイシー。これ580円くらいで、このお店としては高い方です。が、うんまいので許す。というかありがたい。

_000_36_2 本当ならもっと飲んだくれていたいところですが、ヒルクライムに来たので、3杯で止めましょう。と。こんな調子で、奥さまにとってもそれなりに楽しめるイベントになっているのですが。さてレース本番はどうなんでしょうね。続く。

 

2017年9月22日 (金)

貧脚なんて言わないで

と思ってるんです。まあ表彰台を狙う人からすれば、私なんかが言うのは笑止、となるかもしれませんけどね。それでも敢えてそう言おう。

 そもそも人の持って生まれたモノが違うわけじゃないですか。更に与えられた環境。練習にかけられる時間とかも含めてね。自分で選択できる場合もありますよな。でもできない場合もある。家族の介護とか、子供の教育費を稼ぐとか。もちろん持って生まれた身体のつくりとか。年齢とか。

 ちゃんとした大人は、だから他人の結果をあれこれ言わない。その人の苦労はその人にしかわからんのですもん。

 ただね、日本人の特性なのかな。卑下しちゃう人、少なくないです。謙遜なのかもしれないけど。それが「貧脚」って言葉ですよ。あれ、きらい。もちろん他人をさして貧脚だ、なんて言う人はそうそういない。だいたいが、自分のことを指してそう言うんですがね。だから。自分のことを好きなように呼んだって良いじゃねえか、ってのは理がありそうですが。でも、自分を貧脚と言う場合、独り言じゃあない。誰か聞いてる他人に向かって、ぼかあ貧脚なんで、と言うわけですよ。つまり他人に向かって言ってるんです。そりゃ聞いた方としての思いも言わせてもらいますがな、ってことで。

 でね。例えばマウンテンサイクリングn乗鞍。アマチュアなら90分ならそこそこ速い、って言われます。ました。最近は全体のレベルが上がってますけどね。トップ選手は60分を切ります。ところが例えば、例えばです。年代別の20代とか30代の選手で、50分台の選手が一番高い表彰台に上がれなかったことをもって、貧脚のぼく、とか言うことがあるんです。これ、違う。というか、90分とか120分とかで、あるいは60分台でそれぞれ力を尽くした人たちに向かって、どういう意味を持つか、ってことです。50分台のぼくですら貧脚なんだぜえ?ってことと同義。

 いやね。もちろん判ってます。50分台自称貧脚の彼が、誰かをくさしているのではなく、自分はもっとがんばれたはず、自分はもっと高みを目指したい、という思いで言っているのは。でもね。一人でそう思うだけならいいけど、SNSだのブログだのに載せるってことは、読む人がいるわけじゃないですか。

20170827_103017_p1020193_4 いろんな人が、いろんな思いで、がんばった。その誰も「貧」しくなんかない、と思うんですよ。50分台だったり90分台だったり120分台だったり、あるいはDNFかもしれない。でも貧しくはない。自分を貧脚という人は、結果的に自分よりタイムの良くない人たちを貶めることになるんだ、ということを意識した方が良い、と思うんですね。結果的に、です。自分の思いとは別に、結果的に。

 まあ私見です。それでも言いたい人は言えば良いし、私にできるのは、それ決して聞いてて気分の良い言葉じゃないです、って伝えることだけですしな。

 でだ。まあ、まえばし赤城山ヒルクライム。タイムには関わらず、やれることをやってきますよ、と。そういうことです。

より以前の記事一覧