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カテゴリー「自転車」の131件の記事

2017年4月23日 (日)

KUOTA KAHN2017で走る① 平地編

20170401_152455_p1010372 さてと。ようやく成吉思汗くんが形になりました。(この記事を書いたのは3月末頃です)

 さっそく走りに行きましょう。今回は平地編です。ちなみにKAHNは成吉思汗と呼んでます。嘘です。呼んでないです。カーン繋がりで、ついつい頭の中に成吉思汗と浮かんでしまうだけです。カーンと言えば、カーン・ノニエン・シンも思い浮かぶのですが、こちらの方は成吉思汗よりずっとしってる人が少ないと思いますので、これ以上は触れないでおきます。ただしトレッキーなら知ってないとダメです。

 さて。成吉思汗くんは基本的にヒルクライムバイクとして導入してます。平地巡航、ツーリングバイクとしてはNUOVO CLSSICOがあります。NUOVO CLSSICOで、ひたすらぽたぽたとライドを楽しんでる様子は、時々Twitterで呟いておりますので、ここで深くは語りません。敢えて申し上げたいのは、お天気のいい日にのんびり自転車でお散歩すんのは、たーのしー、よ。ということであります。しかし、ヒルクライムに使うには、若干厳しい。いや、絶対的な戦闘力はあります。ただ、体力の衰えかけた老境のライダーには少しの差でも機材による優位性を確保したい、ということであります。まあ、その辺の比較も含めて、語って参りましょう。

 山は雪が残っているという情報も有り、また杉花粉対策のためのマスクをしてのヒルクライムは辛すぎる、ということもあり。今回は平地です。いつもの平地コースは何百回も走ってますから、機材の特性が見えやすいかな、ということもあります。成吉思汗くんのタイヤにエアを入れて、いつものサイクリングコースに出発します。

20170401_152814_p1010381 成吉思汗くんのサイズですが、XSサイズ。XSぅ? 小せえな。と思いますけどね、ジオメトリで見ると決して小さくはない。このメーカー毎に違うXSとかSとかMとかの表記、やめてくんねえかな。迷うから。今回はトップチューブの長さで選んでますけど、同じトップチューブ長510mmでもSだったりXSだったり。しかしXSって言われると、すげえ小さい感があるじゃないですか。洋服のアメリカンサイズでXSは日本だとSだよ、とかはありますけど、いやでもそもそも日本サイズのSだとしても小せえだろう、とか。思っちゃうわけですよ。これが実物で合わせてるならともかく、実物なんかお店にないですからね。来るまでは不安のママですよ。勘弁して下さいよ。私の身長171.5cm、股下や手の長さは、日本男性の標準、か短いかもですけど、それにしてもXSって言われるとなあ。

 まあサイズ表記なんていい加減なもんです。気にしすぎても仕方ないです。乗って楽しければいいのです。

 さて、成吉思汗ちゃんをこぎ出します。ああ、そうだ。ここで成吉思汗くんの性能、というか性格の違いというかを語るわけですけど、これはフレームによる違いでも、ホイールによる違いでもないですからね。お気を付け下さい。DE ROSA  NUOVO CLSSICOとの比較中心の、ただの感想です。絶対性能を語っているわけではないです。これから買おうという方の参考にはなりません。

 クロモリバイクとカーボンバイク、というくくりにしちゃうのも、危険なんですけどねえ。でも、結果的にそうなっちゃうかしらね。まあ、できることをしますよ。

 成吉思汗くんの重さ、ペダル、タイヤ込みの要するに全重量ですが、7.2kgNUOVO CLSSICOより2kg軽い。ただ、重さが違いの原因の全てではない、です。回転系のパーツが全部違うので、それらもひっくるめて、特性に違いが出てます。

 一言で言うと、成吉思汗くんは踏み込んだときの反応が早い。乗り始めに、そこまでクイックな感じがするわけではありません。巡航速度、例えば25km/hまで上げようとしたときに、NUOVO CLSSICOの場合はのらりと上がっていく感じです。あくまでも比較ですよ。それに比べるとKAHNはスパンと速度が上がります。私の脚力では、NUOVO CLSSICOが楽しい巡航速度は23km/h程度、ケイデンスは76程度です。25km/hを維持するのは、それなりに気合いが必要になり、30km/hの巡航となると、地べたの抵抗が粘るように感じます。

 KAHNだと巡航はいきなり27km/hくらいまで上がり、ケイデンスも90を越えていきます。さてもう少し上げるかなあ、って気分になり、32km/h程度まで巡航速度を上げて、あらマスクをしてると息が切れるわ、と気付いて、29km/hまで落とす、という感じ。たぶん気温がちょうど良い時期には3334km/hまで上げても大丈夫そうです。

20170401_152706_p1010376 なにが違うんですかね。タイヤによる変化も大きいですし、同じブランドのタイヤであっても、消耗度合いによって感覚が変わってきます。もちろん巷間言われるようにホイールの特性もあるでしょう。DE ROSA NUOVO CLSSICOはマビックのアルミ手組ホイール。一方、KHANはフルクラムの新品完組アルミ、レーシングゼロナイト。マビックの方が使い込んでる分、ホイールバランスが崩れてる可能性もあります。これが崩れると、回転の抵抗が露骨に増えます。単体ではわかりにくいんですが。ここが、高速域での伸びの悪さにつながってるのかもしれません。あるいは、車体重量による違いか。

 あ。若干フォームも変えています。トップチューブ長は同じですが、ハンドル位置を2cm程度低くしてあり、このことによりやや前傾姿勢が強くなっています。やや。ややね。でも空気抵抗は速度の自乗に比例して大きくなりますので、やや前傾であっても、効果が出ている可能性もあります。

 原因を探るには、DE ROSAKUOTAのホイールを交換して走る必要がありますね。ハンドルの高さを変えたり。うん、めんどくさい。やりません。そのうちやるかもしれませんが。

 高速行きでの伸びが違う、ということには、高速域で出てくる空気抵抗や回転抵抗などの問題もありますが、低速域での反応の重さが影響している可能性もあります。一般道は、とにかくブレーキングと定速巡航がちょこちょこ入ります。信号、歩行者、曲がり角、対向車、状況の変化に応じて速度を落とす必要が常にありますな。やんないたわけもおりますが、それに合わせちゃいけません。歩行者の横を通るときはスピードを落としましょう。犬がいることころもです。

 でだ。スピードを落として巡航に持っていくときに反応が遅いと、そんだけ体力が削られます。何度も何度もゴーストップを繰り返しているうちに、地味に脚が削られていくのです。結果、高速域まで持っていったとき、そこでもう一踏みする脚がない、ということかもしれません。繰り返しますが、カーボンだから速い、クロモリだから遅い、ということは考えてません。よく言われることですが、2kgフレーム軽くする前に、体重2kg落とせよ、的な。まあ落とせないからおじさんは高いカーボンフレームを買うわけですけども。フレームが軽くなることによる速度向上はあるんでしょうが、もっとデリケートな結果になる気がします。

 更に、よく言われる、フレームが硬いとか柔らかいとか言う問題。これもねえ。素材による違いは、あるのかしら。と。衝撃吸収性や弾性はむしろ構造に起因すると言われてます。最近はようやく普通に1日に100km程度の距離を走るようになりましたが、昔、乗り始めた頃は60km辺りの壁を越えるのが大変でした。膝が痛くなったんです。この頃は、このバイクだと疲れが酷い、つまり衝撃がもろに返ってくる=硬い、と考えてました。が。100km走るのが普通になると、特段、硬い柔らかいが気になることもなくなりました。つうことは、です。つうことは、硬い柔らかいがあるにしても、それはある程度の体力や技術が備わってくると問題でなくなる、ということです。

 もちろん、限界性能を求める人は別ですよ。フレームのしなりだの、限界での挙動だの。高速ダウンヒルでのコーナーリングなんて時に、どれほどコントロールしやすいか、とか。とか。でもね。あのね、素人はそんなことしちゃダメ。プロはね。プロは仕方ない。けど、趣味で命を賭けるのは絶対にやっちゃだめだby老松のおいちゃん。

 だから、素人が剛性や硬さが問題になるようなレベルで走っちゃダメ、ってことです。そうなると、もう要するに好みの範囲ですね。硬い感じがする、乾いた走りをする、軽々と進む、全て感覚です。ただし。趣味のことなので、この感覚、感性がとても大切であります。

20170402_091527_p1010392 KUOTA KAHN平地慣熟走行。あくまでも印象です。なんつーんですかね。精度が高い。もちろんそれはアッセンブリーパーツであるシマノDuraAceの性能でもある。フルクラムの性能でもある。各部が気持ちよく動作する。余分な遊びやがたつきが一切なく、スムーズに各部が確実に動作する。品質の高さを感じます。まあしかし、この辺りの感想は、KAHNに限らず、同じようにコストをかけてちゃんと作った自転車なら共通するでしょうね。

 今度はヒルクライムで使ってみましょうかね。あまり変わんないインプレッションになりそうな気もします。

2017年4月16日 (日)

KUOTA KAHN2017を組んでもらったよ

20170329_164315_p1010367 KUOTA KAHN。通称、成吉思汗。あくまでも個人の通称です。カーン繋がりなだけです。モンゴルで生産してるわけではないです。

 前回、KAHNを購入するとお伝えしてから何週間か経ってしまいましたね。そんだけ待たされたんですよ。船便が着いた、と連絡があってから通関が終わるまで10日。そこから更に自転車屋さんに送られ、そして組み立て、と。まる4ヶ月待ちましたわ。そんでも決して長い方じゃないってのがなんとも。短い方でもないですけどね。普通。

 ロードバイク5台買って、そのどれも注文から4ヶ月は待ちました。長いので5ヶ月かな。しかしねえ、その売り方が当たり前ってどうなん、って思いますけどね。宅配便が、Amazonがこんだけ頑張ってる時代に、注文して4ヶ月ってねえ。ロードバイクを買ったことがない人には、ロードバイクの値段にびっくりされますけど、実はこの辺りも一般の方には驚かれるところです。

 ちなみにサイクルショップマスコでは、ほぼ同じ時期に、やはりKUOTAKIRALの注文を出したそうですが、そっちは更に1ヶ月遅れだそうです。くおーたあああっ。

 さて。ニューフレームの選定については前回書きました。シュッとしたバイクが欲しかった。で、探したらこれ。という理由です。色は2色展開ですが、シンプルな方を。ただWEBサイトを見ても、ブラックがつや消しかつや有りか、全然わからん。もう少し丁寧に説明して欲しいですよなあ。買ったけど。まあどっちでもいいやって買い方をする方も、たいがいいい加減です。ちなみに実物はマット(つや消し)でした。

 今回、カーンのアッセンブリパーツはBMCから移植したシマノのDuraAce9000です。ハンドルやステムも移植の3T、シートも移植のフィジーク。新調したのはホイールとチェーン、ワイヤーとハンドルテープくらいです。

 ホイールは悩みました。もしね、これから初めてバイクを買う、組んでもらう、そんでもってホイールにこだわりは一切ないってんなら、シマノDeraAceC24。これでいいです。間違いない。万能型ホイール、軽くてよく回る。と評判です。実際、ヒルクライムで使ってる方多いです。が。

 が、です。ホイールもデザインなんですよ。同じような値段設定のホイールを比べて、絶対性能でどれが優れてるか、なんて素人にはわからんです。ああ、つまり単体で買って、ってことです。いくつもホイールセットを持っている方は、また違うのでしょうが。

重い軽いはまずメンタルに響きます。ヒルクライムタイムにどの程度響いているのか、これは相当乗り込んでないと、わからんと思いますよ。たいていの人は、ホイール以外の機材を同じにして比較するなんてことはできません。ホイールを交換して比べるときはタイヤも一緒に変わってしまう。同じブランドのタイヤであっても、減り具合で全く感覚が変わります。あ、そういう意味で、タイヤの比較も難しいです。何百キロか乗っていると、方向性は見えてきますけど。パンクしやすい、とかウエットで滑る、とか、新しいタイヤにすると、よく転がるってのもあります。

 ともかく、ホイールを換えたらこうなったなんてことが言えるのは、経験値の高い人、自分の中に確とした基準がある方だけです。私の経験値は中途半端なんで、そこまで判るかなあ。ただね。C24ばかりじゃつまらんなあ。違うホイール買ってみたいなあ、と思ったわけです。

 条件。アルミクリンチャー。素材がアルミで、タイヤのタイプがクリンチャーというタイプ。要するにチューブラーとかチューブレスの方が性能がいいらしいですけど、パンク修理がしやすいのは圧倒的にクリンチャー。それでクリンチャーを選ぶと、必然的に素材がアルミになってきます。カーボンクリンチャーという選択肢もあるんですが、熱に弱い上に値段がバカ高くなります。走行性能はその割に極端に変わるというわけではない。少なくとも私にはわからん。となるとアルミクリンチャー。お値段も1020万円と、カーボンに比べるとだいぶ買いやすい価格になります。

20170328_190426_p1010359 で、何にするか。だからね。もう好みでいいのよ、と。見た目とかネーミングとか。アルミクリンチャーと言えばマビックかフルクラムかカンパニューロか、ということになりますよね。で。今回はフルクラムレーシングゼロナイトで行きます。フルクラムにはレーシングゼロというホイールもあるんですが、ナイトがつくとホイールが黒くなります。いや、そんだけではなくて。ナイトは表面を電解処理してブレーキの抵抗を大きくしてます。要するに、よく止まる。らしい。ヒルクライムって、半分が下りなんですよ。半分がずっとブレーキをかけている。それはね。怖い。20kmブレーキをかけっぱなしってのは結構疲れます。まあその分、ブレーキシューも特製のモノになり、ちょっとお高いらしいですけど。

 ただですね。最近のタイヤ、ちょっと前に主流だった23Cという規格から、もっと太い25Cという規格に変わってきています。パンクしづらい、とか接地面が増える分パワーロスが少ないとか言われてますけど、そこまで激変するもんじゃないとも言われてます。でもともかく、25C化が進みつつある。そうするとですね。ホイールもそれに合わせて少し太くなっています。つうことで、今ホイールを買うと、ちょっとぶっとくなってます。レーシングゼロナイトも25Cのタイヤを履かせればバランスが良くなるのかもしれませんが、現状、在庫していた23Cを履いているので、ちょっと見た目のバランスがよくないですわ。

 あと、新調したワイヤーもチェーンも、これは選択肢がない。正確にはチェーンは他のメーカーという選択肢はあるんですが、敢えて変えるほど変化が期待できないです。チェーンが金色ってのも、バイクによってはあるんでしょうが、この際、それは望んでないので。シマノDuraAce。バーテープは、3T。特に意味はないです。黒地に白ステッチの入ったモノを在庫から探していたら、3Tだったというだけです。まあでもハンドルやステムも3Tなので、悪くはない。ですね。

 チェーンルブはフィニッシュラインのセラミックワックスというドライ系、つまり油で摩擦を減らすのではなく、細かいセラミックのパウダーをチェーンのコマに入れて、摩擦を減らすという代物。原理的に、雨にはかなり弱いです。まあその話はいずれ。で。もともとチェーンに着いているオイルが邪魔になりますんで、オイルを落とす脱脂という作業をしておいてもらいます。

 というわけで、フレームがお店に届いたのが火曜日。休店日の木曜日を挟んで、土曜日には組み上げてもらっていました。

20170328_190431_p1010360 参考までに、組み上げるには工賃が発生します。まあそれは店の方針次第というところもあるんですけどね。これはどこで買って、どういうサービスを受けるか、という考え方になってくるんですが。

 例えば最近ではある有名自転車店が、キャニオンというブランドのバイクの整備は受けない、というコメントを発表していました。キャニオンというバイクはドイツのブランドで、お店を通さずユーザーにネット直販をしています。当然、直販の分、お安い。お得感があります。が、お安いと言うことは、お店に儲けがない、ということでもあります。

 個人店のほとんどは、ロードバイクを定価で販売します。お店の人は工賃やら製品の価格に含まれている儲けをもって生活をしています。今時定価かよ、と。もっと安く出せるだろう、と。儲け過ぎなんだよ、せこいんだよ的な言い分はよく聞きます。ぼったくりだ、とかね。いやもちろん10万のモノを60万で売ってたり100万で売ってるなら、それはぼったくりでしょう。30万のモノを40万や50万で、場合によっては60万で売るのは、決してぼったくりではないと思います。販売後のメンテナンス、保証などを考えて、更に商売として成り立つかどうかと言うことを考えれば、正当な儲けがなければなりません。卸の値段で出せってことは、首を吊れって話ですよね。

 キャニオンのバイクで言うと、整備の手間や保証は購入者が担うから、その分をお安くできるんです。そういうスキルや手段を持ってる方が買うバイクです。ただ安く買って整備や保証を、近所の自転車屋にしてもらおう、というのは、いささか甘いように感じます。もちろん、この論には「工賃を払えばいいんだろう」という反論があります。ところが、こういう整備を受けないって自転車屋は、そこそこ繁盛していることが多いのです。つまり、たくさんのお客を抱えていて、その対応で手一杯。自分のお店で買ってくれたお客の自転車にかける対応を削って、一見さんのそのときだけの工賃をもらってやるメリットがないのです。

 そこは、ですからお客に自転車屋さんを選ぶ権利があると同様に、自転車屋さんにもお客を選ぶ権利がある、ということではないか、と思いますな。つまり、キャニオンを買って整備を頼みたいなら、整備を受けてくれるというお店を探せばいい、というだけのことです。見つけにくいかどうかは、ユーザーの問題でお店の問題ではないと思うのですね。

 私の場合、今回買ったのはフレームとホイールですから、その他のパーツを組むには、別の手間が発生して当然だと思います。とはいえ、こちらはいわゆる固定客ですんで、販売店からすると、手間賃ぐらいサービスします、という提案もありました。でもね。私はそれじゃダメだと思うんです。自転車を組むのに少なくとも2日はかかってます。専門職の大の大人が二日がかりの作業をしたら、その代金を払うのは義務だと思ってます。地域の自転車屋さんが存続して欲しいなら、ちゃんとお金を使うべきです。それが無理なら頼んじゃダメだと考えてます。というわけで、こちらから工賃は5万円でいいですか、とお願いしました。これが高いか安いかはよくわかりませんけど、二日間の工賃です。

 こういう契約の仕方をするから、さっきのチェーンの脱脂みたいなことも、きちんとお願いできるんですね。それが正しい客と店の付き合い方、かなあ、とね。

2017年3月16日 (木)

KUOTA KAHNがやってくる。かな。

File_000_3_2 さて。何を買おうか。ということですね。選択の基準なんですけどね。前回まとめたことに尽きるわけです。欲しいモノを買え。です。今回、バイク選定に入る話ですが、要するに個人の好みを語るだけになります。あれやこれやメーカーの製品を語っておりますが、これはこう感じるという、まさに個人の感想であります。優劣は一切語っておりませんので、ご容赦ください。

 ロードバイクに限らんのでしょうが、趣味のモノというのは、次から次にクラスアップしたくなるものです。実用品なら、必要にして十分ということで満足できますが、そこに少しでも趣味性が入ると、もっとかっこいいモノ、もっとかわいいモノという欲望が湧いて参ります。かつて車をもつことが趣味の時代にあった、よりよい車への乗り換え、なんてものもそうですな。もちろんメーカーさんもその心理を熟知して、微妙にいいものや変わったモノをすくってくるわけですな。シーズン毎のモデルチェンジってのは、そのためです。

 逆にですよ。満足してしまうと、新しいものには目が行きません。実はBMC SLR01に乗っていたときがそうです。新しいバイクへの興味が一切なくなりました。自転車雑誌を見る気力さえない。つまりですね、それまでのバイクよりずっといいはずの自転車を買ったけど、飛躍的に性能が上がるわけではない。かつ、こんだけのお値段のバイクをほいほいと買える財力もない。100万を超えるバイクを買ったところで、老境の自転車乗りの能力が上がるわけもない、という悟りの境地でありますよ。

 それにSLR01、相当に気に入ってましたしね。新たに何十万もの投資をしたいという意欲が湧かなかった。実際、しばらく資金が涸れ果てていた、ということもありますがね。そんなこんなで、最近の自転車情報にはずいぶん疎くなっております。

 さて。何を買えばいいのか、と。本当はBMC SLR01がいいんです。いいんですけどねえ。同じモノに買い換えるってなんかつまんない。この先、自転車を新しくすることもそうそうないかもしれない。新しい機種に乗りたいなあ、と。ここらへん、ちょっと矛盾してます。先に言ったように、違う機種に乗り換えたからと言って、そうそう変わるわけではない、とも思ってはいるのですよ。ま、人間は論理だけで動くものではございません。

 それにね。SLR01の現行モデルは、カラーリングが気に入らない。私が好きなのは2014年型の、マットブラックに細い赤のラインが入ったアレなんであって、くっきりした赤ラインや白や、まして黄色のBMCなんてのは、全く好みではありません。ともかく、BMCは今回は外します。

 では、どうするかってえと。やっぱり見た目ですよな。見た目。それ最重視。で、どんな条件かってえと、まず全体のフォルムはホリゾンタルに近い、トップチューブ。トップチューブが曲線とか斜めってるとかは、ダメです。あ、好みですからね。人が乗る分には全然嫌いじゃないです。ルックとかのトップチューブがステムまで伸びるようなデザインもダメです。実は、これだけで相当絞られてしまいます。最近はスローピングや湾曲はむしろメイン。ホリゾンタルにこだわりたがるのは、おっちゃんだけです。知らんけど。

 見た目デザインとともに、メーカーのイメージデザインとかもありますな。例えば、大手自転車屋さんでママチャリと同じような並びに、置いてある自転車メーカーは、初心者くせえと思われるんでないか、という見栄が出てくるのも、おっちゃんならではです。元々は伝統あるメーカーで、今もツール出場チームをサポートしているようなメーカーであっても、です。例えばビアンキ、メリダ、ジャイアント、最近ではコルナゴなどですかね。この辺りはほんとに歴史ある一流メーカーなんですが、それ故にほんとの通か、初心者さんか、購買層が分かれそうな気がします。気、ですよ?

 ちなみに、今、カーボンのフレームは、ほとんど台湾のジャイアントがOEMで作ってるらしいですから、製造技術で言うとジャイアントが一番、ということになるんでしょうね。そういう意味では、ジャイアントを選ぶ方は質実剛健、通です。入門者用の低価格帯のバイクを出しているブランドは、ファンを増やしやすいのと、高級ブランドイメージを維持しにくいのと、天秤にかけてるんでしょうなあ。コルナゴも、某大型チェーン店で扱うようになったってのは、販売の升を大きくしたいと言うことなんでしょうが、短期的には高級志向のユーザーが選択を迷う材料にはなっているようです。

 アンカーはいい。若い人に勧める一台です。なんと言っても日本ブランド、日本製という安心感がありますし、カラーオーダーシステムも、個性的なバイクが欲しい人には比較的お手頃で手に入れるチャンスです。ただ、日本ブランドってのは、質実剛健、ガチの自転車乗りというイメージがあります。へたれたオジサンが、能力に見合わない無駄金を使う、という私の趣旨から外れます。ちなみにカーボンフレーム製造は、おそらく台湾か中国です。

File_000_2 やはりここは無駄に高いバイクに乗ってへろへろ走ってるところを、若者に「あのおっさん、金を注ぎ込みゃいいってもんじゃねえところを見せてやるよ」って勢いで、ぶち抜かれて、「ざまあみやがれってんだ」って思っていただく。それがおっさんの本懐でありましょう。自虐おっさんここにあり、です。

 となると、TIMEか。タイムに行くか。タイムはなんでもロードバイク乗りの究極の憧れ、と言う方もいるらしい。確かにお高いフレームです。いっときは、これにしようかなあ、と検討していたんですけど、個人的な思い入れがないので、憧れもない。どうも気合いが入らない。フレームセットだけで60万から。BMCのパーツを流用しても80万円は軽く越えますな。うーん、そこまで欲しいかなあ、と考えてて気付きました。既に欲しいモノを買え、という原則から外れてます。高いから買う、になりかけてます。そこまでお大尽じゃねえ。うむ、タイム、なしね。

 キャノンデール。おっさんには昔懐かしアルミBMXバイクメーカーイメージ。カリフォルニアな感じ。ほら、最初の文字がCで始まるし。ロードバイクはやっぱりイタリアだよなあ、とスイス製BMCに乗ってたおっさんは思います。トレック。エモンダとか。軽いし。トレック、アメリカだしメジャーすぎてえ。ジャイアントに並ぶ超大手だけに、性能、コストパフォーマンス、サポート態勢も最高。まっとう過ぎます。なんつうんですかね、真面目に自転車に向き合ってる感じが、いい加減なおっさんには辛い。

 なるほど。超メジャーは好みじゃないんだわね。もちろんまだまだ挙げてないメーカーはあるんですけど。ブランドでは決められないな、ってことです。

 見た目だ、見た目重視だ。もう一回戻ろう。まずホリゾンタルに近いトップチューブ、それも太めなのがいいな、でもエアロは目的に合わないから、それはなしで、カラーリングもかわいいのは合わないからシンプルにしてと、ああつまりなんだSLR01が好きだったんだなあ、ということの再確認をする日々が続きました。

 しかしです。このまま迷い続けていると、シーズンが始まってしまいます。で、あちこちのメーカーサイトを開いておりますとね。今回、一切検討していなかったメーカー、以前KEBELに乗ってたので、外してたメーカー、KUOTAが目に付いたのですね。以前買ったことがあるブランド、つまり好みの方向性が一致するところがあるみたいです。

 今のKUOTA、トップモデルはKOMKAHNの二本立て。トップモデルで、フレームセットが35万円程度と、お手頃です。トップモデルとしては、ですよ。タイムの60万とか見た後ですと、そういう感覚になります。トップチューブはやや傾いてますが、クロモリフレームでもない限り、そうそうホリゾンタルなんてありません。ダウンチューブもいい感じにボリューム感があります。

Photo カラーリングは派手な赤白もありますが、思いっきり地味なブラックもあります。この地味な感じがいいかもしれません。これ、いいかもな。いいよなあ。うん、いいね。ということでKAHN、発注することにしました。サイズはXS。私の身長は171.5cm。足も手も短い。Sサイズでも行けそうですが、BMCが少し大きい感じがしたので、DEROSAと同じトップチューブ長510mmにしました。BMCより姿勢が立ってしまう分、高速には弱いかもしれませんな。まあ、そんなに高速で走れないからいいことにします。

 服のサイズと同じでねえ。MLが着られる場合、どっちを選ぶかってのは迷いますよね。前回も書きましたが、乗りやすいフォーム=速いフォームではないのでね。素人さんは体幹が弱いので、その時点の体力、体調で乗りやすさも速さも変わってしまいます。ここが鍛えられたハイアマチュア、プロの理論と一致できないところです。

 老境に進むおじさんとしては、乗りやすさを重視しておいて、いい。ということにしておきましょうね。さて、あとは輸入代理店のインターマックスさんが届けてくれるのを待つわけですが、案の定、納期予定日ごろに一ヶ月くらい納期が遅れるという連絡が来ました。まあそうだろうと思ってましたけどね。

2017年3月 5日 (日)

花粉症の季節だからね できることは何でもするよ NAROO MASK F5s

 日曜日の夜だというのに、今週のブログ記事が書けてない...。なんてえか、そこまで義理を感じるものでもないはずなんですが、なんつうのかね、書かなきゃって思ってしまう貧乏性。違うか。

 いやまあ、書こうと思ってることはあるんですけどね。時間がない。いつにもまして雑駁であります。ご容赦いただきたい。よし、これでいい。

 以前に、花粉症対策の話は書きました。レスプロスポーツマスクというものです。一言で言うと、とにかく装着感が悪い。耳より下でバンドを留めるので、どうしてもずり落ちてくる。ずり落ち防止のために締め付けると気分が悪い。まあ、ヘルメットのベルト部分に通すことで、若干改善はしますが、ネオプレーン素材の保温性が、気温が上がったときに不快感MAX

20170206_195520_p1010244 なんとかならんかなあ。ということで、今回購入したのがこれ。NAROO MASK F5s 3,200円。Twitterのサイクルスポーツ公式から流れてきた情報で、決定版かも!みたいな物言い。ふむ、試さざるを得ないな、というか試させてください。お値段的にもレスプロよりはかなり安い。まあ失敗してもこの値段ならいいや、というレベルです。

 しかしながら、販売サイトを見ると、なんだかねえ。薄っぺらいねえ。こんなもんで効果あるのかねえと思いつつ。注文します。届いたものは、本当に手のひらサイズ、ネックゲイターの薄いものと変わりません。これはね、頼りないという側面と、薄くてコンパクトだから持ち歩きしやすい、という側面があります。実際効果があるなら、コンパクトであるに越したことはありません。

20170206_195549_p1010245 さて。装着。ネックゲイターと同じようにすっぽりと被ります。違いは、耳に当たる部分が裂けてて、というか耳を通すようになっています。これならずれる心配がない。装着すると、全体がとても柔らかです。圧迫感はそれほどありません。緩いゴムが入ったような、ちょっとモフモフする感じのニット、ほんのり温かい。

 温かい...。ちうことは、気温が上がれば暑くなるはずね。まあね、どんな薄い生地でも、つけりゃあそりゃあ温かくなるわね。そりゃしょうがない。どの程度の気温まで耐えられるのか。やってみなきゃわからんね。うん。

 というわけで、何度かこれをつけて走りに行きますた。はい。気温5℃くらい、風のある日。これはね暖かくて快適。フェイスマスクみたいな感じですな。当然汗はかかない。ふむ。で、装着感なんですけど、これね。鼻のところに、よくある普通のマスクのように、針金っぽいものが入っていて、花の形に合わせることができるようになっています。なっています。が。あんまり密着しません。鼻の脇に隙間ができます。ちなみに顎のほうも浮いてます。じゃあ全然ダメかってえと、それはたぶんそうでもない。というのは見てのとおりマスク全体が伸縮性のある素材で、顔全体に張り付くようになっているからです。鼻のところは浮いていても、口の周りや鼻孔の周りがくっついている感はあります。それに運動量が増えると、鼻で吸うより口で吸うことのほうが増えますからね。とはいえ実際はどうなんですかねえ。呼吸を繰り返したとき、どの程度、隙間から花粉を含んだ空気が入ってくるのか不明です。

 マスク部分がどの程度花粉を防いでいるのか、これもね。不明。とにかく通常のマスクのように、マスクの層を厚くして物量で防ぐという発想ではない。うっすい目の細かいフィルターが一枚、入っているように見えます。これでほんとに防ぐことができてるんですかね。わからんです。

 軽く流していて普通に呼吸をしている分には、それほど不便は感じません。薄めの普通のマスクをしているように、空気はスカスカ入ってきます。まあ、呼吸をするには快適です。レスプロや普通のマスクをして長時間は知ると、マスクの内側がびっしょりと呼気に含まれる水分で結露しますが、ナルーはそれほど結露感がありません。なんででしょうね。口の周りに密着して、呼吸を繰り返すから、水分が溜まりにくいんでしょうか。

 気温の低い日の、1時間程度のポタリングでは、特にこれと言って問題は感じませんでした。なかなかいいかもね。

 が。問題はこれがヒルクライムに使えるか、ですよね。そうでなくても運動強度の高い人が使っても問題ないレベルなのか、さらに花粉の多い日でも平気なのか。ということで。がっつりとヒルクライムライドに出かけましょう。普段よくいく奥武蔵コースです。うちから鎌北湖まで15㎞程度、そこを上り口に子の権現を通り、傘杉峠を抜け、刈場坂峠。ここから国道299号に降りて、反応側に戻り、子の権現北側から南に抜ける。体力が残れば、南側の激坂ゾーンを折り返し、名栗川に降りていき、CAFE KIKIさんで一休み。CAFE KIKIさんからウチまではおよそ20㎞概ね80㎞程度、獲得標高は1500m程度。そういう計画であります。

 さて。当日ですが朝の気温は7度程度。少し暖かい。ウエアはまだ春秋用の起毛のもの、日中は15℃まで上がるという予想ですが、山の上はそれほどまではいかないだろう、ヒルクライムの時は少し汗をかくかもしれません。

File_000 予想通り山までの道は体が少し温まる程度、ただ既に問題が出ます。信号で止まるとアイウェアが盛大に曇ります。止まった時は外し、走り出してつける、というのを一、二度やって、ああこりゃ無理だ、と。ここでひとつめの決断。マスクを外すかアイウェアを外すかです。走っている間は、どちらを外しても平気です。が。走り終えた後に盛大に反動が来る。どちらの反動がキツイかってえと、大量に呼吸とともに肺の中に取り込むであろう、マスクを外すほう。目のほうは痒いだろうけど、それだけで済む。呼吸しちゃうと、鼻水に加え熱が出て、顔もぱんぱんに腫れあがるでしょう。

 はい、アイウェア諦めたー。まあこの時点で、このマスクの問題点がひとつ出てしまったわけです。さて、いよいよ鎌北湖からのヒルクライム。最大15%程度、最近の激坂ブームの中では初級編です。とはいえ初心者のころはここでも立ちごけしてましたので、けっこう心拍が上がる坂です。まあしかし。極端に呼吸が苦しくなることもなく、おやおやこのマスク、結構楽かも、とかね。思ってました。


File_003jpeg File_004 マスクの中が結露してべちゃべちゃということはありません。やはり口に密着してる分、結露が溜まりにくい気がします。が、顔を覆われているので汗はかきます。かいた汗はマスクの顎のほうに流れるので、そこらへんはひんやりと冷たい。まあ、肌に触れなければ気になりません。このピークを過ぎると、多少のアップダウンもあり、足を休めることもできます。

 が。ちょっと妙なことに気づきます。いつもはここをタイムをとりながら追い込んでいくのですが、前半の心拍はせいぜい160前後。追い込んでいて160。ところがこの日、タイム関係なくポタろう、と思って走って、実際タイムも上がってないのに、心拍が上がってます。決して高い速度域ではないから、疲れた感はそれほどではないのに、息が上がる。微妙に迫ってくる感じです。

 顔振峠から刈場坂峠に向かう57%程度の坂で、脚が回りません。おお、老いるということは悲しいことだなあ、こんなにも俺は遅くなり、衰えてしまったのだなあ。そう切なく感じながら走っておりました。刈場坂峠から299号までは一気に下ります。途中上る箇所はありません。よしここで心拍を整えよう、と一気に700mも下るのですが、心拍が下がらんのです。130前後。正丸トンネルの手前から、子の権現入口までも緩い下りが続きますが、やはり心拍が下がらない。

File_005 File_006 まあね。もう項がないので端折りますがね。そのあとの子の権現北側。ええ、脚をつきましたよ。ええ、負けですよ負け。これが老いるということですよ、ええ。と。心折れて下りる途中の、ゆずの庄といううどん屋に立ち寄り、武蔵野うどんを食します。あ、ちょっと元気出た。あれ、これひょっとしてハンガーノック入ってたかもです。そういえばこの日、朝出発前に冷凍カレーうどん390kcal、食っただけでした。ゆずの庄の肉汁うどんが全身に染みわたります。温かいお茶を二杯立て続けに飲み、うどんの汁をお湯で薄めて全部飲み、更にコーヒーまで飲んで、人心地。

ちなみに、ゆずの庄さん、冬期間休業だそうで、この日は久々の開店から二日目。だったせいか午後1時半頃のお客は二人だけでしたが、普段は駐車場いっぱい、自転車ラックもいっぱいになるくらいの人気店らしいですぜ。

File_007 少しパワーが戻りまして、更にカロリー摂取のためにCAFE KIKIさんに向かいます。そこでまたマスターに自分の衰えを嘆いておりましたら、マスターが慰めてくれました。マスクしてそんだけ登れればたいしたもんですよ、とね。うむ、ひょっとして、あれ心拍上がりっぱなしだったのは、酸素が足りなかったのか、と、おいおい今気づくかよという話です。

 いやね。走れなかったのは体力の衰えか、ハンガーノックか、マスクによる酸素不足か、まあそのどれもでもあるんでしょうが。このマスク。いきなりキツくなるんだったら、多分途中で外してます。ところが、それほど抵抗なく呼吸できるように感じるので、外しどころを見失う。まあできれば外したくはないものですから、極端に不快にならなければ外さない。じわりじわりときつくなってくる。ということかな、と今更ながらに思うわけですな。

 まあそれを良しとするか悪しとするかは考え方ひとつです。多少パフォーマンスは落ちても、走ることができるわけですから。

 ただね。うちに帰ったらもう即涙目充血、鼻水ずるずる。翌日も顔ぱんぱんでした。花粉症マスクとして効果がなかったのか、いやこれをしてなかったらもっと酷いことになっているのか、そこらへんがよくわからんのですよ。

2017年2月12日 (日)

関東屈指の激坂 子の権現を上って思う

20170204_1117121 さて。と。子の権現の話をいたしましょう。子の権現天龍寺。奥武蔵の山の上にあるお寺さんです。奥武蔵というのは西武秩父線の各駅から、アクセスできる辺りですかね。駅からすぐ山道にアクセスできるところが多いので、ハイキングコースになっています。で、このハイキングコースとは別に、結構な林道が整備されていまして、そちらがロードバイクのコースともなっておるわけです。昔はハイキングで山の中を歩いていたら、たまーに自転車が走って参りまして、いったいこの人たちは何をやっているのだろう、と思っていましたが、数年前からその仲間入りをしてしまった、というわけです。

 大雑把にこの辺りの山域を分けるとしますと、西武秩父線と平行して国道299が走っています。この北東側の山、南西側の山に分けられます。北東の山域を抜けると日高市や越生超、ときがわ町に抜けます。南西側の山域を抜けると、飯能市の名栗方面県道53に抜けます。名栗から更に山を越えて南西方向に向かうと、青梅市や奥多摩町に向かうことになります。

 つまり、この「越える」という地点が全て峠となっているわけです。もともと人が通るだけの生活道路もあれば、木材を運び出すための林道もあります。しかし、概ね急坂であることには違いありません。山を越えるわけですから。

20170212 中でも、屈指の急坂と言われるのが、子の権現天龍寺に至る林道であります。ヒルクライムをやる関東近郊の方なら聞いたことがある、という方も少なくないはずであります。で。先ほどの山域で説明しますと、県道53号と国道299号に挟まれた山域であります。ただし実際には53号からはアクセスできず、53号よりもっと北側の、県道350号からのアクセスとなります。さて、なぜ敢えてこれを言うか、ということであります。

 子の権現天龍寺に至る道は、ヒルクライマーにとってこれだけメジャーな急坂、一般的には激坂と言われているわけですから、あちらこちらのブログやTwitterにもたびたび登場いたします。最後の300mは地獄、というのが通説でありましてね。どのブログ、Twitterでもそうあります。

 ところがですね。個人的にはこれまで一切そう感じたことがありませんでした。急坂には違いないですけど、名だたるヒルクライマーが目標にするような坂でもないだろう、と。もちろんそれは勘違いです。ここは、あほみたいな坂です。そもそも自転車で登るような坂ではありません。ある程度練習を積んだ経験者でないと危険です。登れない、んじゃなくて、危険です。そのことはまた後で言いますね。

 じゃあ、なぜ以前は、子の権現をそんな急坂と認識していなかったかというと、どこからアクセスするか、なんですよ。子の権現は、国道299号からのアクセスと、県道350号からのアクセスがあります。激坂と呼ばれているのは、県道350号名栗側からのアクセスです。国道299号からは、きついにはきついが、激坂というほどでもない坂です。

 私は普段、西武秩父線西吾野駅からハイキングしてたので、子の権現天龍寺には国道299号からアクセスするのが普通だと思っていました。ですんで、ロードバイクでも299号を走り、そこからアクセスしてたんですね。しかし、皆さんが子の権現子の権現と楽しそうに話してらっしゃる。何がそんなに楽しいのかと。で。たまにですね、子の権現の表を登った、という表現がある。ふむ、表と言えば、こっちだよなあ。と。何しろハイキングルートとしても、一般の参拝客が入るのも国道299側からです。駐車場があるのも299側。どうみても表舞台。名栗側から登る道は、参道というより裏道だろう。と。

 ところがどっこい。子の権現をやる皆さんがメインにしているのは名栗側、県道350号側ですね。ここ、誤解の根源です。そもそも、表か裏か、というのは山域においては意識の問題ですよ。山梨県と静岡県の方にお伺いしますがね、どちら側が表富士ですか、ってことです。富山県と新潟県の方にお伺いしますけどね、どちらが表日本で裏日本ですか、ってことですよ。

 やっぱりねえ、表とか裏とかって、ダメなんじゃないかなあ、ってのが今回の趣旨の一つであります。冒頭申し上げましたように、子の権現南西側ルートと子の権現北東側ルート、これなら客観的と言ってもいい。299側、350側、これもありです。名栗側と吾野側でもいいでしょう。表と裏は、あかんやろ~。と言いたいだけでブログを書きました。ということであります。以上っ。

 そんだけだとさすがにつまらないので、これから子の権現やろうと思ってる方に、もう少し南西側ルートの感想をお伝えしますね。まあ、どうでもいいっちゃどうでもいい。ですけどね。南西側は都内方面から来ると、飯能市街で県道70号に入り、原市場という辺りで名もない小径に入ります。ここから少しずつ山の方に寄っていくのですが、断続的に集落が現れるので、感覚的にここから山道、というのがわかりにくいです。原市場の次の集落が中藤上郷というらしいのですが、この間にも14%を越える坂道沓掛峠があります。しかし、ここを越えるといよいよ子の権現に向かうぞっと気合いを入れると、集落が現れる感じですな。あら、まだ先なのね、的な。

20170204_101550 14%は一般的には結構な坂道なので、気合いが入ってしまう方もいるでしょうが、ここで踏んでしまうと、脚を削られます。ここは淡々と登って越えましょう。中里上郷を越えると、子の権現竹寺の看板がある分岐点があります。さていよいよ、と気合いが入りますが、実はまだまだ山道ではありません。生活道路が続きます。断続的に民家が現れます。まだまだ淡々と、登ります。と言ってもこの辺り斜度はそれほどではありません。しかし油断ならない。ゆずの庄、という宿の辺り、単発的に10%を越える短い坂が現れます。

 県道350号の終端に竹寺と子の権現への分岐が現れます。でも、まだ民家があります。まだ子の権現に至る山道はないのかしら、という感じです。権五郎神社という小さな祠を左に進み、まだ、続く。民家とたまに現れる急坂。やがて子の権現より1.8km、という小さな表示が現れますが、この辺りからようやく民家も見えなくなったな、という感じ。言わばこのあたりから本格的なヒルクライムかよ、と思うわけですが、実際はここに至るまでの坂道で、じわじわと脚にきているはずです。

20170128_110352_hdr あと1.5kmの看板が見えると、いよいよかなあ。激坂残り300mがきつい。となると1.2kmはそんなでもないのかな、と思うでしょ。んなわけがない。300mに至る直前は14%を越えてます。瞬間的には17%を越えるところもある。残り300mに比べればまだいい、というだけのことで、一般的には十分に激坂であります。

そして残り300mの看板。九十九折りの左カーブを曲がると噂の激坂です。まず17%越えのストレート、道路左端は切れ落ちているので、かなり怖い。ガードレールがないんです。ここでふらつくようだと、左側斜面の杉林に落ち込んでしまいそうです。そして急激に折れ曲がる右カーブ。ここが最大斜度20%越え。コーナーのアウト側の一番緩いところでも22%を越えます。イン側だと30%行くのか、試せないのでわかりません。

 下手に足をつこうとすると、斜面が急なので、いつもより地面が遠く、脚が届きません。道路左は崖、右側は30%の壁、そして脚が届かない斜面。速度が出ないだけに、バランスを取れる強い体幹を求められます。ここが、冒頭お伝えした、危険ってとこです。普通の坂と違って、バランス崩すと転げ落ちる可能性があります。あるいは崖下にまでですがな。こえええ。

20170128_110246 ただし、この急坂はコーナーだけのものですんで、踏ん張りきれば、勝ちます。そこから先はなんてことない14%程度の坂。ここが感覚がバカになっているところ。22%を登った後だと、14%が平地に見えます。ところが実際は急坂なので、足を使い切ってると、ここで回らなくなる、と。私の心拍はだいたいこの辺りで190くらいを打ってます。文字通り気が遠くなるレベルの限界心拍であります。

 ただし300mというのはほんとに短くて、そこまで登ればいい、というのが見えている範囲であります。気力だけで登れるほど甘くはありませんが、入り口まで来られた方なら、そこで一休みしてチャレンジするのがおすすめです。

 さて、帰りですが、実はこっちのほうが怖い。22%を下るだけでも怖いのに、22%があるのは崖側。崖の方に向かって頭から進んでいかなければなりません。私ゃやりませんよ、そんなもの。降ります。降りて押します。下りであれ上りであれ、無茶をしない。生きて帰るのが一番です。

 念のため、ではありませんけどね、ここまで来たときは私は必ず天龍寺にお参りしますよ。道中無事を祈ってね。それ、大切です。

2016年12月19日 (月)

指先が冷たいと泣きそうになるの シマノ エクストリーム ウインターグローブ タッチパネル対応 ブラック/レッド

20161105_142141 夏と冬と。どっちが好きかってえと、圧倒的に冬です。だあってねえ。ここんとこの夏ときたら、外に出たら死ぬる。死にまする。気温が体温越えたら動いちゃダメですよ。だって体内で作られた熱が放出できないってことなんですよ。もうね、そりゃだめだわ。

 実際は、放熱は単なる熱の移動ではなくて、汗が蒸発するときに熱を奪ってくれるので、なんとか生きていけますけどね。でもね。もうね、だから夏に外でお仕事してる人って、ほんとに凄い。ってか、それは人体の不思議よね、ってことです。鍛えるって凄いなあ、と。

 しかし、たまにしか鍛えない高齢のおっさんの身体は、耐熱性能が低い。夏の昼間にロードバイク乗るってのは、命を賭けるようなもんです。オートバイもやだわ。とにかくエアコン効いてなきゃいや。だけど、エアコン効いてるウチ遊びはあまり好きではない。

 その点、冬はいいね。そりゃ寒いですよ。けど、関東近辺の寒さなんてたかがしれてます。一番寒い時でもマイナス5度いかないでしょう。0度以上10度未満。この程度ならねえ、防寒対策をしっかりして、飯をしっかり食って、しっかり身体を動かせば平気です。三しっかりですよ。しっかりさんですよ、と。はい。余計な話をしています。

 ただやはり対策はしなければなりません、ということでね。どこが一番冷えるかってと、末端なんです。手、足。若い頃は毛細血管も元気だったから、体幹から流れる熱い血潮が指先まで温めてくれました。が。これがねえ、歳を取るとそうもいかんです。血の巡りが悪くなる。昔は冷え性なんてモノの存在が信じられなかったものですが、今は確信しておりますよ。

 そこでだ。冬場のロードバイク。まず足のことから。ロードバイク用のシューズは、夏の暑さ対策としてとても風通しが良くなっています。逆を言うと、冬は超寒い靴です。そこで、シューズカバーというモノを使うのですが、これをすると、風は通らなくなります。若い人ならそれで十分。しかし、年寄りは血管が詰まってますので、風が通らないだけでは不十分です。加温です。加温が必要なのです。以前はバッテリーで温めるシューズカバーを使ったこともありますが、持続時間が短くて、ロングライドには実用的ではない、というのが、私の結論でした。バッテリも専用ですから、バッテリが切れると、重いだけの靴カバーになります。

 で、一番いいのが、白元さんのアレ。足に入れる携帯用カイロ。これなら一つで4時間以上、保温してくれる上に、予備を持ってもたいした荷物ではありません。もうこれしかない。という感じですね。ちなみに、靴に入れるときは足の裏側ではなくて、甲の側に入れる方がペダルを踏み込んだときの感覚を邪魔しません。

 さて。で、問題は手なんですよ。手はね、足より暖まりやすく冷えやすい。ような気がします。つまりね、手を出しっ放しにしてると、あっという間に冷え切ってしまいますが、身体を動かせば、足よりもずっと手先の方が温かくなる。時には掌にびっしょりと汗をかくほどです。これが問題です。

 ロードバイクのライドに出るときは、まあ短時間、12時間なら問題はないんです。気温にそれほど差が出ない。しかし100kmも走ろうかと思うと、5時間や6時間はすぐに経ってしまう。ということは。ですよ。朝の7時に走り出して、休憩を入れて2時過ぎくらいに帰ってくる。時には帰り道で行きつけの自転車屋さんに寄ったりすると、帰りは真っ暗になります。これをですね。温度の変化を追いますと、こうなります。(頭の中でイメージして下さい。)

 えっと。イメージでは共通理解ができないんで、文章で伝えます。朝6時、気温3度。朝7時気温6度、朝10時気温9度、お昼気温14度、帰り道気温7度、というような、たとえばの話ですけどね。つまり朝と昼とで10度違うのは珍しくないわけです。運動中に10度違うと、そうとう暑い寒いの感覚も変わってきますわね。朝の気温に合わせた服装、手袋だとお昼には汗だくになる可能性がある。そういう難しさがあるわけですね。

 自転車屋さんにおいてある手袋だって5度対応と15度対応では全然厚みが違います。5度対応の手袋で日中走るのは無理。汗だくになる。かといって15度対応の手袋では、あっという間に凍えて走る気力も失せる、ということになるので、ジャージのポケットに予備の手袋突っ込んで出かけることになるんですが、特に5度対応の手袋ってかなりかさばるんですよ。

 更に言うと、私は0度対応の手袋で気温5度の条件で走っていても、指先が凍えるのでオーバーグローブを使ってます。んで、となると日中の暖かい時間帯は、背中のポケットが手袋でぱんぱん。加えて、ウィンドブレーカーなど突っ込んでいた日にゃ、もう大変なことになります。

20161208_192532_p1010009 そこで、今回購入したのがこれ。シマノ エクストリーム ウインターグローブ タッチパネル対応 ブラック/レッド。長えな。とにかく。0度から-10度までの対応。これまで使ってたパールイズミの手袋は0度対応だったので、それより更に温かい。しかしね、そこまで温かいとなると、オーバーグローブがなくてもいいとしても、昼間の暖かい時間帯が大変なことになるんではないの。そこです。問題は。

 このシマノのエクストリームウィンターグローブは二層構造、つまりインナーとアウターになっています。実はこれだけなら昨年までのモデルにもありました。今年のモデルはちょっと違います。昨年のモデル、インナーグローブがいかにもインナーって感じで、単体では使えないものでした。見た目からして、手袋を裏返したような、縫い目が表に来るような感じで、単体使用しているとほつれてきそうな感じです。ちょっと買うのをためらってしまいます。

20161217_130713 ところが今年のモデルでは、インナーグローブが普通の薄手のグローブのようになっている。こうなるとインナーグローブだけでも使用できますし、アウターだけでもできる。もちろん組み合わせると寒さ対策最強、ということになるんですね。実は去年の冬にシマノのバイヤーさんが自転車屋さんに来たときに話を聞いていたのです。待ちかねておりました。

 で。実際に使用してみます。使用したのは気温3度くらいのナイトライド。お日さまの恩恵は全くありません。この気温だと、これまではオーバーグローブ必須でした。今回は敢えて使ってません。1時間ほどの使用ですが、指先からじんわりと寒さが伝わってくる感じはあります。が。冷たくはありません。身体が温まってきたときにちょうど良くなる感じです。日中にアウター、インナー単体で使ったことはまだありませんが、当然温度調節はできるでしょう。

というわけで、朝3度、日中16度のロングライド。日に照らされるところでは汗をかき、山の中の北斜面では凍えます。が、現実的には気温に会わせて脱いだり履いたりは、やっぱりしません。めんどくさいんですよ。でもまあ、いざというときには調整できるってのは、気が楽です。

あ。めんどくさいってんで言えば、ふつうに付け外しするときも、やっぱり少しめんどくさい。二枚一気に脱ぐことはできますが、装着するときにはインナーグローブをつけて、アウターを着けるという手間がかかります。二枚重ねて、というわけにはいきません。

20161217_130631 スマホ対応になっていますが、あまり敏感ではないです。もともと手袋が二重になっているので、細かい操作には向いていません。また二重になっている分、指先に余裕を作っているのか、少し長めです。そのせいで、感圧式のガーミン800をタッチしても、圧が足らないのか反応は弱いです。いやもしかしたら、私の指が短いだけかもしれませんな。個人差があります。はい。

 とはいえ、そういうものを操作するときは手袋を外せばいいわけですし、手袋としての機能面で十分に満足しています。後は耐久性と入手性ですね。耐久性はわかりません。しばらく使ってみましょう。入手性と言うことでは、このグローブもシーズンもののご多分に漏れず、シマノはシーズン前に精算した分以上の在庫を持っていません。私が買ったのは12月の頭でしたが、もうほとんどのお店では在庫がはけてしまっています。特にMサイズが残っている店は少ないので、欲しい方は急いだ方がいいと思います。

 お値段的にもパールの半額、とまではいかなくても2/3程度の値段で買えるシマノ エクストリーム ウインターグローブ タッチパネル対応 ブラック/レッド、長えな、はなかなかの優れものではないか、と考えている次第であります。ま、しかしこういうものは使い込んでみないと何とも言えない部分はありますな。

2016年11月27日 (日)

ロングライドに行こう たぶん③ 鶴峠なんて知らんよ

ちなみに、この記事のライドに出かけたのは、11月の始め、まだ暖かい頃でした。

20161031_122504 さて。風張峠を抜けて少し上ると、見晴らしのいい駐車場につきます。月夜見駐車場、というんですかね。ずっと下の方に奥多摩湖が見えます。ふうん、ずっと下の方ねえ。ふうん。

 気がつきました。私は何となく、奥多摩湖と奥多摩周遊道路の位置関係を誤解しておりました。奥多摩周遊道路を上りきった山の頂上に湖が広がっているのだろう、と思い込んでいたのです。ってことは、奥多摩湖の周りまで行くということは、ここからあそこまで降りていく、ということであるのですね。

 ダウンヒル、苦手というか好きではないんですよ。寒いから。そういえばこの日、予報では気温18度くらいまでは上がるはず。とはいえ、都民の森から風張の辺りは曇っていたせいで気温10度前後、登りにはいいけど、下りには辛い気温です。んー、しかししょうがない。奥多摩湖に行くのだからして、降りましょう。

 少しまた晴れ間も見えてきて、気温も少しだけ上がった気がします。かなりの急坂を一気に下ります。

 ここの時点で既に時間は午後12時を回りました。距離にして80kmは越えたかな。ってことはですね、休憩を入れて5時間くらい走ってるわけですね。休憩を除くと時速20km/h。うむ。理想的なゆるポタ。しかしですね、そうなると帰るのにも5時間くらいはかかるわけで、うん、まあいいか。そういうこともあろうかと、VOLT800装備してきました。

 秋冬は日が落ちるのが早いので、ライト必携であります。ライトがあれば、ゆとりを持って行動できます。

 しかしね。一番短い距離で戻ろうと思ったら、奥多摩湖周りはトンネル多発の青梅街道側を通ることになりますな。これはイヤ。となると、来た道を帰る、のが早いんでしょうが、今下りたばかりの急坂を上る根性がない。とすると、当初の予定通り山梨側に回って甲武トンネルを抜ける道、ここしかないな、と。なんとなくですね、奥多摩湖から降りる一方的なイメージで走り出しましたが、すぐにその幻想は破られました。山梨側と東京側、間には三頭山、丸山、生藤山、陣馬山をつなぐ山脈があるんです。

 つまり、奥多摩湖一帯がこの辺りの山域からすると凹んでいるんですよ。いずれ上らにゃならんのです。

 奥多摩湖を抜けるとすぐに上りがやってきました。国道139号線から県道18号線に向かう途中に、原始村たらいうなんかわからんほうに抜ける村道があります。これを使えばショートカット。うん、行け。でね。ショートカットってのは同じ標高を上る場合は、斜度がキツくなるのよ、って話です。

 ぐががががって坂が出てきます。もう忘れましたが15%くらい。たぶん。てかね、風張峠でかなり足を使っちゃってるんですよ。なんかもう回らん回らん。だいたい80kmも走ってのこの坂ですからね。スタンディングとシッティングで、休み休み行きます。が、ここはもうやっぱり「足をついたら負け」根性が出てきます。なんか理由がないと休みにくい。とはいえなんとかなっているのは、コンビニ休憩、都民の森休憩、駐車場休憩が効いているんでしょう。ひたすらにストレッチしてるのもいいのかもしれません。

20161031_132415 何も考えられないって状態ではなく、坂を上っている自分がいることを楽しんでいます。とは言ってもそろそろ休みたい。なんか食いたい。と「そば」の幟が何本も立っています。原始村、とか。蕎麦が食えるならなんでもいいや、と思って立ち寄りますが、月曜定休。はいはいそうでしょうよ。月曜日ですからね、空いている分、何かは犠牲になりますよね。補給食の羊羹とソイジョイを食って我慢しましょう。

 自転車で坂道を上り下りして、トータルで得た高度を、獲得標高と言います。これは総走行距離のように、どんだけ走ったかの指標になります。私が普段走っている奥武蔵の山の中練習だと1300mから1800m程度。で。すでにここで走行距離100kmになろうとしており、かつ獲得標高も1700mを越えています。

 なんで100kmも走った後にこの坂が続くかなあ、等とつぶやきながら、サディスティックな快感が押し寄せて参ります。使い切った脚をいかにして騙して回すか、攣りそうになる筋肉をいかにして誤魔化すか。低レベルの戦いが続きます。

20161031_1353461 村道を抜けて、県道18号線に入ります。が、相変わらず坂はキツい。もうあほみたいに坂が続きます。あほみたいに坂が続く中、バス停があります。鶴峠、と書いてありました。こんな峠上る予定がなかったんだけどなあ。でも。よっしゃ、峠。ここからは下りが続くはず。ずっと下りが続くはず。確かに快適な下りが続いております。標高差の判らない地図を見ている限り、甲武トンネルまではきっとこれで行けるだろうよ、峠から下りているんだからな。

 そんな甘い話はございません。上野原市に入り、県道33号線に乗ると、再びの坂。もうね、また坂かと、既に獲得標高は2000mを越えました。回らんよ、脚は。見上げると九十九折り。見上げると坂。

 更にこの先に甲武トンネルが待っておるのです。トンネルぅうう。時間は午後3時になろうとする頃でしょうか。シッティングとスタンディング。脚が売り切れてるぅ。やっぱりここは、足をついたら負けです。でも、今回は休憩はあり。休憩って決めて足を止めるのは自分の決断だから、これはあり。上りきれなくて足をついたら、それは負け。そういう自分ルールで、見晴台的なところを見つけて、数分の休憩をします。

20161031_153119 更に上り、トンネル。ただですね。今回33号線に入ってからほとんど車に追い抜かれていません。10分、20分に一台通るか通らないか、という交通量。これならば、トンネルに入っても問題ないかもしれないね、と淡い期待を抱いて、だけども当然、テールライトとヘッドライトを点灯して、トンネルに入ります。

 甲武トンネル、中はそう暗くもなく、狭くもなく、しかも車が一台も通らないので、走りやすいことこの上ない。が。普段、こんなわけはないですよね。土日に行く皆さんは、あまり期待しないで下さい。

 檜原村に戻った頃には、もう暗くなりかけていました。VOLT800があるから気楽ぅ。慌てずのんびり帰ればいいんですから。備えあれば憂いなし。これがMOONのライトのようにバッテリ別体式のライトだと、大仰だから付けるの面倒くさいな、なんて思って付けてこなかったかもしれません。そういう意味でもコンパクトで明るいライトってのは、いいです。

 青梅市に戻った頃はすっかり真っ暗。まあのんびり帰りましょう。朝、寄ったセブンイレブンでおにぎりを1個買って食べます。

 うちに帰ったのは午後6時を過ぎた頃。朝7時半に出ていますから、11時間外にいたことになりますが、走った時間は9時間半くらいですか。よく休んで、よくストレッチをして、ちゃんと補給をしたので、全身へろへろってことはありませんでした。走行距離は150km、獲得標高2581m。こんだけ走ったのは久し振りですが、疲労はそれほどでもないです。やっぱりねえ、楽しく走るってのが大切なんですな。またやってみようと思いますもん。200kmくらいなら行けるな、と。体力自体は以前より落ちてるはずですが。それでもできることはまだまだあるんだな、と。

 だんだん寒くなってくるので、山を走るのは厳しくなりますが、うん、まあね無理をしないで楽しんでいきますよ。誰と比べても仕方ないですもんね。自分の人生、自分の自転車。

2016年11月20日 (日)

ロングライドに行こう たぶん② 風張峠から奥多摩湖を目指す

20161031_1204011 ということで。本格的に寒くなる前にロングライドに出かけます。

行き先は奥多摩湖、風張峠あたり。適当です、って話は前にしました。ではコース。まずは一般的な話からします。よ?

 コース選択としてはYahoo!系のサービス「ルートラボ」を使うのが一般的です。PC上の地図を見ながら、行きたい地点をクリックしていくと、地図上の道路に沿って、コースが描かれていきます。この作業を、コースを引く、と言います。ルートラボで引いたコースは、高低差も見てくれているので、どのくらい上り下りがあるのかも判ります。

 更にこのルートラボで作ったコースを保存して、自転車用のGPSガーミンEdge800に転送すれば、ガーミンでそのコースを走ることができる、と。この辺りは、昔ちょこちょこやったのでなんとなく覚えてます。

 でもね。年寄りは面倒くさがりなので、今回はそれはナシ。はじめっからEdge800でコースを作って、その通りに走ります。つうのはですね、ガーミンって自転車用ナビなんでコース選択が大通りを避けてくれるんですね。まあこれは逆に舗装もされてない小径を選んだりしやがるという欠点にもなりますが、概ねよしとして。途中途中で目印とするポイントを入力していくと、それなりにコースになります。

 頭のいいやり方ではないです。ルートラボが正解です。

 ま、とにかく。頭の悪いやり方で進んでいきましょう。ええ、しばらくぶりにルートラボ使おうと思ったけど、使い方忘れていて、調べるのが面倒だっただけですよう。

 うちから奥多摩湖に行くだけだと、青梅市から青梅街道に入り奥多摩町、そして奥多摩湖と向かうだけなんですが、このルート、標高差がないのに加えて奥多摩湖脇あたりを走るとき、やたらとトンネルが多い。つまり、楽しくない。

 そこで今回は青梅市を抜けて武蔵五日市、檜原村に向かいます。檜原村から数馬温泉、そして風張峠、奥多摩湖、ここから山梨側に抜けて鶴峠、上野原市を通り、檜原村に戻る、という感じで行くことにしました。たぶん140kmくらい。時間にして7時間はゆうにかかりそうな気がします。100km越えて走るのは久しぶりです。逆にタイムは一切気にしない、正真正銘のゆるポタに徹すると決めたので、気が楽であります。

 ここで敢えて苦言を呈しますがね。ゆるポタと言いつつ、巡航速度が25km/hとかあり得ませんからね。ちなみにゆるポタとは緩いポタリングのことであります。ポタリングというのはサイクリングをランニングとすれば、言わばジョギング。会話をしながら歩くより少し早いジョギング。自転車のジョギングであります。

 ロードバイクのあるある二大詐欺に「貧脚詐欺」と「ゆるポタ詐欺」があります。貧脚とは脚が貧しい、つまりは自分はあまり速くも強くもないんですよ、という真に日本的卑下の文化の産物であります。これを言う人は例外なく、速いです。つまりですね、貧脚というロードバイク用語を使うような人はそれなりに乗り込んでいて、もっともっと速い人たちとの経験も積んでいるわけです。その中にあって「貧」であるだけであって、一般の方からすると信じられないような走りをします。普通ね、いいですか、ロードバイク乗りの普通じゃないですよ、一般人が100kmとか自転車で走りますか。走りません。そんだけ走れる段階で、剛脚と言われます。

 で、この自称貧脚と言う方たちが「ゆるポタ」と称するライドを行う。平均時速25km/hというのは、停止やノロノロが繰り返される街中では、巡航時は軽く30km/hを越えてなければなりません。そんなんねえ、緩くも何ともないわっ。それなりに、うっしゃあって気を入れて乗っていて、そこらへんですよ。

 ヒルクライムで言えば、1日の標高差1000mを越える人は貧脚などと言ってはいけません。そんなん卑下にもなんにもなってませんからね。と、こっから先、衰えるばかりの高齢サイクリストは申し上げます。

 失礼いたしました。ロングライドに出かけましょう。とは言っても、この辺り有名コースなんで、詳しい情報は今更感があるので、「つか書く」的ぐだぐだを進めます。

 久しぶりに100km声をやるに当たって心がけたことがあります。休憩を取ることと、ストレッチをやること。以前はですね。「足をついたら負け」というルールを適用しておりました。もちろん信号では足を止めますし、危険な状況では足をつきます。しかし、それ以外、休憩も走りながら補給も走りながら、トイレに行くのは限界まで我慢。さっきの平均時速で言うと、信号の少ないサイクリングロードでave.30km/hmax48km/h。これが自分的限界でしたな。これで100kmをやると、ウチに付いたときに、腰が抜けたようになり。その後は起きているのも面倒くさいくらいの脱力感で、残りの半日を過ごします。

 これじゃあいかん、いかんぞお。ゆとりがなくて辛くなってきた。自転車が好きでいることに辛くなったら、あかんのです。

 それで、今回は少なくとも1時間ごとに休憩を入れることにします。コンビニがあったら入る。補給の時は座る。ストレッチをする。食べ物屋さんにも積極的に入る。うん。

20161031_082516 20161031_090202 さて。朝ご飯に冷凍パスタを食って、午前730分にスタート。まずは青梅を目指します。ガーミン君の案内する道路は、基本的に裏道ですし、それに平日と言うこともあって車はそんなに走っていません。順調です。休憩ルールに、できるだけ写真を撮る、という条件も入れましたので、とりあえず青梅市の辺り、多摩川で写真を一枚。か二枚。このときは晴れてますな。

 この先、コンビニも少なくなってくるだろう。少なくなるに違いない。とりあえず小腹が空いた気がするので、秋川街道沿いのコンビニで補給することにします。普段は食わないんだけど、甘いものを少しね。今日は走るからいいよね。うん、結果かなりオーライでした。武蔵五日市かやくぼ交差点のところにあるセブンイレブン。店の前になんつうのか車止め的な支柱が並んでまして、バイクをロックするのに便利です。バイク置くところが遠いと不安ですもんね。

20161031_102519 檜原村に入って檜原役場を通り過ぎたところのT字路を左に曲がって檜原街道を進みます。この辺りからだらだらと坂道が始まりますが、3%、5%とか、たいしたことはありません。こんな調子で上って行ければ、まあまあそのうち着くだろう。しかしだんだんと坂は厳しくなっていきます。数馬温泉を過ぎた辺りで、道は奥多摩周遊道路に変わります。この先に、都民の森がありまして、そこではトイレ休憩と立ち食い蕎麦レベルの軽食の補給ができます。

 このときは温かいカレーパンもありましたので、缶コーヒーとセットにして、再びの補給。これはこれで悪くない。ヒルクライム途中で休憩を挟むと、なんか負けたような気がしてきますが、いやいやゆるポタゆるポタといい聞かせます。実際、この後10%近い坂が連続します。

 風張峠は、これといって何があるわけでもなく、峠です。まあね、普通の人にすればただの通過点ですもんね。あ。オートバイがすげえ多いです。しかも気合いの入った振るか売るのスーパースポーツが思いっきりハングアウトして走ってます。すげえなあ。あんなに速く走れないなあ、と思う一方、一般道でそんなことすんなよ、と思ったりします。まあ、私はどのみちできないんですけどね。

20161031_113957 20161031_114341 ところでですね。この辺りの坂道は、普段私が走ってる奥武蔵グリーンラインと違って、ちゃんとした2車線道路。林道ではありません。ちゃんとした道が続いてるぅ的な感動がありました。ちゃんとした道、楽しいなあ。走ったのが月曜日なので、一般車がほとんど走っていないってのも、気持ちいい理由の一つでありますな。ちなみに、この近くに風張林道という林道が通っているようですが、今回はその存在を知らなかったのでパス。

 ああ、また途中で終わった。

2016年11月 6日 (日)

Twitterに誘われてロングライドに行ってみたよ Twitter入門講座

この頃、結構自転車熱が再燃している気配があり、割と乗ってます。

ご存知の方もいるでしょうが、この夏にヒルクライム用バイクBMC SLR01というスペシャルなお気に入りロードバイクを壊しました。まあね、いいんです。怪我も大したことない(当社比)だし、BMCが壊れても、DE ROSA NUOVO CLASSICOという素敵なバイクがある。

 

別にねBMCが85万円しようが、2ヶ月バイクに乗れなかろうが、ええ、ええ、いいんです。命があるんですから。そうは思うんですけどお。凹んでいたのは事実です。元々ね、去年これまでの中でベストと言えるほど体調を整えて挑んだマウンテンサイクリングin 乗鞍が豪雨のためDNSした、そこから凹みっぱなしで、言わばだめ押しをされた感があります。

 

20161106_174314_2 ところがですねえ。去年の暮れからTwitterというものを始めた。Twitterというものは、ネット上にダダ流れする文字通りの呟きです。それ自体、こちらに飛び込んでくるものではありませんし、どこかのサイトを見るように、Twitterのサイトを見れば書き込みが見られるというものではありません。

 

気になる語句を、検索機能を使って探すと、そのキーワードを含む書き込みが検索される。そこには、その呟きをした人が書いた簡単な自己紹介的なコメントと、これまでのその人の呟きが現れる。それを見てですね。この人のコメントには興味が持てる、という方を登録するわけです。これをフォローする、と言います。

 

相手の人には、私がフォローしたことが通知されます。ここからはTwitterの一般儀礼も含まれるのですが、相手が一般人の場合、社交辞令的に相手も私をフォローしてくれます。

 

20161106_173832_2 この状態でそれぞれが呟きと言われるコメントが時系列順に現れるようになるのです。これをタイムラインTLと言うようですな。ふむ。こうして、私の場合は「ロードバイク」だとか「ヒルクライム」だとか「MT—07」辺りのキーワードかで出た方々をフォローして行ったわけです。

フォローした方のコメントが面白ければ❤「いいね」を押したり、コメントをつけたりしますわね。この段階で、お互いにコメントが愉快でなければ、フォローをさせないようにブロックしたり、フォローを外したりすることができる、と。

 

まあこういう流れで、Twitterのフォロー、フォロワー(フォローしてくれる人)が増えていくわけです。

 

あ、ただし。こちらがフォローしたわけでもないコメントが度々現れます。これは無料で使えるTwitterの経済的要件、広告みたいなもんです。別に個別に狙い撃ちしてくるわけではないようですが、一応、コメントやフォロワーの内容から、ある程度興味を持ちそうな分野の広告が入ってきてる気がします。

 

でだね。ロングライドの話に戻りたいんですがね。

 

でだね。自転車に乗る意欲が薄れていた私ですが、このTwitterのタイムラインに流れてくるコメント、とんでもない自転車バカの人たちが多いんです。そりゃそうだ、そういう人をフォローしてるんだもの。そりゃあもう1日中朝から晩まで延々と坂を登っているような人がいるわけです。一人とは言わず、何人も。そうするとですね、世界中があたかもみんな自転車に乗っていて、そのことごとくがバカのように自転車に乗っている、ような錯覚が起きます。

 

加えて言えば、100kmやそこら走るのは別にね当たり前のことであって、自転車に乗るとか乗らないとかではなく、空気を吸うように自転車に乗っていて当たり前だろう、と思い込んでしまいます。

 

錯覚です。

 

普通の人は、出張に自転車持って行ったりしませんし、普通の人は徹夜して仕事をした後、100km以上、それも坂道ばかり登ったりしません。朝起きるなりローラー台に乗って、その後走りに行って、夜もローラー台に乗るとか、普通の人はしません。ところがTLだけ追っていると、だんだんとそれが普通になってきます。なぜならば。普通が普通でないかは、要するに多数決の問題であるからであります。

 

でだね。ロングライドの話に戻りたいんですがね。

 

走ろう。と思っちゃったわけです。これまではずっとBMCに乗って、同じ坂道を何秒記録を短縮するか、ということだけに視点を置いていたわけですが、TLで呟いているみなさんは所構わず走ってらっしゃる。迷っていたりもします。そうか、と。そういう走り方もあるのかと。自転車に乗って6年くらいは経っていますが、ひたすら追い込む走りだけをしてきました。

 

同じ風景の中を、飽きずに何百回も走り込んでいました。で。飽きた。

ふむ。知らないところを走っていいのか。走ろう。そういうことになったわけです。

 

で。どこを走るにしても、TwitterのTL見てると出てくるワードがある。奥多摩、とか風張峠とか和田峠とか渋峠とか子の権現とか。子の権現は知ってます。割と近所なのでずいぶん昔に走ったことがありますが、前輪が浮いてひっくり返りそうになります。まあ近所だし、今回は外そう。

 

20161106_180004_2 ということで、奥多摩周遊道路を目指します。ここも近いっちゃ近いんで、車で行ったことはあるので、なんとなくの地理感もあるし。ただねえ、奥多摩周遊道路、トンネルがやたらと多かった気がする。トンネルは、特に自転車に乗るのは怖えスよ。やっぱ暗くて、路面の状態も確認しづらいし、車が追い抜いていくときの風圧が半端ない。嫌ですよう。みんなどうしているのかしら。

 

そこでTwitterですよ。Twitterにはアンケート機能がありまして、三択とか四択とかの選択肢で選べるようにすると、ポチッと押すだけで回答ができる、という機能。これを使えば、みんなが回答してくれるはず。うん、他の人のアンケートもたくさん回答が集まっていたよなあ。

 

ということで、3択で質問。トンネルの多い道を①迂回路、②根性で、③そんなにトンネルなかった、で答えてもらおう。うん。

 

ところがね。問題が発生。そもそも回答してくれるフォロワーさんがほとんどいない。100人いないんですもの。そのうち自転車乗りは半分かな。更に言うと、関東の方はもっと少ない。かつ、そもそも人気の方はいちいち回答なんかしない。人気のある方のアンケートには回答が集まりますが、庶民のアンケートにはそうそう回答がないんです。

 

ということで、回答数1名。根性で通る、という結果に。100%の方が根性で通るということになりました。これはねえ、根性で行きます。というところで、今回のお話は終わり。オートバイの話も中途半端だけどね。まあ回答1名のTwitterとブログなんで、いいやね。

 

あ、でもね。このブログ、あと1ヶ月で10年になるんですぜ。だからなんだ、って話ですけどね。

2016年10月23日 (日)

ナイトライドのためにCATEYE VOLT800とLAPID X2を買い増した

20161016_172419 ちょっとオートバイツーリングのことは置いといて。たぶん次回に書きます。まあ、なんつうかモチベーションの問題です。てか、自転車関係のことも、ちょっと書きたいかなあと思ったり。

 で。まあ自転車関係は、ほんとにあまりね、なんつうかな、モチベーションが下がってるってか、穏やかな老後を過ごしてますよ的な扱いになっております。

 クロモリフレームのDE ROSA  NUOVO CLSSICO、美すぃなあ。ただね、微妙に気を遣っております。というのは。クロモリですからね。鉄ですよ。鉄。雨の中とか走ると、錆びるんじゃねえのかな、と思って、路面に水分が残ってると、走りたくない。いやね、アルミだのカーボンだのチタンだのが出てきたのは、ここ20年くらいの話なんだから、ずっと昔からみんな鉄のロードバイクに乗ってたわけですからね。DE ROSA NUOVO CLSSICOだって、もともとはツール・ド・フランスでも使われていたフレームを現代風に焼き直したモノですからね。手入れすれば、大丈夫だろうとは思いますよ。思うけどね、いや、少しでも錆びるのはイヤなの。

 しかも、メンテナンスが面倒。てのは、このバイクはアッセンブリパーツをカンパニョーロで固めてます。カンパニョーロってのはイタリアの高性能かつ超お洒落パーツメーカーでありまして、お洒落ゆえにお高い。私が使ってるアテナってモノはグレードとしては普及機なんですが、日本の超高性能ブランド、シマノだったら高級機が買えそうな値段がします。で。更に、メンテナンス用の工具がシマノとカンパニョーロで互換性がない。シマノ用の工具とカンパニョーロ用の工具がいる。更に。日本製のシマノの工具がお手頃価格で買えるのに対して、カンパニョーロ用の工具は、そりゃもうアフォですかってくらいのお値段がします。揃えるのに根性が要ります。

20160903_083241_2 そんなこんなで、ばらしたりすることも思うように任せず、チェーンルプを注すぐらいのことしかしてなかったら、こないだは走行中に突然クランクが外れる、というハプニングが起きました。ああ、びっくらこいた。まあね、ヒルクライム中でなかったのが幸い。でね。で、ですね。そのクランクを止めてるキャップをちゃっと買って付けてもらおうと思ったら、そのパーツが自転車屋さんになく、ってか自転車屋さんが輸入代理店に問い合わせてもらっても在庫がなく、イタリアから取り寄せる羽目になりました。2週間待ちですよ、と。

 どうも、いろんなものが私の足を引っ張ってる気がします。8月は事故の影響で自転車乗れず、9月はずっと雨だったでしょう。10月に入って腰痛が出ましてね。それにね。相変わらず、休日まで仕事が飛び込んでくる。まあね、仕事があるのはありがたいんですが、それは理屈。仕事もプライベートも充実させたい。てかプライベートが充実してこそ、仕事も効率が上がるだろうってもんですが、そんな小理屈が通るようなお国柄ではありません。

20161004_184741 となると。走れるときに少しでも走ろうかなあ。と。言うことで、夜にでも走ろう。寒いし暗いけどさ。ってことで、ライト。ライトが欲しい。いろいろもってるんですけどね。

 最近だとCATEYEVOLT300。コンパクトだけど、メインにするにはちょっと暗い、街中では十分の街用です。ちょっと前に、まっ暗いサイクリングロード用に買ったMOONX-POWER1300。爆光です。バッテリ1個で、フルパワー90分ぐらいもちます。これはいいんですが、バッテリが外付けなんですね。トップチューブにベルクロで巻き付ける感じ。BMCみたいに太いトップチューブだと見た目も悪くないんですが、ほっそいDE ROSAのトップチューブには似合わない。てか、安定感がないんです。

20161020_224149 なんだか大仰すぎて、X-POWER1300着けるのはためらってしまいます。そこで、今回はCATEYEVOLT800という製品を買いました。

 CATEYEも数年前までは、なにこれ、ってくらいの貧弱な製品しかなくて、買うたびにがっかり感があったりしました。明るいライトもあったにはあったのですが、お値段がバカ高い。仕方なく中国製のDOSUNとか英国製のMOONとかに行きましたけど、さすがにCATEYE、本腰を入れてきています。CATEYEは日本製なので、細かなところの出来がいい。サポート態勢もいい。はず。知らんけど。だいたいライトって壊れる前に買い換えてしまうので、わからんのです。でも、きっと。いい。ような気がする。知らんけど。

 でね。今回買ったVOLT800ってのですが、800ルーメンってことですよね。だいたい。MOON13001300ルーメン。MOON1300に比べるとだいぶ暗い。と思うでしょう。それがそうでもない。ってかMOONにしてもCATEYEにしても、最近はもっと明るいモノはいくらでもあります。VOLTでは、上位機がVOLT1600、さらにその上にVOLT6000という化け物みたいなライトがあります。明るければいいかというと、実はそうでもない。MOON1300もフルパワーでサイクリングロードを走ると、対向する人が目を覆い、驚いたように「バイク!?」と声を出すのにたびたび出会います。対向車から見ると目つぶしを食らっているようなものなんでしょう。

 VOLT6000に至っては、公式HPに「公道での使用を控えて下さい」と書いてあるくらい。おそらく、想定としては真っ暗な山の中、それこそMTBでもなければ走れない、対向車も人も一切いないような場所、あるいは砂漠。そういうところなんでしょうか。お値段10万円ということから考えても、普通に買うライトではありません。

 そういうわけで、VOLT800。実際に使ってみて、MOON1300に比べると、やはり一体型の気楽さ、シンプルさはとてもいい。ケーブルでつなぐ必要がないというのは楽です。しかも、VOLT300に比べて、倍くらい明るい。ハイ、ミドル、ローと三段階の明るさがありますが、ミドルでも、VOLT300のハイと同じかそれ以上に明るいので、常用ゾーンとして使えます。ちなみに使用時間はハイだと2時間、ミドルだと3.5時間、ローだと8時間だそうです。緊急避難的に長時間使いたい場合はロー、通常はミドル、真っ暗な道ではハイ。ただし、バッテリーが保たないので、予備バッテリーを一個もってます。2時間程度のライドってのは、自転車の場合、それほど長いわけではないですからね。しかも、この予備バッテリ。VOLT300と共用できます。いろんな意味で、なんか安心。

20161020_223036 まあライトって明るけりゃいいってわけにはいかず、むしろこんだけ明るいライトが増えてくると、配光パターンの方が気になります。VOLT300800も基本円形の配光。まあ正確に言うと、レンズで四角っぽくはしてあるんですけど、それほどかっつりとカットしてあるわけでなく、周辺部に行くと徐々に暗くなる感じ。これだと周りが見えやすい反面、対向車はかなり眩しい。かといって、レンズで周辺光をバシッと切ってしまうと、ライトの当たらない部分が真っ暗になり、見えなくなる。そのバランスが難しい。です。現状、街中では光量落とせ、で使用中であります。

 ということで、現在はVOLT800VOLT300を並べて使ってます。背中のポケットに予備バッテリ1本。ちなみにお値段、本体定価では16,000円とかなりお高いですが、Amazonだと1万円ぽっきり。1万円でこの明るさのライトが買えるって、いいご時勢です。

20161002_191843_p1000675 で。実はCATEYEということで、最近お気に入りのバックライトなんですが、RAPID-X2。実はこの前モデルRAPID-Xから使っております。これはいい。何がいいかというと、一番はデザインです。すっきりしてます。ということで、そこは好みの部分なので、まあいろんな選択肢がありますよな。ただ、Oバンドでくるっと巻き付けてセッティングってのが、簡単でいい。これは基本的にはシートポストに着ける製品なんですが、シートバッグがあると、隠れてしまいます。そこで私はシートステイに着けちゃってます。だいぶ下の方に着くことになりますが、シートポストが傾斜してる分、装着時にはライトが上向きに付きますから、そこそこ自動車の視野に入ると思われます。

20161020_223644 RAPID-XRAPID-X2の違いは光量です。25ルーメンと50ルーメン。ただですね。並べて使っても、正直どっちがどっちかよくわからんのです。どっちも眩しい。十分ですね。売価で800円も違わないので、X2の方で良いか、と思います。が、最近RAPID-X2キネティックという製品が発売になりました。これは加速度センサーが着いていて、要するにブレーキをかけたときに、最大光量で点灯するという機能があります。ブレーキライトですね。うーん、これいいなあ。と思いますがね。つい1ヶ月ほど前にX2を買い増したばかりとしては5,000円のライトの追加は自粛します。よ?

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