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海外旅行 韓国編⑥食べる 旨かった

さて。韓国でおいしかったモノ。です。

1 明洞に旨いモノなし、だそうなんですが。しかしねえ。初韓国でハングルが全然わからないとなると、ある程度日本語通じるところでないとキツイわけです。今回も韓国に行くにあたっては、それなりに下調べをしていきました。で、以外とですね日本語メニューがあるところって少ないです。いや、実際のところは知らんですけど、ガイドブック等によると、ですがね。それで、ソウルの外れのお店まで行ってみて、メニューに写真もないハングル文字だけのメニューしかなかったらどうします? 根性でいろいろ試す、ってのが正解ですけどね。もうおっちゃんそんな根性が出ないですよ。たかだか3泊4日程度でね、得体の知れないモノに挑戦してる余裕がない。すんません、いいわけです。

そゆのは韓国旅行の達人に任せておくとして、とりあえず無難に楽しめればいいです。すんませんね。へたれなもんで。

2 さて。無難に明洞でそこそこ旨ければいいんだけどなあ、って入ったのが、タッカルビの店、なのかなあ。鉄板焼きめしの店、みたいなところです。ここも外見撮るのを忘れたので、名前もわからんです。すまん。明洞のかなり人通りの多い道路沿いでね。単価が安いせいか若者が多い店でした。かなり流行ってましたよ。何しろハングルの名前がわからんのですけどYOOGANEって書いてありますな。チェーンなのかな。まあそんな歴史のある店って感じではないです。

3 テーブルの真ん中にガスレンジがあり、その上に直径50cmくらいのパエリア鍋を分厚くしたような鉄板が置いてあります。注文したのは一番辛い(HOT!)って書いてあったタッカルビ。唐辛子まみれの鶏肉とキャベツを熱した鉄板の4 中に放り込み。時々店員のお兄ちゃんがかき回してくれます。このお店、やたらと若い、大学生くらいのバイト店員が多いです。制服もないので、普通にお兄ちゃんがふらっときて混ぜてく、みたいな感じで、おそらくそこらへんが若い女の子のお客さんが多い理由ではないかと。単価も安いですしね。夜ともなると行列ができてました。旨い辛いです。

だけど、屋台のトッポギとか食べましたけどね。韓国の辛いってのは、甘い辛い、ですね。純然と辛いだけを追求したってのは意外とないんじゃないですかね。いや、いいとか悪いとかではなく。確かにわれわれがよく食う韓国の料理ってキムチを始め真っ赤で、いかにも激辛って見えますけど、実は韓国唐辛子ってそれほど辛くない。辛いだけならタイの緑の唐辛子とかメキシコのハラペーニョとかの青色系が死ぬほど痛かったりします。赤が辛いってのは、イメージですな。

まあそんなわけで、真っ赤な料理だからといって、敬遠することはありません。辛いモノが苦手な方も、ぜひ韓国料理に挑戦しましょう。騙されたと思って。
子どもの頃、母親に何度もこの台詞とともにピーマンを食わさせられました。何度も騙された、と思いました。

しかし、このタッカルビは旨かった。わたしほど辛いのが得意でない奥さんも、夜になってもう一度行こう、と言っていたくらいです。

5 旨いモノをもう一つ。参鶏湯(サムゲタン)です。こちらソウルの超有名店「土俗村」。ここは有名店なのでちゃんとデータがある。検索かければすぐ出てきます。

12時ちょうど頃に店に着くと行列ができてました。当然周りは観光客ばかり、と思いきや意外と韓国の方が多い。車で乗り付けてくる人たちや近所のビジネスマン、働くおっちゃんたちとか。どっかのSPみたいな、トランシーバのイヤホンを耳に付けたままのスーツ姿の男たちとか。近くにあるという大使館のスタッフなのかな。なるほど観光客相手の店ってわけじゃないんだ、と妙な安心をしてますが。30分ほど待ちました。すると、中から人が出てくる出てくる。どんな大宴会なんだよ、って突っ込みたくなるほど、店の中から人が出てきます。一気に人が出てきたので、行列も一気に中に飲み込まれます。

6 入ってみるとわかりました。中が広いんですな。座敷の大部屋がいくつもあって、そこに長いテーブルが並んでいます。席に着くとすぐおばちゃんがやってきて、「サムゲタン?」と聞きます。頷くと水を置いて去っていきました。サムゲタン以外にもメニューはいくつかあるようですが、ほとんどの方がサムゲタンを頼むので、メニューの必要性もないみたいです。
ほとんど単品メニュー化してますので、少しすると付け合わせのキムチが出てきて、また少しするともうサムゲタンが運ばれてきました。きっと厨房で大量の石鍋が次から次へと煮えたぎっているのでしょう。

鳥が丸ごと入ったスープ、匂いがいかにも旨そうですが、さてどうやって食べるんだ? と思ったら、となりの韓国人ビジネスマングループがガシガシ食っているので、それを横目で覗きながら、食べさせてもらいました。

テーブルにあった塩と胡椒を小皿にとり、そこにほぐした身を軽くつけて食べていきます。韓国ではスープとご飯はスプーンで、おかずは箸で、と教わっていましたが、スープとおかずとご飯が一緒になったようなこの食べ物は、どうやって食うのが正しいのか。少し悩んでいましたが、隣のビジネスマンたちも手を使ったり箸を使ったり、まあ要するに食べやすいように食べているみたいだったので、そっから先はあまり気にせず食べていきます。鳥の中には餅米やらナツメやら栗やら、それに朝鮮人参が詰め込まれていて、これをスープと一緒にすすりこみます。

これですね、結構なボリュームです。女の人が普通に一つ丸々食べるのはかなりキツイんでないかなあ。っと、となりのおばちゃんたちは食いきってましたけど。やっぱりね、スープにいろんな滋味薬味が溶け込んでますんでね、これを飲まなきゃ意味がない。つか旨いですし。そうなるとかなりの量になるんですな。感覚として普通のラーメン屋さんで出る大盛りラーメン食いきったくらいの感じ。「二郎」だと普通盛りですけど。

だからといってここでは、麺少なめでお願いします、というわけにもいきませんので、がんばって食ってみてください。ただね、さすが薬膳というか、お腹にもたれる感じはあまりないですよ。

さて、大部屋の中に一斉に入ってきた人たち、同じ料理を同じタイミングで出されるので、食べ終わるのもそれほど差が出ません。誰かが席を立つと、あとぞろぞろと席を立っていきます。あっという間に大部屋が空っぽに。これが大宴会かと見まごうほどの人の大量出入りの理由でした。ちなみに朝鮮人参は、マズいです。スープが出てるので、食べなくてもいいそうですが、もったいないので少しかじりました。マズいです。つかあれは体に良いというものであって、旨いというものではないので、仕方ないですな。

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海外旅行 韓国編⑤雑感

韓国食べ物シリーズはちょっとお休み。雑感ですわ。

韓国って徴兵制度があるんですよね。20歳以上ですか。言ってみれば、社会人の男性のほとんどはもう兵役を経験してるわけです。しかもこの兵役、かなり厳しいモノらしい。文字通り叩き上げる、みたいな。逆に兵役を終えてないと、韓国社会の中では一人前の男として認めてもらえない、成人になるための儀式ともなっているようですが。そのせいですかね、社会人の立ち居振る舞いとそれ以前の学生たちのそれとは、明らかに違っています。

まずですな、体つきが違う。もともと青少年と大人、当然体つきは違うんですが、加えてやはり鍛えられてきてますからね。特に若い大人、つうかまあ兵役を終えてそう何年も経ってないような人たち。姿勢もいいですしね、動きにも気合いが入っているような。顔つきだってね、なんか妙に気合いが入ってる。

4それに加えて、まあ季節が冬ってせいもあるんでしょうけど、男たちの多くが真っ黒い服を好んで着てます。黒いジャケットにタートルネックの黒いセーターを合わせて。とか黒いスーツ、とか。で。姿勢が良くて、更に手をポケットに突っ込んで。気分としては「香港ルノワール」みたいな。

まあJ.W.マリオットのスタッフの雰囲気が悪い(怖い)と感じたのもその辺りに原因があるのかも知れません。

一方、徴兵前の子どもたちはほんとに、軟派な感じで。オシャレも今ひとつ垢抜けないこともあって、韓流ブームってなんだったの、ってな感じです。

3 ソウルの入り口、仁川空港です。飛行機の中って、電子機器の使用制限があるでしょ。で。着陸前とかって写真も撮れなくなるわけですけど、韓国の場合、たぶん軍事関係の制限だと思うけど、上空から空港の形を移すのも禁止、ってことなんですね。加えて、空港内でも一切写真やビデオを撮らないでってアナウンスがありました。何しろね、あちこちに迷彩服の軍人さんが歩いてる国ですからね。撮っちゃったりしたらほんとに不味いことになるのかも、ってちょっとびびりました。で、空港内では写真撮らなかったんですけど。ガイドさんに聞いたら、確かに昔は厳しかったけど今は空港内では全然問題ないっていってました。でもやっぱりびびって写真は撮ってないんですけど。でへ。

2 明洞の中央にある汗蒸幕(ハンジュンマク)です。汗蒸幕ってのは簡単に言うと韓国式サウナ、ですな。日本と違うのは、めちゃくちゃ高温なので、そのまま入れないってことです。ほんとに高温なんですよ。息できない。目が開けられない。で、そのままだと誰も入れないから、分厚い麻袋みたいなものをかぶって、その中で耐えるわけです。その中だと、普通のかなり熱めのサウナくらいにまで温度が下がる。つうか。そこまでしなきゃ入れないなら、始めから設定温度を下げればいいじゃん、って思いませんか。

まあそうなると、韓国らしさもなくなるわけですけどね。

一般的には汗蒸幕はエステやなんかと一緒にあることが多くて、女性専用って場所が多いようですが、ここは男性も一緒に入れます。あかすりもしてもらえます。わたしはアトピーもちなんで、あかすり厳禁ということで、アロママッサージだけしてもらいました。トータルで14000円くらいかな。そんなん生まれて初めてですよ。おっちゃんのエステに14000円って。腰痛のマッサージはしてもらいますけど。ただ正直、いつもいく整骨院のマッサージの方が気持ちよかった・・・。筋肉にはそっち系の方が良さそうです。

5 地下鉄には何度か乗ったんですけどね、地下鉄や駅などのエスカレータです。なぜか乗り口の真ん中に柱が立ってるところが多い。これ、なんなんでしょう。まるで公園やサイクリングロードの入り口にある車止めみたいな。デパートとかでね、カートを乗せようとする人を遮る、ってのならわかります。でも、駅。なぜ。けっこう邪魔くさいもんですよ。

6 ナンタ劇場です。ナンタ、と言えばもう有名すぎるほど有名。ミュージカルみたいなもんですな。劇場ってかライブって、やっぱいいですわね。人間のエネルギーを直接感じることができます。今回は最前列で見ることができました。最前列というと、プレイヤーの手元がよく見えなかったりとかはするんですけど、その代わりプレイヤーとの距離がとても近いので、本当に息づかいまで聞こえてくるってのは、すごいです。で、ですね。ナンタなんですけど。まだ見てない方ならこれは必見、と言ってもいいです。間違いないです。楽しめます。台詞がなくても楽しめるように舞台が構成されているので、言葉の心配はありません。ストーリーは一応ありますけどね、そんなものは付け足しです。観客も一緒になって手足を動かしたり参加したりすることもできる、パフォーマンス。知人にも韓国旅行の後で何が一番楽しかったって、ナンタ、っていう人がいます。それぐらい確実にお勧めできるショーです。ぜひどうぞ。S席6000ウォン、A席5000ウォンです。確か。

ああ、韓国の伝統舞踊も見ました。コリアハウスというところに行くと、宮廷料理の韓定食を食べた後、別棟の劇場で見ることができます。昔はね、そういうの興味なかったんですけど、この年になるといろいろ許容範囲も広がってくるのかな。いいなあって思います。踊りって、鍛えられた動きですよね。普通自然に動いていただけでは到底できない動きをいともたやすく動いているように見せる、その鍛錬っつうんですか、生で見ると結構感動します。

バリ島だとケチャだとかレゴンダンスダとか。ハワイだとフラダンスだとか。いいですねえ。フラダンスは特にフラ・カヒコとか。好きですねえ。

1 明洞実弾射撃場でもらったバッヂ、です。男ならねえ。一度は鉄砲ちゅうもんを撃ってみたい。ハワイやグアムとかにもあるらしいですけど、行くのはこれが初めてです。場所は、明洞のど真ん中。大きなビルの上階にありました。スタッフはみんな黒い戦闘服を着ています。ほんとうに韓国の人って黒が好きみたいです。なもんで相当威圧感がありますな。ハワイの射撃場は事故がないように弾の加薬の量を減らして反動を少なくしてるらしいですが、ここではそのままの加薬量で撃てるってのがウリらしいです。

しかしですねえ。ピストルが撃てることといい、徴兵制があることと言い、平和そうに見えても軍ってことを意識させられます。ちなみに撃ってきたのは、トム・クルーズがミッションインポッシブルでも使ってたという有名な銃、ベレッタ92FSという銃です。

んー、銃自体はこんなもんかって感じで。引き金を絞るとぽんって感じで銃口が跳ね上がります。10発も撃つともういいかなってな感じで。ただ、これを人に向けると簡単に人が死んじゃうわけですし、実際に今もそうやって死んでる人がたくさんいる、ってこと、そのこと自体が重いですなあ。

あ、もちろん勝手に振り回せるわけではなくて、銃には左右から紐(ワイヤー)で半固定して、その後で渡されます。ちなみに10発で40000ウォン、約5000円です。

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海外旅行 韓国編④食べる クリスピー・クリーム・ドーナッツ

1_2 もう食べました?新宿店の前は時々通るんですけど、いつ行ってもすごい行列ですよねえ。日本出店からもう1年以上経ってますけど、この間ようやく2店目が開店したとかで。そちらもかなりの行列のようです。

しかしですねえ、以前台湾編の鼎泰豊でも書いたんですけど。1時間以上並ぶって時点で、食べ物屋さんとしてどうかと思います。特に、ここ、クリスピー・クリーム・ドーナッツは明らかに戦略的に店を展開しないようにしてますな。行列ができること、なかなか買えないと言うことで飢餓感を煽り、店の価値を維持しています。それはまあ確かに経営的には間違ってないと思います。

ただそれに乗せられるのはイヤです。まあ確かにこれまでになかった食感と言われるドーナッツ、食ってはみたいですよ。しかし、だからといって1時間待ちは違うだろ、と。いうことですな。ファストフードじゃないじゃん、それ。

4_2 ところでね、韓国にもクリスピー・クリーム・ドーナッツはあります。それも半端じゃない数だけあります。ソウルだけでも、たまたま歩いていたという狭い範囲の中でも3店ほど見つけました。夜の明洞、道路が歩行者であふれかえってるような時間帯でも、普通にマックを買うように、買えます。つかケンタッキーの方が明らかに混雑してました。

ちなみに。こちらは泊まっていたホテルJ.W.Marriottから通路続きの高速バスターミナル駅の中。マックやKentuckyと並ん2_2 で普通にありました。こちらの写真を撮ったのは朝10時頃。店内にお客は2組ほど。じいちゃんが普通に歩いてきて、ドーナッツ買って帰りました。一応ね、わたしも買ってきましたよ。そりゃね、並ばないで買えるなら、買ったって全然いいんです。とは言っても、韓国で食うのは韓国飯だけと決めていたので、こちらは帰国する日の朝に買って、持ち帰り、翌日の朝ご飯です。

ガイドさんの話では、クリスピー・クリーム・ドーナッツ買って帰る日本人、多いそうです。韓国人からしたら珍しくもないドーナッツをなんで日本人あんなに買って帰るですか、不思議ですねー、みたいなこと言ってましたね。微妙に負けた気がします。わはは。

ちなみに。オリジナルグレーズドってんですか、普通に砂糖掛けしたものは機内に持ち込んでもなんの問題もありませんが、チョコ掛けやクリーム入りのモノは機内持ち込みできません。例の液体持ち込み禁止ってやつにひっかかるんだそうです。理由? 「チョコは溶けると液体になるから」だそうで。ヴァカですか。「チョコは」って言ってる時点で、既にそれが危険物ではなくチョコだって認めてるわけじゃないですか。

もともと液体やジェルの持ち込み禁止ってのは、いわゆるテロリストによる液体爆弾とかの持ち込みをなんとかしようってことでしょ。液体だからダメなんじゃなくて、爆弾とかの危険物になる可能性のあるモノの一つが液体だってわけでしょ。でも、航空会社、自分で「チョコは」って言ってるわけじゃないですか。理屈が破綻してますよ。溶けた状態のチョコを持ち込もうとして、いやこれはチョコだからいいだろ、って誰かが言ったんだったら、それを禁じるのはわかりますが。固まっているモノを持って行ったとき、溶けたら液体になるからダメって。おまえ。条件変えたら金属でも溶けるちゅうねん。酸素でも液体になるちゅうねん。わけわからんこというな。

まあ、そこでケンカしても飛行機に乗せてくれなきゃこっちの負けですし。めんどくさいのでスーツケースに入れましたけど。

3_2 あ、味ですか。まあ柔らかいドーナッツです。普通に旨いです。とっても柔らかいので、空気を食べてるようで、まあいつもより多くは食べられます。ただ。揚げている油はあまりよくない気がします。少し油臭い感じがします。1時間並ぶほどのモノではない。まあね、先月号の日経トレンディだったかな、の食べ比べ記事でもミスドの方が評価が高かったりして。さもありなん。

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海外旅行 韓国編③食べる 焼肉

2韓国旅行と言えば、何ですか。食うでしょう。やはり。一番はやはり食うことでしょう。昔はね、キーセン観光とかあったらしいですけどね。まあ興味のない分野なんでどうでもいいです。なんつうかですねえ、こういうの聞くと、志を持って生きろよ、とか思います。

よく言うじゃないですか。自分に正直に生きろ、とかね。これね、レベルの違いがあるわけです。自分(の欲望)に正直に生きるってのと、自分(の志)に正直に生きるってのが。自分の志に正直に生きようとするとですな、例えば自分が食べたいものを我慢して人に食べさせたりする。欲望に正直だと子どもの食い物を奪って食ったりする。ねえ。そんでもって、俺は自分に正直に生きてるだけだとかってうそぶいたりするわけです。くそくらえですな。志無 くしてなんの人間ぞ、武士は食わねど高楊枝ですよ。武士じゃないけど。日本人であることにプライドを持つなら、プライドを持てる生き方をしろよ、って思います。

まあいいや。

さて、とりあえず欲望を果たすことで自分も幸福、相手(おみせ)も幸福になれる、そんなふうに食欲を満たしたいですねえ。

というわけで、焼肉です。あのですな。実は、もう焼肉が嬉しいってなお年でもないです。これご同輩なら確実にご理解いただけるところでしょう。特にテレビなんかでもよく見る、松阪牛の霜降りの厚切りカルビ、なんてやつ。ありゃあもうダメです。一切れならなんとかなるでしょう。しかしもうそれ以上はダメです。気持ちが食いたくても体が脂を拒否します。実際ね、こないだステーキ焼いて食ったですよ。オージービーフのサーロイン200g、かな。これをね、いわゆるミディアムレアよりちょっと火が通った程度に焼いて。ニンニクと醤油でソースを作ってね。これは行けます。フルボディの赤ワインを合わせて、さっくり食べきりました。

ところが、そのちょっと前奥さんの誕生日に奮発して買ってきた、米沢牛、だったかな。霜降りのたっぷり入ったお肉フィレ120g。これがね。食べきれなかった。

確かに霜降り肉は旨い。つか肉月(にくづき)に旨いと書いて脂です。天ぷらにしてもフライにしても、或いはフランス料理のソースにしても、結局は脂です。熱量を旨いと感じる、これは当たり前のことですな。生きてかなきゃなりませんから、エネルギーを旨いと感じて好んで摂取する仕組みを持っております、人間は。

しかしです。年を取って、体がそれほど熱量を必要としなくなった。そうなったらもう脂を大量に取る必要がなくなるわけです。というわけで、脂を食べたくなくなるのは、自然の摂理というもんです。

いや。食ってる人はいますよ。食える、と自慢する人もいます。しかしね。よく考えた方がいい。必要でないモノをただ取っているとすれば、どこか自然の体の仕組みが壊れてる可能性があるです。メタボなんてその現われですからな。自慢できることではないのですぞ。剣呑剣呑。

さて。なんの話でしたっけな。

ああ、焼肉ですね。なんで韓国と言えば焼き肉なんでしょうか。松阪牛の国日本、でもないし、オージービーフの国オーストラリアでもない。韓国の焼肉に使う牛はほとんどアメリカ産だとか聞いたことがありますが。どうも比較的新しい文化のようですな。ま、それはともかく、今は韓国と言えば焼肉なんです。それも骨付きカルビ。これですな。なんだかんだ言ってもこれは食べないわけにはいきませんぞ。いわゆる韓国食文化の一つであるのですから。

4 明洞にあるガイドさんお勧めの店です。まあこの辺りは異論のあるところです。ガイドブックにすら、ソウル一の繁華街明洞には、これといって旨いモノはない、と書かれています。しかもガイドが連れて行く店、となるとですねえ。怪しいです。おおむねガイドが連れて行く店ってことになると、ガイドがリベートをもらってたりして、当然その分の値段が料理の値段に上乗せされていたりして。ね。ありがちです。ちなみに名前は忘れました。しかも店の外見の写真もない。あまり情報としては役に立たないです。すんません。

しかしここ、お姉さん(オンニ)が実に日本語が上手い。大体ですね、どこの国に行っても日本語メニュー、日本語接客の店って高いってのが相場です。まず間違いないです。

しかしですねえ。逆にね。こう考えるわけですよ。自分で探し回る能力、体力、時間があるなら、そりゃ自分で探しましょうよ。それもまた楽しみの一つです。でもね。初めての国、経験値0の中で、ガイドブックやらインターネットやら口コミやら、どこの店がいいかなんてわかりゃしませんよ。しかもお腹ぺこぺこなんて状況で、探してなんかいられないです。つまり、その分の労力を金で買う。これ、ありでしょう。何日かお付き合いするガイドさんです。あまりにひどいボリ方をすることもないでしょう。ひょっとしたら善意の方であるかもしれません。ガイドさんがそこそこイケますよ、って言えばそりゃそこそこイケルんでしょう。

ソウルで一番旨い店と、ソウルのそこそこ旨い店、そりゃあ違うんでしょうけども、経験値の低い人間にわかんない可能性の方が高いです。まあそう割り切れば、ガイドさんに連れて行ってもらうのも十分ありだと思うんですね。

で。なんの話でしたっけな。

1 ああ、焼肉ですな。一応お勧めのコースというのがありまして、タンから始まり一通りの肉を焼いてもらいます。ご存じの方も多いでしょうが、韓国の焼肉店では、オンニがずっと付いていて、全部焼いてくれます。日本のように自分では焼かないです。ずっとそばにいてくれるわけですんで、やはりこういうとき日本語が堪能なお姉さんであると、非常に居心地がよろしい。少しお値段高めでもしょうがないと思いましたな。

ただ、どんどん食え食え状態で焼いていきますのでね。自分のペースでは食べられない。正直ちょっとせわしない感は免れません。その代わり、いろいろと食べ方を教えてくれる。で、それがまた普段やったことのない食べ方ですんで、目新しくもありおいしくもあり。良し悪しですな。

肝心の肉ですが、骨付きカルビにしろ、サムギョプサル(豚)にしろおいしくいただきました。逆に言うとですね、日本で一般的に言われるところの「いい肉」ではなかったです。まあこれは値段次第というところでしょう。韓国でも超高級店と言われるようなお店では、日本の霜降り肉が提供されるようですし、そういうのがお好きならばそちらに行かれるとよろしい。ただ普通に飯を食う、ビールを飲むつもりならば脂控えめで肉を堪能できるほうが有り難い、と思うのはわたしだけではないはずです。

3 当然、締めは冷麺と石焼きビビンパブです。冷麺も食べやすいように切ってくれます。しかし、どうせ切るなら、はじめから切って出せばいいのに、ってのは日本人誰しもが思うところではあります。

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海外旅行 韓国編②泊まる J.W.マリオット

5 今回の宿泊先はJ.W.マリオット。かなりいいホテルです。いわゆる高級ホテルの分類に入るですかね。今回こちらを選んだのは、パックに組み込まれた同ランクのホテルの中で一番部屋が広かったんですな。正直、高級ホテルとは普段縁がないんで、それくらいしか選択の基準がない・・・。

前回台北で泊まったシェラトンと同じくらい快適なレベルであればいいかなあ、って程度です。

さて、その比較でいうと、個人的にはかなり評価が低いです。施設や環境面で劣るモノではないんですけどね。

マリオットはソウルの中心街明洞からは漢江を渡った離れた地域、江南にありますが、新しく開発されている地域ということで、特に町外れということでもありません。またホテルと地下鉄の「高速バスターミナル駅」が繋がっているので、外に出ずに地下鉄に乗ったり。デパートで買い物をしたりすることもできます。かなりアクセスのいい場所といっていいでしょう。

今回泊まった部屋は、50㎡くらいの広さがあり、セミダブルのベッドが2つ、大きめの事務机、高速のインターネット接続ができるLAN回線も用意されています。ただし、料金はちょっとお高い。1時間12000ウォン、およそ1500円弱です。24時間で23000ウォン。なんでこんなに高いんですかね。今やビジネスホテルなんかで無料のLAN接続ができたりするのも珍しくはないのに。あまり高級ホテルは知らんので、偉そうなことは言えませんがシェラトンも高かった。部屋代高いんだから、それくらいはサービスしろよって思いますけど。人によって必要度が違うから、今のところは仕方ないですかね。

6 使い方は特に難しいことはありません。机の上にLANケーブルが出してあって、そこに自分のPCをつなぎます。IEを開くと、ホテルのサイトに繋がって、ここで接続料金や時間を選択し、契約条件を受諾すればOKです。速度自体も特に不満はありませんでした。メールの送受信も問題なく行えます。まあ不満がなかったわけでもないんですけど、接続の問題ではないので、それはまた後ほど。

7 PCをつなぐといえば、電源も気になりますね。韓国は日本とは電圧もコンセント形状も違います。電圧は220V、コンセント形状はSEタイプという先が丸い棒状のコンセントになります。ですんで、日本の電化製品を使う場合は、電圧とコンセントを対応させなければなりません。電圧については、デジカメやビデオ、PC等のアダプタは大体240Vまで対応していることが多いので、変圧器は必要ありません。コンセント形状はどうしようもないので、変換アダプタを持って行きました。

ところが韓国では、マリオットのような高級ホテルは、部屋自体に日本と同じ形状のコンセントで110Vの電圧のコンセントを用意しているところも少なくないそうで。さすがに日本人客が多いので配慮してくれているんでしょうか。ま、とにかくコンセントはこんなふうだったわけです。

13 TVは、古いですねえ。今時ブラウン管の29inchくらいのTVです。なんでですかねえ。韓国といえばサムスンだのLG電子だの。いくらでもワイド液晶TV作ってるところあるじゃないですか。今時、ブラウン管の。アナログTVですか、つう感じです。曲がりなりにも高級ホテル、韓国を代表して外国のお客さんを迎えるわけですから、ここは見栄を張っていただきたいところです。そんでも、日本のアナログBS放送が入ってますんで、NHKでニュースをチェックするくらいのことはできますんで、まあそれはよいかな、と。その程度ですけど。

108_29_2   さて、広めのバスルームにはバスタブの他にシャワーブースも付いています。アメニティグッズはあまりありません。これは韓国のお国柄だそうで、使い捨ての歯ブラシやらひげ剃りやらの、使い捨てグッズは環境保護の観点から法律で禁止されているそうです。だもんですから、そこらへんは当然こういうもんだろうなあ、と思っていますので不満のあるところではないです。

11 用意された部屋は23階、漢江に面した見晴らしのいい部屋です。昼は広々とした街の光景が広がり、遠くにソウルタワーが見えます。夜には夜景がきれいです。まどは少し汚れてましたけど、まあそんなにしょっちゅう掃除するって訳にもいかないので、こらはたまたまそういう状態になっていただけでしょうね。

ベッドは、好きでしたね。ベッドパッドも羽毛だそうで、枕の柔らかさも数(4つ)も実に好みです。もうね、快適そのものという眠りを提供してくれます。

12 レストランです。朝食は今は大抵のホテルではブッフェ形式を取り入れてますね。もちろん普通のフレンチだのコンチネンタルだのの朝食を提供してるレストランもあるわけですけど、メインはブッフェでしょう。というわけで、この皿はあくまでもわたしが選んだモノで、もちろんこれ以外にも食べきれない種類の料理が並んでいます。メインは洋食と韓国料理でしょうか。中華や日本食はありません。が、ホテルの朝食はいつも洋食なので、問題ないです。用意されてるパンの種類も多いですし、おいしいし。まあちょっと気取った雰囲気の場所ではあるので、レストラン全体の写真を撮る根性はありません。

さて。と。

まあおおむね評価としては悪くないでしょ。ところが評価が低い。なぜか。

簡単に言うと雰囲気が悪いんです。お高くとまった、とか高慢なとか、スタッフにそんな印象を持ってしまいます。例えば、車でホテルの前に着きました。ドライバーが荷物を下ろしてくれます。その後。ドア脇にいるはずのベルボーイが動かない。何人もドア前に黒い服を着たベルボーイらしきスタッフがいるんですけど、彼らは自分たちで話しているばかりで、動かない。しょうがないので、自分でスーツケースを押して行きました。

フロントに行くと、フロントの中にスタッフが数人、フロントの前にも数人スタッフが立っています。このスタッフと目があって軽く挨拶をします。アンニョンハセヨーとかグッモーニン、とかですね。ところが目があっても笑顔を浮かべない。表情のないまま小さな声で挨拶を返します。

まあこの辺りでかなり印象悪し、ですね。まあそれでもチェックインが済みました。カードキーを二枚もらって、部屋に行きます。さすがにこの時は荷物を運んでくれることになりました。が。案内してくれるわけでもなく、部屋を見せてくれるわけでもない。ただキーを渡されただけです。

更に。部屋に行きました。ところがカードキーが無効のままなんですよ。ドアが開かない。二枚ともです。しょうがないから近くにいたスタッフ(お掃除のおばさん)にドアが開かないんだけど、みたいなことを言って、フロントに連絡してもらいました。するとですね。フロントまで鍵を取りに来てくれ、って言うわけです。「はあ?」、だめな鍵を渡したのはおまえだろうがっ。と思いつつ、もう面倒くさくなって、鍵を取りに行ってしまいました。取りに行っても、スタッフ感の連絡が取れてないから、もう一度説明し直しです。あ、思い出すと腹が立ってきた。

更に。まだあるんですよ。この時に、部屋に加湿器を用意してくれって言ったんですけど、これはすぐにOKをもらいました。ただ問題は、それが実行されなかったことですね。いつになるのかって待ってたら、いつになっても来やしない。まあしばらく過ごしていたら、思ったほどは乾燥していなかったので、まあいいや、と思ったのも確かですけど。でも、約束は実行しないマリオット。

更に。バスルームにアメニティが少ないってのは言いましたね。まあこれはいいんです。ところがウチはバスタブって使わないんです。ほとんどシャワーだけです。で、シャワーを浴びたとき、ボディソープがない。これはまあそういうものか、と思って、バスタブにある石けんを使いました。まあここまではいい。ところが二日目に、昨日はなかったシャワージェルなるものが、アメニティに加えられている。もともと少ないからすぐにわかるわけですが。つまり1日目はあるべきものを用意してなかった、ってことですよ。なめとんな、おまえ。

更に。まだまだある。不快感。朝食レストランで。普通、席に着くとウエイターがコーヒーか紅茶を注いでくれるもんです。ポットを持ってぐるぐる回ってるんですから。ところがこれが来ない。つかフロアにポットを持った奴がほとんどいない。皿を下げてる奴はいるんだけど。一人を呼んで、コーヒーをくれって言って、やっと注ぎに来た。まあそれはいいんですよ。タイミングってモノもあるから。問題はそこで、にっこり笑って注ぐなりSorryって言うなりすると思うんです。普通は。ところが。無表情。なんかわたしが悪いのって感じです。
他にもあるんですけどね。

韓国通かホテル通の方に教えて欲しいんですけど。これはマリオットが悪いんですか、それとも韓国流のサービスの仕方なんですか。どちらにしても、とりあえずマリオットに泊まることはもうないと思います。1泊何万も払って、気を遣わされるのは一度でたくさんですから。

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海外旅行 韓国編①交通

今回もJALパックで行ってきたんですけどね。個人旅行で行くときと違って、空港では団体旅行用のデスクで受付をしなきゃならない、これが面倒くさいところです。その代償として、前回も書きましたけど、旅行会社の現地社員の方がいろいろと相談に乗ってくれるです。初めての国では結構ありがたいところです。パックツアーもバカにしたもんではないですな。

とはいえパックツアーもピンキリですんで、そのあたりは自分の必要に応じて見極めましょう。

自分で電車の切符買ったりタクシー拾ったりバスに乗ったりしてみようってな方は、いわゆるフリープランで十分でしょうし、つかその方が楽しい。でも、現地語や英語がもうとにかくダメって方は、添乗員付きのお任せプランがありがたいでしょう。自由度が増せばますほど、自分が負わなきゃならないリスクも高くなりますからね。

ああ、言っときますが、わたしが英語や現地語が得意ってんでは、全くないです。ただ、とにかく話さなきゃ通じないですし、通じなくともなんとかしようって覚悟があるかどうか、ですな。通じないのも含めて、いろんなことに挑戦してそれを楽しもうとする、なんつうですか居直り、これを持とうとするかどうか、ですな。旅の恥はかき捨て、と申しますが、要するにこういうことだと思うです。恥知らずなことをして逃げてくるってことではなく、知らないことわからないことをね、どんどん尋ねたり助けてもらったりしてね。

つうわけで、今回も電車とタクシーで移動してることが多かったです。ソウルも地下鉄が発達してますし、タクシーも安くて流しが多いので便利です。とはいえ、やはり困ったり違和感があったりすることも。

1 まず地下鉄。まあですね、まず路線図は結構困りますな。

韓国では当然のことながら、表記はハングルが中心です。道路標識などは大きなモノには一応ローマ字も書いてますが、普通にそこらにある標識類や表示はハングルだけってなことが多い。もう何を書いているのか見当も付かないですよ。

地名もね、ガイドブックを見て行きたいところを探すわけですが、ガイドブックにはたいてい地名は漢字で書いてます。ところが表記にはハングルとローマ字表記しかないことも少なくない。つまり漢字の地名と一致しないんですよ。これなねえ。どうしようもない。

地下鉄の路線図は、一応ハングルとローマ字、漢字が併記されているので、どうにかなります。ただし、字が相当小さかったりするので、目の悪い人にはかなりきつい話です。

4ま、とにかく、地下鉄に乗ることにして、行き先も決まり、料金もわかった。さあ、切符を買いましょう。これがまた。自販機です。見てくださいよ。お札を入れる場所がない。そうそう都合良く小銭を持ってるとは限らないわけです。で、自販機ってこれしかないので、じゃあ小銭がない人はどうするか、ってえと窓口で、どこまで何枚って言って買うわけです。いちいち。だから結構窓口の方が混雑してたりします。これ、いくつか乗り降りした駅、どこでもそうでした。なんでこんな効率の悪いことするんだろ。開発途上国でもあるまいし。わからんですな。なんか事情があるんですかね。

2 でまあ、これが切符と改札口です。改札口は、遊園地のゲートみたいですな。まあ、改札と思えば珍しいですけど、ゲート自体は珍しくないです。普通に切符入れて押して入ればOKです。

地下鉄の中では、台湾と同じように、普通にみんな携帯で話してます。あ、台湾よりは控えめですけど。しかし別にマナー 3 違反というわけでもない。ちなみに台湾と同じで、電車に限らず、どこでも携帯を使う人はいました。レストランは当たり前として、劇場の中で禁止のメッセージが出ているところでも、かかってきた電話に出て会話してる人がいたのには驚きましたよ。つか、おまえそりゃいくら韓国でもダメだろ、って突っ込んでやりたかったですよ。

よくテレビやなんかで、電車の中で物売りが歯ブラシやゴム紐のようなモノを売ってる、みたいなニュースを見ましたけど、今回は一度も出会いませんでした。一応禁止されているそうなんで、減っているのかも知れません。物乞いをして歩くひとには会いましたけど。まあ、地下鉄については、行きたい場所さえ決まっていれば、それほど難しいわけではないので、挑戦してみてくださいな。

タクシーですけど。韓国には二種類のタクシーがあります。「普通のタクシー」と「模範タクシー」です。ガイドブック等によりますと、模範タクシーの方が礼儀正しく、英語や日本語が通じることも多くて、安心して利用できる分、料金が高い、というようなことを書いています。普通のタクシーだとたまにボッタクリにあったり、乗車拒否にあったりすることもあるそうですが。模範タクシーって日本のハイヤーみたいなもんですかね。

まあ、初めての時は模範タクシーでいいんじゃないでしょうか。ただお値段の差がかなりあります(初乗りで倍程度)、しょっちゅう使うなら結構厳しい差が出てきます。

私が乗ってた普通のタクシーでも日本語がわかる運転手さんは結構いましたし、逆に模範タクシーでも全然通じないってのは普通にありました。全てのタクシーに乗れるわけではないんで、これはもう巡り合わせとしか言いようがない。模範タクシーでもぼったくられはしませんでしたけど、日本人客と見て向こうから貸し切りの申し込みをされたりしました。あれがいくら、これがいくらだから貸し切りにしたら得だとか。ただその「あれがいくら」ってのをかなり高く言ってたりしたので、ある意味ボッタクリをねらっているような気もしたわけで、そんな運転手に出会うと模範タクシーもすっかりイメージダウンです。

ただ、どのタクシーでも携帯で使える無料の通訳サービスへの電話番号のシールが貼ってあって、いざというときには携帯を持っていればなんとかなるようにはできています。あ、携帯持っていなくても、運転手さんに言えばかけてくれることもあります。

ところで。これってタクシー事情に限らないのかもしれないですけど、意外と目的地を伝えるのが難しい。まあハングルで書いたものがあれば全然OKなんですけど、漢字で書いたものが意外と伝わらない。韓国でも、学校で常用漢字1800字とかって習ってるらしいんですけど、なんなんですかねえ、ガイドブックに書いてある漢字の地名を見せてもわかってもらえないことが多かったですな。加えてガイドブックの地図を見せても、運転手さんにとっては外国語で書いた地図だから、読み取れないみたいで。

どうしてもうまく伝わっているかどうか自信がないときは、JALパックの現地ガイドさんに携帯で電話して、確認してもらったりしました。まあそんなときにも現地ガイドさんがいるってのはありがたいなあ、と思ったわけです。

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旅行・・・⑤っつうことで韓国だ

いつの間にやら5万アクセス。有り難いことですなあ。こんな雑文書きのところに5万回も人様が来てくださるんですからなあ。ブログ開設から1年、多いのか少ないのかよくわかりませんがのう。

5万人、は来とらんですな。まあ何人かの方がリロードされて、そんで5万回、それにしても凄い数ですわ。なんつーか。世界は変わりましたわな。個人が細々と書いた駄文をこんだけたくさんの方に見ていただけるっつうのは、かつてあり得ないことでないですかね。まあ、それだけにプレッシャーもあるわけで、お金もないのに買い物をしてるというような部分がないでもないわけです。

しかしですな。それもこれも奥様の協力あってのことですよ。たまたま生き方の方向性が一致してるのか、いろんなことを二人してやっているわけで、まあお金も使っているわけです。どちらかがストッパーになればいいんですけど、二人でイケイケになっちゃうと貯まるわけもない。

ふと気がつくと、ボーナスもほぼ使い切ってるわけですけどもね。で。一ヶ月ほど前に、年末の過ごし方を二人で相談したわけですよ。やはりね、何か楽しいことでもないと、長期休みはトラブルを起こしがちです。そこで、というわけでもないですけど、韓国に行くことにしました。

韓国。いろいろとねえ、異論もあるところではありますよ。韓国の方の、反日感情とか、逆にそれらに対する嫌韓感情とか。しかしですね。そうしたことはふまえた上で、それでも韓国と日本、切っても切れない歴史的地理的経済的なつながりがあるわけです。そうしたものを全て否定するかのような、相互否定はわたしは好きではないです。

そんなことを思いつつも、韓国って中途半端に近いんで、なんとなく行けないでいました。時々行ってみようかな、と思って、観光とか調べてみるんですけど、これがねえ意外と無いんですよ。食べ物は魅力的ですけど、新大久保辺りに行けばもっともっと安く食べられますしねえ。ああ、もちろん料理自体は韓国の方がリーズナブルだとは思うんですけど、新大久保なら飛行機代もホテル代もいりませんからね。

まあしかし、異文化、異国ってのは魅力ですよ。地下鉄一つ乗るにしても、わけのわかんない表示見ながら迷いつつ、お店にたどり着く、そうした経験ってやっぱり貴重だとおもうですね。まあそんなわけで、真冬の韓国、行ってきます。

今回もパックツアーです。とは言っても、飛行機とホテルのみのセットで、まあ敢えてツアーらしい点と言えば、空港に旅行会社のエージェントが来て、送り迎えをしてくれることだけで、後は個人旅行と変わりません。ま、しかしトラぶったときの相談口があるのは、いざというときのことを考えると有り難いことではあります。

今回のツアーはJALパック、手配会社はPTSです。韓国ツアーとしてはかなり高めの3泊4日お一人様8万円くらい、かな。結局ホテルのランク次第、なんですよねえ。安いところなら半値でも行けるし、安いホテルだからって、シラミやノミがいるわけでもないでしょう。韓国ですから。しかし、正直年を取ると安いホテルに泊まるのは辛くなってくるわけです。いや、これ嫌みでもなんでもなく。

若い頃はそりゃ駅舎や地べたに寝るような旅行もしましたよ。今だってキャンプ大好きですから。ただ、慣れない異国で、突発的な出来事や変化に耐えるような精神的肉体的な耐性が明らかに落ちてます。要するに疲れちゃって楽しめなくなるんですよ。ってなことになると、なんのための旅行か、ってことになるです。楽しめないなら旅行に行く値打ち無いですから。多少無理してもホテルくらい快適に過ごしたい、と思ってしまうわけです。

そんなわけで今回のホテルはJWマリオット。新羅ホテルほどではないけど、まあまあ快適、のはずです。いや、つうかうちレベルの話で言うと十分すぎるほど快適なはず、です。後は、まあ食事ですか。焼き肉もそりゃ食いますけど。ただねえ。肉の脂ってもう旨いと思うよりキツイと感じるお年頃。お野菜たっぷりの韓定食が楽しみです。後は、何しようかなあ。とりあえず、冬のソナタはどうでもいいです。

帰ってきたら、詳しいこと報告しますね。

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海外旅行 台湾編⑧もろもろのこと

そんな素直に終わるわけないだろこら。すんませんね。天の邪鬼なんですよ。昔ね、田舎の言葉で「いらんことしぃ」だとよく言われました。やらなくてもいいことをやるやつっていみですな。大阪の方だといちびりってのも近いですかね。

まあそんで。

とりあえず気になっていることだけ、書きなぐりますんで、気にしてみたい人は読んでみてくださいの。

Taiwan_2007_006 気になってるつか気に入ったってもんで。この写真、泊まったホテル(台北喜來登大飯店)シェラトンタイペイ)のバスルームなんですけどね。見て欲しいのは右端のシャワーなんですよ。これねえ。ヘッドを回すとミスト、ビート、普通のシャワーって切り替わるシャワーヘッドでね。これいいですよ。実はね、高級ホテルのシェラトンですが、あまりシャワーの温度調節がうまくいかなかった。ところがですね。シャワーをミストにするとかなりの高温シャワーが、体に届くときにはちょうど良くなってるんですね。それで仕方なく使い始めたんですけど、ミストシャワー、実にいい。体全体を包み込むように細かく暖かな霧が出るので、とても温まります。

欲しい。

実は日本に帰ってミストシャワーヘッド探してます。しかしどうもこれといったものがないんです。ようやくINAXで混合水栓と一体型になってるシャワーを見つけました。混合水栓と一体型ってんですから、お値段も結構なもんですが、少しお金を貯めて買うつもりにしてます。そのうち報告しますね。

Taiwan_2007_128 面白かったモノ、これ。横断歩道の歩行者用信号です。台湾人の歩き方や自動車の運転マナーは、大阪に通じるモノがある、というのが持論なんですが。例えばですね、エスカレーターでは右側に立って左側を空けます。おお、まさに大阪。横断歩道では歩行者用信号が青になる前に渡り始めます。おお、まさに大阪。で、ですね。42って数字が入ってるでしょ。これ、残り時間です。下の青信号は人の形をしてますが、実際にはこれ、歩いているアニメーションになってるんですよ。それが、残り時間が少なくなると、走り出すんです。見てるとこっちもついつい走り出しちゃって。効果絶大ですな。

Taiwan_2007_196 感心したモノです。言わずと知れた人気のカフェ、スターバックスです。場所は九份。実になんというか味のある建物じゃありませんか。九份の雰囲気を壊さないように、敢えてこんな建物のままなんでしょう。そう思いますよ。

奥さんに言わせると、ボロいだけだってんですけどね。中に入っていないからわかんないです。中がきれいに改装されていたら、わたしの説明が正しい。中もこんなだったら、フランチャイズのオーナーがケチなんでしょう。どっちなんですかね。

Taiwan_2007_085 台北駅近くのの古い路地の中にある市場みたいなところ、城中市場の近くだと思うんですけど。一応飯屋さんってことになるんでしょうけど。写真には出てないけど、このもう少し手前では若いお母さんが地べたに座って野菜を洗いつつ、こどものおむつを取り替えてましたが、まあ清潔とかあまり気にしない方がいいと思います。こういう街並みとか食堂街みたいなところと、世界一高いビルがある。雑然とした中華世界。まあしかし、われわれみたいな一時的訪問者はこれを面白いと思うわけですが、そりゃ住んでる人にとってはやっぱり少しでもキレイにしていきたいですよねえ。ってことで、きっとこういう場所も少しずつなくなっていくんだと思います。

Taiwan_2007_241 ところで、台湾って九州より小さな島の中に2000万人を超える人が住んでるんですってね。まあギュウギュウです。てなわけですかね、台湾の皆さんが住んでる場所ですけど、ほとんど全く一戸建て住宅ってのは見ませんでした。田舎の方に行っても、山間に行っても集合住宅ばかりです。台北に近いところでは高層マンション群が林立してます。詰めすぎだろって思うくらい。で、またそのことごとく薄汚い。あれはなんですかね、メンテナンスってやってないのかな。もとはキレイに作られたんだろうなってマンションも、手すりのところに雨のシミがいっぱい垂れていて。後から適当にくっつけたみたいなベランダには洗濯物やら植木やらバケツやらが雑然と並んでいて。まあそういうところも台湾らしいって気がしました。しかし、あれは50年とか100年とか経ったとき、どうするんだろ、と築15年のマンションに住むものとしては心配になっているですよ。

よし。これで一応気になることはほぼ書いた。台湾編もようやく終わることができますよ。勝手に終われよってなことは言わないで。なんかしらんけど、とりあえずやるべき事が終わったみたいな満足感で一杯ですよ。まあお茶飲んだり麺食ったりもしてるんですけど、そっちはエライ人に任せます。もう限界ですから。ふぅ~ぅ。

しばらく海外も行かないだろうと思いますんで、また細かい買い物話を綴っていくことにしますわね。そんじゃまた。

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海外旅行 台湾編⑦食う(4)士林夜市

もうそろそろ台湾ネタもついてこれなくなってきたでしょう。いや始めからついて行った訳じゃないしってのは置いといて。

ま、でもそろそろまとめないとね。で、士林夜市です。士林夜市ってくらいだから、もよりの捷運站(地下鉄駅)は士林だと思っていたら、残念。実際の夜市はお隣のMRT淡水線「劍潭」駅になりますんで、ご注意ください。もともとは士林の方にあったのかな、今あるところは食べ物の屋台中心に引っ越してきたようですね。

ここは饒河街観光夜市とは違って、屋根があります。イメージとしては、日本の観光市場の感じに近いです。ただお店がほとんど食べ物の屋台だってことで。

ところで台湾って季節にもよるんでしょうが、亜熱帯気候のせいか、わたしが行ってる間毎日スコールがありました。土砂降りの雨です。ちょうどこの日もスコールがやってきたんですが、ちょうど士林夜市の中だったんで助かりました。饒河街だったら大変なことになってたでしょう。そう言う意味でも人気あるのかもしれませんな。

Taiwan_2007_002a ここの名物は牡蠣オムレツだそうで、どこの観光ガイドブックを見てもそう書いてあります。名物に旨いものなし、と言います。観光名所なんてつまんねーよ、とも言いますな。しかしわたしは敢えて言います。とりあえず名物と名所は押さえとけ、です。

うまけりゃおっけえ。まずくても後から話題にできます。最近は海外に行く方も多いですから、こないだ台湾に行ってきてねえなんて話をしますわな。このときに名所、名物は共通点ですよ。あれ、うまくないよねえ。そうそうたいしたことないよねえ、なんて会話も弾むってもんじゃあありませんか。

そう言えば、台湾名所と言えばまずは故宮博物院でしょう。中国四千年の歴史を辿ることができる名所中の名所。しかしなんですなあ。あれ、みんな面白かったですか?うちの奥さんは「ふ~ん」「もういいわ」ってなもんですよ。中国の歴史にほとんど興味ないですからね。わたしも中学受験程度の知識と、井上靖読んでるくらいですけどね。物語ではイメージが膨らむんですが、文物を見てもあまりイメージが広がらない方みたいです。どうも感性のセンサーが鈍いなあ、全方位的に。しょうがない、そういう人間なんですから。しかしですねえ、中国の歴史に興味があったり、書道を本格的にやったりしたことがある人には、もう感涙モノだろうってことはわかりますよ。

しかしです。何が言いたいかってえと、故宮博物院には歴史に興味がない人がいっても無駄、ってことじゃないです。逆です。とりあえず興味がないかも知れないけど、行っとけ、これです。人生何があるかわかりません。何に感じ入るかわかりません。とりあえず行っとけ、とりあえず体験しとけ。自分の経験の幅広げとけ。そう思うです。思いませんか。そうですか。

Taiwan_2007_147 まあ人それぞれですから。とりあえず牡蠣オムレツですな。これはねえ。オムレツですか?どっちかというとあんかけ牡蠣お好み焼き、じゃないですかねえ。卵だけでとじてるわけじゃなく、これデンプン系の生地みたいなもん、混ざってるんじゃないですかね。中身がとろりとしています。うまいです。何の味かってえと、牡蠣オムレツの味。こういう独特のモノを他のモノに例えること何できませんよ。とろりとしてうまいですの40元。ついでにイカやらキクラゲやらの入ったようなスープ、こちらもとろみがついてて旨い。

でね。やっぱりビールが欲しいんだけど、士林夜市の屋台もビールを扱ってないですよ。う~。

なんか話が長くなりそうなんで駆け足で行きますわ。

Taiwan_2007_171 これ。士林夜市で飲んだタピオカ入りのミルクティみたいなもん。タピオカの直径が1cmくらいあります。タピオカとかナテデココとかね、デザートの中にちょこっとだけ入ってたりして、なんかものたりないなあ、けちけちすんなよ、とか思ったことないですか。しかしですね、ものごと何でも過ぎたるは及ばざるがごとし、大量に入ったタピオカはミルクティを飲みきっても、カップの底にごろごろ残り、これがまあ味がないもんだから旨くないことおびただしい。おいしく飲むためには、タピオカとミルクティのバランスをとる修業が必要な感じですな。

Taiwan_2007_166 あ、これ。噂の臭豆腐。臭いものをそのまま食べるわけでなく、一度揚げてタレと絡め合わせて食べるようですな。こうして揚げてしまうと臭みもそれほどでなく、抵抗なく食べられます。つうかね、そんなふうにあまり臭くない状態にして食うなら、別に臭豆腐じゃなく普通の厚揚げでいいじゃん、とか思いましたけどね。

あ、これフランクフルト。一本40元とか。160円くらいですか。Taiwan_2007_161 一本がでかいですから、かなりお得感があります。とはいえ大きすぎて、一本丸々はきつそうなんで、小さめ食べてみました。・・・なんかねえ。想像と違うなあ。甘い。文化の違いか、それとも他のフランクフルトも甘いのか?教えてください。詳しい方。

それから。ここ。なんと珍しくビールも扱っている屋台。鉄板焼Taiwan_2007_151きの屋台です。値段設定はかなり強気ですよ。豚とイカと椎茸、みたいな組み合わせで300元とか400元とか。でもごちゃ混ぜに混ぜちゃってますんで、何が何の味かよくわからんようになってます。値段は高級店なんだけどね。ただねえ、ビールを飲みながら、食える。これだけでついふらふらと入ってしTaiwan_2007_157_2まった。日本人ひっかかりまくってんじゃないですか。でもビールが飲めるからいいか、みたいな。鉄板焼きの店に入ったと 言うよりは、ビールの店に入った、みたいな。

まあですね、たった二カ所しか夜市には行けなかったわけですが、こないだも書きましたが、士林夜市いいですよね。食べ物だけなら初心者にもむしろわかりやすいですよ。洋服とか雑貨とかも欲しいなら、もう少し足を伸ばさなきゃならないから大変かも知れませんし、夜遅くなるとめっちゃ混むらしいので、スリやら置き引きやらの心配のあるでしょうし。ただ時間帯さえ気をつけて、開店早々に行っちゃえばすごくわかりやすくて、明るくて健全な感じです。あ、当然ウイークディに行くのがいいでしょうね。そんなわけで、食い物編終了です。つか台湾編も飽きてきたんで、これで終了。かな。どうだろ。

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海外旅行 台湾編⑥食う(3)かき氷

さあ、ここが士林夜市。嘘です。士林の前にどうしても言いたい。つうかですねえ。饒河街観光夜市であんなに暑かったわけです。汗だくになったわけです。体を冷やしたいでしょ。そりゃ冷やしますよ。

そこで、そんなあなたにお勧めなのがかき氷です。と言っても日本のかき氷をイメージしてちゃいけませんぜ。台湾、なめんなよ、ってなもんです。あのね。実は台湾で一番気に入ってるのは、かき氷かもしれません。

子どもの頃にね、夏になると10円20円握りしめて駄菓子屋さんに行くわけですよ。当然この時は麩菓子だのラムネだの買いませんよ。行き先はひとつ。店頭に置かれた冷凍庫。あのスライドドアの「名糖」とか書かれたアイスボックス。ここに手を突っ込んでね、選ぶわけです。あんまり長いことごそごそやってちゃいけません。兄貴分に、溶けちゃうだろって叱られます。まあもってるお金も10円20円ですから、そんなに選択肢がある訳じゃあありません。ただね、ここで2つの選択肢がある。男には選ぶべき道が二つ、あるんですよ。それは即ち「アイスクリーム」か「アイスキャンディー」か。これです。

わたしはもうそれは絶対アイスクリームですよ。アイスキャンディー?ダメです。まずね、かじったときにガリッて歯に響くでしょ。あれ。あれがもうダメダメ。カップに入ったかき氷だって、まず木のスプーンが刺さらない。でガリガリって表面を削ってるウチに端っこの方がただの色つき砂糖水になっている。もう、あれがだめ。

その点アイスクリームは違います。舌に乗せるととろりととろけて、口の中にまったりと広がります。しかも、まったりとしつつ体がすっと冷えてくる。素晴らしいじゃありませんか。食べ進めるウチに堅かったクリームは、まるでクリスマスケーキのバタークリームのように柔らかくまとわりついてくるようになるんです。ミンミンゼミが鳴きわめく炎天下、そこだけ北極のシロクマ君ですよ。

ま、当時食べてた「アイスクリーム」は今の食品法ではなんて分類されるんでしょうねえ。アイスミルク、ですか。でもまあそんなこたあどうでもいい。わたしたちにはあれこそアイスクリームだったんですよ。

それぐらいですね。わたしはかき氷とアイスクリームがあったらアイスクリーム派なんです。かき氷なんてねえ、食べると歯がしゃきしゃき鳴ったり頭がきーんとなったり、胃がぎがぎがぎがって痛くなったりとかねえ、ろくなこたぁないんです。

でね。饒河街観光夜市、死ぬほど暑いし、ビールはないし。そこでかき氷です。もう仕方ないですもん。旨いとか旨くないとかじゃなく、体冷やさないと死ぬかもしれません。で、注文したのがこれ。

Taiwan_2007_045 あのね。目が覚めました。これ、なんてぇ食いモンなんだい?いやかき氷なんですけどね。日本にゃない。絶対ない。見たでしょ。まずイチゴ。完熟イチゴですよ。さらに横に完熟マンゴーです。おまけにキウイ。たっぷりと乗った完熟フルーツの周りにたっぷりと練乳がかかり。さくっと冷たい氷を口に運ぶと、口の中で熟れ熟れのマンゴーがとろりと崩れ溶けた氷と一体となって喉を下ります。

おいおい。これはなんなんだい?かき氷?これがかき氷ってんなら、おいらが今まで食ってきた、あの甘ったるいだけの赤い汁のかかった氷はいったい何だってんだい?え?
これで100元。だいたい400円前後。日本の甘味屋で今シロップかけただけのかき氷がいくらするんだい?

Taiwan_2007_201 じゃあ、次だ。こいつは「九份」(ジウフェン)って有名な観光地で食ったかき氷。一番上に見える古漬け沢庵みたいに見えるのは、甘く煮込んだ薩摩芋。その下にはあっさりと甘いあずきがたっぷりと乗っかって、さらにその下、白玉みたいな食感の餅がたっぷりと入ってる。トッピングは何種類もあって、仙草とかタピオカだとかいろいろ選べるんですけど、わたしはこの得体の知れない沢庵をくってやれって思ったんですけどね。またねわたし薩摩芋好きなんですわ。薩摩芋のほこっとした食感、白玉(もっと黄色かったですけど)のもちもちっとした食感、小豆のさわやかな甘さ、これらがね氷のとんがった冷たさをふんわりと包むんですよ。

Taiwan_2007_202 こういうトッピングを食べること自体が、箸休めのようになって、頭がきーんとなるようなことが少なくなるわけです。なりますけどね。しかし、頭が痛いのより最近は胃がぎがぎがぎがって痛くなるの、あれが耐え難くつらいんですけど、あれはなんなんですかね。

で、これいくらだったかなあ。値段忘れたんだけど、安かったです。100元はしない、40元くらいだったような違うような。でもね、観光地でこの値段なの?って思ったことだけ覚えてますから、やっぱり安かったんだろうなあ。

さて、いよいよ本命の話をするときが来ましたな。台湾のかき氷と言えば、まあこれも言わずとしれた冰館(ピンクァン)のマンゴーかき氷。むちゃくちゃ有名です。今は夏なんでマンゴーかき氷、マンゴーの季節が終わるとイチゴかき氷になるそうですが。つってもね、あのね日本のかき氷(イチゴ)をイメージしちゃいけません。

夏のお祭りでね、150円とか200円とか、カップに氷をさらさらとかいて、赤いシロップをたっぷりとかけてもらってね、あ、冷たぁい、なんて。ふざけんな。って世界ですよ。氷に砂糖水かけただけで、150円?甘味屋さんで300円?こら、おまえ、何考えてるんだ?ってことですよ。

Taiwan_2007_129  冰館のイチゴかき氷は、文字通りかき氷の上にイチゴが山となって積まれています。まあわたしが行ったときは夏だったんで、見てないんですけど。こっちがマンゴーアイスですよ。かき氷にマンゴーシロップ、その上一面にこれでもかって熟れ熟れのマンゴーを積み重ねて、その上にマンゴーアイスをぽんと乗っけてます。もうね。なんなんだ、これは。マンゴー旨すぎです。あのね、わたしそんなにマンゴー好きじゃないですよ。日本で食べるマンゴー、熟れてないのかなあ、堅かったりとかね、渋みみたいなのがあったりとかね、漆科の植物なんですよね、マンゴーって。なんかかぶれそうじゃないですか。

ところがね、台湾さすがマンゴーの国ですよ。とろけてます。イヤな臭みや雑味がない。まあよく冷えてるってこともあるんでしょうけど。視覚的にだまされてるのかもしれないですけど。そんでも、この迫力は圧倒的です。超級芒果牛奶泡泡冰150元 。

とりあえずですね、日本のかき氷界とハワイのシェイブアイス界は土下座して台湾のかき氷界に入門すべきですよ。全く。

台湾最高っ!とまあかき氷に惚れました。

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海外旅行 台湾編⑤食う(2)饒河街観光夜市

しばらく旅行に行って、ウチについて玄関を開けると、臭いますよね。空気の入れ換えをしていないのでカビ臭いってことがあるかもしれませんわ。でも誰か家に残っていて空気の入れ換えをしてても、やっぱり臭うですねえ。もっとも家の中に入ってしばらくすると、臭いもどっかにいっちゃったかのように、感じなくなるんですけどね。

別にウチが臭いって話をしてるんじゃないですよ。まあ猫がいますから、猫臭いのは確かでしょうけど。つまりね、どの家にも固有のにおいがあるってことなんですよ。

で、だ。家にも固有のにおいがあるように、国にも固有のにおいがありますよね。例えばバリ島だったら、空港に降りた瞬間にもうガラムの匂いが漂ってます。街に出ると、それに加えて多少のどぶ臭さがありますわね。ハワイだったらやたらと強烈な石鹸というか石鹸に入れた香料の匂いがしますわね。日本って外人さんにとったらどんな臭いなんですかね。鰹節?醤油?

台湾だったら、国の匂いってかどこに行っても追いかけてくる匂い、それは五香粉と八角、それに臭豆腐じゃないですかねえ。どこに行ってもとはまた大きく出やがったな。台北、淡水、九份くらいのもんなんですけどね。すんません。知ったかぶっています。いわゆる観光地だけなんですけど、その観光地に出ている食べ物の屋台、まず臭豆腐は外せないみたいです。この臭豆腐、まさに臭い。どんな臭いかって、そんなあなた他のものにはたとえられません。でも死ぬほど臭いかってえとそうでもない。じんわりと臭い、そんな感じです。実はわたし納豆が嫌いなんですけどね、そういう意味では納豆と似たようなもんです。あら、意外とおいしそうじゃないって思う方、いるでしょう? そう、臭豆腐って人気の屋台らしいんですよ。

Taiwan_2007_037 わたしが行った夜市ってのは、市内で1番大きな夜市、士林夜市(シーリンイエシー)と2番目の夜市、饒河街観光夜市(ラオフージエングアングアンイエシー)だけです。夜市ってのは、だいたい6時くらいから夜の12時過ぎまでやってるらしいんですけど、ほんとに混んでくるのは10時くらいからとか。士林夜市なんて、満員電車みたいな有様らしいですよ。観光客がいきなり行くと、あまりの混み具合に酔ってしまって何もできない、とりあえず饒河街あたりで練習していくとよろしい、みたいなことをガイドブックには書いてます。

つかですねえわたしたち台湾人じゃないんで、別に台湾人の宵っ張りにつきあう必要ないですよ。まだ人が少ない時間に行くとよろしい。というわけでわれわれは夜の7時頃に行きました。それでも結構な人混みですよ。まっすぐなんて歩けないんですから。大人気の士林夜市だってこの時間帯なら、そんなに混んでいませんから、むしろわたしらみたいな初心者には場所よりもおすすめ時間帯を教えてほしいところでしたわ。

まあいいや。

で。士林はすごく混むってんで、まず練習のためにわれわれは饒河街に行くことにしましたよ。ここはですねえ、そうですね、横浜中華街の狭い通りをもっとびんぼ臭くして、さらに道の真ん中に中央分離帯のように屋台をずらっと並べています。夜市の入り口には大人気の屋台、臭豆腐がどんと2,3軒店を構えています。臭いに弱い方、お上品な方はまずここで気持ちの鼻っ柱をばこんと殴られたような気分になります。わたしはお上品なので、殴られました。

Taiwan_2007_038 そんな状態であれもこれもってもう食えませんや。胸がいっぱいですわ。そんでも有名どころはまず食っておきたい、そのために台湾に来たんですから。で、一番に行ったのが台湾風鶏の唐揚げ「豪大大鶏排」(なんて読むんだ?)です。実はここ、本店は士林らしいんですが、本店は大人気過ぎて並ばないと食えないってんで、並ぶの嫌いなわたしは饒河街で食います。胸肉あたり一枚まるまる揚げて、そいつを機械で3cm幅くらいに