近視矯正手術 PRK 1年後の総括
さて。PRKの手術して一年が経ちました。その後どうですかってなコメントを頂いたりしたので、この際まとめておくことにしましたよ。
まずですね。復習から。わたしの場合、もともとは角膜上皮にできた白濁を削り取るだけのPTKっていう手術をする予定だったんですね。近視を矯正するのは目的ではなかったんです。ところがPTKをやるならPRKをやっても痛みも同じ、ならついでにPRKにして近視を治してしまえってのが経緯です。そのため、健康な目にPRKを施したのとは若干条件が違っています。そこらへん押さえておいてくださいね。
さて。PRKを片眼ずつ手術し終わって、1ヶ月。両眼ともかなり強い遠視が出ていました。もともと白濁しかかってた眼だったので、術後は色はクリアに見えるようになりましたが、ピントは合いません。この時期、仕事は辛かったです。+3.0とか+2.5とかの老眼鏡をかけてようやく字が読める程度。それじゃあ仕事になりませんから、遠視のコンタクトをずっと付けていました。
よく見えないってのと同じくらい困ったのが、ドライアイ。これは個人差があるそうなんですけど、わたし、手術前はドライアイなんて一度も経験したことがなかったですけど、ひどいドライアイになりました。20~30分おきにドライアイ用の点眼剤を入れないと、眼が痛くて開かなくなります。そんだけじゃなく。朝起きたとき眼がひどく痛む。なぜなんでしょうね。目をつぶって寝ているはずなんですけど、眼が乾ききっているんですよ。
お医者さんにはほぼ2週間おきくらいに行ってました。お医者さんで検眼すると、視力は、データとしては順調に上がっているようでした。ところが実感がないです。つまりですね。遠視の+3.0が+2.5になったからって、裸眼で周りがよく見えないことには変わりないわけです。まあしかし3ヶ月もする頃には+1.0くらいにはなっていたかな。
ところがですねえ。これは右目の話で、白濁が強かった左目の方は、その眼の中にあった濁りの成分のせいで、角膜表面にでこぼこができてしまったらしい。つまりレンズの表面がでこぼこなんで、乱視が起きてしまいました。これはもう致命的で。
いずれにしても両眼ともコンタクトがないと生活できません。しかもドライアイがひどいので、コンタクトをすること自体がツライ。
そんなこんなで、左目の再手術をすることを決めました。これが最初の手術から6ヶ月眼の話です。こっからまた面倒くさい話で。
PRKってのは、レーザーで角膜を削るわけですが、ミクロン単位で削るわけですよ。当然、人間がレーザーを制御するんでなく、コンピューターにプログラムを打ち込んで、コンピュータが制御するわけなんですね。ところが一般に近視を治すプログラムってのはあっても、遠視を治すプログラムってのはあまり一般的でないらしい。わたしの行ってた病院では、わたしがそのとき初めてだったらしい。つっても、そのプログラム自体はもちろんどっか他の大手病院でデータを取って作られたもので、それをインストールしたってわけですけど。
ま、とにかくケースとしては少ないらしい。ふむ。しかしイヤも応もないです。このままじゃろくに見えないんだから。選択肢はありません。以前と同じような手順を踏んで、再手術です。
またまた丁寧に検眼して、どの程度の視力を出すかって希望を確かめて。それに合わせたプログラムを組んでもらう。
ところでね、都合三度ほどPRKを受けたわたしに言わせていただければ、この細かい調整って、少なくとも今のところあんまり意味がない気がします。つうのはね。はじめの二回の手術、それぞれ視力が1.0くらいになるようにって、調整したもらったわけです。それでこのざまです。なんのための丁寧な検査だよってくらい、差が出まくってます。
しかしねえ、考えてみれば当たり前の話のような気もしてくるわけです。0.1ミクロンの削れ方、あるいは角膜の再生の仕方で、視力なんて変わってしまいますよ。そこまで精密にする技術なんて、今のところないでしょ、って感じなんですね。
まあそれがわかったので、再手術でもあまり期待はしてませんでした。痛いしね。
結果ですか。近視になりました。0.6~0.8くらいの視力だと思います。つうのはね、視力って一定じゃないんですよ。明るさとか、ドライアイの状態だとかで、思いっきり変わります。ただし明らかに近視ってのは変わりません。
なんかねえ。近視矯正手術して、中度の近視→中度の遠視+乱視→軽度の近視ってことで。なんのためなんだか。まあね。お医者さんは言うわけですよ。明らかに手術前よりよくなっています、ってね。うん。そりゃ間違いない。今は眼鏡なしで生活してますから、そりゃあ確かに良くなった。んですけどね。一概にそうとも言えないってのもあるんです。
以前は眼鏡必須でした。必須でしたけど、眼鏡をしてる限りにおいて、とてもクリアにピントが合ってたわけです。ところが今や普段生活してる視野においてかちっとピントが合う場面がない。どこも微妙にピントがずれてる。検眼用のサインは見えるから、視力はそれなりに出るけど、実際に街を歩いていて、10m程度離れた人の顔がはっきりとはわからない。これってなあ。
ちなみに今は左目が近視、右目が遠視っていういわゆるモノビジョン状態です。これはね、人によってはとても疲れるとか言いますけど、わたしの場合はそれほどでもないです。つまり本を読んだり手元を見たりする場合は近視の右目で見てますし、車を運転するような場面では遠視の左目で見ています。とは言ってもPC使って長時間作業をするようなときは、効率を上げるために、遠視の左目にコンタクトを入れて強制的に両眼近視にして仕事をしたりします。
満足度ですか。うーん。満足度ねえ。まあもともと冒頭に書いたように、眼が濁ってきたのが発端ですから、近視矯正だけの満足度は出しにくい。人に勧めるか、ってな視点で言うと、勧めないです。これは自分でリスクを覚悟して、あくまでもこうなることも含めた覚悟ができる人でないと、耐えられないことになる可能性があります。
もちろん技術はどんどん向上していくでしょうし、今だってピシッと視力が出るケースもたくさんあるんでしょう。ただそれを期待して、っていうか希望的観測だけでやるにはリスクが高い。ちょこっとオシャレだからとかいう理由でやるのは、PRKであれレーシックであれ、お勧めしませんね。





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