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カテゴリー「自転車」の147件の記事

2017年9月22日 (金)

貧脚なんて言わないで

と思ってるんです。まあ表彰台を狙う人からすれば、私なんかが言うのは笑止、となるかもしれませんけどね。それでも敢えてそう言おう。

 そもそも人の持って生まれたモノが違うわけじゃないですか。更に与えられた環境。練習にかけられる時間とかも含めてね。自分で選択できる場合もありますよな。でもできない場合もある。家族の介護とか、子供の教育費を稼ぐとか。もちろん持って生まれた身体のつくりとか。年齢とか。

 ちゃんとした大人は、だから他人の結果をあれこれ言わない。その人の苦労はその人にしかわからんのですもん。

 ただね、日本人の特性なのかな。卑下しちゃう人、少なくないです。謙遜なのかもしれないけど。それが「貧脚」って言葉ですよ。あれ、きらい。もちろん他人をさして貧脚だ、なんて言う人はそうそういない。だいたいが、自分のことを指してそう言うんですがね。だから。自分のことを好きなように呼んだって良いじゃねえか、ってのは理がありそうですが。でも、自分を貧脚と言う場合、独り言じゃあない。誰か聞いてる他人に向かって、ぼかあ貧脚なんで、と言うわけですよ。つまり他人に向かって言ってるんです。そりゃ聞いた方としての思いも言わせてもらいますがな、ってことで。

 でね。例えばマウンテンサイクリングn乗鞍。アマチュアなら90分ならそこそこ速い、って言われます。ました。最近は全体のレベルが上がってますけどね。トップ選手は60分を切ります。ところが例えば、例えばです。年代別の20代とか30代の選手で、50分台の選手が一番高い表彰台に上がれなかったことをもって、貧脚のぼく、とか言うことがあるんです。これ、違う。というか、90分とか120分とかで、あるいは60分台でそれぞれ力を尽くした人たちに向かって、どういう意味を持つか、ってことです。50分台のぼくですら貧脚なんだぜえ?ってことと同義。

 いやね。もちろん判ってます。50分台自称貧脚の彼が、誰かをくさしているのではなく、自分はもっとがんばれたはず、自分はもっと高みを目指したい、という思いで言っているのは。でもね。一人でそう思うだけならいいけど、SNSだのブログだのに載せるってことは、読む人がいるわけじゃないですか。

20170827_103017_p1020193_4 いろんな人が、いろんな思いで、がんばった。その誰も「貧」しくなんかない、と思うんですよ。50分台だったり90分台だったり120分台だったり、あるいはDNFかもしれない。でも貧しくはない。自分を貧脚という人は、結果的に自分よりタイムの良くない人たちを貶めることになるんだ、ということを意識した方が良い、と思うんですね。結果的に、です。自分の思いとは別に、結果的に。

 まあ私見です。それでも言いたい人は言えば良いし、私にできるのは、それ決して聞いてて気分の良い言葉じゃないです、って伝えることだけですしな。

 でだ。まあ、まえばし赤城山ヒルクライム。タイムには関わらず、やれることをやってきますよ、と。そういうことです。

2017年9月21日 (木)

まえばし赤城ヒルクライムコースを試走する

先日、車の中でFM79.5(ナックファイブとお読み下さい)を聞いていましたらね、美川憲一さんがゲスト出演されていたんですね。でね。美川憲一さんと言えば、私が子供の頃から異様な雰囲気を醸し出す歌手でいらして、大物ではあるんだけどメジャーにあってはならない陰がある不思議なポジションの方ですわ。まあピーターさんとか。ねえ。最近でこそ性的マイノリティに対する偏見は修正されつつありますけど、当時はそこら辺の妖しさに触れることさえ許されない的なものがありましたよなあ。でね。今の方々からすると、「誰それ」でしょうし、せいぜい「なんか大物っぽい感じするよね-」ですわね。まあ正直、私も普段から美川憲一さんの歌を聴くことなんかねえんですよ。

 車の中でね、「生きる」って曲が流れましてね。老歌手が、「好きなように生きたことの私だから 死の訪れなど 怖くはなかった やることをやった 人の倍くらい」と言うわけです。「だけど確実に死は迫っている」と。そして「今になって私は生きることの尊さを知った」と歌い上げるんですね。これね。陳腐っちゃ陳腐。使い古された言葉ですよ。ただね、おそらくこの言葉が使い古されたのは、この言葉の重さがわかんないまま使われちゃったからなんだろうなあ、と。思うんです。

 美川憲一さんももうずいぶんなお歳ですから、絶対に死ぬことを意識してるわけですね。昔、大スターでいらして、華やかな世界で、自分のやりたいことを通して、美しいものを愛して、そして老いて衰えて、いく。歌詞の中にこうもあります。「気がつくと仲間が一人 また一人 帰らぬ旅に赴いていった」。そうなんでしょうなあ。同じ時代を生きて、笑い転げて夢を語り、怒りをぶつけた仲間が、この世界からいなくなっていく。だからこそ、生きると言うことは尊いのだ」という実感が深く深く迫ってくるのです。

 そんなことを、赤城ヒルクライム試走から帰ってくる車の中で、FMを聞きながら思わされたのですよ。なにしろ、今回の赤城山ヒルクライムは自分の老い、衰えと向き合うレースになりますからね。

 さて、今回のテーマは「抗い」ですかな。今年の美ヶ原、乗鞍はさんざんでした。どう考えても、これまでの結果に比べて遅すぎる。この原因は何か。劣化か。あるいは機材トラブルか。機材トラブルの可能性は、かなりあります。リアブレーキの片効き。これが頻発していたのは事実です。ただ、走っているときにブレーキを見ていませんから、本当にそうだったのかどうかわかりません。わからないのにブレーキのせいにしておいて、実は体力の低下原因だった、ってことになると、これは恥ずかしい。とにかく、原因を潰していきましょう。

 まずブレーキ。これは自転車屋さんに持ち込んで、完全に分解清掃組み立て直しをしてもらいます。ちょうどシマノの技術者さんもお店に来てたってので、ここんところは大丈夫でしょう。てか、それ以上はできない。

_000_34 次に、ガーミンに現れるデータが異常な件。速度も遅いし、心拍200越えとか。おじちゃん死んじゃう。

実際にそういうデータ通りの結果なのか、データ表示が違うのか。踏み込んでも20km/hにまでですらなかなか上がらない。普通はね、感覚でわかるだろう、そりゃ表示が違ってるわ、と断言できるんでしょうけど、衰えを意識していると、自分がそこまで急速に衰えたって可能性も否定できないわけです。自分の感覚では測れない。

 自転車屋さんに持ち込んだときに、他のお客さんにも試走してもらいました。そうすると、これ軽いですねえ、と。ふむ。じゃあ自転車が重いわけじゃないのか。しかしガーミンをデローザに積んで測定すると、30km/h程度はすぐに出るぞ、と。KAHNだけなんで遅く表示されるのか。設定を確認しました。そうすると、登録した自転車の諸元の設定のところで、自動設定になっているタイヤ周長、これおかしくないか、ってことに気付きました。実際タイヤ周長を測ってみると、実際のタイヤの2/3程度の長さになってます。これか?これだ!

 ここを手動で測った値2130cmに入れ直したところ、速度表示は間隔と一致しました。心拍がおかしいのはバッテリーの問題でしょう。交換します。とりあえず、これなら行けるはず。

 ということで、赤城山ヒルクライム試走にでかけることにします。赤城山は初出場なので、コースや周りの様子も見ておきたい。当日慌てないでいいようにね。台風が接近中ですが天気予報では、午前中はもちそうです。それでも3連休初日なので、渋滞を避けるために早朝に出かけます。と言っても6時くらいです。前橋市は関越を使うと、うちから1時間半くらい。すげえ近い。ご近所と言ってもいいくらいですよね。都心に電車で出るのと変わらん。都心行かないけど。

_000_29 前橋合同庁舎前辺りがスタート地点ですが、近くの高校の駐車場が試走用の駐車場として指定されてます。こういうところ親切で、ありがたいです。街が協力してくれているんだなあ、と感謝します。あ、でも私、間違えちゃって、高校の横の市営野球場の駐車場に入れてしまいました。すみません、でもがらがらだったので許して下さい。

 いずれにしても前橋合同庁舎はすぐそこです。そこからのルートはガーミンに入れてあります。ハルヒルの時は、ホームページにガーミン用のコースデータを置いてくれてたのでとっても楽でしたが、赤城ヒルクライムのホームページにはコースデータがなかったので、ルートラボにあった先人のデータをいただきます。その節はありがとうございました、でございます。ただ走ってみると、あ、これ迷いようがないわ、てのもわかります。

 前橋合同庁舎をスタートすると、信号が二つか三つありますが、いずれも直進。そのあとも直進、最後の九十九折りまで直進。直進であります。普段の土曜日ですから、それなりの交通量はありますが、信号は始めだけですから、信号を抜けるとほぼ自分のペースで走れます。

_000_30 よく赤城のコースは飽きるから辛い、とか、上らなきゃ行けない前がずっと見えてて心が折れる、とか言いますけど、私はそういうのはないですね。あんまり飽きない。脳の記憶容量がないので、飽きるための比較材料を保持してない。常に新鮮!短期記憶脳の勝利。

 最初の5kmほどのところだったかな。臨時の給水所があり、ボランティアスタッフの方が水を配っていてくれました。なんか。ありがたいですよねえ。街ぐるみの歓迎を、ここでも感じます。でも、スタートからのこの距離だと、まだ必要ないです。ご挨拶だけして通過します。

 前半はとにかく緩い坂がずっと続きます。4%とか5%とか。これ、いつかキツくなるのかなあ、どこでキツくなるのかなあ、とか考えても無駄です。キツくなりません。せいぜい8%程度。10kmを越えて最後の九十九折りで10%越えるようなところが少しあったのかな。美ヶ原とかのバカみたいなヒルクライムをやってると、拍子抜けするかもしれませんな。もちろんどんな坂でもその中で限界値まで追い込むので、楽ではないですけどね。

_000_32 _000_33 曇り空で気温は11度。下界の気温が20度くらいですから、けっこう冷えます。本番でも天気次第で防寒具はしっかり持ってた方が良さそうです。ただ、このぐらいの気温の方が走りやすいですよな。苦しいながららもちょろちょろ走っておりましたら、どうやらゴール地点とおぼしき旗が見えてきました。こないだの乗鞍と違って、もう一踏みくらいする余力があります。よっこらせ、と。

 タイムですが、正確にはよくわかんないんです。スタート直後に信号で時計を止めたら、そのまま数分動かすのを忘れてしまい、腕時計のストップウォッチとガーミンのストップウォッチそれぞれ止めるタイミングと動かしたタイミングがずれたので。真ん中とって、たぶん91分前後。遅く見積もっても95分ってところではないかと。

_000_31 速いのか遅いのか、よくわからんのですが、昔のデータだと年代別上位1/3くらいのところになりそうな感じです。このところレースのレベルが上がってるから、今年なら1/2くらいかな。これなら乗鞍2時間越えも、体力以外の問題があった、と考えていいのかな、と思ってますが、問題はやっぱり本番ですな。そこでダメなら、やっぱりダメです。

 来年の乗鞍と美ヶ原、どうしようっかなあ。今回、90分が切れるようならもう一度再チャレンジしたいという思いもありますが、あそこ遠くてねえ。ハルヒルや赤城の便利さを知ると、なかなかハードルが高い。それに乗鞍ってこの頃運営が雑になってきてる気がするんですよねえ。ハルヒルや赤城に比べると。まあ、いろいろと調子に乗ってますが、とりあえずまえばし赤城ヒルクライム、走ってきます。

2017年9月 8日 (金)

インターマックスという会社は笑いを売ってます ビブパンツは薦めません

20120825_151225_p1040179 インターマックスというのは自転車関連用品の輸入代理店であります。扱っている自転車としては、KUOTAARGON18DadacciaiWRRITCHEY、ふむ。用品は更に多くMETCASTELLI、まあ書いてるときりがないくらい。立派な商社さんですなあ。と、わざわざ言うには当然わけがありますな。

 もともとは日本人初のツール・ド・フランス出場者の今中大介さんが1998年に始めた会社で、自転車選手が得意を生かして始めた個人商売に毛が生えたようなもんだったらしいです。今中さんがプロデュースするInterMaxブランドのバイクも数年前まで見かけました。が。その後取り扱いバイクも増え、用品も増え、会社も徐々に大きくなってきたことで、今中さんは代表を退かれ、InterMaxブランドのバイクもなくなりました。

 私は2台目のバイクがKUOTAKEBELというバイクでしたので、そっからのお付き合いです。正直ロードバイクを買うときに、何を買うかというブランドの問題と、どこで買うかという販売店の問題が大きくて、どこの商社が扱っているブランドというのはあまり考えません。トレックやジャイアント、ピナレロのような大手は、代理店を経由せず、自分で販売までやっていますが、KUOTAはそこまでマスのメーカーではないので、代理店を通します。うん。

 でね。KUOTAというメーカーの話ではないのですよ。今回は。あくまでもInterMaxという代理店の話。ディスる、というか、まあ笑い話と思ってるんですがねってことです。

20170402_091527_p1010392 BMCを落車で失ってから、KUOTAKAHNというバイクを購入しました。でね。バイク買ったときに、バイクと同じブランドのジャージが欲しいな、と。BMCの時はアメリカのパールイズミが作ったプロチームのレプリカジャージがあったんですが、KUOTAはあまりメジャーなプロチームにバイクを供給しているわけではないので、プロチームのレプリカジャージはありません。まあ、あることはあるんですけど、かなりマイナーなチームで、とてもレプリカジャージを供給するような体制ではないんですよ。

 あ。ネットで検索するとけっこう出てきますけど、上下で1万円を切ってるようなジャージは確実にパチモンです。中国で作られたとおぼしきコピー商品、これをいくら買ってもメーカーの応援にはなりません。好きなメーカーならば余計に買うべきではないです。ま、それはともかく。

 でね。インターマックスのサイトをよくよく見ると、見つけにくいんですけど、KUOTAオリジナルジャージ12000円とビブパンツ13000円があるわけです。これを買えばいいんだな、っと。どうせならお世話になってる自転車屋さんを通して、そっちも儲けが入るようにしないとな。っと。

 と注文を出したのが、去年2016年の10月です。バイクの注文と一緒にやったわけですよ。ところが、その時点で自転車屋さんにはインターマックスから「今年の在庫がない」という連絡が入りました。まあ夏も終わってますし。シーズンものにはよくあることです。しゃあないね。

 ところが12月頃でしたかね。ちょっと曖昧なんですが、たまたま自転車屋に行ったときに、ジャージだけ入りましたよ、と。どっかで在庫があったのが見つかった、とね。ふーん。ビブがないのね。いや、Mサイズならあるんだけど、Lサイズは在庫がない、と。私はちょっと自転車乗りとしてはお肉が多い人なので、Lサイズでなきゃ入らないな、と思ってましてね。Lサイズをずっと頼んでいるんです。まあいいや。2017年モデルが出たら、新しいパターンのビブとジャージを買えばいいんだから。とね。ジャージ、ゲットしました。自転車屋さんには、新しいジャージの発売予定が出たら教えて下さいねってお願いして。

 でね。2月になっても3月になっても、2017年モデルのアナウンスがないわけです。どうなってるんです?って自転車屋さんに聞くんですね。インターマックスのサイトではずーっと、ずーっと在庫がないといってたビブが販売中になってるわけです。ちょっと問い合わせてみて下さいよ。と。

 そうしますと、4月になって突然、ビブが入りましたって連絡がありました。でね。Mサイズ。いやMサイズでなくてLですってば。って言ったら、自転車屋さんが言うには、「そう言ったんだけど、Lサイズは巨大でとても普通の人がはけるサイズじゃない。ほとんどの人はMサイズで十分だって言われたんですよ。Lもあるけど、とりあえず試して下さい、と言われたんだ。」とね。

 しょうがねえなあ。そんなに巨大なのもイヤだけど、Mサイズねえ。うっ。やっぱりキツい。腹回りじゃなくて、肩紐が短くて身体に食い込む。こんなん肩が凝っちゃって着てられないですよ。もちろんウエア自体もぱんぱんなんですけどね。

 で。交換してもらうことになりました。これが4月。いいですか、「Lサイズもあるけど巨大だからMにしろ。Lの在庫はあるけど」、ね。交換してくれるんならとりあえずお金は払っておきますよ。これ4月です。それから2~3週間経っても、インターマックスなしのつぶて。自転車屋さんはお金を受け取ってるから恐縮しちゃって、何度も問い合わせるわけです。ハルヒルで着たいんですけど、って言ってあったから余計ですよ。

 そしたら。5月になって「在庫がないので、今、国内の販売店が在庫を持ってるかどうか確認している」と言うんです。はい?Lサイズ持ってるけど大きいから止めとけ、って言ったんだよね、そのLサイズはどこにあったの? ハルヒルはもう間に合わないよね、まあいいや別のジャージ、買ったのがあるし。

20170908_1 更に23週間。そうするとね、「国内にないって言ってます。そもそもインターマックスは国内に仕入れてないそうです。イタリアからLサイズは巨大だからMサイズにしとけって言われたから、って」って自転車屋さんが言います。はい?そもそも、日本に入れてない?それをウエブサイトに載っけてる? てか、あるから待ってくれって言ったのは誰?国内探してるってなに? 巨大だってどこから出た話なの?

 だんだん面白くなってきました。わかりました。もう、ないならないで、返金の処理をしてもらっていいですよ、と言うわけです。ところが、自転車屋さんがインターマックスにそう言うと、「ちょっと待ってくれと。必ず仕入れる。今海外の店舗にも連絡を取って在庫を調べてもらっているから。責任を持って必ず探すから。申し訳ない。」はいはい。責任ね。

20170625_092621_p6250013_2 もうハルヒルも終わりましたしね、次は6月の美ヶ原HCです。美ヶ原の1週間くらい前だったかな。自転車屋さんにどうですか、って聞きました。そうすると、インターマックスの担当者が店に謝りに来るから、店に来てくれって。えええ?面倒くせえ。ないならないでいいって言ってるのに。あー、でも山梨からわざわざ謝りに来る担当者が可哀想だよなあ。責任あるもんなあ。

 担当者が自転車屋さんにやってきました。若い人の良さそうなお兄ちゃん、確か選手としても頑張った人。その方が言うには「イタリアの担当やってるお姉ちゃんがどうもいい加減で、適当にはいはいって言ったみたいなんですよ。」と。更に「実はLサイズ自体を作っていなかった」という衝撃の事実が。ががががが。まあもう驚きませんけどね。

 ただね。イタリア人がいい加減かもしれませんけど「巨大だから」とか確かめもせずに言ったの誰? 在庫があるって言ったの、誰? まあいいですけどね。

 3週間待ってくれ」、「自分の上のものが担当になって、直接イタリアとやりとりをしている。これから作らせるから3週間待ってくれ」。まあもうどのみち美ヶ原にも間に合いませんわね。まあでも驚かない。お兄ちゃんは手土産のゼリーをくれましたから。手土産大事ですよ。うん、きっと。たぶん。甘くて食べきれなかったけど。

 絶対3週間じゃ作ってこねえよなあ。素直にできませんでした、って言えばいいのよ、って自転車屋さんと話します。4週間経った7月の終わり。自転車屋さんに尋ねました。どうです? 「まだ全然来てない。あ、交渉の担当は今、副社長がやってるらしいよ。乗鞍にはインターマックス、ブースも出すから、乗鞍に来たら謝りたいから、ブースによってくださいって言われてる。」

20170826_140944_p1020244 あ、これはダメだわ。まあ面白いから許す。で。更に1ヶ月。乗鞍直前1週間前。やっぱり届かない。そして乗鞍。ブースに行きましたよ。ひょっとしたらブースに持ってきてるかもしれないしね。ねえよ。そんなもん。担当者がひたすら頭下げて、補給バーを2本くれました。いや、補給バーもらいに行ってるんじゃないんだけどな。頭下げながら言うわけです。「1週間以内に、ちゃんとしたお返事をしますから」。ええっと。インターマックスの言う1週間って、どのくらいの長さなんだろうね。何しろ、副社長が3週間で作らせるって言って、二ヶ月できないんですからね。どんな工場なんだろう。てか、イタリア人ってどんだけいい加減なんだろう、ってそういう話してるんですよね。

 まあ面白いから許す。そして乗鞍から1週間。販売店に連絡がありました。ドイツの自転車ショーに行ったインターマックスの担当者からメールで、こちらで直接受け取ったから、日本に持って帰る、と。

わからん。何を言ってるのかわからん。イタリアで作ったものをわざわざドイツのショーに持って行って手渡しする意味が分からん。なぜイタリアから直接航空便で送らんのだい。なにを、いかにもやりました的な感じで、ドイツで受け取った!みたいながんばった感を出しているんだい?

ビブが届きました。

20170906_191028_p1020336 20170906_190710_p1020334 履きました。サイズ感はまあいいとして、パットがごわごわして脚が密着しねえ。これで自転車乗ったら血ぃ出るわって最低の履き心地、税込み14000円のインターマックス取り扱い、注文から11ヶ月のビブショーツ。最低です。まあインターマックスってそういう会社だと思ってるので、驚きません。面白いから許します。でも、これなら3800円の中華コピー品の方がいいかもしれません。ああ、揺らぐなあ。

 結論として、インターマックスの仕事と約束は、軽い。まあそういうふうに思っちゃったってことです。今、サイトに載ってるビブパンツ、買ったらどうなるんだろう。だれか試してみて下さい。

2017年9月 3日 (日)

これが実力なのか マウンテンサイクリングin乗鞍2017 実力なのかもな

20170826_135110_p1020239 えっと。乗鞍にエントリーしたのは自転車に乗り始めて2年くらいしてからです。2012年の乗鞍が一番最初でした。大きな落車を経て目標を持ちたかった。ところが、その翌年も巻き込まれ事故に遭い、肋骨と手甲骨が折れたまま出るしかなくなった。そのときのタイムが1時間45分。ただお天気が良かった。上ってる最中は周りのことなど見る余裕もなかったですけど、いろいろあって、ようやく辿り着いたゴールの青空。そこが大きな目標になったわけです。

 その後、天候に恵まれなかったり、また落車してケガをしていたりして、まともにフルコースを走れることがありませんでした。余りに走れないので、もうこのままリタイヤしようと考えたこともあったくらいです。んが。あの青空が忘れられなかった。もう一回走ろう、と。目標としていた1時間30分にどれだけ近づけるかやってみよう。この半年くらいは、そういう時間でした。

20170827_064842_p1020278 ところがね、このところの老化の進行は恐るべきもので、練習強度が上げられない。練習してるときはまだいいんですよ。そっからの回復がどうにもならない。更には身体の不調があちこち出てくる。具体的には痛みですな。今は50肩。これね、強烈に痛いです。50肩とかっておっさんの病気やん。そうですよ。ただね、病気というか、身体が老朽化して壊れていく過程みたいなもんなんですよ。老化ってのは。個人差が大きい。これは体質と環境が作り出した体質なんで、今更どうにもできない。若い頃から養生してれば別なのかもしれませんがね。今、元気な(相対的に)若い皆さんにお伝えしておきますが、古い冷蔵庫と同じで、人間の身体も確実に老朽化するんですよ、と。

 50肩という笑い話のような病気の痛みですが、腕を極められたような痛み、と言えば一度でも関節技を食らったことのある人には想像がつくでしょうか。腕を捻じりあげられ肩関節を極められて、肩から二の腕にかけて痺れとも激痛ともわからんものが走り、激痛のあともしばらく痛みが残る。つまりね。老化ってのは常に痛みと暮らしていくようなもんなんですよ、と。たまにそういうことをなんも感じさせないような超人がいますけどね。あれは1%の天才の資質。自分がそうであることを期待するのは無駄です。99%の凡人である可能性の方がよほど高い。

 まあそうはいっても、命に関わるような病気は今のところ出ていないので、走りましょう。と。あの青空を見るために走りましょう。と。

20170827_060744_p1020164 今回のマウンテンサイクリングin乗鞍。最高のコンディションでした。前日から全く雨の心配をする必要がない。今年のツール・ド・美ヶ原、惨憺たる結果でしたから、それなりに対策をしてきていますが、少なくともコンディションで足を引っ張られることはない。今回泊まった宿は会場から2kmと少し離れていますが、それもまた適度にアップができるというものです。宿で少しローラーを回して心拍数を上げたあと、会場に向かいます。

 申し訳なかったのは奥さんです。今回の乗鞍、例年実施していた同行者用のトレッキングプランをいきなり廃止しました。ホームページでの告知もなし。だから奥さんにとっては、遠い会場まで歩いて、スタートを見たらあとはすることがない、と。応援バスも受付後2時間の時点では締め切られていました。トレッキング、やらないならやらないで告知して欲しかったですな。

20170827_065859_p1020169 スタート前。いつものようにトイレは大混雑ですが、私のトイレは宿で済ませました。朝の気温は低めでしたが、太陽が高くなるにつれ、気温も上がり、快適です。身体は軽い。スタートは最前列。これはたまたまです。どのみちスタート直後に前に出るつもりはありません。最初に出してしまうと、すぐにばててしまうんです。

 スタートの合図とともに周りが飛び出していく。私はコースの右側を自分のペースで走って行く。悪くない。抜かれているけど、焦りはない。が、なんかおかしい。抜かれているとは言え、同じようなペースで走っている集団の中にいます。心拍数160を少し越える程度。ところがガーミンの速度表示は7km/h8km/h。確かに、10%を越える坂が続くような場所ではそこまで落ちることもあります。が。しかし。いくらきついところでも4km/hって遅くないか。自分だけでなく周りもです。これ、表示がおかしい。そうして見ると距離もおかしい。第1チェックポイントの三本滝は7km程度のはず。が、ガーミンの表示では4km

20170827_075843_p1020174 これ、明らかにおかしい。こうなってくると斜度も信用できません。まあしかし。サイコンが走るわけでないですから、サイコンのデータはもう気にしない。そういえば美ヶ原でも、距離は全然違ってました。あのときはむしろ走行距離が長く表示されていて、距離感をつかみ損ねたんだった。今回はもうこれは当てにならない、と決めてしまいます。

 しかしペースが判りません。速度も距離もわからない。唯一頼りになるのは、時間とコース途中のチェックポイントです。まあ、出せるものを出し切って走るしかない。

 中間地点、という表示が現れました。この時点で約45分。この表示を信じるならば、へたれないで走り切れれば、90分、多少へたれて100分くらいで走ることも可能なタイムです。これはもう行ける、行かなきゃ。

20170827_085848_p1020177 森林限界を越える辺りから先、呼吸が厳しくなっていくのはわかってます。しっかり呼気をはき出すことに注意します。ところが、キツい。斜度は信用できないけど10%は越えてるでしょうか。キツい。空は青い。時々周りに目をやると、遠くの山まで見えます。行く手には雪渓が見えてきました。しかしキツい。

 どうもおかしい。45分で中間地点、ところが85分経過して、コースに残り6kmという表示が出てます。ちょっと待て。普段、白石峠の6kmで、35分かかるんだから、こっから最速でも30分くらいかかるってことか。おかしいだろう。乗鞍のコースは全長21kmを少し切る。10.5km45分かかって15km85分って。4.5km40分か。とまで細かく計算はしてないです。でもおかしい、というのは感じてました。少なくとも90分切りが不可能だと言うことは、酸素の足りない脳でも理解できます。

20170827_101736_p1020186 おかしい。キツい。こんなに進めないものか。完全に木々が途切れて見通しがよくなり、坂の先に青空が見える。けれど、もういつ足をつくか、ということしか考えられません。なんでこんなことをしているんだろう。もう限界なんだよ。このタイムでは120分、よくてその程度。それってろくに練習もしてなかった5年前より遙かに遅い。老化ってやつだろう。そんなんでこれから先もヒルクライムレースをやる意味ないだろう。もうゴールしたら止めよう。今日はとにかく足だけつかなければいい。それだけがんばればいい、もうゴールしたら止めよう。赤城ヒルクライムもDNSだ。のんびり走ればいいじゃないか。

 走り終えた先頭グループが下山を始めています。ときどき頑張れって言われてますが、顔を上げる余裕もない。ほとんど足は止まりかけています。そして最後の上りの先にゴールラインが見えました。あと一踏みがどうしても出ない。のろのろとゴールを越えました。手元時計で2時間1分。打ちひしがれて、荷物置き場に向かいます。その間、タイムを気にするヒルクライムはこれで終わりだ、もう赤城は出ない。そうぐるぐると考えてました。

 そして荷物積んだバスに向かい、自転車ラックにバイクを立てかけて、荷物を受け取ります。とっとと帰ろう。もうこんなことは終わりだ。赤城はDNS。それでいい。

20170827_094347_p1020181 そしてまた自転車を押し始めます。その瞬間、愕然としました。自転車が進まない。なんで。後輪が張り付いたように回りません。ブレーキが張り付いてます。これ。これって美ヶ原で出たブレーキ片効きか。直ってなかったのか。ローラーをやってるときは問題がなかったけど、考えてみれば美ヶ原から外を走っていない。ローラーはブレーキを動かすことがない。直ってなかったのか。このブレーキがホイールに張り付いたのはいつからだ。ずっと張り付いていたなら、この高いブレーキシューがずいぶん減っちゃったんじゃねえか、いやいやそこじゃない。

 このタイムを出したのは、老化による衰えなのか、機材トラブルなのか。どっちなんだろう。それを確かめなきゃいけない。走れなくなる日はいずれ来る。でも今じゃないかもしれない。前橋赤城山ヒルクライムまであと4週間。仕事が立て込んでいて山を走る暇がないけれども、もう少しだけローラーで足掻いてみます。

2017年8月 6日 (日)

GT-Roller Q1.1はグロータックという日本の会社が作っているところに良さがある

てわけで。ちょっとしたトラブル。

20170722_181912_p1010786 購入後、10日ほど、回数にして5回目くらいのときに、ここんところのネジがとれました。練習が終わって持ち当てたときにネジがぽろっとね。

 あら。と思ったんですよ。まあネジだから緩むこともあるわね。ネジと一緒に金属製のワッシャー2枚、シリコン製と思われる半透明のワッシャー1枚も一緒です。ほうほう。衝撃吸収と緩み防止のためにしっかりとワッシャーを噛ませているな、と。しゃあない。はめ戻そう。

 よしドライバー。プラスのドライバーっと。私は使いこなせもしないのに結構工具はいろいろ揃えてありましてね。ドライバーなら何本も転がっています。とりあえずよく使うベッセルの#2ってやつ。これが一番使いやすい。ふむ、と転がってるネジにあてがいます。ん。滑るな。入らねえぞ、とかすむ目を凝らしてみますとね。このネジ穴、相当に小さい。これ#2じゃねえ。#1でも厳しいかも。いや#1か。いや#1でも入らねえ。01種ってやつか...。こんなんでトルクかけられるような技術も道具ももってねえぞ。などと思いつつ。とりあえず手持ちの精密ドライバーセットの中から合いそうなものをあてがいます。

 よし、とりあえずあてがうくらいはやってみよう。ネジ頭潰すようなトルクはかけないで。と。ワッシャー噛ませて、外れた側にあてがって。回す。ん? 空回りするなあ。このウケの部分はどうなっているんだろう。しかし受けはあるはず。と思ってあてがっても、ネジが噛む感覚がない。しょうがないので、受けに嵌る部分があることを確認する意味で、ネジだけをあてがって、ネジ位置を探ります。するとね。ぽろっと。ネジを落としました。床ならよかったんですが、ローラー台のフレームの中です。おいおいおい。これはとれないぞ。

 まあ、フレームの端のキャップを外せばいいんでしょうが、ここんところがはめ殺しになってたりすると、無理にキャップを外そうとするのは状況を悪化させるだけかもしれません。ここが素人判断の限界です。

 こうなるともうグロータックさんにお伺いするほかありません。困ったときのメーカーサポート。そのための日本製です。WEBサイトを見る限り、職人魂がこぼれてきそうな会社ですんで、相談に乗ってくれるだろう、と。

_000 ちなみにグロータックさんは、故障対応の場合、販売店を通すようにとのことでしたが、今回はトラブルの原因が使い方のレベルではなかったので、間に販売店を挟むより直接尋ねたほうが速い、だろうというダメもとの勝手な判断で直連絡です。ダメならダメでしょうがないですけど、とりあえずお願いだけは、という感じで。

 致命的な故障とかではなく、言うたらネジが外れただけのトラブルですんで、できる人からすれば嵌めて終わりのトラブルですが、高精度の製品でもあり、素人さんにはたかがのことが敷居が高い。とはいえ製造元まで送って、修理してもらい、送り返してもらう。そうなると、1週間程度は走れない期間ができるでしょう。この夏の練習用にと買ったもので、1週間も使えないのは正直キツイ。なんとか最短で使用できるようにしてほしい。なんだったら職人さんでお近くの方でもいてくれれば、自宅まで来てもらってネジを絞めてもらえばいいんだけど、ってことも含めてのお願いです。

無理を承知で相談しましたら、即座に交換対応します、ということになりました。販売店を通すという形にはなったのですが、実際の交換は販売店を通さず、直のやり取りです。それも、本来であればこちらから送って、不具合を確認しての交換ということですが、今回は梱包材の手配をしていると発送に時間がかかること、乗鞍の前の練習期間の空白ができてしまうことを考慮いただいて、特別に入れ替えでの交換対応とするとご提案いただきました。

 いいんですか? ってくらいの対応です。なんと有難い。9万円以上する高価なローラーですが、こういう対応をしていただけるというのは、本当にありがたい。交換して引き取ったローラー台をそのまま売り直せるわけでなし、1台売った儲けなんかふっとんでしまうでしょうに。もちろん、使用開始10日ほどでネジが欠落するようなのは、もう本当に初歩的なミスというか不手際なんですが、ミスってのはどんなときでもあり得ます。ミスしたときに、どう対応できるか、仕事に向かう誠実さが現れるところであります。

 やっぱりこの会社は信頼できる、自分の仕事に誇りをもって取り組んでいる、そう感じるトラブル対応であります。グロータックを選んでよかった、と強烈に思わされました。グロータック、いい会社ですよ。

 まあ褒めちぎるだけじゃなんなんで、その後さらに1週間ほど使っていった感想を付け足しときます。

20170806_173407_p1010813 10日ほど乗ったあと、だんだんと左右の壁に頼ることは少なくなってきました。で。右側に置いていたハンガーラック。これはなくても大丈夫かな、という状態になりました。で。外す。全くなくても大丈夫かってえと、ときどき油断して倒れかかります。落車であります。がね。まあどうってことはない。それは私が未だにローラー台に乗るときに、トレーニングシューズを使っており、すぐに足が下せるからです。慣れないうち、これお勧めです。つか、慣れてもまだそうやってますけどね。

 更に、最初に乗るときに使っていた足置き台も必要なくなりました。左側の壁にちょっと肘をもたれかけさせ、前後ブレーキをかけて自転車を固定した状態にして、自転車に乗り込み、そのまま踏み出す。最初、多少ふらつきますが、大丈夫です。タイヤが振れても左右のガイドローラーに頼ることもほとんどなくなってきました。

 ダンシングらしいダンシングはまだ無理ですね。慣れればできそうな気もしてきましたが、そもそもダンシングの必要はないかな、と。あ、飽きたら少し腰を打替えるくらいのことはできます。これができるようになったので、当初30分ほどで股間が麻痺するほど痺れたのが改善されました。やっぱりどかっと座っていると、体重がかかるので痺れるんでしょう。今は1時間乗っても平気です。

 3日ほどで、周りに目をやっても平気になってきたので、暇つぶしにAmazonプライムで昔見たアニメを見直しています。これはなかなかいい。だいたい1本が20分くらいで終わるので、今日は2本見ようとか3本見ようとか、そこが区切りとなって頑張りやすい。ただね。いいアニメ、というか趣味に合ういいアニメがなくなったときが怖いな。

 ところで、部屋のエアコンを22度くらいに設定し、サーキュレーター2台で風を当て、そんでも汗はぼたぼた垂れます。なぜだろう。秋の気温と同じ程度で、体の表面は結構冷たくなっているのに。やっぱり全身が風に当たるのとは冷却効率が違うんでしょうね。そういう意味でも、実走とは違います。けども、温度って点では外で走る何倍も快適なのは確かです。

20170806_173617_p1010815 ちなみに騒音、振動レベルはかなり低いと思います。高回転でホイールが回る振動が低く伝わってきますが、うるさいという感覚ではないです。風を送るためにセッティングしているサーキュレーターの方がよほどうるさい。実際、マンションの下の階にどの程度伝わっているかはわかりませんが、この程度ならなんとかごまかせているか、という気もしつつ、念のために防振マット入れようかなと迷うレベルですね。固定ローラーのミノウラLR960と比べると、騒音、振動は似たようなものか、もっと低いかって感じですね。

 固定ローラーとの比較でみると、Q1.1は圧倒的にセッティングが楽、というのはあります。固定ローラーは輪にかかる負荷が高いため、専用タイヤを履いたホイールに履き替える必要があります。さらにローラー台もなんだかガチャガチャしていて、しまうのも大変だし持ち出すのも重い。そこに後輪をはめ込んで、と手間がかかります。

それに比べると、Q1.1はしまうにも薄くて場所を取らない。セッティングだと自転車を乗せるだけ。初めのうちは足台もいりますが、慣れればそれは必要ないです。3日ほどで、とりあえず壁さえあればなんとか練習を始められるようになる、このお手軽さは、練習を始める心理的ハードルを下げます。

 ただ接地面がフラットでなければいけないという制約があるので、例えばヒルクライムレースのアップに持ち出したとしたら、舗装面などの設置する場所を探すことになると思います。その点は固定ローラーのほうが気が楽です。

 総合的に見て、消費税込みで9万円を超える価値があるか、というと、まあそれぞれの懐事情によるんでしょうが、じゃあ3万円の3本ローラーとどっちがいい、って言ったら、やっぱり3本だと買わなかったと思うんですね。7万円のGT-Roller Flexとだったら、てと、やっぱりQ1.1を選ぶかなあ。性能ではなくて造形的な部分で。一番はやっぱり自転車を乗っければセッティング完了ってとこが気に入ってます。

_000_9 ところで、これで1週間ばかり練習した後で、いつもの川沿いナイトライドに出かけたんですがね、なんかちょっと調子いい感じです。そよそよ程度の斜め後ろ風がありましたが、巡航で35km/h程度まですぐに上げることができました。ふむう。ローラから解放されて気分良かったのか、あるいはローラーでペダリング効率が改善されてきているのか。

 もう少し、乗り込んでみますね。

2017年7月30日 (日)

GT Roller Q1.1 ②我は如何にして実走せしめたか

乗れ。よし。

 いやいやいや。乗れる気がせん。乗りやすい言うたやん。乗れ。いやいやそんなん無理。下がぐらぐらしてるやん。無理やて。

 えっとねえ。いくら乗りやすいという評判でも、いきなりは無理です。まず自転車を立てたままの状態のところに乗り込んでペダルを回し始める。そこまでバランスしてなきゃならんって、どういうことよ、と。無理だろう、と。やっぱり左右に壁があった方がいいです。乗り込むには、脚元に台があった方がいい。普段自転車に乗るときよりも、自転車がローラー台に乗ってる分、サドル位置が高くなってます。台に乗って自転車をまたぎ、片手で壁に支えられながら、ペダルを踏み始める。

 ちなみにこのときに履いてる靴は、普通のトレーニングシューズです。だってさ。倒れたときにクリート嵌まっていると絶対ダメージでかいじゃん。ねえ。いつでも足を下ろせるようにして置いた方がいいです。慣れたらそのうちサイクリングシューズにすればいい。

 よし踏もう。うん踏めねえ。

20170711_194936_p1010774 身体が壁に張り付いてる。よしっと。よいしょっと。ところがね、ハンドルがぐらぐら左右に振れます。固定ローラー台にはあり得ない動きですが、実走って感じでもない。実走だとハンドルが振れた方向に走るので、そう簡単に逆に振れ戻さない。ところがこいつはぐらぐら振れます。理屈ではホイールが回転すればジャイロ効果で安定するはず。と思ってても、そう簡単に安定しない。左右にぶれる。身体も倒れる。左側の壁だけではとても安定が保てないので、右側にハンガーラックを持ってきて、間に挟まれるようにします。

 これでようやく、少し身体を起こせるようになりました。が。走れる気がしねえ。どっかのブログに5分で普通に乗れるって書いてあったじゃん。あ、まだ5分経ってねえや。とりあえず5分くらい左右の壁に頼りながら、足を回します。時折ちょいと壁に付いた手を離す。そんなことを繰り返しましょう。

 しかしそもそも重心がどこにあるのかよくわからない。重心が動きまくるんですよ。腰の辺りに置きゃいいんでしょうが、油断すると上半身の方に行ってしまって、身体と自転車が一直線に左右のどちらかに倒れかかり、壁で身体を支え、力業で立て直す。立て直した瞬間、重心が反対側に行ってしまい、今度はハンガーラックに寄りかかる。足を回すどころじゃない、ってのが最初の数十秒。これが長い。

 力業で身体を支えたまま、脚を回す。数十秒で、反対側にバランスを崩す。そして力業。しばらく手をついたまま、脚を回し続けているうちに回転が上がってくるので、そうなると少しは安定します。で。手を離そう。これがまた緊張するんですな。手が壁に張り付いたようになってます。一本一本の指をはがすような気持ちで、離していって。手が離れた瞬間にまたつかみ直す。

 あのですね。身体に無駄な力が入ることによって、なめらかな動きができてないわけです。んなこたあわかってますわかってますけどね。それでわかったからって力が抜けるようなら苦労はない。ここは慣れるしかないです。

20170711_202155_p1010775 そういうことを10分くらい繰り返していると、そこそこ回していられるようになります。が。安定したとはとても言えない。左右にふられまくり。大幅に振られると、ああ壁がないとぶっとんでるな、などと思い。実際はタイヤが端まで行ったときにもガイドローラーがあるので、そう簡単にはローラーの外にタイヤは出ないです。でも、そこまで振られたらバランスを崩しているので、壁がなきゃ倒れます。壁大事。とても片手で走れるような状態ではありません。

 20分ほど回して、慣れてきたので、少し腰を浮かせてみたり、踏み込みを強くしてみたりします。なにしろこいつは、実走と同じようにダンシングができるというのも売りですからな。安定したローラー台であります。前後のローラーが自転車が暴れるのを吸収する機構が組み込まれているのです。不安定な気がするのは気のせいです。よし。立ってダンシング、っと。

20170711_202158_p1010776 はい、ぶっとびました。前方に。前にズボンプレッサーを置いてあったのでそこに。急ブレーキかけました。ローラー台の塗装が一部はげました。ちなみに、ローラー台に乗ってるときは、ブレーキ禁止ですぜ。ぶっとんでからブレーキはかけましょう。

 んーと。えーと。ダンシングしちゃダメなの? えーっと。これね、しばらく練習してるうちに少しずつ判ってきたんですが、前輪に荷重してダンシングしようとすると、前に飛び出していきます。サドル位置でダンシングするなら、なんとなく大丈夫な気がします。つまり加速するためのもがきダンシングは、難しいかな。休むダンシングのように、後輪荷重で立つならいけます。んー。しかしそういう使い方のためにローラーやるわけではないからなー。

 YouTubeではダンシングしてる動画もありますんで可能なんでしょうが、容易にできるわけではないです。まあ、なにしろあまり乗り込めてないので、もっと上手い人なら別なのかしら。でも、つまり素人がいきなりこれの上でダンシングできるわけではないって意味では、有用な情報ですよね、よね?

 ここまでで30分くらいですかね。確かにまあ5分あれば漕げるようにはなります。でも、不安なく乗ることができるレベルではないです。ときどき左右に倒れ込んでますし。テレビ見たり、タオルで汗を拭いたりしようとしただけで、ぐらついて壁に手をやるレベル。集中しろってことですね。

 つうかですね。気がついたんですが、ぐらつくときって集中が切れた時ってのもあるんですが、もう一つ、ペダルを踏み込んでるときです。よく言われることですが、ペダルは踏むんじゃなく回せ、と。左右の脚で交互にずどんずどんと踏み込むと、踏み切ったときにパワーが入ってない瞬間が出ます。踏み込むのはクランクが3時の位置まで、とはよく言いますけどね。もったいないからって6時くらいまで踏み込むつもりでいると、必ず下死点と上死点が生まれます。ここで、自転車がぶれるんですな。

 そこでいわゆる回すペダリングを意識すると、自転車は安定します。結果的に、きれいなペダリングの練習になっている気がします。

 走行感なんですが。実走に近いかどうかってと、うん、どうなのかな。固定ローラーのようにトレーニングマシーンで固定されている感は確かにないです。が、外で弾むように走り出してしまう感とはまた違う。バランスを取って脚を回していること自体が、ある意味曲芸的であり、そういうことができるって感じられる面白さはあります。崩れそうなバランスを保っていること、緊張感を持っていられること自体が面白いってことです。

 じゃあそれが実走感か、って言われると、やっぱり違うわけです。負荷のかかり方とか、ハンドリングの癖というかローラーに引っ張られる感じというか、そういうものが違ってますし、何よりも加速感がないわけですよ。加速感のない実走なんてあり得ないじゃないですか。

 実走で、加速していくときにダンシング、ひらりひらりと自転車を返しながらぐんぐんと前に進んでいく、あの気持ちよさはないんですよ。多少のひらりひらりはできるんですけど、それはとても不安定なものだし、実走とは意味が全く違うものなんです。

 実走だと1時間やそこらで尻が痛くなることはないですが、固定ローラーでは30分で尻が痛くてしょうがなくなります。それは、慣れないうちは4本ローラーでもあまり変わりません。ローラーはローラーなんですね。

20170711_193820_p1010771_2 何より風景が変わらない。山があったり川があったり、風が吹いたり。そういうものが実走ってもんでしょう。自転車の挙動という意味では、固定ローラーとは明らかに違う、動きがある。それは確かだし、固定ローラーより面白さはある。ただ、いわゆる実走感は、実走とは違うものだ、ってことはある、と。

 更に言うと、この面白さに入るのは慣れれば慣れるほど楽になってきます。楽ってのは、ラクチンではないんです。ローラー台に乗っていることの苦痛感がなくなってくる、って感じです。ここしばらく毎日のようにローラー台に乗っているんですが、この酷暑の中で外に走りに出るよりは、これで走ってるほうがいいじゃん、って気が湧いてくるってだけでも、いいかもと思ってますよ。

 ちょっとだけトラブルもあった(解決済み)ので、ちょっとだけ続く

2017年7月23日 (日)

グロータック 4本ローラー GT Roller Q1.1 ①開封の儀

_000_8 暑いにもほどがある。ふむ。なんか使い古された感のある言葉ですな。しかし事実なので仕方ない。朝起きる。リビングに行ってベランダに続く窓を開ける。数分のうちにじっとりと汗をかき始めます。朝からエアコン無しでは過ごせません。外に出て遊ぶのが好きな性分ですが、この時期はエアコンが動き出すともう外に出たいとは思えませんな。外に出ると死んじゃうな。うん。

 でもね。自転車には乗りたいわけですよ。乗りたいは乗りたい。だけではなく、乗らないと衰えるってのもあるんです。衰えるのは仕方ないですけど、8月末のマウンテンサイクリングin乗鞍の前に、更に衰えるのは避けたい。

 けど、夏のヒルクライムに耐える体力もない。もうこれは固定ローラー練習しかないね。やんないよりマシ。なんですけどねえ。ローラー練習って死ぬほどつまんないんです。外を走ってるときの1時間なんてあっという間、なんなら6時間くらい走っていてもあっという間ですよ。それがねえ。こと固定ローラー台においては、数時間なんて論外、1時間でも長すぎる。30分もよく続くなあってくらい。

 そもそもローラー台は風景が動かない故に飽きる。風が吹かない。姿勢が変わらない。けつが痛い、など飽きる要素はたくさんありまして。風景が動かない代わりにTVを観ることはできますが、路上と違ってビデオを観ていますと意識が散漫になります。つまり強度が上げられない。風は扇風機3台回しとかでなんとかなりますが、姿勢が固まってしまうのはどうにもならない。姿勢が固まるから、身体が痛くなる。特に体重がのっかるおけつとか。ですね。

 走りたい→暑いから外は無理→走りたい→ローラー台→つまんない→走りたい→今ここ。

 で、です。もう少し自由度の高いローラー台、いわゆる3本ローラーってものがある。ところがね。これが噂に聞くとそれなりの技量というかバランスの良さが要求されるものらしい。でね、わたし自慢じゃないですが、どんくさいことにおいては人後に落ちない。あんなサーカスみたいな真似ができるかよ、と思うんですね。ところがね。最近、もう少し人に優しいローラー台ができた、というじゃありませんか。

 それがグロータックという会社のGTローラーというシリーズ。これはなんだかよくわかんないですけど、実走に近い感覚でローラーに乗れるという売り文句。しかも日本製。そういう新しいものを創ろうという志に溢れた小さな会社グロータック。なんかそういうの、カンブリア宮殿的で、よくなくねえですか。よいでえす。

 GT-Roller FREX3って製品。わたしが見つけたときはFrex2だったかな。評判もなかなか良い。ただこれね、見た目が、ってかなんか収納性が余りよろしくない気がします。デザイン的にも面白いんだけど、格好は良くない。個人の感想ですがね。と、頭の端っこにキープしてあったときに出てきたのが、3本ローラーによく似た形状のGT-ROLLER Q1.1であります。

 3本ローラーに似た、というか前輪の当たる部分のローラーが一本増えただけで、見た目はほとんど3本ローラーです。が、この1本増えたということがとても重要で。これのおかけで、格段に乗りやすくなっているらしいのです。これならおじちゃんも乗れるかしら。と思ったんですけどねえ。お値段84,800円。3本ローラーが安いものなら1万円台からあるというのに、ミノウラのいいものだって4万円台なのに、84,800円、税込みだと95,040円。えええ、それはねえなあ。買えないなあ。

20170711_191829_p1010760 でね。こないだ、くそ暑くなりそうな日曜日、ヒルクライム走行会があったんですよ。ところが、これが心折れた。まあ仕事が忙しいのもあります。日曜日に極端に消耗すると、月曜日から1週間まるまる消耗する。仕事人として、それはどうなの、大人としてそれでいいの、家庭人として日曜日に妻を放り出して更に仕事も放り出していいの、とか。まあ何より熱中症にならずに帰ってくるイメージが湧かなかったってのが一番大きかったんですけどね。ドタキャンしました。で。だけどさ。今日走らなかったってことは、この先もっと暑くなったら、やっぱり走れないよね。と思ったわけです。

 こうなったらGT-Roller Q1.1を買うしかねえだろう。もう。と。折も折、楽天でポイントアップのセールがあったことも背中を押しました。消費税分は帰ってくる計算です。ぽちっと。お取り寄せ品だったので、1週間くらいはかかるかと思っていましたが、翌々日には届きました。ワールドサイクルさんありがとう。

 さて。箱はけっこうでかいです。置き場所を考えちゃうくらい。まあでも、本体より一回り、梱包は大きくなりますからね。はい、出しましょう出しましょう。

20170711_192429_p1010764 三つ折りになっています。と言っても、Z型の三つ折り。微妙に広げ方に迷いが出ますが、まあそんなに難しいものではありません。広げるとまたそれなりにでかいです。この上で自転車に乗るんですからね、そりゃ自転車をカバーする大きさにはなりますわね。


 で。広げ方です。まずですね。中央付近に内側に飛び出した台形の金具部分があります。これは折りたたんだローラーが飛び出してこないための固定具です。まずこれをローラーの外側にスライドさせます。一見ネジ止めしてるように見えますが、スライドします。

20170720_191436_p1010780 20170720_191523_p1010783 スライドさせたら、ロックが外れた状態になる。なりますよね、普通。そんで。折りたたまれたローラーを引き起こそうとするんですが、起きねえ。あれれれれれ。つまりここがZ型に折りたたまれているという部分です。ローラー台を表裏、という見方で考えますとね。まずローラー台の左右に、「Don’t STEP」つまり踏むな、って書いてある面。こちらを表と考えます。こちらを表にしておいたとき、固定具をスライドさせて固定が外れた状態にしたとき、折りたたまれたローラーの、後輪側が引き起こせる状態になります。まずこれで後輪側を引き起こして伸ばす。次に、ローラー台の中央を持ち上げて、前輪側をそのまま引き起こすのではなくて、裏側方向に引き起こします。この逆の向き、つまり普通に引き起こそうとすると、固定具がぶつかって引き起こせません。

 つまりZ型。こんな折れ方をしてるんですよ。なんでこうなの。普通に表側に両方とも引き起こせばいいじゃん、って思いますけど。反対側に引き起こすために本体を持ち上げなければいけません。これ、けっこう重い。横倒しにすれば表裏、どっちも引き起こしやすいじゃん、って思うでしょ。無理。横にした段階で、外側に引っ張り出した固定具が床に押されて中に入っちゃう。ロックされちゃう。

 めんどくせえ。

20170711_193828_p1010772 さらに、初回は自分の自転車に合わせたセッティングを行います。まず自転車のサイズに合わせて、前輪を置くローラーの位置を調整します。前輪の車軸がローラーの真上になるように、前ローラーをずらします。前ローラーの、ドライバーでネジを緩めて、と書いてある場所にはドライバーのネジ頭はなく、六角レンチの孔が空いてますんで、六角レンチで。ただ締め付けトルクが8kg/Nと指定されていますんで、トルクレンチがあった方がいいのかもしれません。と言っても、自転車本体のようにカーボンでできているわけではないので、少しくらい大雑把でも大丈夫かなと思いました。

 で。わたしはやってません。なぜなら。自転車を置いた段階で、ぴったりの位置にローラーが来てたから。移動させる必要がなかったから。それはそれで手順を踏んでないようで逆に不安、ってのはありますけど。まあしょうがない。合ってるんだから。しょうがない。はい。

 で。この最終の仕上げに移ります。前後のローラーはオレンジのベルトで連結され、同期します。ローラー台をたたんだ状態の時は、このベルトが外れてますから、これを前後ローラーの右側レールにかけて。あ。ローラー台が伸びた状態ではベルトにテンションがかかってしまって、移動が大変なので、少し前ローラーを持ち上げて、ベルトを緩めましょう。

 で。ローラー台を広げる。ローラー台の下に緩衝材を敷くかどうかはそれぞれの環境で違いますんで、なんとも言えない。うちはまだ敷いてないです。それから自転車を置く。うん。これでローラー台は完成です。後は動画で見るように乗って走るだけ。うん簡単、簡単。きっとね。簡単ですよ。うん。

 そう思う?

2017年7月 2日 (日)

ツール・ド・美ヶ原2017 負けたけど負けない

20170624_121809_p1010696 美ヶ原ヒルクライムの話は何度目ですかな。もう前日までの準備などは語り尽くした感があるようなないような。まあざっくり言うと、今年のツール・ド・美ヶ原ガールも素敵でした。と。なにしろ別世界の方々ですからねえ。そもそもお若い女性というだけで、おじちゃんとは別世界の存在。加えておきれいであることを仕事にしているプロフェッショナル。完全に異邦存在ですよ←一部の人にだけ判る

 ということで前日までをまとめるなら、今年のツール・ド・美ヶ原は中止にならない限り走る、と決めておりました。ま、これはたぶん乗鞍もです。ケガはしたくないけれど、お金を払って遊びに行くんですから、多少のリスクはあっても参加しない手はない、もちろん、もちろんリスクコントロールが最優先です。リスク無視して限界まで追い込むというのは、間違ってますよ。と。

20170624_131834_p1010699 ということで、今回はヘルメット用レインカバー、シューズ用カバー、それにレインウエア(山用です)を用意しました。山頂に上げてもらう下山用荷物の中には防寒着やら着替えやらをしっかりと入れています。

 で、あるので今回天気予報はほとんど気にせず出発しました。開催されれば出走するし、中止になれば諦める。それでいいじゃん。雨なら雨を楽しんでしまいましょう。そのための準備はしておいて。

 当日です。前日は暑いほど晴れていたんですが、一転して朝から雨。朝4時に目覚ましが鳴ったときには、窓越しに雨音が聞こえるほど。ふーん、まあね、そうだろうね。さて、飯を食おう。と淡々と準備を進めます。

 晴れていたら周りをぐるぐると走ってアップする予定でしたが、この雨なのでそれは無し。ローラー台は持ってきていますが、うーん4時起きで車の中に置いてあるローラー台をセットアップして、と考えると後の時間がキツキツになりそうです。こちょこちょやってると意外と時間を食うんですよな。まあいいやローラー台嫌いだし。代わりにチェーンルブを換えましょう。いつも使っているセラミックドライルブは雨に弱い。せめてウエットルブにして、と。

 4時の起き抜けにとにかく食欲と関わりなくおにぎりを2個ぶっこんでいるので、5時頃にはおトイレに行きたくなります。着替えもして、帰りの荷物も車の中に入れて。それやこれやをしていたら、もう6時近く。ほらね。ほらね。これでローラー出していたら、回す時間なんか10分もないよ、となんかに勝ち誇ったように考えますが、じゃあそもそもローラー台をなぜ持ってきたのか、という根源的な命題にぶち当たります。ちなみに正解は、ローラー台を準備した方が気分が上がる、です。

20170625_065046_p1010702 さて、会場に行きます。まだ雨が降っているのでレインウエアを着ています。このウエアはスタート直前まで着ていて、直前に奥様に預かってもらうのです。山上用はまた別に荷物の中に入れてあります。

 会場に行ってしばらくすると雨はほとんど止みました。夜明けの雨が相当酷かったので、メインテントの受付ではDNSする人たちが計測用のチップを返しています。それも一つの判断です。自分で決めることが大切です。なんとなく行く、は危ないし、なんとなく止める、はもったいない。実際、後のコースで、おそらくDNSした人たちが応援に回っていて、友達と「これなら走れたなあ」、「だから言ったじゃん」という会話をしてるのを聞きました。これなら走れる、は結果論なのでしょうがない。そこで自分の決断として諦められるかどうか、です。私は豪雨の乗鞍、自分で決断してDNSしたけど後悔が大きかったので、次は雨でも出る、という決断につながりました。いろんなことは体験してわかる。です。

20170625_074609_p1010724 20170629_213451_p1010759 スタートです。今年の美ヶ原は前日イベントでMCをやっていた方が、スタート地点でもMCをやっていて、この方の煽り方がとても楽しい。レースのお祭り騒ぎを盛り上げます。去年までと運営が変わったからですね。JCA抜けて正解だった、とは言いませんが、JCAが抜けた分、実行委員会のみなさんが必死で盛り上げようと取り組まれたんでしょう。

 そういえば、昨年までなかった補給食(試供品)の配布が、明治食品提供で行われてましたよ。レース前日にアミノバイタルプロ、レース直前にアミノバイタルパーフェクトエネルギー、レース直後の回復用にアミノバイタルゴールドゼリー、だったかな。どんどん配られてましたんで、軽く全員に行き渡ったと思います。まあこれを当てにして、補給食を減らすってことは考えられないですけど、ありがたいですよね。きっとこの辺りの協賛をとるのにも実行委員会のがんばりがあったと思います。ありがたいありがたい。

 あ。スタートだった。本当は、どのみち抜かれるので後ろの方でスタートしたかったんですが、雨で会場への出足が遅かったため、一番先頭に並ぶことになってしまいました。ダメなんですよ、これ。心理的に。ハルヒルのような同タイムの人たちが並んでいると、その中でぎりぎりがんばれるんですけど、いろんなタイムの人が一緒だと、少なくとも半数には抜かれ、更にそこでメンタルが折れて、もっと抜かれるという悪循環に陥りやすい。言い訳ですけどね。

20170625_081915_p6250010 案の定、スタートしてからがんがん抜かれます。しかしこの辺りではまだ余裕がありました。焦ってもこの先の激坂、足を残しておかなきゃ、と。というか、脚が回んねえ。なんだか粘り着くような感触がある。スピードが乗らない。

 原因はいくつか考えられます。まず、ブレーキ。実は後輪ブレーキがすぐ片効きになってしまう。傾いて走行中に常にブレーキにシューが当たった状態になってしまうという症状が少し前から出ていたのです。増す締めをして対策はしてきたのですけど、どうも効果がない。これ以上はカーボンの破損が怖くて締められないところまで締めています。

 坂の途中でブレーキを見ると、案の定シューが張り付いてます。これを直さなきゃ話にならない。これは終盤まで悩まされました。少なくとも5回は下りてブレーキの調整をしています。まあ言い訳です。

 更に、レースの前の週の最後のヒルクライム練習の際に、タイヤを傷めてしまったんです。そのためにタイヤを急遽23Cから25Cに入れ替えました。どちらもコンチネンタルのGP4000s2と言うモデルですが、入れ替えた瞬間から、明らかに重くなりました。走りがねっとりした気がします。とはいえ数値上は10g程度のはず。この程度の重さの変化がそんなに目に見えるほど影響するとは考えられないですし、私なんかよりずっとずっと走る方が、25Cの方がむしろ転がり抵抗が少なくて良い、ヒルクライムでのデメリットは感じない、などと言っており。つまりはまあ言い訳です。

 更に、ハルヒルと違い今回は一切アップをしていません。ちょっとストレッチっぽいことをやっただけです。動き始めるのに時間がかかるのは仕方ないですが、能力を引き出せていないところにいきなりの激坂で脚を使い切ったのかもしれません。まあ言い訳です。

 とにかく回せない。回せないから心拍も上がらない。試走の時とほぼ同じ、160前後で推移します。上げるところまで追い込みたいのですが、脚が動かない。まあ言い訳です。

 途中まではそれでもガーミンのタイムと距離を見ながら、そこそこ走れてるのかな、と思ったんです。が。これも大きな勘違いで。タイヤを変えたせいかと思いますが、ガーミンの距離表示がおもいっきりずれているんです。中間地点の表示が見えた時点で、ガーミンの距離計は既に20km近くになっています。もうゴールが近いと思ってしまったんです。あら余裕があるじゃん、とね。

 そう思ってしまったのはもうひとつ要因があります。この日、コースの途中から霧がどんどん濃くなっていきました。周りの風景が全く見えません。どの辺りを走っているかを風景から判断することができないんです。試走が全く役に立っていませんでした。まあ言い訳です。

 中間地点から少しペースアップを心がけましたが、レースはほぼ終わっていました。最後の平坦、ダウンヒル区間に至っては視界が10mもあるかないか。直前の選手だけはなんとか見えますが、20m先のコーナーは全く見えません。

 かろうじてゴールしましたが手元時計では、既に試走のタイムを上回っていました。勝ち負けで言うと、負けです。

20170625_094837_p6250018 でもね。いや負けは負けなんだけど、だからって折れてちゃあもったいない。このヒルクライムレースに出るためにたくさん山を上って、時間もかけて、機材も揃えて、宿泊費も交通費も払った。それはつまり、遊んでるんです。目標を立ててね。当たれば楽しい外れたら悔しい、悔しいこともあっての遊びです。うん、だからね。負けたけど負けてない。また遊ぼう。

2017年6月25日 (日)

美ヶ原への道2017 といいつつ美ヶ原の話は一切ない

この週末は美ヶ原ヒルクライムに行っているはず。いやもう帰ってきたかも。帰ってきていないとすれば、何かがあった!的な。的な!

 いやそれは勘弁して下さい。ちゃんと帰ってきましょう。遠足は家に着くまでが遠足です。ヒルクライムレースは家に着くまでがヒルクライムレースです。ということで。ヒルクライムレースの報告は来週になると思われますので、とりあえず雑記的な感じで、よろ。←わかい。ねえねえ若い?

20160710_172747_p7100002 さて。と。まず靴。新しい靴を買いました。いやね実は去年から三足くらい買っている。シマノの靴ばかりなんですけど。まず最初が、昨年のシマノSDP-SLの最高峰SH-R321。これ2足買いました。2足。2足だぜ。すげえ気に入ってたんだぜ。違う。

 気に入らなかったんで買い直しました。最初に買ったのが普通サイズ。これがですね、このモデル、ベルクロストラップが異常に短いんですよ。足を入れてベルクロを停めようとすると、ベルクロ部分が5mm程度しかくっつかねえ。冗談じゃねえ。シマノの靴は足に合ってるから買い続けてるんですけどね。留められねえんじゃ話になんねえ。これはさあ、脚が幅広なのにノーマルモデルを買った私が悪いのね。ってことで素直に諦めて、この靴をヤフオクの八掛けくらいで売っ払い、幅広モデルを買い直しましたら、てやんでぃこっちも短えじゃねえかふざけんなよ。とっとと売ってしまえ。ってことになり、新しい靴を探しておりました。他のGIROとかのお洒落なメーカーさんに移行しようかとも思ったんですが、イタリアなんぞのお洒落さんは足の形も細い。合わない可能性が高いです。

20170322_205850_p1010328 ってことで、古い靴のままぐだぐだしておりましたら、こちら2017年新モデルSH-RC900というモデル。これが出ました。ただねお値段も相当あがりまして定価ベースで48,600円。これさあ、豚に真珠的な感じよねえ。まあいいや。SH-R321は熱成形で足の形に合わせるタイプでしたが、SH-RC900は足を包むようにアウターがあり、それをBOAというスチールワイヤーで全体を締めるシステム。これなら熱成形で形を合わせなくても、足を包むという発想で、足に合わせられるんでしょう。

 BOAってすごくよくできたシステムでね。バックルというかダイヤルを押し込んで回すとワイヤーが締まり、ダイヤルを引っ張ると、ワイヤーのロックが外れる。履くのも簡単ですが、特に脱ぐときにワンタッチ。この良さはオートバイ用のシューズで痛感しましたんで、こりゃ買いだな、と。 下位モデルにRC700というモデルがあり、こちらは定価ベースで25,000円。これでも本当は十分だと思いましたが、つま先に近いところの締め具がBOAでなくてベルクロです。どうせなら全体BOARC900にしちゃえ、と。ただね。この部分はBOAである必要性はいまいち低いかもです。実用性という面で、です。足全体を包むような締め方をして効果的なのは甲の部分に近い方です。つま先に近い部分は、ある程度、きゅっと占められれば十分です。ただね。見た目が、全体BOAの方がかっこいい。と言っても所詮シマノデザインだろう、と言われる辺りが哀しいです。

20170422_084417_p1020062 履き比べたわけでないんでわかんないですけど、RC900のほうがRC700よりダイレクト感がある、つまり硬いはずです。が、単体で履いていると別に気にならんです。まあこういうもんだろうという程度で。システムとしてありがたいなあ、と思うのは、靴のかかと部分を交換可能にしてあることですか。高い靴ですからね。少しでも長く使える工夫は嬉しいです。

 あとはやはりBOAシステムが使いやすい。履くときも脱ぐときも簡単に締めたり緩めたりができます。私のような不精者向きのシステムであります。これを使うとお洒落な紐靴なんか買う気になんねえス。おじちゃんなので、お洒落よりも実用であります。高いけどね。とりあえずこの高い靴のおかげでパフォーマンスが上がったという気はしませんが、快適に履いてますので、そういう意味でははらった金の価値はあります。楽天で37,000円くらいで買ってます。

 いつもは多少高くてもお世話になってるショップで買うんですけどね。さすがに二回も失敗したら、今度は交換可能設定のある通販で少しでも安く買いたい、と。お許しください。

20160117_172219_p1060669 で。足が整ったら、頭だな。去年買ったシマノ扱いのrh+というヘルメット。最近はこういう丸っぽいヘルメットが流行ですな。後ろがつんつんしてるヘルメットは、空力性能が良さそうに見えますが、実はそうでもなかった、ってかヘルメットの空力性能がパフォーマンスに影響するような走りなんざ、おっちゃんにできるもんかよ。という問題はあります。まあそれはともかく。それまで使っていたMETから買い換えたわけですけどね、ひとつ問題がありました。このヘルメットね、あごひもが異常に短いんですよ。

 なんか靴といいヘルメットといい、本来的な性能とかスタイリングとかの問題以前のとこでひっかかってないか。シマノ。それでもね、伸ばしきればぎりぎり顔が入ったので使っていたんですけどね。だってさ。それなりのお値段がするもんじゃないですか。使わなきゃねえ。でもなあ。あごひも、食い込むよなあ。と1年間思い続けていたんですよ。

_000_5 でだ。買い換えたかった。デザインの問題でなく、あごに食い込むという甚だ不快な状況を何とかしたかった。そりゃあそうだわ。不快ですもんね。で。今回買ったのがこちら。KASKPRONE。実はこちらは2014年のツール・ド・フランスでチームスカイがモデルらしい。ですが。今まで目に留まらなかったんですよ。今回、たまたま雑誌で見たモデルが気になりました。ってとね。これ標準モデルで18色もの設定がある。加えて特別モデルなんかがあるもんだから、そりゃもう大変。自転車の色に合わせたい、なんて思うことも少なくないと思いますが、こんだけ色があると、どっかで揃えられるだろ、的な感じはあります。あ、黄色っぽいのとかオレンジっぽいのはないかな。ま、とにかく。

 私の場合、赤黒の組み合わせが好きなので、このカラーリングを見たとき、いいなあと。買いました。はい。そして、あごひもですが。なんと。ちゃんとゆとりがある。ある。当たり前ですけど。頭大きいの、私がいけないのかもしれないけど、それでも頭の大きな私に被れるヘルメットを作ってくれたカスク、えらい。まあ当たり前ですけど。

 使用感。ヘルメットの場合、頭の形に合うか合わないかって問題が大きいですね。できれば実際に被って合わせた方がいいでしょう。ただね。こういうものって最大公約数的な作り方をしていて、かなりの部分が調整できるようにしてあります。自転車用ヘルメットはこれで6個目のはずですけど、一番最初にいろいろかぶり比べて、一番頭の形に合う、と思ったヘルメットは、やっぱり1年くらいで使わなくなりました。デザインがいまいち気に入らなかったんですよ。

 ロードバイクってデザイン、大事です。モチベーションにつながります。デザインは好みがありますけどね、だから絶対これがいいってものもないわけですけど、だからこそ自分が気に入るものを買うことが大事です。

_000_4 今回はウエアも新調してます。これもね。モチベーションのものです。ウエアも性能とかいろいろ書いてありますけどね。正直それほど変わりゃしねえ。いや、変わるんだけど、商品説明に書いてあることがそのまま自分にとって同じ価値を持つわけじゃない、ってかな。「優れた熱放散性がある」って言っても、他社製品と比べたときにどう違うなんてわかんないですし。フィッティングもそうです。まず人それぞれの身体のサイズと、ウエアメーカーのサイジングが違うんだから、絶対的ベストなウエアもないわけで。

 となるとね。気に入ったデザインのものを着るってことが一番大事かなあ、と。最近のお気に入りは、カステリというサソリマークのメーカーです。あまり理由はないです。サソリマークがかっこよかった、辺りが導入の理由ですかね。ただ冬物は欧米サイズなので、袖と裾が余りがちです。

 以前はパールイズミ一辺倒でした。パールイズミは、言わばジャージ界のMIZUNOみたいな感じで。性能的には何の問題もない、というかむしろ優れてます。サイズ感は日本人向けでぴったりが選べますし、日常的な耐久性みたいなことで言っても抜群です。お洒落メーカーのものは洗濯など多少気を遣わないとあっという間にぼろぼろになることがあります。練習着には最適、と言ってもいいんですが、慣れてくるとその実直さに物足りない部分が出てくるんですね。

 キャラクターもののジャージですとか、洋物メーカーとか、あまり人と被らないものを選ぶ方も多いです。まあ、お好みです。ネット通販なんかに出ている極端に安いチームジャージは、お勧めしませんな。上下で1万円を切るようなものは間違いなく中国パチモンです。中国パチモンは未だ信頼性が低すぎます。当たり外れがあるので、当たればいいんですけどね。お気に入りのものを着たいのに、そこで博打をうたなくてもいいか、と思います。

 ってことで、今年は頭からつま先まで、モチベーションの塊となっている、のだろうと思うようにしているわけであります。

 あ、大事な話。ハルヒルで73kg近くあった体重は、現在69kg。モチベーションのなせる技であります。自転車乗りとしては60kg台前半に落としたいところですが、67kgを切ると、スーツがぴったりフィットで着られなくなるのです。それはそれで仕事のモチベーションが下がりますのよ

2017年6月11日 (日)

ツール・ド・美ヶ原リベンジのために  試走する

20170603_111014_p1020139 美ヶ原ヒルクライムへの挑戦は、今年で4回目。3回もよく出たよなあ。最初はヒルクライムについての経験値が低くて、どのくらい美ヶ原がキツいかよくわかっておりませんでした。実際に走ってみても、どこの坂に行っても自分のギリギリまで追い込んでいたので、どこもキツい。従って美ヶ原だけが特にキツいとも思いませんでした。体力的にまだ余裕があったと言うことかもしれませんがね。

 ところが3回目。去年の美ヶ原2016ですが、これがキツかった。タイム的にも、それまでよりは20分近く遅い、とんでもないレベルで。

 原因は今となればはっきりしてます。練習不足です。

 いろいろあったんスよ。古くから読んでる方はご存じだと思いますが、最近来られた方は、ちょっと追い切れない量の記事を書いているのでまとめますけどね。

 美ヶ原2015調子こいた。

乗鞍2015DNSした。

美ヶ原2016挫折した。

BMC TeamMachineSLR01全損した。肋骨3本折った。

ロングライドに目覚めた。

ヒルクライムやりたくなった。

KUOTA KAHN手に入れた。

再び調子こいてる←今ここ

 というわけで。ハルヒルで覚えたこと。試走はけっこう大切。

というわけで。美ヶ原も試走に行くことにしました。奥様には、もう何度も行ってるじゃん、と言われてしまいましたけどね。うんでも試走は大切だから。

20170603_130358_p1020154 20170603_134632_p1020156 本番では前日入りしますけど、それは前日が受付日だから。それに当日のスタート時間に合わせる必要もありますし。けど。試走で前日泊までしていたら、お金と時間が足りません。どうせするなら後泊の方が身体が楽かも、と思いますけど、やっぱりそれもいらんな、と。というわけで。早朝に起きます。早朝でなくてもいいんですけど、ヒルクライムが一番暑い時間帯になるのを避けようとしたら、早くスタートした方がいいです。ウチからツール・ド・美ヶ原スタート会場の松本市野球場まで、ナビの設定では3時間。休憩入れたりすると4時間くらい見た方がいいですね。とすると、5時に出て、9時頃にヒルクライムスタートかなあ、と。ヒルクライムが1時間半。嘘です。見栄を張りました。私はもっとかかります。ダウンヒルに1時間とすると、合わせて3時間は見た方がいい。帰りにご飯食べて、お風呂入って、5時過ぎくらいに帰り着くかなあって計画であります。

 持ち物は、普段のライドと変わりません。レース本番の時は念のために工具箱や、ローラーも持っていきますが、試走でそれは必要ないでしょう。ヘルメット、ウエア類、靴、ボトル、サイコン、インフレーター、補給食(羊羹と塩タブ)サングラス、パンク修理セット、鍵、お金。そんなものですかね。

20170603_084929_p1020131_2 前日に車に詰め込んで、出発です。私の乗ってるフォレスターのアイサイトはVer.2なので、自動運転はできませんが、高速での速度追従は完璧なので、とても楽。あとはレーン維持ができるようになれば、もっと嬉しいんですが。新型の発表を心待ちにしてます。あ、レヴォーグ、レベル2の自動運転、できるらしいですよ。ちょっと心揺らいでますけど。

 で。間をちょっと飛ばして。松本市野球場。ここが本番の会場で大きな駐車場もあります。車はここに停めればよろしい。と。思って。来たんですがあ。入場できません。野球の試合やらなにやらのために、ここには一般の車は入れてもらえないようです。駐車場の入り口に、「ツール・ド・美ヶ原試走の方は松本市総合体育館の駐車場に入れて下さい」という表示がありました。しょうがない。まあたいした距離ではありません。600mほど離れていますが、どのみち自転車に乗りますからね。

20170603_084104_p1020129 ところが、この日は松本市体育館でも早朝イベントがあったみたいで、朝は駐車場がぱんぱんでした。ぎりぎり停めることができてほっとしましたが、お昼に帰ってきたときはがらがらでしたんで、まあ停められると思います。思います、ですからね。

 さて、車の中で着替えます。ビブショーツだと一度全裸になる必要がありますんで、女性の方はおうちからジャージで来るの推奨。おとこはいいです、おとこは。どこでも好きな場所で着替えりゃいいんです。おっさんのケツなんか出ててもいいんです。あ、裸で歩き回ったら通報されますから、車の中限定で着替えましょう。

20170603_084925_p1020130 ヒルクライム、スタート。ほぼ予定通りの9時スタート。美ヶ原ヒルクライムはたぶん4度目。まあコースはだいたいわかるよな、と適当にスタートしましたが。これがね。意外と覚えてねえ。レース本番はコース周りより人の方を見てるわ。まあ美鈴湖とかは、わかります。その程度です。なにしろ野球場からスタートして、どこで曲がるかさえ間違えました。更にその先の、いわゆる激坂に入るところの道が狭くなってるところ、ここも間違えました。まあ、間違えたと言っても、30mほど進んで、あれえ、ってなもんですけどね。でも、要するにコースなんて全然覚えてねえんだ俺はあ的な。

 試走はいい。うん。必要。そういう意味で。試走に行きましょう。

20170603_122043_p1020153 街中を抜けると、小径に入り激坂ゾーンに突入です。いきなり9%の坂が出てきますが、こっから先はキツくなる一方。すぐ14%程度の、通常であればかなりきつめの坂が出てきます。まあしかし。なんとかなる。町は抜けたけども、まだ右手側には家が建ってます。当日にはこの辺りにもたくさんの応援が出ていますね。うん、いけるいける。と思った辺りで18%とか19%の坂に入ります。ここ、一本のストレートの中で、どんどん斜度がキツくなります。この数百mを越えると、道が折れ曲がり始めます。イン側は最大20を越えることもありますが、外側を回ればよろしい。もちろん、本番では自転車が一杯でそんな余裕はありません。

 この辺りは相当歩く人が増えるエリアです。それもあってかなり混雑します。しかしね。逆を言うと、ここさえ抜ければ、そんなバカみたいにキツい坂が続くわけではありません。せいぜい14%が出てくるくらい。ここで脚を使いすぎると、後がもちません。温存することお勧めです。と言っても、私には温存できるほどのものがないので、とにかくヒイコラ上るわけです。あ。

20170603_120751_p1020152 そうだ。こないだハルヒルやったときは、心拍の上が190くらいまで、落ち着いたところで180前後でしたが。試走では160から170くらいしか上がりません。おっちゃんの健康のためにはこっちの方がいいんですが。逆に言うと追い込めてないって話でもあります。まあいいや。試走だし。という、かなり適当な試走です。4kmほど上がった先に美鈴湖があり、ここが確か第一補給所。でもね。ここ、せっかくの平坦なので、無理に補給を摂ってタイムロスをするより、速度上げてタイムを稼いだ方がいいんじゃねえスか。4kmじゃ補給要らねえス。

 美鈴湖を抜けると、確かにバカみたいな坂はないんですが14%はある。そんでですね、これがしばらく続いた後、目が慣れた後ですね。5%程度のゾーンに入るでしょ。これがね、上り坂に見えない。下りに見えたりするんですよ。加速ぅううう、って思って踏み込むと、まるでタイヤが地面に張り付いたようになり、あれれれ、と。サイコンを見てやっと気付く。上りだ。

20170603_111815_p1020143 美ヶ原は途中あまり平坦なところがなくて、美鈴湖を越えると後2カ所くらい、ほんの少しの平坦があります。17kmを越えた辺りから、ダウンヒルも含めた平坦地点がありますから、そこは追い込みどころ。ただね。最後のダウンヒルはかなり速度が上がりますから、慣れない人はがんばり過ぎちゃダメ。踏み込めば60km/hは出ます。左側はガードレールのない峠道なので、落車なんかするともう。試走なんで、私はせいぜい50km/hも出さない程度に流します。そして調子こいてダウンヒルした後、もう二回ほど小さな坂が出てきます。ここは追い込みどころ、ゴール直前のもがくところです。がんばりましょう。私はがんばれません。へろへろ入りました。

20170603_110746_p1020136 この日、上りで追い抜くことができたのはリカンベントの方と、クロスバイクの方と、ミニベロの方だけであります。逆にロードの方には3人に抜かれました。まあなあ。このタイムだからなあ。というタイムです。おそらく本番では、これまでのベスト95分を切るか切らないか、という辺りかなあ。というめどは立ちました。この日の走行距離は50km程度で獲得標高は1400m。やっぱり普段より距離に対して標高が多い。美ヶ原、キツいのかもなあ、とか思いました。まる

 おまけで、帰り際にスタート地点近くは、浅間温泉そのものでありますので、街中に入浴施設があります。試走の後、こちらで汗を流すのもお勧めであります。

 さて。本番まで3週間。ちょっと仕事が立て込んでいて、土日の練習ができそうにありません。そこそこ脚も身体も疲弊しているので、2週間程度の休みはいいかもしれませんが、3週となると弛みそうです。どっかで乗れるといいんですけどね。梅雨だしね。うん、まああるもので勝負します。長野名物ハッピードリンクショップでカルピスゼリー。天に掲げて再戦を誓うのです。

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