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カテゴリー「旅行・地域」の65件の記事

2019年9月13日 (金)

チケット手配しなきゃ 楽天ブラックカードコンシェルジュに頼んでみた マレーシア行くよ②

Img_6028 さて、航空券を買うぞ。どこで買うんだ。というか、ここまでどうやって、値段を調べていたかです。昔はJTBみたいなツアー会社に頼むか、JALのサイトで直接買うか、でしたが、今はその他にも選択肢がいろいろとあり、素人は逆に迷うということがあります。

 

去年、実はそのハードルがあまりにも高くて、というか面倒くさくて、やる気になったのが5月で、もういろいろ手配するのが面倒になって、諦めたのがこの夏の旅行でした。まあ、富山や新潟、面白かったですけどね。面白かったので、今日のブログはこの夏の写真を上げておきます。記事とは何の関係もありません。

 

ネットで「航空券 マレーシア」で調べると、航空券の価格比較サイトがいくつかひっかかります。エクスペディアとかスカイチケットとか。よし。比較サイトだ。エクスペディアだ。

 

ところがね。これがうまくいきません。なんでや。まず旅程として組みたい日、330日くらい先の予定が選べません。あかんやん。偉い人出てこい。まあ、推察するに全ての航空会社の予約が360日先の予定を選べるわけではない、というあたりなのかしら。どうかしら。でもそれならそれで、JALとかANAとかのだけでも出てきたらええやん、と思います。この頃年を取って、子供のころ使ってた関西弁が出てしまうことがありますが、ご容赦いただきたい。

 

スカイスキャナーならどうだ。うん。エアアジアが48000円くらい。うーん。エアアジアか。今回は快適性も譲りたくないので、パスかなあ。やっぱり日系の航空会社が安心なんですよ。LCCは情け容赦がないですからな。いろいろと。ほんとにたまにしか海外に行かない素人は、JALANAにしとけ、と思います。困った時の親身度が違います。

 

JALとANAか。どんな時間帯に飛んでるんだよ。と思ったときに、これもまた素人には難しくて。新幹線の時刻表のような分かり易い一覧って見つからないです。検索をかけて、条件に合うものが出てくるって感じで。こちらの希望がはっきりしないと検索対象にもかからない。ああ面倒くさい。

 

自分で何とかできない素人は、いっそ他人の知見を借りればよいのです。JTBとかね。ああJTBか。うん。発券手数料とかかかっちゃうけどね。どれがいいですかって相談しながら納得するお値段ではあります。しょうがない。JTBに頼むか。

 

Img_5496 で、頼むということで思い出したのが、クレジットーカードについてるコンシェルジュサービス。旅行の相談やらチケットの確保やらお願いできます。しかも無料。無料ってか、クレジットカードの年会費払ってるんですけどね。普段あまり使わないから忘れてるけど、コンシェルジュサービスがあるから、高い年会費払ってるわけで。使わなきゃもったいない。

 

ちなみにクレジットカードのコンシェルジュサービスは、プラチナカード以上のカードで受けられるサービスのようです。昔はゴールドカードもスペシャルなカードだったので、サービスも手厚かったんですが、最近のゴールドカードはお安く手に入るようになった代わりに、維持費をかけられなくなり、コンシェルジュサービスがなくなってしまいました。

 

コンシェルジュサービスの質も会社によっていろいろです。と言えるほど比較して使ったわけではない。以前使っていたのはMUFGアメックスプラチナカードでしたが、ここのコンシェルジュサービスはとてもいい印象が残っています。年会費も2万円と、プラチナカードとしてはお得ですし、インビテーションがいらないカードなので、持ちやすい。

 

ただアメックスというのが、使いづらくて…。特にアジア圏、アメックスが使えないところが多いのが痛い。というわけで、今は楽天からインビテーションが来たのを機会に、楽天ブラックカード。でもこれ、ブラックカードと言いながら本当はプラチナカードです。カードの色をブラックにして、ブラックカードと呼んでいる、なんかハッタリ臭いカードなんですけどね。

 

ともかく。相談相手として、楽天ブラックカードMASTERのコンシェルジュサービス。これね。楽天がコンシェルジュデスクを運営してるんじゃねえですね。マスターカードがプラチナカードに共通して運営しているコンシェルジュデスクのようです。だから、楽天カードとの連携がちょっと悪いと感じる部分もあります。「それは楽天カード様のサービスですので、そちらにお問い合わせいただいて」と言われることがあるんですよ。まあ、いいけど。

 

で。電話をします。昔使ってた三井住友VISAカードのゴールドデスクは、なんだかいつも話し中ですし、95時の受付時間なので、夜の相談ができません。それに比べると、プラチナコンシェルジュデスクは24時間対応なので、いつでも相談できるのはありがたい。会費が全然違うので、当たり前ですけど。

 

電話口でこちらのフルネームと電話番号、登録したパスワードを伝えるだけですぐに登録者の確認ができ、サービスが始まります。

 

Img_5967_20190913214801 さあ、ここで大事なことを言うよ。あのね、ぼくは楽天ブラックカード(実態はプラチナ)を持っているけど、金使いが荒いだけで本当はお金持ちじゃないんだ。見栄を張っているだけなんだよ。だからね。見栄を張り続けていると、とんでもないことになるよ。

 

つうのはですね。航空券にしろホテルにしろ、レストランにしろね、お勧めを教えてもらうわけでしょ。ぼくが見栄を張って、「最高級のホテルを教えて」なんて言うと、一泊15万くらいするホテルを平気で勧めてくるわけですよ。そりゃまあそうだけど。ほんとのお金持ちの人に、一泊8000円のビジネスホテルとか、勧めたら怒られますよねえ。でも、せっかくブラック(実はプラチナ)カードなんて持ってるわけだから、かっこつけたいわけですよ。だって、今どきクレジットカードでステイタスをひけらかすような、品のないことができるところなんてないでしょう。だから、コンシェルジュデスクのお姉さんにぐらいは、ぼくはええとこの旦那さんなんですよぅって、見せたいじゃないですか。

 

でもだめ。見せるとダメ。115万のホテル勧められるから。飛行機のチケットだって、ビジネスクラスとか割引のない奴を平気で勧めてきますから。無理ですから。そんなんアドバイスになりませんから。

 

まあだから、コンシェルジュデスクに相談するときは、たまたまブラック(実はプラチナ)カードに憧れて一瞬だけ持ってみた庶民でごぜえます、なんか偉そうに相談なんかしてほんと申し訳ない、というスタンスを崩さないことです。その上で、お得なチケット、お得なホテルのおすすめ、と尋ねていきますと、あらあらそれは大変ね、じゃあお得なチケット、お安いところをご紹介してさしあげてもよくってよ、と言っていただけます。(ちょっと嘘です)

 

まあでも、お互いに庶民同士としての理解の元で進めた方が、誤解がなくてよろしいかと。

 

お安いところをお願い。その共通理解の元で、今回のチケットは確保できたのです。まあ正確に言うと何度かメールでやり取りをして、どれがお得なのかなあというイメージを自分で作っていきつつ、コンシェルジュデスクにお願いしたって感じですね。最終的に2人で往復26万円。片道一人分が諸費用込みで6万ちょっと。

 

Img_6027 で、まあJTBに頼むのと、コンシェルジュデスクに頼むのと、何がどう違うか、どっちがいいか。たぶん話が早いのは、JTBみたいな旅行会社。コンシェルジュデスクは、電話で対応する人が旅行に詳しいわけではなく、あくまでも受付に過ぎないので、いったん担当者に取り次ぐ必要があり、1日程度の時間をおいて、メールで返事が来る感じです。そこで違うなと思ったら、またやり取りが必要になり、面倒だなと感じることもありました。

 

ただJTBに頼むと、とうぜんその手間賃が発生しますから、発行料のような形でお金を払うことになります。それはしゃあない。あと、営業時間内に店舗まで足を運ばなきゃならない。対面で相談できるんですから、そこはまあしょうがないですわね。

 

さて。今度はホテルを選ばなきゃ。マレーシア、ホテルが安いからってのが魅力の一つですからね。飛行機の安いチケットを取った分、ホテルにつぎ込みますよ、と。ただね。ホテルの値段も飛行機の値段以上に複雑怪奇でしてねエ。コンシェルジュでもだめかなって思い始めています。

2019年9月11日 (水)

めったに海外に行かないと航空券をとるのも大変って話

Img_5348 今回は、来年の夏の旅行の計画のお話。写真がないので、「飛ぶ」ということで、この夏の旅行で飛んでいる写真を貼ります。まあ関係ない写真です。

 

Twitterを見ておりますと、みんな軽々と海外に行ってるなあ、と思います。それもJTBハワイとか台湾とか、あるいはヨーロッパツアーとかじゃなくてですよ。フィンランドとかカナダとかネパールとかね。ぽんって。まあ日本人の7割が海外旅行経験者ってデータも見たことがありますから、普通のことよねえ。

 

普通じゃねえ。普通じゃねえぞぅ。日常の中に、海外に行くってのはやっぱりごく少数、年に数回海外に行くなんてのは、よほどの富裕層か海外に行くお仕事してる人。そうでもない限り、そうそう行けないのよ。ていうか普通じゃない=非日常だからわざわざ自分のお金使って行くんじゃん。

 

それって、やっぱりお金よ。いやあ海外も安いよ、ほら広告見てごらんよ。23日の台湾旅行、全部入って5万円切ってるよ。いやいやいや。そうは行くか。それだけ安いものにはそれなりの制約がある。日程的に普通の仕事をしてたら出られない時期とかね。自分のしたいことをしようと思ったら、それなりのお金は必要。あるいはお金に匹敵する経験値。知識。

 

お金と関連するのはお休み。みんなが休めるお盆と年末年始、GWの航空券がとんでもない値段になるのは、意外と知らない人がいる。いや、高いだろうってのは知ってると思うんですけど、閑散期と繁忙期の航空券の値段って、ええ?そんなに違うのってくらいのってくらい違う。閑散期の、使い勝手の悪い時間帯の航空券の値段を1とすると、繁忙期の使い勝手のいい時間帯の飛行機は4くらい。5万円のチケットが20万円になるの。もっとかも。割引とかいろいろあるので、単純に言えないんだけど、とにかくみんなが休める時期の航空券はとにかく高い。こないだの10連休GW35日のハワイ旅行が50万円くらいしたっていうから、怖い怖い。いやね、ハワイ旅行が50万でも全然いいんだけど、25万で行ける内容が、数日日程が変わるだけで50万になるってのがね。

 

Img_5452 逆に北欧とかアフリカとかに行っちゃってる人でも、時間さえあれば、直行便でなく乗り継ぎを利用して、格安のホテルとかも使って50万とかもかけないで行っちゃえるので、そこはもう経験値と根性でしょうねえ。

 

でだ。まず僕には根性も経験値もない。経験はなくはないけど、忘れるので値がない。過去に行ったときにどうだったかなんて覚えてやしない。でね。毎年、夏には旅行には出かけるんです。ただ海外で直近のものでももう3年前。その前の海外とかは10年以上前ですよ。ここしばらく、国内で行ったことのない四国だの九州だのに行ってまして。日本は飯が美味くていいなあ。でも、ぼくもいい歳なんで、海外に行くのもあとどのくらい機会があるかなあなどと考えて。そろそろまたどっか行きたいなあ、と思ってたわけです。

 

ヨーロッパ圏やオセアニア圏はまだ行ったことがないので、憧れはあります。北欧とかね。でも、このごろ旅行でやりたいのは、リゾートなんですよ。広いリゾートホテル、プールサイドでだらだら酒を飲んでいたいわけです。まあ、ずっとは無理ですけどね。

 

インド洋の島々とか、いいですよねえ。でも高い。高いんですよ。セーシェルとかね。なんだっけ、あの水上コテージだらけの、あの新婚さんがいくあの、えーっと。まあいいや。あ、モルディブか。でもね。高い。飛行機代が高い。ホテル代が高い。2人で100万できかないんじゃねえの。遠いしさ。

 

Img_5450 高級ホテルが安くて、飯が美味いと来たら、アジア圏ですよ。知らんけど。でもアジア。きれいなホテルがあるところ。よしマレーシアに行こう。クアラルンプール。なんでもマレーシアは世界の中でも高級ホテルが一番安いらしい。うむ。素敵だ。ジャングルもあるしね。行かないけどね。

 

ということで、来年の夏の旅行は、マレーシアの高級ホテルリゾートでだらだらして、太ってくる。これがテーマとなりました。マレーシア。よくわかんないな。調べなきゃ。飛行機も調べなきゃな。

 

まずは飛行機だ。あのですね。飛行機のチケットってかなり早く動いててですね。JAL海外だと360日前からとれる。航空会社によって違いますがね。そうすると、8月頭の旅行は、もう9月には予約できちゃうんですね。そんなに焦らなくても取れるっちゃ取れるだろうけど、ひょっとしたら乗りたい便には乗れないかもしれない。そうなると、行くのが確定なら、取っちゃった方がいいよね。うん。

 

今回の飛行機、プレミアムエコノミーを使いたい、と思ってましてね。飛行機のシートって、今は値段で考えると5ランクくらいあるのかな。まずLCCのエコノミー、普通のエコノミー、プレミアムエコノミー、ビジネス、ファースト。狭い順です。LCCは飛行機自体が違うので、別物かもしれません。

 

ファーストなんて、庶民が乗れるもんじゃねえ。LCC5万だとしたら、エコノミーが10万、プレミアムエコノミーが20万、ビジネスが40万、ファーストが80万。そんな感じですか。そんな感じなのですか。1クラス上がるごとに倍とか言われてますからね。エコノミーで30万のチケットだと、ファーストだと240万の計算ですか。マジですか。夫婦で言ったら480万円ですか。ヨーロッパまで行くだけで車一台買えちゃうですか。無理でっす。

 

でも、もうねえ。歳ですしねえ。冥途の土産に海外旅行と考えると、少し楽なシートで行きたいよなあ。クアラルンプールまで7時間半。できれば寝ていきたい。夜間便。睡眠薬をぶち込んで、ひたすら寝る。となるとLCCは論外。ファーストは論外というより、そんなものは存在しない。ビジネスは論外。プレミアムエコノミーが、身の丈に合った贅沢というものです。

 

Img_5484 プレミアムエコノミーは、エコノミーのシートより20㎝近く幅が広い。前後も広いのでゆったりと休めます。前のシートが倒されるとかでイライラしなくてもいい。機内食はエコノミーと同じだけど、そもそも機内食って、夜間便で食べたくない。身動きもしないで眠り起きて飯を食うという状態、千と千尋の豚になったお父さんじゃあるまいし。いらないいらない。せいぜい美味しいサンドイッチとか、その程度で十分。他にもささやかな特典がありますけど、要は座席がちょっと広い。

 

やはり、できればプレミアムシートで行きたい。行きたいけど高い。となると、日程で安いチケットをとればいい。とればいいんだけどぉ。めんどくせえなあ。前回タイに行ったときは、どうもタイ航空を使ったみたいですが、やっぱり日系の方が楽ですよ。雰囲気はね、海外の航空会社の方が旅行の雰囲気あるし、安い便もありますけどね。もうね。いいのよ日系、つまりANAJAL

 

と絞って探し始めたんですがね。しかし料金って複雑怪奇で。

 

プレミアムエコノミーがいいっていったでしょ。ところが同じ日のプレミアムエコノミーの料金が何通りもあるんですよ。同じ便の同じクラスで、3通りの選択ができます。【キャンセル不可・変更不可】、【キャンセル可・変更不可】、【キャンセル可・変更可】、この順で値段が違う。更に時間帯でも違う。全然違う。往路で7時間くらい以上かかる行程だと、やっぱり寝ていきたいって人が多いわけですね。日程による違いを含めると、複雑怪奇。基本は土日の発着は高くなりますわね。

 

とにかく一番安い組み合わせを使うと、二人で26万円くらい。一番高い組み合わせはこの倍くらい。日程変更やキャンセルはできた方がいいわねえ。そこに倍を払うかどうか、価値観でもあり仕事の融通性でもありますね。

 

ちなみにお盆期間だと二人で90万円くらいか。そもそもこの日程だと、【キャンセル不可・日程変更不可】を選ぶ選択肢がない。そういう座席設定が、少なくとも今のところ見つからないです。また時期によって変わったりするのかなあ。

 

数日の日程の違いで、JALプレミアムエコノミー2人分が26万円から90万円になる。くどいようですが、機内で受けるサービスが全く変わらないのに、64万円違う。いや、正確にはキャンセルや変更の権利がもらえるんで、そこに費やす金額です、はい。いやしかし。というお値段の差。なんかあったら26万円諦めるから、そっちにするよ。はい。ちなみに数日違って、土日発着にしてワンランク上がった値段が36万円。はい、平日出発します。

2018年8月27日 (月)

博多はうどんだろう

Img_0024_4 それでは福岡です。

 

長崎から高速を使って一気に福岡に向かいます。ほんとは、糸島とかTwitterで見るあたりの素敵なサイクリングコースも走ってみたいんですが、時間がギリ。今日はレンタカーも返却しなければいけません。ゆったり感がねえというか、時間に追われるというか。詰め込みすぎですな。もう少し日程をとれればいいんですけどね。白猫と三毛猫が留守番してると思うと、あまり長い旅ができねえです。

 

さて。福岡。福岡市と博多って何が違うのよ。別の街なの、という程度の認識ですが、そんな私でも知っていることがあります。博多には屋台街がある。というか、奥様はむしろ「博多の屋台街」に行くために九州に来たかったらしい。テレビでねえ。よく見ますよ。博多の屋台、白熱灯(色)のライト、赤ちょうちん。温かな年配の主人、笑いあうサラリーマン。新橋のイメージより、もう少し遊園地的な感じですかね。たーのしそうー。

 

Img_0021 Img_0022 とりあえずホテルに荷物を置いて、中洲の屋台街に繰り出しましょう。今日のホテルは法華クラブ福岡。ビジネスホテルの中ではちょっと品がいいイメージです。普段安いビジホしか使えないですから、このささやかな高品質感がなんとなく嬉しいのです。法華クラブ福岡のお部屋は、ビジネスホテルとしては十分な広さ。それになにより、バスルームが臭わない。いや、コンフォートホテルの名誉のために言うと、コンフォート前橋は臭わなかったし、とても快適。臭ったのはコンフォートホテル長崎限定の話です。

 

Img_0026 ともかく。中州だ中州。まだ明るいけど、暗くなると混んでくるのは目に見えてます。屋台なんて席の数が限られているんだから、早く行くに越したことはない。奥さまは事前のチェックで行きたいお店が決まっています。それも、やっぱりハシゴしたい。まず一軒目は「やまちゃん」です。ここはラーメンのほか、牛すじ煮込み、串焼き、牛タンなど。私の付いた時刻はまだ明るい6時ごろでしたが、既に店は満席。でもお兄さんの案内で、すぐ席が空きますよ、と。確かに10分も待たないで入ることができました。

 

博多ラーメンと長浜ラーメンはもともとは別のものだったらしいですけど、今は入り混じっちゃって、よくわかんなくなってるみたいですよ。白濁した豚骨スープ、極細ストレート麺、紅しょうがのトッピングなど同じですもんねえ。もうこうなってくると店ごとの違いの方が大きかったりします。と言っても、何軒もラーメンを食い歩けるような腹はありません。

 

Img_0038 Img_0032 とりあえずレモンサワー。そしてすぐに出てくる牛すじ煮込みを頼みます。次、なに食おうかなあ。ってメニューを見るんですがね。テレビだとあれもこれもっていろいろ変わったものがあるじゃないですか。うん、あっちの店、こっちの店って映像を重ねてくるからね。でもね、屋台なわけですよ。厨房もなにも、屋台スペースでやるわけですよ。そんな食材、道具をそろえられるわけじゃない。

 

ああ、博多の屋台はきちんと営業スペースとして排水や給水、電源などを確保しています。だからタイの屋台みたいに水を溜めた洗面器で食器を洗ったり、ぬるくなった肉を地べたで焼いたりするわけではありません。衛生面で心配することはないでしょう。だけど大型冷蔵庫があるわけではないし、コンロも何口も用意できるわけではない。となると、一つの屋台ができる料理には限りがあります。ビールサーバーも置けないし、グラスを冷やしておくこともできない。レモンサワーを注文すると、横においてある発泡スチロールの保冷箱から-196℃を出してきて、氷の入ったグラスに注ぐ。まあ、普通の居酒屋さんでも同じようなことをしてるところは多いはずですが、目の前でやられると、うん、これがいくらで、とかは考えます。

 

Img_0053 屋台の料理ってけっして安いわけではない。むちゃくちゃ高いわけでもないけど、ちょっとお高め。牛筋煮込み700円。焼き鳥5本で1000円。ちょっとだけ高い。焼き鳥かあ。まあ焼き鳥は食わなくてもいいかな。うーん、ってメニューを眺めます。うーん。いざ来ると、なかなか食いたいものがないものだね。とりあえずラーメンは食っておこうよ。でも、一人一つではもうおなかがいっぱいになるから二人で一つ。

 

さてと。どうしようかな。じゃあ次に行くか。つまりですね。屋台って長居するところじゃない。これ、基本は立ち飲み屋とかと同じと考えた方がいい。ゆったりくつろぎながら、おいしい料理を食べ、楽しく語らう。それはまた別のお店の役割。ああ、だから案内のお兄さん、すぐ空きますよと言ったんだな、と納得しました。その後も省ちゃん、風来坊と河岸を変えました。

 

この日の博多は酷暑も緩んで、夕方が生暖かいていどでね。川沿いのそぞろ歩きも夏の風情を楽しむ余裕がありました。

 

Img_0059 あ。やっぱり外国人、やたら多い。おおむね屋台の中の半分が中国人、まれに韓国人。欧米系の外国人は、外から見物してる感じの人が多かったですかね。そして残りの日本人も我々のような観光客。まあなんだつまり。博多の屋台もすでに観光資源なんですわ。地元の店の雰囲気と味を楽しむなら、むしろ街の中のお店の方がいいのかもしれません。法華クラブ福岡まで歩いて帰る途中にあったお店を眺めながら、そんなことも考えました。

 

ところでね。法華クラブ福岡推しなのには理由がありまして。まず臭わない。まあそれはともかく。清潔感がある。でね。大浴場があるんですよ。さすがにいろいろと問題があるので写真はとってませんが。ビジネスホテルのバスルームってねえ。バスタブがありますけど、みなさんお使いになりますかね。私は使わないです。お湯をはるのが面倒ってのもありますけど、あのシャワーカーテンがね。気持ち悪くて長くいたくない。ほらシャワーを出すと、その気流に巻き込まれてシャワーカーテンが内側に寄ってくるじゃないですか。そんでぺたっと体に張り付く。ああ気持ち悪い。おまけに、あの体を洗った後の浴槽のお湯が抜けるまで待つとか、面倒くさくてしょうがない。

 

ビジネスホテル自体は気楽で好きなんですけど、バスだけは嫌だな。そこを解決してくれるのが、最近増えている大浴場付きのビジネスホテルです。有名どころではドーミーインとかスーパーホテル、アパホテル。アパホテルもスーパーホテルも、まだ泊まったことがないんですが、ドーミーイン高崎。ハルヒルの時に使ったんですけどね。なんかやたらと高かったなあ。ふたりで22000円だったかな。ビジホの値段じゃねえよ、と思ったのは覚えてます。お風呂は、よかったんですけどね。

 

Img_0066 ともかく。法華クラブ福岡の大浴場は地下にあって、地味ですけどね。部屋の狭いバスルームを使わなくて済むだけありがたい。

 

朝食バイキング1200円もビジネスホテルとしてはかなりの充実ぶり。福岡名物の胡麻サバもあれば、明太子もある。和定食でご飯をモリモリ食べたくなります。白飯はそんなに食べないですけどね。今回の旅で、気持ちの良いホテルの№2です。あ、一番は当然、心乃間間です。値段が違う。45000円と比べちゃいかん。しかしそうするとコンフォートホテルは高かったなあ。

 

さて。帰りますが。まだ食ってないものがある。福岡と言えばうどんですよ。ラーメンじゃない。うどんです。福岡のうどんと言えば、ふんわりもちっとした麺とすこし甘さの入ったあご出汁のつゆ。ごぼ天ですわ。武蔵野うどんも大好きですが、その次くらいに好きなのが博多うどんです。まあだから、個人的な日本三大うどんと言えば、武蔵野うどん、博多うどん、大阪うどんでしょうなあ。その後に続くものとして讃岐うどん、あとはまあ水沢うどんとか稲庭うどん、伊勢うどんや五島うどんなん、氷見うどんてものもあるらしいですけどね。最後の3つは食ったことないです。あくまでも、私好みの三大であって、消費量とか認知度とかは知らんです。ああ、きしめんやほうとうはうどんではなくきしめんの一番、ほうとうの一番だと思ってます。

 

博多うどんを関東で食えるお店として、博多うどんチェーンのウエストが一時期、関東でもがんばっていたんですけどねえ。3年程前かな、ほぼ撤退してしまいました。超残念です。ともかく、ウエストももちろん福岡で食えるでしょうが、ここは個人店に行きたい。

 

Img_0070_2 Img_0075_2 ということで、博多駅近くのうどん平。飛行機までの時間があまりなかったので、開店時刻前に着くようにしたんですが、それでこの行列。わお。そんで並んでいる人の1/3は外国人、やっぱり主に中国人。インパウンド恐るべし。あるいはインターネット恐るべしですよ。どんな小さな観光名所にもやってきます。

 

うどん平の肉ごぼう天うどん。ウエストよりつゆの甘味が弱く、好みとしては馴染んだウエストの方が好きですが、ごぼ天の衣のばりっとした感じはこっちかなあ。今回行けなかった別のチェーン店牧のうどんも行ってみたかったなあ。歳をとると食べる量が限られてしまうのが残念ですなあ。とはいえ、旅行を終えた私の身体はしっかりと2㎏の脂肪を蓄えておったのです。

 

知ってると思いますがね。4日で増えた脂肪は、4日じゃあ減らないのよ。まあしゃあないですわ。美味しかったからね。今度はどこでふくよか活動をしましょうかねえ。

2018年8月22日 (水)

軍艦島に行ったあと長崎でなに食おう 長崎ちゃんぽんだよな

Img_9876_2

ああ、長崎に向かう前に、阿蘇の草千里は見ていかなきゃならんです。まあ見るだけだけどね。うん。それから熊本市で食った太平燕(たいぴーえん)。豚骨ラーメンに似てますが、麺が春雨。熊本の名物らしいです。えーっと、麺が春雨の豚骨ラーメンの味です。まあそうだわね。いやさて。大急ぎで食って、フェリーふ頭に向かいます。計算だと、乗船時間ぎりぎり間に合うはず。いっけえ。

 

間に合いました。あっぶねえ。高速フェリーで長崎につき、雲仙普賢岳を横目に見ながら、長崎に向かいます。雲仙普賢岳も我々の世代だと、あの強烈な噴火が記憶に残ってるんですが、今回は立ち寄る暇がありません。ひたすら長崎に。

 

長崎ってえと、まあ出島だとか中華街だとか、いろいろあるんですけどね。奥さまが一番行きたかったのは軍艦島。なぜか軍艦島に前のめりです。まあね、私もちょっとはなつかしさって感じがね。あります。もちろん軍艦島に住んでたわけじゃなく、テレビで観る軍艦島の生活、昭和の高度経済成長期を思わせるわさわさした風景には郷愁を感じるってことですがね。

 

Img_9904 ただ長崎ってことで言うと忘れちゃいけないのが、被爆地としての長崎。これはねえ。行かなくても見なくても、もう十分につらいから行きたくねえ見たくねえ場所です。ただね。やはり日本人として見ておかねばならん場所だと思います。覚悟を決めて、行ってきました。いろいろとね。そうですね。知覧の特攻の記憶とともに、大変に苦しい経験でありました。

 

さて。それはそれ。ホテルに荷を置いて、飯を食いに行きましょう。泊まっていたホテルはコンフォートホテル長崎。コンフォートホテル長崎。んー。コンフォートホテルって前橋に泊まったことがあるはず。悪い印象はないです。

 

ちょこっと話がずれますが。ビジネスホテルの印象が悪いところって、まず臭い。たばこ臭かったり黴臭かったり。それからもちろん部屋が薄汚れてる。例えば壁紙の一部がはがれたままだったり、水回りの掃除の跡が残っていたりとか。暗い。部屋が狭い。まあそれらの多くは値段なりなんですけど、同じ値段、同じ立地でこんなに違うんだ、ってのはありますよね。

 

Img_9909 そこらへん、出張族の皆さんのデータベースが欲しいところですよ。で、コンフォートホテル長崎。見た目は悪くないです。部屋は広いし、ベッドも広い。どこだっけな、奥さんに付き合ってもらって自転車遠征したときに、ダブルベッドの二人部屋しかとれなくて、しかもこれセミダブルだろうってくらいベッドが狭くて、二人ともすっげえ気を使って眠れなかったことがありましたけどね。その点、コンフォートホテル長崎、広いです。足元で荷物を広げるスペースも十分以上に取れます。問題は、トイレが臭う。いや、特段不潔だってことじゃないです。ただバスルームの換気が換気口頼りなんですよ。換気扇じゃない。こもるんです。湿気も臭いも。黴臭いような、尿臭いような。なんだかほんとに場末の古いビジネスホテルのようなにおいがする。部屋を変えてくれないかって言ったんですけど、全館同じですって言われました。ぜんぜんコンフォートじゃねえなあ。まあ、お安いんですけどね。

 

ま、しょうがない。あまりバスルームを開けないようにしましょう。で。何を食うかですがね。

 

ここんところいうまでもなく食いっぱなしです。私はこの食う活動を、ふくよか活動と称しておりまして、ほらなんとなく儚く優しげではありませんか。しかしですよ。ふくよか活動を続けたいと思っても、胃の中に何となく昼に食った太平燕の豚骨スープが残っている気がするんですよ。さすがにもう長崎ちゃんぽんはねえなあ、と。

 

Img_9911 Img_9918 まあじゃあ地のものが食える居酒屋にでも行こう、と。ホテルの近くを検索していたら、お任せで料理を出してくれる福来魚(ふくらぎ)というお店を見つけました。注文はお任せ。お任せいいねえ。お好みだとどうしても自分の知ってる料理、例えば唐揚げとかね。焼き魚とかね。なっちゃうもん。

 

この日はお盆の前ということもあって、たまたま他のお客さんは一人しかおらず、ご主人と明日行く予定の軍艦島の歴史などを話したりしながら、おいしい薩摩焼酎をいただきました。魚うめえなあ。おひとり様6000円。

 

さて。軍艦島に行こう軍艦島。まあ今更なんですが、軍艦島は軍艦とは関係ないです。島の形が軍艦に似てるってだけで。もちろん栄えた時期は戦争の時代とも重なってますけど、要は島をベースにした炭鉱です。炭鉱ですから、石油が産業の中心となり、石炭が求められなくなった時代に、一気に閉山しています。夕張炭鉱やら三池炭鉱、その他の炭鉱で栄えた町と同じですが、ここの特殊性は、場所が島だったってことですね。小さな島の上にたくさんの人を乗せるために高層建築が立ち並んだ。その風景が、郷愁を誘うんでしょう。ただ、人がいなくなった街はあっという間に朽ちていきますし、まして海風にさらされ続けている。常に崩落しているような場所ですから、勝手に立ち入ることはできません。

 

長崎市が許可を出している観光ツアー以外で、軍艦島には上陸することができませんし、それだって入れるのは危険が少ない限られた管理道路だけです。軍艦島に行くツアーは何社かから出ているようですが、船の大きさやツアーの内容なども少しずつ違うようなので、よく調べましょう。私は奥さんに任せているので、大船に乗ったつもりでどんとこいです。

 

Img_9941 Img_9940 というわけで、今回奥さまが選択したのはやまさ海運という会社の軍艦島上陸周遊コース。ネット予約でチケットはとっていたものの、実際は窓口で申込書を渡さなきゃなりません。とはいえネット申し込みだと4200円の料金が最安3300円まで値引きがあるので、お得です。座席は早いもの順なので、受付に一番で行ったもん勝ちです。うん、一番乗りしましたよ。てかまあ、たまたま朝早く行ったら、受付一番になっただけですが。せっかく一番になったので、その後、すぐに桟橋に向かいます。ほかにはまだ誰もいません。なぜなら。なぜならとっても暑いから。あほみたいに暑いからです。しかし、せっかくの一番なので20分前から桟橋に並んで待つことにします。くそ暑いです。

 

船にはエアコンのきいた室内と、デッキ席があり、右側がお勧めということなので、室内右側見晴らしのいい席を確保します。まあ、これは良し悪しで。船の窓ってそんなに透明度が高いわけでないので、気候さえよければデッキ席の方が気持ちいいと思います。

 

ま、ともかく。船内スタッフ、なんかこういう観光船にありがちな緩い感じではなく、けっこうちゃんと安全管理に目を配ってます的なしっかりした運営をしてます。さすが軍艦島です。なにがさすがか知らんけど。船内では軍艦島の歴史DVDが流され、運航が開始されてからも長崎港の様子、見えるものを丁寧に説明してくれるので、なかなか興味深い。前のほうに欧米系の外国人の方が乗ってましたけど、残念ながら英語のアナウンスはなくて、困った感がありました。ここは運営の頑張りどころでしょうなあ。

 

船に乗ってるのは片道30~40分ですかね。軍艦島上陸後はお休みどころもトイレもないので、帽子をかぶってトイレも済ませておくよう、丁寧にアナウンスがあります。日焼け止めもしっかりしておいた方がいいですな。日影がない。あ。日傘、禁止です。

 

Img_9991 Img_9967 まあとにかく天気が良くて、海が青くて、くずれかかったビル群の間から伸びている植物がラピュタ間を醸し出しています。ぜひラピュタに出ていたロボットを置いていただきたい。ロボットに管理をさせていただきたい。まあそんな妄想をしながらですね。限られた管理道路を歩き、ポイントポイントでガイドの方の説明を受けます。そこしか歩けないの、って感じもしますけどね。実際見ると、あっちこっちも崩れかかっているので、十分ですよ。危なくてしょうがねえ。

 

あんなビルの上、洞窟軍みたいになっているところで、男たちが石炭を掘り出し、女たちが生活し、子供たちが遊び勉強していたんだなあ、と。昭和の時代に思いをはせます。

 

Img_0012 Img_0013 さて、終わった。飯だ飯だ。飯を食おう。昨日はとてもちゃんぽんなんか食う気になれなかったんですが、一晩おくと腹が減ってきました。やっぱそうなるとちゃんぽんと皿うどん、食うしかねえ。あちこち探して、こちら。観光客でにぎわう四海楼で。まあちゃんぽんと皿うどんですよ。うん。まあ。どうもこうもねえ。ちゃんぽんと皿うどん。あ、すごい混んでますけど、意外と回転が速いです。みんなちゃんぽんと皿うどんですもんね。加えて、観光客慣れしてるのでオペレーションがいいんでしょう。まあ悪い選択じゃないです。


 

Img_0110 Img_9906 ついで。長崎土産には埠頭近くで津田水産という干物屋さん。で、かなり大量に買い込んで、送料込みで5000円。これはお勧め。美味しいし。またさらに近くにある文明堂総本店のかすてら。東京の文明堂とは違う会社らしいですよ。発祥は同じようですが。長崎ならでは、って感じがしませんかね。しかも二つの店が近くて便利。うん。いい買い物をした。

2018年8月19日 (日)

南阿蘇村 心乃間間(このまま)は大人の嗜み

Img_9768 阿蘇に向かうです。

 

奥ちゃんに今日の晩ごはんなにって聞いたら、フレンチっていうので、がっかりして魚を食いたいって言いました。

 

さて。ということで、鹿児島市内にいったん戻りましてね。とりあえず桜島見たい。桜島。いや、きのうも欠片くらいは見かけたのだけど、ばたばた動き回っていたので、落ち着いて見られてない。桜島みたい、鹿児島に来たんだから桜島。というわけで、桜島に向かうことにしました。しかし夜には阿蘇にいなきゃならない。かなりバタバタ。でも鹿児島港から桜島まで20分おきにフェリーが出ているということで、ちょいとフェリーで往復したれ。ということです。

 

行ったからといってどうということはないけれども、行かないと後悔する。きっと。というわけで。おお桜島だ。と言ってもやはり桜島についたからと言って何かあるでもなく、今この瞬間に噴火を始めたらそりゃあ怖いわな、と。上の方がかすんでいるのは雲か噴煙か。素人さんにはよくわかりません。とりあえず降りた場所にあった酒屋さんで記念のおすすめ焼酎を買いましたら、埼玉のベルクというスーパーに普通に並んでいたので、まあそれはそれで話のネタになるかという前向きの捉え方ができるので、SNSとブログ偉大。

 

Img_9778 Img_9783 さて。飯。魚食いたい。検索したところ鹿児島の水産市場の中にある市場食堂が一般にも開放されているらしい。これは食っておこう。ああもちろん鹿児島ラーメンという手もあるにはあるけど、やっぱり九州に来た以上は魚を食わんわけにはいかんばってん。これ言うと奥さんに変な言葉使うと九州の人に恥ずかしいよ、と叱られます。

 

で。市場には新港食堂と市場食堂という2店が並んでおりますが、特に理由もなく、今回は市場食堂に。いや、そもそも次回があるのかという問題はさておきまして。とにかく市場食堂。ああ、お寿司もあるのか。そりゃあ生魚を食うなら寿司もありだな。煮魚もいいけど、寿司はいいな。うん。寿司。あ、でも市場の食堂と言えばアジフライ定食も食いたい。冷凍ものじゃないふっくらとしたアジで作ったアジフライの定食。捨てがたい。

 

Img_9784 Img_9785 となると、寿司を頼んで、アジフライは単品で追加しましょう。奥さまはバラチラシを頼んでおります。

 

寿司ですが。江戸前鮨の基準で計ってはいけません。まず寿司屋ではないです。市場食堂の寿司のランチです。しかも鹿児島水産市場。鹿児島。江戸前からはるかに遠い南国。つまり、味付けの好みが関東とはだいぶ違います。まず酢飯ですが、甘い。関東のように赤酢だけで作った、さっぱりとしたものではない。さらに醤油。九州のしょうゆは甘い、と言いますが、まさにそれ。魚は熟成して身がとろんとしたものではなくて、まだ硬直が解けていない新鮮なもの。こうなると、これはどっちがいいとかではなくて、南国鹿児島でこの地の好みに合わせて生まれた味。鹿児島ならではの寿司である、と。サーモンは鹿児島産じゃねえな。しょうがない。日本全国サーモンは席巻していますからな。満足です。

 

さて。阿蘇に向かうんだった。鹿児島終わり。熊本へ向かう。阿蘇。

 

高速道路を熊本でおりて、豊後街道を阿蘇に向かいます。が。阿蘇の外輪山の手前で、豊後街道は寸断されてます。そうです。熊本地震から2年が経ちましたが、まだ完全には復旧していないのです。レンタカーのナビでは寸断された道路状況がよくわからず、とんでもなく行き止まりに案内されます。グーグルナビを合わせて使い、迂回迂回を重ねて、ホテルのある方向に向かいます。が、そもそもホテルのありかがよくわからない。電話番号でも住所検索でも出てこない。おい。

 

今日のお宿は「心乃間間(このまま)」というところですが。どうやら隠れ家っぽいお宿らしいよ。ポイのはいいけど、ほんとに隠れてるんだよ。車一台がようやく通れるような小道を、ナビが案内していきますが、もしここで対向車が来たらどうにもならんだろう、という極限の小道。ホテルねえじゃん、もうおいちゃん泣きそうだよ。とつぶやきつつ車を走らせていると、奥さんが「看板あった!」と。ええ、全然見えなかったよと返しつつ、バックして戻ると、A3サイズ程度の茶色い看板が、茶色の草むらの中に立ってます。おい。目立たせないなら看板じゃねえよ。とりあえず行くけどよ。

 

さらに小道を上がっていくと、駐車場らしき場所が見えました。てか、そもそもここにも何台も停められないだろう、と思いつつ、この裏口じゃなくて、正門はどこだよ、と。とホテルのスタッフが荷物を下ろしに来てくれます。ここ以外の入り口はあるんでしょうか。はい、そこだけになります。っておい。完全に隠れ里です。みなさん、こちらに来る際に不安になるかもしれませんが、ここはそういう場所です。諦めてください。

 

Img_9825 Img_9793 しかしね。まあしゃあないですわ。という気にさせられるお宿です。ただハードルもありますな。完全禁煙で、それから大人専用です。うちみたいな上品な初老の夫婦にはありがたい。うむ。上品だからな。宿の進入路のところで、気取ってんじゃねえよわかんねんだよ入り口が、などと言ったりしたことはありません。

 

Img_9809 Img_9805 今回のお部屋はメゾネットタイプで、一階にリビングとお風呂、二階が寝室になってます。しかもお風呂は内風呂と露天、二つが付きます。まあ二つ同時に入るんかい、ということはあるかもしれませんけど、なんか豪華じゃん。ごーうかじゃん。ねえ。で、ね。このお風呂の水、というかお湯が美しい。

 

ぼかあ温泉マンじゃねえので、うちだってお風呂マンじゃなく、銭湯は好きだけど、別に湯船になんかつかんなくてもいい。サウナと冷水風呂があればいい。すっきりしたいだけなのよ、と。そうなるとですね。硫黄の匂いのする白濁したお風呂とか、黄色い塩水風呂とか、そういうのには全く興味がなく、いやあこのお湯、とっても柔らかい、ほら入っただけで肌がつるつる、とかはどうでもいい。それよりは透明感ですよ、透明感。

 

ここのお風呂、青いの。ほら湧水とか。透明感の高い池とか。青く見えるでしょ。あれです。お湯なんだけど清冽な透明感。薬効成分がどうたらとか、どうでもいいの。この透明感が私にはとんでもない極楽感をもたらしてくれます。できることなら柿田川湧水群の湧水池にも飛び込みたいけどたぶん冷たすぎるし、きっと観光協会の人にも怒られる。その夢をかなえてくれるような澄んだお湯。内湯は少しぬるめだったので、ここでちょいと慣らして、それから露天に出る。熱すぎずちょうどいい。

 

Img_9814 Img_9819 二階の寝室には横長の広い窓があって、まるでスクリーンのように開けている。阿蘇の内輪山が見え、雲が流れ、日が陰っていく。

 

さて。晩ごはん。イタリアンです。イタリアン。フレンチじゃないじゃん。やっほう。いやフレンチが悪いわけじゃないんだけどさ。まあ好みです。

 

Img_9836 Img_9834 御酒をいただきましょう。イタリアンにあうスパークリング。地物の野菜が美味い。このごろ野菜好きなんで、新鮮な地物の野菜を使った料理は、しみじみと美味いと感じます。肉も出ますし、おいしいですけどね。でも野菜を上手に使った料理がおいしいと、いやあ幸せだわ。

 

朝になると、窓の外にパノラマが広がっている。さっきまで見えてた山に、あっという間に霧がかかる。移り変わりが美しい。さすがは阿蘇だ。と朝ごはんの時にスタッフと話していたら、いやあこんな天気、このところだけですよ、ちょっと天気がおかしいですよねえ。はい。異常気象は関東だけではありません。

 

Img_9862 朝ごはん。美しいし、無駄がないし、おいしいし。こんなきれいな朝ご飯は初めて食ったよ、というくらい。心乃間間、すごいなあ。作った人の思いがこもっている。ずっといたいけど、年に一度のご褒美だからいいんだろうなあ。ただ心乃間間でこのままって読ませるセンスは、どうかなあ。いやまあ。

 

さて。長崎に向かうよっ。

2018年8月17日 (金)

忘れちゃいけないものがある 知覧を訪ねる けどしろくまも食うよ

Img_9694_2 さてと。絵日記絵日記。

 

九州旅の一番の目的を初日の最初に達成したので、あとはのんびり。

 

とはいかない。もう一つ大きな目標がありまして。というかテーマですね。知覧というところに行きたい、という思いがありました。

 

平成もあと少しで終わるってんで、テレビやなんかでは「平成最後の」なんてあおり方をしてますが、まあそれはどうでもいい。ただ平成最後の終戦記念日ってことで、いろんな特集をやってましてね。その中で子供たちが「私たちの世代が、戦争体験者の言葉を直接聞くことができる最後の世代だ」って言葉を使ってまして。「私たちの世代」ってどこまでよ、って気もしますわ。ひねくれてますから、こういう特別感の演出って好きじゃねえです。「私たちは特別なんだから、しっかり聞かなきゃ」じゃねえだろう。いつの時代になっても、きちんと受け継いでいくことが大切なんだよ。と。

 

Img_9692 だってね。私の親は少年期を戦争と終戦と、そして青年期を復興と高度経済成長の中で生きていました。だけど、その頃の話をあまりしない。しなかった。そりゃあしょっちゅうやられてたら、子供としちゃうんざりしちゃう。「俺の若いころには」なんて説教以外の何物でもなくなっちゃう。だからかな、うちの親父はあまりそういう話をしなかったですけどね。時々、戦争の時代、彼が子供だった時の世界の出来事を、よく読んでいた。


 

Img_9688 その中に「知覧」って本がありまして。要するに、戦争末期に鹿児島の陸軍基地から特攻隊として沖縄に向かい散っていった若い兵士たちの記録です。去年、呉にいったのですけど、それも戦艦大和や人間魚雷回天による特攻隊をちゃんと見ておこう、と思ったからだったんです。ですから知覧も見ておかなきゃなあ、と。

 

胸が詰まりますな。25歳の中佐、おそらく死後叙勲で2階級特進。となると死亡時は大尉。20歳の少尉。ほとんど子供です。死を前にして撮った写真の多くが、妙にさっぱりと、明るい笑顔を向けている。書いたものには愛するものを守るための強い決意が記されている。青年の迷いや欲を切り捨てさせられて純化させられていった、全てを受け入れていったあとの清々しさは、切ない。

 

さて。しかしです。われわれは今を生きておりますので、今、何をするかです。実は、湧水町のcaféサンデイズシスコから知覧に行く前に鹿児島市内を通ります。となると、鹿児島市内で、あれは食っておかねばなりません。しろくまです。

 

Img_9672_2 鹿児島には、天文館という風情のある名前のアーケード街があります。ほとんどパチンコ屋さんとカラオケ屋さん街になり果てておりますが、それはもうしようがない。しかしともかく、この天文館にはしろくまという名のかき氷で有名なむじゃき、というお店がある。ねえ、最近のかき氷ブーム。その先駆と言っても過言ではない。過言です。

 

天文館むじゃきのかき氷は、最近のかき氷ブームとは一線を画す、昔懐かし系のかき氷です。田舎の甘味処に行けばどこにでもありそうな練乳掛け缶詰フルーツ乗せかき氷です。ただ、昔の駄菓子屋のかき氷より大きくて、缶詰フルーツが乗っている分、豪華です。昭和の時代の豪華さです。今どきの、季節のフルーツや食材を使ったおしゃれなかき氷とは方向性が違います。かき氷コンテストではメダルに絡むことはありませんが、審査員特別賞をもらう、そういう存在なのです。鹿児島天文館に来て食うことに意味がある。ですので、たくさん人が並んでいますが、これらのみなさんは、そういう価値をわかっている方がお並びになっているのであります。意味が分かってないで来ちゃう外国の方にはがっかりさせちゃって申し訳ありません、的な。

 

Img_9680_2 さて。順序が逆転しましたが、天文館むじゃきでかき氷を食い、知覧特攻平和会館を見学した後、県道27号線を南下して今夜の宿、指宿に向かいます。

 

ここ、写真がないので伝えにくいんですが、県道27号線、指宿スカイラインっちゅうんですか。地理感ないし、ナビ頼りだったし、そもそも記憶があやふやなんですけど、ここすっげえ気持ちよいドライブウェイです。へたくそでも走りやすいし風景が良い。まあ、あれが開聞岳か的な感慨があったからかもしれませんがね。開聞岳ってのは、知覧から飛び立った特攻隊の隊員たちが最後に目標にした内地の山、さらば日本よ、と。まあそんなことも思うとこの風景自体、切なく美しく見えてきます。


 

Img_9700_5 でだ。今夜のお宿。お宿はいつも奥さまプレゼンツです。指宿ベイヒルズHOTEL&SPA。指宿の街を見下ろす高台に建っていて、眺望は抜群です。もとはグリーンピアだったらしく、無駄にでかい、と感じるか、余裕の広さと感じるかは人それぞれ。あ、いやお値段の割にはいいホテルです。施設が古いせいで、稼働してない屋外プールがあったり、周辺の樹木に寂れ感があったりはしますけどね。スタッフの対応も丁寧だし、むしろこのクラスのホテルでよくこれだけのスタッフを配置してるな、と感心します。晩ごはんもおいしゅうございました。

 

あ。指宿と言えば砂蒸し風呂。これはやっぱり指宿に来たらやっといた方がいい。というか指宿に来て砂蒸し風呂しないなら指宿じゃなくてもいいじゃん、ってくらい指宿。砂蒸し会館寿楽。ホテルから車で30分くらい、海岸沿いにあります。実はホテルでも砂蒸し風呂をやってましたけど、でもねえ。ホテルの中で砂蒸し風呂ってより、やっぱり天然の砂蒸し風呂に行きたいじゃないですか。別にそっちの方が効果があるってわけじゃないけど、面白みがある。

 

Img_9707 砂蒸し会館は海沿いにありますが、駐車場は道を挟んで住宅街の中にあります。ですから、車を止めた時に、ええ、こんな住宅街の中で、と勘違いして、ホテルに戻ろうかと思いましたよ。

 

砂蒸し風呂の入り方ですがね。まず砂蒸し会館の2階で料金を払い、1階の男女別のロッカールームで浴衣に着かえます。浴衣の下は何もつけません。ロッカールームを外に出ると、堤防の先に天幕を貼った砂場があります。ここからは男女一緒になりますので、家族一緒に入ることができます。浴衣の下がなんか不安ですが、まあみんなそうなってるはずですからね。


Img_9721_2 砂場には専門のスタッフがいて、横たわる場所を指定してくれます。横たわるとすぐにスタッフが手際よく砂をかけてくれます。ずっしりとした布団をかけられるような感じで、重くて体が動かない、というほどではありません。暑くなれば自分で起き上がることができます。砂蒸し風呂にはスマホを持ち込むことができまして、スタッフに頼めば砂に埋まったところを記念写真に撮ってもらえます。首だけがぽっかり出た写真ですんで、インスタ映えはしませんが、笑いにはなります。

 

ホテルに帰りましたが。施設が古いせいで、エアコンの効きが悪くて。夜になっても27度以下に下がらないもんだから、寝る直前に部屋を交換してもらいました。結果、最初の部屋より狭くなってしまいましたけどね。まあ、もう寝るだけの時間になってたので、それはそれでよしとします。朝ごはんもおいしかったですしね。さて、阿蘇に向かうよ。

 

2018年8月16日 (木)

九州にハンバーガーを食べに行ってきた caféサンデイズシスコ in鹿児島県湧水町

Img_9638 ぼくは おかあさんと きゅうしゅうに いきました。きゅうしゅうで はんばーがーを たべました。おいしかったです。

 

というわけでね。九州は鹿児島県湧水町にあるcaféサンデイズシスコに行きましょう。サンデイズシスコは、鹿児島空港から車で30分ほどのところにあります。鹿児島までは羽田から1時間半。東京にお住まいの方なら2時間もあれば大丈夫です。秩父に行くのと変わりません。まあちょっと待ち時間があるかもしれません。

 

今回、移動はレンタカーです。九州はいろいろと有名な列車もあるので、乗ってみたいのですが、予約が取りづらく、日程と合わないのであきらめましょう。私はここのところ、レンタカーは必ずニッポンレンタカーで、スバルのレヴォーグを借ります。アイサイト信者ですからね。旅行先で事故を起こすリスクは少しでも下げたい。今回借りたレヴォーグ、ちょっと古めで、あちこちに小傷があります。やあねえ。この先の旅が、なんか不安になります。アイサイトついてるのに、どこで傷をつけてきたんだろう。ま、いいや。

 

Img_9643 なんで鹿児島までハンバーガーを食いに来ることになったか、ってことですね。事の起こりはTwitterです。Twitterは、基本は自分でフォローした方の発言がこちらのタイムラインという画面に表示されてくるんですが、どなたかの発言、引用の中に、ぶらばにさんという方の発言が出てきたんです。なんでも、コンテナを買って、カフェに仕立てようという計画を現在進行形で進めてらっしゃる。しかも鹿児島で。

 

コンテナ。船舶に積み込む、あの巨大な箱ですよ。まあ確かに、たまにそこらへんの山の中でも、コンテナを荷物置き場の倉庫のようにしてるのを見ることはあります。ありますけど、あれでお店をやる。ほう。面白い人だなあ。と、いうことで軽い気持ちで、ぶらばにさんをフォローすることにしたのです。

 

そうそう毎日作業が進むわけではありませんが、今日は土地を見に行った、整地をした、コンテナの買い付けに行った、コンテナの良し悪しってのはどうだ、って話があり、少しずつ進んでいくわけです。私の頭の中にも、見たことのないぶらばにさんが、見たはずのない山間の土地にコンテナを置き、敷地の雑草を抜いたり、コンテナの塗装をやったり、頭の中にシムシティのように店ができていくわけです。

 

Img_9650 また趣味がなんとも素敵で、ちょっと昔のオートバイをレストアしたり、小さなイタリア車を買い付けたりして、これは相当センスがいいお店ができるなあ、と頭の中のシムシティを更新します。時々Twitterには、お店で出す予定の料理の試作もアップされてくるのですが、これがまたセンスが素敵。たまに分厚いハンバーグのパティを分厚すぎるベーコンとチーズで挟んで、さらにパティでサンドしました、みたいな肉の化け物を作ったりもしてましたが、それとても写真が美しい。美味しそうなんです。食ったら絶対胃もたれするけど。ともかく。だんだんできていくなあ。

 

ところが、ある時点から、ぶらばにさんの発信がとんと少なくなりました。特にお店関係の発信がない。まあ普段のオートバイや車の発信も、面白いんですけど。それ以前にぶらばにさんの発信が少ない。あるとき気付きました。ぶらばにさん、名前変えてる。

 

Twitter上の名前は、○○@□□という形になっているんですが、前半の○○部分は自分でいつでも勝手に変えられます。でも、ここ、普通は変えません。自分のアイデンティティみたいなもんじゃないですか。顔みたいなもんです。ところがぶらばにさんは、ここをちょいちょい変えます。タイムライン上に発言してても、ぶらばにさんと認識しないで流してたみたいなんです。ご本人の承諾得ないで、この文章を書いてますから、今の名前は出しませんけど、出してもまたすぐに変えるでしょう。

 

Img_9647 ともかく、そこに気付いたんで注意してみてると、どうやらお店は順調に進んでて、お店からの発信もしてるっぽい。ただ店の名前も、場所もわからない。だけど、鹿児島ってことと、コンテナのカフェってことは判ってる。そうそうあるもんじゃないでしょう。検索をかけると、わりとすぐに見つかりました。鹿児島県湧水町にcaféサンデイズシスコってお店がある。このお店の感性、店の前においてあるオーナーの車、これぶらばにさんだ。

 

よし、caféサンデイズシスコ、フォローする。

 

まあね。実はこんなめんどくさいことをしなくても、Twitterにはフォローしている同士が直接メールでやり取りすることができるダイレクトメールって機能があります。ぶらばにさんに直接DMを送ればいいんですけどね。でもなんか、ねえ。知らないおじさんが興味本位でどこまで尋ねていいことなのよ、って、遠慮があるじゃないですか。迷惑かもしれないしぃ。

 

でだ。奥様と夏の旅行をどうしようか、って話になりまして、九州ってまだ行ったことないね、と。じゃあ九州に行こうか。うん。九州ってことでいうとね、二つ行きたいところがあるんだけどねえ。その一つが、ぶらばにさんがやってるcaféサンデイズシスコ。ここ見てごらん。美味しそうなハンバーガーでしょう。ねえ、行っていいかな。

 

ということで。今回、九州旅のメインが決まったわけです。Caféサンデイズシスコでハンバーガーを食べる。これです。

 

車を走らせていると、わりと見通しのいい場所、広めの駐車場に何台もオートバイが止まってます。見たことのあるイタリアの車もあります。そしてカフェ。これ、コンテナか。コンテナみたいだな。屋根付いてる!ウッドデッキがある!あー、これ脳内のシムシティでは付けてなかったわ。

 

Img_9667 中に入る。広々してます。コンテナなので幅はコンテナの幅なんですけど、組み合わせることで奥行きと広がりの両方を生み出しています。先客が数組。お昼前なのでまだ空いているみたいですね。しかし、キッチンの奥で男性が忙しそうに調理してます。声をかけるかかけないか、迷ったんですけどね。いやだけど、ここまで来たら、声かけないと後悔します。

 

ぶらばにさん、ぞうじるしです。ぶらばにさんの目がおぅっと開きます。一応認識されたみたいです。ああ、開店一周年(だいたい)のお祝いもなんもねえや、手ぶらだわ、と思いつつも、忙しそうなのでとりあえず席に着きます。テーブル席なんですが、奥さんと並んで座ります。なぜかってえと、並んで座ると窓が一面に広がって、見通しがいい。暑い日だったんですけどね。空が青くて、緑が濃くて。そりゃあ気分がいい。何を頼みましょうかかね。とりあえずやっぱりハンバーガーでしょう。メニューにはTwitterで見ていたセンスのいいハンバーガーが並んでいます。どれも食いたいですけどね。もうハンバーガーを二個食える歳ではありません。

 

Img_9659 Img_9661 8月限定販売中のローストイベリコ豚のバーガー1100円。食べてみたかったオニオンリングも付いている。ピクルス。ちゃんとしたやつです。イベリコ豚のロースト、脂が強い。旨味でもある。少し塩が強いけど、脂の甘味と合わさってバランスをとってます。で、これを受け止めるバンズがしっかりと、歯ごたえのある、がつんとしたやつで。合わせて頼んだメープルシナモンラテ。世の中にはこんなおしゃれなものが存在するのか、と。甘みがさっぱりとしてメープルの香りがほんのり。シナモンフレーバーが控えめに絡んできます。これはね、ハニーカフェオレを出している某大手コーヒーチェーンの某ドトールさんも勉強しに来い、というレベルです。

 

Img_9656 Img_9664 ただ敢えて言えば。奥さんが飲んでたおしゃれな瓶に入っていたようなおしゃれな瓶グラスに入れてほしかった。まあおっさんだから、かわいくなくてもいいですけどね。奥さんの頼んだ湧水ナスのイタリアンハンバーグも、肉の旨味に茄子の旨味が乗っかってくる感じで。ああ、これがぶらばにさんが作りたかったお店の味かあ、と。

 

窓を見ると、湧水町の緑と空が広がっています。ああ、いい店だなあ。いい店だ。また来たいなあ。今度はもう少し暇な時間に来て、ぶらばにさんと話をしたいなあ。と名残を惜しんでいましたら、ぶらばにさんからカフェアフォガードのサービスをいただきました。なんとありがたい。

 

次に鹿児島に来られるのは、いつになるか。でも、鹿児島に来たら、またcaféサンデイズシスコに来ます。私ももう歳だけど、ぶらばにさん、またおいしいハンバーガー、食べさせてくださいね。

2018年7月28日 (土)

ブログの時代は終わりつつあるのかもしれない

Img_9295 10年やってきたんですけどね。このごろ日々の発信欲求は、ほぼTwitterで賄えているみたいで、記事を作ってもそれをアップすることを怠っています。

 

えっとブログとかマジ長文勘弁なんでー。えっと長文とかってマジヤバくないですか。えっと、読むのだりぃ。

 

とかいうことなんですかねえ。あるいは老人性面倒くさがり症。あるいは人生に対する気力の喪失。終活的な。人生の納め時期にきてる、とか。そういうもんスかねえ。

 

Twitterのどなたかが書いてましたが、何か欲しいものの情報を探していても、このごろはブログが見つからない。あるいは、あったとしても質が下がっている、と。まあこのブログは質を求めてないんで、このブログの存在が今更ブログの質を下げているわけではありませんが、それはともかく、確かにブログ自体が減ってきているのでしょう。Mixiとかいうものもなんかそんな道筋をたどったらしいですわね。Mixiやったことがないので、どんなもんだかわからないんですけども。

 

はやりすたりがあるのが世の常。ブログという文化もそうなんでしょうね。と。

 

ブログの魅力って、個人が情報発信できるってことが最大ですよね。ネットが発達する前は個人の情報発信力って、ほぼないに等しかった。インターネットっていうものができてから、ホームページを作ろうってウェーブがありました。私もやりました。ホームページビルダーってソフト買って。自分のテーマを決めて、当時はホームシアターを作ろうってな感じのサイトでしたが。

 

これがね。ブームはほぼひと月で終わったと思いますな。ホームページって静的なんです。コンテンツをいったん形作ると、そうそういじれない。このページのこの絵からこっちにリンク貼って、なんてことをするのは楽しいんですが、完成すると、下手に手を入れると崩れるんですよね。日々更新なんてのにはむいてない。

 

そこでブログですよ。と。10年続けました。日々更新できる。しないけど。できないけど。まあでも、どんどんコンテンツを付け足していける。そこは魅力です。とはいえ、それなりに時間はかかります。記事を書く。この部分に、何時間かかかる。写真を集める。加工する。アップする。ちょっとした手間です。やっぱり日々更新とまではいかない。たいへんです。

 

そこなんですね。日々更新、というか刻々更新できるTwitter。その即時性。「これ買った!」、「これいい!」。更にブログと違い、反応が返ってくる。いいね、だったりRT(リツイート)だったり、コメントだったり。情報が足りない場合は、コメントで質問が寄せられたり、補足してもらったりすることで補完されていきます。なるほど。

 

情報発信としてだけでなく、受信も即時的にできる。うーん、なるほど。これはブログから離れる人、増えるわ。

 

ただね。情報の保管性というか整理性というか、そういう能力は皆無に等しいですよね。ここ10年の間に、あちこち旅行をしています。キャンプもしました。買い物もしました。こうしたものは、Twitterでつぶやいても、消えこそはしませんが、じゃあ後から見ることができるかってえと、とっても面倒くさい。その点、ブログは優秀です。

 

ぼかぁ記憶力が悪いので、いつどこに行ったとか、前に何を買ったとか、詳細は全然覚えてません。で、うちの奥さんに「あれ、どうだったっけ」って聞くんですけどね。奥さんが、ブログ見なさいよ、と言うわけです。で、確かにブログ見ると詳細な記録が残ってるわけですね。

 

ところがですね。今年の春ね、AACR(アルプス安曇野センチュリーライド)って自転車のイベントに出たんですが。この記事、書いてる途中で挫折しちゃったんですね。それから美ヶ原ヒルクライムの記事も書いてない。まあこれは、何度も書いたから目新しさがないってのもあるんですけど、それにしたってお初のAACR、記事にしてない。これ、たぶん私の人生の中から消去されてしまいます。記憶から抜け落ちてしまうんですよ、きっと。

 

そういう意味でね。やっぱりブログは残した方がいいなあ、と。思ってます。「使ったもののことだけ書く」ってタイトルからは離れちゃうかもしれませんが、しゃあねえです。

 

実は。似たようなものがもう一つありまして。これはもう完全に個人的なものになるんですけど、海外旅行のビデオを編集して残してます。編集して、タイトル入れて、トラジションいれて、キャプション付けて、音楽も入れて、BDのパッケージまで作る。一品ものなんです。で、制作にとんでもない時間がかかります。

 

でもね。ビデオって撮ったものをそのままにしておくと、見返さない。2時間の素材があっても、2時間かけて見ないですよ。やっぱり30分程度の、ちょっと見られるって時間にしておかないと、記念にも記憶にもならない。一生のうち、何回見るかってものなんで、しかもほかの誰かに見せるってわけでもないんで、コスパとしては最高に悪い。でもね。たぶんコスパだけじゃないんです。人生って。

 

てなことを考えつつ、ちょこっとブログを更新し、ビデオを編集するのでありましたよ。

2017年8月28日 (月)

広島からしまなみ海道を渡って四国を巡る⑦ 桃源郷祖谷の山里は日本の田舎をいろいろと考えさせられる

えーーと。まず大切なことを。前回、「次は香川だー!」って勢い込んで語りましたが、すみません。祖谷の山里は香川でなく徳島でした、ざろっくさんよりご指摘いただきました。申し訳ねえっす。頭の中の存在感が、讃岐うどんの方が古民家より大きかったんです。が。行ってみると意外と古民家も考えされられました。

20170811_144622_p1020115 20170811_144712_p1020117 ということで。田舎集落大歩危から更に20km、道は広くなったり狭くなったり。概ね狭くなっていきます。祖谷の山里はホテルのコテージとは違い、村の中の再生された古民家ですから、家と家の間が離れていますし、コテージのような立派な管理棟があるわけでもありません。宿泊の受付などをする管理棟は、廃校になった小学校です。


20170812_064402_p1020166 ここで受付を済ませると、スタッフが車で部屋まで先導します。と言っても、宿の中の移動を想像しちゃいけません。村の小学校からどっかのお家まで行く、ということですから、そこそこの距離はあります。それもかなりの急坂を上って行くんですが、これがところによっては片側崖、片側溝、しかも車一台が通れるギリギリの幅で。雪のある冬場はとてもじゃないですが、上りたくないです。そういうときはタクシー推奨だそうで。そりゃあそうだわと納得ですな。ちなみに、ここまで商店らしい佇まいを一切目にしておりません。あ、自販機が一台あったかな。急坂の手前。歩いたら20分くらいかかりそうな場所です。

20170811_151710_p1020126 急坂を上った先に、民家が何軒か、その中に茅葺きの民家が2軒あります。そのうちの1軒が今回宿泊する「雲外」というお家。元が民家なので、家の間取りはそれぞれ違います。雲外は4人まで宿泊できますが、中には8人も泊まれるお家もあるようで。雲外のお値段は食事無しで約3万円。うちの場合一人当たり15000円ですが、4人いれば8000円を少し切りますな。

雲外」は家が石垣の上に建っていて、その下の道路に車を停めます。ということは階段を上って家に入るわけです。15段かそこら、たいした階段ではありません。なんですけどね。ここまでの坂道、そしてこの階段。お年を召されたら暮らしづらいわなあ、と思います。このあと、荷物を宿にあげるのに何度か行き来をしましたが、やっぱりその程度でも面倒ですもん。そりゃあ、歳を取ったらもう少し便利なところに住みたいですわねえ。

 実は、と言うほどのことではありませんがね。私が生まれて幼少期を過ごしたところがまさにこんな山の中で。もう20年以上帰ってないので、そもそも今も集落があるかどうかさえ疑わしい。20年前に行ったときですら、お年寄りが数名残っているだけのような有様で。子供たちは近くのもう少し便利な村で仕事を見つけられた人はそこで、ほとんどは東京や大阪などに出て行ってしまった、と。

 そうなんですよね。昔、ここに住んでいたときは、母親が歯医者に行くにも三日がかりだった、と話してました。それも1日歩いて村まで出てバスで、そして列車に乗って医者のいる町まででかけなきゃならない。少しぐらい歯が痛くても、正露丸を咬んで我慢した、と話していましたからね。そんなことを思い出しました。

20170811_151848_p1020128 20170811_151902_p1020129 さて、15段の石段を上ると、雲外です。屋根は茅葺き、家の外壁は竹を割ったもので覆っています。これはちょっと違和感があります。昔の家はこんなことはしなかったですもんね。竹の外壁をのぞくと、下地は土壁になっています。これがもともとの外壁でしょうが、補修も維持も大変なんでしょう。それで竹を割って外壁に化粧したんですな。日本の古民家本来の姿を期待すると、ちょっと違和感がありますけど、維持を考えるとやむを得ないところです。かやぶき屋根の維持にもコストがかかりますし。

 入り口はナンバーキーで管理しています。カードやキーを預かるわけでないので、チェックアウトの時に管理棟に寄って鍵を返す手間がかかりません。ただ、ナンバーを忘れると入れなくなります。そりゃあ大変。と思いますけどね。実際こんな山の中、いちいち鍵をかける必要なんてありません。人がいないんですから。これは祖谷の山里に限りませんけどね、外部の人間がうろうろしてたら目立ってしょうがないのが田舎の集落です。町からの距離自体が防犯システムになっている、と言えるでしょう。

20170811_151939_p1020131 20170811_151943_p1020132 20170811_151913_p1020130 お家に入ります。外は古民家ですが、中は完全にリニューアルされてます。残っているのは柱と間取りくらいのもんじゃないですかね。昔土間だったり台所だったりしたところは、きれいで機能的なキッチンになってます。冷蔵庫、電子レンジ、IHレンジ、炊飯器に食器や調理器具が一揃い、それもとりあえず揃えた、ではなくてセンスのいいものがきちんと揃ってます。これはなんか使いたくなるなあ。けど、今回は食材はもっていません。ざんねん。

20170811_152926_p1020146 20170811_151951_p1020133 広いキッチンのすぐ横がリビングになります。リビングの中心には囲炉裏がありますが、今回は使いません。いやそもそも使えるのかどうか知りません。すまんです。部屋の南側は大きく開いて、谷を見下ろすようになっています。気持ちの良さそうな椅子も用意されていて、さあどうぞこちらでビールでもお飲みなさいと言われているような気がします。うん、だから仕方ないの。ビールはね。あ、でもあとでね。

20170811_152034_p1020135 20170811_152101_p1020137 20170811_152043_p1020136 リビングの反対側、キッチンを挟んで、小さな階段があり渡り廊下があります。ひょっとしたら昔はつながっていなかった離れになるのかもしれません。で。奥にまず広めのシャワーブース。そして更にお風呂。脱衣所の手前の戸棚の中には、洗濯乾燥機もあります。ひゃっほい、溜まった洗濯物、洗って帰ろうっと。あ、当然のことながら、室内は冷暖房完備。トイレもウォシュレットです。

20170811_152127_p1020140 ウォシュレット...。こういう山の中で水洗トイレって、どうやって実現してるんでしょう。まあそれを言えばお風呂やWiFiなんかもそうなんですけどね。そもそも下水道が来ているようなところではない。ごらんのとおり山の斜面のかなり上の方に建っている家です。水洗トイレがもともとついているような環境なら、ああ私だって住みたいですよ。

 検索してみました。ふむふむなるほど。浄化槽か...。あ、いかんいかん。調べ始めたらはまってしまった。ぜひ一度ご検索いただきたい。文明最高っ。

 まあ要するに、快適を実現するためには高いコストがかかるんだなあってことです。田舎暮らしはいいよねえ、こんな素敵なおうちがあれば田舎暮らしでも全然いいじゃん。って。まあつまり地獄の沙汰も金次第ってことね。逆を言えば、やっぱり歳をとって田舎で暮らすってのは、かなり大変なことです。

20170811_175608_p1020154 20170811_162949_p1020153 夜が更けてきましてね。晩御飯はあらかじめ頼んであったケータリングです。ケータリングと言ってもピザやチキンが届くわけではない。そもそもそんなお店は存在しません。ちかくにそば道場なるそば打ち体験ができる蕎麦屋さんがあって、そちらで作った昔からの郷土料理をいただきます。ちなみにお値段お一人様3200円。肉はねえです。お若い方は、やっぱりちょっとした食材を買ってきたほうがいいかもしれませんが、おじちゃんとおばちゃんにはこちらの方がいい。地元で売ってるすだち酎なるお酒と一緒にいただきます。

20170811_192941_p1020162 あ。テレビもありますよ。リビングの棚の中に隠れています。けど、せっかく静かな山の中に来たんですから、テレビは付けずに、だらだらと過ごすのがお勧めです。この日は少し雲がありましたが、それでもよく星が見えました、山の中、ぽつんぽつんと小さな明かりがついています。静かな山の中です。いいなあ。いつか田舎に戻ってきたいなあ。

 でも、やっぱりもう水洗トイレ&ウォシュレットのない生活は無理だなあ。こうして時々山の宿を訪れて、しっかりそこでお金を使う。3200円の夕食は高いですが、それが山で暮らす人々の生活を支える、経済を回すことになる。たぶんキャンプと同じで、こういうかかわり方をさせてもらうのが、いいんだろうなあ。

20170811_192920_p1020161 あ、晩御飯、あっさりはしてますけど、量はたっぷりあります。朝ご飯に残しておいて食べることができるくらいですな。朝ご飯をお買い求めになる場合、食材を買い足す場合はお気を付けください。

 夜も更けていきます。腹もいっぱいです。明日はいよいよ帰る日です。

 ということで駆け足。帰りは香川の高松空港から。というか香川うどん県に行かずしてなんの四国、みたいな思いはありますよね。実際、讃岐うどん、はまっていた時期もありました。最終日は朝からうどんを食いまくるぞ、と。

 えっとね。結論を先に言う。うどん旨いけど、もう若くないからそんなに際限なく食えるもんじゃない。さらに言えば、たぶんどこもそれなりに旨い。少しずつ方向性の違いはあるだろうけど。でも2杯食って、しかし更に3杯目を午前中に食う胃袋は残ってない。旨いんですよ。旨いんですけどね。

 ということで1店目。讃岐うどん第1位山越うどん、朝9時半に訪問。9時半だからね。なんとか入れるかしら。とんでもねえです。9時半の段階で1時間半以上待ちの行列。駐車場整理のおじさんが、「ここ美味しいですか」って聞かれて「美味しいですよ、とても。でも暑いから無理しないでくださいね」と言ってるのを聞いて、こう理解しました。「旨いのは旨い。けど暑さの中1時間半待って食べなくても、ほかのうどん屋も美味しいんですよ」と。

20170812_101302_p1020180_2 20170812_101630_p1020183 20170812_101336_p1020181 はい、山越うどん終了です。というわけで。はい。テーマは並ばなくてもちゃんとおいしい讃岐のうどん。それで改めての1軒目、中西うどん。おいしい。ほうほうアナゴ天ぷらがお安いです。

20170812_104505_p1020185 20170812_104739_p1020189 20170812_104715_p1020186 はい次。宮武うどん。麺がちょっとざらっとして手打ち感がある。武蔵野うどんに通じるものがありますね。が、そこは讃岐。澄んだお出汁が美しく美味しい。よし、次行くぞ。次。。あ、いやもう無理。3軒くらいは行けるかと思ったんですが、ちょっと無理。

 てかあのね。やっぱりね。讃岐うどんの経験値が低すぎて、その店その店の特徴を際立たせることができません。出汁の違いとか。色が薄くて甘めのいりこ出汁って共通点がばんって前に出てきて、細やかな違いが見えません。あえて言えば、中西うどんは讃岐うどんらしさがわかりやすく、山越うどんは素朴さが源流を感じさせる、ってのかな。そのくらい。でも中西うどんは「ひやひや」で食ってますし、山越うどんは「あつあつ」で食ってますから、そもそもベースが違う。そういう意味でも比較はできんのです。

 あ。でもね。やっぱりひとつ不満なのは、天ぷらが安いのはいいんだけど冷えてるのは、やっぱり残念。実はそこが東京ではなまるうどんがウケずに丸亀製麺がウケ続けている理由じゃないかと思うんですね。ただこれも文化の違いってあるのかもしれませんな。

20170812_151005_p1020192 最後、高松空港で最後の讃岐うどんを食おうかと思いましたが、やっぱり無理でした。代わりに高松空港にある出汁の出る蛇口から注いだ出汁を一杯いただきました。これで呉からしまなみ海道を渡り四国を回った旅は終わりであります。

 やっぱりね。日本ってすごいなあと思います。ちょっと離れただけでこれだけ風景が変わり、そして食べ物が変わる。海外の旅も異文化を味わうって意味では面白いですが、文化の差が大きすぎて気が付かないで見過ごしてるものもいっぱいあるのでしょうな。狭く深く分け入っていく日本の旅、面白いものであります。

 長くなりました。今度はたぶん自転車の話です。たぶんです。

2017年8月25日 (金)

広島からしまなみ海道を渡って四国を巡る⑥ 道後温泉侮りがたし 道後ややの朝食に感動する

さて。香川に移動する前に、「道後やや」の朝食に言及せねばならんのです。「道後やや」の朝食は、すごい。「道後やや」は小規模寄りの中規模ホテルであります。道後温泉にあるにも関わらず、大浴場はない。朝食をとれるダイニングはあるけど、レストランはない。

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ところがですね。この朝食ビュッフェが素晴らしい。まず見た目ですが、いい意味でキッチンのモデルルームみたいにすっきりしてます。そんなに広いわけではありません。が。棚に食器がずらっと並んでいる。普通はこういうことはしません。効率よく回すために、大皿小皿の違いはあっても同じ皿や器を重ねておいてあります。ここは砥部焼を使って形やテイストをある程度は揃えてはいるものの、自分の気に入った器を選べるようになっているんです。

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そして料理なんですが。よくソーセージやらスクランブルエッグやらハムやらが山積みになってますよね。スパゲッティサラダとか。ここでまず目につくのが野菜。少量ずつなんですが、いろんな野菜が並んでいます。野菜だけで25種類。しかもそれがありきたりの野菜じゃない。缶詰のコーンでお茶を濁しているんじゃないんです。地物の新鮮な野菜をカットして揃えている。ありきたりのサラダじゃない。果物も12種類。例えばスイカだけで品種を変えて4種類。小さくカットしているので少量ずつ食べ比べることができます。

 子供にゃわからんかもしれんし、野菜嫌いにはわからんだろうと思いますが、野菜好きにはこれはたまらんですよ。朝からね、脂ぎった安いくず肉で作ったソーセージを詰め込むんじゃなくて、新鮮なサラダ、丁寧に作られたお惣菜、例えば冬瓜とオクラの酢の物、だとか南瓜のそぼろ煮だとか。そういうレベルのお惣菜が選べます。

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朝ですからね、ジュースも飲みたいね。って言ったら、みかんマシーンと書かれたフレッシュジュースマシンが置いてあります。種類はよくわかんないですけど、甘夏なのかな。それを三つほど投入して目の前で絞る。このジュースもビュッフェなんですよぉ。

 確かに高級ホテル、シェラトンとかインターコンチネンタルとかの朝食ビュッフェは美味しいし、豪華。だけど、これデブの元だろ、というか、そこまで欲張って食うなよって感じがするくらいたくさんの料理が並んでますよね。それはそれで素敵なんですけど、毎朝朝食に3000円以上かけて、ほんのちょっとだけ食う、とかやってらんねえよ、的な感じはあるんですよ。好きなんですけどね。優雅な気分になれるから。まあでもそれはそんだけのお金を出すからであって、しかも優雅であるためには元を取ろうなんてびんぼくさいことを考えてはならず、つまりはウチのような小銭使いの過程においては、かなり背伸びしてるわけなんです。

 それに対して、道後ややの朝食。これはね。豊かな食事ですよ。早割を使えば、お一人様朝食付きで12000円程度。ランチビュッフェを2000円で提供してますから、朝食にも2000円くらいはやっぱりかかっているのかもしれません。2000円の朝食も安くはない。でもね。豊かさを維持しつつ、高級ホテルの、あの欧米人の方向けというんでしょうか、圧倒的な量は、やっぱり多いかな、と。つうかなんというか道後ややの朝食は、ええい要するにカワイーというやつですよこれは。それに食べて気持ちがよい、胸やけしない食べ物。これですよこれ。

 あ、ソーセージやハンバーグ、オムレツなどを食べたい場合は、オーダーすると焼きたてを持ってきてくれるシステムになっております。そのほか、このコンセプトでなぜこれを入れた、というものもあります。カレーです。そういいつつ少量とはいえつい手を出してしまいましたので、やはりカレーは強いということでありましょうか。

 道後温泉、侮りがたし。やはり古くから人気の温泉地。常に磨いていかなければ生き残れない、ということなのかしらとつぶやきつつ、道後を後にしたのであります。

 さて香川に向かいます。実はこれが今回の旅の隠された目的。古民家宿に泊まる。これです。最近はやりの古民家宿というのは、人が済まなくなった古民家を丸ごとリフォームして、一軒まるまるを宿として貸し出す。貸別荘みたいなものです。だだ貸別荘と違うのは、村の中にある昔ながらの家ですから、あたかも山村の一部となったような感覚が味わえます。

 さて、今回泊まることにしたのは、「桃源郷祖谷の山里」というところ。地図を見ても四国を貫く四国山地の真ん中にあると言ってもいい。かなりの山里であります。松山市からの移動で3時間ほどかかります。朝、ホテルで食事をしたら昼食は山の中。お店あるのかなあ。まあなきゃあないで、そこらで売ってるものを食えばいい。とりあえず向かいます。

 祖谷の山里、ウエブサイト見ると本当に周りになにもない山村らしいです。店がないので、食材は持ち込んで下さいね、お酒も売ってる店がないですよ、てなことを書いてあります。都会の人は、そうはいってもコンビニくらいあるんでしょう、とかスーパーに行けばいいじゃんとか、そう考えるでしょう。甘い。甘々です。田舎の人がなにもないと言う場合は、本当になにもない。お店という概念から変えなきゃいけないような小さなお店が一つ二つ。しかも、それすら夕方には閉まってしまう。日が暮れたら漆黒の闇、それが山の中。本当の田舎。

 映画「君の名は」の舞台となった田舎は、お祭りだったこともあって、人がたくさん描写されてましたが、あれは物語だからそうなんであって、ほんとの田舎は人がいない。中でも若者がいない。私はもともとが田舎の人間なので、店がないと言われたら、あらこれは一大事、と覚悟をして買い物をします。

 とはいえいつものキャンプと違って、クーラーボックスを持っているわけではないので、ビールや氷を持っていこうと思ったら、できるだけ近場で買いたい。祖谷村はともかく、そこに至るまでの国道32号沿い三好市大歩危(おおぼけ)という分岐点、ここ辺りにスーパーがあると聞きました。JR土讃線の駅もあるしね。ここなら何とかなるかな。

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はい、田舎を舐めてました。田舎人としての感覚を鈍らせておりました。長い都会の生活の中で、都会の色に染まってしまいました。申し訳ございません。ヨークマートもイオンもねえです。個人商店がスーパーの看板を掲げているだけで、それも谷間の立地にあるもんだから、そもそも駐車場もない。2台くらい置けるスペースはありましたけどね。しかもそこまでして入っても、ここビールはあっても氷とかないだろう、と。いや、宿に冷蔵庫はあるんですが、私は氷をたっぷり入れたレモンサワーが好きなんですよ、と。古民家で氷たっぷりのレモンサワーを飲みたいんです。

 ああ、ダメだ、店を探そう。と言っても、そもそも尋ねる人がいない。人が歩いてないから尋ねることすらできんのです。このまま祖谷の里方面に向かったとしたら、ますます山の中に入るわけですし、そもそも大歩危で買い物をした方が(まだ)いい、ということですから、要するになにもないわけですよ。

 さっきまで通っていた国道32号には、少なくとも1時間くらいの場所に店らしい店はありませんでした。となれば、国道32号を更に進んで、まだ見ぬ土地を探しましょう。三好市街まで行けばコンビニくらいあるでしょう。

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結論を言うと、市街まで行く必要はありませんでした。大歩危駅から2kmほど離れた32号線沿いでセブンイレブンを見つけました。ここ、どうやらラフティングやらの基地になってるらしく、モンベルのショップや徳島ラーメンの店などもあり、この辺りの雰囲気とは隔絶した施設であります。

 大歩危駅から1km程度のところに道の駅もありますが、こちらは日用品などはあまりないので、買い出しに行くならセブンイレブン、ただし肉や野菜はないので、大歩危のちびスーパーに行くしかないのかな。わからんです。とにかく、氷と酒を補充できたので一安心。祖谷の山里に向かいます。

 途中に「祖谷(いや)のかずら橋」という観光名所があります。かずらで作った吊り橋という、なんともそそられるものですが。怖がりなウチの奥様が渡れるとはとても思えません。しかし、その風情はとても味わいのあるもので、せっかく近くまで行くんだから渡らないわけにはいかない、とお決めになられているようです。ならば良し。行きましょう。でも渡れるのかしらねえ。

 祖谷のかずら橋は、祖谷村にあります。でね。大歩危からかずら橋までは、また一車線もないような細い道が続くのですが、かずら橋に近づいた辺りで、いきなり道が広くなります。で。かずら橋にはどっかのショッピングセンターのような大駐車場があります。何百台かは入れそうですな。うん?これだけの人が来る観光地。かずら橋にそれだけのキャパがあるのかしら。等と思いつつかずら橋に向かいましょう。

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ほうほうこれがかずら橋。かずら橋に並行して立派な橋があります。この橋を渡ってかずら橋の入り口に向かい、かずら橋を渡って戻ってくる。そういうコースですな。渓谷を渡るかずら橋、いい雰囲気です。それにしても観光客が多い。で、橋を見ると数十人が橋に乗っております。ちょっと待てよ、と。吊り橋だよなあ。吊り橋って、そんなに人数乗っても大丈夫なもんか。かずらだよ。植物のつたでかけられた吊り橋。せいぜい乗っても5人とか。この人数は尋常じゃねえ。これは。

 はい。想像通りです。ワイヤーで張られた橋です。芯に太いワイヤーを通し、それを囲むように葛で巻いてます。うーん、つまり観光名所ですわ。そりゃそうだわー。こんだけいろんな人が通る橋を葛で作るわけがない。保たない。危ない。脚元がすかすかして怖いっちゃ怖い。けども左右のガイド綱がとても強度が高く、揺れない。普通の吊り橋よりよほど強度を上げてます。

 

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まあでもね。吊り橋の下には吉野川支流の祖谷川が流れ、緑濃く、それは爽やかなわけですよ。何よりも安全であります。奥さまもねびびりながらも、周りでサンダルのお姉ちゃんが歩いてるのを見ながら、余裕を見せております。楽しいアトラクションであります。家族やカップルできゃっきゃうふふとするにはいい場所です。祖谷川に下りて川遊びをすることもできますが、油断すると急流に流されて死にます。田舎を舐めちゃいけません。

 さて。今夜の宿に向かいます。夏の旅の話、あと1回で終わります。

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