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カテゴリー「グルメ・クッキング」の47件の記事

2018年8月27日 (月)

博多はうどんだろう

Img_0024_4 それでは福岡です。

 

長崎から高速を使って一気に福岡に向かいます。ほんとは、糸島とかTwitterで見るあたりの素敵なサイクリングコースも走ってみたいんですが、時間がギリ。今日はレンタカーも返却しなければいけません。ゆったり感がねえというか、時間に追われるというか。詰め込みすぎですな。もう少し日程をとれればいいんですけどね。白猫と三毛猫が留守番してると思うと、あまり長い旅ができねえです。

 

さて。福岡。福岡市と博多って何が違うのよ。別の街なの、という程度の認識ですが、そんな私でも知っていることがあります。博多には屋台街がある。というか、奥様はむしろ「博多の屋台街」に行くために九州に来たかったらしい。テレビでねえ。よく見ますよ。博多の屋台、白熱灯(色)のライト、赤ちょうちん。温かな年配の主人、笑いあうサラリーマン。新橋のイメージより、もう少し遊園地的な感じですかね。たーのしそうー。

 

Img_0021 Img_0022 とりあえずホテルに荷物を置いて、中洲の屋台街に繰り出しましょう。今日のホテルは法華クラブ福岡。ビジネスホテルの中ではちょっと品がいいイメージです。普段安いビジホしか使えないですから、このささやかな高品質感がなんとなく嬉しいのです。法華クラブ福岡のお部屋は、ビジネスホテルとしては十分な広さ。それになにより、バスルームが臭わない。いや、コンフォートホテルの名誉のために言うと、コンフォート前橋は臭わなかったし、とても快適。臭ったのはコンフォートホテル長崎限定の話です。

 

Img_0026 ともかく。中州だ中州。まだ明るいけど、暗くなると混んでくるのは目に見えてます。屋台なんて席の数が限られているんだから、早く行くに越したことはない。奥さまは事前のチェックで行きたいお店が決まっています。それも、やっぱりハシゴしたい。まず一軒目は「やまちゃん」です。ここはラーメンのほか、牛すじ煮込み、串焼き、牛タンなど。私の付いた時刻はまだ明るい6時ごろでしたが、既に店は満席。でもお兄さんの案内で、すぐ席が空きますよ、と。確かに10分も待たないで入ることができました。

 

博多ラーメンと長浜ラーメンはもともとは別のものだったらしいですけど、今は入り混じっちゃって、よくわかんなくなってるみたいですよ。白濁した豚骨スープ、極細ストレート麺、紅しょうがのトッピングなど同じですもんねえ。もうこうなってくると店ごとの違いの方が大きかったりします。と言っても、何軒もラーメンを食い歩けるような腹はありません。

 

Img_0038 Img_0032 とりあえずレモンサワー。そしてすぐに出てくる牛すじ煮込みを頼みます。次、なに食おうかなあ。ってメニューを見るんですがね。テレビだとあれもこれもっていろいろ変わったものがあるじゃないですか。うん、あっちの店、こっちの店って映像を重ねてくるからね。でもね、屋台なわけですよ。厨房もなにも、屋台スペースでやるわけですよ。そんな食材、道具をそろえられるわけじゃない。

 

ああ、博多の屋台はきちんと営業スペースとして排水や給水、電源などを確保しています。だからタイの屋台みたいに水を溜めた洗面器で食器を洗ったり、ぬるくなった肉を地べたで焼いたりするわけではありません。衛生面で心配することはないでしょう。だけど大型冷蔵庫があるわけではないし、コンロも何口も用意できるわけではない。となると、一つの屋台ができる料理には限りがあります。ビールサーバーも置けないし、グラスを冷やしておくこともできない。レモンサワーを注文すると、横においてある発泡スチロールの保冷箱から-196℃を出してきて、氷の入ったグラスに注ぐ。まあ、普通の居酒屋さんでも同じようなことをしてるところは多いはずですが、目の前でやられると、うん、これがいくらで、とかは考えます。

 

Img_0053 屋台の料理ってけっして安いわけではない。むちゃくちゃ高いわけでもないけど、ちょっとお高め。牛筋煮込み700円。焼き鳥5本で1000円。ちょっとだけ高い。焼き鳥かあ。まあ焼き鳥は食わなくてもいいかな。うーん、ってメニューを眺めます。うーん。いざ来ると、なかなか食いたいものがないものだね。とりあえずラーメンは食っておこうよ。でも、一人一つではもうおなかがいっぱいになるから二人で一つ。

 

さてと。どうしようかな。じゃあ次に行くか。つまりですね。屋台って長居するところじゃない。これ、基本は立ち飲み屋とかと同じと考えた方がいい。ゆったりくつろぎながら、おいしい料理を食べ、楽しく語らう。それはまた別のお店の役割。ああ、だから案内のお兄さん、すぐ空きますよと言ったんだな、と納得しました。その後も省ちゃん、風来坊と河岸を変えました。

 

この日の博多は酷暑も緩んで、夕方が生暖かいていどでね。川沿いのそぞろ歩きも夏の風情を楽しむ余裕がありました。

 

Img_0059 あ。やっぱり外国人、やたら多い。おおむね屋台の中の半分が中国人、まれに韓国人。欧米系の外国人は、外から見物してる感じの人が多かったですかね。そして残りの日本人も我々のような観光客。まあなんだつまり。博多の屋台もすでに観光資源なんですわ。地元の店の雰囲気と味を楽しむなら、むしろ街の中のお店の方がいいのかもしれません。法華クラブ福岡まで歩いて帰る途中にあったお店を眺めながら、そんなことも考えました。

 

ところでね。法華クラブ福岡推しなのには理由がありまして。まず臭わない。まあそれはともかく。清潔感がある。でね。大浴場があるんですよ。さすがにいろいろと問題があるので写真はとってませんが。ビジネスホテルのバスルームってねえ。バスタブがありますけど、みなさんお使いになりますかね。私は使わないです。お湯をはるのが面倒ってのもありますけど、あのシャワーカーテンがね。気持ち悪くて長くいたくない。ほらシャワーを出すと、その気流に巻き込まれてシャワーカーテンが内側に寄ってくるじゃないですか。そんでぺたっと体に張り付く。ああ気持ち悪い。おまけに、あの体を洗った後の浴槽のお湯が抜けるまで待つとか、面倒くさくてしょうがない。

 

ビジネスホテル自体は気楽で好きなんですけど、バスだけは嫌だな。そこを解決してくれるのが、最近増えている大浴場付きのビジネスホテルです。有名どころではドーミーインとかスーパーホテル、アパホテル。アパホテルもスーパーホテルも、まだ泊まったことがないんですが、ドーミーイン高崎。ハルヒルの時に使ったんですけどね。なんかやたらと高かったなあ。ふたりで22000円だったかな。ビジホの値段じゃねえよ、と思ったのは覚えてます。お風呂は、よかったんですけどね。

 

Img_0066 ともかく。法華クラブ福岡の大浴場は地下にあって、地味ですけどね。部屋の狭いバスルームを使わなくて済むだけありがたい。

 

朝食バイキング1200円もビジネスホテルとしてはかなりの充実ぶり。福岡名物の胡麻サバもあれば、明太子もある。和定食でご飯をモリモリ食べたくなります。白飯はそんなに食べないですけどね。今回の旅で、気持ちの良いホテルの№2です。あ、一番は当然、心乃間間です。値段が違う。45000円と比べちゃいかん。しかしそうするとコンフォートホテルは高かったなあ。

 

さて。帰りますが。まだ食ってないものがある。福岡と言えばうどんですよ。ラーメンじゃない。うどんです。福岡のうどんと言えば、ふんわりもちっとした麺とすこし甘さの入ったあご出汁のつゆ。ごぼ天ですわ。武蔵野うどんも大好きですが、その次くらいに好きなのが博多うどんです。まあだから、個人的な日本三大うどんと言えば、武蔵野うどん、博多うどん、大阪うどんでしょうなあ。その後に続くものとして讃岐うどん、あとはまあ水沢うどんとか稲庭うどん、伊勢うどんや五島うどんなん、氷見うどんてものもあるらしいですけどね。最後の3つは食ったことないです。あくまでも、私好みの三大であって、消費量とか認知度とかは知らんです。ああ、きしめんやほうとうはうどんではなくきしめんの一番、ほうとうの一番だと思ってます。

 

博多うどんを関東で食えるお店として、博多うどんチェーンのウエストが一時期、関東でもがんばっていたんですけどねえ。3年程前かな、ほぼ撤退してしまいました。超残念です。ともかく、ウエストももちろん福岡で食えるでしょうが、ここは個人店に行きたい。

 

Img_0070_2 Img_0075_2 ということで、博多駅近くのうどん平。飛行機までの時間があまりなかったので、開店時刻前に着くようにしたんですが、それでこの行列。わお。そんで並んでいる人の1/3は外国人、やっぱり主に中国人。インパウンド恐るべし。あるいはインターネット恐るべしですよ。どんな小さな観光名所にもやってきます。

 

うどん平の肉ごぼう天うどん。ウエストよりつゆの甘味が弱く、好みとしては馴染んだウエストの方が好きですが、ごぼ天の衣のばりっとした感じはこっちかなあ。今回行けなかった別のチェーン店牧のうどんも行ってみたかったなあ。歳をとると食べる量が限られてしまうのが残念ですなあ。とはいえ、旅行を終えた私の身体はしっかりと2㎏の脂肪を蓄えておったのです。

 

知ってると思いますがね。4日で増えた脂肪は、4日じゃあ減らないのよ。まあしゃあないですわ。美味しかったからね。今度はどこでふくよか活動をしましょうかねえ。

2018年8月22日 (水)

軍艦島に行ったあと長崎でなに食おう 長崎ちゃんぽんだよな

Img_9876_2

ああ、長崎に向かう前に、阿蘇の草千里は見ていかなきゃならんです。まあ見るだけだけどね。うん。それから熊本市で食った太平燕(たいぴーえん)。豚骨ラーメンに似てますが、麺が春雨。熊本の名物らしいです。えーっと、麺が春雨の豚骨ラーメンの味です。まあそうだわね。いやさて。大急ぎで食って、フェリーふ頭に向かいます。計算だと、乗船時間ぎりぎり間に合うはず。いっけえ。

 

間に合いました。あっぶねえ。高速フェリーで長崎につき、雲仙普賢岳を横目に見ながら、長崎に向かいます。雲仙普賢岳も我々の世代だと、あの強烈な噴火が記憶に残ってるんですが、今回は立ち寄る暇がありません。ひたすら長崎に。

 

長崎ってえと、まあ出島だとか中華街だとか、いろいろあるんですけどね。奥さまが一番行きたかったのは軍艦島。なぜか軍艦島に前のめりです。まあね、私もちょっとはなつかしさって感じがね。あります。もちろん軍艦島に住んでたわけじゃなく、テレビで観る軍艦島の生活、昭和の高度経済成長期を思わせるわさわさした風景には郷愁を感じるってことですがね。

 

Img_9904 ただ長崎ってことで言うと忘れちゃいけないのが、被爆地としての長崎。これはねえ。行かなくても見なくても、もう十分につらいから行きたくねえ見たくねえ場所です。ただね。やはり日本人として見ておかねばならん場所だと思います。覚悟を決めて、行ってきました。いろいろとね。そうですね。知覧の特攻の記憶とともに、大変に苦しい経験でありました。

 

さて。それはそれ。ホテルに荷を置いて、飯を食いに行きましょう。泊まっていたホテルはコンフォートホテル長崎。コンフォートホテル長崎。んー。コンフォートホテルって前橋に泊まったことがあるはず。悪い印象はないです。

 

ちょこっと話がずれますが。ビジネスホテルの印象が悪いところって、まず臭い。たばこ臭かったり黴臭かったり。それからもちろん部屋が薄汚れてる。例えば壁紙の一部がはがれたままだったり、水回りの掃除の跡が残っていたりとか。暗い。部屋が狭い。まあそれらの多くは値段なりなんですけど、同じ値段、同じ立地でこんなに違うんだ、ってのはありますよね。

 

Img_9909 そこらへん、出張族の皆さんのデータベースが欲しいところですよ。で、コンフォートホテル長崎。見た目は悪くないです。部屋は広いし、ベッドも広い。どこだっけな、奥さんに付き合ってもらって自転車遠征したときに、ダブルベッドの二人部屋しかとれなくて、しかもこれセミダブルだろうってくらいベッドが狭くて、二人ともすっげえ気を使って眠れなかったことがありましたけどね。その点、コンフォートホテル長崎、広いです。足元で荷物を広げるスペースも十分以上に取れます。問題は、トイレが臭う。いや、特段不潔だってことじゃないです。ただバスルームの換気が換気口頼りなんですよ。換気扇じゃない。こもるんです。湿気も臭いも。黴臭いような、尿臭いような。なんだかほんとに場末の古いビジネスホテルのようなにおいがする。部屋を変えてくれないかって言ったんですけど、全館同じですって言われました。ぜんぜんコンフォートじゃねえなあ。まあ、お安いんですけどね。

 

ま、しょうがない。あまりバスルームを開けないようにしましょう。で。何を食うかですがね。

 

ここんところいうまでもなく食いっぱなしです。私はこの食う活動を、ふくよか活動と称しておりまして、ほらなんとなく儚く優しげではありませんか。しかしですよ。ふくよか活動を続けたいと思っても、胃の中に何となく昼に食った太平燕の豚骨スープが残っている気がするんですよ。さすがにもう長崎ちゃんぽんはねえなあ、と。

 

Img_9911 Img_9918 まあじゃあ地のものが食える居酒屋にでも行こう、と。ホテルの近くを検索していたら、お任せで料理を出してくれる福来魚(ふくらぎ)というお店を見つけました。注文はお任せ。お任せいいねえ。お好みだとどうしても自分の知ってる料理、例えば唐揚げとかね。焼き魚とかね。なっちゃうもん。

 

この日はお盆の前ということもあって、たまたま他のお客さんは一人しかおらず、ご主人と明日行く予定の軍艦島の歴史などを話したりしながら、おいしい薩摩焼酎をいただきました。魚うめえなあ。おひとり様6000円。

 

さて。軍艦島に行こう軍艦島。まあ今更なんですが、軍艦島は軍艦とは関係ないです。島の形が軍艦に似てるってだけで。もちろん栄えた時期は戦争の時代とも重なってますけど、要は島をベースにした炭鉱です。炭鉱ですから、石油が産業の中心となり、石炭が求められなくなった時代に、一気に閉山しています。夕張炭鉱やら三池炭鉱、その他の炭鉱で栄えた町と同じですが、ここの特殊性は、場所が島だったってことですね。小さな島の上にたくさんの人を乗せるために高層建築が立ち並んだ。その風景が、郷愁を誘うんでしょう。ただ、人がいなくなった街はあっという間に朽ちていきますし、まして海風にさらされ続けている。常に崩落しているような場所ですから、勝手に立ち入ることはできません。

 

長崎市が許可を出している観光ツアー以外で、軍艦島には上陸することができませんし、それだって入れるのは危険が少ない限られた管理道路だけです。軍艦島に行くツアーは何社かから出ているようですが、船の大きさやツアーの内容なども少しずつ違うようなので、よく調べましょう。私は奥さんに任せているので、大船に乗ったつもりでどんとこいです。

 

Img_9941 Img_9940 というわけで、今回奥さまが選択したのはやまさ海運という会社の軍艦島上陸周遊コース。ネット予約でチケットはとっていたものの、実際は窓口で申込書を渡さなきゃなりません。とはいえネット申し込みだと4200円の料金が最安3300円まで値引きがあるので、お得です。座席は早いもの順なので、受付に一番で行ったもん勝ちです。うん、一番乗りしましたよ。てかまあ、たまたま朝早く行ったら、受付一番になっただけですが。せっかく一番になったので、その後、すぐに桟橋に向かいます。ほかにはまだ誰もいません。なぜなら。なぜならとっても暑いから。あほみたいに暑いからです。しかし、せっかくの一番なので20分前から桟橋に並んで待つことにします。くそ暑いです。

 

船にはエアコンのきいた室内と、デッキ席があり、右側がお勧めということなので、室内右側見晴らしのいい席を確保します。まあ、これは良し悪しで。船の窓ってそんなに透明度が高いわけでないので、気候さえよければデッキ席の方が気持ちいいと思います。

 

ま、ともかく。船内スタッフ、なんかこういう観光船にありがちな緩い感じではなく、けっこうちゃんと安全管理に目を配ってます的なしっかりした運営をしてます。さすが軍艦島です。なにがさすがか知らんけど。船内では軍艦島の歴史DVDが流され、運航が開始されてからも長崎港の様子、見えるものを丁寧に説明してくれるので、なかなか興味深い。前のほうに欧米系の外国人の方が乗ってましたけど、残念ながら英語のアナウンスはなくて、困った感がありました。ここは運営の頑張りどころでしょうなあ。

 

船に乗ってるのは片道30~40分ですかね。軍艦島上陸後はお休みどころもトイレもないので、帽子をかぶってトイレも済ませておくよう、丁寧にアナウンスがあります。日焼け止めもしっかりしておいた方がいいですな。日影がない。あ。日傘、禁止です。

 

Img_9991 Img_9967 まあとにかく天気が良くて、海が青くて、くずれかかったビル群の間から伸びている植物がラピュタ間を醸し出しています。ぜひラピュタに出ていたロボットを置いていただきたい。ロボットに管理をさせていただきたい。まあそんな妄想をしながらですね。限られた管理道路を歩き、ポイントポイントでガイドの方の説明を受けます。そこしか歩けないの、って感じもしますけどね。実際見ると、あっちこっちも崩れかかっているので、十分ですよ。危なくてしょうがねえ。

 

あんなビルの上、洞窟軍みたいになっているところで、男たちが石炭を掘り出し、女たちが生活し、子供たちが遊び勉強していたんだなあ、と。昭和の時代に思いをはせます。

 

Img_0012 Img_0013 さて、終わった。飯だ飯だ。飯を食おう。昨日はとてもちゃんぽんなんか食う気になれなかったんですが、一晩おくと腹が減ってきました。やっぱそうなるとちゃんぽんと皿うどん、食うしかねえ。あちこち探して、こちら。観光客でにぎわう四海楼で。まあちゃんぽんと皿うどんですよ。うん。まあ。どうもこうもねえ。ちゃんぽんと皿うどん。あ、すごい混んでますけど、意外と回転が速いです。みんなちゃんぽんと皿うどんですもんね。加えて、観光客慣れしてるのでオペレーションがいいんでしょう。まあ悪い選択じゃないです。


 

Img_0110 Img_9906 ついで。長崎土産には埠頭近くで津田水産という干物屋さん。で、かなり大量に買い込んで、送料込みで5000円。これはお勧め。美味しいし。またさらに近くにある文明堂総本店のかすてら。東京の文明堂とは違う会社らしいですよ。発祥は同じようですが。長崎ならでは、って感じがしませんかね。しかも二つの店が近くて便利。うん。いい買い物をした。

2018年8月19日 (日)

南阿蘇村 心乃間間(このまま)は大人の嗜み

Img_9768 阿蘇に向かうです。

 

奥ちゃんに今日の晩ごはんなにって聞いたら、フレンチっていうので、がっかりして魚を食いたいって言いました。

 

さて。ということで、鹿児島市内にいったん戻りましてね。とりあえず桜島見たい。桜島。いや、きのうも欠片くらいは見かけたのだけど、ばたばた動き回っていたので、落ち着いて見られてない。桜島みたい、鹿児島に来たんだから桜島。というわけで、桜島に向かうことにしました。しかし夜には阿蘇にいなきゃならない。かなりバタバタ。でも鹿児島港から桜島まで20分おきにフェリーが出ているということで、ちょいとフェリーで往復したれ。ということです。

 

行ったからといってどうということはないけれども、行かないと後悔する。きっと。というわけで。おお桜島だ。と言ってもやはり桜島についたからと言って何かあるでもなく、今この瞬間に噴火を始めたらそりゃあ怖いわな、と。上の方がかすんでいるのは雲か噴煙か。素人さんにはよくわかりません。とりあえず降りた場所にあった酒屋さんで記念のおすすめ焼酎を買いましたら、埼玉のベルクというスーパーに普通に並んでいたので、まあそれはそれで話のネタになるかという前向きの捉え方ができるので、SNSとブログ偉大。

 

Img_9778 Img_9783 さて。飯。魚食いたい。検索したところ鹿児島の水産市場の中にある市場食堂が一般にも開放されているらしい。これは食っておこう。ああもちろん鹿児島ラーメンという手もあるにはあるけど、やっぱり九州に来た以上は魚を食わんわけにはいかんばってん。これ言うと奥さんに変な言葉使うと九州の人に恥ずかしいよ、と叱られます。

 

で。市場には新港食堂と市場食堂という2店が並んでおりますが、特に理由もなく、今回は市場食堂に。いや、そもそも次回があるのかという問題はさておきまして。とにかく市場食堂。ああ、お寿司もあるのか。そりゃあ生魚を食うなら寿司もありだな。煮魚もいいけど、寿司はいいな。うん。寿司。あ、でも市場の食堂と言えばアジフライ定食も食いたい。冷凍ものじゃないふっくらとしたアジで作ったアジフライの定食。捨てがたい。

 

Img_9784 Img_9785 となると、寿司を頼んで、アジフライは単品で追加しましょう。奥さまはバラチラシを頼んでおります。

 

寿司ですが。江戸前鮨の基準で計ってはいけません。まず寿司屋ではないです。市場食堂の寿司のランチです。しかも鹿児島水産市場。鹿児島。江戸前からはるかに遠い南国。つまり、味付けの好みが関東とはだいぶ違います。まず酢飯ですが、甘い。関東のように赤酢だけで作った、さっぱりとしたものではない。さらに醤油。九州のしょうゆは甘い、と言いますが、まさにそれ。魚は熟成して身がとろんとしたものではなくて、まだ硬直が解けていない新鮮なもの。こうなると、これはどっちがいいとかではなくて、南国鹿児島でこの地の好みに合わせて生まれた味。鹿児島ならではの寿司である、と。サーモンは鹿児島産じゃねえな。しょうがない。日本全国サーモンは席巻していますからな。満足です。

 

さて。阿蘇に向かうんだった。鹿児島終わり。熊本へ向かう。阿蘇。

 

高速道路を熊本でおりて、豊後街道を阿蘇に向かいます。が。阿蘇の外輪山の手前で、豊後街道は寸断されてます。そうです。熊本地震から2年が経ちましたが、まだ完全には復旧していないのです。レンタカーのナビでは寸断された道路状況がよくわからず、とんでもなく行き止まりに案内されます。グーグルナビを合わせて使い、迂回迂回を重ねて、ホテルのある方向に向かいます。が、そもそもホテルのありかがよくわからない。電話番号でも住所検索でも出てこない。おい。

 

今日のお宿は「心乃間間(このまま)」というところですが。どうやら隠れ家っぽいお宿らしいよ。ポイのはいいけど、ほんとに隠れてるんだよ。車一台がようやく通れるような小道を、ナビが案内していきますが、もしここで対向車が来たらどうにもならんだろう、という極限の小道。ホテルねえじゃん、もうおいちゃん泣きそうだよ。とつぶやきつつ車を走らせていると、奥さんが「看板あった!」と。ええ、全然見えなかったよと返しつつ、バックして戻ると、A3サイズ程度の茶色い看板が、茶色の草むらの中に立ってます。おい。目立たせないなら看板じゃねえよ。とりあえず行くけどよ。

 

さらに小道を上がっていくと、駐車場らしき場所が見えました。てか、そもそもここにも何台も停められないだろう、と思いつつ、この裏口じゃなくて、正門はどこだよ、と。とホテルのスタッフが荷物を下ろしに来てくれます。ここ以外の入り口はあるんでしょうか。はい、そこだけになります。っておい。完全に隠れ里です。みなさん、こちらに来る際に不安になるかもしれませんが、ここはそういう場所です。諦めてください。

 

Img_9825 Img_9793 しかしね。まあしゃあないですわ。という気にさせられるお宿です。ただハードルもありますな。完全禁煙で、それから大人専用です。うちみたいな上品な初老の夫婦にはありがたい。うむ。上品だからな。宿の進入路のところで、気取ってんじゃねえよわかんねんだよ入り口が、などと言ったりしたことはありません。

 

Img_9809 Img_9805 今回のお部屋はメゾネットタイプで、一階にリビングとお風呂、二階が寝室になってます。しかもお風呂は内風呂と露天、二つが付きます。まあ二つ同時に入るんかい、ということはあるかもしれませんけど、なんか豪華じゃん。ごーうかじゃん。ねえ。で、ね。このお風呂の水、というかお湯が美しい。

 

ぼかあ温泉マンじゃねえので、うちだってお風呂マンじゃなく、銭湯は好きだけど、別に湯船になんかつかんなくてもいい。サウナと冷水風呂があればいい。すっきりしたいだけなのよ、と。そうなるとですね。硫黄の匂いのする白濁したお風呂とか、黄色い塩水風呂とか、そういうのには全く興味がなく、いやあこのお湯、とっても柔らかい、ほら入っただけで肌がつるつる、とかはどうでもいい。それよりは透明感ですよ、透明感。

 

ここのお風呂、青いの。ほら湧水とか。透明感の高い池とか。青く見えるでしょ。あれです。お湯なんだけど清冽な透明感。薬効成分がどうたらとか、どうでもいいの。この透明感が私にはとんでもない極楽感をもたらしてくれます。できることなら柿田川湧水群の湧水池にも飛び込みたいけどたぶん冷たすぎるし、きっと観光協会の人にも怒られる。その夢をかなえてくれるような澄んだお湯。内湯は少しぬるめだったので、ここでちょいと慣らして、それから露天に出る。熱すぎずちょうどいい。

 

Img_9814 Img_9819 二階の寝室には横長の広い窓があって、まるでスクリーンのように開けている。阿蘇の内輪山が見え、雲が流れ、日が陰っていく。

 

さて。晩ごはん。イタリアンです。イタリアン。フレンチじゃないじゃん。やっほう。いやフレンチが悪いわけじゃないんだけどさ。まあ好みです。

 

Img_9836 Img_9834 御酒をいただきましょう。イタリアンにあうスパークリング。地物の野菜が美味い。このごろ野菜好きなんで、新鮮な地物の野菜を使った料理は、しみじみと美味いと感じます。肉も出ますし、おいしいですけどね。でも野菜を上手に使った料理がおいしいと、いやあ幸せだわ。

 

朝になると、窓の外にパノラマが広がっている。さっきまで見えてた山に、あっという間に霧がかかる。移り変わりが美しい。さすがは阿蘇だ。と朝ごはんの時にスタッフと話していたら、いやあこんな天気、このところだけですよ、ちょっと天気がおかしいですよねえ。はい。異常気象は関東だけではありません。

 

Img_9862 朝ごはん。美しいし、無駄がないし、おいしいし。こんなきれいな朝ご飯は初めて食ったよ、というくらい。心乃間間、すごいなあ。作った人の思いがこもっている。ずっといたいけど、年に一度のご褒美だからいいんだろうなあ。ただ心乃間間でこのままって読ませるセンスは、どうかなあ。いやまあ。

 

さて。長崎に向かうよっ。

2018年8月16日 (木)

九州にハンバーガーを食べに行ってきた caféサンデイズシスコ in鹿児島県湧水町

Img_9638 ぼくは おかあさんと きゅうしゅうに いきました。きゅうしゅうで はんばーがーを たべました。おいしかったです。

 

というわけでね。九州は鹿児島県湧水町にあるcaféサンデイズシスコに行きましょう。サンデイズシスコは、鹿児島空港から車で30分ほどのところにあります。鹿児島までは羽田から1時間半。東京にお住まいの方なら2時間もあれば大丈夫です。秩父に行くのと変わりません。まあちょっと待ち時間があるかもしれません。

 

今回、移動はレンタカーです。九州はいろいろと有名な列車もあるので、乗ってみたいのですが、予約が取りづらく、日程と合わないのであきらめましょう。私はここのところ、レンタカーは必ずニッポンレンタカーで、スバルのレヴォーグを借ります。アイサイト信者ですからね。旅行先で事故を起こすリスクは少しでも下げたい。今回借りたレヴォーグ、ちょっと古めで、あちこちに小傷があります。やあねえ。この先の旅が、なんか不安になります。アイサイトついてるのに、どこで傷をつけてきたんだろう。ま、いいや。

 

Img_9643 なんで鹿児島までハンバーガーを食いに来ることになったか、ってことですね。事の起こりはTwitterです。Twitterは、基本は自分でフォローした方の発言がこちらのタイムラインという画面に表示されてくるんですが、どなたかの発言、引用の中に、ぶらばにさんという方の発言が出てきたんです。なんでも、コンテナを買って、カフェに仕立てようという計画を現在進行形で進めてらっしゃる。しかも鹿児島で。

 

コンテナ。船舶に積み込む、あの巨大な箱ですよ。まあ確かに、たまにそこらへんの山の中でも、コンテナを荷物置き場の倉庫のようにしてるのを見ることはあります。ありますけど、あれでお店をやる。ほう。面白い人だなあ。と、いうことで軽い気持ちで、ぶらばにさんをフォローすることにしたのです。

 

そうそう毎日作業が進むわけではありませんが、今日は土地を見に行った、整地をした、コンテナの買い付けに行った、コンテナの良し悪しってのはどうだ、って話があり、少しずつ進んでいくわけです。私の頭の中にも、見たことのないぶらばにさんが、見たはずのない山間の土地にコンテナを置き、敷地の雑草を抜いたり、コンテナの塗装をやったり、頭の中にシムシティのように店ができていくわけです。

 

Img_9650 また趣味がなんとも素敵で、ちょっと昔のオートバイをレストアしたり、小さなイタリア車を買い付けたりして、これは相当センスがいいお店ができるなあ、と頭の中のシムシティを更新します。時々Twitterには、お店で出す予定の料理の試作もアップされてくるのですが、これがまたセンスが素敵。たまに分厚いハンバーグのパティを分厚すぎるベーコンとチーズで挟んで、さらにパティでサンドしました、みたいな肉の化け物を作ったりもしてましたが、それとても写真が美しい。美味しそうなんです。食ったら絶対胃もたれするけど。ともかく。だんだんできていくなあ。

 

ところが、ある時点から、ぶらばにさんの発信がとんと少なくなりました。特にお店関係の発信がない。まあ普段のオートバイや車の発信も、面白いんですけど。それ以前にぶらばにさんの発信が少ない。あるとき気付きました。ぶらばにさん、名前変えてる。

 

Twitter上の名前は、○○@□□という形になっているんですが、前半の○○部分は自分でいつでも勝手に変えられます。でも、ここ、普通は変えません。自分のアイデンティティみたいなもんじゃないですか。顔みたいなもんです。ところがぶらばにさんは、ここをちょいちょい変えます。タイムライン上に発言してても、ぶらばにさんと認識しないで流してたみたいなんです。ご本人の承諾得ないで、この文章を書いてますから、今の名前は出しませんけど、出してもまたすぐに変えるでしょう。

 

Img_9647 ともかく、そこに気付いたんで注意してみてると、どうやらお店は順調に進んでて、お店からの発信もしてるっぽい。ただ店の名前も、場所もわからない。だけど、鹿児島ってことと、コンテナのカフェってことは判ってる。そうそうあるもんじゃないでしょう。検索をかけると、わりとすぐに見つかりました。鹿児島県湧水町にcaféサンデイズシスコってお店がある。このお店の感性、店の前においてあるオーナーの車、これぶらばにさんだ。

 

よし、caféサンデイズシスコ、フォローする。

 

まあね。実はこんなめんどくさいことをしなくても、Twitterにはフォローしている同士が直接メールでやり取りすることができるダイレクトメールって機能があります。ぶらばにさんに直接DMを送ればいいんですけどね。でもなんか、ねえ。知らないおじさんが興味本位でどこまで尋ねていいことなのよ、って、遠慮があるじゃないですか。迷惑かもしれないしぃ。

 

でだ。奥様と夏の旅行をどうしようか、って話になりまして、九州ってまだ行ったことないね、と。じゃあ九州に行こうか。うん。九州ってことでいうとね、二つ行きたいところがあるんだけどねえ。その一つが、ぶらばにさんがやってるcaféサンデイズシスコ。ここ見てごらん。美味しそうなハンバーガーでしょう。ねえ、行っていいかな。

 

ということで。今回、九州旅のメインが決まったわけです。Caféサンデイズシスコでハンバーガーを食べる。これです。

 

車を走らせていると、わりと見通しのいい場所、広めの駐車場に何台もオートバイが止まってます。見たことのあるイタリアの車もあります。そしてカフェ。これ、コンテナか。コンテナみたいだな。屋根付いてる!ウッドデッキがある!あー、これ脳内のシムシティでは付けてなかったわ。

 

Img_9667 中に入る。広々してます。コンテナなので幅はコンテナの幅なんですけど、組み合わせることで奥行きと広がりの両方を生み出しています。先客が数組。お昼前なのでまだ空いているみたいですね。しかし、キッチンの奥で男性が忙しそうに調理してます。声をかけるかかけないか、迷ったんですけどね。いやだけど、ここまで来たら、声かけないと後悔します。

 

ぶらばにさん、ぞうじるしです。ぶらばにさんの目がおぅっと開きます。一応認識されたみたいです。ああ、開店一周年(だいたい)のお祝いもなんもねえや、手ぶらだわ、と思いつつも、忙しそうなのでとりあえず席に着きます。テーブル席なんですが、奥さんと並んで座ります。なぜかってえと、並んで座ると窓が一面に広がって、見通しがいい。暑い日だったんですけどね。空が青くて、緑が濃くて。そりゃあ気分がいい。何を頼みましょうかかね。とりあえずやっぱりハンバーガーでしょう。メニューにはTwitterで見ていたセンスのいいハンバーガーが並んでいます。どれも食いたいですけどね。もうハンバーガーを二個食える歳ではありません。

 

Img_9659 Img_9661 8月限定販売中のローストイベリコ豚のバーガー1100円。食べてみたかったオニオンリングも付いている。ピクルス。ちゃんとしたやつです。イベリコ豚のロースト、脂が強い。旨味でもある。少し塩が強いけど、脂の甘味と合わさってバランスをとってます。で、これを受け止めるバンズがしっかりと、歯ごたえのある、がつんとしたやつで。合わせて頼んだメープルシナモンラテ。世の中にはこんなおしゃれなものが存在するのか、と。甘みがさっぱりとしてメープルの香りがほんのり。シナモンフレーバーが控えめに絡んできます。これはね、ハニーカフェオレを出している某大手コーヒーチェーンの某ドトールさんも勉強しに来い、というレベルです。

 

Img_9656 Img_9664 ただ敢えて言えば。奥さんが飲んでたおしゃれな瓶に入っていたようなおしゃれな瓶グラスに入れてほしかった。まあおっさんだから、かわいくなくてもいいですけどね。奥さんの頼んだ湧水ナスのイタリアンハンバーグも、肉の旨味に茄子の旨味が乗っかってくる感じで。ああ、これがぶらばにさんが作りたかったお店の味かあ、と。

 

窓を見ると、湧水町の緑と空が広がっています。ああ、いい店だなあ。いい店だ。また来たいなあ。今度はもう少し暇な時間に来て、ぶらばにさんと話をしたいなあ。と名残を惜しんでいましたら、ぶらばにさんからカフェアフォガードのサービスをいただきました。なんとありがたい。

 

次に鹿児島に来られるのは、いつになるか。でも、鹿児島に来たら、またcaféサンデイズシスコに来ます。私ももう歳だけど、ぶらばにさん、またおいしいハンバーガー、食べさせてくださいね。

2018年2月12日 (月)

リンナイ ココットプレートって意外といいよ グリルパン的なもの

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なんか名前、かわいくねえスか。ココット。ちょこっとかわいい。うん、なんでしょうね。よくわかんないけど、ガスレンジ台にあるグリル、魚焼き器の中に入れるフライパンみたいなものです。なーんだ、って感じですな。こんなもん、何に使うんでしょう。

 だいたいね、グリルって要するに魚焼き器でしょ。サンマ焼いたり塩サバ焼いたり。網でいいじゃん。別に。ね。わざわざフライパンみたいなものを乗っけて、肉とか焼かなくてもフライパンでいいじゃん。オーブンでいいじゃん。ねえ。

 つうか、そもそもグリルの使い道というか特性を考える必要があります。昔の、とか今でも普及機レベルのガスレンジに付いてるグリルは、庫内の上からしかガスが出なくて、魚を焼くときに途中で裏返したりする必要がありました。正直これは面倒くさい。だいたい焼き色見るにしたって、グリルの庫内に入ってるだけで見にくいのに、更にひっくり返すなんてねえ。じゃあ網で焼くよ、と言いたいところですが、網焼きだとどうしても煙が出ます。外でやるなら網焼き最高なんですが、家の中だとなかなかそうはいきません。

 そこで魚焼き器、グリルなんですけどね。問題はお掃除。ただでさえ焦げ付きってお掃除が面倒くさいのに、グリル庫内の掃除の面倒くささと来たらどうしようもない。ある程度、見える部分は拭くとしても、見えない部分は見ないようにする。それしかない。更に、昔のグリルは、焼いている途中で魚から出た油に火が燃え移るのを予防するために、受け皿に水を張らなければならなかった。これは汚れを落としやすくもなる代わりに、どうしても魚の表面がからっと焼き上がらないという欠点がありました。

 要するに、グリルっていろいろと面倒くさい。魚しか焼けないくせに手間がかかる。魚、食わなくてもいいじゃん、ってことになりかねないくらい、どちらかと言えばあまり使わない場所です。

 で。そこに入れるココットプレート。なんでこんなものにコストをかけなきゃならん。滅多に使わないグリルなのに。安くはないんですよ。7,000円くらいする。いや、というか必要なものなら後付けでなく最初から付けとめばいいじゃん、って思いましたよ。ところが、最近、ホームセンターでグリルパンってよく見るようになったんですね。TVショッピングがはしりなのかな。アレって、また騙されてるぞ、ってのと同時に、ひょっとしてすげえんじゃねえの、ってのがありますよね。試してみたいなあ。でもね、TVショッピングのってやっぱり、なんか嘘くさい。ホームセンターで扱ってるグリルパン、これでいいかなって思ったんですがね。

 きょう日、なんも調べずに買うってのはかしこい消費者じゃねえ。やはりそこは検索、検索ぅ。と。あら。なんとうちで使ってるリンナイのコンロ。これ専用品があるじゃないですか。ココットプレート。

 さっき言ったとおり、なんでこんなもんに7,000円ってのはある。けどね。ポイントがね。うん。楽天ポイントがね。期間限定ポイントがね。使わないとね。うん。買おう。よし。

 専用品なので、ガスコンロ台の品番によって適合するものが違います。うちの場合はワイドタイプってのが適合します。ご覧の通り、パンの部分とそれにかぶせる穴あきの蓋。ふむ。これがあるからどうだっての、ってことですね。

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とりあえず使ってみましょうか。ココットプレートを乗せるためのフレームを魚焼き網の代わりにおいて、その上にココットプレートを乗せます。何を焼きましょうかね。とりあえず魚だろう。これで魚がうまく焼けるものかい?ってことです。とりあえずサバ。塩鯖。サバ美味いよね。うん、ぼかぁねは世界中から鰻とマグロがいなくなっても諦めますが、サバがなくなったら嘆き悲しみますね。いや、鰻もマグロもなくなっちゃあかんよ。でもそれくらいサバが好き。だいたいね、サバ偉大。塩サバ美味いし、みりん干しも美味い。刺身もいいけど、しめ鯖にしたらもっと美味い。味噌煮もありだし、寿司にしても美味い。竜田揚げも捨てがたい。ねえ、こんな魚、他にありますかってくらいですよ。サバ偉大。

 で。サバを焼きます。塩サバ美味いんだけどさ。脂がのってると、煙もくもく出るし、グリルの中が脂だらけになるし、後片付けがたいへん。ね。そこでココットプレート。ココットプレートを乗せると、グリルの下火は魚にあたるのではなくて、プレート全体を温めます。上火は、そのまま直に当たると、強すぎて表面を焦がしてしまったりするんですが、蓋がある。ここで直火がほどよくやわらげられつつ、蓋に大きなスリットがあるせいで湿気が籠もらない。

 網焼きのようにひっくり返す必要もないから、身が崩れない。身から出た脂は、底面のでこぼこのおかげで適度に流れ出る。グリル付属のタイマーで、ココットプレートがないときと同じ設定で焼くと、やはり少し焼き色が薄い。けれども、焼き締められないでふっくらと焼き上がります。これはいい。

 ただちょっと問題は、蓋をどうやって外すかってことです。蓋を外す道具が付いて来ないので、オーブン用の手袋や持ち手など自分で工夫する必要があります。ここはちょっと使いづらい点ですな。

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プレートはフッ素樹脂加工してあるので、たわしでちょっとこすれば、脂の焦げ付きもすぐ取れます。全体がラウンドしているので、洗うのは楽です。どこぞのTVショッピングに出てくるフライパンのように、ほら一拭き、とまではいきませんが、そもそもフッ素樹脂加工だってそんなもんでしょう。

 網で魚を焼いた場合は、網を洗い、グリルの受け皿を洗い、冷えてからグリル庫内をふき掃除し、とやるわけですから、それにくらべたらこれはだいぶ楽です。

 ふむ。ついでにじゃあ何か他にも使えませんかね。ってことで、買ってきたお総菜の鶏の唐揚げを温めてみましょう。鶏の唐揚げ、最高です。うん、ぼかぁね世界中から牛肉と羊肉がなくなっても諦めますが(以下略)。というくらい、鶏の唐揚げが好きなようです。自分ちで作る鶏の唐揚げは美味いですが、買ってきたお総菜のジャンクな味もたまらん。が、これね、電子レンジで温めると、衣が油っぽくなって、むしろあまり美味しくない。冷えてた方がまだマシってことがあります。そこで、ココットプレート。

 

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でココットプレートに並べます。そして適当にタイマーをセット。出来上がり。うん、これはいい。あのね、電子レンジと違ってココットプレートだと衣から温め始めるから、余計な油が落ちる。そして衣がバリッとする。中の火の通りは、電子レンジのように中から温めるわけではないから、それなりだけど、火を通しすぎると硬くなるだろうから、これはこれでよし。

 ふむ。周りがぱりっとするのはいいね。よし。と気をよくして、今度は冷凍お好み焼き。冷凍お好み焼きも結構美味いんだけど、電子レンジの宿命でぱりっと感は出ない。そこでココットプレート。これは絶対に美味いはず。

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うん。あのね。冷凍していたものを冷凍してないものと同じ時間で焼いちゃダメ。解凍できるだけになっちゃう。うー。9分だと中がほどよく解けて、冷たい。しかも、もうソースやらマヨネーズ塗っちゃったので焼き直しできない。うん、これは私が悪いね、こんど再挑戦します。火の通りが良い冷凍たこ焼きは、周りがぱりっと中がとろっと、美味しくできました。ソーセージも焼いてみる。これも表面の衣がぱりっと。良いですね。この調子で、鶏肉もそのままやけそうですわね。

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ん? これって。ああこれって、要するにグリルをオーブンとして使うための道具、と考えていいんじゃないかなあ。ガスグリルの方が電気オーブンより熱の立ち上がりが圧倒的に早い。それは知ってる。だからグリルをもっと使いましょう、みたいなお料理記事を読んだことがあります。ところがやってみると、それって逆に火の周りが早くて難しい。グリルって上火と下火があっても、火の回り方が上と下で違います。それを調整するのが意外と大変。

 ところがココットプレートを乗せたグリルを使うと、電気オーブンに比べて、圧倒的に熱の立ち上がりが早く、プレートが熱を均一化するので焼きムラができにくい。熱の上下動も少ない。煙も、グリルだから出ない。わりといいことずくめなんです。

 敢えて問題点を言えば、グリルの庫内に収まるサイズの問題です。プレートの中に入るのは、厚みがせいぜい4cmくらい。それ以上だとココットプレートの蓋が閉まりません。浮いてしまいます。そうなると、やっぱり丸のままの鶏を焼くのは無理です。ケーキを焼くのも無理ですね。

 でも、これ、7,000円の出費で新しいグリルを買ったくらいの革新が起きます。なかなか。感心しました。リンナイの専用品でなくても、似たような商品がいろいろと出ています。構造も難しいものではないので、おそらくそれほど違いはないでしょう。グリルパンとかグリルオーブンとか書いてある製品で、蓋付きのものを選ぶといいと思います。てか。蓋がないとあまり意味がないような気がします。スリットのある蓋付き、これがお勧めであります。お試し下さい。上手く焼けなくても、まあそういうこともあるでしょうな。へへ。

 

 

2017年10月29日 (日)

ご飯つくろうか 義春刃物 ミートソフター イエロー

20160123_185606_20160123_185606_2 えーっとね。ごはん作りましょう。作りますよね。作らない人もいるか。ぼかぁ子供の頃から食い意地が張ってましたんで、けっこうご飯を作るのが好きで。と言っても、所詮男の料理というか、作りたいから作るという趣味の延長みたいなもんでね。概ね、こういう飯を作る男というのはタチが悪い。

 まず材料に凝る。凝るもんだから冷蔵庫に何が残ってるかなんか気にしないで、レシピブックに載っている材料を買ったりするもんだから、ネギが残ってるのにネギ買ってきたりする。で、余らせる。なす買ってきたのはいいけど、1本しか使わないから4本余らせる。あるあるです。

 さらに。美味いものを作ろうという力みがありますから、いい材料を買おうとする。牛丼作るのに前沢牛を買ってきたりとか。いったい一食いくらかかるんだい、ってね。

 一番タチが悪いのが、作り終えた後に、キッチンの流しが汚れてる。使った調理器具が散乱してる。こんだけやって、奥さまに、どやうまいやろ、って言っても、そりゃダメだ。奥さまの不機嫌の理由は、そこにあるんだけどな、ってことになってしまうわけです。

 まあね。そういうことを知ってる人たちは、実はもっとタチが悪くて、こういうことをクリアした上で、さりげなく褒めてもらいたいという、面倒くさい性格でこれはこれで問題があります。テレビで食通とか料理上手で出てくる芸人さんとか、そういう方が多いんではないかと思いますが。まあ、私なんかもその端くれであります。知ってます。はい。

 一番いいのは、こういうことを知識ではなく育ちの中で学んできて、さらっと当たり前にやっちゃう方ですな。まあ、憧れますけど、今更無理なので、次善の策として、買い物に行く前に冷蔵庫の中を確認し、無駄が出ない食材をスーパーで安く買い、後片付けをしっかりし、残った食材も使い切るようにする、と。心がけてはおります。

20170819_183933_p1020200_2 でね。安いお肉を買うことが多い。なんちゃら牛と名前が付くもので、一番買うことが多いのはアンザス牛とかオージービーフとかですよ。いや、これはこれで悪くないんです。つか米沢牛とかの高級A5ランク肉は、食ったことがあります。食うんですけどね。食えねえです。脂が多くて、もたれる。脂、いらんのです。赤身がいい。安いオージービーフでいい。アンザス牛もいい。米国産は成長ホルモンがどうちゃらという問題もあるんですけど、オージービーフは肉の牧草臭がちょっと強くなくねえですか。まあでも、とか悩みながら、スーパーで安い肉を買います。

 っでだ。問題は、この安い赤身のお肉、時々妙に硬かったりします。特に筋なんか入ってるとね。高級肉と違うんで、そういう切り方は雑です。まあ、若い頃はそ れでもかみ切れたんですけど、徐々にねえ。歯も悪くなりましてねえ。かみ切るのが辛いってことも出てくるんですよ。

 で、そういうときのために、肉は調理する前に筋切りをします。筋のある場所に包丁を入れて、筋を切っておくんですね。ところがね。これがけっこう面倒で。ビーフだけでなく、ポークなんかでも、こう肉質を柔らかくするために、事前に串のようなもので何回も刺しておく、とかやるわけです。ちなみに筋切りしておくと、肉を焼くときに反り返ったりしにくくなります。ふむ。

 でも、めんどくさいんですよ。包丁で何度も突き刺すのも面倒だし、串だと筋は切れないし。そこで、一気に筋を切る道具、ミートソフターとかミートテンダライザーとかいう製品があります。ようするに剣山みたいなもので、一気に串刺しにしちゃえ的な道具。

20170819_183957_p1020201_2 今回購入したのは、義春刃物 ミートソフター イエロー、Amazon1200円。これね。なかなか店舗では売ってないです。スーパーでも百貨店でも、ショッピングモールにある調理器具関係のショップでも。なかなか見ない。ネットで検索かけて買うのが一番楽です。そんなにメジャーな調理器具じゃないってことですね。

 ミートソフターに限らないんですけど、専用の調理器具って、あったら確かに便利なんだけど、調理器具に埋もれてしまって整理が付かない、とか、その調理器具を使った料理をしなくなって、調理器具が眠ったままになるとか、あるあるです。まあだからなんだ、言うときますけど、ミートソフターを買った方がいいかどうかは、よく考えましょう。

20170819_184041_p1020204_2 でね。このミートソフター。剣山みたいなものと何が違うかってと。まず刃です。串のような形でなく、彫刻刀のような刃の形になってます。つまり串を突き刺すのではなく、彫刻刀をいっぺんに何本も突き刺して、切っていく、という感じ。まさに筋切りってことですか。やり過ぎると、肉がちぎれていくような感覚がありますので、やり過ぎないようにしましょう。

 細かくやると柔らかくはなるんですが、内部から肉汁が出てしまいやすくなります。つまり旨みが抜ける、と。肉汁ってなんなんですかね。ハンバーグなんかから出る肉汁ってのは、肉の脂がとけたもの、それと肉の細胞自体が溜めている水分。そんなところですか。旨みたっぷりの肉汁、なんて喜んでると、実はそのほとんどが脂だったりすることもあるので、肉汁には要注意ですよ。小籠包的なものを作るときに、ラードを刻んだものを混ぜたりしてですね。

 ま、ともかく。ミートソフター。一番簡単なつくりにすると、土台に刃を埋め込むだけというものですが、これだと収納にも困る危険なむき出しの刃物になってしまいます。そこで、この製品は両端にガイドを付けて、そこで刃を出し入れする構造になってます。うまく説明できんのですが。刃を保護する部分、ここを肉に押しつけると中から刃が飛び出す、と。ちょいと横に置いたときも刃がむき出しにならない安全構造。なるほど。

 ただ構造が複雑になると、使い終わった後の片付けが面倒です。刃やパーツに付いた肉汁、というか血や脂ですね。そういったものをきれいに、簡単に清掃できないと、あっという間に細菌が繁殖するのは目に見えてます。実際、単なる剣山を肉に突き刺すと、どうやったって剣山の中を掃除しきれないことは明らかですな。そこで、この製品は分解することができます。分解した後は、食洗機でも洗えますし、たわしのようなもので洗うこともできます。これなら、清潔を維持するのは簡単ですな。

20170819_190321_p1020206_2 で。肉を切る。というか筋切りをする。肉に押し当て、ざくざくと。切れ味がいいので、ざくざくという感覚はあまりないです。それよりは押しつけるときの抵抗、肉の抵抗ではなくて、ガイド部分を支えるバネの圧ですな。それを感じます。しかしよく切れてます。が。ちょっと気になるのは、かなりしっかり押しつけなければいけないので、肉を押しつぶすようなところがあるんです。

 私はけっこう厚切りステーキの類いが好きなので、分厚い肉を買うことが多いんですが、せっかくの分厚い肉が、少し薄く広がってしまいます。まあしょうがないので、それは筋切りが終わった後で、肉を周りから寄せ集めるようにして、整形します。

20170819_193121_p1020207_2 ふむ。焼きましょう。塩胡椒をして。ああ、ステーキとかトンテキとか、チキンもですけど、美味しく焼くポイントの一つは、「調理の前に肉を常温に戻す」ってのがあります。冷えた素材をそのまま火にかけると温度のムラができやすいんです。あ、卵焼きもそうだわ。調理の30分くらい前に冷蔵庫から出しておくのがよろしいかと。出し忘れたら。うんもうそれはそれでしょうがないわ。そんなん気にしてたら晩ご飯に間に合いません。

 ミートソフター、そんなに高くないし、お手入れも簡単だし、よく切れるし、いい。いいんだけど、実は買ってから1ヶ月以上たつのに使ったのは3度ほど。そんなに出番があるわけではない、ってことです。わかってたけどね。

2017年8月28日 (月)

広島からしまなみ海道を渡って四国を巡る⑦ 桃源郷祖谷の山里は日本の田舎をいろいろと考えさせられる

えーーと。まず大切なことを。前回、「次は香川だー!」って勢い込んで語りましたが、すみません。祖谷の山里は香川でなく徳島でした、ざろっくさんよりご指摘いただきました。申し訳ねえっす。頭の中の存在感が、讃岐うどんの方が古民家より大きかったんです。が。行ってみると意外と古民家も考えされられました。

20170811_144622_p1020115 20170811_144712_p1020117 ということで。田舎集落大歩危から更に20km、道は広くなったり狭くなったり。概ね狭くなっていきます。祖谷の山里はホテルのコテージとは違い、村の中の再生された古民家ですから、家と家の間が離れていますし、コテージのような立派な管理棟があるわけでもありません。宿泊の受付などをする管理棟は、廃校になった小学校です。


20170812_064402_p1020166 ここで受付を済ませると、スタッフが車で部屋まで先導します。と言っても、宿の中の移動を想像しちゃいけません。村の小学校からどっかのお家まで行く、ということですから、そこそこの距離はあります。それもかなりの急坂を上って行くんですが、これがところによっては片側崖、片側溝、しかも車一台が通れるギリギリの幅で。雪のある冬場はとてもじゃないですが、上りたくないです。そういうときはタクシー推奨だそうで。そりゃあそうだわと納得ですな。ちなみに、ここまで商店らしい佇まいを一切目にしておりません。あ、自販機が一台あったかな。急坂の手前。歩いたら20分くらいかかりそうな場所です。

20170811_151710_p1020126 急坂を上った先に、民家が何軒か、その中に茅葺きの民家が2軒あります。そのうちの1軒が今回宿泊する「雲外」というお家。元が民家なので、家の間取りはそれぞれ違います。雲外は4人まで宿泊できますが、中には8人も泊まれるお家もあるようで。雲外のお値段は食事無しで約3万円。うちの場合一人当たり15000円ですが、4人いれば8000円を少し切りますな。

雲外」は家が石垣の上に建っていて、その下の道路に車を停めます。ということは階段を上って家に入るわけです。15段かそこら、たいした階段ではありません。なんですけどね。ここまでの坂道、そしてこの階段。お年を召されたら暮らしづらいわなあ、と思います。このあと、荷物を宿にあげるのに何度か行き来をしましたが、やっぱりその程度でも面倒ですもん。そりゃあ、歳を取ったらもう少し便利なところに住みたいですわねえ。

 実は、と言うほどのことではありませんがね。私が生まれて幼少期を過ごしたところがまさにこんな山の中で。もう20年以上帰ってないので、そもそも今も集落があるかどうかさえ疑わしい。20年前に行ったときですら、お年寄りが数名残っているだけのような有様で。子供たちは近くのもう少し便利な村で仕事を見つけられた人はそこで、ほとんどは東京や大阪などに出て行ってしまった、と。

 そうなんですよね。昔、ここに住んでいたときは、母親が歯医者に行くにも三日がかりだった、と話してました。それも1日歩いて村まで出てバスで、そして列車に乗って医者のいる町まででかけなきゃならない。少しぐらい歯が痛くても、正露丸を咬んで我慢した、と話していましたからね。そんなことを思い出しました。

20170811_151848_p1020128 20170811_151902_p1020129 さて、15段の石段を上ると、雲外です。屋根は茅葺き、家の外壁は竹を割ったもので覆っています。これはちょっと違和感があります。昔の家はこんなことはしなかったですもんね。竹の外壁をのぞくと、下地は土壁になっています。これがもともとの外壁でしょうが、補修も維持も大変なんでしょう。それで竹を割って外壁に化粧したんですな。日本の古民家本来の姿を期待すると、ちょっと違和感がありますけど、維持を考えるとやむを得ないところです。かやぶき屋根の維持にもコストがかかりますし。

 入り口はナンバーキーで管理しています。カードやキーを預かるわけでないので、チェックアウトの時に管理棟に寄って鍵を返す手間がかかりません。ただ、ナンバーを忘れると入れなくなります。そりゃあ大変。と思いますけどね。実際こんな山の中、いちいち鍵をかける必要なんてありません。人がいないんですから。これは祖谷の山里に限りませんけどね、外部の人間がうろうろしてたら目立ってしょうがないのが田舎の集落です。町からの距離自体が防犯システムになっている、と言えるでしょう。

20170811_151939_p1020131 20170811_151943_p1020132 20170811_151913_p1020130 お家に入ります。外は古民家ですが、中は完全にリニューアルされてます。残っているのは柱と間取りくらいのもんじゃないですかね。昔土間だったり台所だったりしたところは、きれいで機能的なキッチンになってます。冷蔵庫、電子レンジ、IHレンジ、炊飯器に食器や調理器具が一揃い、それもとりあえず揃えた、ではなくてセンスのいいものがきちんと揃ってます。これはなんか使いたくなるなあ。けど、今回は食材はもっていません。ざんねん。

20170811_152926_p1020146 20170811_151951_p1020133 広いキッチンのすぐ横がリビングになります。リビングの中心には囲炉裏がありますが、今回は使いません。いやそもそも使えるのかどうか知りません。すまんです。部屋の南側は大きく開いて、谷を見下ろすようになっています。気持ちの良さそうな椅子も用意されていて、さあどうぞこちらでビールでもお飲みなさいと言われているような気がします。うん、だから仕方ないの。ビールはね。あ、でもあとでね。

20170811_152034_p1020135 20170811_152101_p1020137 20170811_152043_p1020136 リビングの反対側、キッチンを挟んで、小さな階段があり渡り廊下があります。ひょっとしたら昔はつながっていなかった離れになるのかもしれません。で。奥にまず広めのシャワーブース。そして更にお風呂。脱衣所の手前の戸棚の中には、洗濯乾燥機もあります。ひゃっほい、溜まった洗濯物、洗って帰ろうっと。あ、当然のことながら、室内は冷暖房完備。トイレもウォシュレットです。

20170811_152127_p1020140 ウォシュレット...。こういう山の中で水洗トイレって、どうやって実現してるんでしょう。まあそれを言えばお風呂やWiFiなんかもそうなんですけどね。そもそも下水道が来ているようなところではない。ごらんのとおり山の斜面のかなり上の方に建っている家です。水洗トイレがもともとついているような環境なら、ああ私だって住みたいですよ。

 検索してみました。ふむふむなるほど。浄化槽か...。あ、いかんいかん。調べ始めたらはまってしまった。ぜひ一度ご検索いただきたい。文明最高っ。

 まあ要するに、快適を実現するためには高いコストがかかるんだなあってことです。田舎暮らしはいいよねえ、こんな素敵なおうちがあれば田舎暮らしでも全然いいじゃん。って。まあつまり地獄の沙汰も金次第ってことね。逆を言えば、やっぱり歳をとって田舎で暮らすってのは、かなり大変なことです。

20170811_175608_p1020154 20170811_162949_p1020153 夜が更けてきましてね。晩御飯はあらかじめ頼んであったケータリングです。ケータリングと言ってもピザやチキンが届くわけではない。そもそもそんなお店は存在しません。ちかくにそば道場なるそば打ち体験ができる蕎麦屋さんがあって、そちらで作った昔からの郷土料理をいただきます。ちなみにお値段お一人様3200円。肉はねえです。お若い方は、やっぱりちょっとした食材を買ってきたほうがいいかもしれませんが、おじちゃんとおばちゃんにはこちらの方がいい。地元で売ってるすだち酎なるお酒と一緒にいただきます。

20170811_192941_p1020162 あ。テレビもありますよ。リビングの棚の中に隠れています。けど、せっかく静かな山の中に来たんですから、テレビは付けずに、だらだらと過ごすのがお勧めです。この日は少し雲がありましたが、それでもよく星が見えました、山の中、ぽつんぽつんと小さな明かりがついています。静かな山の中です。いいなあ。いつか田舎に戻ってきたいなあ。

 でも、やっぱりもう水洗トイレ&ウォシュレットのない生活は無理だなあ。こうして時々山の宿を訪れて、しっかりそこでお金を使う。3200円の夕食は高いですが、それが山で暮らす人々の生活を支える、経済を回すことになる。たぶんキャンプと同じで、こういうかかわり方をさせてもらうのが、いいんだろうなあ。

20170811_192920_p1020161 あ、晩御飯、あっさりはしてますけど、量はたっぷりあります。朝ご飯に残しておいて食べることができるくらいですな。朝ご飯をお買い求めになる場合、食材を買い足す場合はお気を付けください。

 夜も更けていきます。腹もいっぱいです。明日はいよいよ帰る日です。

 ということで駆け足。帰りは香川の高松空港から。というか香川うどん県に行かずしてなんの四国、みたいな思いはありますよね。実際、讃岐うどん、はまっていた時期もありました。最終日は朝からうどんを食いまくるぞ、と。

 えっとね。結論を先に言う。うどん旨いけど、もう若くないからそんなに際限なく食えるもんじゃない。さらに言えば、たぶんどこもそれなりに旨い。少しずつ方向性の違いはあるだろうけど。でも2杯食って、しかし更に3杯目を午前中に食う胃袋は残ってない。旨いんですよ。旨いんですけどね。

 ということで1店目。讃岐うどん第1位山越うどん、朝9時半に訪問。9時半だからね。なんとか入れるかしら。とんでもねえです。9時半の段階で1時間半以上待ちの行列。駐車場整理のおじさんが、「ここ美味しいですか」って聞かれて「美味しいですよ、とても。でも暑いから無理しないでくださいね」と言ってるのを聞いて、こう理解しました。「旨いのは旨い。けど暑さの中1時間半待って食べなくても、ほかのうどん屋も美味しいんですよ」と。

20170812_101302_p1020180_2 20170812_101630_p1020183 20170812_101336_p1020181 はい、山越うどん終了です。というわけで。はい。テーマは並ばなくてもちゃんとおいしい讃岐のうどん。それで改めての1軒目、中西うどん。おいしい。ほうほうアナゴ天ぷらがお安いです。

20170812_104505_p1020185 20170812_104739_p1020189 20170812_104715_p1020186 はい次。宮武うどん。麺がちょっとざらっとして手打ち感がある。武蔵野うどんに通じるものがありますね。が、そこは讃岐。澄んだお出汁が美しく美味しい。よし、次行くぞ。次。。あ、いやもう無理。3軒くらいは行けるかと思ったんですが、ちょっと無理。

 てかあのね。やっぱりね。讃岐うどんの経験値が低すぎて、その店その店の特徴を際立たせることができません。出汁の違いとか。色が薄くて甘めのいりこ出汁って共通点がばんって前に出てきて、細やかな違いが見えません。あえて言えば、中西うどんは讃岐うどんらしさがわかりやすく、山越うどんは素朴さが源流を感じさせる、ってのかな。そのくらい。でも中西うどんは「ひやひや」で食ってますし、山越うどんは「あつあつ」で食ってますから、そもそもベースが違う。そういう意味でも比較はできんのです。

 あ。でもね。やっぱりひとつ不満なのは、天ぷらが安いのはいいんだけど冷えてるのは、やっぱり残念。実はそこが東京ではなまるうどんがウケずに丸亀製麺がウケ続けている理由じゃないかと思うんですね。ただこれも文化の違いってあるのかもしれませんな。

20170812_151005_p1020192 最後、高松空港で最後の讃岐うどんを食おうかと思いましたが、やっぱり無理でした。代わりに高松空港にある出汁の出る蛇口から注いだ出汁を一杯いただきました。これで呉からしまなみ海道を渡り四国を回った旅は終わりであります。

 やっぱりね。日本ってすごいなあと思います。ちょっと離れただけでこれだけ風景が変わり、そして食べ物が変わる。海外の旅も異文化を味わうって意味では面白いですが、文化の差が大きすぎて気が付かないで見過ごしてるものもいっぱいあるのでしょうな。狭く深く分け入っていく日本の旅、面白いものであります。

 長くなりました。今度はたぶん自転車の話です。たぶんです。

2017年8月25日 (金)

広島からしまなみ海道を渡って四国を巡る⑥ 道後温泉侮りがたし 道後ややの朝食に感動する

さて。香川に移動する前に、「道後やや」の朝食に言及せねばならんのです。「道後やや」の朝食は、すごい。「道後やや」は小規模寄りの中規模ホテルであります。道後温泉にあるにも関わらず、大浴場はない。朝食をとれるダイニングはあるけど、レストランはない。

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ところがですね。この朝食ビュッフェが素晴らしい。まず見た目ですが、いい意味でキッチンのモデルルームみたいにすっきりしてます。そんなに広いわけではありません。が。棚に食器がずらっと並んでいる。普通はこういうことはしません。効率よく回すために、大皿小皿の違いはあっても同じ皿や器を重ねておいてあります。ここは砥部焼を使って形やテイストをある程度は揃えてはいるものの、自分の気に入った器を選べるようになっているんです。

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そして料理なんですが。よくソーセージやらスクランブルエッグやらハムやらが山積みになってますよね。スパゲッティサラダとか。ここでまず目につくのが野菜。少量ずつなんですが、いろんな野菜が並んでいます。野菜だけで25種類。しかもそれがありきたりの野菜じゃない。缶詰のコーンでお茶を濁しているんじゃないんです。地物の新鮮な野菜をカットして揃えている。ありきたりのサラダじゃない。果物も12種類。例えばスイカだけで品種を変えて4種類。小さくカットしているので少量ずつ食べ比べることができます。

 子供にゃわからんかもしれんし、野菜嫌いにはわからんだろうと思いますが、野菜好きにはこれはたまらんですよ。朝からね、脂ぎった安いくず肉で作ったソーセージを詰め込むんじゃなくて、新鮮なサラダ、丁寧に作られたお惣菜、例えば冬瓜とオクラの酢の物、だとか南瓜のそぼろ煮だとか。そういうレベルのお惣菜が選べます。

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朝ですからね、ジュースも飲みたいね。って言ったら、みかんマシーンと書かれたフレッシュジュースマシンが置いてあります。種類はよくわかんないですけど、甘夏なのかな。それを三つほど投入して目の前で絞る。このジュースもビュッフェなんですよぉ。

 確かに高級ホテル、シェラトンとかインターコンチネンタルとかの朝食ビュッフェは美味しいし、豪華。だけど、これデブの元だろ、というか、そこまで欲張って食うなよって感じがするくらいたくさんの料理が並んでますよね。それはそれで素敵なんですけど、毎朝朝食に3000円以上かけて、ほんのちょっとだけ食う、とかやってらんねえよ、的な感じはあるんですよ。好きなんですけどね。優雅な気分になれるから。まあでもそれはそんだけのお金を出すからであって、しかも優雅であるためには元を取ろうなんてびんぼくさいことを考えてはならず、つまりはウチのような小銭使いの過程においては、かなり背伸びしてるわけなんです。

 それに対して、道後ややの朝食。これはね。豊かな食事ですよ。早割を使えば、お一人様朝食付きで12000円程度。ランチビュッフェを2000円で提供してますから、朝食にも2000円くらいはやっぱりかかっているのかもしれません。2000円の朝食も安くはない。でもね。豊かさを維持しつつ、高級ホテルの、あの欧米人の方向けというんでしょうか、圧倒的な量は、やっぱり多いかな、と。つうかなんというか道後ややの朝食は、ええい要するにカワイーというやつですよこれは。それに食べて気持ちがよい、胸やけしない食べ物。これですよこれ。

 あ、ソーセージやハンバーグ、オムレツなどを食べたい場合は、オーダーすると焼きたてを持ってきてくれるシステムになっております。そのほか、このコンセプトでなぜこれを入れた、というものもあります。カレーです。そういいつつ少量とはいえつい手を出してしまいましたので、やはりカレーは強いということでありましょうか。

 道後温泉、侮りがたし。やはり古くから人気の温泉地。常に磨いていかなければ生き残れない、ということなのかしらとつぶやきつつ、道後を後にしたのであります。

 さて香川に向かいます。実はこれが今回の旅の隠された目的。古民家宿に泊まる。これです。最近はやりの古民家宿というのは、人が済まなくなった古民家を丸ごとリフォームして、一軒まるまるを宿として貸し出す。貸別荘みたいなものです。だだ貸別荘と違うのは、村の中にある昔ながらの家ですから、あたかも山村の一部となったような感覚が味わえます。

 さて、今回泊まることにしたのは、「桃源郷祖谷の山里」というところ。地図を見ても四国を貫く四国山地の真ん中にあると言ってもいい。かなりの山里であります。松山市からの移動で3時間ほどかかります。朝、ホテルで食事をしたら昼食は山の中。お店あるのかなあ。まあなきゃあないで、そこらで売ってるものを食えばいい。とりあえず向かいます。

 祖谷の山里、ウエブサイト見ると本当に周りになにもない山村らしいです。店がないので、食材は持ち込んで下さいね、お酒も売ってる店がないですよ、てなことを書いてあります。都会の人は、そうはいってもコンビニくらいあるんでしょう、とかスーパーに行けばいいじゃんとか、そう考えるでしょう。甘い。甘々です。田舎の人がなにもないと言う場合は、本当になにもない。お店という概念から変えなきゃいけないような小さなお店が一つ二つ。しかも、それすら夕方には閉まってしまう。日が暮れたら漆黒の闇、それが山の中。本当の田舎。

 映画「君の名は」の舞台となった田舎は、お祭りだったこともあって、人がたくさん描写されてましたが、あれは物語だからそうなんであって、ほんとの田舎は人がいない。中でも若者がいない。私はもともとが田舎の人間なので、店がないと言われたら、あらこれは一大事、と覚悟をして買い物をします。

 とはいえいつものキャンプと違って、クーラーボックスを持っているわけではないので、ビールや氷を持っていこうと思ったら、できるだけ近場で買いたい。祖谷村はともかく、そこに至るまでの国道32号沿い三好市大歩危(おおぼけ)という分岐点、ここ辺りにスーパーがあると聞きました。JR土讃線の駅もあるしね。ここなら何とかなるかな。

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はい、田舎を舐めてました。田舎人としての感覚を鈍らせておりました。長い都会の生活の中で、都会の色に染まってしまいました。申し訳ございません。ヨークマートもイオンもねえです。個人商店がスーパーの看板を掲げているだけで、それも谷間の立地にあるもんだから、そもそも駐車場もない。2台くらい置けるスペースはありましたけどね。しかもそこまでして入っても、ここビールはあっても氷とかないだろう、と。いや、宿に冷蔵庫はあるんですが、私は氷をたっぷり入れたレモンサワーが好きなんですよ、と。古民家で氷たっぷりのレモンサワーを飲みたいんです。

 ああ、ダメだ、店を探そう。と言っても、そもそも尋ねる人がいない。人が歩いてないから尋ねることすらできんのです。このまま祖谷の里方面に向かったとしたら、ますます山の中に入るわけですし、そもそも大歩危で買い物をした方が(まだ)いい、ということですから、要するになにもないわけですよ。

 さっきまで通っていた国道32号には、少なくとも1時間くらいの場所に店らしい店はありませんでした。となれば、国道32号を更に進んで、まだ見ぬ土地を探しましょう。三好市街まで行けばコンビニくらいあるでしょう。

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結論を言うと、市街まで行く必要はありませんでした。大歩危駅から2kmほど離れた32号線沿いでセブンイレブンを見つけました。ここ、どうやらラフティングやらの基地になってるらしく、モンベルのショップや徳島ラーメンの店などもあり、この辺りの雰囲気とは隔絶した施設であります。

 大歩危駅から1km程度のところに道の駅もありますが、こちらは日用品などはあまりないので、買い出しに行くならセブンイレブン、ただし肉や野菜はないので、大歩危のちびスーパーに行くしかないのかな。わからんです。とにかく、氷と酒を補充できたので一安心。祖谷の山里に向かいます。

 途中に「祖谷(いや)のかずら橋」という観光名所があります。かずらで作った吊り橋という、なんともそそられるものですが。怖がりなウチの奥様が渡れるとはとても思えません。しかし、その風情はとても味わいのあるもので、せっかく近くまで行くんだから渡らないわけにはいかない、とお決めになられているようです。ならば良し。行きましょう。でも渡れるのかしらねえ。

 祖谷のかずら橋は、祖谷村にあります。でね。大歩危からかずら橋までは、また一車線もないような細い道が続くのですが、かずら橋に近づいた辺りで、いきなり道が広くなります。で。かずら橋にはどっかのショッピングセンターのような大駐車場があります。何百台かは入れそうですな。うん?これだけの人が来る観光地。かずら橋にそれだけのキャパがあるのかしら。等と思いつつかずら橋に向かいましょう。

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ほうほうこれがかずら橋。かずら橋に並行して立派な橋があります。この橋を渡ってかずら橋の入り口に向かい、かずら橋を渡って戻ってくる。そういうコースですな。渓谷を渡るかずら橋、いい雰囲気です。それにしても観光客が多い。で、橋を見ると数十人が橋に乗っております。ちょっと待てよ、と。吊り橋だよなあ。吊り橋って、そんなに人数乗っても大丈夫なもんか。かずらだよ。植物のつたでかけられた吊り橋。せいぜい乗っても5人とか。この人数は尋常じゃねえ。これは。

 はい。想像通りです。ワイヤーで張られた橋です。芯に太いワイヤーを通し、それを囲むように葛で巻いてます。うーん、つまり観光名所ですわ。そりゃそうだわー。こんだけいろんな人が通る橋を葛で作るわけがない。保たない。危ない。脚元がすかすかして怖いっちゃ怖い。けども左右のガイド綱がとても強度が高く、揺れない。普通の吊り橋よりよほど強度を上げてます。

 

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まあでもね。吊り橋の下には吉野川支流の祖谷川が流れ、緑濃く、それは爽やかなわけですよ。何よりも安全であります。奥さまもねびびりながらも、周りでサンダルのお姉ちゃんが歩いてるのを見ながら、余裕を見せております。楽しいアトラクションであります。家族やカップルできゃっきゃうふふとするにはいい場所です。祖谷川に下りて川遊びをすることもできますが、油断すると急流に流されて死にます。田舎を舐めちゃいけません。

 さて。今夜の宿に向かいます。夏の旅の話、あと1回で終わります。

2017年8月21日 (月)

広島からしまなみ海道を渡って四国を巡る⑤ 道後温泉はまさに迷路

まだ松山市についてません。今治あたりをうろちょろしてます。

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今治と言えば、焼き豚玉子飯。ではなくてですね。最近では今治タオルが有名になりました。ブランディングの成功例であります。今治タオルと同レベルのタオルを作ることができる工場はほかの地域にもあるのでしょうけど、それをブランドにすることができるかどうかってのは、大きな違いですな。ということで、奥さまがぜひ今治タオルを買いたいと。今治に行く、とおっしゃいますので、ここは行っておくべきです。今治タオル本店。

 いやしかしね。本店ってなに、と多少ものを知っていると考えます。つうのは申し上げましたように、今治タオルというのは地域ブランドです。今治の100以上もの工場が集まってブランディングしました。(株)今治タオル、って会社があるわけじゃないです。本店も何も、って感じですよね。ところがつまりこの本店って売り方自体がブランディングであるわけです。

 資金をどう動かしてるのかは存じ上げませんけどね。今治にあるタオル業者さんたちが独自の規格を作って、それに沿うものを今治タオルとしてブランド付けして、売る。消費者には個々の工場、会社から買うという意識ではなく、今治タオルというものを買っていると認識してもらう、そのためには「本社」というネーミングが必要だったのでしょうね。よく練られた戦略であります。調べますと、元博報堂のプロデューサーが立ち上げにかかわられたようで、さすがであります。

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というわけで、今治タオル本社。ショールーム、という感じですが、おそらく数えきれないほどの商品群からセレクトされた製品が並んでおります。白いバスタオルだけで何種類あるんだろ。こんなにたくさんの種類の白バスタオルいるのかな、と感じますが、これも今治タオルの成り立ちを考えれば納得です。100の工場全てがバスタオルを作ってるわけではないでしょうが、何十社かは作っているでしょう。それぞれの特徴をもって、得意を生かしたタオルを作っている。ふむ。となると、ただ見て選ぶというよりは、どんな特徴があるのか判って買ったほうがお利巧です。そのために店内にはタオルソムリエなる店員さんがいらっしゃいますので、ぜひ違いを聞いてみましょう。せっかく今治まで行くのですからな。

 ブランディングとともに高品質を規格化したタオルですから、お値段もそれなりに高くはなりますが、どうにも手が届かないというものでもない。ちょっとした贅沢感があり、自分で使うためのお土産としては悪くない選択です。

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というわけで、ハンドタオル6枚、タオルケット2枚、フェイスタオル6枚ほどお土産に買いました。が。タオルケット2枚は大きいよね。これ持って帰るの、いやだよね。うん、そこはね当然このご時世なんでね。発送してくれます。送料もかかりません。いくらから、というのはよくわかりませんけどね。これなら荷物になりません。ちなみにこちらのフェイスタオルは600円程度。お手ごろです。

 ちょっといいタオルを今治で買った。んー。なんか豊かな気分になれます。これすなわちブランディングの勝利でありますね。

 さて。松山市行くぞ松山市。正確に言うと、向かうのは道後温泉であります。道後温泉には道後温泉本館という夏目漱石ゆかりの由緒あるお風呂があります。近いところでは「千と千尋の神隠し」の湯屋のモチーフともなったなどと言われておるそうな。ふむ。行きましょう行きましょう。

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お泊りは「道後やや」という旅館であります。当然、奥さまセレクテッドでありますので、どんな宿かは行ってからのお愉しみであります。でもね。最近は本当に車の旅行も楽になりました。カーナビに電話番号を入れると、ほとんどのお店は設定されますしね。「道後温泉やや」も一発です。ラクチンラクチン。

 ええ。前振りです。ラクチンなんてとんでもねえ。ナビ、悪くねえです。道後温泉の町が度はずれてます。なにしろ古い温泉街です。狭い地域に大きなホテルがひしめき合って建っています。昔ながらの路地が入り組んでいて、「やや」も入り組んだ路地の中にありました。おまけにね。街のリニューアルを進めているんでしょう。ナビの示す路地が、ええ本当に路地なんですよ、路地が工事中で車が入れない。かといってバックして戻ることもできない。そもそもここは走っていいのかというほどの狭い路地に車をねじ込むように入っていきます。半分泣きそうです。これで行き止まったら完全に固まるぞ、みたいな悲壮感。

 ああ、だからもうナビは何の役にも立たない。ぐるぐると路地の中を走り回って、ようやく「道後やや」のそばにいるらしい、というところまで来ました。何もない路地の角にひょろっとしたお兄ちゃんが立っておりまして、頭を下げてこっちこっちと招いております。「道後やや」のスタッフの方でありました。ややの駐車場に向かう道がまたどん詰まりの路地にしか見えなくて、みんな迷うんでしょう。案内としてずっと立っているようでありました。もうね。絶対ここを出たくない。つまり出立の時まで、この駐車場を出したくない。そう強く決意しましたよ。

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さて、「道後やや」です。小さくはないですが大きすぎもしない。新しい、少なくとも割と最近にリニューアルしたようなきれいなエントランスです。エントランスには蛇口があり、蛇口をひねると、はいミカンジュースが出てきます。愛媛の家の水道をひねるとみかん汁が出てくるというネタを現実化したサービスです。実際美味しいミカンジュースでした。


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さて、お部屋。なんというか面白い構造です。普通、寝室になる窓際にトイレとお風呂を配置してます。そのため手前の居室が暗くなります。くらい居室は3畳ほど、その横にセミダブルベッド2個を並べた寝室があります。ちょっと穴倉っぽい感じです。昨日泊まった尾道国際ホテルよりベッドははるかに広いので、それは良し。手前の3畳あるかないかという居室は、むしろいらないのではないか、という気はします。まあでも、おしゃれに作ってるので許します。トイレもお風呂もきれいですし。

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と言っても、お風呂は使うかどうかわかりません。なぜならば、風呂は道後温泉本館に行くからです。よし、風呂に行きましょう。ねえ。そのために来たんですから。道後温泉本館は、「道後やや」から歩いて10分かかるかかからないか、途中の道も温泉街のアーケードなので、飽きません。かなりの人であります。この調子でいくと、道後温泉本館もそれなりにねえ。それなりに。


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いたーっ。並んでます並んでます。普通はこんなところで風呂に並ぶなんてことはしないんですが、松山まで来て、道後温泉まで来て、道後温泉本館に入らないなんて選択肢はないでしょう。ということで、並びます。道後温泉本館のシステムですが、一律料金ではないんですよ。コースはまあいうたら、特上、上、並の三つがあります。が、特上は皇室の方用のお風呂、今は使われてませんから気にしてもしょうがない。つまりまずコースは上と並がある、と理解してください。上と並ってのは、私が言い換えてるだけですんで覚えちゃだめです。

 上と並は風呂場の違いです。と言っても風呂自体のつくりは大して変わんないですが、料金が高い分、上の風呂のが空いてる、と思ってください。実際広さは並の方が広いです。正確には並には同じつくりの浴室が二つある。上の風呂は「霊(たま)の湯」、並の風呂は「神の湯」と言います。

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更に上と並、風呂が終わった後、それぞれお休みどころが2コースあります。松と竹、にしましょうかね。上の松は3階個室、上の竹は2階大広間、並の松は2階大広間、並の竹は階下といって浴室周りで勝手に休め的な扱いです。ちなみにお値段は上の松(霊の湯個室)が1550円、上の竹(霊の湯2階大部屋)が1250円、並の松(神の湯2階大部屋)が840円、並の竹(神の湯階段下)が410円、ということになりますわ。お風呂の湯が同じで、休みところの違いだけなら、安いほうに入ればいいじゃん。うん、それ毎日のように入る人はそれが正解。

風呂は昔ながらのものですから、洗い場と浴槽があるだけのごくシンプルな石造り。写真は撮れねえです。撮って撮れねえほど警備が厳しいわけではありませんが、撮影禁止のところで写真を撮ってブログに上げたら、炎上間違いなしです。やんねえですよ。道後温泉本館の入浴時間は1時間(松の上コースの場合80分)ですが、十分ですね。身体洗って、湯につかり、ちょいと汗が引くまで休むだけですから。

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上のコースはお休みどころでお茶が出ますけどね。別に400円もするようなもんじゃない。でも状のコースを選ぶとタオルも貸してもらえるし、浴衣も貸してもらえる。で。昔、「坊ちゃん」の頃もこんなだったのかしらねえ、などと思いつつ風情を楽しむことができる。さらには上のコースを選ぶと特上、つまり天皇もお使いになったとかいうお風呂を説明付きで見学することができる。それはやっぱり観光としてありだと思うんですな。観光で行くなら、上の竹以上、できれば上の松(霊の湯、3階個室)コースをお選びになることです。

 道後温泉本館が終わりましたら、適当にどっか近くで飯を食うことにします。この辺りは本当に温泉地の繁華街でありますので、お店はたくさんあります。しかし逆を言えば、観光客向けに特化したお店ばかりともいえますな。面白味という意味では、今一つ。私は近くのお寿司屋さんに入りましたが、うーん。普通。あえて特筆すべきこともないので、今宵の飯情報は割愛いたしまする。

 明日は香川に移動しますよ。

2017年8月20日 (日)

広島からしまなみ海道を渡って四国を巡る④ はっさく大福は至高である

さて。実は尾道に来たのにはわけがある。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私は趣味で少々ロードバイクを嗜んでおります。で、ですなあ。ロードバイクの世界においては、広島県尾道市から愛媛県今治市までを、島々を結ぶしまなみ海道という道が大変有名でして、一度は走っておきたい、という聖地であります。

 ここまで来たら、そこは通るだろう、と。瀬戸内の海と島を堪能しようじゃないか、ということであります。が。自転車では走らない。この時期に日差しの下を自転車で走るのは、どっか頭のネジが外れた自転車脳の方だけです。私は、エアコンのきいたレヴォーグで、長く連れ添った奥さまと穏やかな会話を楽しみながら、風景を愛でますよ、と。

20170810_084340_p1010973 そんでですね。最初の目的地は因島であります。なぜ因島か。それははっさく大福の店、はっさく屋があるからです。なんでも大福の中にはっさくを入れたという、なんてえんですかね、気をてらって話題作りをねらったあざとい大福があると言います。自転車脳の皆さんがテンション上がって、「んなところまで来て食うはっさく大福、超うまい」などと騙されております。和菓子の中にはっさくってねえ。全く。しかし、記念ですからね。行きつけの自転車屋マスコの親父さんも、ぜひ食えなどと言っておりましたからね。まあ、記念にね。言っておきましょうかね。

 はっさく屋は因島南インターチェンジを降りて、寂しい田舎道を15分ほど走った因島大橋記念公園という寂れた公園の中にあります。色気のない公園管理事務所のような建物にはっさく屋の看板がありますが、こんなところでまともなものが売ってるわけがないだろう、と。ねえ。人影もないし、人家もない。とりあえず、管理事務所みたいになってますし、トイレもあるし、入りましょうかね。

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がらんとした店内に一人、自転車乗りがぽつんと座っておりますね。あらあら、このくそ暑いのにきみも騙されてきちゃったのね、と。まあね、しょうがないからはっさく大福でも食いましょうかね。イートインスペースはちゃんとあるし、お茶もお水もフリーでサーブされてますしね。まあね、ほら因島大橋も見えてますから、記念写真撮って。まあ期待もせずに一応食いましょうかね。


 

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う。う。うおおおおおおおおおっ。なんじゃあこりゃああ。中のはっさく、ぷりっぷりじゃないかあっ。なにそれにこの爽やかな甘さ。もっちりとした薄皮自体にも甘みが付いてるけど、はっさくの周りにも薄く白あんのようなものが付いているのかな、そしてはっさく。はっさくって実の中の粒がぷりぷりしてるのね、それで中のジュースが爽やかで甘い。これが餅と一体化して。ぐにんと伸びた餅の中に餡とはっさくが絡み合ってジュースがより豊かになる。これはああああっ。なんだこれは。イチゴ大福なんか目じゃないぞ。1個と言わず23個と食いたい。お土産にしたい、買いたい。誰かに食わせて自慢したい。

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お姉さんにどのくらい日持ちするか聞きます。要冷蔵で1日か2日だそうです。そうだよなあ。中、はっさくだもんなあ。冷凍は無理だし、冷蔵だって、何日ももつもんじゃないよなあ。なんか悔しいなあ。悔しいからもう1個食ってやれ。今度は隣に並んでいたぶどう甘夏大福です。これもレベルが高い。甘夏を挟むようにしてマスカットが並んでいて、マスカットのすこし固い皮をかみ切る食感もまた爽やかで。ううううううううままあああいいいいいいい。

 反省しました。私は地域で頑張る人の思いを舐めていました。申し上げます。はっさく屋のはっさく大福は、フルーツ大福の王様、いや帝王であります。食うべし。その後調べましたら、東京でも銀座や丸の内のサテライトショップで購入できるようであります。食うべきです。ただし一つだけ申し上げますが、はっさくは季節のフルーツですので、食える時期は限られております。8月中旬でいったんシーズンが終わり、再開は10月中旬からとなっておるようですので、ご確認ください。あ、全国発送もしてるようですよ。そのうち取り寄せちゃる。

 はっさく大福だけで今回のブログが終わりそうな気配もありますが、そうはいかない。もう一つ二つネタを入れねば。

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そのほかの島々にも興味はありましたが、実はこの日は松山市まで行く予定。ほかにも立ち寄りたい場所があります。行ける島はもう一か所くらいか、とガイドブックを眺めておりましたら、しまなみ海道の最後の島、大島に村上水軍博物館という施設を発見しました。少し前に「村上水軍の娘」という小説が話題になっておったようですが、瀬戸内と言えば村上水軍。週刊スピリッツでも連載しておりますので、若干の予備知識がある。予備知識があったほうが、観光は面白くなります。よし、行こう。それにこの博物館の近くから、船に乗って瀬戸内海の潮流を眺めることができる潮流体験というアトラクション11000円でやっております。これもいいな。うん1000円だから大したことないかもしれないけど、船に乗れるの、いいかもな。

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よし。ウェブで調べると、9時、10時、11時と1時間おきに船は出てるようです。今ちょうど10時を回ったところ。こっから高速に乗ると、うまくすると10時の船に乗れるぞ、と。よし。

 計算通りに、11時前に潮流体験の船に乗ることができました。結構立派な船です。乗船時間は40分ほど。奥さまは船酔いを心配していましたが、まあ瀬戸内の海は波がないと言いますし。大丈夫でしょう。ねえ。

 最近はどんな船に乗るにつけても救命胴衣は必須となっておりますが、これねえ。暑いときは暑いですよね。いやだなあ、でもしょうがないよなあ。そんなことを考えておりますと、船が出発します。お盆前の平日ですからお客は少ない。ちょちょいと行って帰ってくる感じかあ。ねえ。潮流だもんね。こう海の色が変わってるあたりを遠くから見る感じだよねえ、きっと。うん。

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おおおおおおおおっ。船、速い。モーターがぶん回っているぞ、おい。船首が持ち上がっているもの。暑くねえよ。風がどんどん入ってくるもの。爽快じゃん。でね。なんか海を見てると、色ってえか光り方が変わっているところがあちこちに見えてきます。おおほら、あのあたり、きっと流れが速いのよ。ほら見てごらん。

 エンジンがどどどどって唸りながら、島のほうに寄っていくとね、文字通り、流れているんですよ。潮が。それもですね、島の突端を境として、手前と奥とで海の高さが違う。奥から潮が流れてきて、岩にぶつかり、落ち込んでいく。音を立てて流れ続けてるんですよ。そこかしこで渦ができている。海の底の岩にぶちあっ立った潮が噴き上げて海面が膨らんでいるところ、潮が渦を巻いて空気を引き込んでいるところ、島と島の間の流れと、手前で流れが違う。

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これは、とても素人が渡れる海じゃない。泳げるもんじゃないし、船だって、思う方向に進むためには島の流れが分かってないと動けるもんじゃない。ああ、これか、だから水軍なんてものがいたんだ。この流れを乗りこなして、小さな島々に城をこさえて、暮らしを築いていったんだ。ああ、なるほどなあ。

 このアクティビティ、単に「潮流体験」なんて言葉で片づけるのがもったいない。まあいい言葉が思い浮かばないんですが、秩父の激流下りなんかと同じように迫力があり、加えて歴史の重みがある。瀬戸内、深いなあと感じ入りました。ここを体験した後で、村上水軍博物館に行きましたがね、またそこで深めることができる。この二つ、両方を体験するのはお勧めですな。

 ちょうど12時、そろそろお腹も空きました。ここで海鮮丼を食っていくのも手ですが、少し先はもう四国愛媛県今治市です。そして愛媛県と言えば、また独特のB級グルメがあるのであります。それが愛媛の街中華で提供される焼き豚玉子飯であります。

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今治市大黒屋さん。見るからに街中華です。中では働くおじちゃんたちが黙々とどんぶり飯を食らっております。それがおそらく焼き豚玉子飯。簡単に言うと、丼飯の上に焼き豚を乗せ、更に目玉焼きを2個。甘辛の醤油ダレをぶっかけて出来上がり。これをぐちゃぐちゃにかき混ぜて食らう。色気もなんもねえ。白飯にチャーシューと目玉焼き乗せただけじゃん。なんか殺風景だよなあ。

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多分そのイメージと違うのは、たれの量でしょうか。混ぜるとご飯の色が完全に変わるぐらい、しっかりとたれがかかってます。たれダクの鰻丼をイメージするとよいかもです。そこによく煮られてほろほろになったチャーシューが混じり、目玉焼きの白身、黄身、が色身にアクセントをつけ、更にはお好みでネギを散らします。このねぎは関西より西でよく使われる万能ねぎ、青ネギでありますな。それやこれやで、あまり上品な見た目ではありませんが、旨そうなB級食が出来上がるわけです。

 ただし。相当に味が濃いです。加えてカロリーも相当な感じです。女子がちょいと食べに入るという感じではありません。甘辛もくどいっちゃくどい。やはり働くおじちゃんの男飯、なんでしょうな。カロリー万歳な野郎の皆さんは是非お試しください。

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ところで、埼玉県地産のスーパーマーケット、ヤオコーさんにはこんなものが並んでました。みなさんのところで扱ってるかどうか知りませんけど、おうちで試してみたい方は探してみてはいかがでしょう。

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