時計は好きです。しかしいわゆる高級機械式腕時計ってのではない。計時機能+αの高機能型高精度腕時計が好きなんです。この小さな筐体の中に詰め込まれた高度技術の集積、そこらへん、漢(おとこ)として惹かれないわけがない。でしょう。
スイス高級機械式時計とかのトゥールビヨンとかってもちろん素敵なんですけど、数千万円ってのは、庶民の手が届くものではない。それはそれとして。
まあそんなわけで。アウトドアと言えばカシオ、プロトレックシリーズですな。スントなんてものもありますが、かゆいところに手が届くみたいな扱いやすさでは日本製に及ぶものではない、はずです。使ったことないのでわからんです。ごめんなさい。適当にもっともらしく言ってみました。
プロトレックのデジタル技術ってのは、もう時を追うごとにどんどん進化してます。AV機器ほどではないにしろデジタル家電、日進月歩です。今買うより来年買う方が絶対機能は向上してます。じゃあ来年まで待つかってやってると、当然再来年はよりよいものが出てくるわけで、どっかで踏ん切りを付ける必要があります。簡単に言えば、欲しいときに買え、これが大原則です。
わたしの場合、もう10年以上前にプロトレックのPRT-40WWJてなモデルを買ったわけですが、当時トリプルセンサーが初
めて出たくらいの頃ですよ。それまでは確か気圧計と気温計のダブルセンサーだったんじゃなかったですか。磁気センサーが付いて、おおってな感じでしたね。ちょど限定仕様のWWFモデルってのが出ましたんで、これがまたかっこよくて。布ベルトが水色のきれいな迷彩でね。
まあしかし。布ベルトってな問題があります。耐久性って意味で、これは消耗品なんですよ。いやもちろん樹脂だっていずれは消耗しますが、布ベルトって、夏の暑い時期に山の中に入って一週間も汗だく、泥まみれになるようなことがあると、たちまちゴミのようになってしまうわけです。そりゃ洗えば臭いのは取れますけど、色落ちやらへたりやら。しかも限定モデルのベルトなんて、なかなか入手できないです。今でこそネット検索かけたら見つかることもありますけど、当時は地道に脚で探すしかなかったわけで。WWFモデル限定モデル用ベルト、なんてとてもとても。ヨドバシカメラとかの超大型店で、かろうじてプロトレック用の布ベルトを何色か見つけられるという程度でした。消耗品のくせに入手生が極端に悪い。布ベルト、ダメですな。
というわけで樹脂ベルトを一度使ってみたかったんですよ。というわけで、PRW-1300J-1JFです。
PRT-40に対して新機能ってのは、ソーラー電池と電波時計って2つですか。前モデルのPRW-1000とかに比べると、新機能ってんじゃないかもですが、かなり時計自体の厚みが薄くなってるようです。それに表示部が昔のものに比べて、かなり表示の仕方を変えていて、時刻の表示を大きく見やすくしています。これ老眼に嬉しい機能ですぞ。ご同輩。
しかし、表示が大きいということは、当然これまで表示できていたものが表示できなくなるわけで、昔のものは時刻のほかに、同時に気温、気圧も常時表示することができましたが、今のものは気温、気圧を見る場合はそれぞれボタンで切り替えなくてはなりません。これを面倒と見るか、むしろ日常的に使う時刻を見やすくすることをメリット捉えるか、まあカシオさんは後者と考え、そしてわたしもそう捉えました。要するに見やすくなってよくなってるよってなことですな。
ただボタンによる切り替えが複雑になって、つか老化によって複雑な機能を使いこなす能力が低下して、つか意欲が低下して覚えようとしないっつうべきかもですが、使いこなせませんなあ。あちこちボタンを押してみては、わけのわかんない表示にしてしまって、あわわ、みたいな。とは言え、アナログの多機能時計に比べてボタンが電子的なもんなんで、押しまくっても壊れることはないだろうって安心感はあります。わけがわからないって言っても、表示画面自体に略字にしろ情報が出てく るわけで、まあ手がかりはあるわけで、アナログ多機能時計よりは確かに実用性が高いですな。
さてその肝心の機能ですが。まずそれぞれのセンサーの精度なんですけど、ある意味、簡易のものと考えた方がいいです。気圧計はそれなりに精度を出してます。二個並べても1ミリヘクトパスカル程度の違いしか出ないって意味ですけど。高度計は、あまり当てにはできません。ただ気圧から高度を機械的に出してるわけで、気圧の変動による補正とかしてませんからね。相対的な変化はある程度わかる、みたいな感じで捉えた方がいいでしょう。気温計は、これは実用度としてはかなり低い。時計自体の温度を測ることで、周辺の温度を知ろうとしてますから、腕に付けていると体温による影響をもろに受けます。腕から外して、5分以上測定したい場所に放置して、ってやんなきゃなんないんで、結局面倒で、測りません。夜寝るときに外して、枕元において、朝一に気温を見て、おお冷えてるじゃん、みたいなときだけですよ。見るのは。それもキャンプなんかで付けたまま寝たりするとできませんしね。
磁気センサーは結構使えます。補正もできるらしいし。ただね。普通、オートキャンパー程度で方位を読む必要なんてほぼありませんな。少なくとも地図もってハイキング程度のことはやらないと。しかし、そうなると地図に乗っけて読む、みたいな状況では昔ながらのコンパスが見やすい。つかデジタル好きのトレッカーなら今やGPSの時代でしょ、ってことですわな。結局、この機能だけで何かができるわけでもないので、GPSの電池も切れて、シルバーコンパスも落としてしまった、みたいなときの安心感、みたいな。ところでこの方位の表示の仕方ですが、これは少し見にくい。こればかりは昔のPRT-40とか前モデルのPRW-1000とかの方がわかりやすい気がします。
さて、それから今回購入意欲の元、樹脂ベルトですが、これもまあ良くもあり悪くもあり、ですな。良さとしては、長さの調節が簡単ですんで、服の上からでも手に直接でも装着することができます。悪さとしては、樹脂自体がかなり固いんで、腕に密着つかなんつか、腕の形にあった丸まり方をしてくれないです。隙間がかなり気持ち悪い。ごろごろした感じがします。まあこういう装着感が気になるのは、性格的なものも大きいので、普段から腕時計を付けたりブレスを付けたりすることに違和感がない人には問題ないと思います。
それから、ソーラー電池。これも良し悪しだなあって、この頃感じます。確かにね、最近のソーラー電池時計って、すごく性能が上がってるから、一度フル充電にしたら何年も使えるらしい。ただね、電池交換不要って売り方はどうかなって思うです。確かに電力はソーラーパネルで交換不要なわけですけど、その電力を溜める充電池、これはへたります。下手すりゃ5年くらいでへたるケースもあるらしい。いや、普通はも少しもつと思いますけど。しかし、となると結局交換ですな。しかも普通の電池よりかなり高いらしい。どうなんかなあ、それって。
それと保管場所の問題です。充電の関係で、保管の時は明るい場所に置くこと推奨です。できれば一週間に一度くらいはお日様に当てた方がいいって説明書に書いてあります。
わたしは今のところ、ソーラー電池時計は2つしかないんですけど、時計自体は何個もあります。当然、普段は保管してる時計の方が多いわけです。で。これからソーラー電池時計が増えて来るとなると、ね。どこに置きましょうか。今、出窓に置いたりしてるんですけど、なんかめんどくさいです。気にしすぎなのかもしれませんけどね。
その他の欠点、というのかな。質感が弱いのはまあ仕方ないです。安い時計ですしね。ゴムやプラスチックでガワを作ってるようなところがあるので。ただこれはないだろうってのが裏蓋。これ、昔からそうなんですけど、この金属板をネジ止めしましたみたいな安っぽさ、なんとかならんですかねえ。つかこれでほんとに10気圧防水イケルの?って思いませんか。
いろいろ欠点めいたこともいいましたけど、もともとガシガシ使って泥だらけ傷だらけになってナンボみたいな時計です。アウトドアで使う時計って意味では、機能的にも雰囲気たっぷり。キャンプ場に着けていくことを夢見ながら、都会で着けている、それもまた良し、の29000円くらい。
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